JP3109201U - 内視鏡の漏水検知装置 - Google Patents

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仁 長尾
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Abstract

【課題】漏水チェック中に調圧弁が故障しても内視鏡の内部圧力が規定値を超えた場合、エアポンプの駆動を停止して内視鏡に過大な圧力がかかるのを防止して内視鏡の破損を防止する。
【解決手段】内視鏡洗浄装置Aの洗浄槽aに貯えられた水中に内視鏡Bを浸漬し、該内視鏡内部にエアポンプ1からの圧力エアーを送り込んで内視鏡の破損をチェックする漏水検知装置において、上記圧力エアーの送気管路2に設けた調圧弁5の吐出側管路に圧力センサー6を配設し、該圧力センサー6の異常信号を入力した制御部7は、エアポンプ1の停止指令信号とブザー8の警報発生指令信号を出力するよう回路構成した。
【選択図】図1

Description

この考案は、内視鏡洗浄消毒装置に設置されている漏水検知装置の改良に関するものである。
周知の内視鏡洗浄消毒装置には、内視鏡外皮の破れやピンホール等の有無をチェックする検知機能が組み込まれている。その検知手段の一例として、内視鏡を洗浄消毒する前に洗浄槽に貯えられた水中へ内視鏡を浸漬し、当該内視鏡の漏水チェックポートとエアポンプからの圧力エアーを送気する送気管とを気密に接続して、内視鏡の内部管路へ圧力エアーを供給し、内視鏡から泡の発生が有るか否かで漏水(内視鏡への浸水)の有無を検出している。
そして、上記漏水チェック中において、内視鏡の内圧が規定値を超えることのないよう、上記圧力エアーの送気管路系にエアーの逃し手段、例えばオリフィスとか調圧弁を設けて内視鏡に過大な圧力が加わらないよう構成されている。
ところが、調圧弁が故障したり、もしくは調整不良だったり或はオリフィスの細径部に異物等が詰まったりして逃し機能を果たさない場合、駆動し続けるエアポンプによって内視鏡を膨出させて強度劣化を齎したり、場合によっては破損に至る事故が発生する。
特開平6−70877号公報
この考案は上述した点に鑑み、漏水チェック中における内視鏡の損傷事故を未然に且つ確実に防止する漏水検知装置を提供するものである。
前記課題を達成するため、本考案に係る内視鏡の漏水検知装置においては、内視鏡洗浄装置Aの洗浄槽aに貯えられた水中に内視鏡Bを浸漬し、該内視鏡内部にエアポンプ1からの圧力エアーを送り込んで内視鏡の破損をチェックする漏水検知装置において、上記圧力エアーの送気管路2に設けた調圧弁5の吐出側管路に圧力センサー6を配設し、該圧力センサー6の異常信号を入力した制御部7は、エアポンプ1の停止指令信号とブザー8の警報発生指令信号を出力するよう回路構成したことを特徴とする。
尚、前記制御部7は圧力センサー6からの信号を変換して内視鏡洗浄消毒装置Aの上面パネルに設けた表示部9にエア圧力値をデジタル表示する事を特徴とする。
この考案に係る内視鏡の漏水検知装置は上記のように構成されているため、内視鏡の内部に送り込まれるエアーの圧力調整手段が、故障その他の原因でたとえ作動しなくても、規定圧を超えた場合はエアポンプの駆動を停止させてしまうため、高価な内視鏡の破損事故が未然に防止できる。又、エアポンプの駆動停止と同時にブザーにより警告音を発するため、作業者は逸早く察知しその処理に迅速に対応することが可能となる。
尚、漏水チェック中内視鏡内部の圧力値が常時表示部によってデジタル表示されるため作業者は安心して作業することが出来る。
以下、本考案を付図実施例により説明する。符号Aは内視鏡洗浄消毒装置で、図はその上面部分を示し、Bは洗浄槽a内に巻回しセットされる内視鏡である。上記内視鏡洗浄消毒装置Aによる洗浄消毒の作業工程に入る前に行われる漏水チェック時は、洗浄槽aに貯えたれた水中内に上記内視鏡Bは水没されている。
又、1は内視鏡洗浄消毒装置Aに組み込まれるエアポンプで、該エアポンプによって圧送される圧力エアーは、送気管路2を通って前記洗浄槽aの上壁面に取り付けたカプラ3へ供給される。このカプラ3と内視鏡Bの漏水チェックポートの口金bとの間をコネクタ付の送気チューブ4で気密に接続して漏水チェック用の圧力エアーを内視鏡Bの内部管路へ送り込む。
本考案は、前記送気管路2の途中に調圧弁5を設けると共に該調圧弁5の吐出側の送気管路に圧力センサー6を設置する。調圧弁5の吐出側は内視鏡Bと直結している為、上記圧力センサー6は実際には内視鏡Bの内部圧力を検知しているに等しい。
上記圧力センサー6から発信される検知信号は、制御部7に入力される。当該制御部7は圧力センサー6から異常信号を受けるとエアポンプ1とブザー8に異常の出力信号を送信するよう回路構成されている。又、制御部7は圧力センサー6からの信号を変換して、内視鏡洗浄消毒装置Aの上面パネルに設けた表示部9にエアーの圧力値をデジタル表示する信号を常時発信するよう回路構成されている。
而して、前記調圧弁5が正常に動作していれば、該調圧弁5を介して規定値以上の圧力は自動的に外部に排出されるので、内視鏡Bは何等ダメージを受ける恐れはないが、本考案ではたとえ調圧弁5が故障したとしても、内視鏡管路内に送り込まれたエアーの圧力が規定値を超えると、圧力センサー6からの異常信号を受けて制御部7は、エアポンプ1の駆動を停止させる停止指令の信号を即座に発信してエアポンプを停止させる結果、高価な内視鏡の破損が未然に且つ確実に免れる。
又本考案は、上記エアポンプ駆動停止信号と同時にブザー8の警報発生指令信号を出力してブザー8を鳴奏させるため、作業者は離れた場所にいても異常を逸早く検知出来、その処理に迅速に対応できる。
又、作業者は、漏水チェック中内視鏡の内部圧力値を表示部7によって常時確認し得るため安心して作業することが出来る。
内視鏡の漏水チェックを行う場合に利用することが出来る。
図1は本考案に係る内視鏡の漏水検知検知を示す平面図である。
符号の説明
A 内視鏡洗浄消毒装置
a 洗浄槽
B 内視鏡
b 口金
1 エアポンプ
2 送気管路
5 調圧弁
6 圧力センサー
7 制御部
8 ブザー
9 表示部

Claims (2)

  1. 内視鏡洗浄消毒装置Aの洗浄槽aに貯えられた水中に内視鏡Bを浸漬し、該内視鏡内部にエアポンプ1からの圧力エアーを送り込んで内視鏡の破損をチェックする漏水検知装置において、上記圧力エアーの送気管路2に設けた調圧弁5の吐出側管路に圧力センサー6を配設し、該圧力センサー6の異常信号を入力した制御部7は、エアポンプ1の停止指令信号とブザー8の警報発生指令信号を出力するよう回路構成した事を特徴とする内視鏡の漏水検知装置。
  2. 上記制御部7は、圧力センサー6からの信号を変換して内視鏡洗浄消毒装置Aの上面パネルに設けた表示部9にエア圧力値をデジタル表示する事を特徴とした請求項1記載の内視鏡の漏水検知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009142490A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡用漏水検知装置
DE102016200754A1 (de) * 2016-01-20 2017-07-20 Olympus Winter & Ibe Gmbh Dichtigkeitsprüfsystem und Verfahren zum Betreiben eines Dichtigkeitsprüfsystems für chirurgische Instrumente

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