JP3108919U - 高速回転ドライブ対応型クリーニングディスク - Google Patents
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Abstract
【課題】 レンズ表面をスムースにクリーニングでき、確固として取り付けされる高速回転ドライブ対応型のクリーニングディスクを提供すること。
【解決手段】 ディスクの回転方向に一対の小孔を穿ち、ディスク上面より、柔軟な細毛群からなる糸状体の左右を小孔に挿通する。小孔より突出した糸状体の左右垂下部をディスク下面より所定の同一長さに設定し、ディスク上面に位置する糸状体の水平面を小片で仮接着し、小片の上面より、該小片よりも大形で裏面に接着剤を施した押え片によって固定する。
【選択図】 図3
【解決手段】 ディスクの回転方向に一対の小孔を穿ち、ディスク上面より、柔軟な細毛群からなる糸状体の左右を小孔に挿通する。小孔より突出した糸状体の左右垂下部をディスク下面より所定の同一長さに設定し、ディスク上面に位置する糸状体の水平面を小片で仮接着し、小片の上面より、該小片よりも大形で裏面に接着剤を施した押え片によって固定する。
【選択図】 図3
Description
本考案は、CD−ROM等の高速回転ドライブにも対応するクリーニングディスクに関する。
CD(コンパクトディスク)のピックアップレンズを清掃するために、レンズ表面に接触する、ブラシを取り付けたディスク型のクリーナーが種々提案されている。例えば実用新案登録第2546574号に記載された技術もその一つである。この技術はレンズ表面に付着したほこりがブラシによって払拭できるとしたものであり、主として音楽用CD向けの利用に供されている。ところで近時はCD以外にもCD−ROM、DVD−ROMといった高速回転するドライブの普及に伴ってそれらにふさわしい形のブラシの出現も見られる(例えば特許文献1参照)。
登録実用新案第3052969号公報
前記公報に開示された技術は、ディスクにあけた一対の小孔に門形の糸状物からなる清掃体を取り付け、清掃体の背部をテープ片で固定したものであって、ディスクが回転することで清掃体がピックアップレンズに触れてレンズ表面のほこりが吹き払われることを所期したものである。清掃体が一対の小孔から突出した糸状物のため、ブラシ型と異なってレンズへの接触面が少なく、したがっていたずらに信号を切断するといった懸念はないものゝ十分な清掃ができなかったり、糸状物の突出具合や構成素材によっては特に高速回転するCD−ROMのようなドライブでは頗る微妙に反応するために装置にも影響を与える恐れなしとしない。それゆえレンズへの接触度合は極めて重要であり、また回転する糸状物によって静電気の発生などがあることは極力回避しなければならない。
しかして上記技術は清掃体の背部にテープ片を直接接着するものであり、その場合テープ片を接着する前の清掃体は固定状態ではないため接着力のあるテープ片が触れると多少動いてディスクより垂下した門形糸状物の左右の突出長さが必ずしも同一とはならない恐れがあるのと、上面から見ると清掃体は一本の線となるのでテープ片が所期する位置に固定しにくいといった不具合がある。
本考案は上記した従来の事情に鑑みて、門形糸状体の左右が同一長さに突出してレンズ表面のほこりが確実に払拭でき、また糸状体の突出長さが適切に設定されているためCD−ROMなどの回転するドライブに適合してレンズの信号を切断したり回転に支障を生じることなくクリーニングがスムースにでき、更には糸状体を固定する押え片が所期する位置に確実に接着できるクリーニングディスクを提供しようとするものである。
そこで本考案は、ディスクの回転方向に一対の小孔を穿ち、ディスク上面より、柔軟な細毛群からなる糸状体の左右を前記一対の小孔に挿通するとともに、小孔より突出した糸状体の左右垂下部をディスク下面より夫々所定の同一長さに設定し、ディスク上面に位置する糸状体の水平面を接着剤付きの小片で仮接着し、しかして小片の上面より、小片よりも大形で裏面に接着剤を施した押え片によって固定することを技術手段とするもので、糸状体の左右垂下部の長さは2.5ミリ程度とすることが望ましい。
糸状体の左右垂下部を夫々所定長さ(好ましくは2.5ミリ程度)に突出したことで、ピックアップレンズへの接触が適切でレンズへの負荷がかかり過ぎる恐れがなく、したがってDVDやCD−ROMといった高速回転するドライブの場合であっても表面を傷つけたり光の信号を切断する不具合や、それにともないディスクの回転に支障を生じるといった懸念がなく、また糸状体の左右2か所の垂下部によってレンズが2度清掃されることで汚れや埃が十分に払拭される。
ディスク上面に位置する糸状体の水平面を、まず小片で仮接着することにより糸状体は不動状となってディスクにあけた小孔から突出した左右垂下部も同一長さを保ち、レンズへの接触度合が左右均等となるので常時正確なクリーニングができる。
仮接着後、小片の上面より押え片で糸状体を接着固定すると糸状体は2重に固定されるので、高速回転を繰り返しても糸状体がディスクより抜け出たり左右垂下部に長さの大小を生じる恐れがなく、また押え片を接着する際に小片が目印となるため押え片を正しい位置に体裁よく固定できる。
図1において1は高速回転するディスクであり、回転方向に一対の小孔2・2を穿っている。10は静電気を除去する繊維素材からなる柔軟な細毛群で構成した糸状体であり、糸状体10の左右は前記ディスク1の上面より小孔2・2に挿通するので全体が門形状となる。なお上記糸状体10には、日本蚕毛染色株式会社製のサンダーロン(商標)を使用している。
ディスク1の小孔2・2に挿通した糸状体10の左右はディスク1下面に突出して垂下部11・11となる。この垂下部11・11の長さLはディスク1の下面から2.5ミリ(±0.2ミリ)程度であることが好ましく、これ以上の長さであるとピックアップレンズ40との接触度合が大きくなるのでレンズ表面に負荷がかゝり過ぎる恐れがあり、またこれ以下の長さであると、レンズ40との接触が弱くなって十分な汚れ除去ができない懸念がある。すなわち2.5ミリの長さは通常のCDは勿論、CD−ROMやDVD等の高速回転するドライブにも対応できる適切な長さであることが確認できている。
図2において20は糸状体10の水平面をディスク1に仮接着するための透明な小片である。ディスク1の小孔2・2に挿通した糸状体10の左右垂下部11・11の突出長さは同一となるが、小孔2・2に挿通しただけでは位置づれする恐れがあるので、小片20で一旦仮接着する。小片20はテトロン製で裏面に接着剤を施してあり、糸状体10の水平面を覆うに相応しい楕円形状としてある。
図3において30は、小片20よりも大形の布製押え片で、裏面に施した接着剤で小片20の上面より、糸状体10の水平面を接着固定するものである。糸状体10は小片20であらかじめ仮接着してあり、したがってこの押え片30を小片20の上面にあてがってディスク1に接着することにより糸状体10は確固不動状となり、使用中に位置づれするような恐れはなく、左右の垂下部11・11は同じ突出長さを維持するのでクリーニングがスムースにできる。押え片30によって当然ながら小片20は外見されないので体裁がよく、また押え片30をディスク1の上面より接着するにあたって小片20が目印となるため所定の位置に確実に固定できる。
上記のように構成された本考案は、ディスク1の回転とともに糸状体10の左右垂下部11・11がピックアップレンズ40の表面に夫々接触して付着した埃を払うので、レンズ40は清浄に保たれて音声・画像の再生に乱れを生じることなく絶えず適切良好な状態での使用ができる。
しかして糸状体10、小片20は前記した素材に拘束されず、押え片30も、通常の布以外にも、例えば不織布、紙、合成樹脂のものなどを使用することができる。また一対の小孔2・2をディスク1に複数個所設けて複数本の糸状体10を取り付けることもでき、更に再生用だけでなく記録のできる装置にも本考案は妥当する。なお実施形態等で糸状体10の突出長さにつき2.5ミリ程度という具体的数値を示したが、本考案の目的効果を奏する範囲において今後の回転ドライブ装置に対応し、前記数値前後の値をも包含する。
1 ディスク
2 小孔
10 糸状体
11 垂下部
20 小片
30 押え片
40 ピックアップレンズ
2 小孔
10 糸状体
11 垂下部
20 小片
30 押え片
40 ピックアップレンズ
Claims (2)
- ディスクの回転方向に一対の小孔を穿ち、ディスク上面より、柔軟な細毛群からなる糸状体の左右を前記一対の小孔に挿通するとともに、小孔より突出した糸状体の左右垂下部をディスク下面より夫々所定の同一長さに設定し、ディスク上面に位置する糸状体の水平面を接着剤付きの小片で仮接着し、しかして小片の上面より、該小片よりも大形で裏面に接着剤を施した押え片によって固定することを特徴とする高速回転ドライブ対応型クリーニングディスク。
- ディスク下面に突出した糸状体の左右垂下部を、2.5ミリ程度の長さとした請求項1記載の高速回転ドライブ対応型クリーニングディスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004001500U JP3108919U (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | 高速回転ドライブ対応型クリーニングディスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004001500U JP3108919U (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | 高速回転ドライブ対応型クリーニングディスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3108919U true JP3108919U (ja) | 2005-04-28 |
Family
ID=43271579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004001500U Expired - Lifetime JP3108919U (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | 高速回転ドライブ対応型クリーニングディスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3108919U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0436112U (ja) * | 1990-07-24 | 1992-03-26 | ||
JPH0554810U (ja) * | 1991-12-25 | 1993-07-23 | 株式会社ニフコ | トリムクリップ |
-
2004
- 2004-02-25 JP JP2004001500U patent/JP3108919U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0436112U (ja) * | 1990-07-24 | 1992-03-26 | ||
JPH0554810U (ja) * | 1991-12-25 | 1993-07-23 | 株式会社ニフコ | トリムクリップ |
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