JP3108912B2 - 排水処理装置 - Google Patents

排水処理装置

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JP3108912B2 JP08262613A JP26261396A JP3108912B2 JP 3108912 B2 JP3108912 B2 JP 3108912B2 JP 08262613 A JP08262613 A JP 08262613A JP 26261396 A JP26261396 A JP 26261396A JP 3108912 B2 JP3108912 B2 JP 3108912B2
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  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水質汚濁防止技術
(公害防止技術)の分野に属するものであって排水処理
系の端末で用いられる排水処理装置を改良したものに関
する。
【0002】
【従来の技術】家庭排水(廃水)・工場排水(廃水)な
どは、BOD濃度・COD濃度・その他を基準レベル以
下にするための処理を受けた後に、下水道や河川を通じ
て湖沼とか海域とかへ放流される。
【0003】生活環境を悪化させる水関連ものとして、
水質汚濁ほかに地下水の枯渇化傾向がある。地下水を枯
渇させる一因は、都市とその近郊に密集する建築物や路
面舗装が雨水の地中浸透を妨げているからであり、他の
一因は、使用後の地下水を地中へ還流せずに河川などへ
流失させているからである。これによってもたらされる
環境への影響については、局地的ではあるが、地盤沈下
・地熱の調整不能・異常気象などを指摘することができ
る。一方、排水処理手段としては、少ない設備費で大き
な処理能力の得られるものが望まれている。
【0004】これらの対策としては、処理系の終端で排
水(廃水)を濾過して地中へ浸透させる方式の排水処理
装置が有効である。この排水処理装置によるときは、こ
れから地中へ浸透した排水が地下水として涵養されるの
で地下水の枯渇化傾向が改善される。装置自体にも、主
たる構成要素が濾床のみでよいという設備経済性があ
る。また、処理水に残留する有機窒素・有機燐の類が地
中の微生物で分解されたり地上植物に吸収されたりする
から、処理水が地中から染み出して河川などに流れ込ん
だとしても水質汚濁が起こりがたい。したがってこの排
水処理装置には、自然の浄化系(大地)に直結している
という点で大きな事後処理能力を期待することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した排水処理装置
の有用性は、水質汚濁防止と共に地下水の枯渇化傾向を
改善できるということである。しかしこれは、単に濾床
を利用するだけのものであるから、装置内において各種
微生物の繁殖を旺盛にして水質汚濁物質の分解処理能力
を高めるということが望めない。また、濾床が地中に埋
設されるというものであるから嫌気性雰囲気が支配的に
なり、これに適用することのできる濾材選択肢もせばま
る。その他、汚濁水の処理が濾床の一部でしか行なわれ
ないという点でも改善の余地が残されている。
【0006】〔発明の目的〕本発明はかかる技術的課題
に鑑み、微生物に依存した処理能力を高めたり、濾床の
広域活用により処理能力を高めたり、濾材の選択範囲を
広くしたりすることのできる排水処理装置を提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
排水処理装置は所期の目的を達成するために下記の課題
解決手段を特徴とする。すなわち本発明排水処理装置
は、地中に埋設された受槽と、地中にあって受槽上に建
て込まれた濾床筒と、濾床筒の壁を貫通して濾床筒内の
空間部に引き込まれた排水導入管とを備えているととも
に、通気孔を管壁に有して毛細管層を管壁外周面に有す
る通気管が濾床筒の壁中に介在されて通気管の上端が地
表側に開通してることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る排水処理装置は、
上記請求項1記載のものにおいて、上下方向に沿う二本
以上の通気管が周方向に間隔をおいて濾床筒の壁中に介
在されており、これら通気管が連絡管を介して相互に接
続されているものである。
【0009】本発明の請求項3に係る排水処理装置は、
上記請求項1または2記載のものにおいて、通気管の上
端面を塞ぐための蓋体として通気性のある蓋体と通気性
のない蓋体とを備えているものである。
【0010】〔作用〕本発明排水処理装置において、排
水導入管を流れる汚濁水は濾床筒の空間部より受槽内に
流れ落ちる。受槽内においては固形物・粗大微粒子・液
体などが比重差で分離し、固形物や粗大微粒子が沈降す
る。こうした比重分離作用は汚濁水が受槽内に流入した
ときに自然に生じる。受槽内に流れ込んだ汚濁水の量が
増してこれの水位が濾床筒側まで上昇すると、汚濁水は
濾床筒の壁を透過して地中に浸透拡散する。すなわち汚
濁水は、濾床筒を通過する間に汚濁物質を除去されたり
分解されたりしながら低汚濁レベルのものとなり、これ
が地中に浸透拡散する。
【0011】上述した排水処理のときには、通気管・通
気孔を通じて外部の空気が濾床筒の壁中に流れ込む。空
気の流れ込んだ部位では好気性菌が繁殖しやいために好
気性菌のコロニーが生じ、空気の流れ込みにくい部位で
は嫌気性菌が繁殖しやいために嫌気性菌のコロニーが生
じる。したがって濾床筒の壁を透過するときの汚濁水
は、濾床筒壁において旺盛に繁殖する複数種の微生物に
より汚濁物質を分解される。また、通気管から導入され
た空気が汚濁物質を酸化させたり汚濁水の一部を蒸発さ
せて湿気を拡散させたりする。一方、通気管の管壁外周
面にある毛細管層は、濾床筒側まで上昇した汚濁水位の
高低にかかわらず、汚濁水を毛管現象により吸い上げて
濾床筒の各部に行きわたらせるから濾床筒が広範囲に活
用される。ゆえに、これらの相乗効果として排水処理能
力が高まる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る排水処理装置の実施
形態を添付の図面に基づき説明する。
【0013】図1・図2において、11は縦穴、21は
受槽、31は濾床筒、36は濾床筒31の蓋体、41は
通気管、43は毛細管層、45は連絡管、46・47は
通気管41の蓋体、51は排水導入管、Gは地表をそれ
ぞれ示す。
【0014】縦穴11は、地表Gから地中に向けて深さ
8〜1m程度・直径0.5〜0.6m程度に掘り込み形
成されたものである。
【0015】受槽21は上面の開放された容器からな
る。受槽21たる容器としては、陶器製(セラミック
製)・コンクリート製・合成樹脂製・不銹性金属製・こ
れらの複合材製など任意材質のものを用いることができ
るが、耐食性の点では陶器製やコンクリート製や合成樹
脂製のものが望ましい。その一例として素焼陶器製の受
槽21が用いられる。
【0016】濾床筒31は、多孔構造の内筒部材32・
多孔構造の外筒部材33・濾材34などで構成されるも
のであり、これらで構成される濾床筒31内には空間部
35がある。内筒部材32や外筒部材33は合成樹脂・
不銹性金属またはこれらの複合材でつくられる。その代
表的一例として合成樹脂でつくられた網目構造の筒体が
内筒部材32や外筒部材33として用いられる。内筒部
材32・外筒部材33の形状も円筒形・多角筒形・円錐
筒形・角錐筒形・異形の筒形など任意である。図示例に
おいては内筒部材32として円錐筒形のものが採用され
ており、外筒部材33として円筒形のものが採用されて
いる。外筒部材33は、また、その底部が図示例のよう
に内側に向け折り曲げられている。内筒部材32と外筒
部材33との相対関係では、内筒部材32の高さが外筒
部材33のそれを上回り、外筒部材33の内径が内筒部
材32の最大外径を上回る。濾材34としては、天然の
無機材料・有機材料や合成系の無機材料・有機材料な
ど、この種の技術分野で公知ないし周知のものが用いら
れる。これの具体例としてゼオライト・砕石・砂利・活
性炭・シリカ・炭・石炭・植物繊維・合成繊維・木屑
(木粉)などをあげることができる。これらの材料から
任意に選択される濾材34は、合成樹脂製網袋や布製袋
のような通水性のある被包材に詰められて変形自在なブ
ロック形状をなしている。濾床筒31の蓋体36は、内
筒部材32の上端開口を開閉するためのものであり、こ
れは陶器・コンクリート・合成樹脂・不銹性金属など任
意の材料からなる。
【0017】通気管41は陶器・コンクリート・合成樹
脂・不銹性金属など、これらのうちから選択された材料
からなる。図3・図4に明示されているように、通気管
41は多数の通気孔42を管壁に有し、これら通気孔4
2が管壁の各所に点在する態様で分布している。通気管
41としては管壁全体が微小気孔を有する多孔管や管壁
全体が網目構造をなしている網目管なども採用すること
ができる。図1〜図4の毛細管層43とは、毛管現象を
生じる層のことである。毛細管層43は天然繊維・合成
繊維・これらの混合繊維などでつくられたものであり、
その態様は、織布であったり編布であったり不織布であ
ったりフェルトであったり網目布であったりする。この
ような毛細管層43は、帯状のものを通気管41の管壁
外周面に巻き付けたり筒状のものを通気管41に被せた
り、あるいは、シート状のものを通気管41の管壁外周
面に貼り付けたりすることで層状のものとなっており、
これが通気管41の管壁外周面を覆っている。毛細管層
43を通気管41の管壁外周面に保持するために接着剤
が用いられたり紐や帯のような締着部材が用いられたり
する。図3・図4に例示されているように、毛細管層4
3には通気管41の通気孔42と一致する箇所に孔44
を開けられていることが多い。連絡管45は二本以上の
通気管41を相互に連絡するためのものであり、これは
通気管41と同材質のものからなる。図示例での連絡管
45は通気孔や毛細管層のない通常のパイプであるが、
場合によっては通気管41と同様の通気孔や毛細管層が
連絡管45に設けられることもある。通気管41の両蓋
体46・47はそのいずれか一方が選択使用されるもの
である。一方の蓋体46は通気孔のある通気性タイプ、
他方の蓋体47は通気孔のない非通気性タイプである。
これら蓋体46・47も陶器・コンクリート・合成樹脂
・不銹性金属などのうちから選択された材料からなる。
【0018】排水導入管51は排水を流すための下水管
である。このような排水導入管51は、陶器・コンクリ
ート・合成樹脂・不銹性金属などのうちから選択された
周知材料からなる。
【0019】図1・図2に例示された排水処理装置は、
一例として下記のようにして組み立てられる。はじめは
受槽21が縦穴11内に設置され、つぎに濾床筒31が
受槽21上に建て込まれる。濾床筒31の建て込みに際
しては、内筒部材32の下端内周部が受槽21の上端外
周部に嵌め込まれたり、外筒部材33が内筒部材32の
外側に配置されて外筒部材33の下部折曲片が受槽21
の胴部外周面にあてがわれたりする。この段階で濾材3
4の充填空間が内筒部材32と外筒部材33との間に形
成されるが、該充填空間には濾材充填よりも先行して毛
細管層43付き通気管41が介在される。たとえば毛細
管層43付き通気管41が図示のごとき複数本(四本)
の場合には、上下方向に沿うこれら通気管41が周方向
に等しい間隔を保持して内筒部材32と外筒部材33と
の間に介在され、かつ、外筒部材33の下部折曲片を貫
通した各二本の通気管41の下端部が、連絡管45を介
してそれぞれ接続される。その後、濾材34が内筒部材
32と外筒部材33との間に充填されていく。濾材34
が一定の高さのところまで充填されたときには、外筒部
材33側から内筒部材32側へとこれらを貫通するよう
に排水導入管51が引き込まれるので、排水導入管51
の先端が空間部35内に介入する。こうした後は、内筒
部材32と外筒部材33との残部空間に濾材34が充填
されたり、外筒部材33の上端を上回るところにまで濾
材34が積み上げられたりする。以下は蓋体36が内筒
部材32の上端面に被されたり、蓋体46または47が
各通気管41の上端面に被されたりする。かくて濾床筒
31を主体にした排水処理装置の組み立てが完了する。
図1・図2から理解できるように、この排水処理装置の
場合は排水導入管51が濾床筒31の壁を貫通して空間
部35に引き込まれており、毛細管層43付きの各通気
管41が濾床筒31の壁中に介在されてこれら各管の上
端が地表G側まで達している。また各通気管41につい
ては、濾床筒31の壁の中に介在している部分に各通気
孔42が分布している。
【0020】図1・図2に例示された排水処理装置は図
示しない排水処理系の端末にあり、排水導入管51を介
してその排水処理系に接続されているものである。当該
排水処理装置の排水導入管51を間欠的または連続的に
流れる一次処理後または数次処理後の汚濁水は、濾床筒
31の空間部35において受槽21内に流れ落ちる。受
槽21内においては既述のとおり、固形物・粗大微粒子
・液体などが比重差で分離し、固形物や粗大微粒子が沈
降する。こうして水溜めしている受槽21の水位が該槽
の上端を越えるようになると、汚濁水は濾床筒31の空
間部35で一時的に滞留しながら濾床筒31の壁を透過
して地中に浸透拡散する。すなわち汚濁水は、濾床筒3
1を通過する間に汚濁物質を除去されたり分解されたり
しながら低汚濁レベルのものとなる。
【0021】かかる排水処理のときには、一例として、
地表側→通気性のある蓋体46→通気管41→通気孔4
2→毛細管層43(孔44)→濾床筒31のように空気
が流れ込む。濾床筒31において、空気の行きわたりや
すい場所(孔42・44の付近)では好気性菌が繁殖し
やいために好気性菌のコロニーが生じ、空気の流れ込み
にくい場所では嫌気性菌が繁殖しやいために嫌気性菌の
コロニーが生じる。したがって上記のごとく濾床筒31
の壁を透過する汚濁水は、濾床筒壁において旺盛に繁殖
するこれら微生物により汚濁物質を分解される。通気管
41は、また、これを介して導入した空気により汚濁物
質を曝気酸化したり汚濁水の一部を蒸発させて湿気を濾
床筒31の壁中へ拡散させる。一方、通気管41の管壁
外周面にある毛細管層43は、既述のとおり、濾床筒3
1側まで上昇した汚濁水の水位が低い場合でも、汚濁水
を毛管現象により吸い上げて濾床筒31の各部に行きわ
たらせ、濾床筒31を広域活用させる。さらに連絡管4
5は、各二本ごとの通気管41について大気との循環系
を形成し、各通気管41相互にわたる空気の流通性を高
めるものとなる。
【0022】上記において、濾床筒31を好気性の強い
雰囲気にするときには通気管41の上端を通気性のある
蓋体46で閉じ、濾床筒31を嫌気性の強い雰囲気にす
るときには通気管41の上端を通気性のない蓋体47で
閉じる。さらに、一方の蓋体46の施される通気管41
と他方の蓋体47の施される通気管41との比率を調整
したりもする。これは濾床筒31における菌の繁殖種・
繁殖量に変化が生じるということである。したがって各
種の処理条件に応じ、微生物種の特性を活かした汚濁物
質の分解処理が可能になる。なお長期にわたる排水処理
のために汚泥等が受槽21内に溜った場合には、蓋体3
6を外してここから汚泥等を取り出し、これを別の手段
で処理する。このような汚泥処理は適当な期間を定めて
定期的に行なえばよい。
【0023】本発明に係る排水処理装置において、毛細
管層43を付された通気管41は一本のみでも足りる
が、装置の機能や能力を高めたりする上では、通気管4
1の本数をできるだけ多くするのがよい。また全体的な
外形が筒形であって格子状・籠目状に交差した通気管と
か、螺旋形の通気管とかも採用することができる。図示
例の通気管41に輪形や円弧形の通気管が組み合わされ
ているものも採用することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る排水処理装置は下記1〜5
のような効果を有する。
【0025】〔効果1〕本発明装置においては、通気管
から取り込まれる空気が地中濾床筒の壁の中に流れ込
む。このような場合には、空気の流れ込んだ所で好気性
菌が繁殖し、空気の流れ込みにくい所で嫌気性菌が繁殖
するから、地中へ浸透拡散していく過程で濾床筒の壁を
透過する汚濁水は、濾床筒壁中で繁殖する複数種の微生
物により汚濁物質を分解される。したがって微生物に依
存した排水処理能力が高まる。それに導入空気が汚濁物
質を酸化させたり汚濁水の一部を蒸発させて湿気を拡散
させたりもするから、この点でも排水処理能力が高ま
る。
【0026】〔効果2〕本発明装置において、通気管の
上端に被される蓋体を通気性のあるもの・通気性のない
もののように取り替えて濾床筒の壁中へ導入する空気の
量を調節する場合には、濾床筒における好気性菌・嫌気
性菌の繁殖量が相対的に変化する。したがって、処理条
件に応じて特定の菌種を多く繁殖させ、その微生物種の
特性を活かして汚濁物質を効率よく分解処理することが
できる。
【0027】〔効果3〕本発明装置においては、上端が
地表側に開通している複数の通気管連絡管を介して相互
に接続されたりする。このような場合には、これら通気
系統の各管と大気との循環系が形成されるので各通気管
相互にわたる空気の流通性が高まる。
【0028】〔効果4〕本発明装置においては、汚濁水
を毛管現象で吸い上げることのできる毛細管層が通気管
の管壁外周面にある。この毛細管層は、濾床筒側まで上
昇した汚濁水の水位が低い場合でもこれを毛管現象によ
り吸い上げて濾床筒の各部に行きわたらせるという濾床
筒の広域活用を確立させる。したがって濾床筒の広域活
用によっても排水処理能力が高まる。
【0029】〔効果5〕本発明装置においては、汚濁水
を積極的に濾床筒の各部に行きわたらせることのできる
毛細管層があるために、このような役割を濾床筒自身に
多く求めなくてよい。これは濾材に要求される条件が緩
和されて濾材の選択範囲が広がるということである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施形態を略示した切り欠き正
面図である。
【図2】図1に略示した本発明装置の横断面図である。
【図3】本発明装置における通気管の一例を示した正面
図である。
【図4】図3に例示した通気管の縦断面図である。
【符号の説明】
11 縦穴 21 受槽 31 濾床筒 32 内筒部材 33 外筒部材 34 濾材 35 空間部 36 濾床筒の蓋体 41 通気管 42 通気孔 43 毛細管層 45 連絡管 46 通気管の蓋体 47 通気管の蓋体 51 排水導入管 G 地表

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設された受槽と、地中にあって
    受槽上に建て込まれた濾床筒と、濾床筒の壁を貫通して
    濾床筒内の空間部に引き込まれた排水導入管とを備えて
    いるとともに、通気孔を管壁に有して毛細管層を管壁外
    周面に有する通気管が濾床筒の壁中に介在されて通気管
    の上端が地表側に開通してることを特徴とする排水処理
    装置。
  2. 【請求項2】 上下方向に沿う二本以上の通気管が周方
    向に間隔をおいて濾床筒の壁中に介在されており、これ
    ら通気管が連絡管を介して相互に接続されている請求項
    1記載の排水処理装置。
  3. 【請求項3】 通気管の上端面を塞ぐための蓋体として
    通気性のある蓋体と通気性のない蓋体とを備えている請
    求項1または2記載の排水処理装置。
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