JP3108785B2 - プリンター - Google Patents

プリンター

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JP3108785B2
JP3108785B2 JP04051603A JP5160392A JP3108785B2 JP 3108785 B2 JP3108785 B2 JP 3108785B2 JP 04051603 A JP04051603 A JP 04051603A JP 5160392 A JP5160392 A JP 5160392A JP 3108785 B2 JP3108785 B2 JP 3108785B2
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浩 石田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンターに関する。特
に、そのベースフレームとサイドフレームとをねじを一
切用いずに組み立てることにより、組立工数および部品
点数の削減を図ったプリンターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンターにおいては、ベースフ
レームと、このベースフレーム上に立設され、プラテン
等を支持するためのサイドフレームとは、ねじ止めによ
って組み立てられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のプリン
ターでは、ベースフレームとサイドフレームとを、ねじ
止めによって組み立てていたので、組み立て工数が多く
なり、また部品点数も多くなるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、このような問題を解決
し、組立工数および部品点数の削減を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するために、ベースフレームと、ベー
スフレーム上に立設される2つ以上のサイドフレーム
と、サイドフレームおよびベースフレームに結合される
連結フレームとを備えたプリンターにおいて、ベースフ
レームには、サイドフレーム用係合穴と連結フレーム用
係合穴とを設け、サイドフレームには、ベースフレーム
上のサイドフレーム用係合穴と係合するベースフレーム
用係合突起と、連結フレーム上の係合穴と係合する連結
フレーム用係合突起と、固定爪とを設け、連結フレーム
には、ベースフレーム上の連結フレーム用係合穴と係合
する係合突起と、サイドフレーム上の連結フレーム用係
合突起と係合する係合穴と、係合穴が連結フレーム用係
合突起と係合した状態のもとで固定爪と係合する固定穴
とを設け、サイドフレームをベースフレームに取付けた
上で、連結フレームをベースフレームとサイドフレーム
とに装着することにより、これらの各フレームを相互に
位置決め固定するようにしたものである。
【0006】なお、これらのフレームにおける係合穴と
係合突起との関係は、逆であっても技術的には等価であ
る。特許請求の範囲の記載において、「係合穴」の代わ
りに「係合穴または係合突起」という表現を、また「係
合突起」の代わりに「係合突起または係合穴」という表
現を用いると著しく煩雑になるのでこれを避けた。
【0007】
【作用】本発明のプリンターは、上記の構成となってい
るので、ベースフレームとサイドフレームとが係合穴と
係合突起とを係合させるだけで組み立てられ、さらに連
結フレームをベースフレームとサイドフレームとに取り
付けることにより、これらのフレームが固定される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0009】先ず、フレームの基本的な構造について、
図1(a)(b)を参照して説明する。
【0010】同図において、10はベースフレーム、2
0,30はベースフレーム10上に立設されるサイドフ
レーム、40はこれらサイドフレーム20,30および
ベースフレーム10と連結される連結フレームである。
【0011】ベースフレーム10にはサイドフレーム用
係合穴12、12、13、13と、連結フレーム用係合
穴14、14とが設けられていて、図1(a)に示した
ように、サイドフレーム用係合穴12、13は、矢印Y
方向一側に小穴部12b、13bを備えた大穴12a、
13aとして形成され、また、連結フレーム用係合穴1
4は、図1(b)に示したように、矢印X方向一側に小
穴部14bを備えた大穴14aとして形成されている。
【0012】サイドフレーム20,30にはベースフレ
ームに設けられたサイドフレーム用係合穴12,12,
13,13と係合するベースフレーム用係合突起21,
21,31,31(21のみ図示)と、連結フレーム用
係合突起22,32とが設けられ、一方のサイドフレー
ム30には固定爪33が設けられている。これらの係合
突起は、それぞれ図(c)に示すように、大部21aと
小部21bとからなり、大部21aは前記大穴部12a
より小さくかつ小穴12bより大きく形成され、小部2
1bは小穴12bより小さく形成されている。
【0013】連結フレーム40には、ベースフレーム1
0に設けた連結フレーム用係合穴14、14と係合する
係合突起41、41と、サイドフレーム20、30に設
けた連結フレーム用係合突起22、32と係合する係合
穴42、42と、この係合穴42、42が連結フレーム
用係合突起22、32と係合したときにサイドフレーム
30上の固定爪33と係合する固定穴43とが設けられ
ていて、連結フレーム40上の係合穴42は、ベースフ
レーム10上の係合穴12、13と同様に,反矢印X方
向一側に小穴部42bを備えた大穴42aとして形成さ
れている。
【0014】これらのフレームは、先ず、図(a)に
示したように、サイドフレーム20の係合突起21,2
1の大部21a,21aをベースフレームのサイドフレ
ーム用係合穴12,12の大穴12a,12aに挿入し
矢印Y方向にスライドさせる。これにより、大部21
aはサイドフレーム用係合穴12の小穴部12bに移行
してサイドフレーム20ベースフレーム10に取り付
られ、同様に、他方のサイドフレーム30もベースフ
レーム10に取り付けられる。
【0015】次いで、図(b)に示したように、連結
フレームの係合突起41,41をベースフレーム10の
連結フレーム用係合穴14,14の大穴部14a,14
aに挿入すると、サイドフレーム20,30の連結フレ
ーム用係合突起22,32連結フレームの係合穴4
2,42の大穴部42a,42aに挿通される。
【0016】その後、連結フレーム40を矢印X方向に
スライドさせると、連結フレームの係合突起41,41
とベースフレーム10の連結フレーム用係合穴14,1
4の小穴部14a,14aとが係合するとともに、サイ
ドフレーム20,30の連結フレーム用係合突起22,
32と連結フレームの係合穴42,42の小穴部42
b,42bとが係合し、さらに、サイドフレーム30の
固定爪33と連結フレームの固定穴43とが係合して、
全てのフレームがX方向、Y方向ともに固定される。
【0017】このようなフレーム構造によれば、ベース
フレーム10とサイドフレーム20,30とが係合穴と
係合突起とを係合させるだけで組み立てられ、さらに連
結フレーム40をベースフレーム10とサイドフレーム
20,30とに取り付けることにより、これらのフレー
ムが固定されるので、組立工数および部品点数が削減さ
れる。
【0018】また、連結フレーム40を用いたことによ
り、サイドフレーム20,30のX方向への揺れが防止
され、強固な構造が得られる。
【0019】次に、以上のような基本構造を採用したプ
リンターの具体例について図2〜7を参照して説明す
る。
【0020】図2はプリンターの上ケースを分離した状
態を示す外観斜視図、図3は断面図、図4はベースフレ
ーム10の一部とサイドフレーム20とを示す斜視図、
図5はベースフレーム10の一部とサイドフレーム30
とを示す斜視図、図6はサイドフレーム30の側面図、
図7は主として連結フレーム40を示す斜視図である。
なお、これらの図において、先に図1を参照して説明し
た部分に相当する部分には同一の符号が付してある。
【0021】このプリンターのフレーム構造は、前述し
た基本構造に対して、いくつかの特徴を有しているの
で、主としてその特徴について説明する。
【0022】<特徴1>図6に示すように、プラスチッ
ク製サイドフレーム30の底部には、仮固定用の爪34
が形成されている。また、これと対応して金属製ベース
フレーム10には、図5に示すように仮固定用の穴15
が形成されている。このような構成により、サイドフレ
ーム30の係合突起31,31をベースフレームのサイ
ドフレーム用係合穴13,13に挿入し、矢印Y方向に
スライドさせてサイドフレーム30をベースフレーム1
0に取り付けると、仮固定用の爪34が仮固定用の穴1
5と係合し、連結フレーム40による固定がなされるま
での仮固定がなされる。なお、、サイドフレーム20も
同様な構成となっている。図4にベースフレーム10の
仮固定用の穴15を示す。
【0023】<特徴2>図7に示すように、金属製の連
結フレーム40には、左側の係合穴42が設けらておら
ず、代わりに、左側先端部が差込み用突起44となって
いる。これと対応して、サイドフレーム20には、係合
突起22に代えて、差込み用突起44と密に嵌まり合う
差込み用穴24が形成されている。このような構成によ
り、連結フレーム40がより確実に固定される。
【0024】<特徴3>連結フレーム40には、図3に
示すように、キャリッジ50に搭載されるインクリボン
の巻取り機構を作動させる歯車51と噛み合うラック4
5が形成されている。上述したように、連結フレーム4
0は確実に固定されているので、歯車51との噛み合い
精度は十分に確保される。また、連結フレーム40は、
図2,3に示すように、プリンターの機構部Aと電気部
Bとを隔絶する仕切板としての役割も果たしている。さ
らに、連結フレーム40は、主として図3に示すよう
に、ベースフレーム10の前面屈曲部16とともに電気
部Bのシールド板としての役割も果たしている。このた
め、ベースフレーム10と連結フレーム40との導通を
確保すべく、ベースフレーム10には、図7にも示すよ
うに上方に附勢された舌片17が形成されている。なお
ベースフレーム10はアースに接続される。
【0025】<特徴4>図4、図7に示すように、サイ
ドフレーム20の底部には、キャリッジ50を駆動する
タイミングベルト52のガイド25が一体的に形成され
ている。
【0026】以上このプリンターのフレーム構造におけ
る特徴について説明したが、他の部分についても簡単に
説明する。
【0027】53はキャリッジ50のガイドシャフト、
54はキャリッジモータである。60は印字ヘッド、6
1はプラテン、62は紙送り用モータ、63は給紙カセ
ット、64は給紙ローラ、65は給紙経路、66は排紙
通路、67は排紙ローラ、68は排紙口、69はスタッ
カ、70は印字後の用紙を大きく逆送するため逆送経路
である。71はプリンターを縦て使用する場合の手差し
ガイドである。
【0028】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ベー
スフレームとサイドフレームのぞれぞれの係合穴係合
突起係合させるだけで、ベースフレーム上にサイドフ
レームを一体的に組み立てることができ、さらに、連結
フレームの係合突起と係合穴をそれぞれベースフレーム
上の係合穴とサイドフレーム上の係合突起に係合させる
ことによって、これらのフレームの全てを固定すること
ができて、組立工数および部品点数を大巾に削減するこ
とができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンターの一実施例を示す図
で、(a)(b)はいずれもフレームの基本的構造を示
す斜視図、(c)は部分正面図である。
【図2】同上基本構造を採用したプリンターの具体例を
示す図で、上ケースを分離した状態の外観斜視図。
【図3】同じく断面図。
【図4】同じく部分斜視図。
【図5】同じく部分斜視図。
【図6】同じくサイドフレームの側面図。
【図7】同じく、主として連結フレームを示す図で、
(a)は分解斜視図、(b)(c)はそれぞれ部分斜視
図である。
【符号の説明】
10 ベースフレーム 12 サイドフレーム用係合穴 13 サイドフレーム用係合穴 14 連結フレーム用係合穴 20 サイドフレーム 21 ベースフレーム用係合突起 22 連結フレーム用係合突起 30 サイドフレーム 32 連結フレーム用係合突起 33 固定爪 40 連結フレーム 41 係合突起 42 係合穴 43 固定穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−209966(JP,A) 特開 平4−337103(JP,A) 特開 平4−204857(JP,A) 特開 昭63−210402(JP,A) 特開 昭59−15558(JP,A) 特開 平1−275174(JP,A) 実開 平4−128858(JP,U) 実開 平4−6059(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 29/02 G03G 15/00 550 H05K 7/18 H05K 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフレームと、該ベースフレーム上
    に立設される2つ以上のサイドフレームと、該サイドフ
    レームおよび前記ベースフレームに結合される連結フレ
    ームとを備えたプリンターにおいて、 前記ベースフレームには、サイドフレーム用係合穴と連
    結フレーム用係合穴とを設け、 前記サイドフレームには、前記ベースフレーム上のサイ
    ドフレーム用係合穴と係合するベースフレーム用係合突
    起と、前記連結フレーム上の係合穴と係合する連結フレ
    ーム用係合突起と、固定爪とを設け、 前記連結フレームには、前記ベースフレーム上の連結フ
    レーム用係合穴と係合する係合突起と、前記サイドフレ
    ーム上の連結フレーム用係合突起と係合する係合穴と、
    該係合穴が前記連結フレーム用係合突起と係合した状態
    のもとで前記固定爪と係合する固定穴とを設け、 前記サイドフレームを前記ベースフレームに取付けた上
    で、前記連結フレームを前記ベースフレームと前記サイ
    ドフレームとに装着することにより、これらの各フレー
    ムを相互に位置決め固定するようにしたことを特徴とす
    るプリンター。
  2. 【請求項2】 前記ベースフレーム上のサイドフレーム
    用係合穴と連結フレーム用係合穴及び前記連結フレーム
    上の係合穴のそれぞれの一側に、前記サイドフレーム及
    び前記連結フレームを一方に変位させた状態のもとで前
    記サイドフレーム上のベースフレーム用係合突起及び前
    連結フレーム上の係合突起を係止する小穴部を連設し
    たことを特徴とする請求項1記載のプリンター。
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