JP3108766U - チップの剥離装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】保持シートを間に挟んで平行段差を有する一対の剥離エッジを設け、保持シートの2枚のカバーシートを段差をもって互いに相反する方向に急角度で折り曲げつつ移動させて、一方のカバーシートが取り出そうとするチップから完全に剥離した後、他方のカバーシートが該チップから徐々に剥離するように構成したチップ取出しの補助装置であって、一対の剥離エッジと、保持シートの送出し機構と、カバーシートを係止する一対のクランプと、クランプ移動機構と、その移動制御機構とを備えたチップの剥離装置。
【選択図】図1
Description
重ね合わされた2枚のカバーシートの間の粘着面に多数のチップを配列・貼着させたチップの保持シートからチップを取り出す際に用いる剥離装置であって、
この保持シートを挟んで、ともに該シートの送出し方向と直角に配置され、その相互間に所定高さの平行段差を有する一対の剥離エッジと、
保持シートを把持して、その送出し方向にテンションを掛けつつ前記剥離エッジの間に送り出す保持シートの送出し機構と、
保持シートの送出し方向下流側の非粘着部の2枚のカバーシートの各一端をそれぞれに係止固定する一対のクランプと、
保持シートの送出し方向と直交しかつ前記剥離エッジ面を含む平面上又はその近傍において、該エッジと直角な方向に、前記一対のクランプを相反する方向に互いに同じ速度で前後進させるクランプ移動機構と、
該クランプの移動速度及び/又は位置を任意のパターンに制御しうる移動制御機構とを備え、
前記剥離エッジ部において、保持シートの2枚のカバーシートを段差をもって互いに相反する方向に急角度で折り曲げて、一方のカバーシートが取り出そうとするチップから完全に剥離した後、他方のカバーシートが該チップから剥離するように構成したことを特徴とするものである。
本考案者らの知見によれば、一対の剥離エッジの間隔は、保持シートの厚みの1.2〜2.0倍程度であることが望ましく、かつ両エッジの段差は、チップの送出し方向長さの0.5〜1.5倍程度であることが望ましい。保持シートの厚みやチップの大きさは、使用目的によって異なるが、上記のように一対の剥離エッジの間隔及び/又は段差を可変にする機構を設けておけば、如何なる保持シートにも対応して、両剥離エッジ相互の好適な設定条件を確保することができる。
このように構成することにより、クランプにカバーシートを係止する際には、2枚のカバーシートの係止孔を一対の突起又はフックに係止すればよく、その作業が簡単になる。また、過度の力でシートを破断させないかぎり、確実に係止状態を維持することができる。さらにこのクランプは、構造がきわめて簡単で安価に製作することができるという特長を有している。
また、本考案のチップの剥離装置は、操作性が良くかつ簡単な構成で安価に製作し得るという特長を有している。
保持シート1が剥離エッジ7a,7bの方に送り出される際には、押えロール9は逆回転しないため、固定状態である。しかし、カバーシート3a,3bが、クランプ11の牽引力により引き出されるため、保持シート1はロール表面を送出し方向に摺動し、ロール表面の摩擦力で、保持シート1には、送出し方向に所定のテンションが作用する。
なお、本実施例では、図1に見られるように、ボールねじ16を回転させるクランプ移動用ハンドル13は、左右両側に付いている。しかし、いずれか一方のハンドルで、ボールねじ16が回転するようになっており、左右いずれの手でも操作できるようにしたものである。
(1)保持シートの送出し機構:手動のハンドルで一方向のみに回転する押えロールを用い、このロールの表面を弾性材料で被覆して、クランプの牽引力に抗するロール表面の摩擦力で、保持シートに一定のテンションをかけつつ、送り出されるように構成していること
(2)クランプの把持機構:カバーシートに設けた係止孔とクランプの円柱状フックにより、簡便かつ確実にカバーシートがクランプに係止されるようにしていること
(3)クランプの移動機構:ボールねじとスプラインシャフトにより、クランプのスムーズな移動を可能にするとともに、ばね21(図3参照)をクッションにすることにより、カバーシートに過度の力が作用するのを防止していること
(4)移動制御機構:手動のハンドルで、作業者の意のままにクランプを移動できるようにしていること
2 チップ
3a,3b カバーシート
4 非粘着部
5 チップの突部
6 基台
7a,7b 剥離エッジ
8 保持シートの送出し機構
9 押えロール
10 ロール回転用ハンドル
11 クランプ
12 クランプ移動機構
13 クランプ移動用ハンドル
14 押えロールの支持機構
15 フック
16 ボールねじ
17 スプラインシャフト
18 移動ブロック
19 駆動プレート
20 支持部材
21 ばね
22 引張調節ねじ
23 スペーサー
Claims (4)
- 重ね合わされた2枚のカバーシートの間の粘着面に多数のチップを配列・貼着させたチップの保持シートからチップを取り出す際に用いる剥離装置であって、
前記保持シートを挟んで、ともにそのエッジ面が該シートの送出し方向と直角に配置され、その相互間に所定高さの平行段差を有する一対の剥離エッジと、
前記保持シートを把持して、その送出し方向にテンションを掛けつつ前記剥離エッジの間に送り出す保持シートの送出し機構と、
前記保持シートの送出し方向下流側の非粘着部の2枚のカバーシートの各一端をそれぞれに係止固定する一対のクランプと、
前記保持シートの送出し方向と直交しかつ前記剥離エッジ面を含む平面上又はその近傍において、該エッジと直角な方向に、前記一対のクランプを相反する方向に互いに同じ速度で前後進させるクランプ移動機構と、
該クランプの移動速度及び/又は位置を任意のパターンに制御しうる移動制御機構とを備え、
前記剥離エッジ部において、前記保持シートの2枚のカバーシートを段差をもって互いに相反する方向に急角度で折り曲げて、一方のカバーシートが取り出そうとするチップから完全に剥離した後、他方のカバーシートが該チップから剥離するように構成したことを特徴とするチップの剥離装置。 - 前記送出し機構として、送出しと反対方向にのみ回転可能で、その表面が所定の摩擦係数を有する弾性材料で構成された一対の押えロールを用い、前記保持シートの把持時には、該押えロールを回転させて該シートの位置決めを行ない、該シートの送出し時には、該押えロールを固定状態として前記クランプの牽引力により該シートが該ロール表面を送出し方向に摺動するようにし、かつその摩擦力で該シートの送出し方向に所定のテンションが作用するように構成したことを特徴とする請求項1記載のチップの剥離装置。
- 前記一対の剥離エッジの間隔及び/又は段差を可変にする機構を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のチップの剥離装置。
- 前記保持シートの送出し方向下流側の非粘着部の2枚のカバーシートの先端中央付近にそれぞれ係止孔を設けるととともに、前記クランプに該係止孔と係合する一対の突起又はフックを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のチップの剥離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006720U JP3108766U (ja) | 2004-11-16 | 2004-11-16 | チップの剥離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006720U JP3108766U (ja) | 2004-11-16 | 2004-11-16 | チップの剥離装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3108766U true JP3108766U (ja) | 2005-04-28 |
Family
ID=43271432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004006720U Expired - Lifetime JP3108766U (ja) | 2004-11-16 | 2004-11-16 | チップの剥離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3108766U (ja) |
-
2004
- 2004-11-16 JP JP2004006720U patent/JP3108766U/ja not_active Expired - Lifetime
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