JP3108406U - 高所作業用安全ベルトのストラップ巻取り器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フレーム1と、フレームに取付けられて回転軸2のまわりに回転可能なストラップ巻取りドラム3と、ストラップ出入口4を備える。ストラップ巻取りドラムは常時ストラップ巻取り方向に弾性付勢される。ストラップ巻取りドラムにラチェット歯車6、7が設けられる。ストラップ出入口近傍にストッパー8が設けられる。ストッパー8は、ストラップ巻取り方向に回転するラチェット歯6a、7aに係合してその回転を阻止する作動位置と、ラチェット歯車の回転軌道から待避する非作動位置をとる。ストッパーは、バネ11によって常時非作動位置に向けて付勢される。非作動位置にあるストッパーは、ストラップ出入口から一定の角度範囲でのびるストラップに押圧され、バネによる弾性付勢力に抗して作動位置をとる。
【選択図】図3
Description
また、好ましくは、前記作動位置にある前記ストッパーの操作部が前記高所作業用安全ベルトの装着者の手の指で押圧されることにより、前記ストッパーの係合爪と前記ラチェット歯車との係合が解除され、前記ストッパーが前記非作動位置をとり得るようになっている。
さらに好ましくは、前記ラチェット歯車は、前記ストラップ巻取りドラムの少なくとも一方の端面の外周に設けられている。
さらには、従来のストラップ巻取り器においては、万一巻取り停止モードのまま胴ベルトより下方向にストラップを引出した状態で装着者が墜落した場合、墜落距離が長くなるが、本考案によれば、胴ベルより下方向にストラップを引出したときには、常時、ストッパーが非作動位置にあって、自動巻取りモードにあるようにすることで、緊急ロック機構の効果を十分に発揮させることができる。
こうして、本発明によれば、ストラップ巻取り時の使い勝手が良く、かつ着用者墜落時の安全性を十分に確保することができるストラップ巻取り器を提供することができる。
また、ストラップ巻取りドラム3の両端はフランジ状に形成され、フランジはラチェット歯車6、7として形成されている。一対のラチェット歯車6、7は、それぞれ、ストラップ巻取りドラム3がストラップ巻取り方向に回転する際に、後述するストッパーに係合し得るラチェット歯6a、7aを備えている。
そして、ストラップ出入口4から一定の角度範囲でのびるストラップ10によってストッパー8の操作部8bが押されることにより、ストッパー8が弦巻バネ11の弾性付勢力に抗して支軸9のまわりに揺動して、係合爪8aの先端がストラップ巻取り方向に回転するストラップ巻取りドラム3のラチェット歯6a、7aに係合する作動位置をとるようになっている。
この実施例では、ストラップ巻取り器は、ストラップ出入口4が水平方向を向くようにして、高所作業用安全ベルトの胴ベルトに連結される。
1a、1b 側板
1c 連結板
2 回転軸
3 ストラップ巻取りドラム
4 ストラップ出入口
5a、5b 棒体
6、7 ラチェット歯車
6a、7a ラチェット歯
8 ストッパー
8a 係合爪
8b 操作部
9 支軸
10 ストラップ
11 弦巻バネ
12 連結金具
Claims (4)
- 先端にフックを有するストラップを備えた高所作業用安全ベルトのストラップ巻取り器であって、
間隔をあけて対置された一対の側板、および前記一対の側板の両側部の少なくとも一方を互いに連結する連結部材からなる、実質上ロ字状またはコ字状断面を有するフレームと、
前記フレームの内側空間内に配置され、前記一対の側板の間に取付けられて回転軸のまわりに回転可能とされたストラップ巻取りドラムと、
前記フレームに設けられ、前記ストラップ巻取りドラムの外周面に対向して配置されたストラップ出入口と、を備え、前記ストラップ出入口は、前記ストラップ出入口から引き出されたストラップの内側に位置する内側端縁、および外側に位置する外側端縁を有しており、さらに、
前記ストラップ巻取りドラムの回転軸に嵌め込まれ、一端が前記回転軸に、他端が前記フレームに固定されて、前記ストラップ巻取りドラムを常時ストラップ巻取り方向に弾性付勢する渦巻きバネと、
前記ストラップ巻取りドラムの少なくとも一方の端面に設けられたラチェット歯車と、
前記フレームの内側空間における前記ストラップ出入口の近傍に設けられ、前記ラチェット歯車の回転軌道内に進入して、ストラップ巻取り方向に回転する前記ストラップ巻取りドラムのラチェット歯に係合してその回転を阻止する作動位置と、前記ラチェット歯車の回転軌道から待避する非作動位置とをとるストッパーと、
前記ストッパーおよび前記フレームの間に配置され、前記ストッパーを常時非作動位置に向かって弾性付勢するバネと、
高所作業用安全ベルトの胴ベルトに連結するための連結金具と、を備え、
前記非作動位置にある前記ストッパーは、前記ストラップ出入口から一定の角度範囲でのびるストラップに押圧されることによって、前記バネによる弾性付勢力に抗して前記作動位置をとるようになっていることを特徴とするストラップ巻取り器。 - 前記ストッパーは、実質上L字形に折り曲げられた板状部材からなり、前記ストラップ出入口の前記内側端縁側において、前記フレームの一対の側板の間にストラップ引出し方向に開いた状態で取付けられて前記板状部材の幅方向にのびる支軸のまわりに揺動可能とされていて、前記支軸から前記フレームの内側空間内にのびる係合爪、および前記支軸から前記ストラップ出入口を通って外向きにのびる操作部を有し、前記係合爪および前記フレームの間に前記バネが配置され、前記ストッパーは、常時、前記係合爪が前記ラチェット歯車の回転軌道から待避する前記非作動位置をとるようになっており、前記ストラップ出入口から一定の角度範囲でのびるストラップによって前記ストッパーの操作部が押されることにより、前記ストッパーが前記バネの弾性付勢力に抗して前記支軸のまわりに揺動し、前記係合爪が前記ラチェット歯車の回転軌道内に進入して、その先端がストラップ巻取り方向に回転する前記ストラップ巻取りドラムのラチェット歯に係合する前記作動位置をとるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のストラップ巻取り器。
- 前記作動位置にある前記ストッパーの操作部が前記高所作業用安全ベルトの装着者の手の指で押圧されることにより、前記ストッパーの係合爪と前記ラチェット歯車との係合が解除され、前記ストッパーが前記非作動位置をとり得るようになっていることを特徴とする請求項2に記載のストラップ巻取り器。
- 前記ラチェット歯車は、前記ストラップ巻取りドラムの少なくとも一方の端面の外周に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のストラップ巻取り器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006278U JP3108406U (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | 高所作業用安全ベルトのストラップ巻取り器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006278U JP3108406U (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | 高所作業用安全ベルトのストラップ巻取り器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3108406U true JP3108406U (ja) | 2005-04-14 |
Family
ID=43271083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004006278U Expired - Lifetime JP3108406U (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | 高所作業用安全ベルトのストラップ巻取り器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3108406U (ja) |
-
2004
- 2004-10-26 JP JP2004006278U patent/JP3108406U/ja not_active Expired - Lifetime
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