JP3108327B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP3108327B2
JP3108327B2 JP07126655A JP12665595A JP3108327B2 JP 3108327 B2 JP3108327 B2 JP 3108327B2 JP 07126655 A JP07126655 A JP 07126655A JP 12665595 A JP12665595 A JP 12665595A JP 3108327 B2 JP3108327 B2 JP 3108327B2
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実 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スライド扉により加
熱室の前面開口を開閉する加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上下スライド扉を備え、モータ駆
動にて前記扉を上下に摺動させることによって加熱室の
開閉を行う加熱調理器においては、モータへ加わる扉の
重量を軽減し、扉の摺動がスムーズに動作するように、
バネ等の付勢手段によって扉に対し摺動方向へ付勢力を
与える構成としたものがある。例えば、図1に示す加熱
調理器においては、加熱室1の両側壁2に扉3を上下に
案内する案内部材4が設けられてあり、この案内部材4
に扉3が摺動自在に嵌合してある。前記扉3の下端近傍
にはワイヤ5の一端が固定され、このワイヤ5は前記加
熱室1の開口6の上方に回転自在に設けられたローラ7
に掛設されてあり、ワイヤ5の他端はアーム8に固定さ
れ、このアーム8を介してモータ9の回転駆動力が伝達
され、扉3が上下スライドされるように構成されてい
る。そして、前記アーム8と加熱調理器本体の底面10
との間にはコイルバネ11が張設されてあり、前記アー
ム8を下方向へ付勢することによって前記扉3を上方向
へ付勢し、前記扉3が開口6を閉じた状態の時、即ち下
限位置の時、前記コイルバネ11が最も伸びた状態とな
り、前記扉3が前記開口6を開いた時、即ち上限位置の
時、最も収縮した状態となるように構成され、前記コイ
ルバネ11の収縮力が常に前記扉3の重力を上回るよう
に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな扉の場合、扉を開く時はコイルバネの収縮力に助け
られて扉の重量が軽減され、モータへの負担は少なくな
るものの、扉を閉じる時には扉が下降し始めると前記コ
イルバネは伸長され、モータは、前記コイルバネの収縮
力に抗して扉を摺動させることになり、扉開時に比べ、
扉閉時のモータへの負荷が非常に大きくなる問題があっ
た。
【0004】一方、上述の従来技術とは逆に、コイルバ
ネによって前記扉を下方向へ付勢し、扉が下限位置の
時、コイルバネが最も収縮した状態となるように構成さ
れた加熱調理器においては、扉を閉じる時には前記コイ
ルバネの付勢力に助けられることで、モータへの負荷は
少なくなるが、扉を開く時にはバネの収縮力と扉の重力
に抗して扉を摺動させなけらばならず、今度は扉開時の
モータへの負荷が大きくなるという問題を有していた。
【0005】この発明は上記の事情に鑑みて行ったもの
で、スライド扉の開閉時のモータへの負担を軽減し、扉
の摺動動作のスムーズな加熱調理器を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では、被調理物
を収納する加熱室を備えた本体と、前記加熱室に形成さ
れた前方開口と、前記本体に装着され上下方向へ摺動す
ることで前記開口を開閉する扉と、前記本体に設置され
たモータと、前記本体に設けられ、その中間を支点に上
下に揺動自在に軸着され、揺動により前記扉を上下にス
ライドさせ、それによって加熱室を開閉させるアーム
と、このアームの一端部と前記モータとを動力伝達可能
に係合させ、これによって前記アームを揺動させる伝達
部材とからなる加熱調理器において、前記アームと前記
本体と間に張設され、前記扉を前記アームを介して上方
向へ付勢すると共に、前記扉のスライド位置の上限と下
限の略中間位置にて、前記扉の荷重と釣り合うように構
成された弾性部材を備えられてなる構成とした。
【0007】
【作用】上記構成からなる、本願発明によれば、扉のス
ライド位置の上限と下限の略中間位置にて、扉の重量と
釣り合うように構成された弾性部材を設けたので、扉を
スライドさせる時のモータへの負荷が軽減されるととも
に、扉のスライド位置の前記中間位置を境に、下限方向
へスライドすると付勢手段による上方向の付勢力が加わ
り、また、上限方向へスライドすると扉の重量が加わる
ようになる。これによって、モータへ加わる力が扉閉時
及び扉開時どちらも同一となる。
【0008】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づき、この発明を
説明する。尚、従来の技術で説明した調理器の構成部品
と同じ機能を有する部品は同一の番号を付し、その説明
は省略する。図2はこの発明の一実施例を示す高周波加
熱調理器の全体の構成を示す斜視図、図3はその縦断面
図であり、図3は扉の閉鎖状態を、図4は扉の開放途中
(半開)状態を、図5は扉の開放状態をそれぞれ示す。
【0009】まず、図2において、高周波加熱調理器
は、前方へ開口する加熱室1、前面操作パネル12及び
加熱源としてのマグネトロン等を具備した本体14と、
この本体に装着され上下にスライドすることにより前記
加熱室1を開閉する扉3とを備えている。次に図3にお
いて、15は伝達手段となるディスクであり、前記扉3
は、モータ9の駆動力を主としてこのディスク15と、
アーム8と、ワイヤ5を介して伝達される。即ち、前記
ディスク15は前記モータ9の駆動軸から回転力を受
け、前記アーム8の一端を揺動させ、このアーム8の揺
動力が前記ワイヤ5を介して前記扉3に伝えられる。
尚、16は前記ディスク15に立設されたピンである。
【0010】次に、前記アーム8は、支軸17に回動可
能に支持され、一端部には前記ピン16にスライド自在
に係合する鉤状片18を有し、この鉤状片18は長片と
短片とで構成されている。そして、前記アーム8の他端
部は前記ワイヤ5に連結されている。19はガイド板2
1に形成された弧状スリット20にスライド自在に係合
する係合片、11は前記調理器本体底面10と前記アー
ム8に張設された弾性部材となるコイルバネ、7は前記
ワイヤ5のローラ、21は高圧トランス、13はマグネ
トロンである。
【0011】そして、前記コイルバネ11は、前記アー
ム8のワイヤ側端部8aが下限位置の時、最も収縮さ
れ、前記端部8aが上限位置にある時、最も伸長するよ
うに構成され、前記アーム8は、前記コイルバネ11に
よって常に下方向へ付勢力を受けるように構成されてい
る。
【0012】そして、前記アーム8の揺動位置が図4に
示すように略中間の位置に来たとき即ち、前記扉3が半
開状態の時、前記コイルバネ11が前記アーム8を下向
きに引張する付勢力と前記扉3の自重による下向きの重
力が前記アーム8及び前記ワイヤ5を介して釣り合うよ
うに構成されている。
【0013】以上の構成を備えた高周波加熱調理器は、
モータ9を作動させ、それによってディスク15を回動
させると、ディスク15のピン16及びこのピン16に
係合する鉤状片18を介して図4のごとくアーム8が矢
印のごとし回動し、ワイヤ5を介して扉3を上方へスラ
イドさせ、それによって扉3を開放させ、図5のごとく
扉3を全開放できる。
【0014】この時、モータ9へ加わる負荷は、前記扉
3の閉鎖状態から半開状態(図3から図4)までは、前
記コイルバネ11によって前記扉3が上向きに付勢され
ることで、前記扉3の重力が打ち消され、前記モータ9
への負荷はかからない。そして、前記扉3の半開状態か
ら開放状態(図4から図5)までは、前記コイルバネ1
1による扉3の上向きの付勢力が移動距離に比例して減
少し、それによって、前記扉3の重力が前記モータ9へ
加わるようになる。
【0015】次に、上記扉を開放状態から閉鎖状態にさ
せる場合について説明する。この場合、前記モータ9を
前記ディスク15が逆回転をするように作動させ、これ
によって前記アーム8及びワイヤ5を介して前記扉3を
下方へスライドさせ、前記開口6の閉鎖動作が行われ
る。
【0016】この時、前記扉3の開放状態から半開状態
(図5から図4)までは、前記コイルバネ11の前記扉
3への上向きの付勢力に対して前記扉3の自重による重
力が勝っている為、前記モータ11への負荷は加わらな
い。そして、半開状態から閉鎖状態(図4から図3)ま
では、前記扉3の重力に抗する前記コイルバネ11によ
る上向きの付勢力が負荷としてモータ9へ加わる。
【0017】以上のように、本発明によれば、扉の開放
行程時及び閉鎖行程時それぞれ各行程の半行程のみモー
タへの負荷が加わるようになり、また、その負荷量も従
来の加熱調理器のようにどちらか一行程のみ付勢力を加
えるものに比べて少なくて済むようになる。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、扉のスライド位置の
上限と下限の略中間位置にて、扉の重量と釣り合うよう
に構成された弾性部材を設けたので、扉のスライド位置
の中間位置を境に、下限方向へスライドすると付勢手段
による上方向の付勢力が加わり、また、上限方向へスラ
イドすると扉の重量が加わるようになる。これによっ
て、モータへ加わる力が扉閉時及び扉開時どちらも同一
となり、扉をスライドさせる時のモータへの負荷が軽減
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の加熱調理器を示す横断面図
【図2】この発明の加熱調理器の斜視図
【図3】この発明の扉の閉じた状態を説明する内部構成
【図4】この発明の扉の半開状態を説明する内部構成図
【図5】この発明の扉の開いた状態を説明する内部構成
【符号の説明】
1 加熱室 3 扉 6 開口 8 アーム 9 モータ 11 弾性部材 14 本体 15 伝達部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被調理物を収納する加熱室を備えた本体
    と、前記加熱室に形成された前方開口と、前記本体に装
    着され上下方向へ摺動することで前記開口を開閉する扉
    と、前記本体に設置されたモータと、前記本体に設けら
    れ、その中間を支点に上下に揺動自在に軸着され、揺動
    により前記扉を上下にスライドさせ、それによって加熱
    室を開閉させるアームと、このアームの一端部と前記モ
    ータとを動力伝達可能に係合させ、これによって前記ア
    ームを揺動させる伝達部材とからなる加熱調理器におい
    て、前記アームと前記本体と間に張設され、前記扉を前
    記アームを介して上方向へ付勢すると共に、前記扉のス
    ライド位置の上限と下限の略中間位置にて、前記扉の荷
    重と釣り合うように構成された弾性部材を備えたことを
    特徴とする加熱調理器。
JP07126655A 1995-05-25 1995-05-25 加熱調理器 Expired - Fee Related JP3108327B2 (ja)

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