JP3107955U - 作業台 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回転作業盤の作業物体を容易に所定量傾斜させる作業台を提供すること。
【解決手段】 球体2aによって基台1に対して作業盤3を傾斜させて作業盤3上の作業物を容易に傾斜させられる構造とした。
【選択図】 図1

Description

本考案は回転作業台の作業性改善構造に関する。
従来の回転作業台にあっては回転する台と台上の作業物体との間に楔を挿入するなどして、作業物体を傾斜させるようにしていた。
回転作業台の上に載置された作業物体の角度を変えて作業する毎に楔を挿入するために作業が面倒であった。
課題を解決する為の手段
請求項1記載の考案にあっては、地上に載置される基台に対して一端が揺動自在に支持された支承体の他端に回転可能に作業盤を設け、該作業盤を複数の傾斜位置にて前記基台に対して固定する保持装置を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の考案にあっては、請求項1記載の基台を、調整装置を備えた基板と該基板に対して回転可能に支承された基体とから構成したことを特徴とする
考案の効果
請求項1記載の考案にあっては、作業盤を円周方向に回転させ所定の位置で止めて保持装置によって固定し、その位置で作業盤を下方に押して作業盤全体を傾斜させ作業物体を傾斜させることが出来る。
請求項2記載の考案にあっては、基体を基板に対して回転させることによって作業盤を傾斜させた状態のままで回転させることとなり作業台の全ての円周方向から傾斜状態の作業物体を視認あるいは観賞することが出来る。
基板上にキャップを固設した基台を球体を介して回転可能とし、この基台上に揺動自在な支承体、支持蓋及び揺動を固定する為のフリクションボルトを設けこの支承体の先端部に鋼球を介して回転可能とした作業盤を設置する。支承体と基台に固設されたキャップにスプリングリテーナーを夫々固設しその間に引張バネを張設する。尚、基板に取付けられたキャスターにより作業台は容易に移動可能。
図1は本考案の作業台の正面の断面図である。
図1において、1は基台で外周側4箇所に板厚方向に貫通して設けられたボルト1aによって地面や床面(請求項記載の地上に対応する)に対して水平調整が可能な基板1bと、該基板1b上に回転可能に支持された基体1cからなっている。
前記基板1bの上面には基板シート1dが貼着され、前記基体1cは該基板シート1dを介して基板1b上に支持される。また、中心部にはこれら基板1b、基板シート1dを貫通する中心孔1eが設けられている。さらに基板1bの下面にはキャスター1fが4個所設けられている。
前記基体1cの中心部下面には前記中心孔1eに同心に対峙して凹部1gが設けられ、キャップ1hが基板1c側から中心孔1eを貫通して1gに嵌め合いし、ボルト1jにて基体1cに固設されている。かくして基体1cは基板1bに対して回転可能に支持される。
尚、1kは基体1cの回転止めのボルトである。
また前記基体1cの外周部下面には周方向8箇所の円弧状の収容溝1mが形成されており、各収容溝1mには数個の鋼球1nが収容され該鋼球1nを介して基体1cは前記基板シート1d上に支持される。
尚、11は溝の磨耗を防止する為の鋼板である。
但し、収容溝は8箇所より多くても少なく設けても構わない。
前記基体1cの上部には支持蓋1pがボルト1qにて固設され、その中心部の貫通孔の内周面は上向きに開の球面座1rが形成されている。さらに球面座1rより上部には外周からフリクションボルト1sが周方向3箇所に螺合されている。
尚、1tは前記支持蓋1pの開口部を覆うカバーである。
2は支承体で、該支承体2は基台1の球面座1rに揺動自在に支持された球体2a及び該球体2aの上部から突出し先端部にフランジ2bとを備えた支軸2cと、該フランジ2bに中心部がボルト2dにて固定された支持盤2eとからなる。
該支持盤2eの外周部上面には前記基体1cと同様に収容溝2fが形成され鋼球2gが収容されている。また外周面には環状の切欠き凹部2hが形成される。
3は作業盤で下面が前記鋼球2gを介して支持盤2e上に支持され、内周面が支持盤2eの外周面に嵌め合い支持されるアルミ製の円盤3aと、該アルミ円盤3a上に貼着された塩化ビニール製のシート3bとからなる。
尚、33は溝の磨耗を防止する為の鋼板である。
前記円盤3aの外周からは前記支持盤2eの切欠き凹部2hに臨む位置に保持ボルト3cが設けられている。尚、3dは水準器である。
前記球体2aの下端部と前記キャップ1hの底面には相対峙して自動調心可能なスプリングリテーナー4が固設されその間に引張バネ5が張設されている。
作業物体、例えば盆栽を作業盤3上に載置し整形手入れ作業をするとき、盆栽を異なる方向から、見ながら全体を整形していく。
本実施例にあっては、作業盤3を滑らかに回転させる鋼球2gは円周方向に分断された円弧状の収容溝2f内に収容されている為適当な回転抵抗を受け、所望の回転位置に容易に移動させられる。
作業盤3を所望の位置で止めたら、保持ボルト3cをねじ込み先端部を切欠き凹部2h内に嵌入させて固定する。
次に、作業盤3を所定量押し上げたり、押し下げたりすると、球面座1rに支持された球体2aが引張バネ5によって球面座1rに適度に押し付けられているので、適度な摩擦力によって所望の角度に作業盤3を滑らかな動作で傾斜させられる。
作業盤3が傾斜したら、フリクションボルト1sを締め込み作業盤3を傾斜位置に固定させ、盆栽の整形作業をする。
次に、ボルト1kを緩めると作業盤3と同様に基台1cを回転させられる。これによって盆栽を好ましい傾斜角で、円周方向全ての方向から観察できる。
さらに、ボルト1aを緩めると、キャスター1fが接地し、作業台全体が容易に移動できる。
本考案の構成要素を示した正面の断面図である。
符号の説明
1 基台
1b 基板
1c 基体
2 支承体
3 作業盤

Claims (2)

  1. 地上に載置される基台に対して一端が揺動自在に支持された支承体の他端に回転可能に作業盤を設け、該作業盤を複数の傾斜位置にして前記基台に対して固定する保持装置を設けたことを特徴とする作業台。
  2. 前記基台を、調整装置を備えた基板と該基板に対して回転可能に支承された基体とから構成したことを特徴とする請求項2記載の作業台。
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CN113188720A (zh) * 2021-03-19 2021-07-30 南京环科试验设备有限公司 一种淋雨试验箱用样品旋转台及其使用方法

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