JP3107851B2 - (メタ)アクリレートの製造方法 - Google Patents

(メタ)アクリレートの製造方法

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JP3107851B2 JP03129715A JP12971591A JP3107851B2 JP 3107851 B2 JP3107851 B2 JP 3107851B2 JP 03129715 A JP03129715 A JP 03129715A JP 12971591 A JP12971591 A JP 12971591A JP 3107851 B2 JP3107851 B2 JP 3107851B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、(メタ)アクリレート
の製造方法、およびこの製造方法により得られる(メ
タ)アクリレート、並びに該(メタ)アクリレートを含
み、塗料、インキ、接着剤、ポリマーコンクリート等に
使用され、特にレジストインキにおいて好適に使用され
る、紫外線や熱によって硬化可能な硬化性組成物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、硬化性組成物は、反応性プレポ
リマー、無機の充填剤や顔料等の無機物質、反応性希釈
剤、及び重合開始剤等から構成されている。
【0003】上記無機物質は低収縮性、密着性、耐熱
性、耐食性などの物性の向上や、コストの低下のために
配合されており、通常、できるだけ多く添加することが
好ましい。しかしながら、無機物質を多量添加すると硬
化性組成物の粘度上昇を招き、その取扱が非常に難しく
なる。そこで、従来、硬化性組成物の低粘度化のため
に、樹脂(反応性プレポリマー、反応性希釈剤)の分子
構造や無機物質の形状、粒径及び粒度分布等が検討され
ているものの、何れも満足の行く結果が得られるには至
っていない。
【0004】そして、硬化性組成物の粘度は、上記反応
性希釈剤により、所定の用途に応じた最適粘度になるよ
うに調整される。通常、硬化性組成物の反応性希釈剤と
しては、(メタ)アクリレートが使用されている。
【0005】尚、硬化性組成物中の無機物質の量を多く
するためにも、反応性希釈剤としては低粘度のものまた
は希釈性の大きいものが望まれる。しかしながら、一般
に低粘度のものは官能基数が少なくて反応性に劣るた
め、硬化性組成物の硬化速度を低下させてしまい、官能
基数が多く反応性の高いものは分子量が大きく粘度が高
いため、希釈剤としての効果が小さくなる。従って、従
来では、上記官能基数が少ない低粘度のものと官能基数
が多く反応性の高いものとが併用されることにより、硬
化性組成物の粘度が調整されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、反応性が高
く、低粘度または希釈性の高い(メタ)アクリレートが
要望されているものの、未だそのような(メタ)アクリ
レートは得られていないのが現状である。
【0007】本発明は、上記に鑑みなされたものであ
り、その目的は、低粘度化を実現できる希釈性の高い
(メタ)アクリレートの製造方法、およびこの製造方法
により得られる(メタ)アクリレート、並びに該(メ
タ)アクリレートを含む硬化性組成物を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】我われは、上記の課題を
解決すべく種々検討を行なった結果、硬化性組成物の粘
度が、それに含まれる反応性希釈剤の種類だけでなく、
その製造方法により大きく影響されることを見いだし、
本発明を完成させた。
【0009】即ち、本発明にかかる(メタ)アクリレー
トの製造方法は、(メタ)アクリル酸とアルコールと
を、銅の酸化物の存在下で脱水エステル化反応させて、
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグ
リコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシ
エチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、
ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、および
2,2−ビス[4−((メタ)アクリロイロキシジエト
キシ)フェニル]プロパンからなる群より選ばれる一種
の多官能(メタ)アクリレートを製造することを特徴と
している。また、硬化性組成物は、該(メタ)アクリレ
ートと無機物質とを必須成分としてなるものである。
【0010】さらに詳しく説明すると、(メタ)アクリ
レートは、触媒及び重合禁止剤の存在下、アクリル酸ま
たはメタクリル酸(以後(メタ)アクリル酸と表示す
る)とアルコールとの脱水エステル化により製造され
る。必要により精製する場合、蒸留によると本願の目的
を達成できなくなる恐れがあるため、抽出または吸着に
よって精製することが好ましい。
【0011】エステル化触媒としては、通常用いられる
硫酸、スルホン酸類、りん酸、三フッ化ホウ素、カチオ
ン性イオン交換樹脂などが例示できる。
【0012】本発明の重合禁止剤としては銅の酸化物が
用いられる。この銅の酸化物としては、例えば酸化第一
銅、酸化第二銅などが例示でき、これらは2種以上併用
してもよい。また、ハイドロキノン、ハイドロキノンモ
ノメチルエーテルなどのフェノール系化合物、フェニレ
ンジアミン、フェノチアジンなどのアミン系化合物、ニ
トロ系化合物、及びイオウ化合物などの通常用いられて
いる重合禁止剤を併用してもよい。
【0013】銅の酸化物の好適な使用量は、(メタ)ア
クリル酸または(メタ)アクリル酸エステルに対して
0.01〜5重量%、より好ましくは0.05〜0.5
重量%である。
【0014】(メタ)アクリレートとしては、多官能
(メタ)アクリレートが使用でき、多官能(メタ)アク
リレートとしてはエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ト
リメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリ
ス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)ア
クリレート、2,2−ビス[4−((メタ)アクリロイ
ロキシジエトキシ)フェニル]プロパンなどがある。
(メタ)アクリレートの使用量の好適な範囲は、硬化性
組成物に対し5〜95重量%である。
【0015】無機物質としては無機の充填剤、顔料など
が挙げられ、タルク、クレー、シリカ、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、マイカ、ガラスビ
ーズ、セメント、アスベスト、カオリン、カーボンブラ
ックなど広く使用できる。また、その形状は(メタ)ア
クリレートに分散できるものであればよく、粉体、繊維
状、などいずれの形状でもよい。無機物質の使用量は硬
化性組成物に対し5〜90重量%の範囲が好適である。
【0016】また、その他必要により、各種ポリマー、
プレポリマー、オリゴマー、重合開始剤、安定剤、界面
活性剤、レベリング剤、帯電防止剤、顔料、染料等を硬
化性組成物に添加することができ、その使用量の好適な
範囲は硬化性組成物に対し90重量%以下である。
【0017】
【実施例】以下、本発明をより具体的に説明するため
に、実施例および比較例を挙げて詳細に説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0018】『実施例1』 かきまぜ機、冷却管付き水分離機、温度計、空気吹き込
み管を付した1リットル四つ口フラスコに、トリメチロ
ールプロパン201.3gとアクリル酸389.1g、
溶媒としてトルエン265.5g、触媒としてp−トル
エンスルホン酸36.2g、重合禁止剤として酸化第一
銅0.4gを量りとり、空気吹き込み下、圧力230T
orrで生成水/トルエンを留出し、分離後のトルエン
を還流し、8時間反応させた。この時の反応温度は70
〜85℃であった。
【0019】次に、上記反応液を分液漏斗に移し、トル
エン623.5gを追加した後、水500g、次に4%
NaOH水1100g、更に水500gで洗浄した。そ
の後、トルエン層を強酸性イオン交換樹脂(ダウエック
ス HCR−W2H)に通した後、重合禁止剤としてハ
イドロキノンモノメチルエーテルを100ppmに調整
し、減圧下にトルエンを除去して収量417.8gで粘
度84cps/25℃の淡黄色透明液状のトリメチロー
ルプロパントリアクリレート(以下、TMPTAと称す
る)を得た(収率94%)。尚、得られたTMPTA中
のCu分は0.1ppm以下であった。
【0020】この後、得られたTMPTA80.0gと
無機物質としてのタルク20.0gとを混合し、ホモデ
ィスパーを用いて5000rpmで5分間攪拌した。そ
して、25℃の恒温槽中で1時間静置した後に、上記T
MPTAとタルクから成るスラリー状の組成物の粘度を
測定したところ、900cps/25℃であった。
【0021】『比較例1〜3』 重合禁止剤として下表1に示した物質を用いた以外、他
の条件は全て同じにして実施例1と同様の操作を行っ
た。これにより、得られたTMPTAの物性(粘度及び
残存重合禁止剤含率)と、このTMPTAとタルクとか
ら成るスラリー状の組成物の粘度とを表1に示した。
【0022】
【表1】
【0023】『実施例2〜3』 実施例2ではメタクリル酸402.9gとトリメチロー
ルプロパン174.5gとを、実施例3ではアクリル酸
345.9gと1,6−ヘキサンジオール236.4g
とを仕込み、他の条件は全て同じにして実施例1と同様
の操作を行った。尚、得られた(メタ)アクリレート中
のCu分は0.1ppm以下であった。
【0024】また、得られた(メタ)アクリレートの粘
度と、この(メタ)アクリレートとタルクとから成るス
ラリー状の組成物の粘度とを表2に示した。
【0025】『比較例4〜5』 重合禁止剤としてハイドロキノン0.4gを用い、それ
以外の条件は全て同じにして比較例4は実施例2と、比
較例5は実施例3と同様の操作を行った。尚、得られた
(メタ)アクリレート中のハイドロキノン分は1ppm
以下であった。
【0026】また、得られた(メタ)アクリレートの粘
度と、この(メタ)アクリレートとタルクとから成るス
ラリー状の組成物の粘度とを表2に示した。
【0027】『実施例4』 無機物質としてタルクの代わりに炭酸カルシウムを用い
た以外、他の条件は全て同じにして実施例1と同様の操
作を行った。また、TMPTAと炭酸カルシウムとから
成るスラリー状の組成物の粘度を表2に示した。
【0028】『比較例6』 重合禁止剤としてハイドロキノン0.4gを用いた以
外、他の条件は全て同じにして実施例4と同様の操作を
行った。尚、得られたTMPTA中のハイドロキノン分
は1ppm以下であった。
【0029】また、得られたTMPTAの粘度と、この
TMPTAと炭酸カルシウムとから成るスラリー状の組
成物の粘度とを表2に示した。
【0030】
【表2】
【0031】上記の実施例1〜4及び比較例1〜6から
分かるように、脱水エステル化反応の重合禁止剤として
銅の酸化物を用いた場合と、銅の酸化物以外のものを用
いた場合とを比較しても、得られた(メタ)アクリレー
ト自体、外観、物性面での違いは何ら確認されない(共
に淡黄色透明の液体であり、略同じ粘度を示し、さらに
(メタ)アクリレート中の残存重合禁止剤含率は1pp
m以下である)。しかしながら、得られた(メタ)アク
リレートと無機物質とから成るスラリー状の組成物の粘
度を比較すれば明らかなように、銅の酸化物を用いて製
造した(メタ)アクリレートの方が高い希釈性を示して
いる。これより、重合禁止剤として銅の酸化物を用いた
脱水エステル化により製造された(メタ)アクリレート
は、無機物質に対する優れた希釈性を有することがわか
る。
【0032】ここで、光硬化性組成物に用いられる反応
性プレポリマーの一合成法を以下の合成例1に示す。
【0033】『合成例1』 エポキシ当量180〜200のビスフェノールA型のエ
ポキシ樹脂(ARALDITE GY250 CIBA
−GEIGY社)173g、アクリル酸70g、ジエチ
ルアミノエチルメタクリレート1.2gを攪拌器、温度
計を備えたフラスコに仕込み、80〜100℃で反応さ
せ、酸価が1.9となったときに冷却して、淡黄色透明
の液体(15000ps/25℃)を得た。
【0034】『実施例5』及び『比較例7〜9』 下表3に示す配合比率に従って三本ロールで混練りし、
250〜300ps/25℃のレジストインキを得た。
尚、実施例5では実施例1で得られたTMPTAが、
較例7〜9では比較例1で得られたTMPTAが、また
比較例7ではさらに比較例5で得られたHDDAが用い
られる。そして、このインキを回路パターンを形成した
ガラス−エポキシプリント基板にスクリーン印刷法にて
略20μmの膜厚で塗布した。この後、ネガマスクを当
てて、80W/cmの高圧水銀灯を照射し、塗膜の表面
硬度が3H以上(JIS D−0202)になるまで硬
化させ、得られた塗膜について以下に示す各種の性能試
験を行った。これらの結果を同表に示す。
【0035】『比較例10』 下表3(表中のイルガキュアー651は、CIBA−G
EIGY社の商品名)に示す配合比率に従って三本ロー
ルで混練りし、500ps/25℃のレジストインキを
得た。このインキを上記実施例5と同様にして回路パタ
ーンを形成したガラス−エポキシプリント基板に塗布し
た。尚、このときの膜厚は略30μmとなった。この
後、実施例5と同様にして各種の性能試験を行った。
【0036】これらの結果を同表に示す。
【0037】
【表3】
【0038】尚、同表中に示される各種の性能試験は、
次の試験方法に準じて行った。
【0039】『硬化性』 80W/cmの高圧水銀灯を、10m/minの速度で
移動するベルトコンベアの上方10cmの位置に据え付
け、このベルトコンベアに向かって紫外線を照射させ
る。上記ベルトコンベア上に各レジストインキを印刷し
た基板を載置し、紫外線照射位置を通過させ、塗膜の表
面硬度を測定する。このとき、塗膜の表面硬度が3H以
下であれば、表面硬度が3H以上になるまで何度も上記
基板を紫外線照射位置に通す。試験結果は、表面硬度が
3H以上になるまでの最低通過回数で示した。
【0040】『耐はんだ性』 塗膜硬化後の基板を260℃の溶融はんだに30秒間浸
積した場合の塗膜の状態について以下のように判断した
(JIS C−6481)。
【0041】 ○:塗膜の外観異常なし ×:ふくれ、溶融、剥離がみられる 『プレッシャークッカーテスト(PCT)』 塗膜硬化後の基板を121℃、98%HRのオートクレ
ーブ中にて24hr処理した後の塗膜の密着性について
判断した。尚、密着性の判断は、以下に示す密着性テス
トに従う。
【0042】密着性テスト(JIS−0202):1m
m間隔の碁盤目セロハン粘着テープ剥離試験において、
セロハン粘着テープ剥離後の塗膜残存面積の割合により
以下のように表す。
【0043】 ○:100/100 △:10〜99/100 ×:0〜9/100 『耐溶剤性』 塗膜硬化後の基板を25℃のトリクロロエチレンに1h
r浸積した場合の塗膜の密着性について判断した。尚、
密着性の判断は、上記に示した密着性テストに従う。
【0044】上記比較例7は、反応性プレポリマー(合
成例1の樹脂)および無機物質であるタルクの配合割合
と、レジストインキの粘度とを実施例5と同様にするた
めに、TMPTAよりも粘度の低いHDDAを用いた例
である。上記では、TMPTAよりも反応性が乏しいH
DDAが反応性希釈剤として用いられているため、レジ
ストインキの硬化速度が遅く、また耐はんだ性にも乏し
いものとなっている。
【0045】上記比較例8は、レジストインキの粘度を
実施例5と同様にするために、無機物質であるタルクの
添加量を少なくした例である。上記では、無機物質の量
が少ないために硬化時の収縮率が大きくなり、充分な密
着性が得られていないものと思われる。
【0046】上記比較例9は、レジストインキの粘度を
実施例5と同様にするために、反応性プレポリマー(合
成例1の樹脂)の添加量を少なくした例である。上記で
は、反応性の樹脂分が少ないため、レジストインキの硬
化速度が遅く、密着性にも乏しいものとなっている。
【0047】上記比較例10は、実施例5と同組成にし
たために、レジストインキの粘度が実施例よりも高くな
ってしまっている。
【0048】
【発明の効果】本発明の製造方法により、無機物質に対
する希釈性の高い(メタ)アクリレートが得られるの
で、硬化性組成物の低粘度化を実現できる。換言すれ
ば、従来同様の組成であれば、硬化性組成物の粘度を下
げることができ、また、従来と同様の粘度であれば、硬
化性組成物中の無機物質や反応性プレポリマーの量を多
くしたり、より反応性の高い(メタ)アクリレートを用
いることができるということである。
【0049】従って、本発明の(メタ)アクリレートを
用いてなる硬化性組成物は、従来同様の性能を有しなが
ら(従来同様の組成であれば同様の性能を示す)低粘度
となるため、例えば塗料として用いられる場合、大変作
業性がよいものとなる。
【0050】また、本発明の(メタ)アクリレートを用
いてなる硬化性組成物は、従来と同じ粘度であれば、無
機物質の量を多くすることができるので、低収縮性、密
着性、耐熱性、耐食性などの物性の向上、並びにコスト
の低減を実現できる。本発明の硬化性組成物は、塗料、
インキ、接着剤、ポリマーコンクリート等に使用され、
特にレジストインキにおいて好適に使用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−4(JP,A) 特開 昭51−130869(JP,A) 特開 昭51−131706(JP,A) 特開 昭53−124541(JP,A) 特開 昭61−1642(JP,A) 特公 昭46−40259(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 69/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(メタ)アクリル酸とアルコールとを、銅
    の酸化物の存在下で脱水エステル化反応させて、エチレ
    ングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレング
    リコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリ
    コールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコー
    ルジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオール
    ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
    (メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチ
    ル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、ペン
    タエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエ
    リスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエ
    リスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、および2,
    2−ビス[4−((メタ)アクリロイロキシジエトキ
    シ)フェニル]プロパンからなる群より選ばれる一種の
    多官能(メタ)アクリレートを製造することを特徴とす
    る(メタ)アクリレートの製造方法。
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