JP3107630B2 - パルスオキシメータ - Google Patents

パルスオキシメータ

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JP3107630B2
JP3107630B2 JP04015540A JP1554092A JP3107630B2 JP 3107630 B2 JP3107630 B2 JP 3107630B2 JP 04015540 A JP04015540 A JP 04015540A JP 1554092 A JP1554092 A JP 1554092A JP 3107630 B2 JP3107630 B2 JP 3107630B2
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体の一部にセンサプ
ローブを装着し、非観血的に動脈血ヘモグロビンの酸素
飽和度を連続的に測定するパルスオキシメータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来公知の技術としては、特公
昭53−26437号公報や特公昭61−11097号
公報に開示されたようなものがある。
【0003】これらの原理方式は、いずれも酸化ヘモグ
ロビンと還元ヘモグロビンの光に対する吸光度が異なる
のを利用し、波長が異なる2つの光に対する吸光度を測
定し、このときの抹消組織における拍動は、ほとんどが
動脈血によるものであり、透過光量も動脈血量に応じて
拍動する。その拍動部分だけを取り出し、その大きさの
比から動脈血酸素飽和度を測定する方式である。
【0004】添付図面の図4に示すように、酸化ヘモグ
ロビン(HbO2 )と還元ヘモグロビン(Hb)は、特
定の光に対する吸光度が異なっており、従って、2つの
特定の波長での吸光度を測定し、その比を求めることに
よって酸素飽和度を求めることができる。
【0005】今、酸素飽和度をSとすると、
【0006】
【数1】
【0007】で表される。C(HbO2 )、C(Hb)
は、それぞれ酸化ヘモグロビンの濃度、還元ヘモグロビ
ンの濃度を示している。ここで、赤色光波長(660n
m)の吸光度ER 、近赤外光波長(800nm)の吸光
度EIRは、ランベール−ベールの法則に従えば、
【0008】
【数2】
【0009】
【数3】
【0010】で示される。αR (HbO2 )、αR (H
b)、αIR(HbO2 )、αIR(Hb)は、それぞれ、
赤色光波長、近赤外波長における酸化ヘモグロビン、還
元ヘモグロビンの吸光係数を示しており、前記(2)
式、(3)式より、C(HbO2)、C(Hb)を求
め、図4から分かるように、αIR(HbO2 )=α
IR(Hb)の関係を代入すると、
【0011】
【数4】
【0012】となり、αIR(Hb)、αR (Hb
2 )、αR (Hb)は、既知であるから、ER および
IRを実測すれば酸素飽和度が求められることになる。
【0013】しかし、パルスオキシメータは、更に以下
のような原理に基づいている。即ち、指尖に光を透過さ
せた際に光は、血液及びそれ以外の組織で吸収される。
血液は、拍動と共に、指尖の血管床に流出流入を繰り返
す。それに伴い、図5に示すように、透過光量が変化す
る。従って、この脈波成分を分光分析することによっ
て、動脈血の酸素飽和度を測定できる。ランベール−ベ
ールの法則が指尖に存在する全血にも応用されるとすれ
ば、指尖を通過して受光阻止に入射する光量は、
【0014】
【数5】
【0015】で表される。I0 、FO 、α´d、αl
は、それぞれ、指尖への入射量、組織による光量減衰
率、流出期の終わりに指尖に存在する血液量とその吸光
係数、流入する血液量とその吸光係数を示している。従
って、光電出力は、
【0016】
【数6】
【0017】
【数7】
【0018】となる。EAC+DC およびEDC、Ar は、そ
れぞれ光電出力、受光素子の特性係数を示している。こ
こで、両出力の対数の差Yは、
【0019】
【数8】
【0020】で示され、赤色光波長、近赤外光波長につ
いてそれぞれYを求めると、
【0021】
【数9】
【0022】
【数10】
【0023】となり、従って、αR /αIR=YR /YIR
である。これを、前記数4の式に代入すると、
【0024】
【数11】
【0025】となる。従って、酸素飽和度は、YR とY
IRとを測定することにより、前記数11の式から求めら
れることがわかる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来公知のパルスオキシメータは、酸素療法下の患
者に用いた時、図6に示すように、酸素飽和度は、ほと
んど96%以上の値をとり、常に100%に近い値が表
示される。そして、動脈血酸素分圧が極端に変化した場
合しか、酸素飽和度の値が変化しない。このように、酸
素化能の良い患者に用いる時、従来のパルスオキシメー
タは、酸素飽和度モニタというよりは、酸素アラームと
して動作してしまう。実際、動脈血酸素分圧が90mm
Hg以上の高い酸素分圧領域では、現在普及している整
数表示のパルスオキシメータを酸素分圧の変化を反映す
るモニタとして使用するには限界がある。特に、酸素分
圧が450mmHgから150mmHgに変化したこと
を問題にする場合には、これらの従来のパルスオキシメ
ータは、全く無力である。
【0027】理論的には、酸素飽和度を小数点以下まで
表示することができれば、酸素分圧をより正確に把握す
ることができ、前述の問題を解決することができること
となる。しかしながら、従来のパルスオキシメータで
は、酸素飽和度の表示のみを小数点以下に表示しても、
その値はバラツキが大きく表示されるだけで、正確に酸
素飽和度を小数点以下まで表示することはできない。
【0028】何故ならば、従来のパルスオキシメータで
は、一般に生体の一部を透過した光量の変化を電気信号
に変換している。この電気信号は、図7に示すように、
動脈血の拍動に応じて脈動したものとなり、その全体の
透過光量に対してその脈波成分はわずかなものである。
前記数11の式について説明したように、パルスオキシ
メータでは、この脈波成分に基づいて、YR とYIRを算
出して、酸素飽和度を求めている。ところが、一般的
に、パルスオキシメータでは、生体の一部を透過した光
量の変化を表す電気信号を得るのに増幅器を使用してい
る。酸素飽和度を例えば、小数点以下1桁までの精度に
て求めるために、その電気信号の脈波成分を大きくする
ために、その生体の一部に照射する発光素子の光量を単
に増加するのでは、図8に示すように、電気信号の大き
さがその増巾器の最適増巾領域を越えてしまい、脈波成
分の上限部が歪んでしまい、実際に得られる電気信号の
脈波成分はそれほど大きくならないからである。
【0029】実際に酸素分圧が100〜200mmHg
の高い酸素分圧領域に保たれている場合、この領域での
酸素飽和度の変化量は、図6の酸素飽和度と酸素分圧の
関係を示す酸素解離曲線の高酸素分圧領域の拡大図であ
る、図9の酸素解離曲線に示されるように、ほぼ3%程
度で極めて小さい。したがって、前述したような理由の
ため、従来のパルスオキシメータでは、このような部分
の酸素分圧の変化を小数点以下1桁までの精度で捉える
ことは困難である。
【0030】本発明の目的は、このような従来の問題点
を解消し、酸素飽和度をより正確に求めることができる
ようなパルスオキシメータを提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、動脈血
による波長が異なる2つの光に対する吸光度を測定し、
該測定値を演算処理することにより動脈血酸素飽和度を
求める型のパルスオキシメータにおいて、動脈血を通し
て受光部に前記波長の異なる2つの光をそれぞれ照射す
る発光部と、該受光部による受光量に応じた受光信号と
基準値との差を増巾するための受光信号増巾部と、該受
光信号増巾部からの増巾信号をサンプリングしそのサン
プル値を保持するためのサンプル/ホールド回路部と、
該サンプル/ホールド回路部によるサンプル値および前
記基準値を記憶するための記憶部と、前記受光信号増巾
部への基準値を変えるための基準値調整部と、前記受光
信号を監視して、その受光信号の大きさに応じて前記基
準値調整部を制御して、前記基準値を変化させて、前記
受光信号の増巾が常に前記最適増巾領域内で行われるよ
うにする制御部と、前記記憶部に記憶された各サンプル
値および基準値に基づく演算処理を一定時間毎に行うこ
とにより動脈血酸素飽和度を求める演算部とを備えるこ
とを特徴とする。
【0032】
【実施例】次に、添付図面の特に、図1から図3を参照
して、本発明の実施例について本発明をより詳細に説明
する。
【0033】図1は、本発明の一実施例としてのパルス
オキシメータの構成を示すブロック図であり、図1に略
示されるように、この実施例のパルスオキシメータは、
波長650nmの発光素子1と、波長950nmの発光
素子2と、受光素子4とを備えている。発光素子1およ
び発光素子2は、手足の指、耳介、鼻等の生体の一部3
を通して、受光素子4へ時分割的に各波長の光を照射す
るようになっており、発光素子1および2と受光素子4
とで、生体の一部に装着されるセンサプローブを構成し
ている。
【0034】さらに、このパルスオキシメータは、電流
増巾器5を備えており、この電流増巾器5は、受光素子
4で受けた透過光量の変化である微少電流を増巾し電圧
に変換するもので、その出力は、バッファ増巾器6の一
方の入力に接続されている。このバッファ増巾器6の他
方の入力には、直流バイアス増巾器12の出力が基準値
として加えられている。バッファ増巾器6は、電流増巾
器5からの受光信号と直流バイアス増巾器12からの基
準値との差を増巾して、サンプル/ホールド回路7へ出
力する。
【0035】サンプル/ホールド回路7は、ライン17
を介して、図2の(D)に示すようなタイミングクロッ
クを受けて、そのタイミングにて、バッファ増巾器6の
出力である透過光量の変化である電圧変化をサンプルし
て、サンプル値として保持する。アナログ−デジタル変
換器8は、サンプル/ホールド回路7に保持されたサン
プル値をデジタル値に変換するためのものであり、これ
らデジタル値は、後述するようにして、演算部−制御部
及び記憶装置13に取り込まれるようになっている。
【0036】演算部−制御部及び記憶装置13は、図2
の(A)に示すような主タイミングクロックを発生し
て、ライン14を通してタイミング発生回路9へそれを
加える。タイミング発生回路9は、その主タイミングク
ロックに基づいて、図2の(B)に示すような波長65
0nmの発光素子1のオンタイミングクロックをライン
15に発生し、図2の(C)に示すような波長950n
mの発光素子2のオンタイミングクロックをライン16
に発生し、さらに、図2の(D)に示すようなサンプル
/ホールドタイミングクロックをライン17に発生し、
図2の(D)に示すようなアナログ−デジタル変換器タ
イミングクロックをライン18に発生する。
【0037】発光素子駆動用電流増巾器10は、発光素
子1と発光素子2とを、図2に示すようなタイミングで
交互にパルス電流駆動する。このパルス電流の大きさ
は、演算部−制御部及び記憶装置13からライン20を
介しての制御信号にて制御できるようになっており、発
光素子1および2の光量を受光素子4の最適なレベルに
なるように自動調整している。
【0038】さらにまた、演算部−制御部及び記憶装置
13は、後述するような目的で、ライン21を介して制
御信号を直流バイアス発生器11に送って、直流バイア
ス発生器11を制御して、発生する直流バイアス値を調
整することができるようになっている。この直流バイア
ス発生器11からの直流バイアスは、直流バイアス増巾
器12によって増巾されて、前述したようにバッファ増
巾器6の一方の入力に加えられる。
【0039】この発明のパルスオキシメータの構成にお
いては、演算部−制御部及び記憶装置13は、常に、ア
ナログ−デジタル変換器8にて変換された各透過光量を
示すサンプル値を監視して、例えば、図8に示すよう
に、透過光量が大きく、バッファ増巾器の最適増巾領域
を越えてしまうような場合には、ライン21を介して制
御信号を直流バイアス発生器11に送り、バッファー増
巾器6に加えられる基準値としての直流バイアスの値を
調整して、バッファ増巾器6において行われる受光信号
と基準値との差の増巾が、そのバッファ増巾器6の最適
増巾領域内に行われるようにし、例えば、透過光量の実
質的に脈波成分だけが増巾されるようにする。この場合
のバッファ増巾器6において行われる透過光量の増巾の
様子を図3に示している。
【0040】逆に、透過光量が小さく且つ透過光量の脈
波成分が大きくて、透過光量の変化の谷部がバッファ増
巾器6の最適増巾領域の下限を越えてしまうような場合
にも、ライン21を介して制御信号を直流バイアス発生
器11に送り、バッファー増巾器6に加えられる基準値
としての直流バイアスの値を調整して、バッファ増巾器
6において行われる受光信号と基準値との差の増巾が、
そのバッファ増巾器6の最適増巾領域内に行われるよう
にする。
【0041】このような場合には、演算部−制御部及び
記憶装置13は、前記数11の式にしたがって動脈血酸
素飽和度を算出するため、そのYR とYIRの値を求める
に際して、アナログ−デジタル変換器8からデジタルサ
ンプル値に、バッファ増巾器6に加えた調整基準値であ
る直流バイアス値のデジタル値を加えた値または差し引
いた値を、各波長の透過光量の変化を示すデータとして
用いるようにする。
【0042】このように、演算部−制御部及び記憶装置
13は、そこに記憶された各サンプル値および基準値
(バッファ増巾器に加えられる直流バイアスが0Vであ
るときは零である)に基づいて、前記数11の式のYR
とYIRを算出すると共に、その式に従った演算処理を一
定時間毎に行うことにより動脈血酸素飽和度を算出し
て、酸素飽和度表示器19に、酸素飽和度を小数点以下
1桁まで表示するようにする。
【0043】前述したように、透過光量が大きくて、バ
ッファ増巾器6に加える直流バイアスを大きくする場合
に、もし透過光量の脈波成分が小さいようなときには、
バッファ増巾器6の増巾度を上げたり、ライン20を介
して制御信号を発光素子駆動電流増巾器10に加えて発
光素子1およに2に加える駆動電流を増して発光量を増
すようにすると、算出される酸素飽和度の精度をさらに
上げることもできる。
【0044】また、前述した実施例では、透過光量が非
常に大きいか、小さいかする場合だけ、バッファ増巾器
に加える直流バイアスを調整してバッファ増巾の最適増
巾領域内にて増巾を行うようにしたのであるが、本発明
は、これに限らず、透過光量を常に監視して、バッファ
増巾器による増巾がその最適増巾領域の中心において行
われるように、常にそこに加えられる直流バイアスを調
整するようにしてもよい。また、この場合に、同時にバ
ッファ増巾器の増巾度を適当に調整したり、発光素子の
発光量を適当に調整するようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明のパルスオキシメータは、動脈血
酸素飽和度を算出する重要なデータである透過光量を示
す受光信号を、常に最適増巾領域にて増巾することによ
り得ることができ、従って、常に、歪みのない精密なデ
ータに基づいて酸素飽和度を算出できるので、例えば、
小数点以下1桁までも正確に且つ安定に酸素飽和度を表
示させることができる。
【0046】このため、本発明のパルスオキシメータ
は、従来の酸素飽和度アラームとしては勿論、酸素療法
中の患者において動脈血酸素分圧の変化をより正確に把
握するのにも使用することが可能となり、その臨床応用
が広がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのパルスオキシメータ
の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】図1のパルスオキシメータにおける種々なタイ
ミングクロックを示すタイミング図である。
【図3】図1のパルスオキシメータにおいてバッファ増
巾器に直流バイアスを加えたときの生体透過光量の変化
例を示す図である。
【図4】酸化ヘモグロビン(HbO2 )および還元ヘモ
グロビン(Hb)の各波長における吸光係数の変化を示
す図である。
【図5】パルスオキシメータにおける光電出力の脈波様
変動を示す図である。
【図6】酸素飽和度と酸素分圧の関係を示す酸素解離曲
線を示す図である。
【図7】通常の生体透過光量の変化例を示す図である。
【図8】発光素子による光量を増加したときの生体透過
光量の変化例を示す図である。
【図9】酸素飽和度と高酸素分圧の関係を示す酸素解離
曲線を示す図である。
【符号の説明】
1 発光素子 2 発光素子 3 生体 4 受光素子 5 電流増巾器 6 バッファ増巾器 7 サンプル/ホールド回路 8 アナログ−デジタル変換器 9 タイミング発生回路 10 発光素子駆動用電流増巾器 11 直流バイアス発生器 12 直流バイアス増巾器 13 演算部−制御部及び記憶装置 19 酸素飽和度表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/145

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動脈血による波長が異なる2つの光に対
    する吸光度を測定し、該測定値を演算処理することによ
    り動脈血酸素飽和度を求める型のパルスオキシメータに
    おいて、動脈血を通して受光部に前記波長の異なる2つ
    の光をそれぞれ照射する発光部と、該受光部による受光
    量に応じた受光信号と基準値との差を増巾するための受
    光信号増巾部と、該受光信号増巾部からの増巾信号をサ
    ンプリングしそのサンプル値を保持するためのサンプル
    /ホールド回路部と、該サンプル/ホールド回路部によ
    るサンプル値および前記基準値を記憶するための記憶部
    と、前記受光信号増巾部への基準値を変えるための基準
    値調整部と、前記受光信号を監視して、その受光信号の
    大きさに応じて前記基準値調整部を制御して、前記基準
    値を変化させて、前記受光信号の増巾が常に前記最適増
    巾領域内で行われるようにする制御部と、前記記憶部に
    記憶された各サンプル値および基準値に基づく演算処理
    を一定時間毎に行うことにより動脈血酸素飽和度を求め
    る演算部とを備えることを特徴とするパルスオキシメー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記受光信号が前記受光
    信号増巾部の最適増巾領域から外れる場合にのみ、前記
    基準値調整部を制御して前記基準値を変化させる請求項
    1記載のパルスオキシメータ。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記基準値の変化と同時
    に、前記発光部の発光量または前記受光信号増巾部の増
    巾度を制御する請求項1または2記載のパルスオキシメ
    ータ。
  4. 【請求項4】 前記サンプル/ホールド回路部によるサ
    ンプル値をデジタル値に変換するためのアナログ−デジ
    タル変換部を備えており、前記記憶部は、前記サンプル
    値および基準値をデジタル値にて記憶する請求項1また
    は2または3記載のパルスオキシメータ。
  5. 【請求項5】 前記発光部は、前記波長の異なる2つの
    光を時分割的に交互に照射するように制御される請求項
    1または2または3または4記載のパルスオキシメー
    タ。
  6. 【請求項6】 前記演算部は、酸素飽和度表示器に少数
    点以下1桁までの酸素飽和度を表示する請求項1または
    2または3または4または5記載のパルスオキシメー
    タ。
  7. 【請求項7】 前記波長の異なる2つの光は、赤色光と
    近赤外光である請求項1または2または3または4また
    は5または6記載のパルスオキシメータ。
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