JP3107518U - 健康履物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 容易かつ安価に制作することができ、履くことにより下半身にストレッチ効果をもたらし、かつバランス感覚を養うことを可能とした、健康増進およびリハビリテーションに役立つ履物を提供する。
【解決手段】 草履あるいはサンダル等の履物底部1において、前記底部の接足面2は、平面、若しくは足裏の形状に合わせた凹凸を有する面であり、前記底部の接地面3は、略中心部6において底部の厚みが最大になるように、爪先部4および踵部5それぞれより略中心部に向かって傾斜をなす。
【選択図】 図1
【解決手段】 草履あるいはサンダル等の履物底部1において、前記底部の接足面2は、平面、若しくは足裏の形状に合わせた凹凸を有する面であり、前記底部の接地面3は、略中心部6において底部の厚みが最大になるように、爪先部4および踵部5それぞれより略中心部に向かって傾斜をなす。
【選択図】 図1
Description
本考案は、履くことにより下半身にストレッチ効果をもたらし、同時にバランス感覚を養うことにより、健康増進あるいはリハビリテーションに役立つ履物を提供する。
従来より、様々な形状や効果を有する健康増進用履物が知られており、そのうち、履物の全体あるいは一部分の形状を変化させることにより、下肢や下半身の筋肉強化を図るものがある(例えば特許文献1および2)。
実開平6−66303号公報
特開2004−202128号公報
特許文献1に開示されている考案は、上側履物台と下側履物台とからなり、外底を備えた下側履物台に、中底を備えた上側履物台を踵部を支点として上下に揺動自在に連結することにより、中底が任意の角度で爪先上がりに傾斜するため、これを履いて直立しているだけで下肢の裏側の筋肉やすじを伸ばす運動ができる履物を提供している。
特許文献2に開示されている発明は、履物台下面に凸の半円柱状の突起部を、その履物台の一側縁から他側縁に渡るように設けることにより、爪先立ちした姿勢への移行、あるいは踵立ちした姿勢への移行を容易にかつ安定に行うことができ、ダイエット効果、シェイプアップ効果を効果的に得ることができ、バランス感覚を効果的に養うことができ、さらにはO脚の矯正、外反母趾を防止することができる履物を提供している。
しかし、特許文献1に記載の考案による履物は、踵立ちのみであり、爪先立ちを行うことができない。また、構造が複雑で制作に手間とコストがかかるという問題点を有している。
特許文献2に記載の発明による履物は爪先立ちおよび踵立ちの両方が行えるが、鼻緒の他に帯状のカバー部を取り付ける手間がかかる等の問題点を有している。
以上の現状に鑑み、本考案は、従来品に比し、下半身にストレッチ効果を得るべく爪先立ちおよび踵立ちの両方を行うことを可能とし、かつバランス感覚を養うことを可能とした、容易かつ安価に制作することができる、健康増進およびリハビリテーションに役立つ履物を提供することを目的とする。
請求項1に係る考案は、草履あるいはサンダル等の履物底部において、前記底部の接足面は、平面、若しくは足裏の形状に合わせた凹凸を有する面であり、前記底部の接地面は、略中心部において底部の厚みが最大になるように、爪先部および踵部それぞれより略中心部に向かって傾斜をなすことを特徴とする。
請求項2に係る考案は、草履あるいはサンダル等の履物底部の接地面において、前記接地面の踵部から略中心部に向かう傾斜の長さが、爪先部からの傾斜よりも長いことを特徴とする。
請求項3に係る考案は、草履あるいはサンダル等の履物の底部の接地面において、前記接地面の踵部から略中心部に向かう傾斜の長さが、爪先部からの傾斜の長さと均等であることを特徴とする。
請求項4に係る考案は、草履あるいはサンダル等の履物底部の接地面において、前記接地面の略中心部周辺で角度が形成されている部分、若しくは接地面全体にシート状の防滑材を貼付することを特徴とする。
請求項5に係る考案は、草履あるいはサンダル等の履物底部において、前記底部が木材、若しくは切削および穿孔等の加工可能なその他の材で制作されることを特徴とする。
請求項6に係る考案は、草履あるいはサンダル等の履物底部において、前記底部の接足面側を上部、前記底部の接地面側を下部として上下に分割し、前記上部は、通常の草履あるいはサンダル等の形状とし、前記下部は、その上面に前記上部を挿入するための挿入口を設け、前記挿入口より、前記上部および下部の着脱を可能としたことを特徴とする。
以上の通り、本考案による履物は、底部に形成された傾斜を利用することにより、お年寄りやリハビリテーションを必要とする人のような自力では爪先立ちおよび踵立ちが困難な人でも、容易かつ安全に爪先立ちおよび踵立ちを行うことにより下半身ストレッチを実行することができるため、下半身の筋力強化を図ることができる。さらには、底部の両傾斜が略中心部において形成する角で立つことにより、バランス感覚を養うこともできる。
また、本考案による履物は、草履あるいはサンダルの形状をしているため、脱ぎ履きを容易に行うことができ、室内外問わずに使用することが可能である。また、構造が簡潔であり、かつ木材等を切削および穿孔し、鼻緒あるいは甲覆ベルト等の留め具を装着するだけで制作できるため、制作を容易にかつ安価に行うことができる。
以下、図面を参照して本考案の実施の形態について説明する。
図1は、本考案による履物の一実施例を示す概略的斜視図である。ここでは草履状の履物を例示する。履物の底部1の接足面2は、通常の履物と同様、ほぼ平面、若しくは足裏の形状に合わせたゆるやかな凹凸を有する面である。一方、底部1の接地面3は、爪先部4および踵部5それぞれより略中心部6に向かって傾斜をなし、略中心部6において底部1の厚みが最大になるような形状にする。
図1は、本考案による履物の一実施例を示す概略的斜視図である。ここでは草履状の履物を例示する。履物の底部1の接足面2は、通常の履物と同様、ほぼ平面、若しくは足裏の形状に合わせたゆるやかな凹凸を有する面である。一方、底部1の接地面3は、爪先部4および踵部5それぞれより略中心部6に向かって傾斜をなし、略中心部6において底部1の厚みが最大になるような形状にする。
図2は、図1に示した履物のA−A’断面図である。踵部5から略中心部6に向かう傾斜の長さは、爪先部4からの傾斜よりも長い、若しくは爪先部4からの傾斜の長さと均等とする。そのため、本考案による履物底部の横断面は、図2に示す通り、接足面2を最長辺とする略三角形となる。尚、接地面3に形成されるそれぞれの傾斜および略中心部6の角度は、本考案による履物の使用時の安全性が確保できる範囲内とする。
接地面3において、踵部5から略中心部6に向かう傾斜の長さが爪先部4からの傾斜よりも長い場合は、踵立ち時の安定性が良好となるため、本考案による履物を履いたままの歩行が容易かつ安全になるという利点がある。勿論、踵部5からの傾斜の長さは、爪先立ちおよび両傾斜によりに形成される角で立つことが可能な程度であるとする。
一方、踵部5から略中心部6に向かう傾斜の長さを爪先部4からの傾斜の長さと均等にした場合は、爪先および踵のどちらにも重心をかけやすいため、爪先立ちと踵立ちの両方を均等かつ円滑に行うことができるという利点がある。また、両傾斜による角が接地面3のほぼ中心部に形成されるため重心をかけやすく、かつ安定して角で立つことができる。
本考案を草履状の履物として実施する場合、図示の通り、接足面2には鼻緒7を設ける。鼻緒の取付方法は通常の草履と同様である。つまり、紐を接足面2より接地面3に貫入させ、接地面3に設けられた紐固定用孔8において、紐先端を結索あるいは接着剤等を用いて固定させる。
また、本考案はサンダル状の履物にても実施可能である。その場合、鼻緒の代替品として、足の甲を覆うための甲覆ベルトを装着する。
尚、底部1に使用する材は、軽量性と堅固性を具備し、傾斜および鼻緒固定用孔を設ける等の切削および穿孔等の加工が容易に行えるもの、例えば木が好適である。
図3(a)および(b)は、図1あるいは図2に示した履物の接地面3にシート状の防滑材9を貼付した第2実施例を示す図である。図3(a)は、略中心部6の周辺に防滑材9を貼付した状態を示す。底部に使用する材は、木、若しくは合成樹脂等の堅固性を有するものであるため、履物使用時に転倒、あるいは室内で使用する場合は床や家具を傷つける虞がある。そのため、防滑材9を貼付することにより、使用者の転倒や家具等への損傷を防止することができる。また、使用時の略中央部6の摩耗防止の役割も有する。
図3(b)は、接地面3全体に防滑材9を貼付した状態を示す。接地面3全体に防滑材9を貼付することにより、鼻緒固定用孔8が覆われる。これにより、さらに確実に転倒および家具等への損傷防止を図ることができ、その上、鼻緒の結び目あるいは固定箇所の保護、鼻緒固定用孔8への異物侵入を防止することもできる。さらには、接地面3の美観向上にも役立つ。
シート状防滑材9は、ラバーが最適であるが、防滑性を有し、使用時の安全を確保できる材質であれば、ラバー以外の材を使用してもよい。
図1から図3では、本考案による履物の一体成形型を例示したが、図4(a)および(b)では、接足面側を上部、接地面側を下部として分離可能とした第3実施例を示す。
図4(a)は、上部10と下部11を分離した状態を示す。図示の通り、分離状態においては、上部10は通常の形状を有する履物となるため、ストレッチ等の運動を行わない時には、上部10を通常の履物として使用することができる。一方、下部11には、その上面に挿入口12を設け、ここに上部10の底面を挿入することにより、上部10および下部11の結合を可能とする。図3(b)は、上部10を下部11の挿入口12に挿入し、一体化した時の状態を示す図である。
図4に示した本考案による履物の分離方法は一実施例であり、容易かつ安全に上部と下部を分離および一体化できる方法であれば、これに限定されるものではない。
1 底部
2 接足面
3 接地面
4 爪先部
5 踵部
6 略中心部
7 鼻緒
8 紐固定用孔
9 シート状防滑材
10 分離状態における上部
11 分離状態における下部
12 挿入口
2 接足面
3 接地面
4 爪先部
5 踵部
6 略中心部
7 鼻緒
8 紐固定用孔
9 シート状防滑材
10 分離状態における上部
11 分離状態における下部
12 挿入口
Claims (6)
- 草履あるいはサンダル等の履物底部において、
前記底部の接足面は、平面、若しくは足裏の形状に合わせた凹凸を有する面であり、
前記底部の接地面は、略中心部において底部の厚みが最大になるように、爪先部および踵部それぞれより略中心部に向かって傾斜をなすことを特徴とする健康履物。 - 草履あるいはサンダル等の履物底部の接地面において、
前記接地面の踵部から略中心部に向かう傾斜の長さが、爪先部からの傾斜よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の健康履物。 - 草履あるいはサンダル等の履物の底部の接地面において、
前記接地面の踵部から略中心部に向かう傾斜の長さが、爪先部からの傾斜の長さと均等であることを特徴とする請求項1に記載の健康履物。 - 草履あるいはサンダル等の履物底部の接地面において、
前記接地面の略中心部周辺で角度が形成されている部分、若しくは接地面全体にシート状の防滑材を貼付することを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の健康履物。 - 草履あるいはサンダル等の履物底部において、
前記底部が木材、若しくは切削および穿孔等の加工可能なその他の材で制作されることを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の健康履物。 - 草履あるいはサンダル等の履物底部において、
前記底部の接足面側を上部、前記底部の接地面側を下部として上下に分割し、
前記上部は、通常の草履あるいはサンダル等の形状とし、
前記下部は、その上面に前記上部を挿入するための挿入口を設け、
前記挿入口より、前記上部および下部の着脱を可能としたことを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の健康履物。
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JP2004005249U JP3107518U (ja) | 2004-09-01 | 2004-09-01 | 健康履物 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009528879A (ja) * | 2006-03-07 | 2009-08-13 | バエ キム、ジュング | 健康履物 |
WO2014132498A1 (ja) * | 2013-02-27 | 2014-09-04 | 株式会社 Mtg | サンダル |
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2004
- 2004-09-01 JP JP2004005249U patent/JP3107518U/ja not_active Expired - Fee Related
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