JP3107481U - 船舶のブルワーク構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】船体がサギングホギングしたときにおいて、ブルワークステー破損を簡単かつ安価に防ぐことができる船舶のブルワーク構造を提供する。
【解決手段】船舶の甲板Dに船舶の舷側に沿って立設された複数のブルワークステー12と、複数のブルワークステー12に取り付けられたブルワーク板11とからなり、ブルワーク板11が、船舶の舷側に沿って並んで配置された複数枚の板状部材11aから構成されており、隣接する板状部材11aが、船舶の舷側に沿った方向の端部同士が互いに分離した状態で配置されている。各板状部材11aの剛性を高くしても、ブルワーク板11自体の縦曲げに対する剛性を低くすることができるから、ブルワーク板11自体の機能を保ちつつ、ブルワークステー12に加わる曲げ荷重を小さくすることができ、ブルワークステー12の破損を抑えることができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、船舶のブルワーク構造に関する。
船舶の甲板の舷側には、甲板上の貨物や人が船外に落下することを防ぎ、かつ波が甲板上に打ち上げることを防ぐためにブルワークが設けられている。かかるブルワークは、通常、甲板に舷側に沿って所定の間隔をあけて立設された複数のブルワークステーと、複数のブルワークステー間に取り付けられた平板状のブルワーク板と、ブルワークステーの上部に取り付けられた手すりから構成されている。このブルワークは、1ホールドの舷側に、通常、15〜16mの長さに形成されたブルワーク板を、約10本程度のブルワークステーによって支持するように構成される。
水面に浮かんでいる船舶の船体は、波の浮力等の影響により縦曲げされ、船体の中央部が先部が船首・船尾より沈下・浮上した状態、いわゆるサギングホギングされる。このとき、ブルワークに対して船体からブルワークを縦曲げしようとする力が加わる。
しかるに、ブルワーク板は縦曲げに対する剛性が高いため、船体がサギングホギングしてもブルワーク板は船体に追従して変形しない。このため、船体のサギングホギングすると、船体とブルワーク板とをつなぐブルワークステーには、船体とブルワーク板との変形量の差に起因する曲げ荷重が繰り返し加わるので、ブルワークステーが破損するという問題が生じていた。
かかる問題を解決する方向として、ブルワーク板に波状エキスパンションを設ける技術が開示されている(特許文献1)。かかるエキスパンションを設ければ、船体からブルワークに加わる力によって、エキスパンションも変形するから、ブルワークステーに加わる曲げ荷重を小さくすることができる。
しかるに、エキスパンションの剛性に比べてブルワークステーの剛性が弱い場合には、エキスパンションを設けてもブルワークステーに加わる曲げ荷重をそれほど小さくすることはできないの、ブルワークステーの負担をそれほど軽減することはできない。
ブルワーク板自体の強度に比べて大幅に剛性の弱いエキスパンションを設ければ、ブルワークステーに加わる曲げ荷重を大幅に小さくできブルワークステーの負担を大幅に軽減できる可能性はある。しかし、ブルワーク板はその機能を保つためにはある程度の剛性を保つ必要があるため、ブルワーク板とエキスパンションの材質等を変えなければならなくなる。すると、ブルワーク板とエキスパンションを一体成形することができなくなるので、ブルワークの構造が複雑になり、また、ブルワークの製造工数が多くなり、大幅なコストアップにつながる。
実開平1−157093号
本考案は上記事情に鑑み、船体がサギングホギングしたときにおいて、ブルワークステー破損を簡単かつ安価に防ぐことができる船舶のブルワーク構造を提供することを目的とする。
第1考案の船舶のブルワーク構造は、船舶の甲板に船舶の舷側に沿って立設された複数のブルワークステーと、該複数のブルワークステーに取り付けられたブルワーク板とからなり、該ブルワーク板が、船舶の舷側に沿って並んで配置された複数枚の板状部材から構成されており、隣接する板状部材が、船舶の舷側に沿った方向の端部同士が互いに分離した状態で配置されていることを特徴とする。
第2考案の船舶のブルワーク構造は、第1考案において、各板状部材が、3〜4本のブルワークステーに取り付けられていることを特徴とする。
第1考案によれば、各板状部材の剛性を高くしても、ブルワーク板全体としてみれば、途中で分離しているため、縦曲げに対する剛性を低くすることができるから、ブルワーク板自体の機能を保ちつつ、ブルワークステーに加わる曲げ荷重を小さくすることができ、ブルワークステーの破損を抑えることができる。しかも、従来のブルワーク板に比べて各板状部材の長さが短くなるので、各板状部材の変形量と船体の変形量の差を小さくでき、ブルワークステーに加わる曲げ荷重を小さくすることができる。しかも、各板状部材間には特別な部材を取り付けないから、ブルワークの製造工数の増加も抑えることができる。
第2考案によれば、各板状部材が3〜4本のブルワークステーに取り付けられているから、各板状部材の剛性が高くなりすぎることを防ぐことができる。また、各板状部材と船体の変形量の差を小さくできるので、各板状部材の剛性を高くしてもブルワークステーに加わる曲げ荷重を小さくすることができる。
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。
図1(A)は本実施形態のブルワーク構造を採用した船舶における甲板Dの要部拡大図であり、(B)は(A)のB−B線矢視図である。同図において、符号Dは船舶の甲板Dを示している。この甲板Dの上面には、船舶の舷側に沿ってブルワーク1のブルワークステー12が、所定の間隔、例えば1.4〜1.6m間隔で、複数本立設されている。このブルワークステー12は、板状の部材であって、その厚さ方向が船舶の前後方向を向くように配設されている。なお、符号13は、ブルワークステー12の上部に取り付けられた手すりを示している。
前記ブルワークステー12には、複数のブルワークステー12の外端縁を連結するようにブルワーク板11が取り付けられている。このブルワーク板11は、長さが3〜5m、高さが1.1mである複数枚の板状部材11aから構成されている。この板状部材11aは、その長手方向を船舶の前後方向に向けた状態で、船舶の舷側に沿って並んで配置されており、各板状部材11aが、それぞれ3〜4本のブルワークステー12に取り付けられている。
そして、隣接する板状部材11aは、船舶の舷側に沿った方向の端部同士、言い換えれば、互いに対向する長手方向の端部同士が、互いに分離した状態で配置されているから、各板状部材11aの剛性を高くしても、ブルワーク板11全体としてみれば縦曲げに対する剛性を低くすることができる。よって、甲板D上の貨物等の落下防止というブルワーク板11自体の機能を保ちつつ、ブルワークステー12に加わる曲げ荷重を小さくすることができ、ブルワークステー12の破損を抑えることができる。しかも、隣接する板状部材11a間には特別な部材を取り付けないから、ブルワーク1自体の製造工数の増加も抑えることができる。
なお、隣接する板状部材11aは、両者の端部間の間隔Wは約50mmとなるように配設されているが、船体がサギングホギングしたときに、両者の端部同士が接触せず、かつ、その間から荷物等が落下しない程度に保たれていればよい。
また、ブルワーク板11を複数枚の板状部材11aから構成したから、従来のブルワーク板の長さが15〜16mであるのに対し、各板状部材11aは長さLが3〜6mであり、従来のブルワーク板に対して約1/3〜1/5の長さになっている。すると、船体がサギングホギングしたときでも、各板状部材11aと対応する箇所の甲板Dの形状を平面に近づけることができるから、各板状部材11aの変形量と船体の変形量との差を小さくでき、ブルワークステー12に加わる曲げ荷重をより一層小さくすることができる。
なお、各板状部材11aの長さLを短くしていけば、言い換えれば、ブルワーク板11を構成する板状部材11aの枚数を多くすれば、各板状部材11aと船体の変形量の差をより一層短くすることができるが、各板状部材11aの長さを短くすればするほど製造工数が著しく増加していくという問題が生じる。よって、各板状部材11aの長さLを上記のごとき長さとすることによって、ブルワーク10の製造工数の増加を、船舶の製造において許容できる範囲に抑えることができ、ブルワーク10の製造に要するコストの増加も抑えることができる。
さらに、ブルワークステー12は各板状部材11aの補強部材としての機能も有するが、各板状部材11aは3〜4本のブルワークステー12に取り付けられているだけであるから、板状部材11aの剛性が高くなりすぎることを防ぐことができる。よって、船体と各板状部材11aの剛性の差が大きくなりすぎることを防ぐことができ、ブルワークステー12の破損を抑えることができる。
本発明の船舶のブルワーク構造は、木材運搬船やコンテナ、バルクなどを荷役する船舶に採用することができる。
A)は本実施形態のブルワーク構造を採用した船舶における甲板Dの要部拡大図であり、(B)は(A)のB−B線矢視図である。
符号の説明
10 ブルワーク
11 ブルワーク板
11a 板状部材
12 ブルワークステー
D 甲板

Claims (2)

  1. 船舶の甲板に船舶の舷側に沿って立設された複数のブルワークステーと、該複数のブルワークステーに取り付けられたブルワーク板とからなり、
    該ブルワーク板が、船舶の舷側に沿って並んで配置された複数枚の板状部材から構成されており、
    隣接する板状部材が、船舶の舷側に沿った方向の端部同士が互いに分離した状態で配置されている
    ことを特徴とする船舶のブルワーク構造。
  2. 各板状部材が、3〜4本のブルワークステーに取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の船舶のブルワーク構造。
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