JP3107398U - 学習用玩具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 様々な語句や文を発音することができるだけでなく、簡易な構成により容易かつ安価に製造することができる学習用玩具を提供すること。
【解決手段】 音声を発音することにより言葉を習得させる学習用玩具において、音声に関する情報を一音分づつ個別に格納する音声記憶部15と、複数音からなる音声を発音させるための入力信号を発生させる複数音用入力部8と、音声を再生する音声再生部18と、前記複数音用入力部8からの入力信号に基づいて、この入力信号に対応した複数音分の前記情報を前記音声記憶部15から一音分づつ読み出して、前記複数音からなる音声を前記音声再生部18に一音分づつ組み合わせて順番に再生させるように制御する複数音制御部14と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本考案は、音声を発音することにより言葉を習得させる学習用玩具に関するものである。
従来より、子供に言葉を習得させるための様々な学習用玩具が利用されている。これら学習用玩具の中には、所定の言葉を音声として発音するような、以下のものが知られている。
すなわち、それら学習用玩具は、キーボードやボタンなどの入力部と、語句や文などの音声に関する情報を格納する音声記憶部と、各種制御を行なう制御部と、音声を再生する音声再生部と、を備えている。そして、入力部を操作すると、制御部が、入力部からの入力信号に基づいて、音声記憶部にあらかじめ記憶された語句や文などの音声に関する情報を読み取り、それら情報を音声データとして音声再生部に出力する。音声再生部はその音声データから音声信号を生成してスピーカに出力する。すると、スピーカから語句や文などの音声が発生する。これにより、言葉を耳から覚えさせて言語能力を向上させることができる。
しかしながら、上記のような学習用玩具によると、多くの語句や文を発音するためには、それら音声情報を記憶するための、より大きな記憶容量が必要となるため、製造が困難になるだけでなく、コストが増大するという問題がある。
本考案は、このような問題を解決するためになされたもので、様々な語句や文を発音することができるだけでなく、簡易な構成により容易かつ安価に製造することができる学習用玩具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案は以下の手段を提供する。
請求項1に係る考案は、音声を発音することにより言葉を習得させる学習用玩具において、音声に関する情報を一音分づつ個別に格納する音声記憶部と、複数音からなる音声を発音させるための入力信号を発生させる複数音用入力部と、音声を再生する音声再生部と、前記複数音用入力部からの入力信号に基づいて、この入力信号に対応した複数音分の前記情報を前記音声記憶部から一音分づつ読み出して、前記複数音からなる音声を前記音声再生部に一音分づつ組み合わせて順番に再生させるように制御する複数音制御部と、を備えることを特徴とする。
この考案に係る学習用玩具においては、複数音用入力部を操作すると、この複数音用入力部において入力信号が発生する。この入力信号は複数音制御部に入力され、複数音制御部により、前記入力信号に対応した複数音分の情報が音声記憶部から読み出され、音声データとして音声再生部に向けて出力される。音声再生部は、入力された音声データから複数音からなる音声を一音分づつ組み合わせて順番に再生する。これにより、例えば、語句や文(節、章を含む)などのひとまとまりの音声が発音される。
以上より、発音する語句や文などなどを構成する音声の一音分づつを個別に記憶して、それら一音分づつを組み合わせてひとまとまりの音声を発音するため、記憶部への記憶を容易にするとともに記憶部の利用効率を向上させることができる。
請求項2に係る考案は、請求項1に記載の学習用玩具において、前記音声記憶部と前記複数音制御部とが、同一のIC(Integrated Circuit)に設けられていることを特徴とする。
この考案に係る学習用玩具においては、同一のICの中に、音声記憶部と複数音制御部とが設けられる。
以上より、部品点数を少なくすることにより、構成を簡易にすることができ、コストをさらに抑えることができる。
請求項3に係る考案は、請求項1または請求項2に記載の学習用玩具において、LEDとこのLEDを駆動するためのLED駆動回路とを備え、前記複数音用入力部からの入力信号に基づいて、前記複数音制御部が、前記LED駆動回路の駆動を制御することを特徴とする。
この考案に係る学習用玩具においては、複数音用入力部を操作して入力信号を発生させると、複数音制御部により、LED駆動回路の駆動が制御される。
以上より、例えば音声の発音に合わせてLEDを駆動したり、停止したりすることができ、エンターテイメント性を向上させることができる。
請求項4に係る考案は、請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の学習用玩具において、前記複数音用入力部を操作することにより、日本語の「あ」から「ん」までのそれぞれの一音が連続して順番に発音されることを特徴とする。
この考案に係る学習用玩具においては、複数音用入力部を操作すると、制御部の制御のもと音声再生部により、日本語の「あ」から「ん」までの一音が連続して順番に発音される。そのため、一つの操作だけで50音が連続して発音される。
以上より、操作性を向上させるとともに、学習効果を向上させることができる。
請求項5に係る考案は、請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の学習用玩具において、一音からなる音声を発音させるための入力信号を発生させる一音用入力部と、この一音用入力部からの入力信号に基づいて、この入力信号に対応した一音分の前記情報を前記音声記憶部から読み出して、前記一音からなる音声を前記音声再生部に再生させるように制御する一音制御部と、を備えることを特徴とする。
この考案に係る学習用玩具においては、一音用入力部を操作すると、この一音用入力部において入力信号が発生する。この入力信号は一音制御部に入力され、一音制御部により、前記入力信号に対応した一音分の情報が音声記憶部から読み出され、音声データとして音声再生部に向けて一音分出力される。一音声再生部は、入力された音声データから音声を一音再生する。
以上より、例えば、日本語の「あ」から「ん」までのように一音からなる音声を再生することができるとともに、それら一音の情報を組み合わせて音声再生部により、語句や文などの複数音を再生することができる。そのため、音声記憶部の容量を変えることなく、多くの語句や文などを発音させることができる。
請求項6に係る考案は、請求項5に記載の学習用玩具において、前記音声記憶部と前記一音制御部とが、同一のICに設けられていることを特徴とする。
この考案に係る学習用玩具においては、同一のICの中に、音声記憶部と一音制御部とが設けられる。
以上より、部品点数を少なくすることにより、構成を簡易にすることができ、コストをさらに抑えることができる。
請求項7に係る考案は、請求項5または請求項6に記載の学習用玩具において、LEDとこのLEDを駆動するためのLED駆動回路とを備え、前記一音用入力部からの入力信号に基づいて、前記一音制御部により、前記LED駆動回路の駆動が制御されることを特徴とする。
この考案に係る学習用玩具においては、一音用入力部を操作して入力信号を発生させると、一音制御部により、LED駆動回路の駆動が制御される。
以上より、例えば音声の発音に合わせてLEDを駆動したり、停止したりすることができ、エンターテイメント性をより向上させることができる。
請求項8に係る考案は、請求項5から請求項7のいずれか一つに記載の学習用玩具において、前記一音用入力部が複数の一音キーを備え、これら複数の一音キーが日本語の「あ」から「ん」までそれぞれ割り当てられており、前記一音キーを押下することにより、前記押下した一音キーに対応した「あ」から「ん」までのいずれかの音声が一音分再生されることを特徴とする。
この考案に係る学習用玩具においては、一音キーを押下すると、その一音キーに対応した「あ」から「ん」までの音声が一音分再生される
以上より、50音を発音することにより、学習効果を向上させることができる。
請求項9に係る考案は、請求項1から請求項8のいずれか一つに記載の学習用玩具において、前記複数音用入力部を有する第1の筐体と、この第1の筐体に対応する第2の筐体とを備え、これら第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ部を介して相互に折り畳み可能に連結されていることを特徴とする。
この考案に係る学習用玩具においては、第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ部を介して相互に折り畳み可能に連結される。
以上より、折り畳み可能な電子手帳や携帯電話などに似せることができ、興味や遊び心を増大させるとともに、収納を容易にすることができる。
請求項10に係る考案は、請求項9に記載の学習用玩具において、前記第2の筐体が表示面を有する表示部を備え、この表示部が、先端に磁石が設けられたペンを前記表示面に当接させて、前記表示部の中に設けられた砂鉄を前記磁石の磁力によって前記表示面側に引き寄せることにより、前記表示面に文字、図形または記号を表示するように構成されていることを特徴とする。
この考案に係る学習用玩具においては、ペンの先端に設けられた磁石を表示部の表字面に当接させると、その磁石の磁力により、表示部の中に設けられた砂鉄が表示面側に引き寄せられる。そのため、表示面に任意に文字、図形または記号などが表示される。
以上より、興味や遊び心をさらに増大させるだけでなく、発音された音声を聞いてその言葉を表示部に書くことができるため、学習効果を一層向上させることができる。
請求項11に係る考案は、請求項1から請求項10のいずれか一つに記載の学習用玩具において、楽音に関する情報を格納する楽音記憶部と、前記楽音を発音させるための入力信号を発生させる楽音用入力部と、前記楽音を再生する楽音再生部と、前記楽音用入力部からの入力信号に基づいて、この入力信号に対応した前記楽音に関する情報を前記楽音記憶部から読み出して、前記楽音再生部に前記楽音を再生させるように制御する楽音制御部と、を備えることを特徴とする。
この考案に係る学習用玩具においては、楽音用入力部を操作すると、この楽音用入力部において入力信号が発生する。この入力信号は楽音制御部に入力され、楽音制御部により、前記入力信号に対応した情報が楽音記憶部から読み出され、楽音データとして楽音再生部に向けて出力される。楽音再生部は、入力された楽音データから楽音を再生する。
以上より、楽音を流すことができ、エンターテイメント性をより向上させることができる。
本考案によれば、記憶部への記憶が容易となって記憶部の利用効率が向上していることから、設計や製造を極めて容易に行なうことができ、コストを大幅に削減することができる。
(実施例1)
以下、本考案の実施例における学習用玩具について、図面を参照して説明する。
図1は、本考案の第1実施例としての学習用玩具を示したものである。
図1において、符号1は学習用玩具を示している。
この学習用玩具1は、樹脂製の本体ケース2と、この本体ケース2に対応する蓋部3とが重ねられて構成されている。
本体ケース2は箱型に形成されており、その内部に後述する音声発生部5が設けられている。この本体ケース2の上部に蓋部3が設けられている。蓋部3は矩形形状をなしており、その天面6の隣り合う2隅には音声を通すための開口部10が形成されている。この開口部10に対向する位置には、音声を発生させるスピーカ12が取り付けられている。また、天面6には円柱状の入力ボタン(複数音用入力部)8が6つ設けられている。これら入力ボタン8は、天面6から上方に突出した状態になっており、不図示の付勢手段により常に上方に付勢された状態になっている。また、入力ボタン8には、図2に示すように、それぞれ異なる動物の絵が描かれており、例えば、牛、さる、鹿、イルカ、サイ、いかの絵がそれぞれに割り当てられている。
さらに、前記音声発生部5は、図3に示すように、各種制御を行なうCPU(Central Processing Unit)14と、音声に関する情報を記憶する音声記憶部15と、音声を再生するための不図示の音声再生回路を備えた音声再生部18とを備えている。これらCPU14、音声記憶部15、音声再生部18および入力ボタン8がそれぞれバス20を介して接続されている。
音声再生部18には、さらにスピーカ12が接続されている。そして、音声再生部18は、CPU14からバス20を介して送られた音声データから音声信号を生成し、スピーカ12に向けて出力するようになっている。
なお、CPU14および音声記憶部15は同一のIC16の中に設けられている。
さらに、本実施例における音声記憶部15には、音声に関する情報が一音分づつ個別に記憶されている。例えば、「牛」を発音するための「う」と「し」の音声、および「さる」を発音するための「さ」と「る」の音声が一音分づつ個別に記憶され、同様にして、「鹿」、「イルカ」、「サイ」、「いか」についての音声が一音分づつ個別に記憶されている。さらに、「牛」の「し」と、「鹿」の「し」とは音声が重複しているため、一音声分の「し」に関する情報だけが記憶されており、同様にして、他の重複した音声も一音声分に関する情報だけが記憶されている。すなわち、音声記憶部15には、発音可能な全ての音声を構成するそれぞれの一音分が、重複を除いた最低限必要な数だけ記憶されている。
また、本実施例において、CPU14には、入力ボタン8からの入力信号がバス20を介して入力されるようになっており、この入力信号が入力されると、CPU14は、所定の演算のもと、入力信号に対応した複数音からなる音声に関する情報を音声記憶部15から一音分づつ読み出し、音声データとして音声再生部18に出力するようになっている。音声再生部18は、CPU14からの音声データが入力されると、CPU14の制御のもと、複数音からなる音声の一音分づつの音声信号を生成し、それら音声信号を一音分づつ順番にスピーカ12に向けて出力するようになっている。すなわち、CPU14は複数音制御部として機能するものである。
次に、このように構成された本実施例における学習用玩具1の作用について説明する。
入力ボタン8を押下すると、後述するように、その入力ボタン8に対応した音声がスピーカ12から発生する。例えば、牛の絵が描かれた入力ボタン8を押下すると、「うし」という音声が発音され、同様にさるの絵が描かれた入力ボタン8を押下すると、「さる」という音声が発音される。この音声を繰り返し聞かせることによって、幼児などに、楽しませながら早期に言葉を習得させることができる。
ここで、従来であれば、発音させる語句や文の数だけ情報を記憶させるため、それら語句や文の数を増やせば増やすほど記憶部の容量が増えてしまっていたが、本実施例においては、以下のようにして、必要容量の増大が抑制される。
すなわち、従来であれば、例えば、「うし」、「さる」、「しか」、「イルカ」、「サイ」、「いか」の6つ分の語を記憶させるには、一単語ごとに記憶させるため13音分の記憶容量が必要となる。本実施例における音声記憶部15には、発音可能な全ての音声を構成する一音分が、重複を除いた最低限必要な数だけ記憶されているため、「う」、「し」、「さ」、「る」、「か」、「い」の6音分の記憶容量だけで上記全ての語に対応することができる。
そして、例えば、牛の絵が描かれた入力ボタン8を押下すると、入力ボタン8から「う」と「し」の音を識別するための識別情報が含まれる入力信号が発生し、その入力信号がバス20を介してCPU14に入力される。するとCPU14は、その入力信号に対応した「う」と「し」の音声に関する情報を音声記憶部15から一音分づつ読み出す。そして、それら情報を音声データとして音声再生部18に向けて出力する。その音声データが入力されると音声再生部18は、その音声データに基づいて「う」と「し」の音声信号を生成し、それら音声信号を一音分づつ順番にスピーカ12に向けて出力する。そして、スピーカ12から「う」と「し」の音声が一音分づつ組み合わされて順番に発生し、連続音として「うし」と発音される。なお、その他の入力ボタン8を押下しても同様の作用により一音分づつが組み合わされ順番に連続音として発音される。
以上より、本実施例における学習用玩具1においては、複数音からなる音声の一音分づつの情報を最低限必要な数だけ記憶して、これら一音分づつを組み合わせて複数音を発音しているため、音声記憶部15への記憶が容易となるだけでなく、音声記憶部15の利用効率を向上させることができる。そのため、設計や製造が極めて容易になり、コストを大幅に削減することができる。
また、CPU14および音声記憶部15が同一のIC16に設けられているため、部品点数を減少させて、構成を簡易にするとともに、コストをさらに抑制することができる。
(実施例2)
次に、本考案の第2の実施例について説明する。
図4および図5は、本考案の第2の実施例を示したものである。
図4において、図1から図3に記載の構成要素と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施例における学習用玩具1は略直方体形状の本体部22を備えており、この本体部22の前面には本体部22の底面に対して傾斜した入力設置面23が設けられている。入力設置面23には、キーボード27が設置されている。
キーボード27は、日本語の「あ」から「ん」までの一音にそれぞれ割り当てられた一音キー(一音用入力部)26と、複数音からなる音声の発音を指示するための複数音キー(複数音用入力部)27とを備えている。一音キーを押下すると、割り当てられた日本語に対応する一音分の識別情報を含む入力信号を発生させるようになっている。一方、複数音キー27を押下すると、複数音からなる音声の一音分づつの識別情報を含む入力信号を発生させるようになっている。キーボード27の近傍には、入力設置面23の長さ方向Wに沿って延びる収納凹部29が形成されている。収納凹部29には、先端に磁石34が設けられた磁石ペン(ペン)33が収納されるようになっている。収納凹部29の内面と磁石ペン33とは接続ひも31を介して接続されており、これにより磁石ペン33が入力設置面23から離れて紛失するのを防止するようになっている。
入力設置面23の長さ方向Wの一辺には、表示設置面24が設けられている。表示設置面24には、砂鉄を有する砂鉄ボード(表示部)36が設置されている。砂鉄ボード36は、内部に不図示の透過膜を備えており、この透過膜により、砂鉄ボード36内の砂鉄が、砂鉄ボード36の厚さ方向において、その表面(表示面)36a側または裏面36b側のいずれか一方側に配されるようになっている。砂鉄ボード36の近傍には表示設置面24の長さ方向Wに沿って延びる操作用凹部38が形成されている。そして、表示設置面24内には、その長さ方向Wに直交する方向に延びる消去板39が設けられており、消去板39の長さ方向の一端に設けられた操作部40が操作用凹部38内に配され外部に露出した状態になっている。そして操作部40を指先で引っ掛けて長さ方向Wに力を加えることにより、消去板39が長さ方向Wに沿って往復移動するようになっている。また、消去板39の裏面36bに対向する一面には、消去板39の長さ方向にわたって消去用磁石41が設けられている。
このような構成のもと、磁石ペン33を把持し磁石34を砂鉄ボード36の表面36aに当接させると、磁石34の磁力により、裏面36b側に配されていた砂鉄が透過膜を通って表面36a側に移動する。そのため、磁石34を当接させながら磁石ペン33を動かすと、表面36aに砂鉄により、文字、図形、記号などが表示される。
一方、操作部40に指を引っ掛けて消去板39を移動させると、消去用磁石41の磁力により、表面36a側に配されていた砂鉄が透過膜を通って裏面36b側に移動する。そのため、表面36aに表示されていた文字、図形、記号などが消去される。
さらに、本体部22の内部には、図5に示すように、音声発生部43が設けられている。音声発生部43は、一音キー26、複数音キー27、音声再生部18、音声に関する情報が記憶された音声記憶部46および各種制御を行なうCPU45を備えており、それらがバス20を介して接続されて構成されている。
音声記憶部46には、日本語の「あ」から「ん」までの音声に関する情報が一音分づつ個別に記憶されている。
このような構成のもと、例えば「あ」が割り当てられた一音キー26を押下すると、「あ」の音を識別するための識別情報が含まれる入力信号がバス20を介してCPU45に入力される。すると、CPU45は、その入力信号に対応した「あ」の音声に関する情報を音声記憶部46から一音分読み出す。そして、それら情報を音声データとして音声再生部18に向けて出力する。その音声データが入力されると音声再生部18は、その音声データに基づいて「あ」の音声信号を生成し、その一音分の音声信号をスピーカ12に向けて出力する。そして、スピーカ12から一音分の「あ」の音声が発生する。
一方、複数音キー27を押下すると、複数音からなる音声を一音分づつ識別するための識別情報が含まれる入力信号がバス20を介してCPU45に入力される。すると、上記第1の実施例と同様の作用により、複数音からなる音声が一音分づつ組み合わされて順番に、連続音として発音される。さらに、複数音キー27a,27bを押下して、CPU45に入力信号が入力されると、上記の作用に加えて、CPU45は、一音分が複数組み合わされた組み合わせデータの中からランダムに一つの組み合わせデータを選び、その組み合わせデータに対応する一音分づつの情報を読み出して、音声再生部18に上記と同様に連続音として発音させる。すなわち、複数音キー27a,27bを押下すると、複数音からなる決められた音声と、押下するたびに異なる音声とが、所定の時間間隔をおいて発音される。
例えば、複数音キー27aを押下すると、発音される音声が書けるかどうかを問う意味で、「かけるかな(書けるかな?)」と発音し、一秒後に「アヒル」と発音する。そこで、砂鉄ボード36に「アヒル」の文字を記入することにより、文字を確かめることができる。再度、複数音キー27aを押下すると、「かけるかな」と発音し、ランダムに選ばれた「いぬ(犬)」を一秒後に発音する。
また、複数音キー27bを押下すると、発音される音声が一音キー26で押せるかどうかを問う意味で、「おせるかな(押せるかな?)」と発音し、一秒後に「ねこ」と発音する。そこで、「ね」と「こ」が割り当てられた一音キー26を押下することにより、文字や音声を確かめることができる。再度、複数音キー27bを押下すると、「おせるかな」と発音し、ランダムに選ばれた「とり」を一秒後に発音する。
さらに、複数音キー27cを押下すると、「あ」から「ん」までの音声が、所定の時間間隔をあけて、一音分づつ順番に発音される。そこで、一音分づつ、砂鉄ボード36に書き込むことにより、文字を確かめることができる。
なお、CPU45は、複数音制御部および一音制御部として機能するものであり、これら複数音制御部および一音制御部を兼用するものである。
以上より、一音からなる音声に関する情報と、複数音からなる音声に関する情報とを兼用することができるため、発音する音声のバリエーションを増やしつつ、音声記憶部46の容量の利用効率をさらに向上させることができる。
また、一音キー26が日本後の「あ」から「ん」までに割り当てられ、それら「あ」から「ん」までの一音を発音させることができるため、学習効果を向上させることができる。
さらに、「あ」から「ん」までの音声に関する情報を記憶しているため、記憶する容量を変えることなく、発音する音声のバリエーションを様々に増やすことができる。
また、複数音キー27cを押下すると、「あ」から「ん」までの一音が連続して順番に発音されるため、一つの操作だけで50音を連続して発音させることができ、操作性を向上させつつ学習効果を向上させることができる。
また、砂鉄ボード36に何度も書き込むことができるようになっており、発音された音声を聞いてその言葉を表面36aに書くことができるため、簡易な構成により学習効果を一層向上させることができる。
(実施例3)
図6および図7は、本考案の第3の実施例を示したものである。
図6および図7において、図4および図5に記載の構成要素と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
この実施例と上記第2の実施例とは基本的構成は同一であり、以下の点においてのみ相違した構成とするものである。すなわち、本実施例における学習用玩具1は、キーボード28を有する第1の筐体58と、砂鉄ボード36を有する第2の筐体59とを備えており、これら第1の筐体58と第2の筐体59とがヒンジ部50を介して相互に折り畳み可能に連結されたものである。すなわち、折り畳み可能な電子手帳に似せて構成されている。
また、表示設置面24には長さ方向Wの両端にLED48が設けられている。
さらに、キーボード28は、楽音の発音を指示するための楽音キー(楽音用入力部)49を備えており、この楽音キー49を押下すると、楽音の識別情報を含む入力信号を発生させるようになっている。
また、音声発生部61は、楽音に関する情報を記憶する楽音記憶部53と、楽音を再生するための不図示の楽音再生回路を備えた楽音再生部54と、LED48を駆動するためのLED駆動回路52と、各種制御を行なうCPU55とを備えている。なお、CPU55は複数音制御部、一音制御部および楽音制御部として機能するものであり、これら複数音制御部、一音制御部および楽音制御部を兼用するものである。
このような構成のもと、楽音キー49を押下すると、識別情報が含まれる入力信号がバス20を介してCPU55に入力される。するとCPU55は、その入力信号に対応した楽音に関する情報を楽音記憶部53から読み出し、その情報を楽音データとして楽音再生部54に向けて出力する。その楽音データが入力されると楽音再生部54は、その楽音データに基づいて楽音信号を生成し、楽音信号をスピーカ12に向けて出力する。そして、スピーカ12から楽音が発生する。また、一音キー26、複数音キー27および楽音キー49からの入力信号に基づいて、CPU55は、LED駆動回路52にLED48を駆動させるように要求信号を出力し、これにより音声や楽音に合わせてLED48が駆動させられる。
以上より、第1の筐体58と第2の筐体59とを折り畳み可能に連結して電子手帳に似せた形態にしているため、興味や遊び心を増大させるとともに、後かたづけや収納を容易にすることができる。
また、音声や楽音に合わせてLED48を駆動したり停止したりすることができるため、エンターテイメント性を向上させることができる。
さらに、言葉だけでなく楽音を流すことができるため、遊び心を刺激し楽しく学習させることができる。
なお、上記第1の実施例において、入力ボタン8を6つ設けるとしたが、これに限ることはなく、その設置数は適宜変更可能である。
また、動物の種類は上記実施例に限ることはなく、発音させる語句や文も動物以外に適宜変更することができる。
さらに、上記第1の実施例においても、他の実施例のように、一音や楽音を発音させたり、LEDを駆動させたりしてもよい。
また、上記第2の実施例においても、他の実施例のように、楽音を発音させたり、LEDを駆動させたりしてもよい。
また、上記第2および第3の実施例において、複数音キー27を押下することにより、「かけるかな」および「おせるかな」と発音するとしたが、これに限ることはなく、発音する語句や文は適宜変更してもよい。
また、音声を発音させるとしたが、これに限ることはなく、効果音などであってもよい。
また、一音キー26が「あ」から「ん」まで割り当てられるとしたが、これに限ることはなく、濁音や半濁音、拗音などや、他の言語であってもよい。
さらに、砂鉄ボード36を設けるとしたが、これは設けなくてもよい。但し、表示部を設けたほうが学習効果を向上させる点で好ましいのは上述したとおりである。
また、砂鉄ボード36に限ることはなく、ホワイトボードなど様々な表示部に変更することができる。
また、上記第3の実施例において、電子手帳に似せた形態としたが、これに限ることはなく、携帯電話など様々な形態に変更可能である。
なお、本考案の技術範囲は上記の実施例に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
本考案に係る学習用玩具の第1の実施例を示す斜視図である。 図1の学習用玩具を示す平面図である。 図1の学習用玩具の音声発生部を示すブロック図である。 本考案に係る学習用玩具の第2の実施例を示す斜視図である。 図4の学習用玩具の音声発生部を示すブロック図である。 本考案に係る学習用玩具の第3の実施例を示す斜視図である。 図6の学習用玩具の音声発生部を示すブロック図である。
符号の説明
1 学習用玩具
8 入力ボタン(複数音用入力部)
14,45,55 CPU(複数音制御部、一音制御部、楽音制御部)
15,46 音声記憶部
16 IC
18 音声再生部
26 一音キー(一音用入力部)
27 複数音キー(複数音用入力部)
33 磁石ペン(ペン)
34 磁石
36 砂鉄ボード(表示部)
36a 表面(表示面)
48 LED
49 楽音キー(楽音用入力部)
50 ヒンジ部
52 LED駆動回路
53 楽音記憶部
54 楽音再生部
58 第1の筐体
59 第2の筐体

Claims (11)

  1. 音声を発音することにより言葉を習得させる学習用玩具において、
    音声に関する情報を一音分づつ個別に格納する音声記憶部と、
    複数音からなる音声を発音させるための入力信号を発生させる複数音用入力部と、
    音声を再生する音声再生部と、
    前記複数音用入力部からの入力信号に基づいて、この入力信号に対応した複数音分の前記情報を前記音声記憶部から一音分づつ読み出して、前記複数音からなる音声を前記音声再生部に一音分づつ組み合わせて順番に再生させるように制御する複数音制御部と、を備えることを特徴とする学習用玩具。
  2. 前記音声記憶部と前記複数音制御部とが、同一のICに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の学習用玩具。
  3. LEDとこのLEDを駆動するためのLED駆動回路とを備え、
    前記複数音用入力部からの入力信号に基づいて、前記複数音制御部が、前記LED駆動回路の駆動を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の学習用玩具。
  4. 前記複数音用入力部からの入力信号に基づいて、前記複数音制御部が、日本語の「あ」から「ん」までのそれぞれの一音が連続して順番に発音されるように制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の学習用玩具。
  5. 一音からなる音声を発音させるための入力信号を発生させる一音用入力部と、
    この一音用入力部からの入力信号に基づいて、この入力信号に対応した一音分の前記情報を前記音声記憶部から読み出して、前記一音からなる音声を前記音声再生部に再生させるように制御する一音制御部と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の学習用玩具。
  6. 前記音声記憶部と前記一音制御部とが、同一のICに設けられていることを特徴とする請求項5に記載の学習用玩具。
  7. LEDとこのLEDを駆動するためのLED駆動回路とを備え、
    前記一音用入力部からの入力信号に基づいて、前記一音制御部により、前記LED駆動回路の駆動が制御されることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の学習用玩具。
  8. 前記一音用入力部が複数のキーを備え、これら複数のキーが日本語の「あ」から「ん」までそれぞれ割り当てられており、
    前記キーを押下することにより、前記押下したキーに対応した「あ」から「ん」までのいずれかの音声が一音分再生されることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一つに記載の学習用玩具。
  9. 前記複数音用入力部を有する第1の筐体と、この第1の筐体に対応する第2の筐体とを備え、
    これら第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ部を介して相互に折り畳み可能に連結されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一つに記載の学習用玩具。
  10. 前記第2の筐体が表示面を有する表示部を備え、
    この表示部が、先端に磁石が設けられたペンを前記表示面に当接させて、前記表示部の中に設けられた砂鉄を前記磁石の磁力によって前記表示面側に引き寄せることにより、前記表示面に文字、図形または記号を表示するように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の学習用玩具。
  11. 楽音に関する情報を格納する楽音記憶部と、
    前記楽音を発音させるための入力信号を発生させる楽音用入力部と、
    前記楽音を再生する楽音再生部と、
    前記楽音用入力部からの入力信号に基づいて、この入力信号に対応した前記楽音に関する情報を前記楽音記憶部から読み出して、前記楽音再生部に前記楽音を再生させるように制御する楽音制御部と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一つに記載の学習用玩具。
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