JP3107334B2 - 希土類イオン添加光導波膜及び光導波路の製造方法 - Google Patents

希土類イオン添加光導波膜及び光導波路の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は希土類イオンの添加され
た高屈折率の光導波路用コア膜を電子ビーム蒸着法によ
り製造する希土類イオン添加光導波膜及び光導波路の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ガラス導波路のコア内に希土類元
素を添加することにより、レーザーや光増幅器を実現し
ようとする研究開発が注目されている。
【0003】図5はガラス導波路のコア内に希土類元素
を添加する方法の従来例を示したものである。すなわ
ち、光が伝搬するコア部と、このコア部の周りにクラッ
ド層を有するガラス光導波路膜を基板上に形成させる工
程で得られる基板上のコア部用ガラス多孔質膜を、希土
類元素と遷移金属元素から選ばれた1種類以上の元素を
含む溶液中に液浸し、該元素を上記コア部に所定濃度に
添加させ、乾燥、焼結後、フォトリソグラフィ、ドライ
エッチングプロセスによりコア部表面上にクラッド層を
堆積させてレーザー用あるいは光増幅器用希土類元素添
加ガラス導波路を得る方法である(特開平2−2508
3号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の希土類イオン添加ガラス導波路の製造方法では以下
のような問題点があった。
【0005】コアとクラッドとの屈折率差の大きいガ
ラス導波路を製造するために、屈折率制御用添加物を含
んだ屈折率の高いコアガラス膜をバッファ層の上に形成
すると、基板全体が熱膨張係数の違いによって反りを生
じ、その反り量が10μmをはるかに超える大きな値に
なるので、高寸法精度の光回路をパターニングすること
が難しい。この点で屈折率差を大きくするには限界があ
った。
【0006】また、コアとクラッドとの屈折率差に限
界があることがわかった。すなわち、屈折率の高いコア
用多孔質膜を堆積させても焼結プロセスで屈折率制御用
添加物が揮散してしまい、屈折率の高いコア層を実現す
ることは難しく、最大でも1.47を超えることはなか
った。そのため、比屈折率差はたかだか1%程度が限界
であった。
【0007】コア部内に希土類元素を均一に添加する
ことが困難であった。すなわち、上述した方法はガラス
多孔質膜中に液体を含浸させる方法であるため、ガラス
多孔質膜の厚さ方向に濃度分布を持つことになり、コア
部内での希土類元素の濃度勾配は励起効率の低下を招い
ていた。
【0008】コア部内に希土類元素を多量に添加する
ことは困難であった。
【0009】ガラス多孔質膜を堆積させた後、これを
焼結して透明なガラスにする方法であるため、膜厚及び
屈折率の制御が困難であった。
【0010】液体を通して不純物が混入し易く、低損
失化が困難であった。
【0011】そこで、本発明は上述した問題点を有効に
解決するために案出されたものであり、その主な目的は
高屈折率の希土類イオンの添加された光導波路用コア膜
を基板上に反りを小さく成膜でき、かつその膜厚及び屈
折率の制御が容易で、不純物含有の虞のない透過率の良
い膜を成膜する方法および希土類イオンの添加量を容易
に制御できる希土類イオン添加光導波膜及び光導波路の
製造方法を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第一の発明は、真空に排気中のチャンバー内上方部に
基板を配置してこれを加熱すると共に、該基板下方部に
蒸発源を配置し、該蒸発源内に、Si3 4 と希土類元
素の酸化物の粉末を所望重量比で混合し、ホットプレス
により固めたタブレットを収容した後、上記チャンバー
内にO2 ガスを導入しつつ、上記タブレットに電子ビー
ムを照射してこれを蒸発させて上記基板上に希土類イオ
ンを含有したSix y z の光導波膜を形成するもの
であり、また、第二の発明は、真空に排気中のチャンバ
ー内上方部に基板を配置して加熱すると共に、該基板下
方部に、Si3 4 タブレットを収容した蒸発源と、希
土類元素を少なくとも1種含有した酸化物のタブレット
を収容した蒸発源を配置した後、上記チャンバー内にO
2 ガスを導入しつつ、これらタブレットにそれぞれ電子
ビームを照射して蒸発させ、上記基板上に希土類イオン
を少なくとも1種含有したSix y z の光導波膜を
形成するものであり、さらに、第三の発明は上記一つの
蒸発源に入れるタブレットとしてSi3 4 の代わりに
SiO2 、あるいはSiO2 に屈折率制御用酸化物を少
なくとも1種含んだものとSi3 4 の粉末を所望重量
比で混合し、ホットプレスにより固めたものを用いるも
のである。また、第四の発明は、上記基板として、その
表面に形成される膜の屈折率よりも低い値の屈折率を有
する基板、あるいはその表面に形成される膜より低い屈
折率の層を予め形成した基板を用いるものであり、第五
の発明は上記発明方法によって得られた光導波膜をフォ
トリゾグラフィ及びドライエッチングにより略矩形状パ
ターンに加工した後、該略矩形状パターン表面上に上記
光導波膜の屈折率よりも低いクラッド膜を被覆して形成
するものである。
【0013】
【作用】本発明は上述したように、第一及び第二の発明
によれば、希土類イオンを含み、かつ屈折率が1.46
5から2.0に近い値の高屈折率膜を形成することがで
きる。しかも、この膜はSiO2 基板上に10μm程度
の厚みを形成しても基板の反りが極めて少なくなる。ま
た、電子ビーム蒸着法で膜を形成するので、電子ガンの
電流値を調節することにより、希土類元素とSix y
z との蒸着速度を容易に制御することができる。これ
は、Six y z 中への希土類イオンの添加量を上記
電流値で制御できることを意味する。さらに、電子ビー
ム蒸着法では膜厚をモニタしながら形成することができ
るので、膜厚の制御も可能である。また、膜形成中の真
空度、すなわちO2 分圧量を調節することにより、Si
x y z のx,y,zの値を制御することができ、結
果的に屈折率の制御が容易にできる。さらに、真空中で
膜形成を行うので、不純物の混入の少ない透明度の良い
膜を形成することができる。尚、希土類元素としては、
Er,Nd,Yb,Eu,Sm,Tm,Ho,Prなど
を用いることができる。これらの酸化物としてはEr2
3 ,Nd2 3 ,Yb2 3 などを用いることができ
る。
【0014】また、第三の発明によればSix y z
のx、y、zを所望値に設定した光導波膜を容易に得る
ことができる。すなわち、SiO2 とSi3 4 の粉末
の所望重量比に応じてx、y、zを設定することがで
き、これは結果的に屈折率値を所望値に選べることを意
味する。ここで、SiO2 とSi3 4 の融点について
比較してみると、その値は1500℃と1900℃であ
り、比較的近い値をもった高融点材料であり、電子ビー
ムで蒸発させる上で好都合である。上記SiO2 の代わ
りに、SiO2 にP2 5 ,TiO2 ,Nb2 3 ,T
2 5 ,Al2 3 などの酸化物を添加したものを用
いれば屈折率の調節以外に、光信号増幅用、励起光のエ
ネルギ変換効率の低下防止用、高濃度希土類イオンの活
性化用として作用をもたせることが可能となる。
【0015】また、第四の発明によれば、基板にガラス
(石英系、多成分系)、半導体(Si、GaAs、In
Pなど)、強誘電気体(LiNbO3 、LiTaO3
ど)、磁性体、サファイヤなどの種々のものを用いるこ
とができるので、種々の機能をもった光デバイス(増
幅、発振、変調、合波、分波、分配など)を製造するこ
とができ、また、低価格な基板を選択することによって
低価格な光デバイスの実現が可能となる。
【0016】また、第五の発明によれば、低損失で高比
屈折率差の希土類イオン添加光導波路を実現することが
できる。たとえば、Erイオンを添加した光導波路に励
起光(例えば,波長1.48μm)と信号光(波長1.
5μm帯の光)を伝搬させることにより、信号光を増幅
させる機能をもった導波路型光増幅器を実現することが
できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0018】図1に本発明の光導波膜製造方法の第一の
実施例を示したものである。図示するように、真空排気
系10によって高真空に排気されている真空チャンバー
2内上方部には傘状の基板ホルダー6が配置され、この
基板ホルダー6の下面にはSiO2 からなる複数の基板
7が保持されており、これら基板7は基板ホルダー6の
上方に位置するヒータ8によって所望温度に加熱される
ようになっている。また、この基板7の下方部には器状
の蒸発源3が配置され、この蒸発源3内にはSi3 4
と希土類元素酸化物の粉末を所望重量比で混合し、ホッ
トプレスにより固化したタブレット4が収容されてい
る。また、この蒸発源3の近傍には電子ガン5が設けら
れており、蒸発源3に収容されているこのタブレット4
に電子ビームを照射し、これを蒸発させるようになって
いる。また、真空チャンバー2底部には酸素ガス導入系
9が接続されており、真空チャンバー2内に酸素ガスを
導入するようになっている。
【0019】次に、本発明の製造方法を説明する。
【0020】図示するように、先ず、真空チャンバー2
を真空排気系10によって高真空(10-6〜10-7To
rr)に排気すると共に、基板ホルダー6に取り付けら
れている複数の基板7をヒータ8によって100〜60
0℃の範囲に加熱する。次に、蒸発源3に収容されてい
るタブレット4に電子ガン5から電子ビームを照射する
と共に、チャンバ2内に酸素ガス導入系9から酸素ガス
を導入しながら、タブレット4を微粒子状に蒸発させ
る。蒸発したSi3 4 の微粒子は酸素と結合し、Si
x y z となる。また、蒸発した希土類元素の酸化物
はSix y z中に含有され、基板7上には希土類イ
オンの含有したSix y z 膜が形成される。ここで
Six y z 膜のx、y、zの値は基板温度、酸素ガ
ス流量、真空度、電子ガンのガン電流によって調節する
ことができる。Six y z 膜中への希土類イオンの
含有量はタブレット4のSi3 4 と希土類元素との酸
化物との重量比によって調節することができる。例え
ば、希土類元素の酸化物としてEr2 3 の融点は近い
値であるので、電子ビーム照射によってほぼ同じような
蒸発速度で蒸発していく。従って、Si3 4 とEr2
3 の重量比にほぼ比例した組成比で成膜される。この
ことから,Erイオンの含有量を100ppmから数%
の範囲で制御することは容易なことである。希土類元素
の酸化物としては上記Er2 3 以外にNd2 3 、Y
2 3 、CeO2 、Eu2 3 、Pr611、Sm2
3 、Ho2 3 、Tm2 3 などを用いることができ
る。なお、Six y z の膜の屈折率(波長0.63
μmでの値)はx、y、zの値により1.465から
2.0近くまで変えることができる。
【0021】次に、図2は本発明の希土類イオン添加光
導波膜の製造方法の第二の実施例を示したものである。
これは真空チャンバー2内底部に二つの蒸発源3,3a
設け、これら蒸発源3,3a内にそれぞれタブレット4
及び4aを収容し、これらタブレット4及び4aに電子
ガン5、5aから電子ビームを照射することにより蒸発
させる方法である。この一方のタブレット4には上記と
同様にSi3 4 を用い、他方のタブレット4aには希
土類元素を少なくとも1種含有した酸化物を用い、ま
た、希土類元素を少なくとも1種含有した酸化物は前述
したものを用いることもできる。この方法では、Six
y z 膜中への希土類イオンの含有量はタブレット4
aへの電子ガンのガン電流を調節することによって制御
することができる。すなわち、この方法ではタブレット
4及び4aへの電子ガン5、5aのガン電流をそれぞれ
調節することによってそれぞれの微粒子の蒸発速度を制
御することができる他、希土類イオンの含有量も容易に
制御することができる。なお、図2において仕切板16
は一方の蒸発源からの蒸発物が他方の蒸発源内に混入し
ないようにするためのものである。また、図2におい
て、タブレット4にはSi 3 4 の代わりにSiO2
あるいはSiO2 に屈折率制御用酸化物を少なくとも1
種含んだものとSi3 4 を粉末状態で所望重量比に混
合し、ホットプレスにより固めたものを用いると、Si
x y z のx、y、zの値をより正確に制御して基板
7上に成膜することができる。これはSiO2 とSi3
4 の融点が1500℃と1900℃であって比較的近
接していることにより、これの一体化タブレットに電子
ガンから電子ビームを照射した場合、ほぼ同じような状
態で蒸発していくためである。また、図2に示す方法に
よれば、図1に示す方法によって得られる膜の屈折率よ
りもさらに高い値の屈折率の膜を形成することができ、
さらに、屈折率制御用酸化物の添加は屈折率の調節以外
に、膜と基板との間の熱膨張係数の整合用としても作用
する。
【0022】次に、図3は上記方法で得られた光導波膜
から光導波路を製造する方法の一実施例を示したもので
あり、大別して(a)から(f)に示す6つのプロセス
からなる。まず、図3中(a)に示すように、基板15
上に屈折率がnb のバッファ層14を形成し、その上に
図1〜図2の方法によってコア用の膜(屈折率nw )1
6を形成した後、コア用膜16上にメタルマスク用のメ
タル膜17を形成する。ここでバッファ層14の膜厚は
厚いほど、伝搬損失を小さくできるので、数μmから1
0数μmの範囲が好ましい。コア用膜16の膜厚もシン
グルモード伝搬用の場合には、数μmから10数μmの
範囲、マルチモード伝搬用の場合には10数μmから数
十μmの範囲が好ましい。次に、図3中(b),(c)
に示すように、メタル膜17上にフォトレジスト膜を塗
布し、マスクを介して紫外線露光を行い、フォトレジス
トパターン18を形成する(フォトリソグラフィ工
程)。その後、このフォトレジストパターン18はマス
クにしてメタル膜をエッチングする。このメタル膜のエ
ッチングはNF3 ガスを用いてドライエッチングにより
行う。その次に、図3中(d)に示すように、上面のフ
ォトレジストパターン18を剥離し、次にメタルマスク
パターン17を用いてドライエッチングを行い、コア用
膜16を略矩形状にパターン化する。この場合、エッチ
ングはバッファ層14も若干エッチングする程度の深さ
まで行う。このエッチンングにはCHF3ガスを用いて
行う。そして図3中(e)に示すように、メタルマスク
パターン17をエッチングにより取り除いた後、最後に
図3中(f)に示すようにコア用膜16の屈折率nw
りも低い値のクラッド膜19(屈折率nc <nw )を被
覆することによって光導波路を得ることができる。ここ
でクラッド膜19の形成方法はプラズマCVD法、熱C
VD法、火炎CVD法、火炎堆積法、コーティング法な
どの製法を用いることができる。
【0023】次に、図4は本発明の光導波路の製造方法
によって実現できる光導波路の断面図を示したものであ
る。図4(a)に示す光導波路15aは基板15に例え
ば石英系ガラス(石英、バイコールガラスなど)を用
い、バッファ層20を基板15で兼用して用いた場合の
構造である。また、図4(b)に示す光導波路15bは
図3の製法によって実現した光導波路構造のものであ
り、基板15にはガラス(石英系、多成分系ガラス)、
半導体(Si、InP、GaAsなど)、強誘電体(L
iNbO3 、LiTaO3 など)、磁性体(YIP、G
GGなど)等を用いることができ、光導波路設計上の自
由度を広げることができる。さらに、図4(c)に示す
光導波路15cはクラッド21の厚みを薄くした、いわ
ゆるリッジ型光導波路構造のものである。このように基
板15にガラス(石英系、多成分系)、半導体(Si、
GaAs、InPなど)、強誘電気体(LiNbO3
LiTaO3 など)、磁性体、サファイヤなどの種々の
ものを用いることができるので、種々の機能をもった光
デバイス(増幅、発振、変調、合波、分波、分配など)
を製造することができ、また、低価格な基板を選択する
ことによって低価格な光デバイスの実現が可能となる。
また、低損失で高比屈折率差の希土類イオン添加光導波
路を実現することができる。たとえば、Erイオンを添
加した光導波路に励起光(例えば,波長1.48μm)
と信号光(波長1.5μm帯の光)を伝搬させることに
より、信号光を増幅させる機能をもった導波路型光増幅
器を実現することができる。
【0024】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、高屈折率
の希土類イオンの添加された光導波路用コア膜を基板上
に反りを小さく成膜でき、かつその膜厚及び屈折率の制
御が容易で、不純物含有の虞のない透過率の良い膜を成
膜することができるため、低損失、超小型、低コスト、
高寸法精度の光導波路型回路を製造することができる、
といった優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の希土類イオン添加光導波膜製造方法の
一実施例を示す概略図である。
【図2】本発明の希土類イオン添加光導波膜製造方法の
第二の実施例を示す概略図である。
【図3】本発明の希土類イオン添加光導波路製造方法の
一実施例を示す工程図である。
【図4】本発明の希土類イオン添加光導波路製造方法に
よって実現できる光導波路の構造を示す断面図である。
【図5】従来の光導波路の製造方法を示す工程図であ
る。
【符号の説明】
2 真空チャンバー 3 蒸発源 4 タブレット 5 電子ガン 7 基板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−2105(JP,A) 特開 平4−60618(JP,A) 特開 平4−22906(JP,A) 特開 平4−53202(JP,A) 特開 平4−35203(JP,A) Electronics Lette rs vol.28 No.17(1992) p.1665−1667 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/12 - 6/14 H01S 3/00 - 4/00 G02F 1/29 - 7/00 C03C 15/00 - 23/00 C23C 14/00 - 14/58 JICSTファイル(JOIS)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空に排気中のチャンバー内上方部に基
    板を配置してこれを加熱すると共に、該基板下方部に蒸
    発源を配置し、該蒸発源内に、Si3 4 と希土類元素
    の酸化物の粉末を所望重量比で混合し、ホットプレスに
    より固めたタブレットを収容した後、上記チャンバー内
    にO2 ガスを導入しつつ、上記タブレットに電子ビーム
    を照射してこれを蒸発させて上記基板上に希土類イオン
    を含有したSix y z の光導波膜を形成することを
    特徴とする希土類イオン添加光導波膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 真空に排気中のチャンバー内上方部に基
    板を配置して加熱すると共に、該基板下方部に、Si3
    4 タブレットを収容した蒸発源と、希土類元素を少な
    くとも1種含有した酸化物のタブレットを収容した蒸発
    源を配置した後、上記チャンバー内にO2 ガスを導入し
    つつ、これらタブレットにそれぞれ電子ビームを照射し
    て蒸発させ、上記基板上に希土類イオンを少なくとも1
    種含有したSix y z の光導波膜を形成することを
    特徴とする希土類イオン添加光導波膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記一つの蒸発源に入れるタブレットと
    してSi3 4 の代わりにSiO2 、あるいはSiO2
    に屈折率制御用酸化物を少なくとも1種含んだものとS
    3 4 の粉末を所望重量比で混合し、ホットプレスよ
    り固めたものを用いることを特徴とする請求項2記載の
    希土類イオン添加光導波膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記基板として、その表面に形成される
    膜の屈折率よりも低い値の屈折率を有する基板、あるい
    はその表面に形成される膜より低い屈折率の層を予め形
    成した基板を用いることを特徴とする請求項1〜3いず
    れか記載の希土類イオン添加光導波膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜4記載のいずれかの方法
    によって得られた光導波膜をフォトリゾグラフィ及びド
    ライエッチングにより略矩形状パターンに加工した後、
    該略矩形状パターン表面上に上記光導波膜の屈折率より
    も低いクラッド膜を被覆して形成することを特徴とする
    光導波路の製造方法。
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