JP3107123B2 - 車体部材の連結部構造 - Google Patents

車体部材の連結部構造

Info

Publication number
JP3107123B2
JP3107123B2 JP05021214A JP2121493A JP3107123B2 JP 3107123 B2 JP3107123 B2 JP 3107123B2 JP 05021214 A JP05021214 A JP 05021214A JP 2121493 A JP2121493 A JP 2121493A JP 3107123 B2 JP3107123 B2 JP 3107123B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
energy absorbing
members
joint
flange portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05021214A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06227427A (ja
Inventor
義文 下瀬
康城 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP05021214A priority Critical patent/JP3107123B2/ja
Publication of JPH06227427A publication Critical patent/JPH06227427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3107123B2 publication Critical patent/JP3107123B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に車両の骨格構造
を形成するフレーム部材等の連結部におけるエネルギ吸
収効率を向上させた車体部材の連結部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、例えば
図22乃至図24に示すようなものがある(米国特許第
4618163号公報等参照)。
【0003】このようなものでは、閉断面構造のアルミ
軽合金製のフレーム部材1を同じくアルミ軽合金製のジ
ョイント部材2に嵌合結合して車体骨格構造の一部を形
成する様にしている。
【0004】このフレーム部材1とジョイント部材2と
が互いに嵌合された連結部3は、アーク溶接又は接着に
より接合されている。このフレーム部材1は、一般に、
押し出し成形により形成されている。また、ジョイント
部材2は、鋳造により形成されるのが、一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構造では、押し出し材であるフレーム部材1
と、鋳造材であるジョイント部材2とをアーク溶接また
は、接着により接合しているため、許容範囲を越える外
力が加わり、連結部3に曲げモーメントMが生じた場
合、図23中二点鎖線に示すように、塑性変形を起こ
し、フレーム部材1又はジョイント部材2の連結部3近
傍に割れが発生する。
【0006】この場合の連結部3における荷重に対する
変位の関係を示すと図24に示すようなグラフ図とな
る。すなわち、図中実線で示すように、変位量Sの増加
と共に荷重Fも減少し、割れが発生した位置4を越える
と、負荷荷重Fが急激に減少してしまう。従って、図2
4中一点鎖線で示す理想的な特性曲線6と比較して、斜
線部Bの面積分、エネルギー吸収量が減少する。してみ
れば、負荷荷重Fが急激に減少しないほうが、エネルギ
ーを有効に吸収することが出来る。
【0007】そこで、特性曲線6と同じエネルギー吸収
量を同一材料で得ようとすると、従来の構造では、特性
曲線7となるよう、つまり、斜線部Aの面積が斜線部B
の面積と等しくなるように、フレーム部材1及びジョイ
ント部材2の板厚を設定する必要がある。
【0008】しかし、このように板厚を増加させても、
割れが発生することに変わりなく、フレーム部材1及び
ジョイント部材2の板厚の増加により、車両重量が増加
するという問題もあった。
【0009】この発明は、連結される車体部材の重量を
増加させることなく、負荷荷重の急激な減少を抑えて、
理想的に近いエネルギ吸収特性を得ることができる車体
部材の連結部構造を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、請求項1に記載の発明は、
フレーム部材とジョイント部材の2つの車体部材の端部
を突合わせて接合すると共に、該接合部に両車体部材に
跨るように易破断部と屈進部とからなるエネルギ吸収部
材を設け、該両車体部材に接合部から折れ曲がる方向に
外力が作用した時に、前記エネルギ吸収部材が延断する
ことによりエネルギーを吸収することを特徴とする車体
部材の連結部構造。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記エネルギ吸
収部材は、該接合部の全周に渡って配設されるように、
互いに連結される複数の板材を有し、一の板材の端部に
外側に折曲するフランジ部が形成され、他の板材の端部
に前記フランジ部を両面側から把持する折畳み部が形成
され、該折畳み部は、前記フランジ部の一側面に当接す
る先端部側片と、前記フランジ部の他側面に当接する基
部側片とを形成すると共に、前記フランジ部と折畳み部
とを連結手段にて連結し、該連結手段は、該両車体部材
に接合部から折れ曲がる方向に外力が作用した時に、前
記基部側片とフランジ部とが離間させられると共に、前
記先端部側片とフランジ部との連結状態を維持する請求
項1記載の車体部材の連結部構造を特徴としている。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記連結手段
は、前記フランジ部の一側面と、前記折畳み部の先端部
側片とを接合すると共に、前記フランジ部の他側面と前
記折畳み部の基部側片とを接合するスポット溶接である
ことを特徴としている。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記連結手段
は、リベットからなり、該リベットは、軸部の途中でフ
ランジ部の基部側一側面に当接する位置に中間頭部を設
け、該中間頭部と頭部との間に軸方向に作用する外力に
よって、軸部の中間頭部と先端部との間よりも破断し易
い切断部を設けたことを特徴としている。
【0014】請求項5に記載の発明は、前記エネルギ吸
収部材は、該接合部の全周に渡って配設されるように、
互いに連結される複数の板材を有し、該連結部分におい
て、前記板材には挿通孔が形成され、該挿通孔を介して
リベット止め又はネジ止めにより環状に連結され、前記
挿通孔は、エネルギ吸収部材の拡開方向を長手方向とす
る長孔であることを特徴としている。
【0015】請求項6に記載の発明は、前記エネルギ吸
収部材は、延性を有する材料から形成され、両車体部材
に各々固定されることにより跨って配設されたことを特
徴としている。
【0016】請求項7に記載の発明は、前記エネルギ吸
収部材は、環状に一体に板状部材が連結されると共に、
一部に折畳み部分が形成され、該折畳み部分の互いに対
向する板部同士が連結手段にて連結され、該連結手段
は、該両車体部材に接合部から折れ曲がる方向に外力が
作用した時に、連結状態が解除されるように設定されて
いることを特徴としている。
【0017】
【作 用】かかる発明によれば、車体部材に対し、接合
部から折れ曲がる方向に外力が作用した時に、両車体部
材に跨るように配設されたエネルギ吸収部材がその外力
を受けて延び、この際にエネルギを吸収することとな
る。
【0018】このため、2つの車体部材の接合部が割れ
ても、このエネルギ吸収部材がエネルギを吸収し、連結
を維持するので、従来のように負荷荷重が急激に減少す
るようなことがなく、殆ど重量増加を招かずに有効にエ
ネルギを吸収できる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0020】図1乃至図9は、この発明の第1実施例を
示すものである。なお、従来と同一乃至均等な部材は同
一符号を付して説明する。
【0021】まず構成を説明すると、この第1実施例で
は、車体部材としての閉断面構造のアルミ軽合金製のフ
レーム部材1を、同じく車体部材としてのアルミ軽合金
製のジョイント部材2に嵌合結合して車体骨格構造の一
部を形成する様にしている。
【0022】このフレーム部材1とジョイント部材2と
の結合部3は、アーク溶接又は接着により接合されてい
る。このフレーム部材1は、一般に、押し出し成形によ
り形成されている。また、ジョイント部材2は、鋳造に
より形成されるのが、一般的である。
【0023】これらの2つの部材1,2を接合する結合
部3の全周には、2枚の板材8,8を環状に連結して構
成され、易破断部と屈進部を有するエネルギ吸収部材7
がアーク溶接されている。このエネルギ吸収部材7の前
記板材8,8の連結部分50は、一方の板材8の端部に
外側に折曲するフランジ部10が形成されている。ま
た、他方の板材8の端部には、前記フランジ部10を両
面側から把持する屈進部である折畳み部12が形成され
て構成されている。
【0024】この折畳み部12には、前記フランジ部1
0の一側面13に当接する先端部側片14と、前記フラ
ンジ部10の他側面15に当接する基部側片16とが形
成されている。
【0025】そして、連結手段としてのリベット17
(易破断部)にて、フランジ部10が折畳み部12で挟
持された状態で固定されている。
【0026】このリベット17は、主に図6及び図7に
示す様に軸部18の途中でフランジ部10の基部側一側
面15に当接する位置に中間頭部19が設けられてい
る。そして、この中間頭部19と頭部20との間には、
軸方向に作用する外力が作用した時に、軸部18の中間
頭部19より先端側の部分22よりも破断し易いよう
に、この部分22より径が小さい切断部23が形成され
ている。
【0027】次に、かかる構成よりなる連結部構造の作
用について説明する。
【0028】フレーム部材1とジョイント部材2に対
し、従来と同様に曲げモーメントMが作用すると、両部
材1,2が接合部3から多少折れ曲がる。
【0029】すると、この接合部3の全周に設けられた
エネルギ吸収部材7を拡開させる方向に外力が作用す
る。この外力により、図4,図8等に示すように、リベ
ット17の切断部23が破断し、基部側片16とフラン
ジ部10の一側面15とが離間する。この場合に多少の
エネルギが吸収される。
【0030】この状態では、中間頭部19がフランジ部
10の一側片15に当接しており、軸部18の残った部
分で先端部側片14とフランジ部10との連結状態が維
持される。
【0031】このように連結状態が維持されるため、両
部材1,2がさらに折れ曲がろうとすると、この場合の
エネルギがエネルギ吸収部材7で吸収されることとな
る。
【0032】このため、2つの部材1,2の接合部3が
割れても、このエネルギ吸収部材7でエネルギが吸収さ
れるため、図9中、実線25で示すように負荷荷重Fが
急激に落ち込むということもなく、一点鎖線24に示す
様な特性を示し、緩やかに変形しながらエネルギの吸収
が行われる。
【0033】したがって、接合される部材1,2の重量
を増加させることなく、変位に対する負荷荷重Fの減少
を安定させ、理想的なエネルギ吸収特性を得ることが出
来る。
【0034】この第1実施例の車体部材の連結部構造で
は、リベット17の切断部23の外径を調整することに
より、破断荷重のコントロールを容易に行なうことが出
来る。
【0035】図10及び図11は、この発明の第2実施
例を示すものである。前記第1実施例と同一乃至均等な
部材については、同一符号を付して説明する。
【0036】この第2実施例の車体部材の連結部構造で
は、2つの部材1,2を接合する結合部3の周囲に、4
枚の板材26,…を環状に連結して構成されるエネルギ
吸収部材25が設けられている。このエネルギ吸収部材
25の前記板材26,…の連結部分50の構造は、第1
実施例と同様である。
【0037】かかる構造において、上記と同様な外力が
作用すると、図11に示す様に、4箇所の連結部分50
が延びることにより、よりエネルギ吸収力が向上すると
共に、色々な方向からの外力に対するエネルギを有効に
吸収できる。
【0038】図12は、本発明の第3実施例を示すもの
である。前記第1実施例と同一乃至均等な部材について
は、同一符号を付して説明する。
【0039】この実施例では、ジョイント部材27がフ
レーム部材1の断面形状より大きく、接合部30におい
て急激に断面変化している。そして、この接合部30の
全周に渡ってエネルギ吸収部材31が配設されている。
【0040】このエネルギ吸収部材31は、2枚の板材
29,30が環状に連結されて構成されている。この連
結部分50は、第1実施例と同様である。
【0041】このように急激に断面変化しているものあ
っては、接合部30に応力が集中して割れが生じ易い
が、エネルギ吸収部材31を設けることにより、この部
材31で接合部30におけるエネルギを有効に吸収する
ことができる。
【0042】図13及び図14は、この発明の第4実施
例を示すものである。
【0043】上記第1実施例では、連結手段がリベット
17であったが、この第4実施例では、スポット溶接に
て構成されている。
【0044】すなわち、フランジ部10の一側面13と
折畳み部12の先端部側片14、フランジ部10の他側
面15と折畳み部12の基部側片16がスポット溶接3
4,35されて固定されることにより、エネルギ吸収部
材36が構成されている。
【0045】かかる構成によれば、外力が作用した場合
に、前記スポット溶接34,35の内、基部側片16と
フランジ部10の一側面15とを連結していたスポット
溶接35には剥離方向の外力が作用するため、このスポ
ット溶接35が剥離し、基部側片16とフランジ部10
とが離間させられる。しかし、先端部側片14とフラン
ジ部10とを連結しているスポット溶接34には、剪断
方向に力が作用することから、その連結を維持する。
【0046】従って、このようにしても、エネルギ吸収
部材36により、有効にエネルギを吸収することができ
る。
【0047】このようにスポット溶接34,35により
固定するようにしているため、上記実施例のリベット1
7等と比較して、作業が良好である。
【0048】図15及び図16は、この発明の第5実施
例を示すものである。
【0049】この第5実施例のエネルギ吸収部材39
は、2枚の板材37,38を環状に連結して構成されて
いる。
【0050】この2つの部材1,2の接合部3の側面位
置で、前記2つの板材37,38が連結される連結部分
42には、挿通孔40,…が形成されている。 この挿
通孔40,…は、エネルギ吸収部材39の拡開方向であ
る図15中上下方向を長手方向とする長孔形状を呈して
いる。
【0051】そして、この挿通孔40,…に、リベット
41,…止めを施すことにより、前記2つの板材37,
38が環状に連結されている。
【0052】このように構成された第5実施例の車体部
材の連結部構造では、2つの部材1,2に外力が加わる
と、リベット41,…が、挿通孔40,…を拡開しなが
ら移動する。
【0053】このため、リベット41,…が、挿通孔4
0,…を拡開しながら長孔方向に移動する際の抵抗力に
よって、エネルギを吸収すると共に、このリベット4
1,…と挿通孔40,…との連結は、維持され、更に延
びながらエネルギを吸収するので、負荷荷重Fが急激に
落ち込むことがない。
【0054】この実施例では、リベット41の軸部の径
と、挿通孔40の大きさとを調整することにより、リベ
ット41移動時の抵抗力を変え、抵抗力のコントロール
を容易に行なうことが出来る。
【0055】また、この第5実施例の連結部分42に
は、挿通孔40,…が形成され、リベット41止めを行
なうことにより、板材37,38が環状に連結され、エ
ネルギ吸収部材39を構成するようにしているが、特に
これに限らず、例えば、リベット41止めに替えて、ネ
ジ止め等を施すことにより、複数の板材37,38が連
結される様にしても良いことは当然である。
【0056】他の構成および作用については、前記第1
実施例と略同様なので、その説明を省略する。
【0057】図17乃至図19は、この発明の第6実施
例を示すものである。
【0058】この第6実施例の車体部材の連結部構造で
は、延性を有する材料からなるエネルギ吸収部材43,
43が2つの部材1,2の上面部と下面部にそれぞれア
ーク溶接により固定されている。
【0059】図18に示す様な曲げモーメントMが作用
した場合に、この結合部3に図19に示すように割れが
生じた後も、エネルギ吸収部材43が延びながらエネル
ギを吸収し、2つの部材1,2間の接合を維持し、有効
にエネルギを吸収できる。
【0060】他の構成および作用については、前記第1
実施例と略同様なので、その説明を省略する。
【0061】図20及び図21は、この発明の第7実施
例を示すものである。
【0062】この第7実施例のエネルギ吸収部材47
は、環状の一枚の板状部材44から構成され、4箇所に
折畳み部分45,…が形成されている。
【0063】そして、この各折畳み部分45,…の互い
に対向する板部46,46をスポット溶接48,…によ
り連結するようにしている。
【0064】折畳み部分45に対して、エネルギ吸収部
材47の拡開方向に外力が加わると、前記スポット溶接
48による板部46,46間の連結は解除され、図21
に示すように、板状部材44の折畳み部45…が延びな
がらエネルギを吸収することとなる。
【0065】他の構成および作用については、前記第1
実施例と略同様なので、その説明を省略する。
【0066】なお、ここではエネルギ吸収部材47の折
畳み部45に、スポット溶接48を施すことにより、板
部46,46間を連結するようにしているが、特にこれ
に限らず、リベットで連結するようにしても良い。
【0067】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、従来のように、負荷荷重が急激に落ち込むことな
く、エネルギ吸収部材が延びて変形しながらエネルキの
吸収が行われるため、連結される車体部材の重量を増加
させることなく、負荷荷重の急激な減少を抑えて、理想
的に近いエネルギ吸収特性を得ることができる、という
実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の車体部材の連結部構造
を示す斜視図である。
【図2】第1実施例の車体部材の連結部構造を示し、エ
ネルギ吸収部材の側面図である。
【図3】第1実施例の車体部材の連結部構造を示し、図
1のA−A断面図である。
【図4】第1実施例の車体部材の連結部構造を示し、図
5のB−B断面図である。
【図5】第1実施例の車体部材の連結部構造を示し、外
力が連結部分に作用した様子を示すエネルギ吸収部材の
側面図である。
【図6】第1実施例のリベットを示す正面図である。
【図7】第1実施例の車体部材の連結部構造を示し、板
材の連結部分を示す要部拡大断面図である。
【図8】第1実施例の車体部材の連結部構造を示し、外
力が作用した板材の連結部分を示す要部拡大断面図であ
る。
【図9】第1実施例のエネルギ吸収特性を従来のエネル
ギ吸収特性と比較したグラフ図である。
【図10】この発明の第2実施例の車体部材の連結部構
造を示し、図1のA−A断面図に対応する箇所の断面図
である。
【図11】第2実施例の車体部材の連結部構造を示し、
外力が作用した様子を示す図1のA−A断面図に対応す
る箇所の断面図である。
【図12】この発明の第3実施例の車体部材の連結部構
造を示す斜視図である。
【図13】この発明の第4実施例の車体部材の連結部構
造を示し、板材の連結部分を示す要部拡大断面図であ
る。
【図14】第4実施例の車体部材の連結部構造を示し、
外力が作用した板材の連結部分を示す要部拡大断面図で
ある。
【図15】この発明の第5実施例の車体部材の連結部構
造を示す斜視図である。
【図16】第5実施例の車体部材の連結部構造を示し、
図15のC−C断面図である。
【図17】この発明の第6実施例の車体部材の連結部構
造を示す斜視図である。
【図18】第6実施例の車体部材の連結部構造を示し、
2つの部材の連結部分にエネルギ吸収部材を配設した様
子を示す側面図である。
【図19】第6実施例の車体部材の連結部構造を示し、
2つの部材の連結部分に外力が作用した様子を示す側面
図である。
【図20】この発明の第7実施例の車体部材の連結部構
造を示し、前記第1実施例の図3に対応する部分の断面
図である。
【図21】第7実施例の車体部材の連結部構造を示し、
前記第1実施例の図8に対応する部分の部分拡大断面図
である。
【図22】従来例の車体部材の連結部構造を示す斜視図
である。
【図23】従来例の車体部材の連結部構造を示し、外力
が2つの部材の結合部に作用した様子を示す側面図であ
る。
【図24】従来例の車体部材の連結部構造におけるエネ
ルギ吸収特性を実線で示し、一点鎖線でしめされる板厚
を増加させた場合と比較したグラフ図である。
【符号の説明】
7 エネルギ吸収部材 8 板材 10 フランジ部 12 折畳み部 13 一側面 14 先端側片 15 他側面 16 基部側片 17 リベット(連結手段) 50 連結部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−8677(JP,A) 特開 平4−5182(JP,A) 実開 昭58−188268(JP,U) 実開 昭62−111279(JP,U) 実開 昭59−196374(JP,U) 実開 昭63−145765(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 21/15 B62D 25/20

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム部材とジョイント部材の2つの
    車体部材の端部を突合わせて接合すると共に、該接合部
    に両車体部材に跨るように易破断部と屈進部とからなる
    エネルギ吸収部材を設け、該両車体部材に接合部から折
    れ曲がる方向に外力が作用した時に、前記エネルギ吸収
    部材が延断することによりエネルギーを吸収することを
    特徴とする車体部材の連結部構造。
  2. 【請求項2】前記エネルギ吸収部材は、該接合部の全周
    に渡って配設されるように、互いに連結される複数の板
    材を有し、一の板材の端部に外側に折曲するフランジ部
    が形成され、他の板材の端部に前記フランジ部を両面側
    から把持する折畳み部が形成され、該折畳み部は、前記
    フランジ部の一側面に当接する先端部側片と、前記フラ
    ンジ部の他側面に当接する基部側片とを形成すると共
    に、前記フランジ部と折畳み部とを連結手段にて連結
    し、該連結手段は、該両車体部材に接合部から折れ曲が
    る方向に外力が作用した時に、前記基部側片とフランジ
    部とが離間させられると共に、前記先端部側片とフラン
    ジ部との連結状態を維持することを特徴とする請求項1
    記載の車体部材の連結部構造。
  3. 【請求項3】 前記連結手段は、前記フランジ部の一側
    面と、前記折畳み部の先端部側片とを接合すると共に、
    前記フランジ部の他側面と前記折畳み部の基部側片とを
    接合するスポット溶接であることを特徴とする請求項2
    記載の車体部材の連結部構造。
  4. 【請求項4】 前記連結手段は、リベットからなり、該
    リベットは、軸部の途中でフランジ部の基部側一側面に
    当接する位置に中間頭部を設け、該中間頭部と頭部との
    間に軸方向に作用する外力によって、軸部の中間頭部と
    先端部との間よりも破断し易い切断部を設けたことを特
    徴とする請求項2記載の車体部材の連結部構造。
  5. 【請求項5】 前記エネルギ吸収部材は、該接合部の全
    周に渡って配設されるように、互いに連結される複数の
    板材を有し、該連結部分において、前記板材には挿通孔
    が形成され、該挿通孔を介してリベット止め又はネジ止
    めにより環状に連結され、前記挿通孔は、エネルギ吸収
    部材の拡開方向を長手方向とする長孔であることを特徴
    とする請求項1記載の車体部材の連結部構造。
  6. 【請求項6】 前記エネルギ吸収部材は、延性を有する
    材料から形成され、両車体部材に各々固定されることに
    より跨って配設されたことを特徴とする請求項1記載の
    車体部材の連結部構造。
  7. 【請求項7】 前記エネルギ吸収部材は、環状に一体に
    板状部材が連結されると共に、一部に折畳み部分が形成
    され、該折畳み部分の互いに対向する板部同士が連結手
    段にて連結され、該連結手段は、該両車体部材に接合部
    から折れ曲がる方向に外力が作用した時に、連結状態が
    解除されるように設定されていることを特徴とする請求
    項1記載の車体部材の連結部構造。
JP05021214A 1993-02-09 1993-02-09 車体部材の連結部構造 Expired - Fee Related JP3107123B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05021214A JP3107123B2 (ja) 1993-02-09 1993-02-09 車体部材の連結部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05021214A JP3107123B2 (ja) 1993-02-09 1993-02-09 車体部材の連結部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06227427A JPH06227427A (ja) 1994-08-16
JP3107123B2 true JP3107123B2 (ja) 2000-11-06

Family

ID=12048757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05021214A Expired - Fee Related JP3107123B2 (ja) 1993-02-09 1993-02-09 車体部材の連結部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3107123B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0653012U (ja) * 1992-12-26 1994-07-19 日立ツール株式会社 高精度ボールエンドミル

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10152067A (ja) * 1996-11-26 1998-06-09 Nissan Motor Co Ltd 車体結合部構造
ITBO20100024A1 (it) * 2010-01-18 2011-07-19 Ferrari Spa Barra composita per il telaio di un veicolo
KR101415897B1 (ko) * 2012-03-26 2014-07-09 덕원이엔티 주식회사 장애인용 전기자동차의 섀시 프레임 조립구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0653012U (ja) * 1992-12-26 1994-07-19 日立ツール株式会社 高精度ボールエンドミル

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06227427A (ja) 1994-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4737768B2 (ja) 脱着式牽引フックの取付構造
JP3436232B2 (ja) 自動車の車体後部構造
US20140294489A1 (en) Member joining method and member joining structure
JP2002331888A (ja) バンパ取付構造
US6712315B2 (en) Metal structural component for an aircraft, with resistance to crack propagation
JP2903845B2 (ja) 自動車用押し出し材の補強構造
JPH1147959A (ja) 外板の製造方法
JP3582519B2 (ja) バンパー取付け構造
US20040232686A1 (en) Vehicle body construction
JP3107123B2 (ja) 車体部材の連結部構造
KR100385283B1 (ko) 차량의 프레임 연결부 구조물
JP2000006821A (ja) 衝撃吸収式ステアリングコラム装置
JP2002356134A (ja) 車両のバンパ取付構造
JPH05319304A (ja) 押し出し材フレームの結合構造
JP4080949B2 (ja) 車体のフレーム構造
JP2019167068A (ja) 車両のバンパ装置
JPH04297376A (ja) 車体骨格メンバ
JPH0788195B2 (ja) 自動二輪車のリヤア−ム
JPH0710032A (ja) 衝突性能に優れた接合構造部材
JPH10258765A (ja) 自動車構造部材用継手構造
JP3039145B2 (ja) 車体フレーム部材
JP2711994B2 (ja) 立体トラス用二重管型構造部材
JP3211452B2 (ja) 車両用ドアインパクトビーム
JP3196442B2 (ja) シートブラケット取付部の車体フロアへの結合構造
JP3333720B2 (ja) 車体フレーム用Al合金製中空フレーム部材

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees