JP3107015B2 - 間欠障害診断システム - Google Patents

間欠障害診断システム

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JP3107015B2
JP3107015B2 JP09288410A JP28841097A JP3107015B2 JP 3107015 B2 JP3107015 B2 JP 3107015B2 JP 09288410 A JP09288410 A JP 09288410A JP 28841097 A JP28841097 A JP 28841097A JP 3107015 B2 JP3107015 B2 JP 3107015B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の入出力装置
の協動によって不規則に発生する間欠障害の検出を行う
間欠障害診断システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、例えば特開平2ー
127733号公報に記載されたものが知られている。
図12に示すように、この公報に記載された従来の故障
診断装置100は、N台の被測定装置110に接続され
ており、これらの被測定装置110の故障個所を検出す
るものである。
【0003】故障診断装置100は、被測定装置110
のクロック信号供給手段101に対してクロック変更指
示信号を送るクロック変更指示手段111と、被測定装
置110の電源電圧供給手段112に対して電圧変更信
号を送る電源電圧変更指示手段112とを備えている。
さらに、故障診断装置100は、各被測定装置110の
それぞれに対応する診断プログラムが格納された診断プ
ログラム格納手段103と、診断プログラムの実行によ
って得られる診断結果を表示する診断結果表示手段10
4と、これらの手段101〜104を制御する診断制御
手段105とを備えている。
【0004】次に、故障診断装置100の動作について
説明する。まず、各被測定装置110の動作中に障害が
発生した場合に、障害時の情報に基づいて障害を発生さ
せた被測定装置110を特定させる。そして、特定され
た被測定装置110を他の装置110から論理的に切り
離して、この被測定装置110に対して診断プログラム
を実行させる。診断プログラムの実行で被測定装置11
0の異常を検出できた場合には、故障個所を指摘する結
果を診断結果表示手段104に表示させる。また、異常
を検出することなく診断プログラムが正常に終了した場
合には、クロック変更指示手段111又は電源電圧変更
指示手段112から被測定装置110に対して変更指示
信号を送り、動作条件を変更した後に診断プログラムを
再実行させる。その結果、故障個所を検出することがで
きる。
【0005】なお、その他の従来の技術しては、特開昭
54−21146号公報、特開昭60−15727号公
報のものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の障害診断装置1
00は、各被測定装置110に対して単体で診断プログ
ラムを実行させて、被測定装置110単体で再現可能な
通常の障害を検出することを目的としている。従って、
複数の被測定装置110の協動によって不規則に発生す
る間欠障害を、この障害診断装置100で検出すること
は困難であった。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、複数の入出力装置の協動によっ
て不規則に発生する間欠障害を効率よく検出することの
できる間欠障害診断システムを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の間欠障害診断
システムは、複数の入出力装置の協動によって不規則に
発生する間欠障害の検出を行う間欠障害診断システムに
おいて、複数の入出力装置に各々対応して設けられた複
数の診断テストパッケージと、診断テストパッケージご
とに設けられた複数の環境パラメータが各々格納された
診断環境パラメータテーブルと、複数の環境パラメータ
を初期化して、初期化後の各環境パラメータに基づいて
複数の診断テストパッケージを同時に実行させると共
に、所定時間ごとに診断環境パラメータテーブルに格納
された複数の環境パラメータを各々変更して、変更後の
各環境パラメータに基づいて複数の診断テストパッケー
ジの実行を繰り返し、複数の入出力装置の動作タイミン
グを変化させる診断モニタとを備え、診断モニタは、障
害が発生した場合に、診断環境パラメータテーブルに格
納された各環境パラメータに基づいて複数の診断テスト
パッケージを実行させることにより、障害発生時の環境
を再現させることを特徴とする。
【0009】
【0010】請求項において、診断テストパッケージ
は、データ転送量を環境パラメータとして、このデータ
量を転送できるか否かを判定するデータ転送量テストル
ーチンと、データパターンを環境パラメータとして、こ
のパターンのデータを転送できるか否かを判定するデー
タパターンテストルーチンとを備えることを特徴とす
る。
【0011】請求項において、データパターンは、デ
ータが増加するインクリメントパターンであることを特
徴とする。
【0012】請求項において、データパターンは、隣
接する2つのデータの差を一定にしたランダムパターン
であることを特徴とする。
【0013】請求項において、データパターンは、メ
モリアドレスそのものをデータとしたアドレスパターン
であることを特徴とする。
【0014】請求項において、診断テストパッケージ
は、遅延時間を環境パラメータとして、入出力装置をこ
の遅延時間だけ停止させた後に正常に動作できるか否か
を判定する遅延テストルーチンを備えることを特徴とす
る。
【0015】請求項において、診断テストパッケージ
は、入出力装置にアクセスするためのアドレスモードを
環境パラメータとして、物理アドレスと論理アドレスと
のいずれかを用いてデータアクセスを行うことにより、
入出力装置の動作タイミングを変化させて、データアク
セスが正しく行えるか否かを判定するデータアクセステ
ストルーチンを備えることを特徴とする。
【0016】請求項において、診断テストパッケージ
は、入出力装置を起動させた際に中央処理装置を開放さ
せるためのモードである待避モードの有無を環境パラメ
ータとして、この待避モードの有無の環境下で入出力装
置を動作させることにより、入出力装置の動作タイミン
グを変化させて、入出力装置が正しく動作できるか否か
を判定する待避モードテストルーチンを備えることを特
徴とする。
【0017】請求項において、診断テストパッケージ
は、各テストルーチンの実行シーケンスを環境パラメー
タとして、各テストルーチンの実行順序を変えることに
より、入出力装置の動作タイミングを変化させて、入出
力装置が正しく動作できるか否かを判定するシーケンス
テストルーチンを備えることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
図面を参照して説明する。図1は本実施の形態に係る間
欠障害診断システム10を示すブロック図である。同図
に示すように、間欠障害診断システム10は、コンピュ
ータシステム30の間欠障害を診断するシステムであ
り、複数の診断テストパッケージ11と、これらの診断
テストパッケージ11を同時に実行させる診断モニタ1
2とを備えている。コンピュータシステム30は、コン
ピュータ本体装置31と複数の入出力装置32とを備え
ており、診断テストパッケージ11はこれらの入出力装
置32に各々対応して設けられている。なお、間欠障害
診断システム10は、コンピュータシステム30の製品
出荷前に用いて障害を未然に検出することが多いが、コ
ンピュータシステム30の稼働後に用いて障害原因を検
出してもよい。
【0019】ここで、間欠障害とは、複数の入出力装置
32のの協動によって不規則に発生する障害をいう。こ
のような障害は、単体の入出力装置32で発生する障害
と異なり、複数の入出力装置が特定のタイミングで動作
したときのみに発生するので、通常行われている診断で
は検出が困難である。また、入出力装置32には、ハー
ドディスク装置、CD−ROM装置、プリンタ、ディス
プレイ、キーボードなどがある。
【0020】図2に示すように診断モニタ12は、各テ
ーブルの初期化を行う初期化処理部13と、各処理部等
を統括するスーパーバイザ処理部14と、各タスクの動
作を制御するタスク制御部15と、各入出力装置32の
起動を制御する入出力起動処理部16とを備えている。
また、診断モニタ12は、各診断テストパッケージ11
の実行を制御する診断実行制御処理部17と、バッファ
領域の管理を行うバッファ管理部18と、各入出力装置
32の割込みを制御する入出力割込処理部19と、各種
サブルーチン20とを備えている。さらに、診断モニタ
12は、入出力以外の割込みの制御を行う各種割込処理
部21と、オペレータによる操作を制御するオペレータ
操作制御処理部22と、各種制御テーブル23とを備え
ている。
【0021】診断実行制御処理部17は、診断環境パラ
メータ(環境パラメータ)を各診断テストパッケージ2
2に与える診断パラメータ処理部24を備えている。ま
た、各種制御テーブル23は、アドレスモードパラメー
タやクロックモードパラメータなどが格納された診断環
境パラメータテーブル25を備えている。そして、診断
パラメータ処理部24が診断環境パラメータテーブル2
5から診断環境パラメータを読み出して各診断テストパ
ッケージ11に与えることにより、これらの診断テスト
パッケージ11は診断環境パラメータに基づいた診断テ
ストを行うことができる。
【0022】図3に示すように、診断環境パラメータテ
ーブル25は、診断環境パラメータごとに設けられた複
数のレコード26と、これらのレコード26の総数が格
納されたレコード数領域27と、各レコード26を指示
するためのポインタが格納されたポインタ領域28とを
備えている。そして、各レコード26は、診断環境パラ
メータのカレント値が格納されたカレント値フィールド
(パラメータ保持部)26aと、診断環境パラメータの
初期値が格納された初期値フィールド26bと、診断環
境パラメータの最大値が格納された最大値フィールド2
6cと、診断環境パラメータの詳細情報が格納された詳
細情報フィールド26dとを備えている。この例では、
レコード数領域27には10が格納されている。また、
初期値フィールド26bには0が格納されているが、必
ずしも0でなくてよい。
【0023】なお、パラメータの種類には、アドレスモ
ードパラメータ、クロックモードパラメータ、電圧モー
ドパラメータ、転送カウントパラメータ(データ転送量
パラメータ)、転送データパターンパラメータ(データ
パターンパラメータ)、入出力起動後の遅延パラメータ
(遅延時間パラメータ)、実行組合せパラメータ、専用
動作モードパラメータ、待避モードパラメータ、シーケ
ンスパラメータ(実行シーケンスパラメータ)がある。
これらのパラメータの詳細は後述する。
【0024】次に、間欠障害診断システム10の動作に
ついて、図4のフローチャートを用いて説明する。な
お、間欠障害診断システム10の動作にあたり、診断モ
ニタ12及び各診断テストパッケージ11はコンピュー
タ本体装置31の主記憶装置にロードされているものと
する。
【0025】コンピュータ本体装置31を操作員が操作
して、診断の開始が指定されることにより、診断モニタ
12が稼動する。診断モニタ12の稼動によって、診断
モニタ12の初期化処理部13が実行され、診断環境パ
ラメータテーブル25の初期化が行われる(ステップ4
0)。次に、診断パラメータ処理部24が実行され、診
断環境パラメータテーブル25の各カレント値フィール
ド26aに診断環境パラメータが設定される(ステップ
41)。そして、各カレント値フィールド26aに設定
された診断環境パラメータは診断テストパッケージ11
に提供される。
【0026】さらに、診断実行制御処理部17が実行さ
れ、診断テストパッケージ11を起動させるための準備
処理が行われる(ステップ42)。この準備処理によっ
て、各カレント値フィールド26aの診断環境パラメー
タが診断テストパッケージ11に設定される。その後、
全診断テストパッケージ11がタスク処理によって同時
に実行され(ステップ43)、各入出力装置32を並列
に動作させる。この処理によって、各診断テストパッケ
ージ11による入出力装置32の診断が行われる。そし
て、いずれかの入出力装置32で障害が発生した場合
に、この入出力装置32に対応した診断テストパッケー
ジ11でこの障害が検出される。特に、各入出力装置3
2が同時に動作している状態で診断が行われるので、各
入出力装置32の協動で不規則に発生する間欠障害を効
率よく検出することができる。
【0027】診断テストパッケージ11のいずれか一つ
の動作が完了すると、次のステップに処理が移り、1パ
ス診断の実行が終了したかどうか調べられる(ステップ
44)。この1パス診断とは診断の基本実行単位であ
り、この1パス診断の実行時間は診断テストパッケージ
11が持つテストを全て終了させる時間である。例え
ば、この時間は3分〜10分と定義され、診断モニタ1
2がタイマーで測定されて、その時間だけ実行される。
従って、1パス診断が完了していなければステップ43
に処理が戻り、同様の診断が繰り返される。ステップ4
4で1パス診断が完了すると次のステップに処理が移
り、パスカウントが1増加される(ステップ45)。
【0028】次に、指定された時間だけ診断が行われた
か否かが調べられ(ステップ46)、まだ終了していな
ければステップ41に処理を戻す。なお、指定された時
間とは、間欠障害診断システム10の総実行時間であ
り、操作員によって予め入力された時間である。具体的
には、5時間、10時間、24時間等が指定される。
【0029】ステップ41では次の診断環境パラメータ
が設定され、今度は異なった環境下で次の1パス診断が
行われる(ステップ41〜ステップ46)。このよう
に、各パスごとに診断環境パラメータを変えることによ
って、複数の入出力装置32の動作タイミングを微妙に
変化させることができる。その結果、複数の入出力装置
32が特定のタイミングで動作したときのみ発生する間
欠障害を確実に検出することができる。そして、ステッ
プ46において指定された診断の時間が終了すると、全
ての入出力装置32の診断を完了させる。
【0030】ステップ41の診断環境パラメータの設定
処理は、図5のフローチャートに示す手順で行われる。
まず、ポインタ領域28のポインタを初期化する(ステ
ップ50)。次に、このポインタをインデックスとして
レコードにアクセスし、カレント値フィールド26aか
ら診断環境パラメータのカレント値を読み出す(ステッ
プ51)。そして、読み出したカレント値に1を加算し
て、カレント値フィールド26aに書き込む(ステップ
52)。さらに、最大値フィールド26cから診断環境
パラメータの最大値を読み出して、カレント値と最大値
とを比較する(ステップ53)。比較の結果、カレント
値が最大値より小さい場合には、ポインタ領域28のポ
インタに1を加算する(ステップ54)。
【0031】また、ステップ53の比較で、カレント値
と最大値とが等しい場合には、最小値フィールド26b
から読み出した診断環境パラメータの最小値をカレント
値フィールドに書き込んで(ステップ55)、ポインタ
領域28のポインタに1を加算する(ステップ54)。
ステップ54の処理終了後、レコード数領域27からレ
コード数を読み出して、このレコード数とポインタとを
比較する(ステップ56)。比較の結果、ポインタがこ
のレコード数より小さい場合には、ステップ51に処理
を戻して、ステップ51からステップ55までの処理を
繰り返す。また、ステップ56の比較で、ポインタとレ
コード数とが等しい場合には処理を終了する。
【0032】以上のステップ50からステップ56まで
の処理によって、診断環境パラメータテーブル25の全
てのカレント値フィールド26aに格納されたカレント
値に1が加算される。また、カレント値が最大値の場合
には、カレント値は初期値になる。例えば、初期値が0
で最大値が3の場合には、ステップ50からステップ5
6までの処理を繰り返すことによって、診断環境パラメ
ータのカレント値は、0→1→2→3→0→1→2…と
変化していく。
【0033】また、いずれかの入出力装置32で障害が
発生した場合、診断パラメータ処理部17は、入出力装
置32の動作を終了させると共に、全てのカレント値フ
ィールド26aに格納された診断環境パラメータのカレ
ント値を保存する。この診断環境パラメータのカレント
値は、障害が発生した場合の異常環境条件そのものであ
る。従って、その後に診断を再開させる場合には、この
条件のみを取り出して各診断テストパッケージ11を実
行させることにより、障害の原因を容易に解明すること
ができる。
【0034】図6に示すように、全ての診断環境パラメ
ータのカレント値は、各診断テストパッケージ11に提
供される。各診断テストパッケージ11は、各診断環境
パラメータにそれぞれ対応した複数のテストルーチンを
有している。そして、各テストルーチンにはそれぞれ異
なる診断環境パラメータが与えられ、これらのテストル
ーチンは順番に実行される。
【0035】具体的には、各診断テストパッケージ11
は、データアクセステストルーチン11a、データ転送
量テストルーチン11b、データパターンテストルーチ
ン11c、遅延テストルーチン11d、待避モードテス
トルーチン11e、シーケンステストルーチン11fな
どを備えている。そして、データアクセステストルーチ
ン11aにはアドレスモードパラメータが、データ転送
量テストルーチン11bには転送カウントパラメータ
が、データパターンテストルーチン11cには転送デー
タパターンパラメータがそれぞれ与えられる。また、遅
延テストルーチン11dには入出力起動後の遅延パラメ
ータが、待避モードテストルーチン11eには待避モー
ドパラメータが、シーケンステストルーチン11fには
シーケンスパラメータがそれぞれ与えられる。
【0036】各テストルーチンに診断環境パラメータを
提供する具体的な方法は、診断環境パラメータの種類に
よって3つのパターンに分けられる。第1は診断テスト
パッケージ11のメイン処理において、診断環境パラメ
ータテーブル25から診断環境パラメータを取得する方
法、第2は診断テストパッケージ11の指示の下で、診
断モニタ12が診断環境パラメータを取得する方法、第
3は診断テストパッケージ11の制御に関係なく、診断
モニタ12が診断環境パラメータを取得する方法であ
る。なお、各テストルーチンのシーケンス内容はあらか
じめ決められた固定情報である。
【0037】次に、診断テストパッケージ11の各テス
トルーチンについて、図7を用いて説明する。まず、デ
ータアクセステストルーチン11aは、図8に示すよう
に、コンピュータ本体装置31が有する主記憶装置31
aに対して、実アドレスまたは論理アドレスを指定して
診断を行うテストルーチンである。論理アドレスモード
でコンピュータシステム30を実行させるとアドレス変
換機構が働き、実アドレスモードでの実行に対してハー
ドウェア環境を変化させることができる。このハードウ
ェア環境の変化によって、入出力装置32の動作を微妙
に変化させることができ、入出力装置32の協動によっ
て不規則に発生する間欠障害を効率よく検出することが
できる。パラメータ数は3個であり、パラメータ“0”
は実アドレスを指定して診断を行うためのパラメータで
ある。また、パラメータ“1”及びパラメータ“2”は
共に論理アドレスを指定して診断を行うためのパラメー
タであるが、パラメータ“1”では実アドレスと論理ア
ドレスとが等しい。これに対して、パラメータ“2”で
は実アドレスと論理アドレスとが異なる。
【0038】クロックモードテストルーチンは、クロッ
ク信号の周波数を通常値で、或いは増減を行って診断す
るテストルーチンである。クロックを可変とすることに
より、ハードウェア環境を変化させることができる。こ
のハードウェア環境の変化によって、入出力装置32の
動作を微妙に変化させることができ、入出力装置32の
協動によって不規則に発生する間欠障害を効率よく検出
することができる。パラメータ数は6個であり、パラメ
ータ“0”は通常クロックでコンピュータシステム30
を実行させるためのパラメータである。
【0039】また、パラメータ“1”は通常クロックの
+5%でコンピュータシステム30を実行させるための
パラメータであり、パラメータ“2”は通常クロックの
+10%でコンピュータシステム30を実行させるため
のパラメータである。さらに、パラメータ“3”は通常
クロックの−5%でコンピュータシステム30を実行さ
せるためのパラメータであり、パラメータ“4”は通常
クロックの−10%でコンピュータシステム30を実行
させるためのパラメータである。さらにまた、パラメー
タ“5”はパラメータ“1”からパラメータ“4”まで
のクロック値をランダムに選択して、このクロック値で
コンピュータシステム30を実行させるためのパラメー
タである。
【0040】電圧モードテストルーチンは、コンピュー
タシステム30に供給される電圧を通常値で、或いは増
減を行って診断するテストルーチンである。電圧を可変
とすることにより、ハードウェア環境を変化させること
ができる。このハードウェア環境の変化によって、入出
力装置32の動作を微妙に変化させることができ、入出
力装置32の協動によって不規則に発生する間欠障害を
効率よく検出することができる。パラメータ数は6個で
あり、パラメータ“0”は通常電圧でコンピュータシス
テム30を実行させるためのパラメータである。また、
パラメータ“1”は通常電圧の+5%でコンピュータシ
ステム30を実行させるためのパラメータであり、パラ
メータ“2”は通常電圧の+10%でコンピュータシス
テム30を実行させるためのパラメータである。
【0041】さらに、パラメータ“3”は通常電圧の−
5%でコンピュータシステム30を実行させるためのパ
ラメータであり、パラメータ“4”は通常電圧−10%
でコンピュータシステム30を実行させるためのパラメ
ータである。さらにまた、パラメータ“5”はパラメー
タ“1”からパラメータ“4”までの電圧値をランダム
に選択して、この電圧値でコンピュータシステム30を
実行させるためのパラメータである。
【0042】データ転送量テストルーチン11bは、各
入出力装置32で用いられる転送カウントを指定して診
断を行うテストルーチンである。転送カウントを可変と
することによって、ハードウェア環境を変化させること
ができる。このハードウェア環境の変化によって、入出
力装置32の動作を微妙に変化させることができ、入出
力装置32の協動によって不規則に発生する間欠障害を
効率よく検出することができる。パラメータ数は4個で
あり、パラメータ“0”は標準転送カウントを指定して
診断を行うためのパラメータである。また、パラメータ
“1”は最小転送カウントを指定して診断を行うための
パラメータであり、パラメータ“2”は最大転送カウン
トを指定して診断を行うためのパラメータである。さら
に、パラメータ“3”はランダム転送カウントを指定し
て診断を行うためのパラメータである。
【0043】データパターンテストルーチン11cは、
コンピュータ本体装置31が有する主記憶装置31aに
記憶されたデータパターンの入出力装置32への書き込
みテストおよび入出力装置32に書き込まれたデータパ
ターンの主記憶装置31aへの読み出しテストを行うテ
ストルーチンである。データパターンを可変とすること
によって、ハードウェア環境を変化させることができ
る。パラメータ数は7個であり、パラメータ“0”はデ
ータパターン0(例えば、オール0のパターン)を指定
して診断を行うためのパラメータである。
【0044】また、パラメータ“1”はデータパターン
1(例えば、オール1のパターン)を指定して診断を行う
ためのパラメータであり、パラメータ“2”はデータパ
ターン2(例えば、0,1交互のパターン)を指定して診断
を行うためのパラメータである。さらに、パラメータ
“3”はデータパターン3(例えば、1,0交互のパター
ン)を指定して診断を行うためのパラメータであり、パ
ラメータ“4”はデータパターン4(例えば、インクレ
メントパターン)を指定して診断を行うためのパラメー
タである。さらにまた、パラメータ“5”はデータパタ
ーン5(例えば、ランダムパターン)を指定して診断を
行うためのパラメータであり、パラメータ“6”はパラ
メータ“1”からパラメータ“5”までのデータパター
ンをランダムに選択して、このデータパターンで診断を
行うためのパラメータである。
【0045】各データパターンの例を以下に挙げる。 (1)オール0のパターン [アドレス] [データ] +000 00000000 +004 00000000 +008 00000000 +00C 00000000 ・・・・ ・・・・・・・・ +NNN 00000000
【0046】(2)オール1のパターン [アドレス] [データ] +000 FFFFFFFF +004 FFFFFFFF +008 FFFFFFFF +00C FFFFFFFF ・・・・ ・・・・・・・・ +NNN FFFFFFFF
【0047】(3)0,1交互パターン [アドレス] [データ] +000 55555555 +004 55555555 +008 55555555 +00C 55555555 ・・・・ ・・・・・・・・ +NNN 55555555
【0048】(4)1,0交互パターン [アドレス] [データ] +000 AAAAAAAA +004 AAAAAAAA +008 AAAAAAAA +00C AAAAAAAA ・・・・ ・・・・・・・・ +NNN AAAAAAAA
【0049】(5)インクリメントパターン1 8ビットのビット幅を最大として、以下のデータパター
ンを使用する。 [アドレス] [データ] +000 00010203 ==>00,01,02,03,…,FE,FF,00,01, … +004 04050607 +008 08090A0B +00C 0C0D0E0F ・・・・ ・・・・・・・・ +NNN XXXXXXXX
【0050】(6)インクリメントパターン2 16ビットのビット幅を最大として、以下のデータパタ
ーンを使用する。 [アドレス] [データ] +000 00000001 ==>0000,0001,…,FFFF,0000,… +004 00020003 +008 00040005 +00C 00060007 ・・・・ ・・・・・・・・ +NNN XXXXXXXX
【0051】(7)ランダムパターン1 初期データを9Cとして1ずつ増加させる。 [アドレス] [データ] +000 9C9D9E9F +004 A0A1A2A3 +008 A4A5A6A7 +00C A8A9AAAB ・・・・ ・・・・・・・・ +NNN XXXXXXXX
【0052】(8)ランダムパターン2 初期データを81として1,2,3,…ずつ増加させ
る。 [アドレス] [データ] +000 81828487 +004 8B90・・・・ +008 ・・・・・・・・ +00C ・・・・・・・・ ・・・・ ・・・・・・・・ +NNN XXXXXXXX
【0053】(9)ランダムパターン3 隣のデータとの差(1B)をいつも一定にする。 [アドレス] [データ] +000 26415C77 +004 92ADB8・・ +008 ・・・・・・・・ +00C ・・・・・・・・ ・・・・ ・・・・・・・・ +NNN XXXXXXXX
【0054】(10)アドレスパターン メモリのアドレスそのものをデータパターンとする。 [アドレス] [データ] 123050 00123050 123054 00123054 123058 00123058 12305C 0012305C ・・・・ ・・・・・・・・ +NNN XXXXXXXX
【0055】(11)ワーストパターン ハードウェアに最も負荷のかかるワーストパターン(E
B6DB6DB)を使用。 [アドレス] [データ] +000 EB6DB6DB +004 EB6DB6DB +008 EB6DB6DB +00C EB6DB6DB ・・・・ ・・・・・・・・ +NNN EB6DB6DB
【0056】次に、遅延テストルーチン11dは、各入
出力装置32を起動後、遅延時間の有無の指定及び有の
場合はその時間を指定して診断を行うテストルーチンで
ある。各入出力装置32の起動後の遅延を可変として各
入出力装置32の動作順序を入れ替えることにより、ハ
ードウェア環境を変化させることができる。このハード
ウェア環境の変化によって、入出力装置32の動作を微
妙に変化させることができ、入出力装置32の協動によ
って不規則に発生する間欠障害を効率よく検出すること
ができる。
【0057】パラメータ数は10個であり、パラメータ
“0,2,4,6,8”は遅延時間なしで診断を行うた
めのパラメータである。また、パラメータ“1”は遅延
時間を100マイクロ秒に指定して診断を行うためのパ
ラメータであり、パラメータ“3”は遅延時間を1m秒
に指定して診断を行うためのパラメータである。さら
に、パラメータ“5”は遅延時間を5m秒に指定して診
断を行い、パラメータ“7”は遅延時間を10m秒に指
定して診断を行うためのパラメータである。さらにま
た、パラメータ“9”は遅延時間をランダム(100マイ
クロ秒〜10m秒の間)に指定して診断を行うためのパラ
メータである。
【0058】待避モードテストルーチン11eは、コン
ピュータ本体装置31のCPU(図示せず)に対して、
待避モードの有無を設定して診断を行うテストルーチン
である。通常、各診断テストパッケージ11は、図9
(a)に示す3つのモードを推移する。実行モードは、
診断テストパッケージ11がCPUを占有している状態
である。また待避モードは、診断テストパッケージ11
が入出力装置32に対して起動をかけた場合に、その入
出力装置32の動作が終了するのを待っている状態であ
る。さらにレディモードは、診断テストパッケージ11
がいつでも実行可能な状態である。
【0059】従って、待避モードが有効な場合には、い
ずれかの診断テストパッケージ11が入出力装置32に
アクセス中であっても、この診断テストパッケージ11
が待機状態となるので、入出力動作を伴わない他の診断
テストパッケージ11がCPUを使用することができる
(図9(b)参照)。また、待避モードを無効にした場
合には、いずれかの診断テストパッケージ11が入出力
装置32にアクセスしている間はCPUを占有すること
となり、他の診断テストパッケージ11は動作できない
(図9(c)参照)。
【0060】このように、待避モードを可変とすること
により各診断テストパッケージ11の動作順序が変わ
り、ハードウェア環境を変化させることができる。この
ハードウェア環境の変化によって、入出力装置32の動
作を微妙に変化させることができ、入出力装置32の協
動によって不規則に発生する間欠障害を効率よく検出す
ることができる。待避モードテストルーチン11eのパ
ラメータ数は2個であり、パラメータ“0”は待避モー
ドなしで診断するためのパラメータである。また、パラ
メータ“1”は待避モードありで診断するためのパラメ
ータである。
【0061】シーケンステストルーチン11fは、各診
断テストパッケージ11が備える複数のテストルーチン
の実行順序を変えて診断を行うテストルーチンである。
各テストルーチンの実行順序を可変にすることにより、
ハードウェア環境を変化させることができる。このハー
ドウェア環境の変化によって、入出力装置32の動作を
微妙に変化させることができ、入出力装置32の協動に
よって不規則に発生する間欠障害を効率よく検出するこ
とができる。
【0062】パラメータ数は3個であり、パラメータ
“0”は最初のテストルーチンから順番にテストルーチ
ンを実行させて診断するためパラメータである。また、
パラメータ“1”は最後のテストルーチンから逆順にテ
ストルーチンを実行させて診断するためパラメータであ
る。さらに、パラメータ“2”は順番をランダムに変え
たテストルーチンを実行させて診断するためのパラメー
タである。
【0063】実行組合せテストルーチンは、各診断テス
トパッケージの実行の有無を指定して診断するテストル
ーチンである。各診断テストパッケージの実行の組合せ
を可変とすることによって、ハードウェア環境を変化さ
せることができる。このハードウェア環境の変化によっ
て、入出力装置32の動作を微妙に変化させることがで
き、入出力装置32の協動によって不規則に発生する間
欠障害を効率よく検出することができる。パラメータ数
は3個であり、パラメータ“0,2”は全診断テストパ
ッケージを実行させるためのパラメータである。また、
パラメータ“1”は指定された診断テストパッケージを
実行させないためのパラメータである。
【0064】専用動作モードテストルーチンは、各入出
力装置32の特性に合わせた動作モードで診断するテス
トルーチンである。例えば、ハードディスク装置に対し
ては、WRITEオンリー、READオンリー、WR/
RDの別を指定したテストを行うことによって、ハード
ウェア環境を変化させることができる。このハードウェ
ア環境の変化によって、入出力装置32の動作を微妙に
変化させることができ、入出力装置32の協動によって
不規則に発生する間欠障害を効率よく検出することがで
きる。パラメータ数は4個であり、これらのパラメータ
は各診断テストパッケージ11ごとに動作モードを変え
てある。
【0065】図10は、間欠障害診断システム10によ
る診断処理の過程を示した図である。同図に示すよう
に、1回の診断パスが終了する毎にパスカウントが1つ
増加し、それと同時に各診断テストパッケージに与える
診断環境パラメータが変化している。診断環境パラメー
タの種類はいくつあっても良いが、試験時間がある程度
限られることもあり、最適な診断環境パラメータの設定
が必要である。
【0066】図11は、診断環境パラメータの具体的内
容を示した図である。本実施の形態では、アドレスモー
ドパラメータからシーケンスパラメータまで10種類の
診断環境パラメータが用意されている。ここで、これら
の診断環境パラメータは、10種類の全てを使用する必
要はないが、最低、転送カウントパラメータと転送デー
タパターンパラメータとの組合せを使用して診断するこ
とが好ましい。これらの組合せを用いて診断することに
よって、単体の診断環境パラメータでは再現の難しい間
欠障害を確実に検出することができる。
【0067】図11に示すように、診断モニタ12は、
診断パスが経過する毎に診断環境パラメータを微妙に変
化させている。このため、各入出力装置32を様々なタ
イミングで動作させて、全ての動作モードを網羅しなが
ら診断を行うことができる。その結果、間欠障害を漏れ
なく検出することができる。
【0068】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内におい
て各種の変形が可能である。
【0069】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の間
欠障害診断システムによれば、各種の環境パラメータを
診断テストパッケージに与えると共に、この環境パラメ
ータを診断テストパッケージの実行ごとに変えることに
よって、複数の入出力装置の動作タイミングを微妙に変
化させることができる。その結果、各入出力装置の実稼
動において発生しうる間欠障害を未然に検出し、製品品
質を向上させることができる。また、最適な環境パラメ
ータを各入出力装置に与えることにより、短時間に効率
良く障害を検出することをことができる。特に、データ
転送量とデータパターンとのパラメータの組合せを各入
出力装置に与えることにより、単体の環境パラメータを
用いた診断では再現の難しい間欠障害を確実に検出する
ことができる。
【0070】さらに、間欠障害のネックとなる再現試験
も、障害検出時の環境パラメータをパラメータ保持部が
保持しているので容易に行うことができ、障害修復の早
期解決を図ることができる。また、インクリメントパタ
ーン、ランダムパターン、アドレスパターンといった様
々なデータパターンを環境パラメータとして診断テスト
パッケージを実行させることによって、短時間に効率良
く障害を検出することをことができる。
【0071】さらにまた、診断モニタによって各種の環
境パラメータが診断テストパッケージに与えられてい
る。その結果、各診断テストパッケージにはパラメータ
処理制御機能が不要となり、各診断テストパッケージの
作りを単純にできる。その結果、プログラムの開発費用
を削減することができ、且つプログラムの開発工期を短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である間欠障害診断システ
ムを示すのブロック図である。
【図2】診断環境パラメータテーブルと診断テストパッ
ケージとの関係を示すブロック図である。
【図3】診断環境パラメータテーブルの構造を示す図で
ある。
【図4】間欠障害診断システムの動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】診断環境パラメータの設定処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】診断環境パラメータテーブルを各診断テストパ
ッケージに供給する際のデータの流れを示す図である。
【図7】テストルーチンと診断環境パラメータとの関係
を示す図である。
【図8】データアクセステストルーチンにおけるデータ
アクセスを示す図である。
【図9】(a)は、各診断テストパッケージの状態遷移
を示す図である。(b)は、待機モードがある場合のC
PUの状態を示す図である。(c)は、待機モードがな
い場合のCPUの状態を示す図である。
【図10】間欠障害診断システムによる診断処理の過程
を示した図である。
【図11】各診断環境パラメータの具体的内容を示した
図である。
【図12】従来の故障診断装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10…間欠障害診断システム、11…診断テストパッケ
ージ、11a…データアクセステストルーチン、11b
…データ転送量テストルーチン、11c…データパター
ンテストルーチン、11d…遅延テストルーチン、11
e…待避モードテストルーチン、11f…シーケンステ
ストルーチン、12…診断モニタ、25…診断環境パラ
メータテーブル、26a…カレント値フィールド(パラ
メータ保持部)、32…入出力装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/22 - 11/26

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入出力装置の協動によって不規則
    に発生する間欠障害の検出を行う間欠障害診断システム
    において、 前記複数の入出力装置に各々対応して設けられた複数の
    診断テストパッケージと、前記診断テストパッケージごとに設けられた複数の環境
    パラメータが各々格納された診断環境パラメータテーブ
    ルと、 前記複数の環境パラメータを初期化して、初期化後の各
    環境パラメータに基づいて 前記複数の診断テストパッケ
    ージを同時に実行させると共に、所定時間ごとに前記診
    断環境パラメータテーブルに格納された前記複数の環境
    パラメータを各々変更して、変更後の各環境パラメータ
    に基づいて前記複数の診断テストパッケージの実行を繰
    り返し、前記複数の入出力装置の動作タイミングを変化
    させる診断モニタとを備え、前記診断モニタは、障害が発生した場合に、前記診断環
    境パラメータテーブルに格納された各環境パラメータに
    基づいて前記複数の診断テストパッケージを実行させる
    ことにより、障害発生時の環境を再現させる ことを特徴
    とする間欠障害診断システム。
  2. 【請求項2】 前記診断テストパッケージは、データ転
    送量を環境パラメータとして、このデータ量を転送でき
    るか否かを判定するデータ転送量テストルーチンと、デ
    ータパターンを環境パラメータとして、このパターンの
    データを転送できるか否かを判定するデータパターンテ
    ストルーチンとを備えることを特徴とする請求項記載
    の間欠障害診断システム。
  3. 【請求項3】 前記データパターンは、データが増加す
    るインクリメントパターンであることを特徴とする請求
    記載の間欠障害診断システム。
  4. 【請求項4】 前記データパターンは、隣接する2つの
    データの差を一定にしたランダムパターンであることを
    特徴とする請求項記載の間欠障害診断システム。
  5. 【請求項5】 前記データパターンは、メモリアドレス
    そのものをデータとしたアドレスパターンであることを
    特徴とする請求項記載の間欠障害診断システム。
  6. 【請求項6】 前記診断テストパッケージは、遅延時間
    を環境パラメータとして、前記入出力装置をこの遅延時
    間だけ停止させた後に正常に動作できるか否かを判定す
    る遅延テストルーチンを備えることを特徴とする請求項
    から請求項のいずれか一項に記載の間欠障害診断シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記診断テストパッケージは、前記入出
    力装置にアクセスするためのアドレスモードを環境パラ
    メータとして、物理アドレスと論理アドレスとのいずれ
    かを用いてデータアクセスを行うことにより、前記入出
    力装置の動作タイミングを変化させて、データアクセス
    が正しく行えるか否かを判定するデータアクセステスト
    ルーチンを備えることを特徴とする請求項から請求項
    のいずれか一項に記載の間欠障害診断システム。
  8. 【請求項8】 前記診断テストパッケージは、前記入出
    力装置を起動させた際に中央処理装置を開放させるため
    のモードである待避モードの有無を環境パラメータとし
    て、この待避モードの有無の環境下で前記入出力装置を
    動作させることにより、前記入出力装置の動作タイミン
    グを変化させて、前記入出力装置が正しく動作できるか
    否かを判定する待避モードテストルーチンを備えること
    を特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記
    載の間欠障害診断システム。
  9. 【請求項9】 前記診断テストパッケージは、各テスト
    ルーチンの実行シーケンスを環境パラメータとして、各
    テストルーチンの実行順序を変えることにより、前記入
    出力装置の動作タイミングを変化させて、前記入出力装
    置が正しく動作できるか否かを判定するシーケンステス
    トルーチンを備えることを特徴とする請求項から請求
    のいずれか一項に記載の間欠障害診断システム。
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