JP3106947U - 封筒一体型クリアファイル - Google Patents

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Abstract

【課題】フイルムシート材料を使用したオフセットもしくはシルクスクリーン印刷のインキで封筒として使用した後、抜型のミシン目やはさみなどで切り離すことによりクリアファイルとして使用できる印刷物を提供する。
【解決手段】フイルムシート材料(トウモロコシ等から製造されるPLA《ポリ乳酸》を主原料としたプラスチック材料もしくは化成品の再生フイルムシート材料も含む)に、オフセットもしくはシルクスクリーンインキ(大豆油成分を含むインキまたは印刷の際水を必要としないインキも含む)を用いて絵柄2や文字などの印刷を施した封筒一体型クリアファイルFに抜型や印刷によるミシン目や線を入れることにより切り離しやすくする。
【選択図】図1

Description

本考案は主として、フイルムシート材料に対する印刷による再利用可能の封筒で、封筒として使用した後一部を切り離すことによりクリアファイルとして再利用できる、封筒とクリアファイルの一体型の印刷物に応用した。
従来の紙製の封筒は、水などに濡れてしまうと郵送の際に破れてしまうことがあった。
また、従来の印刷では有機性揮発物質を含んだがインクが使用されており、環境に負荷を与えていた。くわえてフイルムシート材料に対する印刷では大豆油成分を含んだインキを使用するのが困難であった。
従来のフイルムシート材料で作成した封筒は、その目的を果たした後、再利用できず廃棄していた。
考案が解決しようとする課題
本考案は、一度封筒として利用した後、受け取った側が形を任意の形状でクリアファイルとして再利用でき、廃棄する際部分が少ないため環境に配慮した封筒一体型クリアファイルを提供することを課題とする。
且つVOC成分が発生せず環境に配慮する印刷物であり、トウモロコシ等から製造されるPLA(ポリ乳酸)を主原料としたプラスチック材料に関しては、石油系資源を原料としていないため、焼却の際も高い熱量の発生をせずに処分することができる。
また、再生フイルムシート材料をリサイクルとして使用しているため、環境に与える負荷が軽減される。
課題を解決するための手段
本考案は、オフセットインキやシルクスクリーンインキを使用し、フイルムシート材料に対する印刷である。
また、トウモロコシ等から製造されるPLA(ポリ乳酸)を主原料としたプラスチック材料(具体的には、植物系の生分解性プラスチック材料)や再生フイルムシート材料も含み、大豆油成分を含み且つVOC成分を含まない紫外線硬化型インキを使用する。
考案実施の形態
図1は本考案の印刷物の一つである封筒一体型クリアファイル(F)の斜視図である。印刷物である絵柄(2)は封筒一体型クリアファイル表面(1)の裏面から印刷している。図1で封筒一体型クリアファイル(F)の左辺(c)は山折になっており、底辺(b)は圧着されている。そのため左辺(c)と底辺(b)は閉じた状態になっている。上辺(a)と右辺(d)は開口しており、ここから書類等をはさんで使用する。図3は図1で示した封筒一体型クリアファイル(F)の断面を示す概略図である。絵柄(2)は印刷後折り曲げてファイルの形にしているため、封筒一体型クリアファイル表面(1)の裏面と封筒一体型クリアファイル裏面(3)の裏面とに絵柄(2)や文字(図示せず)が印刷されている。そしてインキはオフセット印刷用インキもしくはシルクスクリーン用インキ(B)を使用しており、大豆油成分を含む紫外線硬化型インキの場合有機性有害物質(VOC成分)がない印刷物である封筒一体型クリアファイル(F)ができる。したがって、印刷を絵柄(2)や文字(図示せず)を封筒一体型クリアファイル表面(1)や裏面(3)などに用いることで、安全で環境に優しく、利用者の識別が容易になる封筒一体型クリアファイル(F)などの印刷物を刷る事ができる。このような印刷方法で、フイルムシート材料(トウモロコシ等から製造されるPLA《ポリ乳酸》を主原料としたプラスチック材料もしくは再生フイルムシート材料も含む)(A)にオフセット印刷やシルクスクリーン印刷をした封筒一体型クリアファイル(F)で表刷・裏刷を問わずノベルティー商品や販売促進商品等として使用できる。
また、抜型のミシン目(4)を入れることにより封筒として使用後、ミシン目(4)で切り取り、クリアファイルとして使用できる。このミシン目は抜型の刃としてだけではなく、印刷でミシン目や線を入れることにより、はさみなどで切り取ってクリアファイルを作成することができる。それだけでなく、任意の形にクリアファイルを切り取って作成することも可能である。
この封筒一体型クリアファイルの形は縦から入れる形でも横から入れる形でも作成することができる。
考案の効果
ミシン目を入れて切り取るだけでなく、印刷によるミシン目や線などをたどりはさみなどで切り取ることができ、好みの任意の形にも切り取ることができるため、利用者はエンターテイメント感覚でクリアファイルを再利用できる。
環境への負荷を低減させる事ができ、環境への配慮をしている事による安堵感を得られる。
大豆油成分を含むインキを使用し、トウモロコシ等から製造されるPLA(ポリ乳酸)を主原料としたプラスチック材料または再生ポリプロピレンや再生ペットフィルムなどの再生プラスチックフィルム材料に印刷しても、従来のクリアファイルと同等の品質で印刷することができる。
本考案の印刷物であるクリアファイルの斜視図。 図1のクリアファイルの断面を示す概略図。
符号の説明
F 封筒一体型クリアファイル(印刷物)
1 封筒一体型クリアファイル表面
2 絵柄
3 封筒一体型クリアファイル裏面
A フイルムシート材料(トウモロコシ等から製造されるPLA《ポリ乳酸》を主原料としたプラスチック材料もしくは化成品の再生フイルムシート材料も含む)
B オフセットインキやシルクスクリーンインキ(大豆油成分を含む紫外線硬化型インキまたは印刷の際水を必要としないインキも含む)
a 上辺
b 下辺
c 左辺
d 右辺

Claims (10)

  1. 封筒として使用でき、且つ郵送することができ、郵送後受け取った側が封筒の一部を切り離すことによりクリアファイルとして利用できることのできる封筒一体型クリアファイル。
  2. 前記の材料がフイルムシート材料で、紫外線硬化型インキを用いて絵や文字や写真などの印刷をほどこした請求項1に記載の封筒一体型クリアファイル。
  3. 前記の材料がフイルムシート材料で、印刷の際水を必要としない水なし印刷により絵や文字や写真などの印刷をほどこした請求項1に記載の封筒一体型クリアファイル。
  4. 前記の材料がフイルムシート材料で、酸化重合型インキを用いて絵や文字や写真などの印刷をほどこした請求項1に記載の封筒一体型クリアファイル。
  5. 前記の材料がフイルムシート材料で、オフセット印刷を用いて絵や文字や写真などの印刷をほどこした請求項1に記載の封筒一体型クリアファイル。
  6. 前記の材料がフイルムシート材料で、シルクスクリーン印刷を用いて絵や文字や写真などの印刷をほどこした請求項1に記載の封筒一体型クリアファイル。
  7. 前記印刷材料はトウモロコシ等から製造されるPLA(ポリ乳酸)を主原料にしたプラスチックフィルムシート材料も含む請求項1に記載の封筒一体型クリアファイル。
  8. 前記印刷材料は化成品の再生シート材料も含む請求項1に記載の封筒一体型クリアファイル。
    型インキを用いて絵や文字や写真などの印刷をほどこした請求項1に記載の封筒一体型クリアファイル。
  9. 前記封筒一体型クリアファイルに抜型の刃で付けたミシン)目を入れておき、封筒として使用した後ミシン目に沿って切り取ることによって封筒自身をクリアファイルとして再利用することができる。
  10. 前記封筒一体型クリアファイルにミシン目もしくは線を印刷で入れておき、封筒として使用した後、はさみなどで切り取ることによって封筒自身をクリアファイルとして再利用することができる。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006240112A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ポリ乳酸系印刷用フィルムおよび印刷体並びに自動販売機内模擬缶用ラベル
JP2014133354A (ja) * 2013-01-10 2014-07-24 Morishita Corp ポケット付きカレンダ

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