JP3106918U - 移動式介護補助吊り上げ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】家族の少ない家庭にあっては、入浴時の介護、ベッドなどへの上がり下りなどをはじめとする被介護者に対する様々な介護行為は、ほとんど不可能である。
【解決手段】ベースフレーム部2と、支柱部3と、ブーム部4と、ウインチ部5と、モッコ部6と、サポート部7から構成され、支柱部の伸縮、ブーム部の旋回、ウインチ部の操作により、重度身体障害などの被介護者を乗せたモッコ部を所望する箇所に移動させることで、住居内での入浴時の補助、べッドへの上がり下り時の補助、屋外での自動車への乗り降り時の補助などを行なうことができるものである。
【選択図】 図1
【解決手段】ベースフレーム部2と、支柱部3と、ブーム部4と、ウインチ部5と、モッコ部6と、サポート部7から構成され、支柱部の伸縮、ブーム部の旋回、ウインチ部の操作により、重度身体障害などの被介護者を乗せたモッコ部を所望する箇所に移動させることで、住居内での入浴時の補助、べッドへの上がり下り時の補助、屋外での自動車への乗り降り時の補助などを行なうことができるものである。
【選択図】 図1
Description
本考案は、新規な構成を有する移動式介護補助吊り上げ装置に関するものである。
特に、重度身体障害などの被介護者の住居内での入浴時の補助、べッドへの上がり下り時の補助、屋外での自動車への乗り降り時の補助などに好適なものである。
特に、重度身体障害などの被介護者の住居内での入浴時の補助、べッドへの上がり下り時の補助、屋外での自動車への乗り降り時の補助などに好適なものである。
従来のこの種の技術は、下記のようになっている。
家族の少ない家庭にあっては、入浴時の介護をはじめとする被介護者に対する様々な介護行為は、ほとんど不可能であると云わざるを得ないのが実態である。
このようなことから、下記のような提案がなされている。
A.ホテルなどの宿泊施設、一般家庭の住宅に後付け可能に構成された簡易設置式リフト装置「特許文献1」。
B.壁面に取付けるよう構成された介護用リフト「特許文献2」。
C.患者の身体の屈曲を利用する省力介護移動装置「特許文献3」。
特開2000−166993号公報
特開平11−089893号公報
特開平09−066075号公報
家族の少ない家庭にあっては、入浴時の介護をはじめとする被介護者に対する様々な介護行為は、ほとんど不可能であると云わざるを得ないのが実態である。
このようなことから、下記のような提案がなされている。
A.ホテルなどの宿泊施設、一般家庭の住宅に後付け可能に構成された簡易設置式リフト装置「特許文献1」。
B.壁面に取付けるよう構成された介護用リフト「特許文献2」。
C.患者の身体の屈曲を利用する省力介護移動装置「特許文献3」。
従来の技術には、一応下記のような問題点を指摘することができる。
特許文献1にあっては、後付け可能に構成されているので、宿泊施設あるいは住宅に、当該簡易設置式リフト装置を支持する強度を必要とする。
また、当該簡易設置式リフト装置を設置してしまうと移動、移転が容易ではない。
特許文献2にあっては、壁面に取付けるよう構成されているので、堅牢な壁面が必要となる。
また、当該介護用リフトを設置してしまうと移動、移転が容易ではない。
特許文献3にあっては、患者の身体の屈曲を利用するよう構成されているので、身体の屈曲を行うことのできない被介護者に対しては使用できない。
特許文献1にあっては、後付け可能に構成されているので、宿泊施設あるいは住宅に、当該簡易設置式リフト装置を支持する強度を必要とする。
また、当該簡易設置式リフト装置を設置してしまうと移動、移転が容易ではない。
特許文献2にあっては、壁面に取付けるよう構成されているので、堅牢な壁面が必要となる。
また、当該介護用リフトを設置してしまうと移動、移転が容易ではない。
特許文献3にあっては、患者の身体の屈曲を利用するよう構成されているので、身体の屈曲を行うことのできない被介護者に対しては使用できない。
本考案は、上述のような問題を解決するため、下記のようになるものである。
請求項1記載の考案は、ベースフレーム部2と、支柱部3と、ブーム部4と、ウインチ部5と、モッコ部6と、サポート部7から構成され、
ベースフレーム部2は、平面方形に構成されたフレーム本体2Aと、フレーム本体に連設された前方左右のアウトリガー2B、後方左右のアウトリガー2Bと、各アウトリガーの先端下面に昇降調整自在の状態で設けられたキャスター2Cから構成され、
支柱部3は、ベースフレーム部の上面中央に植設された円筒状の固定支柱3Aと、固定支柱に対して昇降自在に連結された昇降支柱3Cと、昇降支柱に対して回転自在に連結された旋回支柱3Dから構成され、
ブーム部4は、基本ブーム4Aと、基本ブームに対して進退自在に構成されたブーム4Bから構成され、基本ブーム4Aの内方端は旋回支柱3Dに第3ピンP5で連結され、かつ第3ピンP5を支点として、基本ブーム4Aとブーム4Bを所望する角度に保持可能に構成され、
ウインチ部5は、ブーム部4の先端下面に位置する吊り上げフックを有する可動滑車5Dを滑車機構により昇降するよう構成され、
モッコ部6は、平面方形の網6Aと、網の四隅に取付けたひも6Bと、ひもの上端に連結された支持用横棒6Cから構成され、支持用横棒の上面中央には可動滑車5Dの吊り上げフック5D1に係脱するフック6C1が突出され、
サポート部7は、内方パイプ7Aと、内方パイプに進退自在の状態で挿入された外方パイプ7Bと、内方パイプの内方端に連設された固定支柱に脱着可能のバンド金具7Cと、外方パイプ7Bの先端に設けた押さえ板7Dから構成されていることを特徴とするものである。
ベースフレーム部2は、平面方形に構成されたフレーム本体2Aと、フレーム本体に連設された前方左右のアウトリガー2B、後方左右のアウトリガー2Bと、各アウトリガーの先端下面に昇降調整自在の状態で設けられたキャスター2Cから構成され、
支柱部3は、ベースフレーム部の上面中央に植設された円筒状の固定支柱3Aと、固定支柱に対して昇降自在に連結された昇降支柱3Cと、昇降支柱に対して回転自在に連結された旋回支柱3Dから構成され、
ブーム部4は、基本ブーム4Aと、基本ブームに対して進退自在に構成されたブーム4Bから構成され、基本ブーム4Aの内方端は旋回支柱3Dに第3ピンP5で連結され、かつ第3ピンP5を支点として、基本ブーム4Aとブーム4Bを所望する角度に保持可能に構成され、
ウインチ部5は、ブーム部4の先端下面に位置する吊り上げフックを有する可動滑車5Dを滑車機構により昇降するよう構成され、
モッコ部6は、平面方形の網6Aと、網の四隅に取付けたひも6Bと、ひもの上端に連結された支持用横棒6Cから構成され、支持用横棒の上面中央には可動滑車5Dの吊り上げフック5D1に係脱するフック6C1が突出され、
サポート部7は、内方パイプ7Aと、内方パイプに進退自在の状態で挿入された外方パイプ7Bと、内方パイプの内方端に連設された固定支柱に脱着可能のバンド金具7Cと、外方パイプ7Bの先端に設けた押さえ板7Dから構成されていることを特徴とするものである。
請求項2記載の考案は、ベースフレーム部2と、支柱部3と、ブーム部4と、ウインチ部5と、モッコ部6と、サポート部7から構成され、
ベースフレーム部2は、フレーム本体2Aと、前方左右のアウトリガー2B、後方左右のアウトリガー2Bから構成され、
a.フレーム本体2Aは、平面方形に構成され、
b.前方左右のアウトリガー2Bは、それぞれ伸縮調整自在に構成され、内方端はフレーム本体2Aにおける前左右隅部分に縦支点ピンP1で角度調整自在に連結され、後方左右のアウトリガー2Bは、それぞれ伸縮調整自在に構成され、内方端はフレーム本体2Aにおける後方左右隅部分に縦支点ピンP1で角度調整自在に連結され、各アウトリガー2Bの先端とフレーム本体2Aの前後辺に、高さ調整のできる公知のキャスター2Cが設置され、各アウトリガー2Bは、内方のアウトリガーケース2B1と、これに対して進退するアウトリガー体2B2と、これらを所望する長さで固定する長さ調整ピンP2から構成され、フレーム本体2Aと各アウトリガー2B間には、長溝を有する角度調整板2Dが配置され、角度調整板の内方端はピン2D1でフレーム本体2Aに連結され、角度調整板の長溝側は調整ノブ2D2でアウトリガーケース2B1に連結され、
c.支柱部3は、ベースフレーム部の上面中央に植設された円筒状の固定支柱3Aと、固定支柱3A内にベースフレーム部と第1ピンP3で連結収納された上方に向け作用する電動シリンダー3Bと、固定支柱3A内の上方部分に上方から挿入され、かつ電動シリンダー3Bと第2ピンP4で連結された昇降支柱3Cと、昇降支柱3Cの上端に回転自在に嵌着されたキャップ体3D1と、キャップ体の上面に植設された旋回支柱3Dから構成され、
d.ブーム部4は、角パイプで構成された内方の基本ブーム4Aと、基本ブーム4Aに対して外方から進退自在に挿入された角パイプで構成されたブーム4Bと、これら両者内に配設されたブームスライド用電動シリンダー4Cから構成され、基本ブーム4Aの内方端は旋回支柱3Dに第3ピンP5で連結され、さらに、旋回支柱3Dの上面に植設した支点用ブラケット4Dと、基本ブーム4Aにピンで連結された斜め後上方に向けたアーム4Eとの間にブーム角度調整用ネジ棒4Fが掛架螺合され、
e.ウインチ部5は、旋回支柱の下部に設けたウインチドラム5Aと、ウインチドラムの上方に設けた第1滑車5Bと、ブーム部4の先端に設けた第2滑車5Cと、第2滑車の下方に位置するフックを有する可動滑車5Dと、ウインチドラム5Aから第1滑車5B、第2滑車5C、可動滑車5Dを経由してブーム部の先端に連結されているワイヤ5Eから構成され、
f.モッコ部6は、平面方形の網6Aと、網の四隅に取付けたひも6Bと、ひもの上端に連結された支持用横棒6Cから構成され、支持用横棒の上面中央には可動滑車5Dの吊り上げフック5D1に係脱するフック6C1が突出され、
g.サポート部7は、内方パイプ7Aと、内方パイプに進退自在の状態で挿入された外方パイプ7Bと、内方パイプの内方端に連設された固定支柱に脱着可能のバンド金具7Cと、外方パイプ7Bの先端に水平に設けた押さえ板7Dから構成されていることを特徴とするものである。
ベースフレーム部2は、フレーム本体2Aと、前方左右のアウトリガー2B、後方左右のアウトリガー2Bから構成され、
a.フレーム本体2Aは、平面方形に構成され、
b.前方左右のアウトリガー2Bは、それぞれ伸縮調整自在に構成され、内方端はフレーム本体2Aにおける前左右隅部分に縦支点ピンP1で角度調整自在に連結され、後方左右のアウトリガー2Bは、それぞれ伸縮調整自在に構成され、内方端はフレーム本体2Aにおける後方左右隅部分に縦支点ピンP1で角度調整自在に連結され、各アウトリガー2Bの先端とフレーム本体2Aの前後辺に、高さ調整のできる公知のキャスター2Cが設置され、各アウトリガー2Bは、内方のアウトリガーケース2B1と、これに対して進退するアウトリガー体2B2と、これらを所望する長さで固定する長さ調整ピンP2から構成され、フレーム本体2Aと各アウトリガー2B間には、長溝を有する角度調整板2Dが配置され、角度調整板の内方端はピン2D1でフレーム本体2Aに連結され、角度調整板の長溝側は調整ノブ2D2でアウトリガーケース2B1に連結され、
c.支柱部3は、ベースフレーム部の上面中央に植設された円筒状の固定支柱3Aと、固定支柱3A内にベースフレーム部と第1ピンP3で連結収納された上方に向け作用する電動シリンダー3Bと、固定支柱3A内の上方部分に上方から挿入され、かつ電動シリンダー3Bと第2ピンP4で連結された昇降支柱3Cと、昇降支柱3Cの上端に回転自在に嵌着されたキャップ体3D1と、キャップ体の上面に植設された旋回支柱3Dから構成され、
d.ブーム部4は、角パイプで構成された内方の基本ブーム4Aと、基本ブーム4Aに対して外方から進退自在に挿入された角パイプで構成されたブーム4Bと、これら両者内に配設されたブームスライド用電動シリンダー4Cから構成され、基本ブーム4Aの内方端は旋回支柱3Dに第3ピンP5で連結され、さらに、旋回支柱3Dの上面に植設した支点用ブラケット4Dと、基本ブーム4Aにピンで連結された斜め後上方に向けたアーム4Eとの間にブーム角度調整用ネジ棒4Fが掛架螺合され、
e.ウインチ部5は、旋回支柱の下部に設けたウインチドラム5Aと、ウインチドラムの上方に設けた第1滑車5Bと、ブーム部4の先端に設けた第2滑車5Cと、第2滑車の下方に位置するフックを有する可動滑車5Dと、ウインチドラム5Aから第1滑車5B、第2滑車5C、可動滑車5Dを経由してブーム部の先端に連結されているワイヤ5Eから構成され、
f.モッコ部6は、平面方形の網6Aと、網の四隅に取付けたひも6Bと、ひもの上端に連結された支持用横棒6Cから構成され、支持用横棒の上面中央には可動滑車5Dの吊り上げフック5D1に係脱するフック6C1が突出され、
g.サポート部7は、内方パイプ7Aと、内方パイプに進退自在の状態で挿入された外方パイプ7Bと、内方パイプの内方端に連設された固定支柱に脱着可能のバンド金具7Cと、外方パイプ7Bの先端に水平に設けた押さえ板7Dから構成されていることを特徴とするものである。
本考案は、上述のように構成されているので、下記のような効果を期待することができる。
A.設置について
ベースフレーム部2における前方左右のアウトリガー2B、後方左右のアウトリガー2Bに配設された高さ調整のできるキャスター2Cを利用して、設置を所望する例えば浴槽あるいはベッドの近傍位置、自動車の乗車位置に設置することができる。
この場合、キャスター2Cの高さを調整できるよう構成されているので、床面の不陸に対応することができる。
また、後方左右のアウトリガー2Bによって、本装置全体の確実な起立状態を保持することができる。
さらに、設置場所の状態によっては、図8の如く必要に応じてサポート部を使用し、本装置全体の確実な起立状態を保持することができる。
ベースフレーム部2における前方左右のアウトリガー2B、後方左右のアウトリガー2Bに配設された高さ調整のできるキャスター2Cを利用して、設置を所望する例えば浴槽あるいはベッドの近傍位置、自動車の乗車位置に設置することができる。
この場合、キャスター2Cの高さを調整できるよう構成されているので、床面の不陸に対応することができる。
また、後方左右のアウトリガー2Bによって、本装置全体の確実な起立状態を保持することができる。
さらに、設置場所の状態によっては、図8の如く必要に応じてサポート部を使用し、本装置全体の確実な起立状態を保持することができる。
B.介護行為について
イ.入浴時について
a.被介護者Hを浴槽における洗い場から浴槽に移動させる場合
ブーム部4を旋回支柱3Dを中心に回動させ、洗い場の上方に位置するようセットする。
ウインチ部5の操作により、モッコ部6を所望する高さに位置させる。
モッコ部6に被介護者Hが腰を掛ける状態で乗る。
ブーム部4を回動させ、浴槽の上方に位置させたのち、ウインチ部5の操作により、モッコ部6を浴槽内に降下させ、被介護者を浴槽底部に位置させる。
b.被介護者Hを浴槽から洗い場に移動させようとする場合
上述した被介護者を洗い場から浴槽に移動させる場合とは逆の作業を行なうことになる。
イ.入浴時について
a.被介護者Hを浴槽における洗い場から浴槽に移動させる場合
ブーム部4を旋回支柱3Dを中心に回動させ、洗い場の上方に位置するようセットする。
ウインチ部5の操作により、モッコ部6を所望する高さに位置させる。
モッコ部6に被介護者Hが腰を掛ける状態で乗る。
ブーム部4を回動させ、浴槽の上方に位置させたのち、ウインチ部5の操作により、モッコ部6を浴槽内に降下させ、被介護者を浴槽底部に位置させる。
b.被介護者Hを浴槽から洗い場に移動させようとする場合
上述した被介護者を洗い場から浴槽に移動させる場合とは逆の作業を行なうことになる。
ロ.ベッドへの上がり下りや自動車などへの乗り降りについて
a.ベッドへ上がる場合や自動車などに乗る場合
ブーム部4とウインチ部5の操作により、モッコ部6を所望する高さに位置させる。
モッコ部6に被介護者Hが腰を掛ける状態で乗る。
ブーム部4やウインチ部5の操作により、ベッドの上や自動車の座席上にモッコ部6を降下させ、被介護者をベッドの上や自動車の座席上に移動させる。
b.ベッドから下りる場合や自動車などから降りる場合
上述したベッドへ上がる場合や自動車などに乗る場合とは逆の作業を行なうことになる。
a.ベッドへ上がる場合や自動車などに乗る場合
ブーム部4とウインチ部5の操作により、モッコ部6を所望する高さに位置させる。
モッコ部6に被介護者Hが腰を掛ける状態で乗る。
ブーム部4やウインチ部5の操作により、ベッドの上や自動車の座席上にモッコ部6を降下させ、被介護者をベッドの上や自動車の座席上に移動させる。
b.ベッドから下りる場合や自動車などから降りる場合
上述したベッドへ上がる場合や自動車などに乗る場合とは逆の作業を行なうことになる。
C.上述した介護行為に際して、モッコ部の昇降はウインチ部の操作により行なうよう構成されているので、軽作業により簡単かつ確実に行なうことができる。
また、ブーム部の回動操作も旋回支柱を中心に行なうよう構成されているから、これも軽作業により簡単かつ確実に行なうことができる。
また、ブーム部の回動操作も旋回支柱を中心に行なうよう構成されているから、これも軽作業により簡単かつ確実に行なうことができる。
図面を参照して実施の形態の詳細を説明する。
1は本考案の移動式介護補助吊り上げ装置である。
その構成は下記の通りである。
ベースフレーム部2と、支柱部3と、ブーム部4と、ウインチ部5と、モッコ部6と、サポート部7から構成されている。
1は本考案の移動式介護補助吊り上げ装置である。
その構成は下記の通りである。
ベースフレーム部2と、支柱部3と、ブーム部4と、ウインチ部5と、モッコ部6と、サポート部7から構成されている。
ベースフレーム部2は、フレーム本体2Aと、前方左右のアウトリガー2B、後方左右のアウトリガー2Bから構成されている。
a.フレーム本体2Aは、平面方形に構成されている。
b.前方左右のアウトリガー2Bは、それぞれ伸縮調整自在に構成され、内方端はフレーム本体2Aにおける前左右隅部分に縦支点ピンP1で角度調整自在に連結されている。
後方左右のアウトリガー2Bは、それぞれ伸縮調整自在に構成され、内方端はフレーム本体2Aにおける後方左右隅部分に縦支点ピンP1で角度調整自在に連結されている。
各アウトリガー2Bの先端とフレーム本体2Aの前後辺に、高さ調整のできる公知のキャスター2Cが設置されている。
図中、2C1は高さ調整ボルト、2C2はロックナットで、これらの操作で適宜の高さに固定することができる。
b.前方左右のアウトリガー2Bは、それぞれ伸縮調整自在に構成され、内方端はフレーム本体2Aにおける前左右隅部分に縦支点ピンP1で角度調整自在に連結されている。
後方左右のアウトリガー2Bは、それぞれ伸縮調整自在に構成され、内方端はフレーム本体2Aにおける後方左右隅部分に縦支点ピンP1で角度調整自在に連結されている。
各アウトリガー2Bの先端とフレーム本体2Aの前後辺に、高さ調整のできる公知のキャスター2Cが設置されている。
図中、2C1は高さ調整ボルト、2C2はロックナットで、これらの操作で適宜の高さに固定することができる。
各アウトリガー2Bは、内方のアウトリガーケース2B1と、これに対して進退するアウトリガー体2B2と、これらを所望する長さで固定する長さ調整ピンP2から構成されている。
フレーム本体2Aと各アウトリガー2B間には、長溝を有する角度調整板2Dが配置され、角度調整板の内方端はピン2D1でフレーム本体2Aに連結され、角度調整板の長溝側は調整ノブ2D2でアウトリガーケース2B1に連結されている。
この角度調整板2Dと調整ノブ2D2により各アウトリガーを所望する角度に固定することができる。
フレーム本体2Aと各アウトリガー2B間には、長溝を有する角度調整板2Dが配置され、角度調整板の内方端はピン2D1でフレーム本体2Aに連結され、角度調整板の長溝側は調整ノブ2D2でアウトリガーケース2B1に連結されている。
この角度調整板2Dと調整ノブ2D2により各アウトリガーを所望する角度に固定することができる。
c.支柱部3は、ベースフレーム部の上面中央に植設された円筒状の固定支柱3Aと、固定支柱3A内にベースフレーム部と第1ピンP3で連結収納された上方に向け作用する電動シリンダー3Bと、固定支柱3A内の上方部分に上方から挿入され、かつ電動シリンダー3Bと第2ピンP4で連結された昇降支柱3Cと、昇降支柱3Cの上端に回転自在に嵌着されたキャップ体3D1と、キャップ体の上面に植設された旋回支柱3Dから構成されている。
d.ブーム部4は、角パイプで構成された内方の基本ブーム4Aと、基本ブーム4Aに対して外方から進退自在に挿入された角パイプで構成されたブーム4Bと、これら両者内に配設されたブームスライド用電動シリンダー4Cから構成され、基本ブーム4Aの内方端は旋回支柱3Dに第3ピンP5で連結されている。
なお、図中、P6はブームスライド用電動シリンダー4Cと基本ブーム4Aを連結するピンで、P7はブームスライド用電動シリンダー4Cとブーム4Bを連結する第4ピンである。
なお、図中、P6はブームスライド用電動シリンダー4Cと基本ブーム4Aを連結するピンで、P7はブームスライド用電動シリンダー4Cとブーム4Bを連結する第4ピンである。
さらに、旋回支柱3Dの上面に植設した支点用ブラケット4Dと、基本ブーム4Aにピンで連結された斜め後上方に向けたアーム4Eとの間に、ブーム角度調整用ネジ棒4Fが掛架螺合されている。
この結果、ブーム角度調整用ネジ棒に連設したハンドル4F1を利用して操作することで、第3ピンP5を支点として、基本ブーム4Aとブーム4Bを所望する角度に保持することができる。
この結果、ブーム角度調整用ネジ棒に連設したハンドル4F1を利用して操作することで、第3ピンP5を支点として、基本ブーム4Aとブーム4Bを所望する角度に保持することができる。
e.ウインチ部5は、旋回支柱の下部に設けたウインチドラム5Aと、このウインチドラムの上方に設けた第1滑車5Bと、ブーム部4の先端に設けた第2滑車5Cと、第2滑車の下方に位置するフックを有する可動滑車5Dと、ウインチドラム5Aから第1滑車5B、第2滑車5C、可動滑車5Dを経由してブーム部の先端に連結されているワイヤ5Eから構成されている。
f.モッコ部6は、平面方形の網6Aと、網の四隅に取付けたひも6Bと、ひもの上端に連結された支持用横棒6Cから構成され、支持用横棒の上面中央には可動滑車5Dの吊り上げフック5D1に係脱するフック6C1が突出されている。
g.サポート部7は、内方パイプ7Aと、内方パイプに進退自在の状態で挿入された外方パイプ7Bと、内方パイプの内方端に連設された固定支柱に脱着可能のバンド金具7Cと、外方パイプ7Bの先端に水平に設けた押さえ板7Dから構成されている。
図中、7A1は内方パイプの外方端に設けたネジで、外方パイプを所望する位置で固定するよう構成されている。
このサポート部7は、アウトリガーを広げることのできない浴室などで転倒防止用として使用する。
図中、7A1は内方パイプの外方端に設けたネジで、外方パイプを所望する位置で固定するよう構成されている。
このサポート部7は、アウトリガーを広げることのできない浴室などで転倒防止用として使用する。
1 移動式介護補助吊り上げ装置
2 ベースフレーム部
3 支柱部
4 ブーム部
5 ウインチ部
6 モッコ部
7 サポート部
2 ベースフレーム部
3 支柱部
4 ブーム部
5 ウインチ部
6 モッコ部
7 サポート部
Claims (2)
- ベースフレーム部(2)と、支柱部(3)と、ブーム部(4)と、ウインチ部(5)と、モッコ部(6)と、サポート部(7)から構成され、
ベースフレーム部(2)は、平面方形に構成されたフレーム本体(2A)と、フレーム本体に連設された前方左右のアウトリガー(2B)、後方左右のアウトリガー(2B)と、各アウトリガーの先端下面に昇降調整自在の状態で設けられたキャスター(2C)から構成され、
支柱部(3)は、ベースフレーム部の上面中央に植設された円筒状の固定支柱(3A)と、固定支柱に対して昇降自在に連結された昇降支柱(3C)と、昇降支柱に対して回転自在に連結された旋回支柱(3D)から構成され、
ブーム部(4)は、基本ブーム(4A)と、基本ブームに対して進退自在に構成されたブーム(4B)から構成され、基本ブーム(4A)の内方端は旋回支柱(3D)に第3ピン(P5)で連結され、かつ第3ピン(P5)を支点として、基本ブーム(4A)とブーム(4B)を所望する角度に保持可能に構成され、
ウインチ部(5)は、ブーム部(4)の先端下面に位置する吊り上げフックを有する可動滑車(5D)を滑車機構により昇降するよう構成され、
モッコ部(6)は、平面方形の網(6A)と、網の四隅に取付けたひも(6B)と、ひもの上端に連結された支持用横棒(6C)から構成され、支持用横棒の上面中央には可動滑車(5D)の吊り上げフック(5D1)に係脱するフック(6C1)が突出され、
サポート部(7)は、内方パイプ(7A)と、内方パイプに進退自在の状態で挿入された外方パイプ(7B)と、内方パイプの内方端に連設された固定支柱に脱着可能のバンド金具(7C)と、外方パイプ(7B)の先端に設けた押さえ板(7D)から構成されていることを特徴とする移動式介護補助吊り上げ装置。 - ベースフレーム部(2)と、支柱部(3)と、ブーム部(4)と、ウインチ部(5)と、モッコ部(6)と、サポート部(7)から構成され、
ベースフレーム部(2)は、フレーム本体(2A)と、前方左右のアウトリガー(2B)、後方左右のアウトリガー(2B)から構成され、
フレーム本体(2A)は、平面方形に構成され、
前方左右のアウトリガー(2B)は、それぞれ伸縮調整自在に構成され、内方端はフレーム本体(2A)における前左右隅部分に縦支点ピン(P1)で角度調整自在に連結され、後方左右のアウトリガー(2B)は、それぞれ伸縮調整自在に構成され、内方端はフレーム本体(2A)における後方左右隅部分に縦支点ピン(P1)で角度調整自在に連結され、各アウトリガー(2B)の先端とフレーム本体(2A)の前後辺に、高さ調整のできるキャスター(2C)が設置され、各アウトリガー(2B)は、内方のアウトリガーケース(2B1)と、これに対して進退するアウトリガー体(2B2)と、これらを所望する長さで固定する長さ調整ピン(P2)から構成され、フレーム本体(2A)と各アウトリガー(2B)間には、長溝を有する角度調整板(2D)が配置され、角度調整板の内方端はピン(2D1)でフレーム本体(2A)に連結され、角度調整板の長溝側は調整ノブ(2D2)でアウトリガーケース(2B1)に連結され、
支柱部(3)は、ベースフレーム部の上面中央に植設された円筒状の固定支柱(3A)と、固定支柱(3A)内にベースフレーム部と第1ピン(P3)で連結収納された上方に向け作用する電動シリンダー(3B)と、固定支柱(3A)内の上方部分に上方から挿入され、かつ電動シリンダー(3B)と第2ピン(P4)で連結された昇降支柱(3C)と、昇降支柱(3C)の上端に回転自在に嵌着されたキャップ体(3D1)と、キャップ体の上面に植設された旋回支柱(3D)から構成され、
ブーム部(4)は、角パイプで構成された内方の基本ブーム(4A)と、基本ブーム(4A)に対して外方から進退自在に挿入された角パイプで構成されたブーム(4B)と、これら両者内に配設されたブームスライド用電動シリンダー(4C)から構成され、基本ブーム(4A)の内方端は旋回支柱(3D)に第3ピン(P5)で連結され、さらに、旋回支柱(3D)の上面に植設した支点用ブラケット(4D)と、基本ブーム(4A)にピンで連結された斜め後上方に向けたアーム(4E)との間にブーム角度調整用ネジ棒(4F)が掛架螺合され、
ウインチ部(5)は、旋回支柱の下部に設けたウインチドラム(5A)と、ウインチドラムの上方に設けた第1滑車(5B)と、ブーム部(4)の先端に設けた第2滑車(5C)と、第2滑車の下方に位置するフックを有する可動滑車(5D)と、ウインチドラム(5A)から第1滑車(5B)、第2滑車(5C)、可動滑車(5D)を経由してブーム部の先端に連結されているワイヤ(5E)から構成され、
モッコ部(6)は、平面方形の網(6A)と、網の四隅に取付けたひも(6B)と、ひもの上端に連結された支持用横棒(6C)から構成され、支持用横棒の上面中央には可動滑車(5D)の吊り上げフック(5D1)に係脱するフック(6C1)が突出され、
サポート部(7)は、内方パイプ(7A)と、内方パイプに進退自在の状態で挿入された外方パイプ(7B)と、内方パイプの内方端に連設された固定支柱に脱着可能のバンド金具(7C)と、外方パイプ(7B)の先端に水平に設けた押さえ板(7D)から構成されていることを特徴とする移動式介護補助吊り上げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004004557U JP3106918U (ja) | 2004-07-30 | 2004-07-30 | 移動式介護補助吊り上げ装置 |
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JP2004004557U JP3106918U (ja) | 2004-07-30 | 2004-07-30 | 移動式介護補助吊り上げ装置 |
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ID=43269661
Family Applications (1)
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JP (1) | JP3106918U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100791521B1 (ko) * | 2006-11-14 | 2008-01-04 | 남기백 | 이동식 장애인용 리프트 |
JP2016064082A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | 株式会社ケーイーアール | 移動台車 |
JP2017006343A (ja) * | 2015-06-22 | 2017-01-12 | 株式会社タチエスパーツ | リフト装置 |
KR101725539B1 (ko) * | 2015-11-09 | 2017-04-11 | 김태옥 | 거동 불편자용 이송기 |
KR20190003088A (ko) * | 2017-06-30 | 2019-01-09 | 연세대학교 원주산학협력단 | 이동식 리프트 장치 |
CN114886686A (zh) * | 2022-05-11 | 2022-08-12 | 西平县妇幼保健院 | 一种妇产科麻醉病人恢复期辅助活动工具 |
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2004
- 2004-07-30 JP JP2004004557U patent/JP3106918U/ja not_active Expired - Fee Related
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CN114886686A (zh) * | 2022-05-11 | 2022-08-12 | 西平县妇幼保健院 | 一种妇产科麻醉病人恢复期辅助活动工具 |
CN114886686B (zh) * | 2022-05-11 | 2023-10-20 | 西平县妇幼保健院 | 一种妇产科麻醉病人恢复期辅助活动工具 |
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