JP3106901U - ピアス用の展示具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ピアスの本体が見える側から、パネルの裏側に位置するキャッチを透視できるピアス用の展示具を提供する。
【解決手段】 ピアス用の展示具10は、パネル12を略矩形状に形成し、パネル12の上縁14で、かつ裏面12a側にパネル12を支える支え部16を設け、パネル12の表面12bの外周を装飾用に着色した着色部18とするとともに、この着色部18で囲われた部位を透明なデザイン部20とし、この透明なデザイン部20内には4個の差込孔22が形成され、前記着色部18と透明デザイン部20との境界には縁取り部30が備えられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 ピアス用の展示具10は、パネル12を略矩形状に形成し、パネル12の上縁14で、かつ裏面12a側にパネル12を支える支え部16を設け、パネル12の表面12bの外周を装飾用に着色した着色部18とするとともに、この着色部18で囲われた部位を透明なデザイン部20とし、この透明なデザイン部20内には4個の差込孔22が形成され、前記着色部18と透明デザイン部20との境界には縁取り部30が備えられている。
【選択図】 図1
Description
本考案はピアス用の展示具に係り、さらに詳しくは特に女性装着する装飾用具としてのピアスを、美しく見えるように陳列することで、購買力を高められるようにしたピアス用の展示具に関する。
女性用の装飾具として、耳朶に取り付けるピアス等が知られているが、これらの装飾具を販売店で陳列する場合には、例えば、複数個のピアス(同種のものや、異種のものが混合しているものも含む)を収容箱の中にまとめて入れて店頭に陳列している。
しかし、ピアスを収容箱に入れた状態で店頭に陳列すると、それぞれのピアスが重なり合ったりして、個々のピアスのデザインや色彩、大きさ等を、顧客に美しく見せることが難しいという問題があった。
この問題を解消するために、台紙に一対の差込孔を開け、それぞれの差込孔にピアスの針(ポスト)を差し込んでピアスを取り付け、このピアスを取り付けた台紙を陳列するという展示台紙が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
実用新案登録第3079712号公報
また、上記の展示台紙によれば、それぞれのピアスを個別に分けて陳列することができるので、個々のピアスのデザインや色彩、大きさ等を、顧客に美しく見せることは可能である。
ところで、顧客がピアスを購入する際に、ピアスのデザインや色彩、大きさ等の他に、キャッチの形状や材質、大きさも重要な選択肢となる。
しかしながら、展示台紙にピアスを取り付けた場合に、キャッチは展示台紙の裏側に位置するため、顧客からキャッチを見ることはできない。
しかしながら、展示台紙にピアスを取り付けた場合に、キャッチは展示台紙の裏側に位置するため、顧客からキャッチを見ることはできない。
このため、顧客は、キャッチの形状や材質、大きさを確認するために、展示台紙を手に取って反転させる必要があり、展示台紙の表側からキャッチを見ることができる展示具の実用化が望まれていた。
特に、ピアスがケース内に陳列されていて、顧客がケース内からピアスを自由に取り出せないような場合には、この要望が強い。
特に、ピアスがケース内に陳列されていて、顧客がケース内からピアスを自由に取り出せないような場合には、この要望が強い。
この考案は、ピアスが見える側から、キャッチを同時に見ることができ、かつデザイン的にも優れるピアス用の展示具を提供して、上述した全ての問題点を解消しようとするものである。
上記目的を達成するために、請求項1記載の考案は、パネルにピアスの針を差し込む差込孔が形成され、差込孔にピアスの針を差し込み、差込孔から突出した針にキャッチを嵌合させてピアスをパネルに固定するピアス用の展示具であって、前記パネルの外周を装飾用に着色した着色部とするとともに、この着色部で囲われた部位を透明なデザイン部とし、この透明なデザイン部に前記差込孔が形成され、前記パネルの上縁近傍の裏面にパネルを支える支え部が設けられたことを特徴とする。
透明なデザイン部に差込孔を形成することで、差込孔にピアスの針を差し込み、差込孔から突出した針にキャッチを嵌合させてピアスを、透明なデザイン部に固定することが可能になる。
このため、透明なデザイン部の裏面にキャッチが配置されても、透明なデザイン部の表側、すなわち顧客がピアスを見る側から、デザイン部の裏側のキャッチの状態を透視することができる。
このようにして、顧客は、ピアスを購入する際に、キャッチの形状や材質を簡単に確認できるようになる。
このため、透明なデザイン部の裏面にキャッチが配置されても、透明なデザイン部の表側、すなわち顧客がピアスを見る側から、デザイン部の裏側のキャッチの状態を透視することができる。
このようにして、顧客は、ピアスを購入する際に、キャッチの形状や材質を簡単に確認できるようになる。
また、透明なデザイン部を着色部で囲うことで、ピアスが一層引き立つように、デザイン部の形状を決めて、購買力の向上を図ることができる。
さらに、パネルの上縁近傍の裏面には支え部を設けることで、このパネルを好ましい展示箇所に自由に陳列することが可能となる。
さらに、パネルの上縁近傍の裏面には支え部を設けることで、このパネルを好ましい展示箇所に自由に陳列することが可能となる。
請求項2は、前記着色部とデザイン部との境界を明瞭にする縁取り部を備えたことを特徴とする。
これにより、透明なデザイン部を明瞭にさせることが可能になり、デザイン部に固定したピアスをより一層引き立たせることが可能になり、購買力の向上を図ることができる。
請求項3は、前記支え部は、前記パネルを陳列ボードや陳列チェーン等の係止部に係止可能なフックであることを特徴とする。
支え部をフックにすることで、一例として陳列ボードの上端にフックをかけることで、パネルを顧客から見やすい位置に簡単に陳列することができ、ピアスのデザインや色彩、大きさ等を顧客に美しく見せることが可能となる。
請求項4は、前記差込孔は、少なくとも2個以上備え、3個以上備える場合には、それぞれの差込孔間の間隔が異なるように配置することを特徴とする。
それぞれの差込孔間の間隔を異なるように配置することで、ピアス同士が干渉しないように、ピアスのサイズに合わせて差込孔を選択することができる。
一対のピアスを互いに離した状態でデザイン部に固定することが可能となり、個々のピアスのデザインや色彩、大きさ等を、顧客に美しく見せられるようになる。
一対のピアスを互いに離した状態でデザイン部に固定することが可能となり、個々のピアスのデザインや色彩、大きさ等を、顧客に美しく見せられるようになる。
請求項5は、前記透明なデザイン部は、ハート形、スペード、クラブやダイヤ等の任意の形状から選択可能なものであることを特徴とする。
透明なデザイン部を、例えば、ピアスの形状に合わせて、多種の形状から任意に選択することができ、デザイン部の形状でピアスをより一層引き立たせることが可能になり、この点で購買力の向上を図ることができる。
請求項1〜5に係る考案では、透明なデザイン部にピアスを固定してデザイン部の裏面にキャッチを配置することで、ピアスを購入する際に、顧客は、デザイン部の裏側のキャッチを透視でき、キャッチの形状や材質、大きさを簡単に確認することができるという利点がある。
以下添付図に基づいて、本考案に係るピアス用の展示具の一実施の形態を詳説する。
図1は本考案に係るピアス用の展示具を示す斜視図、図2は本考案に係るピアス用の展示具にピアスを固定して展示ボードにかけた状態を示す斜視図、図3は本考案に係るピアス用の展示具要部を示す正面図、図4は本考案に係るピアス用の展示具にピアスを固定して展示台に載置した状態を示す斜視図である。
図1は本考案に係るピアス用の展示具を示す斜視図、図2は本考案に係るピアス用の展示具にピアスを固定して展示ボードにかけた状態を示す斜視図、図3は本考案に係るピアス用の展示具要部を示す正面図、図4は本考案に係るピアス用の展示具にピアスを固定して展示台に載置した状態を示す斜視図である。
図1〜図2に示すように、ピアス用の展示具10は、パネル12を略矩形状に形成し、パネル12の上縁14で、かつ裏面12a側にパネル12を支える支え部16を設け、パネル12の表面12bの外周を装飾用に着色した着色部18(図1において、網目で示すエリア)とするとともに、この着色部18で囲われた部位を透明なデザイン部20とし、この透明なデザイン部20に複数個(4個)の差込孔22が形成され、着色部18と透明デザイン部20との境界には縁取り部30が形成されている。
このピアス用の展示具10は、パネル12の差込孔22に、パネル12の表面12b側からピアス24の針26を差し込み、差込孔22からパネル12の裏面12a側に突出した針26にキャッチ28を嵌合させてピアス24をパネル12に固定するものである。
ピアス24は、使用者の耳朶(図示せず)に形成した取付孔に針26を差し込み、耳朶の裏側から突出した針26の先端部にキャッチ28を嵌合させることにより、耳朶に取り付ける装飾用具である。
キャッチ28は、軟質樹脂で弾性変形可能に形成された筒体であって、キャッチの貫通孔28a(図1参照)の内径を、針26の外径より僅かに小さく形成したものである。
キャッチ28を弾性変形させながら、針26を貫通孔28aに挿通し、針26を貫通孔28aに比較的きつい状態で嵌合させて、キャッチ28が針26から抜け出さないようにしている。
キャッチ28を弾性変形させながら、針26を貫通孔28aに挿通し、針26を貫通孔28aに比較的きつい状態で嵌合させて、キャッチ28が針26から抜け出さないようにしている。
パネル12は、例えば、略矩形状に形成した合成樹脂製の板状の部材であって、その一部を透明部に形成したものである。
支え部16は、パネル12の上縁14で、かつパネル12の裏面12a側に、一例として断面略L形に形成したフックであり、パネル12を陳列ボード32(図2参照)や陳列チェーン(図示せず)等の係止部に係止する際にパネル12を支えるための部材である。
この支え部16を備えることで、パネル12を好みの展示箇所に自由に陳列することができる。
この支え部16を備えることで、パネル12を好みの展示箇所に自由に陳列することができる。
そして、支え部16の形態をフックに形成することで、一例として陳列ボード32の上端にフック16をかけることができ、パネル12を顧客から見やすい位置に陳列することができ、ピアス24のデザインや色彩、大きさ等を顧客に美しく見せられるようにしている。
図4に示すように、パネル12は、支え部16で、陳列ボード32や陳列チェーン(図示せず)等の係止部に係止させずに、陳列台36に載置することにより、ピアス24を展示することも可能である。
着色部18は、パネル12の表面12bの外周を、例えば、白色の色彩で装飾用に着色した部位(図1において、網目で示すエリア)である。
この着色部18でデザイン部20を囲うことで、ピアス24を一層引き立たたせるように、デザイン部20の形状を決めることが可能である。
この着色部18でデザイン部20を囲うことで、ピアス24を一層引き立たたせるように、デザイン部20の形状を決めることが可能である。
透明なデザイン部20は、一例として、ハート形に形成された部位であり、パネル12の裏面12a側に配置したキャッチ28を、パネル12の表面12b側から透視することができるように、透明に形成されている。
ハート形に形成されたデザイン部20内には、上下方向における略中央位置に一対の差込孔22aが左右方向に所定間隔を存して形成されており、この一対の差込孔22aの下方には、同じく左右方向に所定の間隔を存して、他の一対の差込孔22bが形成されている。
ここで理解を容易にするために、上側の一対の差込孔22を、符号22aとして示し、下側の一対の差込孔22を、符号22bとして示している。
ここで理解を容易にするために、上側の一対の差込孔22を、符号22aとして示し、下側の一対の差込孔22を、符号22bとして示している。
図3に示すように、上側一対の差込孔22aの間隔と、下側一対の差込孔22bの間隔と、上下の差込孔の間隔を、それぞれS1として表示し、上側の差込孔22aと下側の差込孔22bとの対角線上の間隔をS2として表示している。
すなわち、差込孔22a,22b間の対角線上の間隔S2を、差込孔22a同士の間隔S1、差込孔22b同士の間隔S1、上下に位置する差込孔22aと差込孔22bとの間隔S1と異なるように形成配置しているので、例えば、上側の差込孔22aのうち、右側の差込孔22aと、下側の差込孔22bのうち、左側の差込孔22bとに、それぞれピアス24の針を差し込むことで、一対のピアス24を互いに距離S2を確保した状態で配置できるようになる。
これにより、ピアス24が大型の場合でも、それぞれのピアス24同士がぶつかって干渉することがなくなり、一対のピアス24を互いに離して、デザイン部20にきれいに配置できるようになる。
一方、ピアス24が、比較的小型の場合には、上側(又は下側)の一対の差込孔22a又は22bに、それぞれのピアス24を固定しても、それぞれのピアス24同士がぶつかって干渉することはなく、一対のピアス24を互いに離して、デザイン部20にきれいに配置できるようになる。
縁取り部30は、着色部18と透明デザイン部20との境界を明瞭にするために、一例として、赤色の色彩で形成してある部位である。
縁取り部30を備えることで、透明なデザイン部20を際立たせることが可能となり、デザイン部20に固定したピアス24をより一層引き立たせることが可能となる。
縁取り部30を備えることで、透明なデザイン部20を際立たせることが可能となり、デザイン部20に固定したピアス24をより一層引き立たせることが可能となる。
本考案に係るピアス用の展示具10によれば、透明なデザイン部20に差込孔22を形成することで、差込孔22にピアス24の針26を差し込み、差込孔22から突出した針26にキャッチ28を嵌合させてピアス24を、透明なデザイン部20にしっかり固定することが可能となる。
このように、透明なデザイン部20の裏面にキャッチ28が配置され、透明なデザイン部20の表面側、すなわち顧客がピアス24を見るパネル12の表面12b側から、デザイン部20の裏側のキャッチ28を透視できる状態となる。
なお、前記実施の形態では、透明なデザイン部20をハート形に形成した例について説明したが、デザイン部20の形状は、その他スペード形、クローバー形、ダイヤ形、四角形、丸形、菱形、三角形等の多数の形状から任意に選択することができる。
このように、デザイン部20の形状でピアス24をより一層引き立たせることが可能になり、これにより購買力の向上を図ることができる。
このように、デザイン部20の形状でピアス24をより一層引き立たせることが可能になり、これにより購買力の向上を図ることができる。
また、前記実施の形態では、着色部18を白色の色彩で着色した例について説明しているが、その他の色彩で着色することももちろん可能である。
さらに、前記実施の形態では、縁取り部30を、一例として赤色の色彩で形成したが、縁取り部30の色彩は適宜選択することが可能である。また、この縁取り部30を形成しなくてもよい。
ついで、前記実施の形態では、パネル12を略矩形状に形成したが、パネル12の形状は適宜選択することができる。
また、前記実施の形態では、透明なデザイン部20複数個の差込孔22として4個の差込孔22を形成した例について説明したが、この差込孔22の個数は適宜選択することができる。
さらに、前記実施の形態では、支え部16としてフックを例に説明したが、支え部16はフックに限られることはない。要は、パネル12を陳列ボード32(図2参照)や陳列チェーン(図示せず)等の係止部に係止可能となっていればよく、さらには陳列台36に載置可能であってもかまわない。
10…ピアス用の展示具
12…パネル
12a…パネルの裏面
14…パネルの上縁
16…支え部
18…着色部
20…透明なデザイン部
22(22a,22b)…差込孔
24…ピアス
26…針(ポスト)
28…キャッチ
30…縁取り部
32…陳列ボード
S1,S2…間隔
12…パネル
12a…パネルの裏面
14…パネルの上縁
16…支え部
18…着色部
20…透明なデザイン部
22(22a,22b)…差込孔
24…ピアス
26…針(ポスト)
28…キャッチ
30…縁取り部
32…陳列ボード
S1,S2…間隔
Claims (5)
- パネルにピアスの針を差し込む差込孔が形成され、差込孔にピアスの針を差し込み、差込孔から突出した針にキャッチを嵌合させてピアスをパネルに固定するピアス用の展示具であって、
前記パネルの外周を装飾用に着色した着色部とするとともに、この着色部で囲われた部位を透明なデザイン部とし、この透明なデザイン部に前記差込孔が形成され、前記パネルの上縁近傍の裏面にパネルを支える支え部が設けられたことを特徴とするピアス用の展示具。 - 前記着色部とデザイン部との境界を明瞭にする縁取り部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のピアス用の展示具。
- 前記支え部は、前記パネルを陳列ボードや陳列チェーン等の係止部に係止可能なフックであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のピアス用の展示具。
- 前記差込孔は、少なくとも2個以上備え、3個以上備える場合には、それぞれの差込孔間の間隔が異なるように配置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のピアス用の展示具。
- 前記透明なデザイン部は、ハート形、スペード、クラブやダイヤ等の任意の形状から選択可能なものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のピアス用の展示具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004004536U JP3106901U (ja) | 2004-07-29 | 2004-07-29 | ピアス用の展示具 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004004536U JP3106901U (ja) | 2004-07-29 | 2004-07-29 | ピアス用の展示具 |
Publications (1)
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JP3106901U true JP3106901U (ja) | 2005-01-27 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2004
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