JP3146044U - 色紙用額縁 - Google Patents
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Abstract
【課題】一個の色紙用額縁を使用して、作品色紙を装着して展示する場合、いくつかの装飾、デザインの中からその作品色紙にマッチした一つの装飾枠を選択し得る色紙用額縁を提供する。
【解決手段】色紙装着部4を有する基板2の上面周囲に、面ファスナ5a,・・・,5dを形成するとともに、それぞれの装飾を異なるものとし、裏面に面ファスナ6a、・・・、6dを形成した複数個の装飾枠3を備え、色紙装着部4に色紙を装着して、その色紙にもっとも装飾がマッチした装飾枠を選択し、基板2の面ファスナ5a,・・・,5dと装飾枠の面ファスナ6a、・・・、6dを接着させて基板2に、装飾枠を装着する。
【選択図】図1
【解決手段】色紙装着部4を有する基板2の上面周囲に、面ファスナ5a,・・・,5dを形成するとともに、それぞれの装飾を異なるものとし、裏面に面ファスナ6a、・・・、6dを形成した複数個の装飾枠3を備え、色紙装着部4に色紙を装着して、その色紙にもっとも装飾がマッチした装飾枠を選択し、基板2の面ファスナ5a,・・・,5dと装飾枠の面ファスナ6a、・・・、6dを接着させて基板2に、装飾枠を装着する。
【選択図】図1
Description
この考案は、色紙を装着し、壁などに掛け、あるいは卓上などに立てて展示するのに使用する色紙用額縁に関する。
一般に、絵や書が直接に書かれ、あるいは絵や書が書かれた紙葉や写真を貼付した色紙が住宅、会社の応接間や、各種の展示会、美術館、博物館、資料館、学校などで展示されることが多い。
この種の色紙用額縁の構造は種々のものがあるが、色紙を嵌め込み収納し、あるいは、貼着する基板(マット)と、装着した色紙の上面を覆い基板に重設される装飾枠(マットカバー)とで構成されるものが一般に使用されている。
なお、色紙を挟持する時、色紙の美感を一層増大したものを得るため、上方側と下方側囲側板を対称的に配置して両者を併合し、その併合に際し両者を糊等を以て接着し、ないしは単に接着し離脱自在に併合しあるいは吸着の際、透視可能な塩化ビニール板やセルロイド板を色紙に接して上方側囲側板の裏側に配設定着し、囲側板両者に亘り、色紙の抜き差し自在な挿入孔を設定し,挿入孔に挿入した色紙上部から挿入孔へ止め板を着脱自在に挿着係止した色紙用額縁が開示されている(例えば特許文献1参照)。
実開平7−18665号公報
色紙を額縁に入れて展示する場合、どのような額縁に入れるかは、展示場において一律のものが使用される場合もあり、場合よっては色紙の作者や展示主催者が、各展示される作品に合った額縁を見出して、個別のものを使用する場合もある。
一口に色紙用額縁といっても、色紙に付される絵、写真、書等は、さまざまな対象について表現されており、額縁の装飾、デザイン、色などは、作品にあったものが使用されることが望ましい。
しかしながら各人が、それぞれの作品に合った色紙用額縁を探し出し、手配することは大変な労力を要する。できるなら同種の色紙用額縁において、額縁の装飾、デザイン、色が数種容易されており、作者、展示主催者などが、その中から適宜選択できることが望ましい。
なお、上記特許文献1に記載の色紙用額縁は、色紙を挟持するとき色紙の美感を一層増大したものとすることは考慮されているが、数種の中から1つの装飾、デザインのものを選択することができるものではない。
この考案は、上記問題点に着目してなされたものであって、一個の色紙用額縁を使用して、作品色紙を装着して展示する場合、いくつかの装飾、デザインの中からその作品色紙にマッチした一つの装飾枠を選択し得る色紙用額縁を提供することを目的とする。
この考案の色紙用額縁は、色紙を装着する基板と、この基板に装着される装飾枠とから、構成されるものであって、前記装飾枠として複数種のものを備えるとともに、前記基板に前記装飾枠を脱着可能とし、複数種備える装飾枠を選択自在に装着可能としたことを特徴とする。
この考案の色紙用額縁おいて、前記基板の周辺部の上面と前記装飾枠の裏面に接着層を形成し、これらの接着層により前記装飾枠を脱着自在とすると良い。
また、この考案の色紙用額縁おいて、前記接着層は、面ファスナ、磁石板で構成すると良い。
また、この考案の色紙用額縁において、 前記基板上面に、前記装飾枠を案内可能に構成したガイド部を備え、このガイド部を介して装飾枠を脱着自在としても良い。
この考案によれば、前記装飾枠として複数種のものを備えるとともに、前記基板に前記装飾枠を脱着可能とし、複数種備える装飾枠を選択自在としているので、作者、主催者、所持者などが、展示しようとする色紙に合った装飾枠の色紙用額縁を使用することができる。
以下、実施の形態により、この考案をさらに詳細に説明する。図1は、この考案の一実施形態である色紙用額縁の構成を示す分解斜視図である。
この実施形態色紙用額縁1は、色紙を装着する基板(マット)2と、装飾枠(マットカバー)3とから構成されている。ここで使用する色紙用額縁1は、複数個の装飾枠3を備え、色紙を装着し展示する際に、そのうちの好ましい1つの装飾枠3を基板2に装着して使用するのが特徴である。
基板2は、色紙と同様に四辺形状をしており、四辺形の周辺部2aを残し中央部に色紙を嵌め込んで装着する色紙装着部4を備えている。また、周辺部2の四辺面にそれぞれ装飾枠を脱離自在に取り付ける面ファスナ(接着部)5a、5b、5c、5dを設けている。
装飾枠3は、外形が基板2と同じ大きさの四辺形であり、基板2に装着した際に基板2の色紙が目視出来るように中央部を貫通させた枠板となっている。枠部の裏面の四辺面に基板2の面ファスナ5a、5b、5c、5dに対応させて、基板2に取り付ける面ファスナ6a、6b、6c、6dを備えている。
装飾枠3としては、図2に示すように装飾、デザイン、色などが相違する複数のものが備えられている。図2の(a)は、枠部の貫通部3aの形状が直線状の四辺形である装飾枠3−1,図2の(b)は、枠部の貫通部3aの形状が波線状の四辺形である装飾枠3−2,図2の(c)は、図2の(a)のものと枠部の色を異なるものとした装飾枠3−3である。もちろん実用に際しては、他に色、柄、形状の相違する異なる態様の装飾枠3−iを備えておくことができる。
今、色紙の作者、所有者などが、この実施形態色紙用額縁を用いて、新たな色紙を展示する場合を、想定する。色紙用額縁には、それまで他の色紙が装着されており、今回、その色紙に代えて新たな色紙を装着する。
先ず、図1に示す装飾枠3を基板2から外し、基板2に装着されていた色紙を新たな色紙に入れ替える。次に、色紙の所有者、あるいは作者が、新たな色紙にもっとも美感的にふさわしいと思われる装飾枠を選び(例えば図2の装飾枠3−2)、この装飾枠の面ファスナ6a、・・・、6dを基板2の面ファスナ5a、・・・、5dに対応させて、基板2と装飾枠(3−2)とを接着する。このようにして、新たな色紙をそれまでの色紙用額縁に装着する場合、容易に色紙の作品内容にふさわしい装飾枠の色紙用額縁に装着出来る。
なお、上記実施形態色紙用額縁において、基板2と装飾額3を接着するのに面ファスナを用いているが、これに代えて磁石板を用いても良い。
次に、この考案の他の実施形態である色紙用額縁について説明する。図3は、この実施形態色紙用額縁の分解斜視図である。この実施形態色紙用額縁11は、色紙を装着する基体12と、この基体(基板)12に装着される装飾枠13とから構成されている。
この、実施形態色紙用額縁の特徴は、基体12の前面の上方と下方に、それぞれ横方向に案内溝14a,14bを設けるとともに、装飾枠13の裏面上方と下方に、基体12の案内溝14a,14bに対応して横方向に、前記案内溝14a,14bに挿脱する突起線15a,15bを設けたことである。
又、この実施形態色紙用額縁においては、上記した突起線15a,15bを備え、装飾、デザイン、色の異なる複数の装飾枠を備えるようにしたことである。
この実施形態色紙用額縁11の基体12に装飾枠13を装着して組み立てた状態の外観斜視図を図4に示す。図13の状態から装飾枠13の突起線15a、15bをそれぞれ基体12の案内溝14a、14bに挿通し、完全に挿着した状態で図4の色紙用額縁11となる。
この色紙用額縁において、色紙は基体12の色紙収納部12aに予め収納しておいても良いし、装着後に基体12の横方向より挿入穴16を介して(縦方向よりでも可)1〜数枚を挿入するようにしたものでも良い。
この実施形態色紙用額縁において、色紙の作者,所有者が新たな色紙を展示する場合には、先ず、図3に示す装飾枠13を基体12から外し、基体12に装着されていた色紙を新たな色紙に入れ替える。次に、色紙の所有者、あるいは作者が、新たな色紙にもっとも美感的にふさわしいと思われる装飾枠を選び、この装飾枠の突起線15a、15bを基体12の案内溝14a、14bに沿って挿着する。このようにして、新たな色紙をそれまでの色紙用額縁に装着する場合、容易に色紙の作品内容にふさわしい装飾枠の色紙用額縁に装着出来る。
1、11 色紙用額縁
2 基板
3、3−1,3−2,−3−3 装飾枠
4 色紙装着部
5a,5b、5c、5d 面ファスナ
6a、6b、6c、6d 面ファスナ
12 基体
12a 色紙収納部
13 装飾枠
14a、14b 案内溝
15a、15b 突起線
16 色紙挿入穴
2 基板
3、3−1,3−2,−3−3 装飾枠
4 色紙装着部
5a,5b、5c、5d 面ファスナ
6a、6b、6c、6d 面ファスナ
12 基体
12a 色紙収納部
13 装飾枠
14a、14b 案内溝
15a、15b 突起線
16 色紙挿入穴
Claims (5)
- 色紙を装着する基板と、この基板に装着される装飾枠とから、構成されるものであって、前記装飾枠として複数種のものを備えるとともに、前記基板に前記装飾枠を脱着可能とし、複数種備える装飾枠を選択自在に装着可能としたことを特徴とする色紙用額縁。
- 前記基板の周辺部の上面と前記装飾枠の裏面に接着部を形成し、これらの接着部により前記装飾枠を脱着自在としたことを特徴とする請求項1記載の色紙用額縁。
- 前記接着部は、面ファスナにより構成されることを特徴とする請求項2記載の色紙用額縁。
- 前記接着部は、磁石板により構成されることを特徴とする請求項2記載の色紙用額縁。
- 前記基板上面に、前記装飾枠を案内可能に構成したガイド部を備え、このガイド部を介して装飾枠を脱着自在としたことを特徴とする請求項1記載の色紙用額縁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008005838U JP3146044U (ja) | 2008-08-21 | 2008-08-21 | 色紙用額縁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008005838U JP3146044U (ja) | 2008-08-21 | 2008-08-21 | 色紙用額縁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3146044U true JP3146044U (ja) | 2008-10-30 |
Family
ID=43295778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008005838U Expired - Fee Related JP3146044U (ja) | 2008-08-21 | 2008-08-21 | 色紙用額縁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3146044U (ja) |
-
2008
- 2008-08-21 JP JP2008005838U patent/JP3146044U/ja not_active Expired - Fee Related
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