JP3106770U - ハンドマッサージ器 - Google Patents

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Abstract

【課題】マッサージして血行促進の効果を高めつつ、少なくとも遠赤外線若しくは磁力線を付与するハンドマッサージ器を提供する。
【解決手段】マッサージ面20a、裏面21a並びに側面22で構成された円盤形態の本体2と、生体への効能を有する材料が含まれた回転ボール3とからなるハンドマッサージ器1であって、本体のマッサージ面20aの中央に1個並びに該中央を中心とする円軌跡に沿って複数個の回転ボール3が各々回転自在に本体2に保持されると同時にマッサージ面20aから露出しており、かつ本体2の裏面21aと側面22とを片手で揺動自在に把持して回転ボール3で生体表面を押圧しながらマッサージする。
【選択図】図1











Description

本考案は、ハンドマッサージ器に関するものである。
生体特に人体を暖めて血行を促進し疲労回復などの効能をもたらす遠赤外線や磁力線等が近年注目を浴びており、遠赤外線を発生させるセラミックやトルマリン、あるいは磁力線を発生させる永久磁石等を包含させた商品も種々開発されている。
その一つとして、下記特許文献1にはトルマリン等の微粉末を練り込んだシリコンゴム
紐素材を螺旋巻きし、紐素材の両端部を互いに接続した人体への装着に適した弾性リングが報告されている。(たとえば、特許文献1参照)
また、永久磁石で作られた磁気バンド(ブレスレット)や磁気ネックレスが肩凝りなどに効くアクセサリとして愛用されているほか、小さな磁気チップを絆創膏等で皮膚に貼り付ける医療品も良く知られている。(たとえば、非特許文献1参照)
特開2004−97407号公報(第3頁、第1図) 山川正光、"磁石の本"初版、2001年11月28日、日刊工業 新聞社発行、ページ144〜145「磁石がどうして肩凝りなどの治療に効くのか」
前記従来技術は、人体に装着したり皮膚に貼り付けを行って、遠赤外線、あるいは磁力線を各々単独で人体に付与するものである。
本考案は、このような人体に装着したり皮膚に貼り付けるような従来技術の問題点を解決できるハンドマッサージ器を提供することを目的とする。
本考案は、血行促進の必要な箇所、たとえば肩凝りの自覚のある箇所、を自身で直接マッサージして血行促進の効果を高めつつ、生体への効能のある、たとえば少なくとも遠赤外線若しくは磁力線を、あるいは遠赤外線と磁力線の両者を同時に、生体特に人体に付与可能とするハンドマッサージ器を提供することを目的とする。
本考案ハンドマッサージ器における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
第1に、マッサージ面、裏面並びに側面で構成された円盤形態の本体と、生体への効能を有する材料が含まれた回転ボールとからなるハンドマッサージ器であって、
本体のマッサージ面の中央に1個並びに該中央を中心とする円軌跡に沿って複数個の回転ボールが各々回転自在に本体に保持されると同時にマッサージ面から露出しており、かつ本体の裏面と側面とを片手で揺動自在に把持して回転ボールで生体表面を押圧しながらマッサージするようにしたことである。
これにより、生体への効能を付与しつつ、生体を直接マッサージすることを可能とする。
第2に、生体への効能を有する材料が少なくとも遠赤外線を発生させる材料、又は磁力線を発生させる材料であることである。
これにより、生体を暖める遠赤外線や血行を促進する磁力線を生体へ付与可能とする。
第3に、生体への効能を有する材料である遠赤外線を発生させる材料が含まれる回転ボールと、同磁力線を発生させる材料が含まれる回転ボールとが、交互に前記本体のマッサージ面の中央を中心とする円軌跡に沿っていることである。
これにより、生体を暖める遠赤外線と血行を促進する磁力線との両者を交互に等しく生体へ付与しながらマッサージすることを可能とする。
第4に、回転ボールが等間隔に前記本体のマッサージ面の中央を中心とする円軌跡に沿っていることである。
これにより、生体を暖める遠赤外線や血行を促進する磁力線を有する回転ボールが均一に等しく生体へ付与しながらマッサージすることを可能とする。
第5に、8個の回転ボールが前記本体のマッサージ面の中央を中心とする円軌跡に沿っていることである。
これにより、中央に1個と、中央を中心とする円軌跡に沿って8個の回転ボールが保持されているので、本体の裏面と側面とを片手で揺動自在に把持しながら、回転ボールを生体表面にバランス良く押圧するマッサージを可能にする。
第6に、6個の回転ボールが前記本体のマッサージ面の中央を中心とする円軌跡に沿っていることである。
これにより、中央に1個と、中央を中心とする円軌跡に沿って6個の回転ボールが保持されているので、本体の裏面と側面とを片手で揺動自在に把持しながら、回転ボールを生体表面にバランス良く押圧するマッサージを可能とする。
本考案によれば、自分自身で直接肩凝り箇所等をマッサージして血行促進の効果を高めつつ、少なくとも遠赤外線若しくは磁力線を、あるいは遠赤外線と磁力線の両者を同時に、生体特に人体の肩凝り箇所等に付与することができる。血行促進の他にも、体細胞の調整、体脂肪の抑制、筋肉疲れの解除等に医療効果がある。
特に婦人において、乳房のマッサージにより、乳腺の働きを活発化し、その乳房を豊かに大きくする。特に男性において、頭皮をマッサージすることにより、頭皮の血行を改善し、ストレス、たばこ、アルコール等による頭皮の冷えによる男性型脱毛をなくする。
前記頭皮マッサージでは、入浴タイムを利用したマッサージが有効で、浴槽の内外を問わず浴室で本考案のハンドマッサージ器の使用が可能である。特に入浴タイムを利用したマッサージでは、シャンプーやオイル等を利用して肌の滑りを良くしてマッサージすると効果的である。
また、男性女性を問わず、下腹部を本ハンドマッサージ器でマッサージすることにより、リンパ液の流れを良くする効果がある。
円盤形態の本体の裏面と側面とを片手で揺動自在に把持しながらマッサージが可能であるので、本ハンドマッサージ器自体によるマッサージを客の要望に答えながら実演(パフォーマンス)しつつ、本ハンドマッサージ器を医療用具として店頭販売することができる。
片手で揺動自在に把持しながらマッサージが可能であることから、立居振舞いに制限がある入院患者や、老人ホームでの高齢者においても、片手のみ動かせれば本ハンドマッサージ器を使用できる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜3に示すように、本考案のハンドマッサージ器1は、円盤形態の本体2と、回転ボール3とから構成されている。
円盤形態の本体2は、マッサージ面板20と、裏面板21と、マッサージ面板20と裏面板21とを貫通して穿かれた止めピン孔23中に挿入された止めピン10とからなる。
マッサージ面板20の外面は、本体2のマッサージ面20aと側面20dを、裏面板21の外面は、本体2の裏面21aと側面21dを形成する。本体2をとりまく側面22は、マッサージ面板20の側面20dと、裏面板21の側面21dとが繋がったものである。円盤形態の本体2の外面は、マッサージ面20aと、裏面21aと、それらと90°方向にあって、円盤形態の本体2をとりまく側面22とから構成されている。
また、マッサージ面板20のマッサージ面20a並びに側面20d以外の面である接合面20eと、裏面板21の裏面21a並びに側面21d以外の面である接合面21eとは、互いに密着・接合して、本体2の外に表れた外面とはならず、円盤形態の本体2の外面は、前述のように、マッサージ面20a、裏面21a並びに側面22で構成されている。なお、マッサージ面板20と裏面板21とは、ウレタン系樹脂やポリエステル系樹脂等の軽く柔軟性のある弾性材料よりなる。
止めピン孔23中に挿入された止めピン10は太径部10aと細径部10bとからなる。この止めピン10は、マッサージ面板20と裏面板21とを貫通して穿かれた止めピン孔23の中に挿入される。すなわち、裏面板21の止めピン孔23(細孔23c)中に止めピン10の細径部10bを固定する。
その後、裏面板21の裏面21aの反対側(裏面板21の接合面21e側)に突出した止めピン10の太径部10aの先端を、マッサージ面板20の止めピン孔23(細孔23b)の開孔側であるマッサージ面20aの反対側である接合面20e側から、その細孔23bを貫通して太孔23aまで挿入して、止めピン10をマッサージ面板20と裏面板21とを貫通する止めピン孔23中に埋設・固定する。
止めピン10の太径部10aが止めピン孔23の細孔23bと太孔23aとの段差25に係止される楔効果を発揮し、止めピン10がマッサージ面板20と裏面板21とを離れないように密着・接合させている。
なお、裏面板21の止めピン孔23の細孔23cと、マッサージ面板20の同細孔23bとは同一孔径である。また、止めピン10と止めピン孔23は、各々ハンドマッサージ器1の中央(中心)を挟んで相対峙する2箇所に設けているが、さらに数多く設けても構わない。また、止めピン10は、マッサージ面板20や裏面板21と同様、ウレタン系樹脂やポリエステル系樹脂等の軽く柔軟性のある弾性材料であってもよい。
回転ボール3は、円盤形態の本体2のマッサージ面20aの中央に1個と、マッサージ面20aの中央を中心とする円軌跡に沿って8個とが本体2の回転穴24において回転自在に保持されると同時にマッサージ面20aから露出している。なお、この円軌跡は、8個の回転ボール3の各中心を結ぶ曲線に該当している。
この回転穴24(図2、図3)は、マッサージ面板20と裏面板21とを前記のように密着・接合する前に、回転ボール3が自在に回転するように回転ボール3の直径よりやや大きく、すなわち回転ボール3と回転穴24との間に間隙27を設けて作製しておく。もちろん、マッサージ面板20と裏面板21とを密着・接合してから、作製してもかまわない。なお、前記間隔27は回転ボール3と回転穴24の場所において大小があって、たとえば下記図4〜5の説明で記すように、マッサージ時に回転ボール3が人体表面に押圧された場合等には、ほとんどゼロになる場所も生じる。
全ての回転ボール3は、マッサージ面20aから突出して露出し、裏面21aには露出することなく本体2の回転穴24において回転自在に本体2に保持されている。回転ボール3は、滑らかな表面を持ち、かつマッサージ時に回転ボール3が人体表面に押圧されても、回転穴24において回転自在であって変形や破損は生じない。
この回転穴24のマッサージ面20a側に、回転ボール3を抱くようにマッサージ面20aから突出した保持端20bが設けられている。この保持端20bの先端20cは、回転ボール3の中心3aよりもマッサージ面20aから突出しているため、あたかも回転ボール3を回転ボール3の外周に沿って抱きかかえるように本体2に保持しており、また、回転ボール3は保持端20bの先端20cからも突出しているため、結局回転ボール3はマッサージ面20aから露出して回転自在である。
前記円盤形態の本体2のマッサージ面20aの中央には、遠赤外線を発生させる材料が含まれる回転ボール3が1個保持されている。なお、この本体2のマッサージ面20aの中央の回転ボール3は、遠赤外線を発生させる材料の替わりに磁力線を発生させる材料であっても良い。
生体への効能を有する材料である遠赤外線を発生させる材料が含まれる回転ボール3と、同磁力線を発生させる材料が含まれる回転ボール3とが、円盤形態の本体2のマッサージ面20aの中央を中心とする円軌跡に沿って交互に等間隔に8個保持されている。なお、必ずしも交互でなくても構わないし、等間隔でなくても構わない。さらに、8個に限定するものではなく、たとえば6個でも構わない。マッサージするに好ましい個数であれば良い。
遠赤外線を発生させる材料として、例えば、麦飯石セラミック、造礁化石サンゴセラミック、水晶入ハードセラミック、銀系抗菌セラミック、その他の遠赤外線を発生させるセラミック、あるいはトルマリン(電気石)、麦芽石、チタン、ゲルマニュウム、木材、黒炭、その他の遠赤外線を発生させる材料が含まれた回転ボール3を用いている。その際、マイナスイオン等が同時に発生しても構わない。
磁力線を発生させる材料としては、永久磁石等が含まれた回転ボール3を用いる。
前記考案の効果に記載した入浴タイムでのシャンプーやオイル等を利用して肌の滑りを良くしたマッサージでは、シャンプーやオイル等が前記回転穴24と回転ボール3との間隙27に入り込み、回転穴24と回転ボール3との間の潤滑となって回転ボール3の自在な回転に役立つ。
図4〜5に示すように、本考案のハンドマッサージ器1は、円盤形態の本体2の裏面21a側から、片手40(図4、図5では、右手)、主に指先41によって裏面21aと側面22とを把持できる。なお、図4、図5のような右手に限らず、左手であってもよく、さらに、指先41は5本に限定せず、たとえば相応しい3本で把持してもよい。
また、側面22と裏面21a、及び側面22とマッサージ面20aとの各接合部26(図2、図3)には滑らかな傾斜が設けられ、片手40で本考案のハンドマッサージ器1を把持した場合にも感触が良好である。
したがって、本考案のハンドマッサージ器1では、円盤形態の本体2の裏面21aと側面22とを片手で揺動自在に把持し、自由面であるマッサージ面20aに露出している回転自在の回転ボール3を人体表面を押圧しながら、人体表面をマッサージするようにしたものである。
なお、本考案は前記実施形態における各部材の形状及びそれぞれの前後・左右・上下の位置関係は、図1〜5示すように構成することが最良である。しかし、前記実施形態に限定されるものではなく、部材、構成を種々変形したり、組み合わせを変更したりすることもできる。
例えば、図6のように、半円環状の被覆枠28を本体2内に設けて、その被覆枠28のマッサージ面20aから突出した部分を前記保持端20bとしてもよい。すなわち、回転ボール3との潤滑の良い素材で被覆枠28を別途作成し、マッサージ面板20と裏面板21からなる本体2の所定の場所に接着して埋め込み、回転穴24を形成する。なお、被覆枠28が本体2の裏面21aに露呈しないように、被覆枠28における外周面29の裏面方向側29a(図6)は、外周面29の円弧が内側に切り込まれた形状である。
さらに、太径部10aと細径部10bを有する止めピン10の楔効果によりマッサージ面板20と裏面板21とが離れないようにする替わりに、マッサージ面板20と裏面板21との接合面20e、21eとを互いに接着剤で密着・接合することもできる。
生体特に人体以外にも、マッサージが必要である競馬用馬や高級犬等のためのハンドマッサージ器として利用可能である。なお、本考案のハンドマッサージの構造は、数多く製造可能な所謂量産に相応しい。
本考案の正面図である。 本考案のX矢視一部断面図である。 本考案のY矢視一部断面図である。 本考案のハンドマッサージ器を片手で把持した正面図である。 本考案のハンドマッサージ器を片手で把持した背面図である。 被覆枠の説明図である。
符号の説明
1 ハンドマッサージ器
2 本体
3 回転ボール
20 マッサージ面板
20a マッサージ面
21 裏面板
21a 裏面
22 側面
40 片手





Claims (6)

  1. マッサージ面(20a)、裏面(21a)並びに側面(22)で構成された円盤形態の本体(2)と、生体への効能を有する材料が含まれた回転ボール(3)とからなるハンドマッサージ器(1)であって、
    本体のマッサージ面(20a)の中央に1個並びに該中央を中心とする円軌跡に沿って複数個の回転ボール(3)が各々回転自在に本体(2)に保持されると同時にマッサージ面(20a)から露出しており、かつ本体(2)の裏面(21a)と側面(22)とを片手(40)で揺動自在に把持して回転ボール(3)で生体表面を押圧しながらマッサージするようにしたことを特徴とするハンドマッサージ器。
  2. 生体への効能を有する材料が少なくとも遠赤外線を発生させる材料、又は磁力線を発生させる材料であることを特徴とする請求項1記載のハンドマッサージ器。
  3. 生体への効能を有する材料である遠赤外線を発生させる材料が含まれる回転ボール(3)と、同磁力線を発生させる材料が含まれる回転ボール(3)とが、交互に前記本体(2)のマッサージ面(20a)の中央を中心とする円軌跡に沿っていることを特徴とする請求項1記載のハンドマッサージ器。
  4. 回転ボール(3)が等間隔に前記本体のマッサージ面(20a)の中央を中心とする円軌跡に沿っていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のハンドマッサージ器。
  5. 8個の回転ボール(3)が前記本体のマッサージ面(20a)の中央を中心とする円軌跡に沿っていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のハンドマッサージ器。
  6. 6個の回転ボールが(3)前記本体のマッサージ面(20a)の中央を中心とする円軌跡に沿っていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のハンドマッサージ器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013111218A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Takahiro Nishikawa 頭皮の美容器
JP2015039627A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 昌樹 上田 認知症ケア用鍼シリーズ経絡治療用接触鍼(右利き用および左利き用)3d様可動式ローラー鍼(右利き用および左利き用)

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