JP3106565B2 - イチョウ葉エキス含有クロレラ製剤 - Google Patents
イチョウ葉エキス含有クロレラ製剤Info
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Description
療剤として使用されるイチョウ葉エキスを含むクロレラ
製剤に関するものである。
ウは古くから去痰、鎮咳、解毒、治淋、瀕尿抑制、滋養
等の効があるとして民間薬として用いられており、ガ
ン、肺結核、タコ、ウオノ目等の治療にも使用されてい
る。一方、イチョウ葉より抽出したイチョウ葉エキスに
は、血流増大、血管拡張、血管老化防止、特に高齢者の
脳及び皮膚抹消血流の改善、精神的症候の改善等の効果
があり、動脈硬化、糖尿病性血管障害、皮膚血行障害、
老人ボケ、精神障害等の循環障害及び精神障害の治療薬
として使用されている。またイチョウ葉エキスのこのよ
うな薬理効果並びに滋養効果に着目して、イチョウ葉エ
キス製剤を健康食品として使用することも行われてい
る。
剤からなる健康食品や治療薬には、イチョウ葉エキスに
由来する独特の苦みと臭みがあると言う欠点があった。
したがって、このような苦みや臭みのないイチョウ葉エ
キス製剤の開発が求められていた。本発明は、循環障害
治療や滋養に優れた効果を有するイチョウ葉エキスを含
み、該エキスに由来する独特の苦みと臭みを抑え、子
供、老人を含む何人も容易に服用飲食することができる
イチョウ葉エキス製剤を開発することを目的とするもの
である。
するためになされたものであり、製剤中にイチョウ葉エ
キスにクロレラを混合させて調製したもので、イチョウ
葉エキス0.1〜15重量%と共にクロレラ0.5〜7
5重量%を含有することを特徴とするイチョウ葉エキス
を含有するクロレラ製剤である。本発明で使用するイチ
ョウ葉エキスは、公知の方法(特開平1ー258626
号公報、特開平2ー31648号公報等参照)により製
造されたものであり、例えば、乾燥イチョウ葉を含水低
級アルコールで抽出した後、得られた抽出物より肪溶性
有機溶剤を用いて低極性化合物を除くか、あるいは更に
水と混和しない有機溶剤により抽出することにより製造
される。この抽出物は通常有機溶剤を除去し粉末状態で
使用する。この公知の方法で得られるイチョウ葉エキス
は普通褐色であり、強い苦みと独特の臭みを有するが、
本発明者はこのイチョウ葉エキスにクロレラを加えるこ
とにより鮮やかな緑色を示し、上記苦みと臭みを抑えた
製剤とすることができることを発見し、本発明をなすに
至ったものである。本発明で使用するクロレラは、健康
食品等に使用される公知のクロレラ、例えばクロレラ・
ピレノイドーサ、クロレラ・ブルガリス、クロレラ・エ
リプソデアセネデスム等を挙げることができる。またク
ロレラの一部をクロレラエキスで置換することもでき
る。
で製造されるが、溶液剤として製造することも可能であ
る。固形剤の場合には、粉末剤、顆粒剤、錠剤、トロー
チ剤、丸剤等の剤形とすることができるが、飲み易さ等
を考慮して錠剤とすることが有利である。またドロップ
やガムの形とすることも可能である。
目的とする医療効果によって異なるが、イチョウ葉エキ
ス製剤の全重量に対し、イチョウ葉エキスを0.1〜1
5重量%、好ましくは1〜10重量%とし、クロレラを
0.5〜75重量%、好ましくは5〜60重量%とす
る。クロレラの含有量は、イチョウ葉エキスの苦みと臭
みを抑制する整味効果を考慮して調整するとよい。
外に製剤の製造において慣用されている種々の添加剤を
適宜含有させる。これらの添加剤には賦形剤、結合剤、
滑沢剤、帯電防止剤、離型剤などの成型性の向上を目的
としたものや、崩壊剤、着色剤、矯味剤、矯臭剤、成分
強化剤などの物性の改良や識別を目的としたものが挙げ
られるが、実際の使用にあたっては、例えば賦形剤、結
合剤、崩壊剤等として使用される澱粉のように、一つの
物質を複数の目的として使用さることが普通である。
を例示すると、上記含有量のイチョウ葉エキス及びクロ
レラに加え、更に賦形剤、結合剤、崩壊剤等として使用
されるコーンスターチ1〜50重量%、好ましくは20
〜35重量%、カルシウム強化成分として使用される乳
酸カルシウム1〜15重量%、好ましくは6〜10重量
%、矯臭剤として使用されるミント1〜6重量%、好ま
しくは3〜5重量%、離型剤として使用されるラブリー
ワックス0.5〜4重量%、好ましくは1〜3重量%を
含有するクロレラ錠剤が挙げられる。この錠剤は前記ク
ロレラの整味効果に加え、コーンスターチの作用により
表面につやのある鮮やかな緑色を呈し、かつ粉っぽさが
ないので服用し易いものとなる。
粉末8重量%、乳酸カルシウム7.5重量%、ミント4
重量%、ラブリーワックス2重量%、コーンスターチ2
8.5重量%を原料として乾式打錠法により25mgの
錠剤を製造した。この錠剤は鮮やかな緑色を示す。 (比較例)実施例におけるクロレラ粉末の代わりにコー
ンスターチを増量して実施例と同様に25mgの錠剤を
製造した。この錠剤はくすんだ褐色を示す。 (風味試験)実施例及び比較例で得られた錠剤に対し、
10人のパネラーにより表1の判定項目について官能検
査を実施した。
葉エキスを含む本発明のクロレラ製剤は比較品に比べて
風味が優れていることが分かる。また本発明の錠剤は光
沢と鮮やかな緑色を示すので、ほとんどのパネラーがく
すんだ褐色を示す比較例品に比べ服用に抵抗がないとの
判断を示した。
ラを含む本発明の製剤は、イチョウ葉エキス効果と共に
クロレラ効果を奏し、循環障害の予防・治療効果と共に
滋養効果が期待できる。また、クロレラを含むことによ
りイチョウ葉エキス独特の苦みと臭みを抑制する整味効
果をもち、子供、老人を含む何人も容易に服用飲食する
ことができるので健康食品若しくは循環障害治療薬とし
て極めて有用である。
Claims (3)
- 【請求項1】 イチョウ葉エキス0.1〜15重量%、
及びクロレラ0.5〜75重量%を含有することを特徴
とするイチョウ葉エキス含有クロレラ製剤。 - 【請求項2】 イチョウ葉エキス1〜10重量%、クロ
レラ40〜60重量%、乳酸カルシウム6〜10重量
%、ミント3〜5重量%、ラブリーワックス1〜3重量
%、及びコーンスターチ20〜35重量%を含有するこ
とを特徴とするイチョウ葉エキス含有クロレラ製剤。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のイチョウ葉
エキス含有クロレラ製剤からなることを特徴とする健康
食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03185903A JP3106565B2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | イチョウ葉エキス含有クロレラ製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03185903A JP3106565B2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | イチョウ葉エキス含有クロレラ製剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057477A JPH057477A (ja) | 1993-01-19 |
JP3106565B2 true JP3106565B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=16178901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03185903A Expired - Lifetime JP3106565B2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | イチョウ葉エキス含有クロレラ製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106565B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3834732B2 (ja) * | 1998-08-05 | 2006-10-18 | 株式会社ロッテ | チューインガム |
NL2003171C2 (en) * | 2009-07-09 | 2011-01-11 | Carel Christiaan Helsdingen | Composition for providing relief of undesired body odours. |
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-
1991
- 1991-07-01 JP JP03185903A patent/JP3106565B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH057477A (ja) | 1993-01-19 |
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