JP3105736U - 卵包装用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器本体と蓋体との閉蓋時の当接点を容器の周辺にも設けることで、製造経費を増大させること無く、閉蓋状態を強固とし、流通時、運搬中、販売時に於ける事故を防止しうる卵包装用容器を提供すること。
【解決手段】
合成樹脂シート素材を成形し、折り曲げ部3を介して該容器本体1と一連に形成されている蓋体2とからなる容器の、容器本体1の長手方向側壁に卵収容凹部11を仕切る補強壁12が形成されると共に、蓋体2の長手方向側壁に、閉蓋状態において相互の頂部13,23が当接するように補強壁22が形成されており、容器本体1の両側壁、もしくは一方の側壁に形成された補強壁12の頂部13に、容器の内側下方に向かって凹段部14が形成されると共に、蓋体2の前記補強壁12に対抗する位置の補強壁22の頂部23に、前記凹段部14に当接する突起24が形成されている。
【選択図】 図6

Description

本考案は、一般に知られている合成樹脂製のシート素材から容器本体と蓋体とを一連として膨出成形して得た卵容器に関するものである。
かかる合成樹脂シート素材を膨出成形させてなる従来の卵容器は、周知のごとくに、或いは下記特許文献に示されるように、卵の下半分が収容できる深さの卵収容凹部が複数個並べて形成されている容器本体と、容器本体に収納された卵の上半分が収容できる容積の卵収容凹部が形成されている蓋体とが一連となって成型され、容器本体と蓋体との境界は折り曲げ部となっている。容器本体と蓋体との側壁には卵収容凹部を仕切ると共に側壁面を補強する目的で補強壁が形成されている。又、中心線に沿った複数箇所に仕切り用の補強壁を設け、中心線に沿った補強壁頂部の、容器又は蓋体のいずれか一方の補強壁に凹部を、他方の補強壁に凸部を形成して、閉蓋時に双方の頂部を当接させ、容器への外圧に耐えると共に容器の変形を防止して閉蓋状態の安定化を計っている。卵の包装方法は上記容器本体の卵収容凹部に卵を収容し、商品らべるを卵の上に載置してから蓋体を前記折り曲げ部の部位で折り曲げて容器本体の上から被せ、重なり合った容器本体の外周縁部と蓋体の外周縁部とを粘着てーぷ又はほっちきす、溶接等で止めて閉蓋する。この様にして包装された卵は卵包装用容器に収容された状態で、積み重ねられて輸送され店頭に並べられて販売される。
特許第2917004号公報 特許第3205907号公報
上述した従来の包装手段では、容器を持ち上げた場合に手でつかむ位置によって容器が捻れ、容器本体と蓋体とがずれて封止部が外れ、卵が脱落する欠点があった。特に容器の形成素材シートが経済的な視点から薄目の素材を使用した場合は事故が多発する傾向があった。この欠点を緩和するために容器本体と蓋体の双方に中心線に沿って閉蓋時に相互に当接しあう補強壁を設け、いずれか一方の補強壁頂部に凹穴を、又他方の補強壁の頂部に突起を形成して、凹穴と突起とを当接せしめて容器の捻れに対抗させ容器本体と蓋体とのずれを減少させる手段が一般に多用されているが、当接箇所が少数で容器の中心部に偏っているために完全に容器の変形を防止することは困難であるという解決すべき課題を有していた。
そこで、本考案は、形状の簡単な変更で容器本体と蓋体との閉蓋時の当接点を容器の周辺にも設けて従来の卵容器より多くし、製造経費を増大させること無く、閉蓋状態を強固とすることで、流通時、運搬中、販売時に於ける事故を防止しうる卵包装用容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための卵包装用容器を、実施例を示す図面と共通の符号を用いて説明すると、本第1考案の卵包装用容器は、合成樹脂シート素材を膨出成形させてなり、左右方向に複数列、前後方向に複数段の卵収容凹部11を備えた容器本体1と、折り曲げ部3を介して該容器本体1と一連に形成されている蓋体2とからなる容器の、容器本体1の長手方向側壁に卵収容凹部11を仕切る補強壁12が形成されると共に、蓋体2の長手方向側壁に、閉蓋状態において前記補強壁12と対向する位置に補強壁22が形成されており、容器本体1の折り曲げ部3の側の側壁に形成された補強壁12の頂部13と蓋体2の折り曲げ部3の側の側壁に形成された補強壁22の頂部23とのいずれか一方に、容器の内側に面する部位に下方に向かって凹段部14が形成されると共に、いずれか他方に、前記凹段部14に当接して閉蓋時の容器本体1と蓋体2との結合を強固にする突起24が形成された構成となっている。
又、本第2考案の卵包装用容器は、合成樹脂シート素材を膨出成形させてなり、左右方向に複数列、前後方向に複数段の卵収容凹部11を備えた容器本体1と、折り曲げ部3を介して該容器本体1と一連に形成されている蓋体2とからなる容器の、容器本体1の長手方向側壁に卵収容凹部11を仕切る補強壁12が形成されると共に、蓋体2の長手方向側壁に、閉蓋状態において前記補強壁12と対向する位置に補強壁22が形成されており、容器本体1の折り曲げ部3とは反対の遊端側の側壁に形成された補強壁12の頂部13と蓋体2の折り曲げ部3とは反対の遊端側の側壁に形成された補強壁22の頂部23とのいずれか乙卯に、容器の内側に面する部位に下方に向かって凹段部14が形成されると共に、いずれか他方に、前記凹段部14に当接して閉蓋時の容器本体1と蓋体2との結合を強固にする突起24が形成された構成となっている。
本考案を実施するに当たっては、卵包装用容器の容器本体1と蓋体2の基本形態は、容器本体1の卵収容凹部11及び蓋体2の卵収容凹部21の形状並びに数量も含めて従来と同じで特に限定されない。一般的な事項に対しては、容器本体1と蓋体2とは合成樹脂シートを材料とし、従来と同じく真空成形若しくは圧空成型によって一連のシートから所定の形状に成型される。合成樹脂シートはこの様な容器に対して従来から用いられているシート材であればいかなる種類のものでも使用できるが、公害防止の立場から非塩素系の素材であることが望ましい。このよな素材の一例として素材をPET(ぽりえちれんてれふたれーと)樹脂とすると廢材りさいくるが可能であり、又、焼却処理する場合でも発熱量が少いので、焼却炉の寿命を延ばし、且つだいおきしん等の有害物質の生成を防いで公害問題解決に対処し得るものである。
容器本体1の長手方向側壁に卵収容凹部11を仕切る補強壁12が形成され、その頂部13には容器の内側に面する部位に下方に向かって凹段部14が形成されているが、この凹段部14は蓋体2に形成された補強壁22の頂部23に形成されている突起24と当接する部分であって、その深さは容器本体1の深さの5〜15%程度が適当である。凹段部14が形成されるのは、容器本体1の折り曲げ部3の側の側壁面に位置する補強壁12のみであってもよいが、折り曲げ部3と反対側の外縁部に位置する補強壁12の両者に対して形成してもよい。この様に一側面の補強壁12だけに凹段部14を形成した場合は、他方の側面の補強壁12は通常の仕切り用の補強壁と類似した外形となる。
蓋体2の側壁の内側の、閉蓋状態で前記補強壁12に対向する位置に、補強壁22が設けられ、その頂部23に前記凹段部14に当接して閉蓋時の容器本体1と蓋体2との結合を強固にする突起24が形成されている。この突起24の高さは前記凹段部14の深さと大略等しく設定されている。蓋体2の補強壁22の頂部23に突起24が形成されるのは、容器本体1の前記凹段部14が形成されている補強壁12に対向する部位の補強壁だけでよいことは言うまでもない。更に、凹段部14又は突起24が形成されるのは、折り曲げ部3の側の側壁面又は折り曲げ部3と反対側の側壁面のいずれか一方の補強壁に限定されるものではなく、両側壁面に形成されていてもよい。又、凹段部14又は突起24は容器本体1の側か又は蓋体2の側か何れの側に形成されてもよい。
卵が所定数収納され、閉蓋されると前記凹段部14に突起24が当接され、容器本体1と蓋体2との結合が強固となって、外力によって容器が捻れ変形し、容器本体と蓋体とがずれて封止部が外れて卵が脱落すると言う事故を完全に防止する効果を有する。凹段部14に突起24が形成されていない補強壁12,22の部分は単に頂部13,23が当接し合って、容器の上下方向に作用する外力に対して抵抗し、卵を保護する。
以下本考案の卵包装用容器を図に示した実施例に基き説明する。図1は本考案の第1実施例の開蓋状態の背面図、図2は平面図、図3は正面図、図4は右側面図、図5は左側面図、図6は平面図におけるA−A線部位の閉蓋時の切断端面図、図7は説明用の斜視図である。 図6は平面図におけるA−A線部位の閉蓋時の切断断面図、図7は説明用の斜視図である。
図1乃至図6に示される本考案の第1実施例において、容器本体1は卵を10個収納する容器であって、卵収容凹部11が横方向に5列に、前後方向に2段に配列され、外周はふらんじ状の周縁部となっており、容器本体1の内側の長手方向側壁面に卵収容凹部11を仕切る補強壁12が形成され、その折り曲げ部3側の補強壁12の頂部13には容器の内側に面する部位に下方に向かって凹段部14が形成されている。この凹段部14の深さは容器本体1の深さの約10%である。蓋体2の内側の長手方向側壁面に補強壁22が設けられ、その折り曲げ部3側の補強壁12の頂部13に、前記凹段部14に当接し得る突起24が形成されている。この第1実施例では凹段部14及び突起24が形成されているのは折り曲げ部3に沿った側壁面の補強壁のみであるから、折り曲げ部3とは反対側の側壁面の補強壁は通常の形状となっている。第1実施例の閉蓋時の凹段部14及び突起24の当接状態を図6に示す。
図8は第2実施例の説明用の斜視図、図9は図6に示す第1実施例と同一部位の閉蓋時の切断断面図である。
この第2実施例は、凹段部14及び突起24が、折り曲げ部3及びその反対側の両方の側壁面に位置する補強壁12,22に形成されている容器である。閉蓋時の凹段部14及び突起24の当接状態を図9に示す。この実施例は容器本体1と蓋体2との接合状態が強固であり、安定した閉蓋状態が得られる特徴を有する。又、変形例として、上記第1実施例も含めてこれらの実施例の構造において、凹段部14が補強壁22の頂部23に、突起24が補強壁12の頂部13にそれぞれ形成されている構造の容器も存在する。
以上本考案の代表的と思われる実施例について説明したが、本考案は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定されるものではなく、本考案にいう構成要件を備え、本考案にいう目的を達成し、前項に記載した効果を有する範囲内において適宜改変して実施することができるものである。
本考案の卵包装用容器は、容器内部の補強壁の頂部に形成した凹段部14と突起24を当接させるのであるから、閉蓋時の容器本体1と蓋体2との接合状態が強固であり、安定した閉蓋状態が得られて収納された卵に対する事故を防止する効果を有し、その上製造手段は従来と変わらず安価に製造し得るので、従来の包装容器に代えて使用される可能性はきわめて高い。
第1実施例の背面図。 同、開蓋状態の平面図。 同、正面図。 同、右側面図。 同、左側面図。 同、閉蓋状態の平面図におけるA−A線部位の閉蓋時の切断断面図。 同、説明用の斜視図。 第2実施例の説明用の斜視図。 同、図6と同一部位に相当する位置の閉蓋時の切断断面図。
符号の説明
1 容器本体
11 容器本体の卵収容凹部
12 同、補強壁
13 同、補強壁の頂部
14 同、凹段部
2 蓋体
21 蓋体の卵収容凹部
22 同、補強壁
23 同、頂部
24 同、突起
3 折り曲げ部

Claims (2)

  1. 合成樹脂シート素材を膨出成形させてなり、左右方向に複数列、前後方向に複数段の卵収容凹部(11)を備えた容器本体(1) と、折り曲げ部(3) を介して該容器本体(1) と一連に形成されている蓋体(2) とからなる容器の、容器本体(1) の長手方向側壁に卵収容凹部(11)を仕切る補強壁(12)が形成されると共に、蓋体(2)の長手方向側壁に、閉蓋状態において前記補強壁(12)と対向する位置に補強壁(22)が形成されており、容器本体(1) の折り曲げ部(3)の側の側壁に形成された補強壁(12)の頂部(13)と蓋体(2)の折り曲げ部(3)の側の側壁に形成された補強壁(22)の頂部(23)とのいずれか一方に、容器の内側に面する部位に下方に向かって凹段部(14)が形成されると共に、いずれか他方に、前記凹段部(14)に当接して閉蓋時の容器本体(1)と蓋体(2)との結合を強固にする突起(24)が形成されている卵包装用容器。
  2. 合成樹脂シート素材を膨出成形させてなり、左右方向に複数列、前後方向に複数段の卵収容凹部(11)を備えた容器本体(1) と、折り曲げ部(3) を介して該容器本体(1) と一連に形成されている蓋体(2) とからなる容器の、容器本体(1) の長手方向側壁に卵収容凹部(11)を仕切る補強壁(12)が形成されると共に、蓋体(2)の長手方向側壁に、閉蓋状態において前記補強壁(12)と対向する位置に補強壁(22)が形成されており、容器本体(1) の折り曲げ部(3)とは反対の遊端側の側壁に形成された補強壁(12)の頂部(13)と蓋体(2)の折り曲げ部(3)とは反対の遊端側の側壁に形成された補強壁(22)の頂部(23)とのいずれか一方に、容器の内側に面する部位に下方に向かって凹段部(14)が形成されると共に、いずれか他方に、前記凹段部(14)に当接して閉蓋時の容器本体(1)と蓋体(2)との結合を強固にする突起(24)が形成されている卵包装用容器。
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