JP3105388B2 - 印刷方法及び該方法を実施するための印刷機 - Google Patents

印刷方法及び該方法を実施するための印刷機

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JP3105388B2
JP3105388B2 JP06016018A JP1601894A JP3105388B2 JP 3105388 B2 JP3105388 B2 JP 3105388B2 JP 06016018 A JP06016018 A JP 06016018A JP 1601894 A JP1601894 A JP 1601894A JP 3105388 B2 JP3105388 B2 JP 3105388B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機と、インキ、塗
料のような着色ビヒクルとを必要とする平版印刷、オフ
セット印刷等のような印刷方法に関する。本発明は更
に、該方法を実施するための印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷機を用いる平版印刷のような印刷技
術は、優れた像品質に関連する高速印刷を可能とする。
【0003】従って平版印刷では、紙又は他の任意の使
用可能な印刷媒体上の文章又はデザインからなる像は、
インキ像を媒体上に転写して、少なくとも1つの印刷版
上に予め与えられたモチーフを再現することのできる印
刷機を用いて得られる。印刷版は、印刷機の外側で、例
えばグラビア製版法を使用してアルミニウム箔のような
軟質材料から製造される。この操作は、紙上に得られね
ばならない像に相当する区域、即ち印刷時に使用される
液状着色ビヒクル(印刷インキ)と親和性のある区域
と、着色ビヒクルと全く親和性のない区域とを印刷機の
外側の版上に形成することである。
【0004】印刷機は一般に、 −各々の周りに1つの印刷版が彫版後に装着され且つ固
定される1つ以上の版用シリンダと、 −各版用シリンダの付近にあって、使用されるインキと
親和性のある材料で包囲されたシリンダからなり且つ印
刷操作時に版のモチーフと接触し得るように配置された
ブランケットであって、版の回転運動がブランケットに
伝達されると、版の像区域のインキがブランケットの方
に転写されるブランケットと、 −印刷媒体を各ブランケットと接触させ且つ該媒体をブ
ランケットの周速と同一速度で駆動するための手段 とを含んでいる。
【0005】いわゆる印刷段階は、版にインキを着け、
インキと親和性のある区域にのみインキを付着させ且つ
全体を移動させることである。
【0006】インキは版の像区域からブランケットの方
へ、次にブランケットから印刷媒体上に転写される。
【0007】従って、版は中間転写要素を構成する。
【0008】公知の技術は油性インキを使用している。
即ち、版の像区域は親油性、従って疎水性であり、版の
像のない区域は親水性、従って疎油性である。最後に、
ブランケットを包囲する材料は疎水性である。油性イン
キを使用する場合、更に水又は湿潤溶液が版上に置か
れ、親水性区域上に分散されて、インキがこの区域に分
散しないようにする。ブランケットが疎水性であるた
め、インキのみが版からブランケットに、従って印刷媒
体上に転写される。
【0009】この技術では更に、例えば色(黄色、青
色、深紅色)の減色合成に適したインキを使用して、同
一媒体上で多色印刷が可能である。
【0010】
【発明が解決しようする課題】しかしながらこの技術は
コスト及び時間を要し且つ制約的である。従ってこの技
術は大部数の印刷にしか用いることができない。
【0011】版の製造は比較的時間を要し且つ印刷段階
の前に使用しなくてはならない複雑な工具を必要とす
る。
【0012】更には、数ページの単色本を印刷するの
に、本のページ数分の版を製造しなくてはならない。
【0013】最後に、多色本の製造は更に複雑である。
何故ならば、多色刷りの各ページについて、このページ
で所望される全ての色を得るために、各々が像の異なる
基本色に対応する異なるモチーフを含んでいる複数の版
を製造しなくてはならないからである。従って、色(黄
色、青色、深紅色)の減色合成に適したインキを使用す
るには、一つが黄色用、一つが青色用、一つが深紅色用
の少なくとも3つの版と、更には減色合成によって得る
ことが非常に困難な黒色用の第4の版とを製造する必要
がある。
【0014】4つの版を使用する技術は四色刷りと呼ば
れる。各版上に与えられるモチーフは例えば、プロセス
が複写に係わるときにはオリジナルの測色分析に応じて
決定される。
【0015】各版が準備できると、媒体をインキ着けし
た後の各版の前に続けて通過させて、色ずれのない完全
な像を得ることができるように、各版を異なる版用シリ
ンダ上に極めて正確に装着し且つ固定しなくてはならな
い。最終的な像の細部が細かければ細かいほど、固定は
困難であり且つ時間がかかる。
【0016】一つのページが最終的な枚数印刷される
と、該当する版を取り外して、他のページの操作を開始
しなくてはならない。又は必要な数の印刷機を備えた印
刷ラインを配置しなくてはならない。これではコストが
大幅に上昇し且つ全ての必要な版の事前の装着及び固定
の必要性は排除されない。
【0017】Rockwell Internatio
nal Corporation社に付与された米国特
許US5,129,321では、版の使用、従って版の
位置決め及び固定を不要とし得る平版印刷システムが開
示されているが、このシステムは大部数の印刷には全く
適さないという欠点がある。
【0018】前述の特許に記載の発明は、従来の(油
性)インキを使用する印刷の場合に、彫版と版用シリン
ダとからなるアセンブリを単なるシリンダに代えて、新
しいモチーフを印刷しなくてはならない場合に、粉末状
の疎油性材料の支持体を形成する層を前記シリンダの周
辺に付着させ、印刷すべきモチーフに対応する像を硬化
性親油性材料を用いて前記層上に形成することである。
従って、中間転写要素は、疎油性材料の支持体と、前記
層によって担持される親油性材料区域とからなる。
【0019】好ましくは、疎油性材料層がシリンダを磁
化して該シリンダの周辺に保持されるように、この材料
は磁性であり、シリンダは磁化性である。
【0020】親油性材料は、電子式、電気機械式又は電
磁式の転写装置を用いて印刷すべきモチーフに対応する
形状に付着される。疎油性材料層上に与えるべきモチー
フを示すデータは電子メモリ内に含まれ且つ転写装置が
疎油性材料層上の必要な場所にのみ親油性材料を付着さ
せるように使用される。前述の特許に記載の方法では、
使用される親油性材料は磁性及び可融性の材料である。
疎油性材料の支持体上への前記材料の付着は、磁気印刷
(magnetographiques)プリンタ内で
の磁気トナーの付着のように、シリンダ上への磁気付着
によって行われる。このために磁気ヘッドがシリンダ付
近に配置されており、磁気ヘッドによって、親油性材料
粒子を引き付けさせ得る磁化を有する区域を支持体上に
形成することができる。
【0021】親油性材料は付着後に融解される。それに
よって、一方ではモチーフの変形を回避するために、他
方では親油性材料にある程度疎油性材料の支持体との凝
集力を与えて、親油性材料粒子を疎油性材料粒子に結合
させるために、前記材料を硬化させることができる。こ
のために、前述の特許に記載のシステムは更に、親油性
材料を固着させるための融解装置をシリンダの周辺付近
に備えている。
【0022】印刷は従来の印刷機と同様に実施される。
即ちシリンダは、支持体を形成する層及びモチーフで被
覆された後に回転され、次にインキがモチーフ上に分散
され且つ湿潤剤が疎油性区域上に分散されるように湿潤
化及びインキ着けが行われ、次にインキがブランケット
を介して印刷媒体(紙又は他の素材)上に転写される。
【0023】像の所望の印刷枚数に達すると、シリンダ
は消磁され、その結果支持体を形成する層は、該層が担
持する親油性材料の硬化モチーフと共に自然にシリンダ
から離れる。他の像の印刷が所望されるならば、新しい
支持体が形成され、該支持体上に新しいモチーフが提供
され且つ硬化される。従って、像に対応するモチーフの
形成はモチーフの除去と同様に、非常に速く且つ従来の
印刷機ほどコストがかからない。
【0024】この装置は、モチーフの位置決めが電子装
置によって自動的に行われる限り、多色印刷に適してい
る。
【0025】しかしながら、この装置は、2種の材料、
即ち支持体を構成する材料とモチーフを構成する材料と
の付着を必要とする。支持体の付着は、該支持体を強制
的に引き離して後でモチーフを簡単に除去し得る以外の
機能を持たない。
【0026】更には、この装置は大部数の印刷には全く
適さない。何故ならば、支持体は単に磁気によって保持
されているので、印刷段階中の支持用シリンダの回転時
に少なくとも数カ所で自然に離れる傾向にあるからであ
る。従って、印刷されたコピーをチェックし、時には印
刷中にシリンダの周辺に像(支持体及びモチーフ)を再
度形成しなくてはならない。
【0027】本発明は、予定の印刷枚数の如何を問わ
ず、(単色又は多色の)平版印刷の一定の品質及び可能
性を与えながらも低コストであり、中間要素を形成する
ために版の彫刻を必要とせず、印刷段階時に中間要素を
自動的且つ迅速に作り、分解(demanteler)
することのできる手段を使用する印刷方法を提供して前
述の欠点を克服することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、印刷機
を用いて、中間転写要素と印刷媒体との間で着色ビヒク
ルを転写させて、少なくとも1つの像を所与の枚数印刷
する方法は少なくとも、中間要素が着色ビヒクルと親和
性のある区域と着色ビヒクルと親和性のない区域とを含
むように、着色ビヒクルに対して支持体とは異なる親和
性を有する液状又は粉末状の硬化性材料を支持体上に付
着固定させて印刷機内で中間転写要素を自動的に形成す
る段階と、印刷する段階と、所望の印刷枚数に達すると
中間転写要素を分解する段階とを含み、前記方法が印刷
機の分解できない要素(organe)を支持体として
使用することからなり、中間要素を分解する段階が、適
切な操作によって支持体から硬化材料を急速に除去し得
る手段を使用することからなり、支持体を構成する要素
が、新しい像を印刷しなくてはならないときに、硬化性
材料の除去直後に新しい中間転写要素を迅速に形成する
ことが可能となるように構成されていることを特徴とす
る。
【0029】中間転写要素は、印刷機の分解できない要
素上に硬化性材料を直接固着させて形成されるので、印
刷すべきモチーフが印刷中に破損する危険はない。従っ
て、前述の米国特許に記載の装置の欠点は回避される。
更には、支持体として機能する要素は非分解性であるた
め、勿論除去段階が該要素を構成する材料の物理化学特
性に適した手段を使用するならば、硬化性材料の除去時
における該要素の破損は防止できる。最後に、支持体を
構成する要素の構成、即ち形態及び/又は物理化学構造
は、硬化性材料の除去直後に新しい中間転写要素を迅速
に形成することが可能となるように調整されているの
で、第1の像の印刷枚数に達したときに、第1の像の印
刷と他の像の印刷との間にはいかなる遅延も発生しな
い。
【0030】本発明の他の特徴によれば、除去段階は、
適当な化学物質によって硬化性材料を腐食(attaq
uer)することである。支持体を構成する要素の構造
は、支持体が新しい転写要素の製造のために直ちに機能
し得るようにこの腐食の影響を受けず、従って分解され
ないようになっている。
【0031】他の特徴によれば、硬化性材料は可融性で
あり、除去段階はこの材料の融解を引き起こすことであ
る。支持体を構成する要素の構造は、該要素が融解及び
除去直後にこの段階前の温度を回復して、新しい転写要
素を即刻製造できるように小さい熱的慣性を有する。
【0032】油性インキを用いる平版印刷に特に適した
本方法の好ましい実施態様によれば、支持体を構成する
要素は親水性ブランケットと接触するエンドレス金属ウ
ェブであり、硬化性材料は親油性の可融性粉末である。
実際、金属は当然ながら疎油性(親水性)である。従っ
て、金属ウェブ、即ち表面積に対して厚さの小さい装置
の熱的慣性は小さい。従って、このようなウェブの使用
は、親油性区域(硬化性材料によって被覆される区域)
と疎油性区域(ウェブの表面の被覆されない区域)とを
含む中間転写要素を形成し且つ表面上に付着された可融
性材料の急速な除去と新しい像又は新しいモチーフを形
成するための前記材料を直ちに付着させることを可能と
するのに完全に適している。
【0033】
【実施例】本発明の実施を可能とする印刷装置の種々の
変形例を図示する図1〜図7に関する以下の説明を読め
ば、本発明の他の特徴及び利点が明白になろう。
【0034】図1に示す印刷機では、シート毎に又は連
続的に供給される紙のような印刷媒体3上に印刷すべき
像に対応するモチーフを含む中間要素を形成するため
に、(疎油性の)エンドレス金属ウェブ2上に親油性の
可融性材料1を付着させることができる。送りローラ
4、5、6、7によって送られるエンドレスウェブは円
筒形ブランケット9の親油性の周辺面8と接触する。ブ
ランケット自体は公知の如く、押えローラ90を用いて
紙3のような印刷媒体と接触する。
【0035】図示の実施例では、親油性可融性材料1は
粉末状の磁性材料であり、エンドレスウェブ2上に付着
される前にはタンク10内に含まれている。タンクの親
油性可融性材料1をウェブに磁気によって転写する装置
が備えられている。例えば、磁気印刷プリンタで使用さ
れる装置と同一の装置、即ち磁化性ドラム11と該ドラ
ム11の磁化ヘッドを含むアセンブリ12とからなる装
置である。公知の如く、各々が別々に励磁されるヘッド
はドラム11の幾つかの点を選択的に磁化することがで
き、その結果ドラム11の周辺に非常に精細な磁気像を
形成することができる。公知の制御手段(図示せず)に
よって、ヘッドのこのような選択的な励磁が可能であ
る。
【0036】ドラム11は、媒体上に印刷すべき像をウ
ェブに再現するために、ドラム周辺の少なくとも一点が
磁化されるとタンク内に含まれる材料1がこの磁化され
た点に一時的に付着されるようにタンク10の付近に配
置され、且つドラム周辺に一時的に付着された材料1が
ブランケット9と接触するエンドレス金属ウェブ2の面
上に転写されるように金属ウェブ2の付近に配置されて
いる。このためドラム11の周辺は金属ウェブ2と接線
で接触しており、従ってドラム11が回転軸13の周り
を回転するときのドラム周辺の回転速度はエンドレスウ
ェブの移動速度に相当し、材料1は金属ウェブ上に転写
される。従って、エンドレスウェブ2の寸法が、印刷機
で印刷される最大像をウェブに再現できる寸法であるこ
とが、即ち例えばウェブ2の展開される長さ及び幅がそ
れぞれ少なくともこの像の長さ及び幅に等しいことが重
要である。
【0037】金属ウェブ2上に転写された後の材料1は
ウェブ上にしっかりと固着される。前述した如く、この
処理によって印刷時でのモチーフの分解を回避すること
ができる。
【0038】図1に示す実施例では、この固着処理は、
材料を加熱し、次に冷却させることによって行われる。
そのために、材料が付着直後に固着されるように、少な
くとも1つの加熱要素14が、ウェブの(矢印で示す)
移動方向を考慮してウェブ2の付近に備えられ且つウェ
ブの幅全体及びウェブの長さの一部分に作用する。
【0039】好ましくは、この要素14は、その作用が
できるだけ効果的になるように、可融性材料1を受ける
ウェブの面に対して配置される。しかしながら図1に示
す如く、加熱が更に効果的且つ急速になるように、第1
の要素14に対面させ且つ材料を受けるウェブ面とは反
対側の面に向かって少なくとも1つの他の加熱要素15
を配置することが可能である。勿論、ウェブの熱的慣性
は小さいので、ウェブの加熱された部分は、手段14、
15によって加熱される長さの短い区域から出るとすぐ
に冷却される。そのため硬化は非常に速い。
【0040】変形例としては、使用する材料は、例えば
紫外線露光による自然の又は強制的な重合によって硬化
して、固着し得る。この場合、要素14、即ち可融性材
料1を受けるウェブ面に向かって配置される要素に代わ
りに、適切な照射源が使用される。照射はウェブ2によ
って遮断されるので、要素14に対面して要素15に対
応する源は設置されない。
【0041】勿論、磁気転写装置11、12も加熱要素
14、15も必要な時のみ、即ち薄状ウェブ2上への像
の形成時に作動する。更には好ましくは、ドラム11と
ウェブ2との早期摩耗を避けるために、タンク10の材
料1をウェブの方に転写する必要があるときにのみドラ
ム11の周辺とウェブ2とが接触するように、動力伝達
要素のような手段(図示せず)が備わっている。
【0042】(疎油性)ウェブ2と(親油性)固着材料
とからなる中間転写装置の公知の湿潤装置16と公知の
インキ着け装置17とが備えられている。例えば湿潤装
置16は、タンク160のような湿潤剤161の供給装
置と、該供給装置と中間転写装置との間の湿潤剤転写ロ
ーラ162とを含んでいる。同様にインキ着け装置は、
タンク171のようなインキ供給装置170と、該供給
装置と中間転写装置との間のインキ転写ローラ172と
を含んでいる。
【0043】前述の湿潤装置16及びインキ着け装置1
7は、中間転写装置が形成されるとすぐに、即ち硬化性
材料1が固着されるとすぐに作動する。
【0044】最後に、印刷機は、像の印刷枚数に達する
と機能する材料除去装置を含んでおり、該装置によって
薄状ウェブ2の表面からなる支持体を破損させずに中間
転写デバイスを分解することができる。可融性材料1を
用いて作動させるのに適した図1に示す印刷機の場合、
除去装置は加熱要素のような材料再融解手段18と、ス
クレーパ又はスキージのような清浄手段19と、場合に
よっては材料回収タンク20とを含んでいる。再融解手
段18と清浄手段19とは、清浄されるべき区域が加熱
されて、清浄手段19の作用を受ける前に材料1が少な
くとも部分的に再融解され且つ清浄手段の作動時に再融
解が継続するように、互いに、またウェブに対して相関
的に配置されている。
【0045】図1の実施例は以下の制約に適合し得る:
再融解手段18は材料を受けるウェブ面とは反対側の面
に向かって配置され、清浄手段19は、再融解手段の一
部分に対面するように材料を支持する面側にあるため、
印刷機には、清浄しなくてはならないウェブの区域が再
融解手段18と清浄手段19とから同時に作用を受ける
区域が存在する。
【0046】好ましくは、除去装置は、自然の重力によ
って清浄手段19の作用が簡単になるように配置されて
いる。図1は、この作用を最適にするためにこの装置が
いかに配置されるべきかを示している。清浄手段は、ウ
ェブの水平部分に作用するように位置決めされ、清浄す
べき表面は地面に対面している。従って再融解された後
の材料は、下方に設置された回収タンク内に自然に落ち
る。
【0047】勿論、除去装置には、自然の重力によって
清浄を簡単にすることのできる他の配置が可能である。
除去装置が、地面に向けられた多少とも大きな傾斜を有
するウェブの一部分に作用するだけで十分である。
【0048】金属ウェブの熱的慣性が小さいために、あ
る部分がもはや再融解装置の照射を受けなくなるとすぐ
に、この部分は急速に冷却されて、新しい中間転写要素
をすぐに形成することができる。
【0049】前述した如く、材料1を再融解して金属ウ
ェブ2を清浄して新しい中間転写要素を形成するために
熱的腐食を行うのではなく、選択する薬剤が金属ウェブ
を腐食しないという条件下で化学的腐食を行うことがで
きる。この操作は遥かに困難であり、化学的腐食よりも
熱的腐食の方が好まれることは明白である。エンドレス
ウェブはより簡単な清浄に適するので、化学的腐食の場
合更に好ましい。更には、化学的腐食は一般に発熱を引
き起こす。ウェブの熱的慣性は小さいので、かかる腐食
を用いる清浄後での急速な冷却が可能であり、従って新
しい転写要素がすぐに形成される。
【0050】この方法を用いる変形例(図示せず)とし
ては、清浄手段19及び回収手段20は存在するが、再
融解手段の代わりに化学薬剤の吹き付けを可能とする手
段が使用されている。該手段は、その作用を容易にする
ために材料が清浄手段と接触する前に材料1の化学的腐
食が開始され且つ該手段の作用が完全に有効になるよう
に配置されている。
【0051】しかしながら、図1の実施例は幾つかの使
用上の問題を提起する。実際、ドラム11と金属ウェブ
2との間での粉末状磁性材料1の転写は困難である。材
料は実際にはドラム上に固着された状態となる傾向にあ
る。
【0052】それ故、図2及び図3に示す2つの変形例
では、像を支持体上に転写する前に硬化性材料を用いて
ドラム上に形成するのではなく、エンドレスウェブのよ
うな支持体上に直接像を形成することを可能にする手段
が備えられている。
【0053】図1の実施例と図2及び図3の変形例との
主な相違点は、薄状ウェブ2によって形成される支持体
上への硬化性材料1の付着装置である。図1で既に説明
したこれらの種々の変形例の共通要素には同一の参照番
号を用い、該要素及びその作動プロセス(材料硬化、湿
潤、インキ着け、材料除去)は繰り返して説明しない。
【0054】図2の変形例では、使用する硬化性材料1
は融解、重合又は他の方法によって硬化し得る磁性材料
であり得る。この変形例では、エンドレスウェブによっ
て形成される支持体は、それ自体が磁性の材料である。
ウェブ2の適切な場所への材料1の付着装置21は、ブ
ランケット9と接触するウェブ2の面側に設置された材
料タンク210と、ウェブの他方の側、即ちエンドレス
ウェブによって規定される空間の内部に設置された磁気
ヘッドを含む励磁装置211とからなり、そのため使用
する着色ビヒクル(インキ)に対して親和性の異なる区
域をウェブに形成するために、タンク内に含まれる材料
1をウェブの所与の点に引き付けるようこれらの点を選
択的に励磁することができる。付着後、材料1は硬化さ
れ、次に所望の印刷枚数に達すると除去される。
【0055】この変形例は遥かに低コストであり、実施
が簡単であり、図1の装置に比べて他に多数の利点を有
する。特に、励磁(書き込み)ヘッドは材料1によって
汚染されず、且つ材料がタンクから支持体に直接転写さ
れるために材料の付着効率は明らかに良好である。
【0056】磁性材料を付着させるのではなく、以下の
条件下でウェブ2によって形成される支持体上に任意の
硬化性材料を付着させることが可能である:材料と着色
ビヒクルとの親和性が支持体と着色ビヒクルとの親和性
とは反対であること;材料が付着時点と硬化時点との間
で位置を変えないこと;印刷像が非常に精細になるよう
に非常に細かなモチーフを得ることのできる材料である
こと。
【0057】従って、前述の条件に適合するならば、付
着時に液状、粘性又は粉末状の物質を使用することがで
きる。
【0058】図3に示す場合がそうである。図3では、
磁性物質の付着装置を示すのではなく、ウェブのブラン
ケット9に対向する面上に物質を付着させ得ることを機
能とする装置22を図示した。従って、装置22は、液
状又は粘性材料用の所与の口径の噴射装置であり得る。
この装置によって非常に精細な像が可能である。一般に
は、使用する物質に適した吹き付け装置であってもよ
い。
【0059】図1〜図3に示す装置には印刷機及び/又
はインキ着け場所が1つしかないので、単色印刷しかで
きない。
【0060】図4及び図5の装置では、連続多色印刷、
即ちウェブ形態の媒体3の印刷が可能である。
【0061】図4の装置では、減色合成で使用される3
つの基本色(黄色、青色、深紅色)を用いる連続多色印
刷が可能である。この装置は、並んで配置され且つ単一
制御装置23によって制御される3つの印刷機A、B、
Cからなっている。
【0062】この実施例では3つの印刷機は同一であ
り、且つそれぞれが図1で説明した印刷機に相当する。
即ち印刷機は各々が、磁気ドラムとドラムの励磁ヘッド
とを含むウェブ2上への磁性材料転写装置を含んでい
る。勿論この図は発明を限定するものではなく、装置が
図2及び/又は図3で説明した印刷機に相当する印刷機
を含んでいてもよい。
【0063】第1の印刷機Aは例えば黄色モチーフの印
刷に、第2の印刷機Bは青色モチーフの印刷に、第3の
印刷機Cは深紅色モチーフの印刷に使用される。そのた
めに、紙3のウェブはこれらの各印刷機のブランケット
と接触している。
【0064】単一制御装置23は、モチーフが正確に位
置決めされ且つ最終的な像の品質が完全になるように、
互いに相関的に配置されたこれらの各印刷機の磁気転写
装置を同時に制御する。同様に、前記装置23は、これ
らの各印刷機の加熱要素14、15と、インキ着け装置
と、湿潤装置と、最後に硬化性材料除去装置とを制御す
る。
【0065】図5の変形例でも連続多色印刷が可能であ
る。この変形例は、単一制御装置24によって制御され
る3つではなく、4つの印刷機を含む装置を示してい
る。即ちこの変形例では3つの基本色及び黒色での印刷
が可能である。
【0066】従って、第1の印刷機Aは例えば黄色モチ
ーフの印刷に、第2の印刷機Bは青色モチーフの印刷
に、第3の印刷機Cは深紅色モチーフの印刷に、最後に
第4の印刷機Dは黒色モチーフの印刷に使用される。
【0067】実施例では4つの印刷機は同一であり、且
つ各々が図2で説明した印刷機に相当する。即ち印刷機
は各々が、タンクとウェブ2との間での磁性材料直接転
写装置を含んでいる。勿論この図は発明を限定するもの
ではなく、装置が図1及び/又は図3で説明した印刷機
に相当する印刷機を含んでいてもよいし、必ずしも磁性
ではない材料を使用してもよい。
【0068】シート毎多色印刷を可能とする印刷機を図
6及び図7に示した。図1〜図3の印刷機の主要特徴を
取り入れたこれらの印刷機は図1〜図3の印刷機とは僅
かな違いがある。
【0069】図6に示す実施例では、印刷機は図1で説
明した装置に相当する材料1の転写装置を、即ちドラム
11と磁気ヘッド12とを含む装置を備えている。図7
に示す実施例では、印刷機は図2で説明した装置に相当
する材料1の転写装置21を、即ちタンクとウェブ2と
の間での直接転写装置を備えている。勿論これらの図は
発明を限定するものではなく、図1〜図3で説明した任
意の材料転写装置及び印刷機上で使用される転写装置に
適した任意の材料を使用してもよい。
【0070】図6の印刷機では、減色合成で使用される
3つの基本色を用いるシート毎の多色印刷が可能であ
る。
【0071】図6の印刷機と図1〜図3の印刷機との主
な相違点を以下に示す。印刷機はシート毎供給装置25
(公知であり、詳しく図示しない)と、シート支持用シ
リンダ26と、印刷シート回収装置27とに結合されて
いる。シート支持用シリンダ26はブランケット9の周
辺8と接触しているので、ブランケットの回転運動がシ
リンダ26に伝達されて、ブランケットの像をシリンダ
26によって支えられたシートに転写することができ
る。
【0072】印刷機はウェブ2のための1つの湿潤場所
16と、3つのインキ着け場所17A、17B、17C
とを含んでいる。インキ着け場所は互いに隣接してい
る。
【0073】好ましい実施例では、ウェブの寸法は、色
の区分けに対応し且つ所与の像を形成し得る基本モチー
フを連続的且つ隣接的にウェブに形成できるように設定
される。実際、ウェブの展開される長さは、印刷可能な
最大像の寸法を決定するシート支持用シリンダの外周の
少なくとも3倍以上でなければならない。この場合、印
刷機の制御手段(図示せず)は、インキ着け場所を選択
して、対応する基本像の通過と同時に起動し得る。他方
では、制御手段は、同一シートがシート支持用シリンダ
上を3回転する間留まり、1回転で基本像の一つを印刷
することができ、この3回転の後に3色を合成する最終
的な像がシート上に現れるようにする。
【0074】図7の印刷機では、減色合成で使用される
3つの基本色の他に黒色を用いるシート毎の多色印刷が
可能である。
【0075】この印刷機は、3つではなく、4つのイン
キ着け場所17A、17B、17C、17Dと、好まし
くは長さがシート支持用シリンダの外周の少なくとも4
倍以上であるウェブ2とを含むことを除けば、図6の印
刷機と同様である。更には、印刷機は、同一シートがシ
ート支持用シリンダ上を4回転する間留まり、1回転で
基本像の一つを印刷することができ、この4回転の後に
4色を合成する最終的な像がシート上に現れるように配
置された制御手段(図示せず)を含んでいる。
【0076】ウェブの長さがシート支持用シリンダ26
の外周によって定まる図6及び図7の印刷機の好ましい
実施例では、従来のプリンタではしばしばそうである
が、像の各基本色に対応する(3つ又は4つの)モチー
フ全体を一度でウェブ2上に形成し且つこの像の予定印
刷枚数に達するまでこの全体をそのまま保持することに
よって同一の像を多数印刷することができる。これによ
って、再融解及び清浄処理の回数を減らし且つ高速印刷
を行うことができる。
【0077】ウェブの長さが印刷すべきシートの最大寸
法とは関係なく、3色印刷の場合にはこの寸法の3倍以
下、4色印刷の場合にはこの寸法の4倍以下になって
も、多色印刷を実施することはできるが、各シートの印
刷時に1回以上ウェブを清浄し且つ製造すべき最終的な
像に対応する種々のモチーフを別々に形成する必要があ
るため、印刷枚数が多いと、時間及びコストがかかる。
【0078】図1〜図7で説明した装置は、ウェブ2が
金属、即ち当然ながら親水性(疎油性)であり、付着材
料が親油性のときに油性インキを用いる印刷に特に適し
ている。
【0079】前述の装置は、ウェブ2が金属、即ち当然
ながら親水性(疎油性)であり、付着材料が親油性のと
きに水性物質を用いる印刷にも適しているが、この場合
ブランケットは親水性でなければならず、印刷すべきモ
チーフは硬化材料によって被覆されないウェブ2の区域
からなる。
【0080】磁気トナー、即ち磁気印刷プリンタで使用
される粉末材料が親油性であることを試験で実証するこ
とができた。更には、この材料が可融性であることは公
知である。従って、この材料は特に、材料タンクとウェ
ブとの間での磁気転写装置と、加熱要素を用いた固着
(硬化)及び除去手段とを使用する印刷機において、金
属ウェブ上に親油性モチーフを形成するのに適してい
る。
【0081】本発明の印刷機では、平版印刷機に匹敵す
る印刷密度で、非常に高画質の像を得ることができる。
画質は実際には、ウェブ上への硬化性材料の転写のため
に選択する手段、及び該手段の使用又は調整に依存す
る。
【0082】従って、材料噴射装置を使用する変形例で
は、画質は本質的に噴射口の口径に依存する。
【0083】これに対して、タンクとウェブとの間での
磁気転写を使用する変形例では、画質は磁気ヘッド間の
相対位置及び印刷機の使用方法に依存する。実際には、
構造上の制約から、励磁要素12、211の磁気ヘッド
間には数百ミクロンの一定の空間(ピッチ)が存在す
る。従って材料はこの空間に応じて付着され、像密度は
この空間に依存する。しかしながら、この空間による欠
陥を補正するために、材料がウェブ2を数回転させて付
着され且つ回転する毎に磁気ヘッドがドラムに対して、
従ってウェブに対して移動させられる(図1の実施例)
か又はウェブに対してのみ移動させられる(図2の実施
例)ならば、像密度は大幅に増し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】例えば油性インキを用いた単色印刷を可能とす
る印刷機の第1の実施例を示す図である。
【図2】単色印刷を可能とする印刷機の第2の実施例を
示す図である。
【図3】単色印刷を可能とする印刷機の第3の実施例を
示す図である。
【図4】連続多色印刷を可能とする印刷機の第1の実施
例を示す図である。
【図5】連続多色印刷を可能とする印刷機の第2の実施
例を示す図である。
【図6】シート毎の多色印刷を可能とする印刷機の第1
の実施例を示す図である。
【図7】シート毎の多色印刷を可能とする印刷機の第2
の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 材料 2 ウェブ 9 ブランケット 11 ドラム 14、15 加熱要素 16 湿潤装置 17 インキ着け装置 18 再融解手段 19 清浄手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 1/00 - 9/00 B41F 1/00 - 7/02

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機を用いて、中間転写要素と印刷媒
    体との間で少なくとも1つの着色ビヒクルを転写させ
    て、少なくとも1つの像を所与の枚数印刷する方法であ
    って、印刷機内で中間転写要素を自動的に形成する少な
    くとも1つの段階と、印刷する段階と、所望の印刷枚数
    に達すると中間転写要素を取り除く段階とを含み、前記
    方法が中間転写要素の支持体を構成する部材を使用する
    ことからなり、印刷機内で中間転写要素を自動的に形成
    する段階が、中間転写要素が着色ビヒクルと親和性のあ
    る区域と着色ビヒクルと親和性のない区域とを含むよう
    に、着色ビヒクルに対して支持体とは異なる親和性を有
    する硬化性材料を支持体上に付着させ、重合または加熱
    及び冷却によって硬化させることによって支持体上に固
    定させることからなり、中間転写要素を取り除く段階
    が、所与の操作によって支持体から硬化した硬化性材料
    を急速に除去することからなり、支持体が、新しい像が
    印刷されるときに、硬化した硬化性材料の除去後に新し
    い中間転写要素を直ちに形成することを可能にする材料
    からなり、 硬化性材料が可融性であり、除去段階の所与の操作が支
    持体を構成する部材上で前記材料を融解することからな
    り、前記の構成部材が、融解及び除去直後にこの段階前
    の温度を回復して、新しい中間転写要素を直ちに形成す
    ることができるように小さい熱的慣性を有するような構
    造になっている印刷方法
  2. 【請求項2】 印刷機を用いて、中間転写要素と印刷媒
    体との間で少なくとも1つの着色ビヒクルを転写させ
    て、少なくとも1つの像を所与の枚数印刷する方法であ
    って、印刷機内で中間転写要素を自動的に形成する少な
    くとも1つの段階と、印刷する段階と、所望の印刷枚数
    に達すると中間転写要素を取り除く段階とを含み、前記
    方法が中間転写要素の支持体を構成する部材を使用する
    ことからなり、印刷機内で中間転写要素を自動的に形成
    する段階が、中間転写要素が着色ビヒクルと親和性のあ
    る区域と着色ビヒクルと親和性のない区域とを含むよう
    に、着色ビヒクルに対して支持体とは異なる親和性を有
    する硬化性材料を支持体上に付着させ、重合または加熱
    及び冷却によって硬化させることによって支持体上に固
    定させることからなり、中間転写要素を取り除く段階
    が、所与の操作によって支持体から硬化した硬化性材料
    を急速に除去することからなり、支持体が、新しい像が
    印刷されるときに、硬化した硬化性材料の除去後に新し
    い中間転写要素を直ちに形成することを可能にする材料
    からなり、 硬化性材料が化学的に腐食可能であり、除去段階の所与
    の操作が、支持体を構成する部材上での前記材料の化学
    的腐食からなり、印刷機の前記部材が前記腐食を受けな
    いように構成されている印刷方法
  3. 【請求項3】 支持体を構成する部材が小さい熱的慣性
    を有するように構成され、材料の除去後に新しい中間転
    写要素を直ちに形成することができるように、化学的腐
    食による要素の温度上昇の結果がすぐに弱められること
    を特徴とする請求項に記載の方法。
  4. 【請求項4】 印刷すべきモチーフに対応する像を形成
    するために、タンク内の材料を取り出すための手段と
    持体を構成する部材の所与の場所に材料を置くための手
    段とを含む磁気転写装置を用いて、支持体を構成する
    材上に硬化性磁性材料を付着させて中間転写要素を形成
    することからなることを特徴とする請求項1または2
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 印刷すべきモチーフに対応する像を形成
    するために、所与の口径の吹き付け装置を用い、付着時
    点と硬化時点との間で位置を変えないように支持体を構
    成する部材と親和性を有する液状、固体又は粘性の硬化
    性材料を、支持体を構成する部材上で、該部材の所与の
    場所に付着させて、中間転写要素を形成することからな
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 油性インキを用いて印刷する場合に、
    持体を構成する部材の表面が疎油性であり且つ該表面上
    に付着されて硬化される材料が親油性であることを特徴
    とする請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 請求項1からのいずれか一項に記載の
    方法を実施するための印刷機であって、移動を可能とす
    るローラによって送られるエンドレス金属ウェブと、該
    ウェブが移動すると回転するように周辺面が金属ウェブ
    と接触しているブランケットと、印刷媒体をブランケッ
    トに押圧するための手段と、ウェブ上の所与の場所に硬
    化性材料を付着させるための手段と、印刷媒体上に転写
    すべきモチーフを前記要素に形成するために、材料の硬
    化後に該材料上にインキのような着色ビヒクルを塗布す
    るための少なくとも1つのステーションと、硬化された
    材料の除去及び清浄のための手段とからなることを特徴
    とする印刷機。
  8. 【請求項8】 材料が、加熱され、次に冷却されること
    によって硬化し得、印刷機がウェブの全幅及び長さの一
    部分に面する加熱手段を備えていることを特徴とする請
    求項に記載の印刷機。
  9. 【請求項9】 少なくとも2つの加熱手段が、互いに対
    面して、ウェブの2つの主要面の両側に配置されている
    ことを特徴とする請求項に記載の印刷機。
  10. 【請求項10】 硬化性材料が、紫外線のような輻射に
    露光させることによって重合し得、印刷機がウェブの全
    幅及び長さの一部分の方向にかかる輻射を放出し得る手
    段を含んでいることを特徴とする請求項に記載の印刷
    機。
  11. 【請求項11】 硬化された材料が融解によって除去可
    能であり、除去手段が、再融解された材料の清浄手段に
    結合された材料再融解用加熱手段からなることを特徴と
    する請求項に記載の印刷機。
  12. 【請求項12】 硬化された材料が化学的腐食によって
    除去可能であり、印刷機が、硬化された材料上への化学
    薬剤の吹き付けを可能とし且つ再融解された材料の清浄
    手段に結合された手段を備えていることを特徴とする請
    求項に記載の印刷機。
  13. 【請求項13】 一方では材料の再融解又は化学的腐食
    が、その作用を容易にするために該材料が清浄手段と接
    触する前に開始されるように、他方ではその作用が自然
    の重力によって容易になるように、スクレーパ又はスキ
    ージのような清浄手段が配置されていることを特徴とす
    る請求項11又は12に記載の印刷機。
  14. 【請求項14】 ウェブが金属であり、印刷機がタンク
    と金属ウェブの所与の場所との間での硬化性磁性材料の
    転写手段を含んでいることを特徴とする請求項に記載
    の印刷機。
  15. 【請求項15】 磁性材料の転写手段が、ウェブの移動
    がドラムの回転と関連するようにウェブと接線で接触し
    且つタンクの開口部付近に位置する磁気ドラムと、該ド
    ラムの付近にあって、ドラムの周辺の一点がヘッドの一
    つによって磁化されると、タンク内に含まれる材料がま
    ずこの点に引き付けられ、次にドラム回転時にこの点が
    ウェブと接触するとウェブ上に転写されるように、ドラ
    ムの周辺の所与の点を磁化するためのヘッドを含むアセ
    ンブリとを材料が付着されるウェブの面の側に含んでい
    ることを特徴とする請求項14に記載の印刷機。
  16. 【請求項16】 ウェブが磁性材料製であり、磁性材料
    の転写手段が、材料が付着されるべきウェブの面側で、
    ウェブの付近にタンクの材料出口開口部を含み、開口部
    に対面する反対側の面には、ウェブの複数の点を選択的
    に磁化し且つ該点上に材料を引き付けるための磁気ヘッ
    ドのアセンブリを含んでいることを特徴とする請求項
    に記載の印刷機。
  17. 【請求項17】 ヘッド間の距離を補正し且つ高品質印
    刷のモチーフをウェブ上に形成するために、磁気ヘッド
    のアセンブリがウェブに対して移動し得ることを特徴と
    する請求項15又は16に記載の印刷機。
  18. 【請求項18】 硬化性材料を付着させるための手段
    が、ウェブの面上への液状、固体又は粘性の材料の吹き
    付け装置からなることを特徴とする請求項に記載の印
    刷機。
  19. 【請求項19】 ウェッブの付近に、材料の硬化後に該
    材料上にインキのような着色ビヒクルを塗布するための
    ステーションを、印刷に必要な基本色の数に相当する数
    nだけ含み、各ステーションが他とは異なる基本色を含
    み、ウェブの展開される長さが、印刷機によって印刷さ
    れ得る最大文書の長さの少なくともn倍に等しく、印刷
    機が、着色ビヒクルの塗布場所の一つだけが同時に作動
    し且つウェブを制御するように配置された制御手段と、
    必要なn個の基本色が印刷媒体上に正確に転送されるよ
    うに印刷媒体をブランケットに押圧する手段とを含んで
    いることを特徴とする請求項に記載の文書、特にシー
    ト毎に印刷される文書の多色印刷用印刷機。
  20. 【請求項20】 印刷媒体をブランケットに押圧する手
    段が、シート毎供給装置と、ブランケットと回転接触す
    るシート支持用シリンダと、印刷シート回収装置とを含
    み、制御手段が、シート支持用シリンダが1枚のシート
    を完全に印刷するためのn回の回転を実現するように配
    置されていることを特徴とする請求項19に記載の印刷
    機。
  21. 【請求項21】 n個の基本色を用いた文書の多色印
    刷、特に連続印刷用の装置であって、請求項7から18
    のいずれか一項に記載の印刷機をn個含み、各印刷機が
    単一の着色ビヒクルの塗布ステーションを有し、各ステ
    ーションが他とは異なる基本色を含み、前記装置が、印
    刷媒体がこれらの各印刷機の前を続けて通過するように
    配置されていることを特徴とする装置。
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