JP3104904U - 保持プレートを介在してスピンドルモーターをトラバースシャーシに取付けたディスク装置 - Google Patents
保持プレートを介在してスピンドルモーターをトラバースシャーシに取付けたディスク装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 スピンドルモーターをトラバースシャーシに取付けたディスク装置であって、トラバースシャーシの強度を低下するような誘導溝を設けることなく、簡単に精度良くスピンドルモーターをトラバースシャーシに取付けたディスク装置の提供。
【解決手段】 スピンドルモーター2の底面には保持プレート1をネジ止めし、該保持プレート1はスピンドルモーター2の底面に当たるプレート本体4と該プレート本体4から外方向へ延びる複数の止着片5a,5b,5cを有している。プレート本体4の中心をスピンドルモーター2の軸12と同心に位置決めしてトラバースシャーシ13に配置し、そして止着片5a,5b,5cの先端に設けた穴6a、6b、6cにネジを挿通すると共にトラバースシャーシ13のネジ穴14a,14b,14cに螺合することで取着している。
【選択図】 図1
【解決手段】 スピンドルモーター2の底面には保持プレート1をネジ止めし、該保持プレート1はスピンドルモーター2の底面に当たるプレート本体4と該プレート本体4から外方向へ延びる複数の止着片5a,5b,5cを有している。プレート本体4の中心をスピンドルモーター2の軸12と同心に位置決めしてトラバースシャーシ13に配置し、そして止着片5a,5b,5cの先端に設けた穴6a、6b、6cにネジを挿通すると共にトラバースシャーシ13のネジ穴14a,14b,14cに螺合することで取着している。
【選択図】 図1
Description
本考案はターンテーブルを備えたスピンドルモーターをトラバースシャーシに、位置決め用治具を用いることなく高精度に取付けられたディスク装置に関するものである。
ディスク装置のトラバースユニットにはターンテーブルが備わっており、又光ピックアップを取付けている。そして光ピックアップはガイドレールに沿って移動し、回転するターンテーブルに装着されたディスクに光を照射して該ディスクに記録されている情報を読み取ることが出来るが、光ピックアップから照射される光をディスク面に正しく当てなくては、その反射光を正確に読み取ることが出来ない。
ディスクはターンテーブルに装着されて高速回転し、そしてディスク上の情報トラックに情報読み取り用ビームが追従するようにトラッキング制御を行うと共に、情報トラックに正確にビームスポットを形成するようにフォーカス制御を行いながら光ピックアップが移動し、確実に情報の記録・再生が行われる。このように、ディスク装置では光ピックアップが心臓部であり、これが故障すれば記録・再生を正しく行うことは出来ない。
ところで、上記ターンテーブルはスピンドルモーターの軸に直結されて高速回転するが、光ピックアップが移動するガイドレールに対してスピンドルモーター及びターンテーブルの位置が精確であると共に、その取付け作業が簡単でなくてはならない。従来においても、該スピンドルモーターの取付けに関して色々な技術が知られている。
実開平6−4960号に係る「ディスク再生装置」は、ターンテーブルをスピンドルモーターに取付けた状態でトラバースシャーシに取付け出来るように、該ターンテーブルにはネジ止め作業が可能なように切欠き部又は孔を形成している。そして、トラバースシャーシにはスピンドルモーターを所定の位置に導く為のL形誘導溝を有している。このL形誘導溝はトラバースシャーシの外側から切欠かれている為に強度が低下してしまう。
実開平6−19164号に係る「ディスクモータの取付構造」は、ディスクモータの出力軸径より大きい幅を有し、位置決め用穴とシャーシの外部又は出力軸に取付けられたターンテーブルを通過可能としたシャーシに明けられた穴とを連結する溝を備えている。この場合も、トラバースシャーシの外側から溝が切込まれている為に、該トラバースシャーシの強度は低下する。
実開平6−4960号に係る「ディスク再生装置」
実開平6−19164号に係る「ディスクモータの取付構造」
このように、従来のディスク装置におけるスピンドルモーターの取付け構造には上記のごとき問題がある。本考案が解決しようとする課題はこれら問題点であり、トラバースシャーシの強度を低下するような誘導溝を設けることなく、スピンドルモーターを簡単に精度良くトラバースシャーシに取付けたディスク装置を提供する。
本考案のディスク装置では、トラバースシャーシに保持プレートを介してスピンドルモーターが取付けられる。すなわち、スピンドルモーターをトラバースシャーシに直接取付ける構造ではない。保持プレートはスピンドルモーターの底面にネジ止めされるが、プレート本体から外方向へ複数の止着片を延ばし、止着片をネジ止めしてトラバースシャーシに固定する構造と成っている。そして、プレート本体中央には中心穴が設けられ、トラバースシャーシに設けた位置決め凸部が嵌合することが出来る。逆に、プレート本体に凸部を設けて、トラバースシャーシの穴に嵌めることも出来る。
プレート本体から複数の止着片が外方向へ延び、各止着片の先端にはネジ止めするネジが挿通する穴を有している。しかも、止着片先端部には半打ち部が成形されることで、上面には凹部が下面には凸部を形成している。ネジは止着片に設けた穴に挿入されると共に、締付けた場合にはネジ頭は凹部に嵌る。そして、特定の止着片に設ける穴は円形でなく、対向面を有す概略長円形と成っている。ここで、概略長円形とは長円形の他に楕円形も含める。又、対向面を有しない非円形に形成する場合もある。
本発明のディスク装置では、スピンドルモーターは保持プレートを介在して取着される。保持プレートはスピンドルモーターの底面に位置決めして固定され、該保持プレートはトラバースシャーシにネジ止めされる為に、従来のような誘導溝を設ける必要はなく、トラバースシャーシの強度が低下することはない。そして、保持プレートとトラバースシャーシとは穴と凸部との嵌合にて正しく位置決めされ、スピンドルモーターの軸は所定の位置に定まり、位置ズレを生じることはない。
そして、プレート本体から複数の止着片を延ばしてトラバースシャーシにネジ止めされ、しかも止着片先端部は上面に凹部と下面に凸部を有す半打ち部に成形されると共に、ネジが挿通する穴が形成されている。従って、ネジ締めする場合、下面の凸部がトラバースシャーシに当接すると共にネジ頭は凹部に嵌って周囲を変形させることなく、保持プレート特にプレート本体が変形することはなく、取付けられるスピンドルモーターは安定する。さらに、特定の止着片に設けた穴は円形でなく対向面を有す長円形である為に、止めネジを挿入することで保持プレートの向きが定まり、他の止着片をネジ締めするに際して位置ズレを生じない。
図1は保持プレート1にスピンドルモーター2を取着した場合であり、この状態でトラバースシャーシにネジ止めされる。スピンドルモーター2の軸12にはターンテーブル3が取付けられ、上記保持プレート1はスピンドルモーター2の底面に正しく位置決めされて取着される為に、トラバースシャーシにスピンドルモーター2を取付けるに際して上記ターンテーブル3は何ら支障にならない。
ところで、上記保持プレート1は金属板を所定形状に打ち抜いて製作したものであり、又は樹脂を成形することで製作することも可能であるが、スピンドルモーター2の底面に固定されるプレート本体4と3本の止着片5a,5b,5cから成り、止着片5a,5b,5cはプレート本体4の外方向へ延びている。そして、各止着片5a,5b,5cの先端にはネジが挿通する穴6a,6b,6cが貫通して設けられている。
穴6b,6cは円形穴であるが、6aは概略長円形を成し、互いに平行な対向面7,7を形成している。この対向面7,7間距離は、挿通するネジの外径寸法に相当し、ネジがガタ付くことなく挿入することで保持プレート1の位置決めが行われる。又、上記止着片5a,5b,5cに設けられる穴6a,6b,6cは各止着片5a,5b,5cの上面8a,8b,8cより窪んだ凹部9a,9b,9cの中心と同心を成して設けられている。
すなわち、止着片5a,5b,5cの上面側に凹部9a,9b,9cが形成されることで、下面側には凸部10a、10b、10cが突出している。これは打抜くことなくプレス成形することで簡単に作ることが出来る。図2はスピンドルモーター2を取付けた保持プレート1の断面図、図3はスピンドルモーター2を取付けた保持プレート1の底面図をそれぞれ示している。図2の断面図から明らかなように、穴6を中心として止着片5の上面側には凹部9が形成され、下面側には凸部10が形成されている。
そして、スピンドルモーター2の底にネジ止めにて固定されるプレート本体4の中心には中心穴11が設けられている。ここで、保持プレート1のプレート本体4はスピンドルモーター2の底面にネジ止めされるが、ターンテーブル3を取付けているスピンドルモーター2の軸12は、中心穴11と同心を成していて、スピンドルモーター2の底面とプレート本体4との接合形態に関しては限定しないことにする。
実施例では、平坦なプレート本体4に全面接触しているが、複数の小さな突片を設けることで、点接触とすることも可能である。本考案は、保持プレート1を介在することでトラバースシャーシにスピンドルモーター2を取付けている。そこで、該保持プレート1を介在させることで取付け作業は簡単になるが、スピンドルモーター2の位置決め精度が低下しないように工夫した構造と成っている。
上記プレート本体4に中心穴11を設けてトラバースシャーシの凸部を嵌合させることで中心位置は定まり、プレート本体4から外方向へ止着片5a,5b,5cを延ばし、これをネジ止めすることでスピンドルモーター2の底面に固定しているプレート本体4の変形はなく、その結果、スピンドルモーター2の傾きなどの位置ズレを防止出来る。
そして、止着片5a,5b,5cに凹部9a,9b,9cと凸部10a,10b,10cを形成することで、ネジ止めする際の止着片5a,5b,5cの変形が防止される。さらに、止着片5aに設けている穴6aは対向面7,7を形成した長円形である為に、該穴6aにネジを挿入することで、保持プレート1の向きが定まり、その後で他の止着片5b,5cをネジ止めすることが出来る。
この際、ネジ頭は止着片5a,5b,5cの上面8a,8b,8cに形成した凹部9a,9b,9cに嵌って、下面側へ突出している凸部10a,10b,10cがトラバースシャーシに密着して固定される。従って、ネジ締めする際に、凸部10a,10b,10cは強力に締付けされるが、止着片全体がネジ締めに際して変形せず、ましてプレート本体4の変形はない。
図4はトラバースシャーシ13を示している。該トラバースシャーシ13は同図に示すように金属板を所定の形状に打抜き・成形している、上記スピンドルモーター2は保持プレート1を介在してトラバースシャーシ13に取着される。そこで、トラバースシャーシ13には円形の凸部15が突出し、その周りにはネジ穴14a,14b,14cが設けられている。
該凸部15は保持プレート1の中心穴11に嵌合し、止着片5a,5b,5cに設けた穴6a,6b,6cから挿通したネジはネジ穴14a,14b,14cに螺合して締め付けられる。図5はスピンドルモーター2をトラバースシャーシ13に取付けた場合である。
1 保持プレート
2 スピンドルモーター
3 ターンテーブル
4 プレート本体
5 止着片
6 穴
7 対向面
8 上面
9 凹部
10 凸部
11 中心穴
12 軸
13 トラバースシャーシ
14 ネジ穴
15 凸部
2 スピンドルモーター
3 ターンテーブル
4 プレート本体
5 止着片
6 穴
7 対向面
8 上面
9 凹部
10 凸部
11 中心穴
12 軸
13 トラバースシャーシ
14 ネジ穴
15 凸部
Claims (4)
- スピンドルモーターをトラバースシャーシに取付けたディスク装置において、上記スピンドルモーターの底面には保持プレートを固着し、該保持プレートはスピンドルモーターの底面に当たるプレート本体と該プレート本体から外方向へ延びる複数の止着片を有し、プレート本体の中心をスピンドルモーターの軸と同心に位置決めしてトラバースシャーシに配置し、そして止着片の先端に設けた穴にネジを挿通すると共にトラバースシャーシのネジ穴に螺合することで取着したことを特徴とする保持プレートを介在してスピンドルモーターをトラバースシャーシに取付けたディスク装置。
- 上記プレート本体の中心にスピンドルモーターの軸と同心を成した中心穴を設け、トラバースシャーシに設けた凸部を中心穴に嵌合した請求項1記載のスピンドルモーターをトラバースシャーシに取付けたディスク装置。
- 上記止着片の先端部には、上面に凹部と下面に凸部を穴と同心を成して形成した請求項1、又は請求項2記載のスピンドルモーターをトラバースシャーシに取付けたディスク装置。
- 上記止着片に設けた少なくとも一箇所の穴について、対向面を有す概略長円形、又は非円形とした請求項1、請求項2、又は請求項3記載のスピンドルモーターをトラバースシャーシに取付けたディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004002366U JP3104904U (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 保持プレートを介在してスピンドルモーターをトラバースシャーシに取付けたディスク装置 |
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Publications (1)
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JP2004002366U Expired - Fee Related JP3104904U (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 保持プレートを介在してスピンドルモーターをトラバースシャーシに取付けたディスク装置 |
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- 2004-04-28 JP JP2004002366U patent/JP3104904U/ja not_active Expired - Fee Related
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