JP3104834B2 - スポット溶接ガン - Google Patents
スポット溶接ガンInfo
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Description
業用ロボット等によって移動し,ガンの姿勢変化に応じ
て軽快なイコライズ動作のための重量バランスが取れる
ように,また移動時に,慣性負荷によりイコライズ軸に
沿って上下に振動するのを防止する装置に関する。
作は,ますます高速になり,一方また自動車パネル等の
ワーク板厚は,ますます薄くなってきているのが現状で
ある。
トロールしながら,Cガンの電極チップ開放中心位置
を,ワークの打点位置に正確に一致させるためには,C
ガンの可動部重量や溶接ケーブル等の慣性負荷により,
イコライズ軸にそって振動しないように,ワークや治具
への干渉をさける必要がある。一般的にはその干渉を防
止するための対策としてエアシリンダ等によるロック手
段がとられてきた。
まり下向き,上向き,水平向き,斜め向き等に合わせ
て,その重量負荷に釣り合う方向にエア圧力を作用させ
た状態で,Cガンの重量バランスを確保してガンの自重
による慣性衝撃を防ぎ,ワークの変形を防止するもので
ある。
44945号公報に記載されたように,溶接ガンに加わ
る重量負荷の大部分を打ち消す方向に流体圧を与えられ
るバランスシリンダを設け,このバランシングシリンダ
のエア供給回路に,重量負荷のバランス調整をバランシ
ングシリンダの設定内圧の増減,方向切り換えにより行
い,しかもその内圧を溶接作業路の溶接ガンの姿勢変化
に応じて外部からの電気信号により切り換えるようにし
たイコライズ装置が知られている。また,ハンドリング
時に沿って振動するのを防止するためにはエアシリンダ
でロックすることも一般的に知られているところであ
る。
溶接用ロボットガンの重量バランスをとる場合,一般に
エアシリンダ等のアクチュエータを使用した場合にガン
の重力に応じてエアの設定圧を変えていたが,エア特有
の排気抵抗等による動作スピードの限界とか信号動作時
間のタイムラグとかで高速を目的としたモータ加圧によ
る電動モータガンには不向きであった。また,エア源も
必要である。
高速打点が可能なモータガンは,できるだけ沢山の打点
をスポット溶接することが可能であるが,この特長を生
かすためにはあらゆる打点姿勢に対応した重力バランス
が取れる方法が必要であった。
ト等の自動装置にイコライズ機構を介して取りつけられ
たスポット溶接ガンにおいて,前記溶接ガンの重量をバ
ランスさせるための弾性手段および開放時のガン可動部
を位置決めするための弾性手段を備え,前記重量をバラ
ンスさせるための弾性手段にはその附勢力が一定のスト
ローク範囲内で働くように規制するストッパ手段を設
け,しかも前記位置決め用の弾性手段を,ポイントホル
ダ側またはガンアーム側と,溶接ガンを支持する固定ブ
ラケットとの間に設けた。こうすることで,従来のよう
に,エアシリンダなどのアクチュエータを使用せずに,
簡単な手段によりガン姿勢に対する全方向へのガン重量
バランスを確保し,ハンドリング時のイコライズ軸方向
の振動を防止し,確実な位置決めが得られる。
ガンを正面から見た図である。図中において,1はスポ
ット溶接用ロボットガンを示す。2はロボットのアーム
の先端に取付けられた固定ブラケットで,溶接トランス
Tとガン本体とを支持するものである。3はロボットガ
ンをフローテング可能に支持するイコライズ機構で,固
定ブラケット2の両肩の支持板4及び支持板5に2本の
ガイドロッド6が固着され,このガイドロッド6が固定
ブラケット2の軸受け7を移動可能に貫通してガン本体
が支持されている。また固定ブラケットの軸受け7の上
側には,ガン重量負荷に釣り合う方向に附勢力を作用さ
せる弾性部材8が設けられている。
両側に挿入されストッパ14及びストッパ15がスプリ
ング受け25とネジ26の間によって位置調整すること
でスプリングの附勢力が任意に調整できるようになって
いる。これにより一定ストローク範囲内のスプリング力
のみ働くようにしてある。すなわち,所定位置に挿入さ
れたスプリング8のストッパ14及びストッパ15は,
ガン重量負荷に釣り合う方向に附勢力を効かすようにス
プリング8を収納部12の両側から挟み込むように配置
されている。
たガイドロッド6の下側には,電極側に開口した切り込
みミゾをもった弾性部材収納部13が設けられていて,
その収納部内に弾性部材11が収納されている。この弾
性部材の役目は,ロボットによってガンが移動中にイコ
ライズ軸方向にガンアーム等が動かないように,電極を
開放した時にポイントホルダ9と,この弾性部材11の
ストッパ10とが係合して電極ストロークをしっかり位
置決めする。つまり弾性部材11は電極を開放したロボ
ットハンドリング動作時に,スプリング押さえ24がス
プリング11のストッパ10を押圧しスプリング力を効
かせ溶接ガンの可動部をロックする。
スプリング押さえ24が電極駆動時に,弾性部材収納部
13に設けた長手方向の切り込みミゾUに直角方向から
進入可能なように移動し,押さえのスプリング力で電極
動作をロックしイコライズ軸方向に振動するのを防止す
る。また,溶接時には押さえのストッパ10からポイン
トホルダ9のスプリング押さえ24が外れるようにし
て,イコライズ動作に支障を来さないようにしてある。
アームの一方にエアシリンダ又は電動モータ17等の加
圧アクチュエータが固定されている。電動モータ17の
回転力を往復直線運動に変換する,ボールナット18に
ボールネジを組み込んだ電極駆動軸19が前記モータの
動力を伝達する動力伝達機構20を介して電極駆動軸1
9の先端に設けた電極を移動する。前記加圧アクチュエ
ータは,溶接機本体側に取付けられたベース板21にユ
ニット化したものである。
以降の図面に示すように,一方の電極22は電極駆動軸
19のポイントホルダに固着され,他方の電極23は電
極22に対向してガンアーム12の他端に固着されてい
る。
極の二次端子aからブスバー27を介して電極駆動軸の
電極側およびガンアームの電極側に連結される可動導体
28を示す。
図4はガンの姿勢が下向きの場合の動作原理を示す。図
3は下向きのロボットガン1を開放した状態にある。こ
の場合,可動側の電極22が加圧装置17により引き戻
され,ポイントホルダ9のスプリング押さえ24が振れ
止め用の弾性部材11のストッパ10に当たって押圧す
ると,その押さえのスプリング力で可動側の電極22が
ロックされ,イコライズ軸方向にガンアームが振動しな
いようにしっかり位置決めされる。つまり,重力バラン
ス用のスプリング8には振れ止め用のスプリング11よ
り3〜5倍の強さのものが使用され,この時のガン全体
の重力バランスは弾性部材8のストッパ14がスプリン
グ受け25に当たり,スプリング8をたわませその反力
でガン重量に対しバランスした状態になる。この状態か
らロボットハンドリングを開始することになる。
トガンを打点位置に移動した後の加圧した状態を示す。
この場合,ガンアーム側の電極23が先行してワークに
当接し,電極22がワークの上から加圧方向に移動する
と,ポイントホルダ9のスプリング押さえ24が弾性部
材11のストッパ10から離れ,イコライズ運動時の抵
抗を小さくし動きを軽くする。
向き)から水平(横向き)に変わった時は,スプリング
力を収納部12内へ封じ込めることになり,バランスし
た状態になるようスプリング力を配分する。すなわち,
図3の垂直状態から水平状態のスプリング力の変化を比
較すると,垂直の場合,たとえばガンの自重が50Kgと
した場合,一方のスプリング8の力は他方のスプリング
11の力10Kgとガン自重50Kgに対し,60Kgの附勢
力でバランスを保持する。
リング11の10Kgの力に対し,スプリング8の力15
Kgの力でバランスするような状態の位置に移動する。つ
まり,スプリング8の附勢力はストッパ14,15が弾
性部材収納部12の両側において封じ込められ,イコラ
イズ動作に対応できる。
でロボットのテーチングにより移動し,イコライズ動作
に入ると,スプリング11の附勢力は内部に封じ込めら
れるので,スプリング8は重力とバランスしており,軽
い力でイコライズが可能となる。
が振動防止用の弾性手段11のストッパ10を押さえて
いるのに対し,図5のバリエーションでは弾性手段11
がガンアーム16を押さえて振動を防止する例である。
同図(A)〜(B)はガンの向きを示す。
して振動防止用の弾性手段11がポイントホルダ9をロ
ボットハンドリング時及び加圧溶接時にも押さえるタイ
プを示すものである。この場合,スプリング11にはス
トッパ10を使用せずとも前述した実施例と同様の作用
が得られる。
ト等の自動装置にイコライズ機構を介してロボットガン
を搭載し,その溶接ヘッドを溶接位置に柔軟に移動させ
て溶接する場合に,ガン本体と固定ブラケットとの間に
重量バランス用の弾性手段8と,振動防止用の弾性手段
11を設けたことで,電極を開放したロボットハンドリ
ング動作時に,弾性手段11を押圧し附勢力を効かせ可
動側の電極をしっかり位置決めすることができ,しかも
溶接時には押えの弾性手段11から開放され、イコライ
ズ動作を軽くすることができる。また,本発明はガン重
量バランスをとる場合,弾性手段の附勢力が一定のスト
ローク範囲内でしか働かないように規制することによっ
てあらゆる打点姿勢(全方向)に対応した重力バランス
が取れると共に,ハンドリング時にイコライズ軸にそっ
て振動するのを防止でき,しかもエアシリンダを一切使
用しないから,前述した従来のようなタイムラグがなく
なり,電動ガンによる高速打点が可能になる。
溶接ガンの側面図である。
側面図である。
側面図である。
示す側面図である。同図(A)は下向きのガン,同図
(B)は水平向きのガン,同図(C)は上向きのガンを
示す。
(スプリング) 2 固定ブラケット 12 弾性部材収
納部 3 イコライズ機構 13 弾性部材収
納部 6 ガイドロッド 14 ストッパ 8 弾性手段(スプリング) 15 ストッパ 9 ポイントホルダ 16 ガンアーム 10 ストッパ 17 電動モー
タ 18 ボールナット 19 電極駆動
軸 20 動力伝達機構 21 ベース板 22 電極 23 電極 24 スプリング押さえ 25 スプリング受け 26 スプリング調整ネジ
Claims (2)
- 【請求項1】 産業用ロボット等の自動装置にイコライ
ズ機構3を介して取りつけられた溶接ガンにおいて,前
記溶接ガンの重量をバランスさせるための弾性手段8お
よび開放時のガン可動部を位置決めするための弾性手段
11を備え,前記重量をバランスさせるための弾性手段
8にはその附勢力が一定のストローク範囲内で働くよう
に規制するストッパ手段15を設け,しかも前記位置決
め用の弾性手段11を,ポイントホルダ9側またはガン
アーム16側と,溶接ガンを支持する固定ブラケット2
との間に設けたことを特徴とするスポット溶接ガン。 - 【請求項2】 開放時のガン可動部を位置決めするため
の弾性手段11にはイコライズ動作時にその附勢力が影
響しないように規制するためのストッパ手段10を設け
たことを特徴とする請求項1のスポット溶接ガン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06107795A JP3104834B2 (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | スポット溶接ガン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06107795A JP3104834B2 (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | スポット溶接ガン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07290252A JPH07290252A (ja) | 1995-11-07 |
JP3104834B2 true JP3104834B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=14468233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06107795A Expired - Lifetime JP3104834B2 (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | スポット溶接ガン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3104834B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-21 JP JP06107795A patent/JP3104834B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07290252A (ja) | 1995-11-07 |
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