JP3104669B2 - 尿糖測定用センサカートリッジ - Google Patents

尿糖測定用センサカートリッジ

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JP3104669B2 JP10072077A JP7207798A JP3104669B2 JP 3104669 B2 JP3104669 B2 JP 3104669B2 JP 10072077 A JP10072077 A JP 10072077A JP 7207798 A JP7207798 A JP 7207798A JP 3104669 B2 JP3104669 B2 JP 3104669B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、尿糖を測定するた
めに用いる尿糖測定用センサカートリッジに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】尿糖測定用センサは、尿糖を測定するた
めに用いられている。従来、尿糖測定用センサに使用さ
れる酵素電極を製造する方法が、例えば特開平5−72
172号公報に開示されている。
【0003】特開平5−72172号公報に開示されて
尿糖測定用センサに使用される酵素電極を製造する方法
は図9に示すように、まず、絶縁基板1上に白金をスパ
ッタ法により成膜し、その白金をフォトリソグラフィに
よりパターニングし、感応部2a,リード部(図示
略),接続部2bから構成される作用電極及び参照電極
を形成する。
【0004】次に、ディップコートにより接続部2bを
除いて固定化酵素膜3を成膜し、絶縁基板1を個々の酵
素電極毎に分割する工程を経て製造している。
【0005】図9に示す酵素電極では、接続部2bを除
いて固定化酵素膜3を形成するためにディップコートが
使用されていたが、この方法によれば、基板を一括で処
理することができず、量産工程には不適当であり、かつ
膜質及び膜厚を均一化することが困難であるという問題
がある。
【0006】そこで、特公平8−16669号公報に
は、フォトリソグラフィにより固定化酵素膜をコンタク
ト電極以外にパターニングして形成する方法が提案され
ている。この方法は、フォトレジストによるリフトオフ
法を用いている。
【0007】特公平8−16669号公報に開示された
製造方法は、まず、基板上に電極を形成し、フォトレジ
ストを基板上にスピンコートし、フォトリソグラフィに
よりコンタクト電極上を除いてフォトレジストを取り除
く。
【0008】次に、固定化酵素膜を基板上にスピンコー
トにより形成し、有機溶剤でフォトレジストを溶解する
ことにより、コンタクト電極上の固定化酵素膜を取り除
いている。
【0009】特公平8−16669号公報に開示された
製造方法によれば、スピンコート法により成膜が可能な
ため、基板を一括で処理することができ、量産工程に適
用可能であり、また、容易に膜質及び膜厚を均一化する
ことができるという利点を有している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
8−16669号公報に開示された製造方法では、フォ
トリソグラフィ工程を必要とし、その工程に必要な専用
の製造装置が必要になるため、製造時間を短縮すること
ができないという問題がある。
【0011】さらに、フォトリソグラフィ工程に必要な
製造装置について設備投資を行なうこととなり、製造コ
ストを削減することができず、製品価格を高騰させてし
まうという問題がある。
【0012】本発明の目的は、製造工程を簡素化し、か
つ製造コストを安価にする尿糖測定用センサカートリッ
ジを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る尿糖測定用センサカートリッジは、尿
糖センサをカートリッジ本体に組み込んだ尿糖測定用セ
ンサカートリッジであって、前記尿糖センサは、尿糖を
測定するものであって、電極のみを外部に露出させて前
記カートリッジ本体内に組み込まれ、前記カートリッジ
本体は、前記尿糖センサの電極を除いて該尿糖センサを
気密に防水する構造であり、コンタクトピンを有してお
り、前記コンタクトピンは、前記尿糖センサの電極に連
なるコンタクト電極に電気的に接触するものである。
【0014】また、前記コンタクトピンは、前記コンタ
クト電極を被覆する有機薄膜を破壊して該コンタクト電
極に接触し、電気的導通を得るものである。
【0015】また、前記コンタクトピンは、たわみによ
る加圧力によって有機薄膜を突き破るものである。
【0016】また、前記コンタクトピンは、前記カート
リッジ本体の組立時にたわみによる加圧力を得るもので
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施形態に係る尿糖測
定用センサカートリッジにおける尿糖センサ素子を示す
平面図、図2は、図1のA−A’線断面図、図3(a)
は、本発明の一実施形態に係る尿糖測定用センサカート
リッジを示す平面図、図3(b)は、側面図、図4
(a)は、図1に示す尿糖センサ素子を実装した本発明
の一実施形態に係る尿糖測定用センサカートリッジを示
す平面図、図4(b)は、図4(a)のC−C’線断面
図、図5は、本発明の一実施形態に係る尿糖測定用セン
サカートリッジを示す斜視図、図6(a)は、本発明の
一実施形態に係る尿糖測定用センサカートリッジにおけ
る上枠を示す底面図、図6(b)は、同断面図、図7
(a)は、本発明の一実施形態に係る尿糖測定用センサ
カートリッジにおける下枠を示す底面図、図7(b)
は、同断面図、図8は、本発明の一実施形態に係る尿糖
測定用センサカートリッジにおけるコンタクトピンを示
す詳細図である。
【0019】尿糖測定用センサカートリッジに用いる尿
糖センサ素子の製造方法は、絶縁基板上に白金及び銀か
らなる電極を形成し、更に有機薄膜からなるグルコース
検出膜を形成するが、絶縁体であるグルコース検出膜が
コンタクト電極上を覆った構造をしているため、外部か
ら電気的導通を得ることができない。
【0020】そこで、本発明に係る尿糖測定用センサカ
ートリッジは、コンタクトピンを圧接することにより、
コンタクトピンの先端部でグルコース検出膜を破壊し、
コンタクトピンをコンタクト電極の表面に接触し、電気
的導通を得るようにしたことを特徴とするものである。
【0021】したがって本発明によれば、コンタクト電
極上のグルコース検出膜を除去する工程若しくは端子部
分以外の基板上にグルコース検出膜を形成する工程が不
要となる。
【0022】次に、本発明に係る尿糖測定用センサカー
トリッジの具体例を一実施形態として説明する。
【0023】本発明の一実施形態に係る尿糖測定用セン
サカートリッジは、尿中に含まれるグルコース(ブトウ
糖)の濃度を測定するために用いられ、尿糖センサ素子
Sをカートリッジ本体Mに実装し、尿糖センサ素子Sと
測定回路とを電気的に接続し、かつ内部を防水構造に構
成し、尿中に浸漬して、測定を行なうものである。
【0024】本発明の一実施形態に係る尿糖測定用セン
サカートリッジに用いる尿糖センサ素子Sは図1に示す
ように、過酸化水素測定電極4,5,6、及びグルコー
ス酸化酵素(グルコースオキシダーゼ、GOD)を含む
グルコース検出膜(有機薄膜)7から構成されている。
【0025】グルコース酸化酵素は、溶液中のグルコー
スをD−グルコノ−δ−ラクトンに酸化する。この反応
に伴い、酸素は、過酸化水素に還元される(反応式
)。この過酸化水素を過酸化水素測定電極上で酸化
し、そのときの酸化電流を測定することにより、発生し
た過酸化水素濃度を定量化することができる(反応式
)。過酸化水素濃度は、溶液中のグルコース濃度と比
例関係があるため、過酸化水素濃度から溶液中のグルコ
ース濃度を求めることができる。
【0026】 β-D-グルコース+2 → D-グルコノ-δ-ラクトン+H22 (反応式) H22 → 2H+ + O2 + 2e- (反応式)
【0027】図1に示すように尿糖センサ素子Sの過酸
化水素測定電極は、作用極4、対極5、参照極6の3つ
の電極から構成され、その表面をグルコース検出膜7で
被覆している。さらに、作用極4、対極5、参照極6と
コンタクト電極4a,5a,6aとの間をリード部4
b,5b,6bを介して電気的に接続している。
【0028】図1に示すように尿糖センサ素子Sにおい
ては、作用極4と参照極6の間に一定の電位(0.4V
〜0.7V)を印加し、作用極4上で過酸化水素を陽極
酸化し、作用極4と対極5との間に流れる酸化電流を測
定する。
【0029】図1に示す尿糖センサ素子Sは、その外形
寸法の大きさは6×9mmであり、作用極4を1.2×
2.0mm、対極5を0.4×2.0mm、参照極6を0.
4×2.0mm、リード部4b,5b,6bを1.2×
2.8mm、コンタクト電極4a,5a,6aを1.6×
0.8mmの寸法にそれぞれ形成し、その表面上をグルコ
ース検出膜7で被覆している。
【0030】さらに具体的に説明すると、尿糖センサ素
子Sは図2に示すように、絶縁基板8上に、チタン層、
白金層からなる作用極4及び対極5を形成している。
【0031】絶縁基板8は、シリコン上に酸化シリコン
膜を形成した基板、ガラス、石英或いはポリイミド、ポ
リカーボネート、ガラエポ基板等を用いている。また、
電極4,5の材料は、白金のほかカーボン、金、イリジ
ウム等のいずれか1種類を使用し、電極4,5は、蒸着
法,スパッタ法,スクリーン印刷若しくはメッキなどに
より形成する。電極4,5をスパッタ法で形成する場
合、電極4,5の膜厚はチタン層では0.02〜0.2
μm、白金層では0.1〜1.0μmの範囲に設定するこ
とが望ましい。
【0032】さらに、参照極6は、絶縁基板8上に銀層
を形成し、その銀層表面を処理して塩化銀層を形成し製
造している。この場合、密着性を向上させるために銀層
の下地にチタン、白金を積層してもよい。また、参照極
6をスパッタ法により形成する場合、その銀層の厚さ
は、0.1〜1.0μmの範囲に設定することが望まし
い。また、塩化銀層は、塩化鉄(III)もしくは塩化
クロム(III)水溶液で処理する方法、或いは塩化物
水溶液中で電解する方法により形成することが可能とな
る。
【0033】さらに図2に示すようにグルコース検出膜
7は、選択透過膜7a,酵素固定化膜7b,制限透過膜
7cの層構造から構成され、作用極4,対極5,参照極
6を被覆して積層形成されている。
【0034】図2に示すようにグルコース検出膜7は、
作用極4,対極5,参照極6上に第1の膜として選択透
過膜7aを形成している。選択透過膜7aは、過酸化水
素のみを選択的に透過し、妨害物質を除去する機能を有
している。選択透過膜7aは,シランカップリング剤,
ナフィオン,アセチルセルロースから少なくとも1つを
選択して成膜している。その成膜方法にはスピン塗布が
用いられる。
【0035】第2の膜としての酵素固定化膜7bは、下
層の選択透過膜7a上に形成してあり、グルコース酸化
酵素,アルブミン,グルタルアルデヒドを含む水溶液を
スピン塗布して成膜している。
【0036】第3の膜としての制限透過膜7cは、酵素
固定化膜7b上に形成しており、グルコースの透過を制
限して測定範囲を拡大する機能を有している。制限透過
膜7cは、シリコーン,カルボキシメチルセルロース,
ポリウレタン,パーフルオロカーボン等を選択しスピン
塗布して成膜している。
【0037】選択透過膜7a,酵素固定化膜7b,制限
透過膜7cの積層された膜の厚さは、1μm以下になっ
ている。
【0038】図1及び図2に示す本発明の一実施形態に
用いる尿糖センサ素子Sの製作プロセスは以下のとおり
である。
【0039】すなわち、絶縁基板(60×70mm)8上
にチタン層および白金層をスパッタ法により成膜し、更
に銀層をスパッタ法により成膜し、フォトリソグラフィ
により、作用極4,対極5,参照極6,リード部4b,
5b,6b、コンタクト電極4a,5a,6aを形成す
る。
【0040】次に、塩化鉄(III)水溶液で処理して
前記銀層の表面に塩化銀層を形成し、次に、スピン塗布
により、選択透過膜7a、酵素固定化膜7b、制限透過
膜7cを順次積層成膜する。
【0041】次に、絶縁基板8を個々の尿糖センサ素子
(6×9mm)に分割し、個々に分割した尿糖センサ素子
Sをカートリッジ本体Mに実装して、尿糖測定用センサ
カートリッジを構築する。次に、図1及び図2に示す尿
糖センサSを用いた本発明の実施形態に係る尿糖測定用
センサカートリッジについて説明する。
【0042】図3及び図4に示すように本発明の実施形
態に係る尿糖測定用センサカートリッジにおいては、回
路部Lに組み込まれた尿糖センサ素子Sの作用極4、対
極5、参照極6は、カートリッジ本体Mに設けた貫通孔
13を通して外部の溶液と接触し、それ以外の部分(リ
ード部4b,5b,6b及びコンタクト電極4a,5
a,6a)は、外部の溶液と接触しない構造(防水構
造)となっている。さらに、コンタクト電極4a,5
a,6aは、コンタクトピン9と接触し、カートリッジ
本体M内に組み込まれた測定回路と電気的に接続するよ
うになっている。
【0043】図3〜図8を用いて本発明の実施形態に係
る尿糖測定用センサカートリッジについて説明する。図
3〜図8に示すように、カートリッジ本体Mは、カート
リッジ上枠10aと、カートリッジ下枠10bとから構
成されている。
【0044】カートリッジ下枠10bは図4及び図7に
示すように、隆起した台座14を有しており、台座14
上に尿糖センサ素子Sを接着固定している。また、カー
トリッジ下枠10bは、周辺を取り囲んで凸条片15を
全周に渡って設けている。
【0045】一方、カートリッジ上枠10aは図3、図
4及び図6に示すように、カートリッジ下枠10bを施
蓋する蓋構造になっており、底部開口縁にカートリッジ
下枠10bの凸条片15を嵌合する溝16を全周に渡っ
て設けている。また、カートリッジ上枠10aは、カー
トリッジ下枠10bの台座14に対応する位置に窓部1
7を有しており、窓部17に貫通孔13を開口してお
り、窓部17の底部にはシール溝18を設けている。
【0046】さらに、カートリッジ上枠10aは図3、
図4及び図6に示すように、尿糖センサSのコンタクト
電極4a,5a,6aに接触させるコンタクトピン9
(9a,9b,9c)を並列に並べて設け、各コンタク
トピン9a,9b,9cの基部を固定し、その先端部を
フリーな状態で支持している。
【0047】コンタクトピン9は、基部側が直線状に形
成され、その先端側が斜め下方に向けて折曲整形されて
いる。実施形態では、コンタクトピン9(9a,9b,
9c)は、リン青銅に金メッキして製作され、直径0.
45mm、長さ13mmのものを3本用い、1.27mmの間
隔で樹脂により一体化された構造をしている。コンタク
トピン9の先端部は、端部より1mmの部分で45度の角
度で斜め下方に向けて曲げられており、その先端は15
度の角度で尖鋭化してグルコース検出膜7を破壊し、コ
ンタクト電極4a,5a,6aの表面に接触して電気的
に導通するようになっている。
【0048】カートリッジ上枠10a及び下枠10b
は、材料として例えばABS樹脂を使用し、金型成型で
製作され、長さ25mm、幅12mm、高さ5mm、厚さ0.
5mmの寸法に成形されている。
【0049】また、窓部17の開口縁を封着するシール
材11は、例えばアクリル系粘着シートから構成され、
その大きさは7×7mm、中心に直径4mmの孔が形成さ
れ、厚さは0.25mmの寸法に成形されている。シール
材11の中心に形成した直径4mmの孔は、カートリッジ
上枠10aの貫通孔(直径4mm)13に一致するように
寸法合わせが行なわれている。
【0050】本発明の実施形態に係る尿糖測定用センサ
カートリッジを組み立てるには、まずカートリッジ下枠
10bの台座14上に尿糖センサ素子Sを接着固定す
る。
【0051】次に、コンタクトピン9をカートリッジ本
体10aの位置決め用の溝に従い所定の位置に装着す
る。また、カートリッジ上枠10aの溝16にシリコー
ン系接着剤をディスペンサーを使って塗布する。またカ
ートリッジ上枠10aの窓部17底部のシール溝18に
シール材11を嵌め込む。
【0052】最後に、カートリッジ下枠10bの凸条片
15をカートリッジ上枠10aの溝16内に嵌合して位
置合わせし、かつカートリッジ下枠10bとカートリッ
ジ上枠10aとを接着剤で気密に封止する。
【0053】これにより、カートリッジ本体Mに組み込
まれた尿糖センサ素子Sの作用極4、対極5、参照極6
は、カートリッジ本体Mに設けた貫通孔13を通して外
部の溶液と接触し、それ以外の部分(リード部4b,5
b,6b及びコンタクト電極4a,5a,6a)は、外
部の溶液と接触しない防水構造となる。
【0054】さらに、カートリッジ下枠10bとカート
リッジ上枠10aとを嵌合する際に、コンタクトピン9
の先端部は図8に示すように、コンタクト電極4a,5
a,6a上のグルコース検出膜7を、たわみによる加圧
力によって突き破り、コンタクト電極4a,5a,6a
と接触し、回路部L内に組み込まれた測定回路と電気的
に接続する。この場合、コンタクトピン9のたわみは、
2mm程度に設計されており、グルコース検出膜7をたわ
みによる加圧力によって突き破ることが可能なようにな
っている。
【0055】図5は、本発明の実施形態に係る尿糖セン
サ素子を実装した尿糖測定用センサカートリッジを用い
て、実際に測定している状態を示している。尿糖測定用
センサカートリッジに実装された尿糖センサ素子Sの表
面において、酵素反応によって生成した過酸化水素に対
応して発生する酸化電流が、回路部Lに組み込まれた測
定回路により検出され、グルコースの濃度に変換され、
表示部12にグルコース濃度として数値表示される。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンタクトピンを圧接することにより、コンタクトピンの
先端部がグルコース検出膜を破壊してコンタクト電極に
接触し、電気的導通が得られるため、コンタクト電極上
のグルコース検出膜を除去する工程若しくは端子部分以
外の基板上にグルコース検出膜を形成する工程を省略す
ることができ、製造工程を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る尿糖測定用センサカ
ートリッジにおける尿糖センサ素子を示す平面図であ
る。
【図2】図1のA−A’線断面図である。
【図3】(a)は、本発明の一実施形態に係る尿糖測定
用センサカートリッジを示す平面図、(b)は、側面図
である。
【図4】図1に示す尿糖センサ素子を実装した本発明の
一実施形態に係る尿糖測定用センサカートリッジを示す
平面図、(b)は、同断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る尿糖測定用センサカ
ートリッジの使用状態を示す斜視図である。
【図6】(a)は、本発明の一実施形態に係る尿糖測定
用センサカートリッジにおける上枠を示す底面図、
(b)は、同断面図である。
【図7】(a)は、本発明の一実施形態に係る尿糖測定
用センサカートリッジにおける下枠を示す底面図、
(b)は、同断面図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る尿糖測定用センサカ
ートリッジにおけるコンタクトピンを示す詳細図であ
る。
【図9】従来例に係る尿糖測定用センサに使用される酵
素電極を示す斜視図である。
【符号の説明】
4 作用極 5 対極 6 参照極 4a コンタクト電極 5a コンタクト電極 6a コンタクト電極 7 グルコース検出膜(有機薄膜) 13 貫通孔

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 尿糖センサをカートリッジ本体に組み込
    んだ尿糖測定用センサカートリッジであって、 前記尿糖センサは、尿糖を測定するものであって、電極
    のみを外部に露出させて前記カートリッジ本体内に組み
    込まれ、 前記カートリッジ本体は、前記尿糖センサの電極を除い
    て該尿糖センサを気密に防水する構造であり、コンタク
    トピンを有しており、 前記コンタクトピンは、前記尿糖センサの電極に連なる
    コンタクト電極に電気的に接触するものであることを特
    徴とする尿糖測定用センサカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記コンタクトピンは、前記コンタクト
    電極を被覆する有機薄膜を破壊して該コンタクト電極に
    接触し、電気的導通を得るものであることを特徴とする
    請求項1に記載の尿糖測定用センサカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記コンタクトピンは、たわみによる加
    圧力によって有機薄膜を突き破るものであることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の尿糖測定用センサカート
    リッジ。
  4. 【請求項4】 前記コンタクトピンは、前記カートリッ
    ジ本体の組立時にたわみによる加圧力を得るものである
    ことを特徴とする請求項3に記載の尿糖測定用センサカ
    ートリッジ。
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