JP3104668U - 渦巻状難燃性シーリング材テープ - Google Patents

渦巻状難燃性シーリング材テープ Download PDF

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Abstract

【課題】使用時に作業性がよく、廃材を伴うことのない環境に適した渦巻状難燃性シーリング材の提供。
【解決手段】本考案は、シーリング材の表面及び裏面に粘着層12と剥離剤のコーティング層13とを対応して設けた難燃性シーリング材を渦巻状に形成したことを特徴とする渦巻状難燃性シーリング材テープ10であり、シーリング材の一部を構成する基布の表面に難燃性処理層及び難燃性ゴムコーティング層をこの順に有するもの、シーリング材の一部を構成する基布の表面に難燃性処理層及び難燃性ゴムコーティング層をこの順に有し、かつ基布の裏面に弾性体層を有するものなどがある。また弾性体層はゴム層であることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本考案は、渦巻状難燃性シーリング材テープに関するもので、更に詳しくは、使用時に作業性がよく、廃材を伴うことのない環境に適した渦巻状難燃性シーリング材テープに関する。
従来、難燃性シーリング材は、建築用では窓枠や壁に開けた孔と該孔に通した管との間の密封のための封止、その他各種の封止用に用いられるが、このようなシーリング材は、不織布の表面にゴムコーティング層を設け、更に該裏面に粘着剤層を設けたものが知られている。また図7に示されるように、難燃性シーリング材11の表面に粘着層12を設け、更にこの上に剥離紙14を設けた構成を有する難燃性シーリング材製品2があるが、このような難燃性シーリング材は、例えば、窓枠にガスケットとして用いる際、まず剥離紙14を剥離し、粘着層12を露出した後、該粘着層12を所望の個所にあてがい貼着する。また壁に開けた孔に管を設置する際、該孔に管を通すことにより設置するが、この際予め封止用部材の剥離紙14を剥離した後、該管に巻き付けてから前記孔に通し、壁と管の間に難燃性シーリング材2がくるように配置して固定するなど各種の製品に使用される(特許文献1参照)。

特開2003−96440(段落0002、特許請求の範囲、図面)
しかしながら、前述の如き従来の難燃性シーリング材製品2は、図7に示されるように、使用前の粘着を防止するために粘着層12上に剥離紙14を有しているので、使用に際し該剥離紙14を取り除いてから使用する必要があり、そのため作業性が悪くかつ面倒であるばかりでなく、剥離した剥離紙14は廃棄物処理しなければならず、廃材による環境汚染が生じるという問題があった。
そこで本考案者等は、この点に鑑み種々検討を重ねた結果、使用時に作業性がよく、廃材を生じることのない工夫をこらし、該難燃性シーリング材を渦巻状に形成することによって前記問題点を解決することができることを見出し、ここに本考案をなすに至ったものである。
したがって、本考案が解決しようとする課題は、使用時に作業性がよく、廃材を伴うことのない環境に適した渦巻状難燃性シーリング材を提供することにある。
本考案の上記各課題は、以下の各考案によってそれぞれ達成される。
(1)シーリング材の表面及び裏面に粘着層と剥離剤のコーティング層とを対応して設けた難燃性シーリング材を渦巻状に形成したことを特徴とする渦巻状難燃性シーリング材テープ。
(2)シーリング材の一部を構成する基布の表面に難燃性処理層を有し、かつ基布の裏面に難燃性ゴムコーティング層を有することを特徴とする前記第1項に記載の渦巻状難燃性シーリング材テープ。
(3)シーリング材の一部を構成する基布の表面に難燃性処理層及び難燃性ゴムコーティング層をこの順に有することを特徴とする前記第1項に記載の渦巻状難燃性シーリング材テープ。
(4)シーリング材の一部を構成する基布の表面に難燃性処理層及び難燃性ゴムコーティング層をこの順に有し、かつ基布の裏面に弾性体層を有することを特徴とする渦巻状難燃性シーリング材テープ。
(5)弾性体層がゴム層であることを特徴とする前記第4項に記載の渦巻状難燃性シーリング材テープ。
本考案の第1項に記載の難燃性シーリング材テープによれば、シーリング材の表面及び裏面に粘着層と剥離剤のコーティング層とを対応して設けた難燃性シーリング材を渦巻状に形成したことにより、使用時に作業性がよく、廃材(剥離した剥離紙)を伴うことのない環境に適した難燃性シーリング材を得ることができるという優れた効果を奏するものである。また上記の本考案の第2項に記載の難燃性シーリング材テープは、第1項に記載の考案において、シーリング材の一部を構成する基布の表面に難燃性処理層を有し、かつ基布の裏面に難燃性ゴムコーティング層を有することにより、使用時に作業性がよく、廃材(剥離した剥離紙)を伴うことのない環境に適した難燃性シーリング材を得ることができると共に、難燃性処理層と難燃性ゴムコーティング層とが相互に十分接着してシーリング性を向上すると共に、両層に含有されている難燃剤の相互作用により優れた難燃性を有しかつ発煙性を減少させるものである。また上記の本考案の第3項に記載の難燃性シーリング材テープは、第1項に記載の考案において、シーリング材の一部を構成する基布の表面に難燃性処理層及び難燃性ゴムコーティング層をこの順に有することにより、前記第1項の考案の効果に加えて、難燃性ゴムコーティング層及び難燃性処理層が共に難燃性効果を十分発揮するので、難燃性ゴムコーティング層側からの難燃効果が優れている。また上記の本考案の第4項に記載の難燃性シーリング材テープは、第1項に記載の考案において、シーリング材の一部を構成する基布の表面に難燃性処理層及び難燃性ゴムコーティング層をこの順に有し、かつ基布の裏面に弾性体層を有することにより、前記第1項の考案の効果に加えて、該弾性体層により酸素が遮断され、難燃性効果をいっそう助長するものである。更に上記の本考案の第5項に記載の難燃性シーリング材テープは、第4項に記載の考案において、弾性体層がゴム層であることにより、前記第1項の考案の効果に加えて、確実に酸素が遮断され、難燃性効果をいっそう助長するものである
以下に、本考案の実施の形態を図面をもって説明するが、本考案は、これに限定されるものではない。ここで、「粘着層と剥離剤のコーティング層とを対応して設けた」とは、難燃性シーリング材の表面に粘着層を設けた場合は、その反対側の面、即ち裏面には剥離剤のコーティング層を設けることまた難燃性シーリング材の表面に剥離剤のコーティング層を設けた場合は、その反対側の面、即ち裏面には粘着層を設けることを意味している。図1は、本考案の難燃性シーリング材テープを渦巻状に巻いたところを示す側面図である。また図2は、本考案の難燃性シーリング材テープの一部を示す断面図である。図3は、乃至図6は、本考案の難燃性シーリング材テープの各種の形態を示す断面図である。図1及び図2において、本考案の難燃性シーリング材テープ1は、難燃性シーリング材11の表面に粘着層12を有し、また該難燃性シーリング材11の裏面には、剥離剤のコーティング層13を有してなるもので、この際、粘着層12と剥離剤のコーティング層13は、難燃性シーリング材のいずれの面に設けてもよい。またこのように形成された難燃性シーリング材テープ1は、芯材3に粘着剤を有する側を接触させて巻くか又は剥離剤のコーティング層を有する側から巻いて巻渦したテープを形成するものである。好ましくは前者の芯材3に粘着剤を有する側を接触させて巻く方が外側に粘着層が露出することがないのでよい。この他、該難燃性シーリング材テープ1の巻き方には、芯材を用いないで直接まるめて巻いてもよいことは明らかである。本考案の難燃性シーリング材11の形態には、各種のものがある。図3においては、難燃性シーリング材11は、基布15の表面に難燃性処理層17を有し、また該処理層17の裏面には難燃性ゴムコーティング層16を有している。この難燃性シーリング材11の難燃性処理層17の表面に粘着層12を設け、またその裏面には剥離剤のコーティング層13が設けられている。またこの粘着層12及び剥離剤のコーティング層13は、これとは逆に設けてもよい。図4は、本考案の別の実施の形態を示す断面図である。このような難燃性シーリング材テープ1を渦巻状にまるめて使用する。図4において、難燃性シーリング材11は、基布15の表面に難燃性処理層17及び難燃性ゴムコーティング層16をこの順に有すると共に、このような難燃性シーリング材11の難燃性ゴムコーティング層16の表面に剥離剤のコーティング層13を設けると共に、更に難燃性シーリング材11の裏面である基布15に粘着層12を設けたものである。このような難燃性シーリング材テープ1を渦巻状にまるめて使用することにより、使用時に作業性がよく、廃材(剥離した剥離紙)を伴うことのない環境に適した難燃性シーリング材を得ることができるばかりでなく、難燃性ゴムコーティング層及び難燃性処理層が共に難燃性効果を十分発揮するので、難燃性ゴムコーティング層側からの難燃効果が優れている。
図5は、本考案のまた別の実施の形態を示す断面図である。図5において、難燃性シーリング材15は、基布15の表面に難燃性処理層17及び難燃性ゴムコーティング層16をこの順に有すると共に、更に該難燃性シーリング材11の裏面に弾性体層としてゴム層18が設けられており、このような難燃性シーリング材11の難燃性ゴムコーティング層16側に粘着層12を設け、ゴム層18側の表面に剥離剤のコーティング層13を設けたものである。このような難燃性シーリング材テープ1を渦巻状にまるめて使用することにより、使用時に作業性がよく、廃材(剥離した剥離紙)を伴うことのない環境に適した難燃性シーリング材を得ることができるばかりでなく、該弾性体層により確実に酸素が遮断され、難燃性効果をいっそう助長するものである。図6は、難燃性シーリング材11として、基布15の両面に、それぞれ難燃性処理層17及び難燃性ゴムコーティング層16を有するものからなり、更に一方の難燃性ゴムコーティング層16の表面に粘着層12が設けられ、また他方の難燃性ゴムコーティング層16の表面には剥離剤のコーティング層13が設けられている。ここで、図3乃至図6に示される難燃性シーリング材テープ1においても、図2の難燃性シーリング材テープと同様に、芯材3に粘着剤を有する側を接触させて巻くか、又は粘着層12が外側にくるように巻いて渦巻状にすることはいうまでのない。粘着層としては、通常用いられる粘着剤や接着剤が用いられ、剥離剤コーティング層として用いられる剥離剤は、シリコーン油、ピーロイル1050(長鎖アルキルペンダント型非シリコーン系背面剥離剤、一方社油脂工業株式会社製)、ピーロイルHT(アクリル系共重合樹脂、一方社油脂工業株式会社製)、ワックス、ロウ、パラフィン等が用いられ、特にピーロイル1050、ピーロイルHT、シリコーン油が好ましい。難燃性処理層としては、ブチルゴム又は該ブチルゴムとポリイソブチレン、水酸化アルミニウム、ポリリン酸アンモニウム(APP)、ペンタエリスリトール、リン酸エステル系難燃剤、カーボン、粘着付与剤及び加硫剤からなる。また難燃性ゴムコーティング層としては、ポリイソブチレン、ポリブテン、水酸化アルミニウム、シリコーン系難燃剤、カーボン及び加硫剤からなる。基布としては、不織布や織布が用いられ、特に織布では、難燃性繊維からなる織物が好ましい。本考案に用いられる難燃性処理層16及び難燃性ゴムコーティング層16に用いられる成分については、詳しくは特開2003−96440に開示されている。
本考案では、前述の如き作用効果を発揮する用途として、広く難燃性防水シーリング材として使用され、具体的には、各種フィルム、ガスケット、電線ケーブル用被覆、パイプ、壁紙、玩具、農業用シート、防水具、建築用防水シール材、サッシ用難燃性防水シーリング材等の各種の用途に用いられる。
本考案の難燃性シーリング材テープを渦巻状に巻いたところを示す側面図である。 本考案の難燃性シーリング材テープの一部を示す断面図である。 本考案の難燃性シーリング材テープの別の形態を示す断面図である。 本考案の難燃性シーリング材テープの別の形態を示す断面図である。 本考案の難燃性シーリング材テープの別の形態を示す断面図である。 本考案の難燃性シーリング材テープの別の形態を示す断面図である。 従来の難燃性シーリング材製品を示す断面図である。
符号の説明
1 難燃性シーリング材製品
2 従来の難燃性シーリング材製品
3 芯材
10 難燃性シーリング材テープ
11 難燃性シーリング材
12 粘着層
13 剥離剤のコーティング層
14 剥離紙
15 基布
16 難燃性ゴムコーティング層
17 難燃性処理層
18 弾性体層

Claims (5)

  1. シーリング材の表面及び裏面に粘着層と剥離剤のコーティング層とを対応して設けた難燃性シーリング材を渦巻状に形成したことを特徴とする渦巻状難燃性シーリング材テープ。
  2. シーリング材の一部を構成する基布の表面に難燃性処理層を有し、かつ基布の裏面に難燃性ゴムコーティング層を有することを特徴とする請求項1に記載の渦巻状難燃性シーリング材テープ。
  3. シーリング材の一部を構成する基布の表面に難燃性処理層及び難燃性ゴムコーティング層をこの順に有することを特徴とする請求項1に記載の渦巻状難燃性シーリング材テープ。
  4. シーリング材の一部を構成する基布の表面に難燃性処理層及び難燃性ゴムコーティング層をこの順に有し、かつ基布の裏面に弾性体層を有することを特徴とする請求項1に記載の渦巻状難燃性シーリング材テープ。
  5. 弾性体層がゴム層であることを特徴とする請求項4に記載の渦巻状難燃性シーリング材テープ。
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