JP3104535U - 箔織物 - Google Patents

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正 山本
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Abstract

【課題】見る方向により明確な模様・紋様を表現する織物を提供する。
【解決手段】地織11の上に芯緯糸12を等間隔に置き、各芯緯糸を屋根状に覆うように2本の箔糸13a,13bを前後に置いて経糸で固定するとともに、前後の箔糸に相異なる模様を付す。また、その前後各箔糸の模様が、箔糸自体に付された模様ではなくて、2種又はそれ以上の種類の箔糸の浮き及びくぐりの組織により形成されるようにしてもよい。
【選択図】図2

Description

本考案は、箔織物に関する。
見る方向によって見える紋様が異なる織物は、従来、各種織り技法により実現されてきた。例えば、特許文献1には、任意のプラスチックフイルムの表面にまだらな色模様をつける工程と、色模様の上に薄膜状の反射膜を形成する工程と、この反射膜上に薄い樹脂フイルムを貼り合わせる工程とにより色フイルムを作成し、この色フイルムを縦方向にごく細く裁断して糸条体をつくる工程と、この糸条体を普通糸と撚り合わせる撚糸工程とによりレインボー糸をつくり、このレインボー糸を緯糸として織り込む製織工程と、織上った織物を紺・赤といった濃い色に注染する工程とよりなることを特徴とする光るゆかた生地の製造方法が開示されている。このゆかた生地は夜間単に筋状に光るだけでなく、見る方向によって変化する複雑な色模様を呈するとされている。
特開平5−186974号公報
しかし、上記方法により製造された生地では、見る方向による変化は必ずしも明瞭なものとはならない。本考案はこのような問題点を解決し、見る方向により明確な模様(紋様)を表現する織物を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために成された本考案に係る箔織物の第1の態様のものは、地織の上に芯緯糸を等間隔に置き、各芯緯糸を屋根状に覆うように2本の箔糸を前後に置いて経糸で固定するとともに、前後の箔糸に相異なる模様を付したことを特徴とする。
また、本考案に係る箔織物の第2の態様のものは、上記の前後各箔糸の模様が、箔糸自体に付された模様ではなくて、2種又はそれ以上の種類の箔糸の浮き及びくぐりにより形成されることを特徴とするものである。
なお、上記で「前後」と表記したのは単に便宜上のものであり、見る方向によっては「左右」、「上下」と表現され得るが、いずれも本発明の本質とは無関係である。
本考案に係る箔織物は、第1の態様のものでは、屋根状に配置された2種の箔糸に相異なる模様が付されているため、一方向から見たときの模様は正確に表現され、両方向から見た模様は明らかに区別される。第2の態様のものでも、屋根状に配置された2種の箔糸の組織により相異なる紋様が表されるため、一方向から見たときの紋様は正確に表現され、両方向から見た紋様は明らかに区別される。この屋根状に配置された箔糸は、中に芯緯糸が収められているため、容易につぶれることがなく、そのような状態(2方向から見たときに異なる模様・紋様が見える状態)を長期間維持することができる。
[実施例1]
図1に、本考案の第1の態様の一実施例である箔織物を示す。図1(a)は本実施例の織物の平面図であり、図1(b)は、各部分の拡大斜視図である。また、図2は本実施例の箔織物の構成を説明するために模式的に示した断面図である。図2に示す通り、この箔織物10は、地織11の上に芯緯糸12が等間隔に配置され、各芯緯糸12を覆うように2本の箔糸13a、13bが前後に配置されている。
図1(a)に示すように、箔糸13aと箔糸13bにはそれぞれ異なる模様が付されている。すなわち、図1(a)の上方から見たときには桜花の模様が現れ、図の下方から見たときには梅花の模様が現れる。なお、桜及び梅は単なる一例であり、他の模様であってももちろん構わない。このような模様を現出するための構成は図1(b)に示す通りであり、何も模様が無い部分(ア)においては、上側の箔糸13a、下側の箔糸13bともに地色である。桜花模様の部分(イ)においては、上側の箔糸13aに桜花模様の色(例えばピンク)が付され、下側の箔糸13bは地色のままである。梅花模様の部分(ウ)においては、上側の箔糸13aは地色であり、下側の箔糸13bに梅花模様の色(例えば、薄緑)が付されている。両模様が交差している部分(エ)では、上側の箔糸13a及び下側の箔糸13b共にそれぞれの着色が付されている。
本実施例においては、各箔糸13a、13bはそれぞれ1本の箔糸であり、それぞれ、桜及び梅の模様が付された箔紙を細断して作成されたものである。
[実施例2]
図3は、本考案の第2の態様の一実施例である箔織物20の、紋様の境界部分の拡大図である。本実施例の箔織物20の基本的構成は上記実施例1のものと同じであるが、上記実施例では各箔糸13a、13bには着色等により模様が付されていたのに対し、本実施例では箔糸に模様を付すのではなく、例えば上側の箔糸に関しては2種の箔糸(模様箔21a/地箔21b)を使用し、模様の部分(イ)ではそのうちの一方(模様箔21a)を浮き上がらせて他方(地箔21b)をくぐらせ、地の部分(ア)では地箔21bを浮き上がらせて模様箔21aをくぐらせる。これによる視覚効果は上記実施例の場合と同様である。
本実施例においては、箔糸(地箔及び模様箔)による紋様は、組織により表現される。
なお、図3では説明の便宜のために上側の箔糸21a、21bについてのみ紋様があるものとして描いたが、下側の箔糸22についても、紋様部分では同様に浮沈させる。
本考案の第1実施例である箔織物の平面図(a)、及び斜視断面図(b)。 実施例の箔織物の構成を説明するための模式的断面図。 本考案の第2実施例である箔織物の紋様の境界部分の拡大平面図。
符号の説明
10、20…箔織物
11…地織
12…芯緯糸
13a、13b、21a、21b、22…箔糸

Claims (2)

  1. 地織の上に芯緯糸を等間隔に置き、各芯緯糸を屋根状に覆うように2本の箔糸を前後に置いて経糸で固定するとともに、前後の箔糸に相異なる模様を付したことを特徴とする箔織物。
  2. 上記の前後各箔糸の模様が、箔糸自体に付された模様ではなくて、2種又はそれ以上の種類の箔糸の浮き及びくぐりにより形成されることを特徴とする請求項1に記載の箔織物。

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