JP3104467B2 - 多目的鋳造が可能な真空溶解連続鋳造装置 - Google Patents

多目的鋳造が可能な真空溶解連続鋳造装置

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JP3104467B2 JP05117664A JP11766493A JP3104467B2 JP 3104467 B2 JP3104467 B2 JP 3104467B2 JP 05117664 A JP05117664 A JP 05117664A JP 11766493 A JP11766493 A JP 11766493A JP 3104467 B2 JP3104467 B2 JP 3104467B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、真空又は不活性ガス
雰囲気を保持する気密容器内に固定された水冷銅るつぼ
炉を使用して、真空下で誘導溶解を行う連続鋳造装置に
関し、より具体的には、前記気密容器内に配置された連
続鋳造装置中の、鋳塊引抜装置を、移動台車上に載置
し、気密容器内と容器外との間の移動を可能にし、この
誘導溶解連続鋳造装置を使用して、真空下で連続鋳造以
外の遠心鋳造、重力鋳造などをも可能にする多目的鋳造
が可能な真空溶解連続鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特殊金属として取り扱われている各種の
金属や、それらの合金の真空溶解に使用されている水冷
銅るつぼ炉は、コ−ルドウオ−ル型誘導るつぼ炉とも呼
ばれ、図5及び図6に示されるよに、導電性と熱伝導度
が良好な銅製で、全体として底付き中空円筒状で、側壁
と場合によっては底壁の一部までが複数の狭いスリット
2により複数個の短冊状のセグメント3に分割されてい
るるつぼ本体1と、その外周に配置された誘導加熱コイ
ル5とから成り、セグメント3の内部7が冷却水などの
冷媒により冷却される。コイル5により被溶融金属の溶
融が進行すると、水冷されたセグメント3の内壁に接触
する溶湯6は凝固して薄皮状のスカル4となり、溶湯が
側壁に固着したり、スリット部に侵入して取り除くこと
が困難になるのが防止される。
【0003】図4は、従来の連続鋳造装置であり、前述
したような水冷銅るつぼ炉を真空又は不活性ガス雰囲気
に保たれた気密容器20内に固定し、水冷円板12によ
りるつぼの底壁を構成し、この水冷円板12上に置かれ
たスタ−ティングブロック12aに溶湯の底部を凝着さ
せて鋳塊19の出発部とし、この出発部と一体に前記の
水冷円板12を順次るつぼ炉の側壁11aの下部から下
方に引抜き移動させ、るつぼの下方に同軸に配置された
2重中空管構造の冷却構造体23内を通過させ、鋳塊1
9を冷却し、引抜かれるれ鋳塊からの放射熱により気密
容器内部、特に近接して配置されている引抜装置組立体
の各部材が過熱されるのを防止しながら下方へ引抜き連
続鋳造を行うようにされている。水冷銅るつぼ炉11の
側壁部11aの下端は、るつぼ支持プレ−ト17aの上
面に支持され、このるつぼ支持プレ−ト17aの下面に
密接して、前記の水冷円板12が通過可能な内径を有し
同軸に明けられた穴を有する冷却構造体支持プレ−ト2
3aが配置され、冷却構造体23は前記の穴の外周を外
から囲んで垂下し、るつぼ炉の内径よりは幾分大きい内
径にされて固定され配置されている。この冷却構造体支
持プレ−ト23aの下方には、前記の冷却構造体23が
挿通される内径の開口を有し、前記の冷却構造体の外周
に沿って上、下方向に移動可能にされ後述する引抜移動
機構を支持する引抜装置支持プレ−ト14が配置され、
この引抜装置支持プレ−ト14と前記の水冷円板12と
は、冷却水の供給及び排出管を収容する円筒形の連結部
13を介して連結され、前記の水冷円板12は前記の引
抜移動機構により、引抜装置支持プレ−ト14と一体に
上下移動が可能にされている。この引抜装置支持プレ−
ト14の、正面図としての図4で左右両端辺付近にはボ
−ルねじナット15が、また、前、後両端辺付近にガイ
ドブシュ16が取り付けられている。左右両端辺付近の
ボ−ルねじナット15には、ボ−ルねじ棒21がねじ係
合して挿通され、ボ−ルねじ棒21は、その上端が冷却
構造体支持プレ−ト23aの下面にスラスト軸受などで
支承され、その下端は気密容器20の底壁(真空槽下部
構成板)20aを貫通し、その下部外方に設置された駆
動ユニット18に接続されて支持されボ−ルねじユニッ
トを構成する。一方、引抜装置支持プレ−ト14の前、
後両端付近の1対のガイドブシュ16は、前記の冷却構
造体支持プレ−ト23aの下面から気密容器20の底壁
20aの上面に至り支持されるガイド棒22と係合しガ
イドユニットを構成する。このような構造にされている
ので、前記冷却構造体支持プレ−ト23aはボ−ルねじ
ユニットとガイドユニットを支持する上部支持プレ−ト
としての機能をも兼ねることになる。前記の冷却構造体
23、冷却構造体支持プレ−ト23aと、引抜装置支持
プレ−ト14と、ボ−ルねじユニットと、ガイドユニッ
トとで引抜装置組立体43が構成される。ボ−ルねじ棒
21が駆動ユニット18により回転駆動されるとボ−ル
ねじナット15に固定された引抜装置支持プレ−ト14
がガイドブシュ16を介してガイド棒22に沿って上下
に移動するので、るつぼ底部を構成する水冷円板12
は、その上に被溶解金属の凝固した部分19aを把ん
で、2重壁で内部が水冷されている2重中空管構造の冷
却構造体23の内部を通過して下方に案内され、実線で
示された被溶解金属の溶解位置から2点鎖線で示した取
出位置まで、下方へ引抜かれて鋳塊19とされ連続鋳造
が行われる。この連続鋳造における引抜き速度は溶解さ
れる金属の種類または合金の成分、るつぼの構造、寸法
などに応じ適切に設定される。るつぼ炉の自重と、その
内部に溶湯または鋳塊が収容されている場合の重量もか
なり大なので、るつぼ支持プレ−ト17aは、図示され
ないブラケットにより気密容器20の側壁などに接続さ
れ強固に支持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術の連続
鋳造装置は引抜装置を備えた連続鋳造専用設備であり、
設備費がかなり高価であるにも拘らず、遠心鋳造、水冷
金型鋳造などの他の溶解鋳造装置としては使用できず、
特に研究、開発機関などでの重力鋳造、遠心鋳造などを
含んだ各種の真空溶解・鋳造作業を行うためには、それ
ぞれの必要に応じた真空溶解装置を用意せねばならず、
設備費用も高価で設備のスペ−スをも拡大する必要に迫
られる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、気密容器内
に置かれている場合でも、気密容器内の雰囲気に対して
シ−ルされ常時大気圧に保たれ内部に電動機を含む引抜
駆動機構を収容する容器としての引抜駆動ユニット収容
ケ−ス(以下収容ケ−スと略称する)を設け、その上部
は、水冷円板と鋳塊、水冷2重中空管状の冷却構造体
と、ボ−ルねじ棒及びガイド棒などを含む引抜移動機構
とを支持するとともに、その下部にはこの収容ケ−スを
前記気密容器外に水平移動させるためのレ−ルなどの移
動装置を設けた。また、真空溶解と連続鋳造の作業のた
めには、水冷銅るつぼ炉の下方で容器の底部に近い位置
で、溶解炉のX,Y軸には垂直下方に整列してZ軸が同
軸に配置されるようにし、この支持台とるつぼ炉を支持
する支持台との間には、両者の相対的水平移動に必要な
隙間を設けるようにし、連続鋳造の所定バッチ終了後、
遠心鋳造、金型鋳造などの他の作業に切り替える必要が
ある都度、前記の引抜装置と駆動装置を載置した状態の
まま、るつぼ炉の一方の側壁を通過して気密容器外へ搬
送され、必要に応じ気密容器内へ戻される移動車両とし
て機能する構造にして上記の課題を解決した。
【0006】
【作用】収容ケ−ス内はシ−ル可能にされ気密容器内で
も大気圧と同様の条件で電動機を含む駆動ユニットが作
動し、水冷銅るつぼ炉のるつぼ底部に一体に凝固する鋳
塊を順次連続的に下方へ引抜き従来と同様の連続鋳造が
行われる。連続鋳造から真空下における重力鋳造、遠心
鋳造などの他種の鋳造に切替える場合には、移動車両と
して気密容器の外へ移動され、この状態で別の底部を水
冷銅るつぼ炉の側壁の下部に別の底部を取り付け、予め
設置されている傾動装置を作動させて重力鋳造、遠心鋳
造などを行い、連続鋳造の次のバッチの溶解、鋳造を再
開する場合には、気密容器外へ搬出された引抜装置を気
密容器内へ戻し連続鋳造作業を行うことができる。
【0007】
【実施例】図1〜図3を参照して本発明の実施例を具体
的に説明するが、図4と同様な部品には同じ符号を付
し、異なる点のみを説明する。図1は、本発明による可
搬式の真空溶解連続鋳造装置の1実施例を示す正面断面
図、図2は図1のA矢視断面拡大詳細図、図3は図2の
B−B線に沿って見た断面平面図であり、水冷銅るつぼ
炉11は、コの字形断面を有する強固な構造のるつぼ支
持プレ−ト17aにより図示しないブラケットなどを介
して気密容器30の側壁または底壁に取り付けられて、
電動モ−タ17bにより傾動可能にされ遠心鋳造、金型
水冷鋳造など連続鋳造以外にも適用できる。図1に示す
ように、このるつぼ支持プレ−ト17aの、電動モ−タ
17bに対する反対側(図で左側)には、水冷ケ−ブル
17cが設けられ、冷却構造体41を保持する支持プレ
−ト41aの下面には、冷却水が内部を流通するように
なっている2重円筒構造の冷却構造体41が吊下げ状態
で取り付けられ、この支持プレ−ト41aの上面と、る
つぼ炉を支持するるつぼ支持プレ−ト17aの下面との
間には、冷却構造体支持プレ−ト41aを含む引抜装置
全体を、るつぼ支持プレ−ト17aに対し水平移動させ
るのに必要な程度の僅かな隙間が保たれるようにされて
いる。るつぼ炉の下方で気密容器の底壁30aよりやや
上方には、電動機を含む引抜駆動ユニット28を収容す
る収容ケ−ス29が、レ−ル34と車輪装置44を組み
合せた水平移動機構を備えて配置され、気密容器の側壁
の図で右側のドア30bを通過し気密容器の右外方に移
動可能にされている。この収容ケ−ス29は、外部に対
し気体密にシ−ル可能にされ気密容器内に配置されてい
る場合でも、気密容器内の雰囲気から遮断され大気と同
一の雰囲気に保たれ、引抜駆動ユニット28には通常の
電動機を使用できる。
【0008】前記の冷却構造体支持プレ−ト41aの下
面と収容ケ−ス29の上面との間には、水冷銅るつぼ炉
11に対し図で左、右端近くに設けられた1対のボ−ル
ねじ棒31と、るつぼ炉の前後に設けられた1対のガイ
ド棒32とで連結される。シ−ルされた収容ケ−ス29
の中には、図2及び図3に示すように、引抜駆動ユニッ
ト28を構成するACサ−ボモ−タ18、ギヤボックス
19、対称に配置された2個の減速機23(24,2
5,26はカップリング)が、収容ケ−ス29の底板2
9a上に取り付けられ、垂直に延びるボ−ルねじ棒31
の下端部付近のねじが切られていない棒部分が、収容ケ
−ス29の上板29bに取り付けられたシ−ルベアリン
グ27に支持され、カップリング32を介して減速機2
3に連結されて、ボ−ルねじ棒31とボ−ルねじナット
15とがボ−ルねじ装置33を構成し、このボ−ルねじ
装置33と引抜駆動ユニット28とで引抜駆動装置42
が構成される。また、図2に示すように収容ケ−ス29
の底板29aの下面には2本のレ−ル34が、気密容器
内から炉外への水平往復移動方向に平行に取り付けら
れ、気密容器30の底板30aには一対の軸受35,3
5が配置され、この軸受35に支持される車軸36と、
車軸36の両端部に固定された1対の車輪37a,37
bとから成る車輪装置44の複数個が一直線状に設置さ
れ、さらに図1に示すように気密容器30の外部にも、
複数個の車輪装置44が内部と同一直線上延長して整列
して設置され、それぞれ、図示しない電動モ−タにより
内部及び外部の車輪装置群の端部の1個が回転され、各
車軸36はスプロケット36a(図2参照)によりチェ
−ンで互に連動するようになっている。これらのレ−ル
34、車輪装置44、チェ−ン及び駆動電動モ−タ(図
示せず)が搬送装置40を構成する。
【0009】気密容器30の中へ引抜装置組立体43を
配置して、水冷銅るつぼ炉11の3次元中心軸線x,
y,zと引抜装置組立体43の中心軸線x,y,zを合
致させるには、レ−ル34の敷設方向をxとすると、例
えばレ−ル34の先端が気密容器30に固定した図示し
ない衝当ストッパに衝き当ったときに車輪装置44の駆
動電動モ−タを停止させるとx方向が定められ、y方向
はレ−ル34と車輪37a,37bのつば部との係合で
定められ、z方向は冷却構造体支持プレ−ト41aの上
面とるつぼ支持プレ−ト17aの下面との間が所定の隙
間にされた位置で設定される。例えば、気密容器30の
底板30aに固定されている図示しないブラケットの垂
直穴と、それに対応する位置の気密容器30に固定され
たブラケットの垂直穴とに、殆んど隙間のないピンを挿
入して前記の両中心軸線を合致させると共に、引抜装置
組立体43をその位置に固定させることにより、前記の
軸線x,y,zの調整が可能になる。
【0010】次に本発明による装置の作用について説明
する。図1に示すように、るつぼの底壁を構成する中空
の水冷円板12が引抜駆動ユニット28及びボ−ルねじ
装置33により下方へ引き抜かれて二点鎖線の位置まで
下がる点は、図4に示した先行技術の場合と同様である
が、連続鋳造に続いて遠心鋳造または水冷金型鋳造など
を行う場合には、気密容器30の扉30bを開き、図示
しない電動モ−タにより、チェ−ンを介して全車輪装置
44を回転させ、車輪37a(37b)とレ−ル34と
の摩擦力により、下方に移動されたるつぼの中空の水冷
円板12とその上に連続して引抜かれた鋳塊19、中空
の冷却構造体41と、その支持プレ−ト41a、連結部
13及び引抜駆動ユニット28とを含む引抜装置全体を
一体とし収容ケ−ス29を移動台車として、図1に示す
実線の位置から二点鎖線で示す気密容器30の右方外部
へ搬送し、鋳塊を取り出した後、引抜かれる中空の水冷
円板12の代りに固定式底部を挿入し、予め設置された
電動モ−タ17bによりるつぼ支持プレ−ト17aを介
して水冷銅るつぼ炉11を傾動し、気密容器30内にそ
れぞれに適応した装置や部材を装着することにより、真
空下での重力鋳造、遠心鋳造などを行うことができる。
連続鋳造を再開する場合には、引抜装置全体を気密容器
30の中へ戻し、連続鋳造を行う。ここで気密容器30
の中へ引抜装置全体を搬入して水冷銅るつぼ炉11の中
心軸線と引抜下部装置の中心軸線のx,y,z方向を前
記のように合致させて調整する。
【0011】
【発明の効果】るつぼの水冷円板、連続鋳造された鋳
塊、冷却構造体などを一体として下方へ引抜く装置は高
さが高くバランスが悪くなる傾向が有るが、本発明では
重量が大きい引抜き駆動ユニットの各構成装置を下部に
平面的に広く配置したので引抜装置全体の搬送の際も安
定性を有し、また水冷銅るつぼ炉は傾動可能にされてい
るので、引抜装置全体を気密容器の外に搬送して真空下
における重力鋳造、遠心鋳造などにも対応可能な多目的
で比較的安価な真空溶解連続鋳造装置を提供することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による真空連続鋳造装置の一実施例を示
す配置正面図である。
【図2】図1のA矢視断面拡大詳細図である。
【図3】図2のB−B断面平面図である。
【図4】従来の真空下における引抜式連続鋳造装置の配
置正面図である。
【図5】水冷銅るつぼ炉の部分切断立面図である。
【図6】図5の横断面部分図である。
【符号の説明】
11 水冷銅るつぼ炉 12 水冷円板 13 連結部 15 ボ−ルねじナット 17a るつぼ支持プレ−ト 28 引抜駆動ユニット 29 引抜駆動ユニット収容ケ−ス 30 気密容器 31 ボ−ルねじ棒 33 ボ−ルねじ装置 34 レ−ル 35 軸受 36 車軸 37a,37b 車輪 40 搬送装置 41 冷却構造体 41a 冷却構造体支持プレ−ト 42 引抜駆動装置 43 引抜装置組立体 44 車輪装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/041 B22D 13/06 H05B 6/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空または不活性ガス雰囲気に保たれた
    気密容器(30)と、この気密容器(30)内に配置さ
    れ側壁が複数のスリットにより複数のセグメントに分割
    され、底壁が上下に移動可能な水冷円板として構成され
    る水冷銅るつぼ炉(11)と、前記水冷円板の上部に凝
    固させた被溶解金属を凝固した部分から逐次、前記水冷
    円板(12)と一体にるつぼ炉の下方に引抜くための引
    抜装置組立体と、前記引抜装置組立体を駆動する引抜駆
    動ユニット(28)と、を含んで成る真空溶解連続鋳造
    装置において;前記水冷銅るつぼ炉(11)は、さら
    に、真空下における他種の溶解鋳造を実施するための傾
    動装置と;外部の雰囲気に対してシ−ルされて常時大気
    圧に保たれ、内部に前記引抜駆動ユニット(28)を収
    容する引抜駆動ユニット収容ケ−ス(29)と;を備
    え;前記引抜駆動ユニット収容ケ−ス(29)はその上
    部に前記の水冷円板(12)と、前記の引抜装置組立体
    とを常時載置し、その下部には水平方向搬送を可能にす
    る搬送装置を有する搬送台車として構成され;この搬送
    台車上に載置された前記の引抜装置組立体は、溶解と連
    続鋳造作業を行う際には前記気密容器内に配置され、水
    冷銅るつぼ炉のX,Y軸に対し整合され、Z軸に対して
    同軸にされるとともに、前記水冷銅るつぼ炉の下面に対
    し水平往復移動が可能な隙間を保って配置され、別種の
    鋳造作業のためには前記気密容器の外への搬送と復帰が
    可能にされていることを特徴とする多目的鋳造が可能な
    真空溶解連続鋳造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の真空溶解連続鋳造装置に
    おいて;前記引抜装置組立体は、内部の溶湯が前記水冷
    円板の上部に凝固するのに伴ない凝固した部分を前記水
    冷円板(12)と一体に逐次るつぼの下方に引抜くため
    の複数個のボ−ルねじ装置(33)などを有する引抜装
    置組立体(43)と、前記引抜装置を駆動する引抜駆動
    ユニット(28)と、前記水冷銅るつぼ炉の側壁(11
    a)の下端面を支持するるつぼ支持プレ−ト(17a)
    に保持され、前記るつぼ炉の側壁よりもやや大きい内径
    を有して下方に延在し、前記引抜装置組立体(43)に
    より下方に連続的に引抜かれる鋳塊(19)の外周に配
    置される中空2重筒状の冷却構造体(41)と、前記の
    引抜装置組立体(43)を支持する引抜装置支持プレ−
    ト(14)とを含んで成り;前記引抜駆動ユニット収容
    ケ−ス(29)は、その上部に前記の2重筒状の水冷円
    板(12)と、冷却構造体(41)と、引抜装置組立体
    (43)と、前記の引抜装置支持プレ−ト(14)とを
    常時載置し、その下部には水平方向移動による搬送を可
    能にする搬送装置を有する搬送台車として構成され;こ
    の搬送台車上に載置された前記の引抜装置組立体は、前
    記冷却構造体を保持する支持プレ−ト(41a)の上面
    が、前記水冷銅るつぼ炉を支持するるつぼ支持プレ−ト
    (17a)の下面に対し所定の隙間を保って配置され、
    別種の鋳造作業を行うための水平往復移動が可能にされ
    ることを特徴とする多目的鋳造が可能な真空溶解連続鋳
    造装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送装置は、前記引抜駆動ユニット
    収容ケ−ス(29)の下表面に搬送方向に固定された平
    行な2本のレ−ル(34)と、前記気密容器から外部の
    所定の位置までに設置されて、電動モ−タなどにより連
    動される複数個の車輪装置(44)とを有し、前記車輪
    装置(44)は左、右の車輪と、左右両車輪を連結する
    車軸(36)と、前記車軸を支持する軸受(35)とを
    含み前記レ−ルと前記車輪との摩擦係合により前記の搬
    送が行われることを特徴とする請求項1または2記載の
    多目的鋳造が可能な真空溶解連続鋳造装置。
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