JP3104400U - 皺とり具 - Google Patents
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Abstract
【課題】皮膚表面に容易に装着でき、装着するだけで装着部位の皺とりを行うことができる皺とり具を提供する。
【解決手段】皮膚表面に装着するシート状の皺とり具において、シート状の基材と、基材の皮膚との接触面側に固定された粘着性及び形状復元力を有する粘着層とを備える構成とする。また、粘着層には皮膚に対して粘着性を有するとともに、形状復元力を有するシリコン樹脂を採用することが好ましく、前記基材にはシリコンゴムを採用することが好ましい。これにより、使用者が基材を手で持って粘着層を皮膚表面に押え付けるという簡単な作業を行うだけで、所望の部位に装着できるとともに粘着層が皺の内部に入り込んだ状態で皮膚表面に粘着し、この粘着層が元の形状の復帰しようとする際に生じる力により皺を伸ばすことができる。
【選択図】図2
【解決手段】皮膚表面に装着するシート状の皺とり具において、シート状の基材と、基材の皮膚との接触面側に固定された粘着性及び形状復元力を有する粘着層とを備える構成とする。また、粘着層には皮膚に対して粘着性を有するとともに、形状復元力を有するシリコン樹脂を採用することが好ましく、前記基材にはシリコンゴムを採用することが好ましい。これにより、使用者が基材を手で持って粘着層を皮膚表面に押え付けるという簡単な作業を行うだけで、所望の部位に装着できるとともに粘着層が皺の内部に入り込んだ状態で皮膚表面に粘着し、この粘着層が元の形状の復帰しようとする際に生じる力により皺を伸ばすことができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、皺とり具に関し、特に、皮膚表面に装着するシート状の皺とり具に関する。
従来、この種の技術として、後掲の特許文献1に、冷媒を内部に収納可能な袋状のマスクを冷蔵庫等で冷却した後、顔面に装着することで皺を低温状態とし、皺を縮めることで皺とりの効果を奏する皺とり具が開示されている。
また、後掲の特許文献2には、皺を伸ばした状態で、通気用の無数の穴を備えたシール状のパッチを貼り付け、前記皺を伸ばした状態を固定することで皺とりの効果を奏する皺とり具が開示されている。
特開平10−014656号公報
特開平10−194962号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の皺とり具では、使用する際に、冷蔵庫等での冷却が完了している必要がある上、顔面にベルト等で固定する必要があり、簡単に使用することができないという問題がある。
また、上記特許文献2に記載の皺とり具では、簡単に装着できる構成になっているが、装着する際に、確実に皺が伸びていなかったり、別の箇所に皺ができた状態になっていたりすると、その状態のまま固定されるため、かえって皺が増えてしまうという問題がある。
本発明は、上記従来の事情に基づいて提案されたものであって、皮膚表面に容易に装着でき、装着するだけで装着部位の皺とりを行うことができる皺とり具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の手段を採用している。すなわち、本発明は、皮膚表面に装着するシート状の皺とり具において、シート状の基材と、前記基材の皮膚との接触面側に固定された粘着性及び形状復元力を有する粘着層とを備える構成とする。
ここで、上記形状復元力とは、所定形状の物体が変形された際に、変形前の形状に復帰しようとする性質を指す。
また、前記粘着層には皮膚に対して粘着性を有するシリコン樹脂を採用することが好ましく、前記基材は、皺とり具を装着したときに、皮膚表面の形状に沿って屈曲することが好ましい。
さらに、上記粘着層が、アミノ酸、コラーゲン、ハーブ類の粉末等の美顔用添加剤や香料等を含有する構成とすれば、美顔作用やリラクゼーション作用等も得ることができ、防カビ剤を含有する構成とすることで衛生的になる。
本発明によれば、使用者が基材を手で持って粘着層を皮膚表面に押え付けるという簡単な作業で皮膚に装着することが可能である。また、前記押し付けるという作業を行うだけで、粘着層は皺の内部に入り込んだ状態で皮膚表面に粘着し、この粘着層が元の形状の復帰しようとする際に生じる力により皺が伸ばされるため、皺とりの効果を得ることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面にしたがって詳細に説明する。なお、図1は、本発明の一実施の形態にかかる皺とり具1の正面図であり、図2は、図1に示す皺とり具のA−Aにおける断面図である。また、図3は、皺とり具1を皮膚4に装着した状態を示す模式図である。
図1、図2に示すように、本実施の形態の皺とり具1は、例えば、目元等に装着しやすいように勾玉形状の外形を有する。この皺とり具1は、シート状の基材2と、皮膚に対する粘着性を有するとともに、自身の形状が変形したときに元の形状に復帰しようとする形状復元力を有する粘着層3とを接着した構造を有し、この粘着層3が皮膚との接触面に使用される。
上記粘着層3の材質は、上述の性質を有する材質であれば、任意の材質を採用することができるが、本実施の形態では、粘着性を有するシリコン樹脂を採用している。なお、シリコン樹脂が皮膚に対する粘着性を有するか否かは、シリコン樹脂を構成するポリマーの重合構造の違いにより生じるものであり、このようなシリコン樹脂を選択的に製造する技術は公知であるためここでは詳述しない。なお、上記シリコン樹脂には、粘着性を著しく低下させない程度に増量剤を添加したシリコン樹脂も含まれる。
一方、基材2は、皺とり具1を皮膚に装着したときに、皮膚表面の形状に沿って屈曲することが好ましく、例えば、柔軟なシリコンゴム、布、不織布等を採用することができる。
上記基材2と粘着層3とは任意の方法により接着を行えばよい。例えば、基材2を構成する液状のシリコンゴムを所望の型枠に流し込んで硬化させた後、粘着層3を構成するシリコン樹脂を上記基材2上に流し込んだ後に、加熱処理を行い硬化(ゲル化)させることで、粘着層3が基材2に固定されたシートを形成することができる。
なお、基材2として布や不織布等を使用する場合には、基材2上に上記型枠を配置し、シリコン樹脂を流し込み硬化(ゲル化)させればよい。
また、上記型枠の外形形状は任意であり、例えば、図1に示すような、実際に使用する際の外形形状であってもよいし、長方形の外形形状を有する型枠であってもよい。なお、長方形の型枠とした場合は、この型枠で形成した長方形のシートを、プレス型抜き等を用いて、所望の外形形状に成形すればよい。
さて、上述のようにして形成した皺とり具1は、使用者が基材2を手で持って上記粘着層3を、皺を伸ばしたい部位、例えば、目元等の皮膚に接触させ、皮膚に向かって押し付けることで装着することができる。すなわち、図3に示すように、皮膚に押し付けられた粘着層3は、皮膚4の表面形状に沿って変形し、皮膚4の表面にある皺5の内部に入り込む。この状態で、使用者が基材2から手を離したとしても、粘着層3が前記状態のまま皮膚4に粘着するため、皺とり具1は装着位置から脱落することはない。
上述のように、粘着層3は皺5の内部に入り込んだ状態で皮膚4に粘着することで形状が変形しているため、粘着層3が有する形状復元力により元の形状、すなわち、図2に示すような、基材2の表面に均等な厚さで存在する形状に復帰しようとする。このとき、皮膚4に粘着した粘着層3は皮膚4に対して、図3において矢印で示すように、皺5の内部に入り込んだ部分が基材2側に向かって力を作用させるとともに、皺5の周囲では皮膚4の表面に沿って皺5から離れる方向に力を作用させ、皺5を伸ばすという効果を得ることができる。
さらに、使用者は基材2を手で持って装着するため、装着の際に粘着層3が使用者の手に粘着することがなく、取り扱いが容易である。また、基材2には、上述のように、使用者が押し付ける力が作用するため、基材2は、可塑性や伸縮性が比較的小さい材質、具体的には、ゴム硬度計硬さがJISゴム硬度15以上70以下であるシリコンゴムを使用することが特に好ましい。
なお、上記では、基材2を平面状のシートとし、その外形を勾玉状として説明したが、具体例を示したものであり、本願の技術的範囲を限定するものではない。本願の効果を奏する範囲において、任意の形状、外形を採用することが可能である。例えば、基材2の上記粘着層を固定する面の形状を、装着部位の皮膚表面の形状に合わせた曲面を有する形状としてもよい。また、上記以外の材質であっても、例えば、フィルム状のように厚みを薄くすれば、装着時に皮膚表面の形状に沿って屈曲することができるため他の材質の使用を妨げるものではない。
さらに、上記粘着層に、アミノ酸やコラーゲンやハーブ類の粉末等の美顔用添加剤や香料等を含有させることで、皺とり作用に加えて、美顔作用やリラクゼーション作用等も得ることができ、防カビ剤を含有させることで粘着層を衛生的にすることができる。
上記皺とり具の所望の部位への装着は、例えば、就寝時等の使用者の動きが少ないときに行えばよい。
本発明は、基材を手に持って粘着層を皮膚表面に押え付けるという簡単な作業で、皺とりの効果を得ることができ、顔等の皺とり具として有用である。
1 皺とり具
2 基材
3 粘着層
4 皮膚
5 皺
2 基材
3 粘着層
4 皮膚
5 皺
Claims (5)
- 皮膚表面に装着するシート状の皺とり具において、
シート状の基材と、
前記基材の皮膚との接触面側に固定された粘着性及び形状復元力を有する粘着層と、
を備えることを特徴とする皺とり具。 - 前記粘着層が、シリコン樹脂からなる請求項1に記載の皺とり具。
- 前記粘着層が、防カビ剤、香料、美顔用添加剤のうちの1または2以上を含有する請求項1または2に記載の皺とり具。
- 前記基材が、当該皺とり具を皮膚表面に装着したときに、皮膚表面に沿って屈曲可能である請求項1または2に記載の皺とり具。
- 前記基材が、シリコンゴムからなる請求項4に記載の皺とり具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004001757U JP3104400U (ja) | 2004-04-02 | 2004-04-02 | 皺とり具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004001757U JP3104400U (ja) | 2004-04-02 | 2004-04-02 | 皺とり具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3104400U true JP3104400U (ja) | 2004-09-16 |
Family
ID=43257814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004001757U Expired - Fee Related JP3104400U (ja) | 2004-04-02 | 2004-04-02 | 皺とり具 |
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JP (1) | JP3104400U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009136378A (ja) * | 2007-12-04 | 2009-06-25 | Chikako Hebiguchi | 皺除去クリップ |
JP2011217908A (ja) * | 2010-04-08 | 2011-11-04 | Noriyuki Sumitomo | 美容ベルト及びそれを取り付けた衣服 |
JP2017158775A (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | 正勝 納谷 | 貼り付けシート |
-
2004
- 2004-04-02 JP JP2004001757U patent/JP3104400U/ja not_active Expired - Fee Related
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