JP3104277B2 - 画像記録方法 - Google Patents

画像記録方法

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JP3104277B2
JP3104277B2 JP03083793A JP8379391A JP3104277B2 JP 3104277 B2 JP3104277 B2 JP 3104277B2 JP 03083793 A JP03083793 A JP 03083793A JP 8379391 A JP8379391 A JP 8379391A JP 3104277 B2 JP3104277 B2 JP 3104277B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2227/00Photographic printing apparatus
    • G03B2227/32Projection printing apparatus, e.g. enlarging apparatus, copying camera
    • G03B2227/325Microcapsule copiers

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  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光感圧性記録紙を利
用した複写機等の画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、染料前駆体を封入するとともに、
光に感応して機械的強度が変化する感光感圧マイクロカ
プセルを担持し、画像情報に応じて露光されている感光
感圧性マイクロカプセル紙と、利用者が選定した普通紙
等の任意の受像体表面に顕色剤を付着させて作成した画
像記録媒体とを密着させ、その後、前記マイクロカプセ
ル紙上の機械的強度の低い方のマイクロカプセルを圧力
現像によって破壊し、この破壊によりカプセルから流出
した染料前駆体と顕色剤とを化学反応により発色させ
て、前記受像体に画像を形成する画像記録装置がある。
【0003】そして、画像記録媒体を作成するために、
帯電させた粒子状の顕色剤を担持させたローラ等の顕色
剤担持体を上記受像体に対して非接触の状態で配置し、
顕色剤担持体と受像体との間に形成した電界により生じ
る静電気力によって、帯電した粉体状の顕色剤を受像体
に向かって飛翔させるようにした顕色剤塗布装置が知ら
れている。さらに、前記顕色剤塗布装置には、非画線部
には顕色剤を塗布せず画線部のみに顕色剤を選択塗布す
る方式がある。これに関しては、例えば特開平2−74
943号公報の画像記録装置が開示されている。
【0004】この装置に於いては、マイクロカプセル紙
に粒状顕色剤を選択的に塗布するために、感光体を利用
している。すなわち、原稿からの反射光を感光感圧媒体
に照射すると同時に、原稿をイメージスキャナーで読み
取り、その画像情報に応じて感光体にレーザで露光す
る。
【0005】そして、感光体上に形成された静電潜像に
対し、粒状顕色剤を静電塗布を行なう。しかる後に、潜
像を形成した感光感圧媒体に顕色剤を転写する。さら
に、受像体たる普通紙に感光感圧媒体を当接し現像す
る。
【0006】また、その他の方式としては、例えば本出
願人の出願に関わる特願平1−94828号の願書に添
付した明細書及び図面に記述されている顕色剤塗布装置
がある。この顕色剤塗布方法は、受像体側の電極に多針
電極を用いて、この多針電極に選択的に電圧印加を行な
うことによって、帯電させた粉体状の顕色剤を受像体に
飛翔させる飛翔電界を制御して、受像体の画線部のみに
選択的に顕色剤を選択飛翔させる方式がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに形成された顕色剤選択塗布方法を有する画像記録装
置に於いて、以下の欠点があった。
【0008】顕色剤塗布装置と圧力現像装置とが別々に
なって画像記録装置に備えられているため、画像形成に
至るまでのプロセスが長くなってしまい、感光感圧記録
紙を用いることによる画像記録プロセスの簡素化と高速
化という利点を損なうことになり、また装置も大型化し
てしまう。
【0009】粉体状顕色剤を選択塗布する手段として、
感光体を用いる場合、マイクロカプセル紙と感光体とい
う二つの感光性媒体を別々に露光することは、双方の感
度を満足するために膨大な光源光量が必要になるか、ま
たは、長時間露光が必要になり、これもまた感光感圧記
録紙を用いることによる画像記録プロセスの簡素化と高
速化という利点を損なうことになる。
【0010】また、感光体を用いるため、定期的な感光
体の清掃や、長期使用後の感光体の疲労による感度低下
のための感光体の交換など、こまめなメンテナンスが必
要となる。
【0011】また、感光体を用いるため、そのための画
像読み取り部と、露光手段と、制御装置が必要であっ
た。特に、制御装置に関しては、マイクロカプセル紙と
感光体を近接させて顕色剤をマイクロカプセル紙上に転
写するときの位置ずれが大きな問題となるので、これを
抑制するためには複雑なプロセスの制御が必要になっ
た。加えて、このような機構は、非常に複雑で高価であ
り、体積もかさばることが多かった。従って、小型、軽
量であり安価な画像記録装置を作成することが困難であ
った。
【0012】感光体を用いないその他の方法に於いて
も、感光体を利用した上記のものと同様に、基本的に帯
電粒子である顕色剤を電界によって静電的に塗布する方
式が共通に取られているが、この方式では、受像体画線
部上の顕色剤の塗布量が、顕色剤粒子の帯電性や流動性
等に大きく左右されるので、気温や湿度、顕色剤の使用
履歴の影響を受けて、受像体への顕色剤選択塗布時の顕
色剤の受像体への飛翔量の不足や過剰が発生し、受像体
上画線部に顕色剤が塗布されない部分や塗布量不足、塗
布量過剰の部分ができたり、逆に受像体上非画線部に余
分な顕色剤が付着してしまうという問題があった。
【0013】また、前記のような顕色剤選択塗布装置
は、非常に複雑な機構になり、装置を作動させるための
環境条件の制約が非常にきびしくなると同時に、やはり
生産コスト的にも高額なものとなってしまうという問題
があった。
【0014】また、前記のような顕色剤選択塗布装置を
内蔵した画像記録装置は、顕色剤選択塗布によって発生
する、受像紙上の顕色剤層の段差のため、圧力現像時に
しわが生じ易くなり、圧力現像装置の圧力値や圧力バラ
ンスなど装置の作動条件の制約がきびしくなってしまっ
ていた。
【0015】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、受像体の表面の画線部のみに顕
色剤を安定かつ容易に存在させることのできる顕色剤選
択塗布方法を備え、しかも顕色剤選択塗布によって誘起
される顕色剤層の段差による圧現じわが生じないような
圧力現像方法を備えた小型軽量で安価でメンテナンスフ
リーな画像記録装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像記録方法は、原稿から画像情報を読み取
ると同時に、染料前駆体等の色画像形成物質を内包した
感光感圧性マイクロカプセルが支持体上に塗布された感
光感圧性記録紙に画像光を露光し、原稿の画像に対応し
て前記マイクロカプセルを選択的に光重合硬化する第1
の工程と、顕色剤等、前記色画像形成物質と共同して色
画像を形成する共役物質を担持した共役物質担持体と、
前記第1の工程を経た前記感光感圧性記録紙とを重ね
て、選択加圧方法を用いて、前記第1の工程で読み取っ
た画像情報に応じた部分に選択的に圧力を加え、該感光
感圧性記録紙の未硬化のマイクロカプセルを破壊して前
記色画像形成物質を漏出させると同時に該共役物質を該
共役物質担持体から離脱させ、前記色画像形成物質と該
共役物質を支持体上に付着させる第2の工程と、該第2
の工程を経た前記感光感圧性記録紙と受像材料を重ねて
圧力を加え、該感光感圧性記録紙から前記色画像形成物
質と前記共役物質を受像材料に転写する第3の工程とを
備えている。
【0017】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像記録方法に於
いては、第1の工程は、原稿から画像情報を読み取ると
同時に、染料前駆体等の色画像形成物質を内包した感光
感圧性マイクロカプセルが支持体上に塗布された感光感
圧性記録紙に画像光を露光し、原稿の画像に対応して前
記マイクロカプセルを選択的に光重合硬化し、第2の工
程は、顕色剤等、前記色画像形成物質と共同して色画像
を形成する共役物質を担持した共役物質担持体と、前記
第1の工程を経た前記感光感圧性記録紙とを重ねて、選
択加圧方法を用いて圧力を加え、該感光感圧性記録紙の
未硬化のマイクロカプセルを破壊して前記色画像形成物
質を漏出させると同時に該共役物質を該共役物質担持体
から離脱させ、前記色画像形成物質と該共役物質を支持
体上に付着させ、第3の工程は、該第2の工程を経た前
記感光感圧性記録紙と受像材料を重ねて圧力を加え、該
感光感圧性記録紙から前記色画像形成物質と前記共役物
質を受像材料に転写する。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0019】図1は本発明を具現化した画像記録装置の
一実施例を示す図である。実施例の画像記録装置では、
感光感圧性記録紙であるマイクロカプセル紙Cは給紙ロ
ール6に保持されている。また、使用後の該マイクロカ
プセル紙Cは、図示しないモーターに接続された巻き取
りロール7に回収される。
【0020】実施例の画像記録装置では、ケーシング1
の上面に原稿支持ガラス2が取り付けられ、該原稿支持
ガラス2は原稿押え3とともに図示しないモーターなど
により矢印Dの方向に往復移動される。ここで、原稿は
前記原稿支持ガラス2と前記原稿押え3にはさまれて、
画像保有面を下向きにして保持されている。
【0021】原稿支持ガラス2の下部には、原稿を照射
するための光源ランプ4と、原稿からの反射光を露光台
8上に露光ガイドローラ9で押さえつけることによって
支持されたマイクロカプセル紙Cの表面上に結像させる
ための露光光学系5bとが備え付けられている。
【0022】原稿支持ガラス2の下部には、また、ハー
フミラー5aと、原稿からの反射光のうち、該ハーフミ
ラー5aによって反射されたものをCCD15上に結像
させるための読み取り光学系5cと、該読み取り光学系
5cによって結像された画像光を、電気信号に変換する
ための撮像素子であるCCD15と、該CCD15によ
って読み取られた電気信号を、画像情報に応じたデジタ
ル信号(以下、画像信号と略す)に変換するためのCP
U16とが備え付けられている。
【0023】実施例の画像記録装置はさらに、原稿から
の反射光が露光され、原稿の画像に対応してマイクロカ
プセルが選択的に光重合硬化した(以下、「化学潜像を
形成した」と略す)マイクロカプセル紙Cを圧力現像す
ると同時に、該マイクロカプセル紙Cのうち、圧力現像
によって破壊されたマイクロカプセルの位置に顕色剤を
付着させて、該マイクロカプセル紙C上に色画像を形成
するための現像ユニット20を備えている。
【0024】前記現像ユニット20は、粉体状の顕色剤
を担持した顕色剤リボン22と、該顕色剤リボン22を
収納した顕色剤リボンカセット21と、該顕色剤リボン
22をたるまないようにしながら、化学潜像を形成した
前記マイクロカプセル紙Cと該顕色剤リボン22とを重
ねるためのリボンテンションローラ24と、前記CPU
16から送られてきた画像信号に基づいて、前記マイク
ロカプセル紙Cのマイクロカプセルが硬化していない部
分に圧力を加えてマイクロカプセルを破壊すると同時
に、該顕色剤リボン22から、圧力によって、顕色剤を
破壊されたマイクロカプセルの部分に転写させるための
インパクトヘッド23と、支持プレート25とを備えて
いる。
【0025】図2は、該インパクトヘッド23の詳細図
である。該インパクトヘッド23は、化学潜像を形成し
たマイクロカプセル紙Cと顕色剤リボン22とを重ねた
ものに打刻して圧力を加えるためのインパクトワイヤー
23gと、該インパクトワイヤー23gの動きをガイド
するためのワイヤーガイド23b及び23iと、該イン
パクトワイヤー23gに打刻する方向(図2に於ける上
向き)の力を与えるための板バネ23eと、該インパク
トワイヤー23gに打刻させない方向(図2に於ける下
向き)の力を与える永久磁石23cと、該インパクトワ
イヤー23gに打刻させるときに、これを阻害する該永
久磁石23cによる力を中和させるための励磁コイル2
3dと、該板バネ23e及び永久磁石23c及び励磁コ
イル23dからの作用を該インパクトワイヤー23gに
伝達するために該インパクトワイヤー23gに接続され
たアーマチュア23fと、以上の各部品を支持するハウ
ジング23a及び鉄芯付きハウジング23hとを備えて
いる。
【0026】以下、該インパクトヘッド23の動作を図
2に基づいて説明する。
【0027】励磁コイル23dに電流が流れていないと
きは、永久磁石23cの磁力によって、アーマチュア2
3fは鉄芯付きハウジング23hに引き付けられている
ので、アーマチュア23fに接続されたインパクトワイ
ヤー23gは、ちょうど図2に示されている状態のよう
に、その先端はワイヤーガイド23bの上面から出っ張
ってはいない。これを、「印字オフ」の状態と呼ぶ。
【0028】CPU16から送られてきた画像信号に基
づき、励磁コイル23dに電流が流れると、該励磁コイ
ル23dの内部に磁場が誘導され、この磁場によって、
永久磁石23cの磁力を打ち消して、アーマチュア23
fの鉄芯付きハウジング23hへの拘束を解いてやる
と、アーマチュア23fは、板バネ23eの作用で、急
速に図2に於ける上方に移動するため、アーマチュア2
3fに接続されたインパクトワイヤー23gも急速に図
2に於ける上方に移動し、その先端はワイヤーガイド2
3bの上面から出っ張る。これを、「印字オン」の状態
と呼ぶ。
【0029】CPU16から送られてきた画像信号に基
づき、励磁コイル23dに流れる電流が後述する制御ユ
ニットAによって制御され、「印字オン」と「印字オ
フ」の状態の出現が制御される。
【0030】「印字オン」の状態では、インパクトワイ
ヤー23gの先端が出っ張ることによって、化学潜像を
形成したマイクロカプセル紙Cと顕色剤リボン22とを
重ねたものを、金属製の硬い支持プレート25に向かっ
て打刻して、この際にマイクロカプセル紙C及び顕色剤
リボン22に加わる圧力によって、未硬化のマイクロカ
プセルが破壊されて染料前駆体が漏出すると同時に、顕
色剤をこの部分に付着させる。
【0031】以上のようにして、インパクトヘッド23
による、化学潜像を有したマイクロカプセル紙Cの顕像
化が行われる。
【0032】実施例の画像記録装置はさらに、前記現像
ユニット20を経た前記マイクロカプセル紙Cと受像紙
Pを重ねて圧力を加え、前記現像ユニット20でマイク
ロカプセル紙C上に付着させた顕色剤と染料前駆体とを
受像紙Pに転写して色画像を受像紙P上に形成するため
の圧力転写ローラ40と、受像紙P上に形成された色画
像を熱によって定着するための熱定着ユニット50とを
備えている。
【0033】実施例の画像記録装置はさらに、給紙ロー
ル6に保持されている前記マイクロカプセル紙Cを引き
出して搬送を行うための図示しないモーターに接続され
たC/S送りローラ10と、受像紙Pを受像紙カセット
31から圧力転写ローラ40の位置まで搬送するための
受像紙供給ユニット30と、色画像を形成、熱定着され
た受像紙Pを出口トレー61に排出するための搬出ロー
ラ60とを備えている。
【0034】受像紙供給ユニット30は、受像紙カセッ
ト31と、受像紙Pを該受像紙カセット31から繰り出
してペーパーガイド33に誘導するための受像紙繰り出
しローラ32と、繰り出された受像紙Pを圧力転写ロー
ラ40の位置まで送るためのフィードローラ34および
フィードガイド35とを備えている。
【0035】熱定着ユニット50は、該熱定着ユニット
50内部を保温するための断熱ボックス51と、加熱用
のヒーター52と、該熱定着ユニット50内を、受像紙
P上の色画像を熱定着するのに適した温度で一定に保つ
ように前記ヒーター52を適宜作動させるための図示し
ない温度制御装置を備えている。
【0036】実施例の画像記録装置はまた、図示しない
コピー開始ボタンが押されたことに連動し、光源ランプ
4と、原稿支持ガラス2に接続された図示しないモータ
ーの作動を制御し、CPU16から画像信号を受け取
り、巻き取りロール7と、C/S送りローラ10と、リ
ボンテンションローラ24と、受像紙繰り出しローラ3
2と、フィードローラ34と、圧力転写ローラ40とに
接続された図示しないモーターと、熱定着ユニット50
内部のヒーター52と、インパクトヘッド23とを制御
するための制御ユニットAを備えている。
【0037】図3は、実施例の画像記録装置に於ける、
制御ユニットAを中心とした制御系統を示すブロック図
である。
【0038】以下、図3を用いて、実施例の画像記録装
置の作動を説明する。なお、図3の中の各矢印に割り当
てられた括弧付きの数字は、以下の各動作の説明文の冒
頭に付けられた括弧付きの数字と対応するものである。
【0039】(1)巻き取りロール7とC/S送りロー
ラ10とを駆動し、マイクロカプセル紙Cを送り出す。
【0040】(2)光源ランプ4を点灯させ、原稿支持
ガラス2を移動させて原稿を走査し、原稿からの反射光
(画像光)を、露光台8に支持されたマイクロカプセル
紙Cと、CCD15とに照射する。
【0041】(3)CCD15に照射された画像光が、
電気信号に変換されて、CPU16に送られ、該CPU
16で、デジタル形式の画像信号に変換され、制御ユニ
ットAに転送される。
【0042】(4)露光されて化学潜像を形成された前
記マイクロカプセル紙Cは、支持プレート25上で、リ
ボンテンションローラ24によって繰り出された顕色剤
リボン22と重ねられ、制御ユニットAから送られてく
る画像信号に基づいて、インパクトヘッド23によって
打刻される。
【0043】前記マイクロカプセル紙Cの該インパクト
ヘッド23によって打刻された位置は、マイクロカプセ
ルが硬化していない位置であり、該インパクトヘッド2
3の打刻によって、この未硬化のマイクロカプセルが破
壊されて染料前駆体が漏出する(圧力現像)と同時に、
この位置に、顕色剤が、該インパクトヘッド23の打刻
による圧力で該顕色剤リボン22から転写されることに
よって付着する。
【0044】前記マイクロカプセル紙Cのうち、圧力現
像と顕色剤付着が施された部分では、染料前駆体と顕色
剤とが化学反応して、原稿の画像に対応した所定の色に
発色(顕像化)する。
【0045】(5)受像紙繰り出しローラ32と、フィ
ードローラ34とを駆動し、給紙ユニット30から受像
紙Pを、圧力転写ローラ40の位置まで供給する。
【0046】(6)顕像化された前記マイクロカプセル
紙Cと受像紙Pとを重ねたものを、圧力転写ローラ40
で加圧し、反応して発色した染料前駆体と顕色剤を受像
紙Pに転写することによって色画像を該受像紙P上に形
成する。
【0047】(7)制御ユニットAによって適当な温度
に保持された熱定着ユニット50で、受像紙P上に形成
された色画像を熱定着し、熱定着が施された該受像紙P
は搬出ローラ60の作用で出口トレー61に排出され
る。
【0048】本発明は、以上詳述した実施例に限定され
ることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を
加えることができる。
【0049】例えば、顕色剤を担持する物質は、カセッ
トに収納された顕色剤リボンを用いたが、PETや6ナ
イロン等のフィルムに、電子写真の現像ユニットを利用
して静電的に塗布したものを用いることも可能である。
【0050】また、マイクロカプセル紙Cの露光は原稿
からの反射光を直接照射することで行ったが、CCD1
5で読み取り、CPU16で生成した画像信号に基づい
て、レーザー光源を選択的に作動させることによって行
うことも可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の画像記録方法によれば、受像体の表面の画線部の
みに顕色剤を安定かつ容易に存在させることのできる顕
色剤選択塗布方法を備えた小型軽量で安価でしかも高速
に色画像を形成できる画像記録装置を提供することがで
き、このような画像記録装置を用いれば、圧力現像を微
小面積で断続的に、しかも高速で行えるため、顕色剤層
の段差による圧現じわが生じず、色画像を形成された受
像体の白色部分には画像記録装置によって何も塗布され
るものはなく、したがって加筆性に優れ、耐候性のある
色画像を形成することができる。また、感光体を用いな
いため、定期的な感光体の清掃や交換など、感光体を用
いるために必要なメンテナンス作業を行う必要はなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成の概略図である。
【図2】インパクトヘッドの断面図である。
【図3】画像記録装置の制御ユニットAを中心とした制
御系統を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 原稿支持ガラス 4 光源ランプ 8 露光台 15 CCD 16 CPU 20 現像ユニット 22 顕色剤リボン 23 インパクトヘッド 30 受像紙供給ユニット 40 圧力転写ローラ 50 熱定着ユニット A 制御ユニット C マイクロカプセル紙

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿から画像情報を読み取ると同時に、
    染料前駆体等の色画像形成物質を内包した感光感圧性マ
    イクロカプセルが支持体上に塗布された感光感圧性記録
    紙に画像光を露光し、原稿の画像に対応して前記マイク
    ロカプセルを選択的に光重合硬化する第1の工程と、顕
    色剤等、前記色画像形成物質と共同して色画像を形成す
    る共役物質を担持した共役物質担持体と、前記第1の工
    程を経た前記感光感圧性記録紙とを重ねて、選択加圧方
    法を用いて、前記第1の工程で読み取った画像情報に応
    じた部分に選択的に圧力を加え、該感光感圧性記録紙の
    未硬化のマイクロカプセルを破壊して前記色画像形成物
    質を漏出させると同時に該共役物質を該共役物質担持体
    から離脱させ、前記色画像形成物質と該共役物質を支持
    体上に付着させる第2の工程と、該第2の工程を経た前
    記感光感圧性記録紙と受像材料を重ねて圧力を加え、該
    感光感圧性記録紙から前記色画像形成物質と前記共役物
    質を受像材料に転写する第3の工程とを有することを特
    徴とする画像記録方法。
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