JP3104252B2 - 電子部品封止用エポキシ樹脂成形材料 - Google Patents

電子部品封止用エポキシ樹脂成形材料

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JP3104252B2 JP02319492A JP31949290A JP3104252B2 JP 3104252 B2 JP3104252 B2 JP 3104252B2 JP 02319492 A JP02319492 A JP 02319492A JP 31949290 A JP31949290 A JP 31949290A JP 3104252 B2 JP3104252 B2 JP 3104252B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子部品封止用エポキシ樹脂成形材料に関す
るもので、特に、表面実装用プラスチックパッケージIC
の封止に好適に用いられる電子部品封止用エポキシ樹脂
成形材料に関する。
[従来の技術] 従来から、トランジスタ、ICなどの電子部品封止の分
野ではエポキシ樹脂成形材料が広く用いられている。こ
の理由としては、エポキシ樹脂が電気特性、耐湿性、耐
熱性、機械特性、インサート品との接着性などの諸特性
にバランスがとれているためである。特に、オルソクレ
ゾールノボラック型エポキシ樹脂とフェノールノボラッ
ク硬化剤の組み合わせはこれらのバランスに優れてお
り、IC封止用成形材料のベース樹脂として主流になって
いる。
[発明が解決しようとする課題] 近年、電子部品のプリント配線板への高密度実装化が
進んでいる。これに伴い、電子部品は従来のピン挿入型
のパッケージから、表面実装型のパッケージが主流にな
っている。IC、LSIなどの表面実装型ICは実装密度を高
くし、実装高さを低くするために薄型、小型のパッケー
ジになっており、素子のパッケージに対する占有体積が
大きくなり、パッケージの肉厚は非常に薄くなってき
た。更に、これらのパッケージは従来のピン挿入型のも
のと実装方法が異なっている。すなわち、ピン挿入型パ
ッケージはピンを配線板に挿入した後、配線板裏面から
はんだ付けを行うため、パッケージが直接高温にさらさ
れることがなかった。しかし、表面実装型ICは配線板表
面に仮止めを行い、はんだバスやリフロー装置などで処
理されるため、直接はんだ付け温度にさらされる。この
結果、ICパッケージが吸湿した場合、はんだ付け時に吸
湿水分が急激に膨張し、パッケージをクラックさせてし
まう。現在、この現象が表面実装型ICに係わる大きな問
題となっている。
現行のベース樹脂組成で封止したICパッケージでは、
上記の問題が避けられないため、ICを吸湿梱包して出荷
したり、配線板へ実装する前に予めICを十分乾燥して使
用するなどの方法がとられている。しかし、これらの方
法は手間がかかり、コストも高くなる。
本発明はかかる状況に鑑みなされたもので、配線板へ
の実装の際、特定の前処理をすることなく、はんだ付け
を行うことができるICパケージを得ることができる電子
部品封止用樹脂成形材料を提供しようとするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 発明者らは上記の課題を解決するために鋭意検討を重
ねた結果、ベース樹脂としてナフタレン骨格を有する特
定の樹脂を配合することにより上記の目的を達成しうる
ことを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに
至った。
すなわち、本発明はエポキシ樹脂と多価フェノール化
合物と55体積%以上の無機充填剤を含有する電子部品封
止用エポキシ樹脂成形材料において、エポキシ樹脂及び
/又は多価フェノール化合物として構造式が (式中、Rは水素又はメチル基、tert−ブチル基などの
炭素数1〜5のアルキル基を表し、n及びmは繰り返し
単位の数を表し、n/(n+m)は0.1以上0.5以下であ
る。)で示されるフェノール樹脂(A)及び/又は構造
式が (式中、Rは水素又はメチル基、tert−ブチル基などの
炭素数1〜5のアルキル基を表し、n及びmは繰り返し
単位の数を表し、n/(n+m)は0.1以上0.5以下であ
る。)で示されるエポキシ樹脂(B)を必須成分とする
ことを特徴とする電子部品封止用エポキシ樹脂成形材料
を提供するものである。
本発明のエポキシ樹脂成形材料はエポキシ樹脂成分及
び/又は多価フェノール化合物成分として骨格中にナフ
タレン環を有するものを用いることをによりリフロー時
の耐クラック性及びリフロー後の耐湿性を大幅に改善す
ることができる。
本発明におけるフェノール樹脂(A)は骨格中にナフ
タレン環を有するものであり、ナフトールと1価のフェ
ノール類をホルムアルデヒドを用いて共縮合した化合物
などがある。例えば、ナフトール成分としてはα−ナフ
トール、β−ナフトールがあり、1価のフェノール類と
しては、フェノール、クレゾール、キシレノール、ブチ
ルフェノールなどがあり、これらを適宜組み合わせた組
成で共縮合したノボラック樹脂などがある。
この場合、フェノール類では耐湿性、硬化性などを考
慮すればクレゾールが好ましいが、特に限定するもので
はない。またフェノール樹脂(A)のナフトールとフェ
ノール類の共縮合比[ナフトールのモル数/(ナフトー
ル+フェノール類のモル数)]、すなわち、n/(n+
m)は、0.1〜0.5の範囲であることが必要である。この
理由としては、共縮合比0.1未満ではナフタレン環の比
率が少なく、本の目的である耐リフロー性に対し効果が
少ない。また、0.5を超えると樹脂の溶融粘度が高くな
り成形時に支障が生じる。両者のバランスをとるために
は、共縮合比は0.3〜0.5の範囲が更に好ましい。
本発明においては多価フェノール化合物成分としてフ
ェノール樹脂(A)のほかに、電子部品封止用エポキシ
樹脂成形材料で一般に使用されているものと組み合わせ
て使用してもよい。例えば、フェノール、クレゾール、
キシレノール、レゾルシン、カテコール、ビスフェノー
ルA、ビスフェノールFなどのフェノール類とホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、
ベンズアルデヒド、サリチルアルデヒドとを酸性触媒下
で縮合反応させて得られるノボラック型フェノール樹
脂、ビスフェノールA、ビスフェノーレF、ポリパラビ
ニルフェノール樹脂、レゾルシン、カテコール、ハイド
ロキノンなどの多価フェノールなどがあり、これらは単
独又は2種類以上併用してもよい。
本発明のエポキシ樹脂(B)としては、上記フェノー
ル樹脂(A)をエピクロルヒドリンを用いてエポキシ化
した樹脂などが用いられ、構造上の特徴はフェノール樹
脂(A)の化合物と同様である。
本発明のエポキシ樹脂(B)の純度、特に加水分解性
塩素量はICなど素子上のアルミ配線腐食に係わるため少
ない方がよく、耐湿性の優れた電子部品封止用エポキシ
樹脂成形材料を得るためには500ppm以下であることが好
ましいが、特に限定するものではない。ここで、加水分
解性塩素量とは試料のエポキシ樹脂1gをジオキサン30ml
に溶解し、1N−KOHメタノール溶液5mlを添加して30分間
リフラックス後、電位差滴定により求めた値を尺度とし
たものである。
本発明において用いられるエポキシ樹脂成分としては
上記エポキシ樹脂(B)のほかに、電子部品封止用エポ
キシ樹脂成形材料で一般に使用されているものを使用す
ることができる。例えば、フェノールノボラック型エポ
キシ樹脂、オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂
をはじめとするフェノール類とアルデヒド類のノボラッ
ク樹脂をエポキシ化したもの、ビスフェノールA、ビス
フェノールB、ビスフェノールF、ビスフェノールSな
どのジグリシジルエーテル、フタル酸、ダイマー酸など
の多塩基酸とエピクロルヒドリンの反応により得られる
グリシジルエステル型エポキシ樹脂、ジアミノジフェニ
ルメタン、イソシアヌル酸などのポリアミンとエピクロ
ルヒドリンの反応により得られるグリシジルアミン型エ
ポキシ樹脂、オレフィン結合を過酢酸などの過酸で酸化
して得られる線状脂肪族エポキシ樹脂及び脂環族エポキ
シ樹脂などがあり、これらを適宜何種類でも併用するこ
とができる。
また、エポキシ樹脂と多価フェノール化合物との当量
比(水酸基数/エポキシ基数)は、特に限定はされない
が、0.5〜1.5が好ましい。エポキシ樹脂と多価フェノー
ル化合物の合計、すなわち、ベースレジンの量が成形材
料全体の25〜45容量%とすることが好ましい。
本発明においてフェノール樹脂(A)とエポキシ樹脂
(B)の合計の配合比は、ベース樹脂全体の30重量%以
上が好ましく、更には50重量%以上が好ましい。この理
由としては、30重量%未満では本発明の目的である耐リ
フロー性に対して効果が少なく、特に有効な効果を発揮
するためには50重量%以上が必要となるためである。
また、エポキシ樹脂とフェノール性水酸基を有する化
合物の硬化反応を促進する硬化促進剤を使用することが
できる。この硬化促進剤としては、例えば、1,8−ジア
ザ−ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7、トリエチレン
ジアミン、ベンジルジメチルアミン、トリエタノールア
ミン、ジメチルアミノエタノール、トリス(ジメチルア
ミノメチル)フェノールなどの三級アミン類、2−メチ
ルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−フェ
ニル−4−メチルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミ
ダゾールなどのイミダゾール類、トリブチルホスフィ
ン、メチルジフェニルホスフィン、トリフェニルホスフ
ィン、ジフェニルホスフィン、フェニルホスフィンなど
の有機ホスフィン類、テトラフェニルホスホニウム・テ
トラフェニルボレート、テトラフェニルホスホニウム・
エチルトリフェニルボレート、テトラブチルホスホニウ
ム・テトラブチルボレートなどのテトラ置換ホスホニウ
ム・テトラ置換ボレート、2−エチル−4−メチルイミ
ダゾール・テトラフェニルボレート、N−メチルモルホ
リン・テトラフェニルボレートなどのテトラフェニルボ
ロン塩などがある。
ここで、本発明の目的であるリフロー時のクラックに
対し鋭意検討した結果、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,
0)ウンデセン−7及びそのフェノール類の誘導体又は
テトラ置換ホスホニウム・テトラ置換ボレート類を硬化
促進剤として使用することが特に有効であることを見出
した。更に、テトラ置換ホスホニウム・テトラ置換ボレ
ートとしては、テトラフェニルホスホニウム・テトラフ
ェニルボレートが好ましい。この理由としては、硬化促
進剤が硬化物特性に及ぼす影響は大きなものであり、1,
8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7及びその
フェノール類の誘導体又はテトラ置換ホスホニウム・テ
トラ置換ボレート類を用いた場合、耐熱性の指標である
Tg(ガラス転移温度)が比較的高く、吸水率が小さくな
るため、一定時間加湿したICパッケージをはんだ処理し
てもクラックが発生しなくなったと推察できる。したが
って、本発明の樹脂系の効果を有効に発現するために
は、上記硬化促進剤との組み合わせが好ましいが、特に
限定するものではない。配合比はベースレジンに対して
0.5〜10重量%とすることが好ましい。
また、充填剤としては吸湿性低減及び強度向上の観点
から無機充填剤を用いることが必要である。無機充填剤
としては結晶シリカ、溶融シリカ、アルミナ、ジルコ
ン、珪酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭化珪素、窒化
珪素、窒化ホウ素、ベリリア、マグネシア、ジルコニ
ア、ジルコン、フォステライト、ステアタイト、スピネ
ル、ムライト、チタニアなどの粉体又はこれらを球形化
したビーズなどが挙げられ、1種類以上用いることがで
きる。充填剤の配合量としては同様の理由から、55容量
%以上が必要であり、更には60容量%以上が好ましい。
その他の添加剤として液状又は固形のシリコーン化合
物、テレキリックゴム、熱可塑性エラストマなどの可撓
剤、高級脂肪酸、高級脂酸金属塩、エステル系ワックス
などの離型剤、カーボンブラックなどの着色剤、エポキ
シシラン、アミノシラン、ウレイドシラン、ビニルシラ
ン、アルキルシラン、有機チタネート、アルミニウムア
ルコレートなどのカップリング剤及び難燃剤などを用い
ることができる。
以上のような原材料を用いて成形材料を作製する一般
的な方法としては、所定の配合量の原材料をミキサー等
によって十分混合した後、ミキシングロール、押出機な
どによって混練し、冷却、粉砕することによって、成形
材料を得ることができる。
本発明で得られる成形材料を用いて、電子部品を封止
する方法としては、低圧トランスファー成形法が最も一
般的であるが、インジェクション成形法、圧縮成形法に
よっても可能である。
[作用] ICパッケージがリフロー時に受けるダメージは、ICの
保管時に吸湿した水分がリフロー時に急激に膨張するこ
とが原因であり、この結果、パッケージのクラック及び
素子やリードフレームと樹脂界面の剥離を生じる。した
がって、リフローに強い樹脂としては、吸水率が低いこ
と、及び高温で強度が高いことが要求される。
本発明の主成分となるエポキシ樹脂(B)は骨格にナ
フタレン環を有するため、従来のクレゾールノボラック
型エポキシ樹脂と比較して、官能基濃度が小さくなる
(エポキシ当量が大きくなる)。すなわち、極性の高い
官能基が少なくなることで、吸水率を低減できたと推察
できる。一般に、エポキシ当量が大きくなると耐熱性が
低下するが、本発明のエポキシ樹脂(B)は剛直なナフ
タレン環を有するために、高温強度も良好なレベルを維
持できたと推察できる。
本発明のフェノール樹脂(A)を用いた場合の上記と
同様なことがいえる。
[実施例] 以下実施例により本発明を説明するが、本発明の範囲
はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 構造式 を主成分とするエポキシ当量233、軟化点87℃のエポキ
シ樹脂(B)80重量部、臭素比率50重量%、エポキシ当
量375の臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂20重量
部、水酸基当量106、軟化点83℃のフェノールノボラッ
ク樹脂42重量部、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデ
セン−7(1.5重量部)、カルナバワックス(2重量
部)、カーボンブラック(1重量部)、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン(2重量部)、石英ガラ
ス粉(70重量%)を配合し、10インチ径の加熱ロールを
使用して、混練温度80〜90℃、混練時間7〜10分の条件
でエポキシ樹脂成形材料を作製した。
実施例2 フェノールノボラック樹脂42重量部を構造式 で示される水酸基当量127、軟化点110℃のフェノール樹
脂(A)50重量部に変更した以外は実施例1と同様にエ
ポキシ樹脂成形材料を作製した。
実施例3 実施例2のエポキシ樹脂(B)をエポキシ当量220、
軟化点78℃のクレゾールノボラック型エポキシ樹脂80重
量部に変更した以外は実施例2と同様にエポキシ樹脂成
形材料を作製した。
比較例1 エポキシ当量220、軟化点78℃のクレゾールノボラッ
ク型エポキシ樹脂(80重量部)をベース樹脂とした以外
は実施例1と同様に作製した。
実施例1〜3及び比較例1の特性を第1表に、試験法
の詳細を第2表に示す。実施例は比較例と比べ、吸水率
が小さく、高温強度、Tg(ガラス転移温度)が高く、耐
熱性に優れることがわかる。
本発明の効果を明確にするために、評価用ICを用いた
リフロー時の耐クラック性及びリフロー後の耐湿性の結
果を示す。耐クラック性評価に用いたICは外形が19×14
×2.0(mm)のフラットパッケージであり、8×10×0.4
(mm)の素子を搭載した80ピン、42アロイリードのもの
である。試験条件は85℃、85%RHで所定時間加湿した
後、215℃のベーパーフェーズリフロー炉で90秒加熱す
るものである。評価は外観を顕微鏡観察し、パッケージ
クラックの有無を判定することにより行った。
また、耐湿性の評価に用いたICは350mil幅、28ピンの
スモールアウトラインパッケージであり、10μm幅のア
ルミ配線を施した5×10×0.4(mm)テスト素子を搭載
し、25μmの金線を用いてワイヤボンディングしたもの
である。試験条件は85℃、85%RHで72時間加湿し、215
℃のベーパーフェーズリフロー炉で90秒加熱した後、2
気圧、121℃、100%RHの条件で所定時間加湿し、アルミ
配線腐食による断線不良を調べたものである。
なお、ICパッケージの成形は180℃、90秒、70kgf/cm2
の条件で行い、成形後180℃、5時間の後硬化を行っ
た。
第3表にリフロー時の耐クラック性及びリフロー後の
耐湿性の結果を示す。第3表から実施例1〜3に示すよ
うに、本発明のエポキシ樹脂を用いることにより、従来
樹脂系と比較してリフロー時の耐クラック性及びリフロ
ー後の耐湿性を大幅に改善できる。
[発明の効果] 本発明によって得られたエポキシ樹脂成形材料はリフ
ロー時の耐クラック性及びリフロー後の耐湿性が従来の
ものと比べ大きく改善できる。電子部品の分野、特にEP
(フラットパッケージ)、SOP(スモールアウトライン
パッケージ)などのICではパッケージが薄形、小形にな
り、素子の大形化と相俟って耐パッケージクラック性が
強く要求されており、これらの製品へ広く適用でき、そ
の工業的価値は大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 23/31 (56)参考文献 特開 平4−96929(JP,A) 特開 平4−50223(JP,A) 特開 平2−189326(JP,A) 特開 平4−164917(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 59/62 C08G 59/20 - 59/32 C08L 63/00 - 63/10 H01L 23/29

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ樹脂と多価フェノール化合物と55
    体積%以上の無機充填剤を含有する電子部品封止用エポ
    キシ樹脂成形材料において、エポキシ樹脂及び/又は多
    価フェノール化合物として構造式が (式中、Rは水素又は炭素数1〜5のアルキル基を表
    し、n及びmは繰り返し単位の数を表し、n/(n+m)
    は0.1以上0.5以下である。)で示され、両末端がナフト
    ールでないフェノール樹脂(A)及び/又は構造式が (式中、Rは水素又は炭素数1〜5のアルキル基を表
    し、n及びmは繰り返し単位の数を表し、n/(n+m)
    は0.1以上0.5以下である。)で示され、両末端がグリシ
    ジルナフチルエーテルでないエポキシ樹脂(B)を必須
    成分とすることを特徴とする電子部品封止用エポキシ樹
    脂成形材料。
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