JP3103515U - 押し手付き四輪乗用玩具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
幼児が前輪操向ハンドルを握り持っていても、保護者が押し手により後方から、乗用玩具を左右方向へ自由自在に操向させることができるようにする。
【解決手段】
前輪(13)の接地面から下方へ進出する使用状態と上方へ退避する不使用状態との切り換え操作可能な操向自在車輪(C)を、前輪操向ハンドル(9)を備えた操向ハンドルポスト(8)の下端部又は玩具ボディ(B)における前部の底面へ取り付けた。
【選択図】 図4

Description

本考案は幼児の保護者による押し手を備えた四輪乗用玩具に関する。
自力では未だペダルの踏み廻し操作を行なえない3歳程度までの幼児用として、保護者の押し手付き四輪乗用玩具が市販されている。
そして、これでは使用上幼児の年令が低い場合、保護者が押し手により後方から押して走行させ、やがて年令が高くなれば、幼児が自からの両足により地面を繰り返し蹴って、走行するようになっている。
ところが、このような使い方の四輪乗用玩具では、幼児自からの操向安全性を目的として、その前輪の操向ハンドルが左右方向へ約45度づつ程度しか旋回しないように規制されている通例であり、そのため保護者が後方から押して操向させる場合でも、上記角度での大きく旋回させるほかはない。
又、例えば幼児の握り持っている操向ハンドルが左向きであると、これに反して保護者の意図する安全な右向きに旋回させることができず、その結果保護者としては已むを得ずに、左右一対の前輪を地面から若干浮上させたり、或いはその前輪を回転することなく横滑りさせたりして、上記右向き旋回を強制しなければならず、その操作上甚だ煩らわしいばかりでなく、その強制的な旋回時に幼児の振り落とされてしまう危険もある。
本考案はこのような課題の改良を目的しており、その目的を達成するための構成として、請求項1では前輪の接地面から下方へ進出する使用状態と上方へ退避する不使用状態との切り換え操作可能な操向自在車輪を、前輪操向ハンドルを備えた操向ハンドルポストの下端部又は玩具ボディにおける前部の底面へ取り付けたことを特徴としている。
請求項2では操向自在車輪として、双輪式の合成樹脂製キャスターを採用したことを特徴としている。
請求項3では操向ハンドルポストの下端部をなす前車軸受けから前方又は後方へ、操向自在車輪用取付ステーを一体的に張り出して、
操向自在車輪におけるスイベル軸の軸受ステムを上記取付ステーへ、その自在車輪が前輪の接地面から進退する一定角度だけ回動操作できるように枢着したことを特徴としている。
請求項4では操向ハンドルポストの下端部をなす前車軸受けから前方又は後方へ、操向自在車輪用取付ステーを一体的に張り出して、
操向自在車輪におけるスイベル軸の軸受ステムを上記取付ステーへ、その自在車輪が前輪の接地面から進退する一定ストロークだけ昇降操作できるように取り付けたことを特徴としている。
請求項5では玩具ボディの前部をなすフロントグリルの底面から下方へ、操向自在車輪用取付ステーを一体的に張り出して、
操向自在車輪におけるスイベル軸の軸受ステムを上記取付ステーへ、その自在車輪が前輪の接地面から進退する一定角度だけ回動操作できるように枢着したことを特徴としている。
請求項6では玩具ボディの前部をなすフロントグリルの底面から下方へ、操向自在車輪用取付ステーを一体的に張り出して、
操向自在車輪におけるスイベル軸の軸受ステムを上記取付ステーへ、その自在車輪が前輪の接地面から進退する一定ストロークだけ昇降操作できるように取り付けたことを特徴としている。
請求項7では操向自在車輪におけるスイベル軸の軸受ステムを、操向自在車輪用取付ステーの向かい合う左右両側壁により挟まれる角筒型として、その取付ステーへ水平な支点軸により約90度の一定角度だけ回動操作できるように枢着すると共に、
上記軸受ステムの内部へ封入した倒立U字型板バネの切り離し一端部又は両端部から、ロックピンを横方向への出没自在に突設する一方、そのロックピン差し換え用ピン受け入れ孔の上下一対を上記取付ステーにおける左側壁又は/及び右側壁に開口分布させて、
上記軸受ステムを一定角度だけ起伏的に回動操作した時、そのロックピンが上記取付ステーのピン受け入れ孔へ自づと択一的に係止し得るように関係設定したことを特徴としている。
請求項8では操向自在車輪におけるスイベル軸の軸受ステムを、操向自在車輪用取付ステーの向かい合う左右両側壁により挟まれる角筒型として、その取付ステーへ下方から一定ストロークだけ昇降操作できるように差し込み垂立させると共に、
上記軸受ステムの内部へ封入したU字型板バネの切り離し一端部又は両端部から、ロックピンを横方向への出没自在に突設する一方、そのロックピン差し換え用ピン受け入れ孔の上下一対を上記取付ステーにおける左側壁又は/及び右側壁に開口分布させて、
上記軸受ステムを一定ストロークだけ直線的に昇降操作した時、そのロックピンが上記取付ステーのピン受け入れ孔へ自づと択一的に係止し得るように関係設定したことを特徴としている。
請求項9では操向自在車輪におけるスイベル軸の軸受ステムに、その自在車輪が前輪の接地面から常時上方へ退避する弾圧付勢力を与えたことを特徴としている。
請求項1の上記構成によれば、操向自在車輪が前輪の接地面から下方へ進出する使用状態として、その自在車輪の接地と相対的に前輪を地面から浮上させることにより、前輪操向ハンドルを握り持っている幼児に影響されることなく、押し手を持った保護者が後方から、乗用玩具を左右方向へ円滑に旋回させることができる一方、操向自在車輪を前輪の接地面から上方へ退避させれば、その前輪が地面に接地するため、座乗している幼児自からの旋回操作も行なえる効果があり、使用上の利便性と幼児の安全性に優れる。
特に、請求項2の構成を採用するならば、操向自在車輪が双輪式の合成樹脂製キャスターとして、その安定良く接地する双輪が各別に転動するため、旋回作用が円滑に営なまれるほか、その旋回時に玩具ボディが左右方向へ傾くおそれを防止することもでき、幼児の安全性がますます向上する。
又、請求項3や請求項5の構成を採用するならば、操向自在車輪をその軸受ステムの起伏的な回動操作によって、前輪の接地面から進退させることができ、その接地面から上方へ極力高く退避した不使用状態に格納し得る効果がある。
更に、請求項4や請求項6の構成を採用するならば、操向自在車輪をその軸受ステムの直線的な昇降操作によって、前輪の接地面から進退させることができ、その接地面から下方へ進出した使用状態を安定良く確固に保てる効果がある。
その場合に、請求項7や請求項8の構成を採用するならば、上記軸受ステムのロックピンが板バネの弾圧付勢力を受けた状態にあるため、これを押し込むことによって、その軸受ステムの起伏的な回動操作や直線的な昇降操作をすばやく行なえ、その切り換え操作性に優れるばかりでなく、上記板バネの弾圧付勢力を受けたロックピンは、その上下一対のピン受け入れ孔へ自づと択一的に係止するため、操向自在車輪の進出状態と退避状態が何れも安定・確固に施錠される結果となる。
請求項9の構成を採用するならば、操向自在車輪がその上方へ退避した不使用状態から、不慮に下方へ進出するおそれの防止に役立ち、安全性をますます昂めることができる。
以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、その第1実施形態に係る乗用玩具の全体を示した図1〜11において、(B)はポリプロピレンやその他の硬質な合成樹脂から一体成形された玩具ボディであり、下面の開放する断面ほぼ倒立U字型をなしているが、その中間部だけは逆に上面が開放する断面ほぼU字型の小物類収容ボックス(1)として区画されている。
(2)は小物類収容ボックス(1)の上面開閉蓋を兼ねた硬質な合成樹脂製のシートであり、その前端部が左右一対の水平な枢支ピン(3)によって、玩具ボディ(B)へ起伏的な回動操作自在に取り付けられている。幼児がここに跨がり座乗することは言うまでもない。(4)はそのシート(2)の後端中央部に付与された手掛け切欠である。
(5)は上記玩具ボディ(B)のフロントグリル(6)に被着一体化された硬質な透明合成樹脂製のボンネットであり、その内部には図示省略してあるが、愛玩動物や人形などが並列状態に収容され、遊戯用としての興趣変化が与えられることもある。
(7)は同じく玩具ボディ(B)の前部中央から連続的に垂下する操向ハンドルポスト受け入れ口筒であり、その下端部からは複数の操向規制リブ(図示省略)が内向きに張り出されている。(8)はここへ下方から差し込み垂立された硬質な合成樹脂製の操向ハンドルポストであり、その上端部にやはり硬質な合成樹脂製の前輪操向ハンドル(9)が差し込まれた上、ネジ締結具(10)を介して組み付け一体化されている。
上記操向ハンドルポスト(8)の下端部は太い前車軸受け(11)として、部分的なほぼ円筒型に膨出されており、ここを貫通横断する水平な前車軸(12)の両端部に、左右一対の前輪(13)が遊転自在に嵌め付けられている。(14)はその操向ハンドルポスト(8)の中途高さ位置から張り出す係止片であり、これが上記ハンドルポスト受け入れ口筒(7)の操向規制リブに受け止められることによって、上記操向ハンドル(9)の旋回角度が左右方向への約45度づつ程度に規定されているのである。
他方、上記玩具ボディ(B)の後部中央には硬質な合成樹脂製の後車軸受け(15)が、その下方からの施蓋状態に嵌め付け一体化されている。(16)はその後車軸受け(15)の前端部を上記小物類収容ボックス(1)の底面へ固定する複数のネジ締結具、(17)は玩具ボディ(B)の後方から後車軸受け(15)の後端部へ差し込まれた複数の固定ビス、(18)は同じく後車軸受け(15)の中央部に陥没する押し手受け入れ凹溝であって、平面視の円形に開口しており、後述する押し手(P)の下端部を受け止める。
そして、このような後車軸受け(15)を貫通横断する水平な後車軸(19)の両端部に、左右一対の後輪(20)がやはり遊転自在に嵌め付けられており、四輪乗用玩具を形作っている。(21)は上記玩具ボディ(B)の後部中央から連続的に垂下するバックレスト受け入れ口筒であり、左右方向へ延在する細長い平面視の楕円形に開口している。
又、(22)は硬質な合成樹脂から上記シート(2)と対応する一定幅を備えた平面視のほぼ長方形に造形されたバックレストであり、玩具ボディ(B)の後部へ上方からの積み重ね状態に差し込み一体化されて、その玩具ボディ(B)の後部上面から例えば約130mmの一定高さだけ隆起している。
つまり、バックレスト(22)の中央部からは図4、10のように、玩具ボディ(B)のバックレスト受け入れ口筒(21)と対応合致する差込み脚筒(23)が、やはり平面視の楕円形として連続的に垂下されており、これをバックレスト受け入れ口筒(21)へ上方から差し込めば、そのバックレスト(22)の縁取り開口下端部が玩具ボディ(B)の後部へ被着するようになっている。
そして、そのバックレスト(22)の縁取り開口下端部が玩具ボディ(B)の後部へ、左右一対のネジ締結具(24)と前後一対づつの固定ビス(25)によって、抜け止め状態に固定維持されている。(26)はバックレスト(22)における差込み脚筒(23)の下端部に厚肉化された押し手受け入れリングであり、上記後車軸受け(15)の押し手受け入れ凹溝(18)と対応合致する平面視の円形に開口している。
更に、(27)は上記バックレスト(22)における差込み脚筒(23)の開口上面を施蓋するキャップであり、硬質な合成樹脂から平面視の楕円形に対応形成されているが、その中央部には円形の押し手受け入れ口(28)が開口されてもいる。
先に一言した乗用玩具の押し手(P)は図1、2、4、10のように、一定長さ(例えば約370mm)を有する金属製の固定鞘管(29)と、これよりも若干長い同じく金属製の昇降芯管(30)とから二重構造をなし、その固定鞘管(29)が上記バックレスト(22)におけるキャップ(27)の押し手受け入れ口(28)から受け入れリング(26)を通じて、上記後車軸受け(15)の押し手受け入れ凹溝(18)まで深く差し込み垂立された抜け止め固定状態にある。
しかも、そのバックレスト(22)から露出する固定鞘管(29)の上端部には、後述の上昇位置決め用ストッパーピンと下降位置決め用ストッパーピンに共通する1個のピン受け入れ孔(31)が開口形成されている。
そして、他方の昇降芯管(30)はこのような固定鞘管(29)の内部へ、上方から昇降操作できるように差し込み垂立されている。(32)(33)はその昇降芯管(30)内の両端部付近に封入された上下一対の板バネであって、相反する方向性のU字型に屈曲しており、何れもその切り離し一端部が昇降芯管(30)に溶接一体化されている。
(34)(35)は同じく板バネ(32)(33)の自由な切り離し他端部から、各々昇降芯管(30)に開口する出没孔(36)(37)を通じて、一体的に突設されたストッパーピンの上下一対であり、何れも昇降芯管(30)から常時突出する方向へ弾圧付勢されている。
つまり、上記固定鞘管(29)に対して昇降芯管(30)を図1〜4のように、引き出し上昇させた時には、その昇降芯管(30)の下側ストッパーピン(35)が上昇位置決め用として、上記固定鞘管(29)のピン受け入れ孔(31)へ係止する一方、同じく昇降芯管(30)を図9、10のように、固定鞘管(29)の内部へ押し込み下降させた時には、その昇降芯管(30)の上側ストッパーピン(34)が下降位置決め用として、固定鞘管(29)の同じピン受け入れ孔(31)へ係止するようになっている。尚、その両ストッパーピン(34)(35)の上下相互間隔によって決められる押し手(P)の昇降ストローク(S1)は、一例として約310mmである。
何れにしても、上記昇降芯管(30)の上端部には硬質な合成樹脂製のグリップハンドル(38)が被着一体化されているため、その押し手(P)を玩具ボディ(B)から背高く引き出し上昇させた図1〜4のような状態において、保護者がグリップハンドル(38)を握り持ちつつ、後方から手押し走行させることができ、又同じく押し手(P)を背低く押し込み下降させた図9、10の状態において、幼児が自力での走行使用に供し得るのである。
更に、(39)は上記操向ハンドルポスト(8)の下端部をなす前車軸受け(11)から、図1〜7のような後方又は前方へ一体的に張り出す操向自在車輪用取付ステーであって、側面視のほぼ扇型で且つ後面視のほぼ倒立U字型に造形されており、その少なくとも向かい合う左右一対の側壁(40)を具備している。
(C)は上記前輪(13)よりも小型の操向自在車輪であり、その自在車輪(C)としては公知の各種キャスターを採用できるけれども、特に使用中玩具ボディ(B)の前部が左右方向へ傾くことを防ぎ、その安定・円滑な旋回作用を営なませる意味では、トレッドの広幅な一輪式や図例のような双輪式の合成樹脂製キャスターを採用することが好ましい。
(41)は上記操向自在車輪(C)のスイベル軸であり、これを旋回自在に支持する軸受ステム(42)が硬質な合成樹脂から、上記取付ステー(39)の左右両側壁(40)によって挟まれる角筒型に造形されている。(43)はその下端部に圧入一体化されたプラグである。
そして、このようなスイベル軸(41)の軸受ステム(42)は上記取付ステー(39)の内部へ下方から差し込み垂立され、且つその上端部を貫通横断する水平な支点軸(44)によって、起伏的な回動操作自在に枢着されている。その回動角度(θ)は例えば約90度として、これを一定に保つ上下一対のロックピン差し換え用ピン受け入れ孔(45)(46)が、上記取付ステー(39)の左側壁又は/及び右側壁(40)に各々開口分布されている。
又、(47)は上記軸受ステム(42)に封入された板バネであって、倒立U字型に屈曲しており、その切り離し一端部が軸受ステム(42)に溶接一体化されている一方、同じく板バネ(47)の自由な切り離し他端部からは、その軸受ステム(42)に開口する出没孔(48)を通じて、上記取付ステー(39)のピン受け入れ孔(45)(46)へ択一的に係止し得るロックピン(49)が横向き一体的に突設されている。そのため、そのロックピン(49)は軸受ステム(42)から常時突出する弾圧付勢状態にある。(50)は上記板バネ(47)に貫通形成された支点軸逃し入れ孔を示している。
つまり、上記操向自在車輪(C)におけるスイベル軸(41)の軸受ステム(42)を、保護者が水平な支点軸(44)の廻りに手動操作して、操向ハンドルポスト(8)に付属している自在車輪用取付ステー(39)から垂下させた時には、図1、4、6、7から明白なように、その軸受ステム(42)のロックピン(49)が上記取付ステー(39)の下側ピン受け入れ孔(46)へ係止した固定状態に施錠されて、操向自在車輪(C)が前輪(13)の接地面から、下方へ例えば約10mmの一定量(H)だけ進出するようになっている。
その操向自在車輪(C)が地面に接地して、これとの相対的に前輪(13)は地面から浮上するため、このような自在車輪(C)の使用状態において、上記押し手(P)を図1、2、4、5のように背高く引き出し上昇させ、これを保護者が後方から押すことにより、幼児が前輪操向ハンドル(9)を握り持っていても、その抵抗を受けることなく、上記操向自在車輪(C)によって乗用玩具を左右何れの方向へも円滑に旋回させることができる。
他方、やはり水平な支点軸(44)を中心として、上記スイベル軸(41)の軸受ステム(42)を図9、10、11のように廻し上げれば、その軸受ステム(42)の同じロックピン(49)が上記取付ステー(39)の上側ピン受け入れ孔(45)へ係止した固定状態に保たれて、操向自在車輪(C)が前輪(13)の接地面から上方へ退避するようになっている。
このような操向自在車輪(C)の不使用状態では、前輪(13)が地面に接地するため、上記押し手(P)を図9、10のように背低く押し込み下降させて、シート(2)に座乗した幼児自からの操向を行なわせることができる。
何れにしても、上記操向自在車輪(C)が前輪(13)の接地面から下方へ進出する使用状態と、同じく上方へ退避する不使用状態との切り換えは、上記取付ステー(39)のロックピン差し換え用ピン受け入れ孔(45)(46)に係止している軸受ステム(42)のロックピン(49)を、操作手の指先や適当な用具によって押し込み没入させて、その軸受ステム(42)を一定角度(θ)だけ回動操作すれば良く、そうすれば上記ロックピン(49)が板バネ(47)の弾圧付勢力により、その取付ステー(39)のピン受け入れ孔(45)(46)へ自づと瞬時に係止することとなる。
尚、図示省略してあるが、上記支点軸(44)に蔓巻きコイルバネを巻き掛けて、その切り離し両端部を自在車輪用取付ステー(39)と上記軸受ステム(42)へ係止させることにより、その軸受ステム(42)が水平な支点軸(44)に廻りに常時上方へ退避する弾圧付勢力を与えても良い。
図1〜11に説示した上記第1実施形態の場合、操向自在車輪(C)におけるスイベル軸(41)の軸受ステム(42)を操向ハンドルポスト(8)に付属の自在車輪用取付ステー(39)へ、水平な支点軸(44)によって一定角度(θ)だけ起伏的な回動操作自在に枢着しているが、図12〜15の第2実施形態に示す如く、上記軸受ステム(42)を取付ステー(39)へ一定ストローク(S2)だけ昇降操作できるように取り付けても良い。これによっても、操向自在車輪(C)が前輪(13)の接地面から下方へ一定量(H)だけ進出する使用状態と、上方へ退避する不使用状態との切り換えを行なえることに変りはないからである。
つまり、その第2実施形態の構成ではロックピン差し換え用ピン受け入れ孔(45)(46)の上下一対が、取付ステー(39)を形作っている左右両側壁(40)の垂直線上に左右一対づつとして点在開口されている一方、軸受ステム(42)内に封入されたU字型板バネ(47)の切り離し両端部から横向き一体的に突出する左右一対のロックピン(49)が、上記ピン受け入れ孔(45)(46)の上下一対へ択一的に係止し得るようになっている。
しかも、その取付ステー(39)と軸受ステム(42)には各々バネ受けピン(51)(52)が、上記板バネ(47)と干渉しない前後方向への平行状態に突設されており、そのバネ受けピン(51)(52)の上下相互間に連繋掛架された引張りコイルバネ(53)によって、操向自在車輪(C)におけるスイベル軸(41)の軸受ステム(42)を持ち上げ、その自在車輪(C)を前輪(13)の接地面から常時上方へ退避するように弾圧付勢している。
又、図1〜15の上記第1、2実施形態では、操向自在車輪用取付ステー(39)を幼児によって旋回される操向ハンドルポスト(8)の下端部から一体的に張り出しているが、図16、17の第3、4実施形態に示す如く、その自在車輪用取付ステー(39)を玩具ボディ(B)における前部(例えばフロントグリル(6))の底面から下方へ一体的に張り出しても良い。
その場合、図16の第3実施形態では上記第1実施形態に準じた構成として、その取付ステー(39)の左右両側壁(40)へ水平な支点軸(40)により、操向自在車輪(C)におけるスイベル軸(41)の軸受ステム(42)を一定角度(θ)だけ回動操作できるように枢着している一方、図17の第4実施形態では上記第2実施形態に準じた構成として、その取付ステー(39)へ上記スイベル軸(41)の軸受ステム(42)を、一定ストローク(S2)だけ昇降操作できるように取り付けている。
尚、図12〜17の第2〜4実施形態におけるその他の構成は、図1〜11の上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その図12〜17に図1〜11との対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略するが、何れにしても上記操向自在車輪用取付ステー(39)はこれを別体物として、操向ハンドルポスト(8)の下端部や玩具ボディ(B)における前部の底面へ、ネジ締結具などにより取り付け固定することができる。
本考案に係る四輪乗用玩具の第1実施形態として、その操向自在車輪が地面に接地した使用状態を示す側面図である。 図1の背面図である。 図1の拡大平面図である。 図3の4−4線断面図である。 図3の底面図である。 図4の6−6線に沿う拡大断面図である。 図6の7−7線断面図である。 操向自在車輪を抽出して示す一部破断の正面図である。 操向自在車輪が退避した不使用状態を示す図2に対応する背面図である。 図9の拡大側面図である。 図10の拡大底面図である。 本考案の第2実施形態として、操向自在車輪が接地した使用状態を示す部分拡大側面図である。 図12の背面図である。 図12の14−14線断面図である。 操向自在車輪が退避した不使用状態を示す図12に対応する側面図である。 本考案の第3実施形態を示す図4に対応する側断面図である。 本考案の第4実施形態を示す部分側面図である。
符号の説明
(2)・シート
(6)・フロントグリル
(7)・ハンドルポスト受け入れ口筒
(8)・操向ハンドルポスト
(9)・操向ハンドル
(11)・前車軸受け
(12)・前車軸
(13)・前輪
(19)・後車軸
(20)・後輪
(21)・バックレスト受け入れ口筒
(22)・バックレスト
(23)・差込み脚筒
(28)・押し手受け入れ口
(29)・固定鞘管
(30)・昇降芯管
(31)・ピン受け入れ孔
(32)(33)・板バネ
(34)(35)・ストッパーピン
(36)(37)・出没孔
(38)・グリップハンドル
(39)・操向自在車輪用取付ステー
(40)・側壁
(41)・スイベル軸
(42)・軸受ステム
(44)・回動支点軸
(45)(46)・ロックピン差し換え用ピン受け入れ孔
(47)・板バネ
(48)・出没孔
(49)・ロックピン
(50)・支点軸逃し入れ孔
(51)(52)・バネ受けピン
(53)・引張りコイルバネ
(B)・玩具ボディ
(C)・操向自在車輪
(P)・押し手
(H)・操向自在車輪の進退量
(θ)・回動角度
(S1)(S2)・昇降ストローク

Claims (9)

  1. 前輪(13)の接地面から下方へ進出する使用状態と上方へ退避する不使用状態との切り換え操作可能な操向自在車輪(C)を、前輪操向ハンドル(9)を備えた操向ハンドルポスト(8)の下端部又は玩具ボディ(B)における前部の底面へ取り付けたことを特徴とする押し手付き四輪乗用玩具。
  2. 操向自在車輪(C)として、双輪式の合成樹脂製キャスターを採用したことを特徴とする請求項1記載の押し手付き四輪乗用玩具。
  3. 操向ハンドルポスト(8)の下端部をなす前車軸受け(11)から前方又は後方へ、操向自在車輪用取付ステー(39)を一体的に張り出して、
    操向自在車輪(C)におけるスイベル軸(41)の軸受ステム(42)を上記取付ステー(39)へ、その自在車輪(C)が前輪(13)の接地面から進退する一定角度(θ)だけ回動操作できるように枢着したことを特徴とする請求項1又は2記載の押し手付き四輪乗用玩具。
  4. 操向ハンドルポスト(8)の下端部をなす前車軸受け(11)から前方又は後方へ、操向自在車輪用取付ステー(39)を一体的に張り出して、
    操向自在車輪(C)におけるスイベル軸(41)の軸受ステム(42)を上記取付ステー(39)へ、その自在車輪(C)が前輪(13)の接地面から進退する一定ストローク(S2)だけ昇降操作できるように取り付けたことを特徴とする請求項1又は2記載の押し手付き四輪乗用玩具。
  5. 玩具ボディ(B)の前部をなすフロントグリル(6)の底面から下方へ、操向自在車輪用取付ステー(39)を一体的に張り出して、
    操向自在車輪(C)におけるスイベル軸(41)の軸受ステム(42)を上記取付ステー(39)へ、その自在車輪(C)が前輪(13)の接地面から進退する一定角度(θ)だけ回動操作できるように枢着したことを特徴とする請求項1又は2記載の押し手付き四輪乗用玩具。
  6. 玩具ボディ(B)の前部をなすフロントグリル(6)の底面から下方へ、操向自在車輪用取付ステー(39)を一体的に張り出して、
    操向自在車輪(C)におけるスイベル軸(41)の軸受ステム(42)を上記取付ステー(39)へ、その自在車輪(C)が前輪(13)の接地面から進退する一定ストローク(S2)だけ昇降操作できるように取り付けたことを特徴とする請求項1又は2記載の押し手付き四輪乗用玩具。
  7. 操向自在車輪(C)におけるスイベル軸(41)の軸受ステム(42)を、操向自在車輪用取付ステー(39)の向かい合う左右両側壁(40)により挟まれる角筒型として、その取付ステー(39)へ水平な支点軸(44)により約90度の一定角度(θ)だけ回動操作できるように枢着すると共に、
    上記軸受ステム(42)の内部へ封入した倒立U字型板バネ(47)の切り離し一端部又は両端部から、ロックピン(49)を横方向への出没自在に突設する一方、そのロックピン差し換え用ピン受け入れ孔(45)(46)の上下一対を上記取付ステー(39)における左側壁又は/及び右側壁(40)に開口分布させて、
    上記軸受ステム(42)を一定角度(θ)だけ起伏的に回動操作した時、そのロックピン(49)が上記取付ステー(39)のピン受け入れ孔(45)(46)へ自づと択一的に係止し得るように関係設定したことを特徴とする請求項3又は5記載の押し手付き四輪乗用玩具。
  8. 操向自在車輪(C)におけるスイベル軸(41)の軸受ステム(42)を、操向自在車輪用取付ステー(39)の向かい合う左右両側壁(40)により挟まれる角筒型として、その取付ステー(39)へ下方から一定ストローク(S2)だけ昇降操作できるように差し込み垂立させると共に、
    上記軸受ステム(42)の内部へ封入したU字型板バネ(47)の切り離し一端部又は両端部から、ロックピン(49)を横方向への出没自在に突設する一方、そのロックピン差し換え用ピン受け入れ孔(45)(46)の上下一対を上記取付ステー(39)における左側壁又は/及び右側壁(40)に開口分布させて、
    上記軸受ステム(42)を一定ストローク(S2)だけ直線的に昇降操作した時、そのロックピン(49)が上記取付ステー(39)のピン受け入れ孔(45)(46)へ自づと択一的に係止し得るように関係設定したことを特徴とする請求項4又は6記載の押し手付き四輪乗用玩具。
  9. 操向自在車輪(C)におけるスイベル軸(41)の軸受ステム(42)に、その自在車輪(C)が前輪(13)の接地面から常時上方へ退避する弾圧付勢力を与えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の押し手付き四輪乗用玩具。
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