JP3103194U - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 お茶が漏れ出すことがなく、水の注入が容易である容器を提供する。
【解決手段】 第一開口21と第二開口22とを持つ収容空間2を有する本体1を備える。平常時では、第一開口21は本体1の上段の上端に位置し、第二開口22は本体1の下段の底端に位置する。第一開口21の径は第二開口22の径よりも小さく、且つ第一開口21と第二開口22とには上蓋4と底蓋5とが別々にカバーする。上蓋4には貫通孔411が開けてあり、上蓋4の内面には軟質パッド42が設けてあり、軟質パッド42には貫通孔411と連通するギャップ421が設けてある。第二開口22には濾過コップ6が設けてあり、濾過コップ6の底端は下向きのコップ開口部を有する。濾過コップ6が第二開口22に定位するために、コップ開口部には周縁から外側へ突起する止め部62が設けてある。
【選択図】 図2

Description

本考案は、容器に係り、特に、二つの開口を有し、お湯を入れる際に、茶葉が水に完全に浸され、且つ飲用の際に、茶葉を飲むことを回避できる容器に関する。
図7に示すのは、一般のお茶を入れるための容器であり、前記容器は収容空間71が凹設されている本体7を有し、前記収容空間71の上には開口711が開けてあり、濾過コップ8を開口711から装入することができ、前記濾過コップ8内には茶葉Bが収容してあり、前記収容空間71に被せるために、前記本体7には脱着可能な蓋9が設けてある。
使用時に、茶葉Bを濾過コップ8に入れて、収容空間にお湯を注いだ後、前記本体7の開口711に蓋9を被せて、収容空間71におけるお湯により、茶葉Bが完全に展開し、これにより、香りよくて美味しいお茶を入れることができる。
しかしながら、上記のお茶を入れるための容器の濾過コップ8は収容区間71の上に設置され、お湯を注ぐ際に、お湯の水面を濾過コップ8内にある茶葉Bの高さより高くすることが必要であり、そうしないと、茶葉Bがお湯に完全に浸されて展開することができないので、お茶を入れている過程中に、使用者が一部のお茶を飲むと、お湯の水面が濾過コップ8内にある茶葉Bの高さよりも低くなり、図8に示すように、茶葉Bがお湯に浸されなくなる。
特に、前記本体7内の濾過コップ8の開口は本体7の開口711と同一の方向であるので、使用者がお茶を飲むときに、茶葉が口に入ることがある。
また、上記のお茶を入れるための容器の開口は単一であり、且つ茶葉Bを濾過コップ8に装入するときの便利性のために、開口711の直径は一般に大きくし、且つ開口711は蓋9及び濾過コップ8に合う構造を有し、一般のコップと異なるので、使用者がお茶を飲んでいるときに、開口711の形体によってお茶が漏れ出すことがある。逆に、開口711の直径を小さくすれば、上記の現象を回避することはできるが、茶葉Bの装入が難しくなる。
本考案の主な目的は、開口を二つにし、濾過コップを収容空間の下に位置させることにより、お茶を入れるときに、茶葉が水に完全に浸され、且つお茶を飲むときに、茶葉が口に入ることを回避でき、なお、第一開口が第二開口よりも小さいので、第一開口によりお茶を飲むと、進行中にお茶を飲んでも、お茶が漏れ出すことがなく、且つ第二開口によりお湯を注ぐときに、開口がより大きいので、水の注入が容易である容器を提供する。
上記目的を達成するためになされた本考案は、別々に第一開口と第二開口とを持つ収容空間を有する本体を有し、前記二開口が本体の軸方向に位置し、平常時では、前記第一開口は本体の上段の上端に位置し、前記第二開口は本体の下段の底端に位置し、なお、第一開口の径は第二開口の径よりも小さく、且つ本体の第一開口と第二開口とには上蓋と底蓋とが別々にカバーすることができ、なお、前記上蓋には貫通孔が開けてあり、前記第一開口に応じる前記上蓋の内面には軟質パッドが設けてあり、前記軟質パッドには上蓋の貫通孔と連通するギャップが設けてあり、前記収容空間の第二開口には本体から分離可能な濾過コップが設けてあり、前記濾過コップの底端は下向きのコップ開口部を有し、前記濾過コップが本体の第二開口に定位するために、前記コップ開口部には周縁から外側へ突起する止め部が設けてあることを特徴とする容器であることを要旨としている。
本考案に係る容器よれば、開口を二つにし、濾過コップ6を収容空間2の下に位置させることにより、お茶を入れるときに、茶葉Aがお湯に完全に浸され、且つお茶を飲むときに、茶葉が口に入ることを回避でき、なお、第一開口21が第二開口22よりも小さいので、第一開口21によりお茶を飲むと、進行中にお茶を飲んでも、お茶が漏れ出すことがなく、且つ第二開口22によりお湯を注ぐときに、開口がより大きいので、お湯の注入が容易になる。
図1から図6を参照する。上記図面の実施例の構造は、説明するために挙げたものであるだけであり、本考案は上記の構造に限定されない。
本考案の一実施例による容器は、別々に第一開口21と第二開口22とを持つ収容空間2を有する本体1を有し、前記第一開口21と第二開口22とは本体の軸方向に位置し、平常時では、前記第一開口21が本体1の上段の上端11に位置し、前記第二開口22が本体1の下段の底端12に位置し、なお、第二開口の径は本体1の下段の内径とほぼ同じであり、第一開口21の径は第二開口22の径よりも小さい。本実施例では、内螺旋を持つ上蓋4と底蓋5とを別々に締めて固定して収容空間2を閉鎖するために、前記本体1と連接する第一開口21と第二開口22との外縁には第一外ねじ段211と第二外ねじ段221とが別々に設けてある。且つ前記第一開口21に応じる前記上蓋4の内面41には軟質パッド42が設けてあり、本実施例では、前記上蓋4を第一外ねじ段211に締めて固定するときの密封度を増加するために、前記軟質パッド42はシリコーンなどの軟質素材で製作され、前記上蓋4には内面41を貫通する貫通孔411が開けてあり、前記軟質パッド42には上蓋4の貫通孔411と連通するギャップ421が設けてある。
茶葉Aを収容するために、前記収容空間2の第二開口22には本体1から分離可能な濾過コップ6が設けてあり、前記濾過コップ6は金属網で作製され、茶葉Aの移動範囲を濾過コップ6内に制限させ、なお、前記濾過コップ6の底端は下向きのコップ開口部61を有し、前記濾過コップ6は第二開口22と同様の位置にあり、前記コップ開口部61には周縁から外側へ突起する止め部62が設けてあり、本実施例では、前記止め部62はリング状であり、その外径が第二開口22の内径よりも大きいので、本体1の第二開口22の周縁と当接することができ、底蓋5を本体1の第二外ねじ段に締めて固定し、濾過コップ6の止め部62を本体1の第二開口22と固定部51との間に挟むことができる。
第二開口22は本体1の下段の底端12に位置し、濾過コップ6が本体1の下段の第二開口22に設置されるので、平常時に、濾過コップ6が収容空間2の下に位置する。本実施例では、前記本体1の前記第二外ねじ段221と接する前記底蓋5にはシール部材52がその接触処に設けてあり、前記シール部材52により底蓋5を本体1の前記第二外ねじ段221に締めて固定するときに、両者はもっと緊密になる。前記底蓋5の濾過コップ6との接面には、濾過コップ6のコップ開口部61の内縁に応じる固定部51が突設してあり、そうすると、底蓋5を本体1の前記第二外ねじ段221に締めて固定するときに、固定部51がコップ開口部61の内縁を嵌めて固定して、濾過コップ6の安定性を向上する。
図4に示すように、平常時に、濾過コップ6が収容空間2の下に位置するので、使用するときには、本実施例に係る容器を反転して、底蓋5を緩めて開けると、濾過コップ6のコップ開口部61は上向きであり、茶葉Aを装入して、お湯を収容空間2内に注入して、底蓋5を締めた後、もう一度本実施例に係る容器を反転して元の状態に回復し、ここで、濾過コップ6のコップ開口部61は下向きであり、お湯および茶葉Aは収容空間2の下に落ちるので、お茶を入れる過程中に、使用者がお茶の一部を飲んでも、収容空間2内のお湯の水面は茶葉Aよりも低くなる心配がない。
図5に示すように、前記上蓋4にある軟質パッド42及びシール部材52により、収容空間2内に注入されたお湯は収容空間2内に密封されるので、外出やハイキングのときに、本実施例に係る容器でお茶を入れると、携帯して歩いても、お茶が漏れ出さない。
本実施例に係る容器は、底蓋5の直径は本体1の下段の直径と同様なので、市販しているコップ置き枠に置くことができ、なお、第一開口21の直径は第二開口22の直径よりも小さいので、外出やハイキングのときに、当該容器を携帯して歩きながらお茶を飲む際に、第一開口21によりお茶を飲むと、開口がより小さいので、お茶が漏れ出さない。なお、濾過コップ6のコップ開口部61は第二開口22と同様の位置にあり、且つ茶葉Aが濾過コップ6内に止められるので、第一開口21によりお茶を飲むときに、茶葉Aが使用者の口に入ることがない。
なお、収容空間2内に収容されるお湯は収容空間2内の空気を加熱して熱膨張させるので、軟質パッド42が外へ押されてギャップ421が生じて、収容空間2内の圧力がリリーフされ、図6に示すように、収容空間2の内外圧力が一致になり、そうすると、逆の場合に、収容空間2内のお湯が冷却されても、上蓋4を容易に開けることができる。
もちろん、本考案は別の実施例が多数にあり、それらは詳細の処の変化だけである。図7と図8を参照する。これは、本考案の別の実施例であり、濾過コップ6の止め部62はコップ開口部61の周縁で等距離をおき外へ突出する三つの突部から構成され、前記三つの突部を収容するために、前記第二開口22には濾過コップ6の止め部62と対応する箇所にL字形を呈する三つの収容溝212が形成されている。そうすると、濾過コップ6の止め部62が第二開口22の収容溝212にロックされる。
上記の実施例は本考案を説明するために挙げたものであり、本考案を限定するものではないので、寸法の変更や同じ効果を持つ部品の変更は全て本考案の考案申請範囲に属する。
本考案の一実施例による容器を示す斜視図である。 本考案の一実施例による容器を示す分解斜視図である。 本考案の一実施例による容器を示す上面図である。 本考案の一実施例による容器の使用状態を示す模式図である。 本考案の一実施例による容器の使用状態を示す模式図である。 本考案の一実施例による容器の一部を示す模式図である。 本考案の別の実施例による容器の一部を示す斜視図である。 本考案の別の実施例による容器の一部を示す断面図である。 従来の容器の上面図である。 従来の容器の上面図である。
符号の説明
1 本体、2 収容空間、4 上蓋、5 底蓋、6 濾過コップ、11 上端、12 底端、21 第一開口、22 第二開口、41 内面、42 軟質パッド、51 固定部、52 シール部材、61 コップ開口部、62 止め部、211 第一外ねじ段、212 収容溝、221 第二外ねじ段、411 貫通孔、421 ギャップ

Claims (4)

  1. 別々に第一開口と第二開口とを持つ収容空間を有する本体を備え、前記第一開口と第二開口は本体の軸方向に位置し、平常時では、前記第一開口は本体の上段の上端に位置し、前記第二開口は本体の下段の底端に位置し、第一開口の径は第二開口の径よりも小さく、且つ本体の第一開口と第二開口とには上蓋と底蓋とが別々にカバーすることが可能であり、前記上蓋には貫通孔が開けてあり、前記第一開口に応じる前記上蓋の内面には軟質パッドが設けてあり、前記軟質パッドには上蓋の貫通孔と連通するギャップが設けてあり、前記収容空間の第二開口には本体から分離可能な濾過コップが設けてあり、前記濾過コップの底端は下向きのコップ開口部を有し、前記濾過コップが本体の第二開口に定位するために、前記コップ開口部には周縁から外側へ突起する止め部が設けられていることを特徴とする容器。
  2. 内螺旋を持つ上蓋と底蓋とを別々に締めて固定するために、前記本体と連接する第一開口と第二開口との外縁には、第一外ねじ段と第二外ねじ段とが別々に設けてあり、且つ前記本体の前記第二外ねじ段と接する前記底蓋にはシール部材がその接触に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 前記止め部は、リング状であり、その外径が第二開口の内径よりも大きく、前記コップ開口部の内縁を嵌めて固定するために、前記底蓋の濾過コップとの接面には濾過コップのコップ開口部の内縁に応じる固定部が突設されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  4. 前記止め部は、コップ開口部の周縁で等距離をおき外へ突出する三つの突部から構成され、前記三つの突部を収容するために、前記第二開口には濾過コップの止め部と対応する箇所にL字形を呈する三つの収容溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
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