JP3102718U - 「マイクロフルート段ボール製のコンパクトデスク包装容器」 - Google Patents

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純一 岩尾
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Abstract

【課題】一般印刷紙器分野の技法で生産可能な100%紙製のコンパクトディスク包装容器を提供する。
【解決手段】素材としては省資源素材として開発されたマイクロフルート段ボール(MF段ボール)を採用し、部品が連続した展開図形となる構造を考案設計する。MF段ボールを3枚積層して得られる間隙にCDを挿入し押さえ込む意匠構造とし、底板部およびCDを取り囲む周縁部および上蓋部を連続した展開図形となるように設計することにより、印刷(表裏),打抜き,折,貼りの連続工程を通して部品が離れることなく最終製品に至ることが可能である。MF段ボールは適度な柔軟性と表面圧縮弾性を有するゆえに、適正なCDの挿入・保持性がえられる。
【選択図】図2

Description

考案の詳細な説明
光学式記録媒体(コンパクトデスク)の収納包装容器(ケース)
コンパクトデスク(CD)の包装容器(ケース)
コンパクトデスク(CD)の紙製包装体(パッケージ)
音楽レコードのCDが開発され市場導入に際し、この総合システムの国際的統一規格の一部として、CDを収納保管する包装容器(パッケージングケース)も厳密な仕様規格が設定された。包装容器はプラスチック樹脂製で高度な成形技術によるジュエリーボックス(Pケース)と称される形状仕様となっている。CDは繊細で高価な宝石の如きものとされ、これを保護する完璧な包装容器(パッケージ)が設計され標準規格として世に送り出された。
CDは今日、音楽レコード分野を短時日に席巻し、様々なデジタルデータの記録媒体としても普及するに至った。と同時にCD自体の頑健さも認識され、従来の包装規格はいささか過保護的な過剰設計であるとして、従来規格を逸脱した簡易な包装形態も許容されるに至っている。また商品外観の差別化志向も高まり、現在の画一的な素材や形状と異なった包装形態への要望も生じてきた。また地球環境・資源問題への対応からち脱プラスチック志向も存在する。
すでに、郵送・配布される無償CDや出版物・パンコン器機の付録添付CD等においては、薄紙類の封筒・袋形状や厚紙の畳紙(タトウ)形状の簡便で一時的な物流包装も一般的であり、保管包装容器としての機能は些少されている。
しかし音楽CDのような商品としてのCDにおいては、依然として外観形状と収納保管機能を有した包装体がもとめられ、従来のプラスチック製包装容器(ケース)の持つ基本的な外観や機能を考慮した紙製の包装容器(パッケージケース)が考案されているが、多くはCDを収納保持する部分(皿形状 トレー)とこれを取り付け蓋う包装体部分(底部・蓋部)から構成され、各部はそれぞれ異なった材料・工程による部品として製造されており、この組み合わせ集合体としての包装体として考案されている。CDを保持する部品はプラスッチック製ケースのものと同等の構造仕様のプラスチック樹脂成形品としてつくられ、これを厚紙に取りつけた複合製品も考案されている。
100%紙製のものは、保持部分(トレー)は厚板紙を(3枚)積層して、CDを収納する皿状の凹部とこれを押さえ止める部分を作り出し、書籍の表紙状に作られた構造物に取りつける形式が取られている。
考案が解決しようとする課題
プラスチック製のCD包装容器に対応する100%紙製のCD包装容器においては、CDを収納保持する機能構造を適宜な厚みと鋼性を有した厚紙を打抜き加工しこれを積層して形成する方式がとられている。これに適応する板紙は表面や切断面の外観性も重要なため、高品質のパルプを高密度に抄造した高級な特殊板紙が採用されている。このような板紙は一般紙器に適応した板紙のような印刷・加工適性は小さい。また堅牢な故に、切断面の角や稜線は鋭利な状態で重量もあり、人や物を傷つけ兼ねない危険性を有する。特別な加工技術と労力を伴い資源消費量が大きく材料・加工とも高コストである。また、CDの保持機能部(トレー)とこれを覆い商品外観を形成する底部・上蓋部とは別々の材料・工程で製造せざるを得ず、工程数が多くなり製造管理・費用面の隘路となっている。
一般印刷紙器分野の技法で生産可能な100%紙製のCDケースの考案が求められる。
課題を解決する為の手段
一般印刷紙器の製造技術に適応した板紙の採用と構造・工程の考案。
1)極薄段ボール(マイクロフルート段ボール)の採用
一般印刷紙器に使用される厚手の板紙に代替するべく開発されてきた厚み一ミリメートル程度のマイクロフルート段ボールは一般印刷紙器分野の製造加工技術への対応性能を高めてきた。印刷紙器包装材としての加工仕上がり外観も良好なものとなっている。この素材は適度な柔軟性と緩衝性を有しており、この厚みとともに当考案構造のCD収納保持包装容器を実現可能とした。
2)合理的・経済的な工程と展開構造の設計
構造体の各部は一般印刷紙器と同様に連続した一体の展開図形として設計されることにより、単一の用紙が印刷・打抜き・折り曲げ・貼合の一連の加工工程を経て最終製品に至る。工程の簡素化が図られ、各個体の用紙使用量と多面付け取都合を合理的にすることが可能である。
3)CDを保持する部分の構造形状は最善の意匠形状を採用
CDを保持する突起部および周辺の構造形状は脱落防止と出し入れの容易性等の機能を十分に吟味された意匠性の高い形状として実施許諾契約を得た意匠登録1020211号の意匠形状を採用する。
図1に基本的な実施例の総体的形状を斜視図として示した。外観形状はCDを収納保持する皿状溝部3を形成した収納部1と開閉可能な扉状の上蓋部2との一体構造物であり、CD本体6との相対的な寸法関係を示しており、外観寸法は現行のプラスチックケースとほぼ同等である。
収納部1の皿状溝部3は板紙1aに板紙1b,1cとを積層貼合して形成される。板紙1aは皿状溝部3の底部4の部材となり、板紙1b,1cは板紙1aに積層貼合され皿状溝部3の縁部5を形成する。縁部材板紙1bは底部材板紙1aの左右対辺に連続し、縁部材板紙1cは1bに連続し、中間に円弧状の窓抜きを施し、底部材1aに対し一対の対称構造をなす。左右一対をなす縁部材1cの一方の円弧中央部には、CDを押え止める為の突起部を設けてある。また扉状上蓋部2は一方の縁部材1cに連続した構造をとる。各部材は一体の連続した展開図形の構造物であり、全ての連続部は折り曲げ積層貼合を加工に適する筋押罫,半切れ罫,ミシン罫等の加工を施してある。
図4,図5は基本実施例1の変形形態を示す。
図4は基本実施例1の縦寸法の変形例である。
B5判書籍体裁の実施例
図5は基本実施例1の縦横両寸法の変形例である。
B5変形判(正方形)体裁の実施例
考案の効果
100%紙製の新しいCDパッケージの誕生。
マイクロフルート段ボールの特性を生かし、単一素材を従来の印刷紙器加工技術によって一貫した連続工程にて加工することにより、省資源、環境対応型の新しいCD包装容器の供給が可能となる。
実施例1の斜視図 CDを収納し上蓋を半開きにした状態 実施例1の平面図,側面図,断面図 上蓋を全開にした状態の図面 実施例1 展開図 生地の展開図形 実施例2 平面図 実施例1の一次変形 実施例3 平面図 実施例1の二次変形
符号の説明
1;収納部 2;上蓋部 3;皿状溝部 4;底部 5;周縁部
6;CD本体
1a;底部材板紙 1b;周縁部材板紙 1c;周縁部材板紙
1d;窓抜き部 1e;突起部 1f;指懸け部 1g;筋罫線

Claims (3)

  1. マイクロフルート段ボール(MF段ボール)を成形し、積層加工することにより得られる100%紙製のコンパクトデスク(CD)収納保持包装容器体。
  2. 一枚の基材から型抜きされた一体物としての展開生地を折込、貼合加工する方式によって、三層のCD保持部を形成し、これに連続する表蓋部とからなる合計4層の構造体としての請求項1のCD包装容器体。
  3. CD保持部、特にCDを挿入する凹溝部とこれを挟み止める突起部の形状は意匠登録1020211号の権利所有者との実施許諾契約により得た意匠形状を有する請求項1および2のCD包装容器体。
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