JP3102341B2 - 自動現像装置 - Google Patents

自動現像装置

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JP3102341B2
JP3102341B2 JP08037847A JP3784796A JP3102341B2 JP 3102341 B2 JP3102341 B2 JP 3102341B2 JP 08037847 A JP08037847 A JP 08037847A JP 3784796 A JP3784796 A JP 3784796A JP 3102341 B2 JP3102341 B2 JP 3102341B2
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藤吾 木下
勝功 井下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルムや印画
紙等の感光材料を現像処理する自動現像装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】現像液、漂白液、定着液、安定化液等の
各種の現像処理液を複数の処理液タンク内に充填し、そ
の処理液タンクの処理液中に感光材料を順に浸漬して現
像処理する自動現像装置は従来から知られている。
【0003】上記感光材料の現像処理に際し、資源の節
減や環境保全の面から、現像液等の各種の処理液の減量
化が推し進められている。
【0004】その目的を達成するため、特開平6−83
019号公報に記載された自動現像装置においては、処
理液タンク内にラックを挿入し、そのラックの周囲に形
成された移送路の断面をスリット状とし、そのスリット
状移送路に沿って感光材料を搬送させつつ、感光材料の
乳剤面に処理液を噴射して、感光材料を現像処理してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記スリッ
トタイプの自動現像装置においては、移送路の間隙が小
さいため、感光材料が移送路の表面に摺動し、感光材料
にすり傷がつき易いという問題がある。
【0006】その解決策として、移送路の表面に凹凸を
形成して感光材料に対する接触面積を減少させる方法、
ころやローラを設けて感光材料の移動を案内する方法等
が存在する。
【0007】しかし、凹凸を設ける方法においては、す
り傷を完全に防止することができず、一方、ころやロー
ラを設ける方法においては、これらの部品を組込むため
のスペースを確保する必要があるため、移送路の間隙が
大きくなると共に、そのスペース内に処理液が充満し、
処理液の減量化を図る目的から逸脱する。
【0008】この発明の課題は、感光材料にすり傷を発
生させることなく現像処理することができるスリットタ
イプの自動現像装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、処理液タンクの処理液中に
ラックを浸漬し、そのラックが中間ブロックと、その中
間ブロックとの間で断面がスリット状の移送路を形成す
る着脱自在な一対のラックプレートとを有し、前記スリ
ット状移送路に沿って感光材料を搬送して感光材料を現
像処理する自動現像装置において、前記ラックプレート
の内面に感光材料の搬送方向に対して傾斜する係合溝を
形成し、その係合溝に耐薬品性を有する柔軟な繊維が植
毛された帯状の植毛基材を抜き差し自在に支持した構成
を採用している。 ここで、植毛基材は、繊維を刺し込ん
だ基布と、その基布の裏面に設けられたラテックスコン
パウド層とから成るものであってもよい。
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】上記のように、スリット状移送路を形成するラ
ックプレートの内面に係合溝を形成し、その係合溝に柔
軟な繊維が植毛された植毛基材を取付けたことにより、
移送路に沿って搬送される感光材料を柔軟な繊維によっ
て案内することができるので感光材料に傷がつくのを防
止することができる。また、植毛基材を係合溝に抜き差
し自在に支持することによって、繊維が摩耗し、あるい
は腰折れが生じた場合に取り替えすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。図1は自動現像機の概略を示す。
一方向に並ぶ複数の処理液タンクT1 乃至Tn 内には現
像液、漂白液、定着液、安定化液等の各種の処理液が充
填され、その処理液中に感光材料Aの移動を案内するラ
ック1が浸漬されている。
【0014】図2及び図3はラック1を示す。ラック1
は、左右の側枠2の中央部間に一対の中間ブロック3
a、3bを上下に設け、下部中間ブロック3bの下方に
設けた下部ターンガイド4上に一方向に回転駆動される
ターンローラ5を配置し、そのターンローラ5の両側に
押えローラ6を接触させている。
【0015】また、一対の側枠2の前後面に一対のプレ
ート嵌合凹部7を上下に設け、各プレート嵌合凹部7に
着脱自在に嵌合したラックプレート8の表面両側をプレ
ート嵌合凹部7の表面に設けた回転自在のノブ9により
押えて抜け止めし、そのラックプレート8と中間ブロッ
ク3a、3bとの間に感光材料Aの移動を案内する直線
状の下向き移送路10aおよび直線状の上向き移送路1
0bを形成している。
【0016】ここで、移送路10a、10bは、断面が
スリット状をなし、その間隙は0.3〜5mm程度とされ
ている。
【0017】下向き移送路10aの上方には一対の送り
込みローラ11が設けられ、上向き移送路10bの上方
に一対の送り出しローラ12が設けられている。また、
各移送路10a、10bの中間部に一方向に回転駆動さ
れる送りローラ13が設けられ、その送りローラ13の
両側に押えローラ14が接触されている。
【0018】感光材料Aは、一対の送り込みローラ11
の回転により下向き移送路10aに沿って搬送され、下
部ターンガイド4とターンローラ5とによって搬送方向
が180°変換される。搬送方向が変換された感光材料
Aは次に上向き搬送路10bに沿って搬送され、一対の
送り出しローラ12の回転によりラック1から送り出さ
れる。
【0019】ここで、感光材料Aは、その乳剤面がラッ
クプレート8と対向するようにして移送される。
【0020】なお、ラック1から送り出された感光材料
Aは図3に示す上部ターンガイド15に誘導されて隣接
する処理液タンク内のラック1に送り込まれる。
【0021】感光材料Aがラック1内で搬送されると
き、ラックプレート8に形成した通路16に処理液が圧
送され、その処理液は通路16に連通するノズル17か
ら下向き移送路10aおよび上向き移送路10bに沿っ
て搬送される感光材料Aに向けて噴射される。このた
め、感光材料Aは処理液と良好に接触して直ちに現像さ
れる。
【0022】図2および図3に示すように、感光材料A
の乳剤面と対向するラックプレート8の内面には耐薬品
性に優れた柔軟な繊維18が植毛されている。繊維18
として、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、ポ
リエチレン、三酢酸セルローズ等を挙げることができ
る。
【0023】上記繊維18は、ラックプレート8の内面
全体に植毛してもよく、図示のように、筋状に植毛して
もよい。繊維18を筋状に植毛する場合、その繊維植毛
筋が感光材料Aの移送方向に対して直交していると、感
光材料Aの先端が繊維植毛筋に当接して詰まるおそれが
あり、また感光材料Aの搬送抵抗が大きくなるため、上
記繊維植毛筋は、感光材料Aの移送方向に対して傾斜さ
せるようにする。
【0024】ここで、繊維18の長さは、各移送路10
a、10bの間隙より短くてもよく、あるいは長いもの
であってもよい。
【0025】上記のように、ラックプレート8の内面に
繊維18を植毛すると、感光材料Aの乳剤面がラックプ
レート8の内面と接触しつつ移動するのを防止すること
ができるため、感光材料Aに傷がつくのを防止すること
ができる。
【0026】上記のような繊維18は中間ブロック3
a、3bの表面にも設けてもよい。
【0027】図2に示すように、ラックプレート8の内
面に感光材料Aの移送方向に対して傾斜する直線状の第
1係合溝19と、その第1係合溝19に対して逆方向に
傾斜する第2係合溝20とを感光材料Aの移送方向に交
互に設け、各係合溝19、20に挿入した耐薬品性に優
れた帯状の植毛基材21を図4に示すように、係合溝1
9、20の開口部に設けた突条22によって抜け止め
し、かつ係合溝19、20の端部から抜き差し自在と
し、その植毛基材21に繊維18を植毛することによ
り、繊維18が感光材料Aとの接触によりへたり、ある
いは摩耗した場合に、繊維18が植毛された植毛基材2
1を新しいものと変換することができるため、経済的で
ある。
【0028】また、植毛基材21として、図5に示すよ
うに、繊維18が刺通された耐薬品性に優れた基布23
と、その基布23の裏面に形成された耐薬品性に優れた
ラテックスコンパウンド層24とから成るものを用いる
ことにより、繊維18の抜けを防止し、耐久性の向上を
図ることができる。
【0029】ここで、ラテックスコンパウンド層24は
繊維の抜けを防止するために、使用する繊維及び基布と
同材質にすることが望ましい。
【0030】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
下記に示す効果を奏する。
【0031】 ラッププレートの内面に形成された係
合溝に繊維が植毛された植毛基材を取付けたことによ
り、移送路に沿って搬送される感光材料にすり傷が生じ
るのを防止することができる。
【0032】 繊維が植毛された植毛基材を係合溝に
抜き差し自在に支持したことにより、繊維が腰折れし
あるいは摩耗した場合に新しいものと交換することがで
きるため、繊維が植毛されたラックプレートの全体を交
換する場合に比較して経済的である。
【0033】 繊維が刺し込まれた基布の裏面にラテ
ックスコンパウンド層を設けた植毛基材を用いることに
より繊維の抜けはなく、耐久性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る自動現像装置の概略図
【図2】同上ラックの分解斜視図
【図3】同上ラックの縦断側面図
【図4】同上の植毛基材の取付け部を示す断面図
【図5】同上の植毛基材を示す断面図
【符号の説明】
2 側枠 3a、3b 中間ブロック 4 下部ターンガイド 8 ラックプレート 10a 下向き移送路 10b 上向き移送路 18 繊維 19 第1係合溝 20 第2係合溝 21 植毛基材 23 基布 24 ラテックスコンパウンド層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−114847(JP,A) 特開 平6−51481(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03D 3/00 - 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液タンクの処理液中にラックを浸漬
    し、そのラックが中間ブロックと、その中間ブロックと
    の間で断面がスリット状の移送路を形成する着脱自在な
    一対のラックプレートとを有し、前記スリット状移送路
    に沿って感光材料を搬送して感光材料を現像処理する自
    動現像装置において、前記ラックプレートの内面に感光
    材料の搬送方向に対して傾斜する係合溝を形成し、その
    係合溝に耐薬品性を有する柔軟な繊維が植毛された帯状
    の植毛基材を抜き差し自在に支持したことを特徴とする
    自動現像装置。
  2. 【請求項2】 前記植毛基材が、繊維を刺し込んだ基布
    と、その基布の裏面に設けられたラテックスコンパウン
    ド層とから成る請求項1に記載の自動現像装置。
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