JPH1039485A - 感光材料搬送用のラック - Google Patents

感光材料搬送用のラック

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JPH1039485A
JPH1039485A JP19899796A JP19899796A JPH1039485A JP H1039485 A JPH1039485 A JP H1039485A JP 19899796 A JP19899796 A JP 19899796A JP 19899796 A JP19899796 A JP 19899796A JP H1039485 A JPH1039485 A JP H1039485A
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belt
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Shiyoutetsu Motoe
唱哲 本江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光材料の部分的な現像すすみを防止し、品
質の安定した現像処理品を得ることができる感光材料搬
送用のラックを提供する。 【解決手段】 感光材料の移送路を有するラック本体1
内の下部にターンローラ5を設け、そのターンローラ5
の外周下部に柔軟性を有する薄肉厚の反転ベルト6の一
部を接触させる。ターンローラ5の下部外周囲に設けた
押さえローラ10によって反転ベルト6をターンローラ
5に押し付け、そのターンローラ5と反転ベルト6の接
触部間に送り込まれる感光材料Aにより反転ベルト6の
変形を防止し、感光材料Aの前側に液溜りが形成される
のを防止して、感光材料Aの部分的な現像すすみを防
ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動現像装置に
おいて現像処理される感光材料の搬送用ラックに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、複数の処理液タンク
1 乃至Tn を一方向に並べ、その処理液タンクT1
至Tn 内に現像液、漂白液、定着液、安定化液等の各種
の現像処理液を充填し、各処理液タンクT1 乃至Tn
処理液中に感光材料Aを順に浸漬して現像処理を行う自
動現像装置においては、各処理液タンクT1 乃至Tn
にラック20を挿入し、そのラック20内において感光
材料Aを移送させるようにしている。
【0003】感光材料搬送用のラックとして、図6
(I)に示したものが従来から知られている。このラッ
クは、ラック本体21の内部に断面形状がスリット状の
下向き移送路22とスリット状の上向き移送路23とを
前後に設け、上記ラック本体21内に設けた複数の送り
ローラ24によって上記下向き移送路22に沿って移送
される感光材料Aを、ラック本体21内の下部に設けた
ターンローラ25とそのターンローラの外周下部に一部
が圧接された反転ベルト26とによって移送方向を18
0°方向変換し、それより上向き移送路23に沿って移
送させるようにしている。
【0004】ここで、ターンローラ25は同図の矢印方
向に駆動され、一方、反転ベルト26はターンローラ2
5の周速と同速度で矢印方向に駆動されている。
【0005】また、反転ベルト26は、ターンローラ2
5の軸方向全体にわたって密着可能な幅寸法を有し、ま
た、厚みも薄く、シリコーン等のゴム系の材料から形成
されて柔軟性を有している。
【0006】上記ラックにおいては、反転ベルト26に
よって感光材料Aがターンローラ25の外周に押し付け
られ、そのターンローラ25と反転ベルト26とで挟持
された状態で感光材料Aは移送方向が変換されるため、
感光材料Aを傷付けることがきわめて少ないという特徴
を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のラッ
クにおいては、ターンローラ25と反転ベルト26との
接触部間に腰の強い感光材料A、例えば印画紙が送り込
まれてくると、図6(II)で示すように、反転ベルト2
6が変形して、感光材料Aの前側に液溜り27が生じ、
その液溜り27に溜る処理液が感光材料Aと共にターン
ローラ25の周方向に搬送され、感光材料Aの前側部に
おいて現像のすすみが生じ、現像ムラが生じるという問
題があった。
【0008】この発明の課題は、感光材料の部分的な現
像のすすみを防止することができるようにした感光材料
搬送用のラックを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、第1の発明においては、上下方向に延びる2つの
移送路が前後に設けられたラック本体内の下部にターン
ローラを設け、そのターンローラの外周下部に柔軟な反
転ベルトの一部分を圧接し、上記ラック本体の上部から
ターンローラに向けて下向きに搬送される感光材料の移
送方向を、そのターンローラと反転ベルトとで方向変換
させるようにした感光材料搬送用のラックにおいて、前
記ターンローラの下部外周囲に反転ベルトの一部分をタ
ーンローラの外周に押し付ける複数の押さえローラを設
けた構成を採用している。
【0010】第2の発明においては、ターンローラとで
感光材料の移送方向を方向変換させる反転ベルトとして
液透過性のベルトを用いた構成を採用している。
【0011】ここで、液透過性のベルトとして、網目構
造のメッシュベルトや不織布から成る不織布ベルトを挙
げることができる。
【0012】第3の発明においては、第2の発明におけ
る液透過性の反転ベルトに代えて、感光材料と接触する
搬送面全体に植毛が施された植毛ベルトを用いた構成と
している。
【0013】さらに、第4の発明においては、第2の発
明における液透過性の反転ベルトに代えて、感光材料と
接触する搬送面全体に微細な凹凸が形成された凹凸ベル
トを用いた構成としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1乃至図4に基づいて説明する。図1(I)、(II)
は、この発明の第1の実施の形態を示す。ラック本体1
は、先に述べた図6のラックと同様に、下向き移送路2
および上向き移送路3を内部に有し、感光材料Aは、上
記ラック本体1の内部に組込まれた送りローラ4の回転
によって各移送路2、3に沿って移送される。
【0015】ここで、送りローラ4は、図6に示すラッ
クと同様に上下方向に複数設けられ、連続した感光材料
や、所定の大きさに切断された感光材料を搬送し得るよ
うになっている。
【0016】ラック本体1内の下部にはターンローラ5
が設けられ、そのターンローラ5の外周下部に反転ベル
ト6の一部が接触されている。ターンローラ5は同図の
矢印方向に回転駆動され、一方、反転ベルト6は複数の
ローラ7、8、9に掛り、そのローラの1つの回転駆動
によって矢印方向に移動される。
【0017】下向き移送路2に沿って下向きに移送され
る感光材料Aは、ターンローラ5と反転ベルト6の接触
部間に送り込まれ、上記ターンローラ5の回転と反転ベ
ルト6の移動とによってターンローラ5の周方向に搬送
され、移送方向が180°方向変換される。
【0018】反転ベルト6は厚みが薄く、シリコーン等
のゴム系の柔軟な材料から形成されている。この反転ベ
ルト6は、ターンローラ5の下部外周囲に設けた複数の
押えローラ10によってターンローラ5の外周に押し付
けられている。
【0019】上記のように、柔軟性を有する反転ベルト
6を複数の押えローラ10によってターンローラ5の外
周下部に押し付けることにより、ターンローラ5と反転
ベルト6の接触間に腰の強い感光材料Aが送り込まれて
も、反転ベルト6はターンローラ5の外周から遊離せ
ず、感光材料Aは反転ベルト6の張力と押さえローラ1
0の押圧とによって、図1(II)に示すように、ターン
ローラ5の外周に密着する状態に保持される。
【0020】このため、感光材料Aの前側に液溜りが生
じず、感光材料Aの先端部に現像のすすみが生じるのを
防止することができる。
【0021】図2乃至図4は、この発明の他の実施の形
態を示す。図2に示す実施の形態では、ターンローラ5
の外周に一部が接触された反転ベルト6として、液透過
性を有する柔軟なベルトを用いている。
【0022】ここで、液透過性ベルトとして、網目構造
のメッシュベルトや不織布から成る不織布ベルトを挙げ
ることができる。
【0023】上記のように、液透過性の反転ベルト6を
用いることにより、ターンローラ5と反転ベルト6の接
触部間に対する感光材料Aの侵入により、反転ベルト6
が外方向に変形して感光材料Aの前側に、図2(II)で
示すように液溜り11が生じても、その液溜り11の処
理液は反転ベルト6を透過して外側に流れ出るため、感
光材料Aの先端部における現像のすすみを防止し、現像
ムラのない現像処理品を得ることができる。
【0024】図3に示す実施の形態では、ターンローラ
5の外周下部に一部が接触された反転ベルト6として、
ターンローラ5と接触する搬送面全体にポリエチレン、
ポリプロピレン、テフロン等の柔軟な樹脂繊維12を植
毛した植毛ベルトを用いている。
【0025】上記のように、植毛ベルトを反転ベルト6
として用いることにより、反転ベルト6のターンローラ
5との接触部における繊維12中に処理液を含ませるこ
とができるため、部分的な処理液のたまりを防止するこ
とができる。このため、感光材料Aは全体的に現像処理
されることになり、現像ムラの発生を防止することがで
きる。
【0026】図4に示す実施の形態では、ターンローラ
5の外周下部に一部が接触された反転ベルト6として、
ターンローラ5の外周と対向する搬送面全体に微細な柔
軟性を有する凹凸13が形成された凹凸ベルトを用いて
いる。
【0027】上記のように凹凸ベルトを反転ベルト6と
して用いることにより、その反転ベルト6とターンロー
ラ5の接触部間に処理液を保持させることができるた
め、部分的な処理液のたまりを防止し、図3に示すラッ
クと同様の効果を奏する。
【0028】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至4に記載の
いずれの発明も、感光材料の部分的な現像のすすみを防
止することができ、品質の安定した現像処理品を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(I)は、この発明の実施の形態を示す断面
図、(II)は(I)の一部分を拡大して示す断面図
【図2】(I)はこの発明の他の実施の形態を示す断面
図、(II)は(I)の一部分を拡大して示す断面図
【図3】(I)はこの発明の他の実施の形態を示す断面
図、(II)は(I)の一部分を拡大して示す断面図
【図4】(I)は、この発明のさらに他の実施の形態を
示す断面図、(II)は(I)の一部分を拡大して示す断
面図
【図5】自動現像装置の概略図
【図6】(I)は従来のラックを示す断面図、(II)は
(I)の一部分を拡大して示す断面図
【符号の説明】
1 ラック本体 5 ターンローラ 6 反転ベルト 10 押えローラ 13 凹凸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に延びる2つの移送路が前後に
    設けられたラック本体内の下部にターンローラを設け、
    そのターンローラの外周下部に柔軟な反転ベルトの一部
    分を圧接し、上記ラック本体の上部からターンローラに
    向けて下向きに搬送される感光材料の移送方向を、その
    ターンローラと反転ベルトとで方向変換させるようにし
    た感光材料搬送用のラックにおいて、前記ターンローラ
    の下部外周囲に反転ベルトの一部分をターンローラの外
    周に押し付ける複数の押さえローラを設けたことを特徴
    とする感光材料搬送用のラック。
  2. 【請求項2】 上下方向に延びる2つの移送路が前後に
    設けられたラック本体内の下部にターンローラを設け、
    そのターンローラの外周下部に柔軟な反転ベルトの一部
    分を圧接し、上記ラック本体の上部からターンローラに
    向けて下向きに搬送される感光材料の移送方向を、その
    ターンローラと反転ベルトとで方向変換させるようにし
    た感光材料搬送用のラックにおいて、前記反転ベルト
    が、液透過性のベルトから成ることを特徴とする感光材
    料搬送用のラック。
  3. 【請求項3】 上下方向に延びる2つの移送路が前後に
    設けられたラック本体内の下部にターンローラを設け、
    そのターンローラの外周下部に柔軟な反転ベルトの一部
    分を圧接し、上記ラック本体の上部からターンローラに
    向けて下向きに搬送される感光材料の移送方向を、その
    ターンローラと反転ベルトとで方向変換させるようにし
    た感光材料搬送用のラックにおいて、、前記反転ベルト
    が、感光材料と接触する搬送面全体に植毛が施された植
    毛ベルトから成ることを特徴とする感光材料搬送用のラ
    ック。
  4. 【請求項4】 上下方向に延びる2つの移送路が前後に
    設けられたラック本体内の下部にターンローラを設け、
    そのターンローラの外周下部に柔軟な反転ベルトの一部
    分を圧接し、上記ラック本体の上部からターンローラに
    向けて下向きに搬送される感光材料の移送方向を、その
    ターンローラと反転ベルトとで方向変換させるようにし
    た感光材料搬送用のラックにおいて、前記反転ベルト
    が、感光材料と接触する搬送面全体に微細な凹凸が形成
    された凹凸ベルトから成ることを特徴とする感光材料搬
    送用のラック。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7536940B2 (en) 2001-12-20 2009-05-26 Fujifilm Corporation Clean booth and sheet conveyor device

Cited By (1)

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US7536940B2 (en) 2001-12-20 2009-05-26 Fujifilm Corporation Clean booth and sheet conveyor device

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