JP3102244B2 - 太陽電池の出力制御装置 - Google Patents

太陽電池の出力制御装置

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JP3102244B2
JP3102244B2 JP05332074A JP33207493A JP3102244B2 JP 3102244 B2 JP3102244 B2 JP 3102244B2 JP 05332074 A JP05332074 A JP 05332074A JP 33207493 A JP33207493 A JP 33207493A JP 3102244 B2 JP3102244 B2 JP 3102244B2
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/52PV systems with concentrators

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は太陽電池の出力制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池と負荷または蓄電池間に電子制
御装置を設けて該電子制御装置により太陽電池の変換効
率が、太陽電池の温度に関わらず、ほぼ最大変換効率と
なるようにした太陽電池の出力制御装置が公知である
(実開昭63−92919号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、太陽電池の
変換効率は太陽電池の温度が高いとき程低くなることが
知られている。このため太陽電池の温度が上昇すると太
陽電池の出力が低下してしまう。そこで上述の太陽電池
出力制御装置では電子制御装置を設けて太陽電池の温度
が上昇した場合でも太陽電池の出力ができるだけ低下し
ないようにしている。しかしながら、上述の太陽電池出
力制御装置におけるように電子制御装置を設けた場合こ
の電子制御装置は複雑な電子回路から構成されるので故
障発生率が増大する恐れがあり、その結果太陽電池出力
制御装置の良好な作動を長期にわたって確保できないと
いう問題がある。また、上述の太陽電池出力制御装置に
おいて全体の寸法をできるだけ小さくすべく太陽電池と
電子制御装置とを一体的に形成すると電子制御装置にも
光照射されることとなり、それによって電子制御装置の
温度が上昇しうるので電子制御装置の故障発生率がさら
に増大する恐れがあるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明によれば、光を集光するためのレンズを具備
すると共に該レンズに入射する光の光路断面よりも光路
断面が狭くなっているレンズ透過光の光路内に太陽電池
を配置し、太陽電池の温度を代表する温度の変化に伴い
膨張収縮する熱膨張部材をさらに具備し、太陽電池の温
度を代表する温度が高いとき程太陽電池に入射するレン
ズ透過光の光量が増大するように該熱膨張部材の膨張収
縮作用によってレンズまたは太陽電池が移動せしめられ
る。また上記問題点を解決するために本発明によれば、
光を集光するためのレンズを具備すると共に該レンズに
入射する光の光路断面よりも光路断面が狭くなっている
レンズ透過光の光路内に太陽電池を配置し、上記レンズ
が太陽電池の温度を代表する温度の変化に伴いレンズ透
過光の光路が変化するレンズから構成され、太陽電池の
温度を代表する温度が高いとき程太陽電池に入射するレ
ンズ透過光の光量が増大するようにレンズ透過光の光路
が変化せしめられる。さらに本発明によれば、電気駆動
式の空気調節装置に用いるために、太陽電池周りの温度
が上昇するのに伴い太陽電池の出力が増大されるように
太陽電池に入射するレンズ透過光の光量が変化せしめら
れる。
【0005】
【作用】請求項1に記載の発明では、太陽電池の温度が
上昇すると太陽電池の効率が低下するがこのとき太陽電
池に入射するレンズ透過光の光量が増大されるので太陽
電池の出力が低下するのが阻止される。また請求項2に
記載の発明でも、太陽電池の温度が上昇したときには太
陽電池に入射するレンズ透過光の光量が増大されるので
太陽電池の出力が低下するのが阻止される。請求項3に
記載の発明では、さらに、太陽電池周りの温度が上昇す
るのに伴い太陽電池の出力が増大される。
【0006】
【実施例】図1および図2を参照すると、1は太陽電池
出力制御装置、2は例えば図示しない枠に固定されたレ
ンズ板、3は支持部材4を介してレンズ板2により支持
された基板をそれぞれ示す。レンズ板2は透明な材料、
例えばガラスまたは樹脂などから構成される。またレン
ズ板2には互いに並列配置された、5個のシリンドリカ
ルレンズ5が設けられ、これらシリンドリカルレンズ5
は各シリンドリカルレンズ5を透過して基板3に向かう
光(以下レンズ透過光と称する)を集光するよう作用す
る。一方、各シリンドリカルレンズ5の下方に位置する
基板3上には太陽電池6が配置される。各太陽電池6は
図2に示すようにシリンドリカルレンズ5の各母線に対
して平行に延びている。
【0007】図3は太陽電池出力制御装置1に平行光L
0が入射したときを示している。太陽電池出力制御装置
1に平行光L0が入射するとシリンドリカルレンズ5を
透過したレンズ透過光Lは各シリンドリカルレンズ5に
より集光され、したがってレンズ透過光Lはその光路断
面が減少しながら対応する集光領域7に向けて進行す
る。図1に示した実施例においてレンズ5はシリンドリ
カルレンズから構成されているので各集光領域7はシリ
ンドリカルレンズ5が延びる方向に対して平行に(図3
の紙面に対して垂直に)延びる線分状の領域から構成さ
れている。一方、各太陽電池6は対応するシリンドリカ
ルレンズ5と集光領域7間のレンズ透過光Lの光路内に
常に位置するように設けられており、したがって各太陽
電池6はシリンドリカルレンズ5に入射する光(以下レ
ンズ入射光と称する)L0の光路断面よりも光路断面が
狭くなっているレンズ透過光Lの光路内に常に位置する
こととなる。
【0008】ところで、図1に示した実施例において熱
膨張部材を構成する支持部材4はその線膨張率または体
積膨張率が正の値である材料から構成され、したがって
支持部材4は支持部材4の温度上昇に伴い膨張する。多
くの材料においてその線膨張率または体積膨張率は、太
陽電池出力制御装置1が使用される温度範囲(例えば−
30℃から80℃)内でほぼ一定とみなすことができる
のでレンズ板2から基板3に到る支持部材4の長さは支
持部材4の温度上昇に伴い直線的に増加することとな
る。したがってレンズ板2と基板3間の間隙距離は支持
部材4の温度上昇に伴い直線的に増加し、その結果シリ
ンドリカルレンズ5と対応する太陽電池6間の間隙距離
dは支持部材4の温度上昇に伴い直線的に増加すること
となる。なお、図1に示した実施例において太陽電池6
の温度と支持部材4の温度とはほぼ等しいとみなすこと
ができ、したがって支持部材4の温度は太陽電池6の温
度を代表している。
【0009】図4はシリンドリカルレンズ5と太陽電池
6間の間隙距離dが変化したときの太陽電池6に入射す
るレンズ透過光L(以下太陽電池入射光と称する)の光
量変化を示している。図4を参照すると、シリンドリカ
ルレンズ5と太陽電池6間の間隙距離dが零のとき太陽
電池入射光はレンズ入射光L0のうち光路幅hがaであ
るレンズ入射光L0部分から構成され、この光路幅aは
太陽電池の幅aに等しくなっている。間隙距離dが零よ
りも大きいd1まで増加すると太陽電池入射光はレンズ
入射光L0のうち光路幅hがh1(>a)のレンズ入射
光L0部分から構成されるようになる。本実施例におい
て、太陽電池入射光を構成するレンズ入射光L0部分の
光路幅hは太陽電池入射光の光量を代表しており、した
がって太陽電池入射光を構成するレンズ入射光L0部分
の光路幅hがaからh1に増加するとそれによって太陽
電池入射光の光量が増加することとなる。間隙距離dが
d1よりもさらに増大してd2になると太陽電池入射光
はレンズ入射光L0のうち光路幅hがh2(>h1)の
レンズ入射光L0部分から構成され、その結果太陽電池
入射光の光量がさらに増加する。間隙距離dがd2から
さらに増加してd=Dとなると太陽電池入射光はレンズ
入射光L0のうち光路幅hがHのレンズ入射光L0部分
から構成され、すなわち全レンズ入射光L0が太陽電池
6に入射するようになる。したがって図1に示した実施
例においてd=Dのとき太陽電池入射光の光量が最大と
なる。
【0010】ところで、太陽電池入射光の光量が一定の
場合太陽電池6の温度が上昇するのに伴い太陽電池6の
変換効率が低下し、したがって太陽電池6の出力が低下
する。このため間隙距離dが例えばd1に維持された場
合太陽電池6の温度が上昇すると太陽電池6の出力が低
下してしまう。ところが、図1に示した実施例において
太陽電池6の温度が上昇した場合支持部材4の温度も上
昇しており、その結果支持部材4が膨張して間隙距離d
が大きくなる。支持部材4が膨張して間隙距離dが例え
ばd1からd2に増大すると太陽電池入射光を構成する
レンズ入射光L0部分の光路幅hがh1からh2にまで
増大し、したがって太陽電池入射光の光量が増大するこ
ととなる。後述するように太陽電池入射光の光量が増加
するのに伴い太陽電池6の出力Pが増加することが実験
により確認されており、その結果太陽電池6の温度が上
昇した場合には、太陽電池6の変換効率が低下するにも
かかわらず、太陽電池入射光の光量が増大せしめられる
ので太陽電池6の出力Pが低下するのを阻止できる。
【0011】ここで、太陽電池6の光入射面積に対す
る、太陽電池入射光を構成するレンズ入射光L0部分の
光路断面積の比を集光度Cと定義すると、集光度Cは、
シリンドリカルレンズ5から集光領域7に到る焦点距離
fを用いて、次式で表される。 C=h/a=f/(fーd) したがって間隙距離dと集光度Cとの関係は図5に示す
ようになる。
【0012】図6は、集光度Cが変化したときの太陽電
池6の出力Pの変化を調べた実験結果を示している。図
6を参照すると、集光度Cの対数の増加に伴い太陽電池
6の出力Pの対数は直線的に増加し、しかもこの直線の
傾きはほぼ1になっている。その結果、集光度Cの増加
に伴い太陽電池6の出力Pは直線的に増加することとな
る。したがって、図5における集光度Cと間隙距離dと
の関係は、図7に示すように太陽電池6の出力Pと間隙
距離dとの関係に置き換えることができる。
【0013】図1に示した実施例において、図8におい
て実線Aで示すように、例えばT=−30℃のときにd
=d1でありかつT=80℃のときにd=d2であるよ
うに、シリンドリカルレンズ5から基板3に到る支持部
材4の長さおよび支持部材4の膨張率を予め定めておく
ことができる。間隙距離dが大きいとき程太陽電池6の
温度が高くなっており、したがって太陽電池6の変換効
率が低下していることを考慮すると、太陽電池6の温度
を代表する支持部材4の温度Tと太陽電池6の出力Pと
の関係は図9において実線Aで示すようになる。すなわ
ちこの温度範囲において太陽電池6の出力Pをほぼ一定
に維持することができる。
【0014】また、図8において実線Bで示すように、
T=−30℃のときにd=d2でありかつT=80℃の
ときにd=Dであるように、シリンドリカルレンズ5か
ら基板3に到る支持部材4の長さおよび支持部材4の膨
張率を予め定めておくこともできる。この場合太陽電池
6の温度を代表する支持部材4の温度Tが上昇して間隙
距離dが増大すると図7に示すように太陽電池6の出力
Pが急激に増大し、その結果太陽電池6の温度上昇によ
って太陽電池6の変換効率が低下することを考慮しても
太陽電池6の温度を代表する支持部材4の温度Tが上昇
するのに伴い太陽電池6の出力Pを増大させることがで
きる。その結果、太陽電池出力制御装置1を窓に設けて
太陽電池6の出力を例えば図10に示すように空気調節
装置50に供給するようにした場合、太陽電池6の温度
と太陽電池6周りの部屋51内の温度とがほぼ等しいと
すると、太陽電池6と空気調節装置50間に電子制御装
置などを設けることなく、部屋51内の温度が上昇する
のに伴い空気調節装置50の出力を増大させることがで
きる。
【0015】図1に示した実施例では、支持部材4の膨
張収縮作用により太陽電池入射光の光量を制御して太陽
電池6の出力を制御するようにしており、このため電子
制御装置などを設ける必要がないので太陽電池制御装置
1の故障発生率が低減され、その結果太陽電池制御装置
1の良好な作動を長期にわたって確保することができ
る。また、太陽電池6はレンズ入射光L0の光路断面よ
りも光路断面が狭くなっているレンズ透過光Lの光路内
に配置されるので太陽電池6の移動量が小さくても太陽
電池入射光の光量を大きく変化させることができ、その
結果太陽電池入射光の光量制御を迅速に行うことが可能
となる。なお、図1に示した実施例において太陽電池6
の温度が低下した場合にはそれによって支持部材4が収
縮して太陽電池入射光の光量が減少するが、このとき太
陽電池6の変換効率が増加しているので太陽電池6の温
度低下に伴い太陽電池6の出力Pが低下するのが阻止さ
れている。
【0016】図11には第1の発明による別の実施例が
示される。この実施例において図1と同様の構成要素は
同一の番号で示している。図11を参照すると、本実施
例においても、シリンドリカルレンズ5を備えたレンズ
板2は例えば枠に固定され、一方太陽電池6が配置され
た基板3は支持部材4を介してレンズ板2により支持さ
れている。しかしながら、この実施例において熱膨張部
材を構成する支持部材4はその線膨張率または体積膨張
率が負である材料から構成され、したがって支持部材4
は支持部材4の温度上昇に伴い収縮する。また支持部材
4を、その線膨張率または体積膨張率が太陽電池出力制
御装置1が使用される温度範囲(例えば−30℃から8
0℃)内でほぼ一定である材料から構成するとレンズ板
2から基板3に到る支持部材4の長さは支持部材4の温
度上昇に伴い直線的に減少することとなる。したがって
レンズ板2と基板3間の間隙距離は支持部材4の温度上
昇に伴い直線的に減少し、その結果シリンドリカルレン
ズ5と対応する太陽電池6間の間隙距離dは支持部材4
の温度上昇に伴い直線的に減少することとなる。なお、
図11に示した実施例においても太陽電池6の温度と支
持部材4の温度とはほぼ等しいとみなすことができ、し
たがって支持部材4の温度は太陽電池6の温度を代表し
ている。
【0017】図12は太陽電池出力制御装置1に平行光
が入射したときを示している。太陽電池出力制御装置1
に平行光が入射するとシリンドリカルレンズ5を透過し
たレンズ透過光Lは各シリンドリカルレンズ5により集
光されて対応する集光領域7に向けて進行する。図11
に示した実施例においてもレンズ5はシリンドリカルレ
ンズから構成されているので各集光領域7はシリンドリ
カルレンズ5が延びる方向に対して平行に延びる線分状
領域から構成されている。集光領域7を通過したレンズ
透過光Lは拡がりながら進行するようになる。図12に
示すように、各太陽電池6は集光領域7を通過した後の
レンズ透過光Lの光路内に配置され、またこのレンズ透
過光Lの光路内に常に位置するようになっている。
【0018】図13はシリンドリカルレンズ5と太陽電
池6間の間隙距離dが変化したときの太陽電池入射光の
光量変化を示している。図13を参照すると、シリンド
リカルレンズ5と太陽電池6間の間隙距離dがd1のと
き太陽電池入射光はレンズ入射光L0のうち光路幅hが
h1であるレンズ入射光L0部分から構成される。間隙
距離dがd1よりも減少してd2になると太陽電池入射
光はレンズ入射光L0のうち光路幅hがh2(>h1)
のレンズ入射光L0部分から構成され、その結果太陽電
池入射光の光量がさらに増加する。間隙距離dがさらに
減少してd=Dとなると太陽電池入射光はレンズ入射光
L0のうち光路幅hがHのレンズ入射光L0部分から構
成され、すなわち全レンズ入射光L0が太陽電池6に入
射するようになる。したがって図11に示した実施例に
おいてd=Dのとき太陽電池入射光の光量が最大とな
る。
【0019】本実施例において、間隙距離dが例えばd
1のとき太陽電池6の温度が上昇すると支持部材4の温
度も上昇して支持部材4が収縮し、その結果間隙距離d
が小さくなる。支持部材4が収縮して間隙距離dが例え
ばd1からd2に減少されると太陽電池入射光を構成す
るレンズ入射光L0部分の光路幅hがh1からh2にま
で増大し、したがって太陽電池入射光の光量が増大する
こととなる。図6を参照して上述したように太陽電池入
射光の光量が増加するのに伴い太陽電池6の出力Pが増
加することが実験により確認されており、その結果太陽
電池6の温度が上昇した場合太陽電池6の変換効率が低
下するにもかかわらず、太陽電池入射光の光量が増大せ
しめられるので太陽電池6の出力Pが低下するのを阻止
できる。
【0020】図11に示した実施例において集光度Cは
次式で表される。 C=h/a=f/(dーf) したがって、本実施例における太陽電池6の出力Pと間
隙距離dとの関係は図14に示すようになる。
【0021】図11に示した実施例においても、図15
において実線Aで示すように、例えばT=−30℃のと
きにd=d1でありかつT=80℃のときにd=d2で
あるように、シリンドリカルレンズ5から基板3に到る
支持部材4の長さおよび支持部材4の膨張率を予め定め
ておくことができる。この場合、図16において実線A
で示すようにこの温度範囲において太陽電池6の出力を
ほぼ一定に維持することができる。
【0022】また、図15において実線Bで示すよう
に、T=−30℃のときにd=d2でありかつT=80
℃のときにd=Dであるように、シリンドリカルレンズ
5から基板3に到る支持部材4の長さおよび支持部材4
の膨張率を予め定めておくこともできる。この場合に
は、図16において実線Bで示すようにこの温度範囲に
おいて太陽電池6の温度を代表する支持部材4の温度T
が上昇するのに伴い太陽電池6の出力を増大させること
ができる。
【0023】図11に示した実施例でも、支持部材4の
膨張収縮作用により太陽電池入射光の光量を制御して太
陽電池6の出力を制御するようにしており、このため電
子制御装置などを設ける必要がないので太陽電池制御装
置1の故障発生率が低減され、その結果太陽電池制御装
置1の良好な作動を長期にわたって確保することができ
る。なお、図11に示した実施例においても太陽電池6
の温度が低下した場合にはそれによって支持部材4が膨
張して太陽電池入射光の光量が減少するが、このとき太
陽電池6の変換効率が増加しているので太陽電池6の温
度低下に伴い太陽電池6の出力Pが低下するのが阻止さ
れている。
【0024】図17には第1の発明によるさらに別の実
施例が示される。この実施例においても図1と同様の構
成要素は同一の番号で示している。図17を参照する
と、レンズ板2の周辺部には周壁部11がレンズ板2と
一体的に形成される。レンズ板2は例えば枠に固定さ
れ、一方基板3はシール部材12を介して周壁部11の
内側面11aにより支持される。また基板3は周壁部1
1の内側面11aに沿いつつ移動可能であるように支持
される。レンズ板2と基板3とにより包囲される密閉空
間13内は例えば空気、または希ガスなどの透明でかつ
化学的に安定な気体により満たされ、この密閉空間13
内の気体は本実施例において熱膨張部材を構成してい
る。密閉空間13内の密閉性はシール部材12により確
保され、またシール部材12は基板3の滑らかな移動を
確保している。なお、図17に示した実施例において各
太陽電池6は、図1に示した実施例と同様に、対応する
集光領域7とシリンドリカルレンズ5間に位置するレン
ズ透過光Lの光路内に常時位置するようになっている。
【0025】この実施例において、太陽電池6の温度を
代表する密閉空間13内の気体の温度が上昇するとそれ
によって密閉空間13内の気体が膨張する。密閉空間1
3内の気体が膨張すると密閉空間13内の圧力を一定に
維持すべく基板3がシリンドリカルレンズ5から遠ざか
る方向に移動し、その結果シリンドリカルレンズ5と太
陽電池6間の間隙距離dが、例えば図18に示すように
d1からd2まで大きくなる。間隙距離dがd1からd
2まで大きくなると、図4を参照して上述したように、
太陽電池入射光を構成するレンズ入射光L0部分の光路
幅がh1からh2まで増大し、したがって密閉空間13
内の気体の温度が上昇するのに伴い太陽電池入射光の光
量が増大することとなる。このため、太陽電池6の温度
が上昇して太陽電池6の変換効率が低下しても太陽電池
6の出力Pが低下するのを阻止することができる。
【0026】図17に示した実施例において、密閉空間
13内を、気体の代わりに、透明でかつ化学的に安定な
液体により満たすようにしてもよい。この場合、密閉空
間13内を満たす液体の沸点および凝固点が、太陽電池
出力制御装置1が通常使用される温度の範囲外であるよ
うに、液体が予め選択される。さらにこの場合、密閉空
間13内の液体によりレンズ透過光Lの光路が変更され
うることを考慮しなければならない。
【0027】図17に示した実施例では、密閉空間13
内の気体の膨張収縮作用により太陽電池入射光の光量を
制御して太陽電池6の出力を制御するようにしており、
このため電子制御装置などを設ける必要がないので太陽
電池制御装置1の故障発生率が低減され、その結果太陽
電池制御装置1の良好な作動を長期にわたって確保する
ことができる。なお、図17に示した実施例のその他の
作動については図1に示した実施例と同様であるので説
明を省略する。
【0028】図19には第1の発明によるさらに別の実
施例が示される。この実施例においても図1と同様の構
成要素は同一の番号で示している。図19を参照する
と、レンズ板2の光透過側にはレンズ板2に対して平行
に拡がる基板14がレンズ板2と互いに離間して設けら
れ、この基板14は側壁15と共にレンズ板2と一体的
に形成される。複数個のシリンドリカルレンズ5を備え
たレンズ板2と基板14間には透明可動体16が配置さ
れ、この透明可動体16は透明なシール部材17を介し
てレンズ板2の内側面と基板14の内側面とにより支持
される。また透明可動体16はレンズ板2の内側面と基
板14の内側面とに沿いつつ移動可能に支持され、この
ため本実施例ではシリンドリカルレンズ5と太陽電池6
間の間隙距離は常に一定に維持される。さらに透明可動
体16内には太陽電池6が配置される。図19に示すよ
うに、レンズ板2、側壁15、および基板14の各内側
面と可動体16の外側面とにより包囲される密閉空間1
8内は透明でかつ化学的に安定な気体が満たされ、この
気体は本実施例において熱膨張部材を構成する。この気
体の代わりに、密閉空間18内を透明でかつ化学的に安
定な液体により満たすようにしてもよい。密閉空間18
内の密閉性はシール部材17により確保され、またシー
ル部材17は可動体16の滑らかな移動を確保してい
る。なお、本実施例において各太陽電池6は対応するシ
リンドリカルレンズ5と集光領域7間に位置するレンズ
透過光Lの光路内に常時位置するように設けられる。
【0029】図20(A)、(B)および(C)は1個
のシリンドリカルレンズ5と対応する太陽電池6との部
分拡大図を示している。太陽電池6がレンズ透過光Lの
光路に対して図20(A)に示すような位置にあるとき
太陽電池入射光は光路幅がh1のレンズ入射光L0部分
から構成されている。太陽電池6が図20において左側
に移動して太陽電池6がレンズ透過光Lの光路に対して
図20(B)に示す位置になると太陽電池入射光を構成
するレンズ入射光L0部分の光路幅がh1からh2に増
大し、したがって太陽電池入射光の光量が増大すること
となる。太陽電池6が図20においてさらに左側に移動
して太陽電池6がレンズ透過光Lの光路に対して図20
(C)に示す位置になると太陽電池入射光を構成するレ
ンズ入射光L0部分の光路幅がHに増大し、すなわち全
レンズ透過光Lが太陽電池入射光を構成するようにな
る。したがって太陽電池入射光の光量がさらに増大す
る。
【0030】ところで、本実施例において太陽電池6の
レンズ透過光Lの光路に対する位置は密閉空間18の容
積に依存する。すなわち、太陽電池6の温度を代表する
密閉空間18内の気体の温度が例えば図20(A)に示
した場合よりも上昇するとそれによって密閉空間18内
の気体が膨張する。密閉空間18内の気体が膨張すると
密閉空間18内の圧力を一定に維持すべく透明可動体1
6が太陽電池6と共に図20において左側に移動し、そ
の結果図20(B)に示すように太陽電池入射光の光量
が増大することとなる。このため、太陽電池6の温度を
代表する密閉空間18内の気体の温度が上昇したとき
に、太陽電池6の変換効率が低下するにもかかわらず、
太陽電池6の出力が低下するのを阻止できる。密閉空間
18内の気体の温度がさらに増大すると透明可動体16
は図20においてさらに左側に移動し、その結果図20
(C)に示すように太陽電池入射光の光量がさらに増大
することとなる。したがって、太陽電池6の温度を代表
する密閉空間18内の気体の温度がさらに上昇したとき
にも太陽電池6の出力が低下するのを阻止できる。
【0031】図19に示した実施例では、密閉空間18
内の気体の膨張収縮作用により太陽電池入射光の光量を
制御して太陽電池6の出力を制御するようにしており、
このため電子制御装置などを設ける必要がないので太陽
電池制御装置1の故障発生率が低減され、その結果太陽
電池制御装置1の良好な作動を長期にわたって確保する
ことができる。なお、太陽電池制御装置1のその他の作
動については図1に示した実施例と同様であるので説明
を省略する。
【0032】図21には第1の発明によるさらに別の実
施例が示される。図21を参照すると、1個のシリンド
リカルレンズ5に対して2個の太陽電池6が設けられ、
各太陽電池6は移動部材19を介して基板3により支持
される。移動部材19は線膨張率または体積膨張率が正
の値である材料から構成されて熱膨張部材を構成する。
また太陽電池6はシリンドリカルレンズ5と対応する集
光領域7間に常に位置し、また集光領域7の両側に位置
するように設けられる。なお、この実施例においてレン
ズ板2と基板3とは固定部材4′により互いに固定され
ており、したがってレンズ板2と基板3間の間隙距離は
常に一定に維持されている。
【0033】図22(A)および(B)は1個のシリン
ドリカルレンズ5と対応する太陽電池6との部分拡大図
を示しており、図22(A)は太陽電池6の温度を代表
する移動部材19の温度が低いときを示している。この
とき、太陽電池入射光はレンズ入射光L0のうち光路幅
がh1である一対のレンズ入射光L0部分から構成され
ている。移動部材19の温度が図22(A)に示した場
合よりも上昇するとそれによって移動部材19が膨張し
てシリンドリカルレンズ5に向けて伸長する。移動部材
19がシリンドリカルレンズ5に向けて伸長するとシリ
ンドリカルレンズ5と太陽電池6間の間隙距離が減少す
る。その結果、図22(B)に示すように太陽電池入射
光を構成するレンズ入射光L0部分の光路幅がh2に増
大し、したがって太陽電池入射光の光量が増大すること
となる。このため、太陽電池6の温度を代表する移動部
材19の温度が上昇したときに、太陽電池6の変換効率
が低下するにもかかわらず、太陽電池6の出力が低下す
るのを阻止できる。
【0034】図21に示した実施例では、移動部材19
の膨張収縮作用により太陽電池入射光の光量を制御して
太陽電池6の出力を制御するようにしており、このため
電子制御装置などを設ける必要がないので太陽電池制御
装置1の故障発生率が低減され、その結果太陽電池制御
装置1の良好な作動を長期にわたって確保することがで
きる。なお、太陽電池制御装置1のその他の作動につい
ては図1に示した実施例と同様であるので説明を省略す
る。
【0035】図23には第2の発明による実施例が示さ
れる。この実施例においても図1に示した実施例と同様
の構成要素は同一の番号で示している。図23(A)お
よび(B)を参照すると、各シリンドリカルレンズ5は
透明基板5aと、その両端が透明基板5aに固定され
た、透明な弾性膜5bと、を具備している。これら透明
基板5aと弾性膜5b間の密閉空間20内は透明でかつ
化学的に安定な液体により満たされている。なお、密閉
空間20内を透明でかつ化学的に安定な気体により満た
すようにしてもよい。一方、透明基板5aと基板3とは
固定部材4′により互いに固定されており、したがって
シリンドリカルレンズ5と太陽電池6間の間隙距離は常
に一定に維持されている。
【0036】図23に示した実施例では、太陽電池6の
温度を代表する密閉空間20内の液体の温度Tの変化に
応じて密閉空間20内の液体が膨張または収縮し、その
結果レンズ透過光Lの光路が変更されてシリンドリカル
レンズ5から集光領域7に到る焦点距離fが変化される
ようになっている。図24(A)に示すようにシリンド
リカルレンズ5の焦点距離fがf1のとき、太陽電池入
射光は光路幅がh1のレンズ入射光L0部分から構成さ
れている。密閉空間20内の液体が膨張して焦点距離f
が図24(B)に示すようにf2になると太陽電池入射
光を構成するレンズ入射光L0部分の光路幅がh1から
h2に増大し、したがって太陽電池入射光の光量が増大
することとなる。密閉空間20内の液体がさらに膨張し
て焦点距離fが図24(C)に示すようにFになると太
陽電池入射光を構成するレンズ入射光L0部分の光路幅
がHに増大し、すなわち全レンズ透過光Lが太陽電池入
射光を構成するようになる。したがって太陽電池入射光
の光量がさらに増大する。
【0037】本実施例において集光度Cはシリンドリカ
ルレンズ5と太陽電池6間の間隙距離d(一定)を用い
て次式で表される。 C=h/a=f/(d−f) 上述したように太陽電池6の出力Pは集光度Cに比例す
るので太陽電池6の出力Pと焦点距離fとの関係は図2
5に示すようになる。
【0038】ところで、本実施例において焦点距離fは
太陽電池6の温度を代表する密閉空間20の容積に依存
する。すなわち、太陽電池6の温度を代表する密閉空間
20内の液体の温度Tが例えば図20(A)に示した場
合よりも上昇するとそれによって密閉空間20内の液体
が膨張する。密閉空間18内の気体が膨張するとレンズ
透過光Lの光路が変更されて焦点距離が短くなり、その
結果焦点距離fがf1から例えばf2になって太陽電池
入射光の光量が増大することとなる。このため、太陽電
池6の温度を代表する密閉空間20内の液体の温度Tが
上昇したときに、太陽電池6の変換効率が低下するにも
かかわらず、太陽電池6の出力が低下するのを阻止でき
る。
【0039】図23に示した実施例においても、図26
において実線Aで示すように、例えばT=−30℃のと
きにf=f1でありかつT=80℃のときにf=f2で
あるように、密閉空間20の容積および密閉空間20内
の液体の膨張率を予め定めておくことができる。この場
合、図27において実線Aで示すようにこの温度範囲に
おいて太陽電池6の出力をほぼ一定に維持することがで
きる。
【0040】また、図26において実線Bで示すよう
に、T=−30℃のときにf=f2でありかつT=80
℃のときにf=Fであるように、密閉空間20の容積お
よび密閉空間20内の液体の膨張率を予め定めておくこ
ともできる。この場合には、図27において実線Bで示
すようにこの温度範囲において太陽電池6の温度を代表
する支持部材4の温度Tが上昇するのに伴い太陽電池6
の出力を増大させることができる。
【0041】図23に示した実施例でも密閉空間20内
の液体の膨張収縮作用により太陽電池入射光の光量を制
御して太陽電池6の出力を制御するようにしており、こ
のため電子制御装置などを設ける必要がないので太陽電
池制御装置1の故障発生率が低減され、その結果太陽電
池制御装置1の良好な作動を長期にわたって確保するこ
とができる。また、太陽電池6の温度が上昇して太陽電
池6の変換効率が低下した場合には太陽電池入射光の光
量が増大されるので太陽電池6の出力Pが低下するのを
阻止できる。なお、図23に示した実施例においても太
陽電池6の温度が低下した場合にはそれによって密閉空
間20内の液体が収縮して太陽電池入射光の光量が減少
するが、このとき太陽電池6の変換効率が増加している
ので太陽電池6の温度低下に伴い太陽電池6の出力Pが
低下するのが阻止されている。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、太陽電池制
御装置の良好な作動を長期にわたって確保することがで
きる。請求項2に記載の発明でも、太陽電池制御装置の
良好な作動を長期にわたって確保することができる。請
求項3に記載の発明では、太陽電池制御装置の良好な作
動を長期にわたって確保しつつ、太陽電池周りの温度が
上昇するのに伴い太陽電池の出力を増大させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明による実施例の太陽電池制御装置の
側面図である。
【図2】図1の線II−IIに沿ってみた太陽電池制御
装置の断面図である。
【図3】図1に示した太陽電池出力制御装置に平行光が
入射したときを示す、太陽電池制御装置の側面図であ
る。
【図4】間隙距離が変化したときの太陽電池入射光の光
量変化を説明する図である。
【図5】集光度と間隙距離との関係を示す線図である。
【図6】太陽電池の出力と集光度との関係を示す線図で
ある。
【図7】太陽電池の出力と間隙距離との関係を示す線図
である。
【図8】間隙距離と太陽電池の温度を代表する温度との
関係を示す線図である。
【図9】太陽電池の出力と太陽電池の温度を代表する温
度との関係を示す線図である。
【図10】太陽電池出力制御装置を空気制御装置に接続
した例を示す図である。
【図11】第1の発明の別の実施例による太陽電池制御
装置の側面図である。
【図12】図11に示した太陽電池出力制御装置に平行
光が入射したときを示す、太陽電池制御装置の側面図で
ある。
【図13】間隙距離が変化したときの太陽電池入射光の
光量変化を説明する図である。
【図14】太陽電池の出力と間隙距離との関係を示す線
図である。
【図15】間隙距離と太陽電池の温度を代表する温度と
の関係を示す線図である。
【図16】太陽電池の出力と太陽電池の温度を代表する
温度との関係を示す線図である。
【図17】第1の発明のさらに別の実施例による太陽電
池制御装置の側面図である。
【図18】間隙距離が変化したときの太陽電池入射光の
光量変化を説明する図である。
【図19】第1の発明のさらに別の実施例による太陽電
池制御装置の側面図である。
【図20】レンズ透過光の光路に対する太陽電池の位置
が変化したときの太陽電池入射光の光量変化を説明する
図である。
【図21】第1の発明のさらに別の実施例による太陽電
池制御装置の側面図である。
【図22】レンズ透過光の光路に対する太陽電池の位置
が変化したときの太陽電池入射光の光量変化を説明する
図である。
【図23】第2の発明の実施例による太陽電池制御装置
の側面図および部分拡大図である。
【図24】焦点距離が変化したときの太陽電池入射光の
光量変化を説明する図である。
【図25】太陽電池の出力と焦点距離との関係を示す線
図である。
【図26】焦点距離と太陽電池の温度を代表する温度と
の関係を示す線図である。
【図27】太陽電池の出力と太陽電池の温度を代表する
温度との関係を示す線図である。
【符号の説明】
1…太陽電池制御装置 2…レンズ板 3…基板 4…支持部材 5…シリンドリカルレンズ 5a…透明基板 5b…透明弾性膜 6…太陽電池

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を集光するためのレンズを具備すると
    共に該レンズに入射する光の光路断面よりも光路断面が
    狭くなっているレンズ透過光の光路内に太陽電池を配置
    し、太陽電池の温度を代表する温度の変化に伴い膨張収
    縮する熱膨張部材をさらに具備し、太陽電池の温度を代
    表する温度が高いとき程太陽電池に入射するレンズ透過
    光の光量が増大するように該熱膨張部材の膨張収縮作用
    によってレンズまたは太陽電池が移動せしめられる太陽
    電池の出力制御装置。
  2. 【請求項2】 光を集光するためのレンズを具備すると
    共に該レンズに入射する光の光路断面よりも光路断面が
    狭くなっているレンズ透過光の光路内に太陽電池を配置
    し、上記レンズが太陽電池の温度を代表する温度の変化
    に伴いレンズ透過光の光路が変化するレンズから構成さ
    れ、太陽電池の温度を代表する温度が高いとき程太陽電
    池に入射するレンズ透過光の光量が増大するようにレン
    ズ透過光の光路が変化せしめられる太陽電池の出力制御
    装置。
  3. 【請求項3】 電気駆動式の空気調節装置に用いるため
    に、太陽電池周りの温度が上昇するのに伴い太陽電池の
    出力が増大されるように太陽電池に入射するレンズ透過
    光の光量が変化せしめられる請求項1または請求項2に
    記載の太陽電池の出力制御装置。
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