JPH0727239A - 流量制御装置 - Google Patents
流量制御装置Info
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- JPH0727239A JPH0727239A JP5168085A JP16808593A JPH0727239A JP H0727239 A JPH0727239 A JP H0727239A JP 5168085 A JP5168085 A JP 5168085A JP 16808593 A JP16808593 A JP 16808593A JP H0727239 A JPH0727239 A JP H0727239A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B41/00—Fluid-circulation arrangements
- F25B41/30—Expansion means; Dispositions thereof
- F25B41/31—Expansion valves
- F25B41/34—Expansion valves with the valve member being actuated by electric means, e.g. by piezoelectric actuators
- F25B41/355—Expansion valves with the valve member being actuated by electric means, e.g. by piezoelectric actuators by electric heating of bimetal elements, shape memory elements or heat expanding elements
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 流量制御精度を保ちながら小型軽量化させ
る。 【構成】 直流電場が与えられることで膨潤する高分子
ゲル5を使用し、高分子ゲル5の膨潤に伴う弾性膜23
の変形によりニードル25を移動させて流体の流量を制
御する。
る。 【構成】 直流電場が与えられることで膨潤する高分子
ゲル5を使用し、高分子ゲル5の膨潤に伴う弾性膜23
の変形によりニードル25を移動させて流体の流量を制
御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流体流路の流路面積
を調整する流量制御装置に関する。
を調整する流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流量制御装置として、例えば冷凍サイク
ルを利用したヒートポンプ式の空気調和装置において、
冷媒流路に流れる冷媒流量を調整する流量調整弁があ
る。この流量調整弁には、通常ニードルが使用され、ニ
ードルがステッピングモータを駆動源として前後移動し
流路面積を変化させる。
ルを利用したヒートポンプ式の空気調和装置において、
冷媒流路に流れる冷媒流量を調整する流量調整弁があ
る。この流量調整弁には、通常ニードルが使用され、ニ
ードルがステッピングモータを駆動源として前後移動し
流路面積を変化させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の流量制御装置は、ステッピングモータやこの
ステッピングモータからの駆動力をニードルに伝達する
ための歯車などの機械的な伝達機構が必要であることか
ら、複雑で大型化しかつ重量も増大しがちであり、構造
を簡略にするとニードルの動作が正確になされず、流量
制御精度が充分ではなくなるという問題があった。
うな従来の流量制御装置は、ステッピングモータやこの
ステッピングモータからの駆動力をニードルに伝達する
ための歯車などの機械的な伝達機構が必要であることか
ら、複雑で大型化しかつ重量も増大しがちであり、構造
を簡略にするとニードルの動作が正確になされず、流量
制御精度が充分ではなくなるという問題があった。
【0004】そこで、この発明は、流量制御精度を保ち
ながら小型軽量化させることを目的としている。
ながら小型軽量化させることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、第1に、弾性膜を一つの壁とした容積
部を設け、この容積部内に、電気応答性あるいは熱応答
性により変形して前記弾性膜を弾性変形させ流体流路の
面積を調整する高分子ゲルを設けた構成としてある。
に、この発明は、第1に、弾性膜を一つの壁とした容積
部を設け、この容積部内に、電気応答性あるいは熱応答
性により変形して前記弾性膜を弾性変形させ流体流路の
面積を調整する高分子ゲルを設けた構成としてある。
【0006】第2に、第1の構成において、弾性膜が流
体流路の少くとも一つの内壁を構成するものとしてい
る。
体流路の少くとも一つの内壁を構成するものとしてい
る。
【0007】
【作用】第1の構成によれば、高分子ゲルが電気応答性
あるいは熱応答性により変形すると、これに伴い弾性膜
も弾性変形し、この弾性変形を利用して流体流路の流路
面積が調整される。
あるいは熱応答性により変形すると、これに伴い弾性膜
も弾性変形し、この弾性変形を利用して流体流路の流路
面積が調整される。
【0008】第2の構成によれば、弾性膜は、弾性変形
すると流体流路面積を直接調整することになる。
すると流体流路面積を直接調整することになる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
する。
【0010】図1は、この発明の第1実施例を示す流量
制御装置の断面図である。この流量制御装置は、内部に
側壁1に囲まれた容積部としての高分子ゲル室3が形成
され、この高分子ゲル室3内に電気応答性により膨潤す
ることで変形可能な高分子ゲル5が収納されている。こ
のような高分子ゲル5としては、例えばアクリル酸ナト
リウム−アクリルアミド共重合体(PVA−PAA)ゲ
ルがあり、ここではアクリル酸ナトリウムの分率が大き
いものを使用する。PVA−PAAゲルは、完全にけん
化されたポリビニルアルコールと直鎖状のポリアクリル
酸を溶解させた水・DMSO混合液を繰り返し凍結、解
凍することにより作製される。
制御装置の断面図である。この流量制御装置は、内部に
側壁1に囲まれた容積部としての高分子ゲル室3が形成
され、この高分子ゲル室3内に電気応答性により膨潤す
ることで変形可能な高分子ゲル5が収納されている。こ
のような高分子ゲル5としては、例えばアクリル酸ナト
リウム−アクリルアミド共重合体(PVA−PAA)ゲ
ルがあり、ここではアクリル酸ナトリウムの分率が大き
いものを使用する。PVA−PAAゲルは、完全にけん
化されたポリビニルアルコールと直鎖状のポリアクリル
酸を溶解させた水・DMSO混合液を繰り返し凍結、解
凍することにより作製される。
【0011】左右両側壁1には電極7が設けられ、電極
7には直流可変電源9が接続されて高分子ゲル5に直流
電場が与えられる。直流可変電源9にはコントローラ1
1を介して操作部13が接続されている。コントローラ
11には、あらかじめ高分子ゲル5の膨潤量を変えるた
めに必要な直流電場の強さを変える機能が設定されてお
り、操作部13からの指令により高分子ゲル5の膨潤量
に対応した流体の流量調整がなされる。高分子ゲル5が
収縮した状態が図1(a)であり、膨潤した状態が図1
(b)である。
7には直流可変電源9が接続されて高分子ゲル5に直流
電場が与えられる。直流可変電源9にはコントローラ1
1を介して操作部13が接続されている。コントローラ
11には、あらかじめ高分子ゲル5の膨潤量を変えるた
めに必要な直流電場の強さを変える機能が設定されてお
り、操作部13からの指令により高分子ゲル5の膨潤量
に対応した流体の流量調整がなされる。高分子ゲル5が
収縮した状態が図1(a)であり、膨潤した状態が図1
(b)である。
【0012】高分子ゲル室3の上部には流体滞留空間1
5が形成され、この流体滞留空間15に流体入口19及
び流体流路となる流体出口21がそれぞれ開口してい
る。高分子ゲル室3の流体滞留空間15側には、高分子
ゲル室3の一つの壁を構成する弾性変形可能な第1弾性
膜23が設けられている。第1弾性膜23の流体滞留空
間15側には、流体出口21を開閉して流体の流量を調
整するニードル25が装着されている。
5が形成され、この流体滞留空間15に流体入口19及
び流体流路となる流体出口21がそれぞれ開口してい
る。高分子ゲル室3の流体滞留空間15側には、高分子
ゲル室3の一つの壁を構成する弾性変形可能な第1弾性
膜23が設けられている。第1弾性膜23の流体滞留空
間15側には、流体出口21を開閉して流体の流量を調
整するニードル25が装着されている。
【0013】高分子ゲル室3の下部には、隔壁27を介
して水あるいは電解質溶液の貯蔵室29が形成されてい
る。貯蔵室29は、隔壁27に形成された開口27aに
より高分子ゲル室3と連通しており、貯蔵室29の下面
は第2弾性膜31で構成されている。第2弾性膜31の
下部は保護カバー33で覆われている。
して水あるいは電解質溶液の貯蔵室29が形成されてい
る。貯蔵室29は、隔壁27に形成された開口27aに
より高分子ゲル室3と連通しており、貯蔵室29の下面
は第2弾性膜31で構成されている。第2弾性膜31の
下部は保護カバー33で覆われている。
【0014】このような構成の流量制御装置において、
高分子ゲル5に直流電場を与えない状態では、図1
(a)に示すように、高分子ゲル5は収縮してニードル
25は流体出口21を開放する。これに対し、直流電場
を与えると、図1(b)のように高分子ゲル5は膨潤し
て流体出口21を閉塞する。また、高分子ゲル5に印加
する電圧の大きさを徐々に変化させることで、高分子ゲ
ル5の膨潤量も徐々に変化し、これによりニードル25
による流体の流出量を調整することができる。
高分子ゲル5に直流電場を与えない状態では、図1
(a)に示すように、高分子ゲル5は収縮してニードル
25は流体出口21を開放する。これに対し、直流電場
を与えると、図1(b)のように高分子ゲル5は膨潤し
て流体出口21を閉塞する。また、高分子ゲル5に印加
する電圧の大きさを徐々に変化させることで、高分子ゲ
ル5の膨潤量も徐々に変化し、これによりニードル25
による流体の流出量を調整することができる。
【0015】このようにして流体の流量調整がなされる
流量制御装置は、従来のようなステッピングモータやこ
のステッピングモータからの駆動力をニードルに伝達す
るための歯車などの機械的な伝達機構を使用していない
ので、小型軽量であり、しかも高分子ゲル5は直流電場
の値に対して動きが正確であることから、ニードル15
の動作が正確になされ、流量制御精度が充分なものとな
る。
流量制御装置は、従来のようなステッピングモータやこ
のステッピングモータからの駆動力をニードルに伝達す
るための歯車などの機械的な伝達機構を使用していない
ので、小型軽量であり、しかも高分子ゲル5は直流電場
の値に対して動きが正確であることから、ニードル15
の動作が正確になされ、流量制御精度が充分なものとな
る。
【0016】図2は、この発明の第2実施例を示してい
る。この実施例は、直流電場が与えられることで屈曲す
る特性を備えた板状の高分子ゲル35を用いている。こ
の高分子ゲル35も前記図1における高分子ゲル5と同
じものでよい。
る。この実施例は、直流電場が与えられることで屈曲す
る特性を備えた板状の高分子ゲル35を用いている。こ
の高分子ゲル35も前記図1における高分子ゲル5と同
じものでよい。
【0017】高分子ゲル35は、水あるいは電解質溶液
が貯蔵される容積部としての高分子ゲル室37内におい
て、左右両側方位置にそれぞれ一つづつ合わせて二つ設
けられ、この各高分子ゲル35に対向した高分子ゲル室
37の左右両側壁には、一対の電極39が設けられてい
る。電極39には、図1のものと同様に直流可変電源4
1が接続され、直流可変電源41にはコントローラ43
を介して操作部45が接続されている。
が貯蔵される容積部としての高分子ゲル室37内におい
て、左右両側方位置にそれぞれ一つづつ合わせて二つ設
けられ、この各高分子ゲル35に対向した高分子ゲル室
37の左右両側壁には、一対の電極39が設けられてい
る。電極39には、図1のものと同様に直流可変電源4
1が接続され、直流可変電源41にはコントローラ43
を介して操作部45が接続されている。
【0018】高分子ゲル35は、下端が底壁47に、上
端が弾性膜49にそれぞれ固定され、直流電場が与えら
れると図2(b)のように屈曲して弾性膜49を変形さ
せる。弾性膜49の上部には流体滞留空間51が形成さ
れており、この流体滞留空間51には、流体入口53及
び流体流路となる流体出口55がそれぞれ開口してい
る。弾性膜49の流体滞留空間51側にはニードル57
が取付けられている。
端が弾性膜49にそれぞれ固定され、直流電場が与えら
れると図2(b)のように屈曲して弾性膜49を変形さ
せる。弾性膜49の上部には流体滞留空間51が形成さ
れており、この流体滞留空間51には、流体入口53及
び流体流路となる流体出口55がそれぞれ開口してい
る。弾性膜49の流体滞留空間51側にはニードル57
が取付けられている。
【0019】高分子ゲル35は、直流電場が与えられて
いない状態では、ニードル57は図2(a)のように板
状のままで流体出口55を閉塞している。直流電場が与
えられると、高分子ゲル35は図2(b)のように屈曲
して弾性膜49を引張り変形させる。これに伴いニード
ル57は、流体出口55を開放し、流体の流通が可能と
なる。この場合にも、コントローラ11により高分子ゲ
ル35に印加する電圧の大きさを徐々に変化させること
で、高分子ゲル35の屈曲量も徐々に変化し、これによ
りニードル57による流体の流出量を調整することがで
きる。
いない状態では、ニードル57は図2(a)のように板
状のままで流体出口55を閉塞している。直流電場が与
えられると、高分子ゲル35は図2(b)のように屈曲
して弾性膜49を引張り変形させる。これに伴いニード
ル57は、流体出口55を開放し、流体の流通が可能と
なる。この場合にも、コントローラ11により高分子ゲ
ル35に印加する電圧の大きさを徐々に変化させること
で、高分子ゲル35の屈曲量も徐々に変化し、これによ
りニードル57による流体の流出量を調整することがで
きる。
【0020】この実施例においても、従来のようなステ
ッピングモータやこのステッピングモータからの駆動力
をニードルに伝達するための機械的な機構を使用してい
ないので、小型軽量であり、流量制御精度も充分なもの
となる。
ッピングモータやこのステッピングモータからの駆動力
をニードルに伝達するための機械的な機構を使用してい
ないので、小型軽量であり、流量制御精度も充分なもの
となる。
【0021】図3は、この発明の第3実施例を示してい
る。この実施例は、流体入口59と流体出口61との間
の流体滞留空間63内に、相互に対向する位置に一対の
高分子ゲル65が配置されている。高分子ゲル65は、
直流電場が与えられることによって膨潤するもので、図
中で上下両側壁67に囲まれた容積部としての高分子ゲ
ル室69内に収納されている。高分子ゲル室69は、水
あるいは電解質溶液の図示しない貯溜室に連通してい
る。上下両側壁67には、図示していないが電極が設け
られ、高分子ゲル65に直流電場が与えられる。
る。この実施例は、流体入口59と流体出口61との間
の流体滞留空間63内に、相互に対向する位置に一対の
高分子ゲル65が配置されている。高分子ゲル65は、
直流電場が与えられることによって膨潤するもので、図
中で上下両側壁67に囲まれた容積部としての高分子ゲ
ル室69内に収納されている。高分子ゲル室69は、水
あるいは電解質溶液の図示しない貯溜室に連通してい
る。上下両側壁67には、図示していないが電極が設け
られ、高分子ゲル65に直流電場が与えられる。
【0022】左右二つの高分子ゲル室69の相互に対向
する面には弾性膜71が設けられ、高分子ゲル65に直
流電場が与えられると、高分子ゲル65は膨潤して弾性
膜71を図2(b)のように変形させ、弾性膜71相互
間に形成される流体流路73を狭めることになる。
する面には弾性膜71が設けられ、高分子ゲル65に直
流電場が与えられると、高分子ゲル65は膨潤して弾性
膜71を図2(b)のように変形させ、弾性膜71相互
間に形成される流体流路73を狭めることになる。
【0023】高分子ゲル65は、直流電場が与えられて
いない状態では、図3(a)のように弾性膜71間の流
体流路73に対して広い状態を維持させる。一方、直流
電場が与えられた状態では、図3(b)のように高分子
ゲル65は膨潤して二つの弾性膜71が互いに近づくよ
うに変形させ、流体流路73を弾性膜71自身によって
狭めて流路面積を調整する。
いない状態では、図3(a)のように弾性膜71間の流
体流路73に対して広い状態を維持させる。一方、直流
電場が与えられた状態では、図3(b)のように高分子
ゲル65は膨潤して二つの弾性膜71が互いに近づくよ
うに変形させ、流体流路73を弾性膜71自身によって
狭めて流路面積を調整する。
【0024】この実施例では、前述した各実施例と同様
な効果を有するほか、流体流路73を弾性膜71自身に
よって狭める構成とし、ニードル弁構造を必要としない
ので、第1,第2各実施例に対し、部品点数が減少し、
小型軽量化、コスト低下が達成される。
な効果を有するほか、流体流路73を弾性膜71自身に
よって狭める構成とし、ニードル弁構造を必要としない
ので、第1,第2各実施例に対し、部品点数が減少し、
小型軽量化、コスト低下が達成される。
【0025】なお、前述した各実施例では、高分子ゲル
は、電気応答性により膨潤あるいは屈曲するものを使用
しているが、これに限らず電気応答性により収縮するも
のでもよく、またポリビニル、メチルエーテルをγ線に
より架橋して作成される熱応答性により膨潤,収縮ある
いは屈曲するものでもよい。
は、電気応答性により膨潤あるいは屈曲するものを使用
しているが、これに限らず電気応答性により収縮するも
のでもよく、またポリビニル、メチルエーテルをγ線に
より架橋して作成される熱応答性により膨潤,収縮ある
いは屈曲するものでもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように、第1の発明に
よれば、電気応答性あるいは熱応答性により変形可能な
高分子ゲルを用い、この高分子ゲルの変形に伴う弾性膜
の弾性変形を利用して流体流路面積を調整する構成とし
たので、従来のようなステッピングモータやこのステッ
ピングモータからの駆動力をニードルに伝達するための
機械的な伝達機構が不要となり、小型軽量化を達成で
き、しかも高分子ゲルは動きが正確であることから、流
量制御精度を充分なものとすることができる。
よれば、電気応答性あるいは熱応答性により変形可能な
高分子ゲルを用い、この高分子ゲルの変形に伴う弾性膜
の弾性変形を利用して流体流路面積を調整する構成とし
たので、従来のようなステッピングモータやこのステッ
ピングモータからの駆動力をニードルに伝達するための
機械的な伝達機構が不要となり、小型軽量化を達成で
き、しかも高分子ゲルは動きが正確であることから、流
量制御精度を充分なものとすることができる。
【0027】第2の発明によれば、流体流路を弾性膜自
身によって狭める構成としたので、ニードル弁構造が不
要となり、部品点数が減少してコスト低下を達成するこ
とができる。
身によって狭める構成としたので、ニードル弁構造が不
要となり、部品点数が減少してコスト低下を達成するこ
とができる。
【図1】この発明の第1実施例を示す流量制御装置の断
面図である。
面図である。
【図2】この発明の第2実施例を示す流量制御装置の断
面図である。
面図である。
【図3】この発明の第3実施例を示す流量制御装置の断
面図である。
面図である。
3,37,69 高分子ゲル室(容積部) 5,35,65 高分子ゲル 21,55 流体出口(流体流路) 23,49,71 弾性膜 73 流体流路
Claims (2)
- 【請求項1】 弾性膜を一つの壁とした容積部を設け、
この容積部内に、電気応答性あるいは熱応答性により変
形して前記弾性膜を弾性変形させ流体流路の面積を調整
する高分子ゲルを設けたことを特徴とする流量制御装
置。 - 【請求項2】 弾性膜が流体流路の少なくとも一つの内
壁を構成していることを特徴とする請求項1記載の流量
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5168085A JPH0727239A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 流量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5168085A JPH0727239A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 流量制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727239A true JPH0727239A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15861571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5168085A Pending JPH0727239A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 流量制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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1993
- 1993-07-07 JP JP5168085A patent/JPH0727239A/ja active Pending
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