JP3101870U - 用紙フォルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】証書等の用紙を折れ目をつけることなく屈曲してフォルダ内に保持すると共に、フォルダを閉じて安定して自立することができ、さらには証書等の用紙を挟みこむとき、その作業を円滑に行うことができる用紙フォルダを提供する
【解決手段】背表紙2の内側に沿って設けられた長尺の円管5で証書等の用紙Pを前記背表紙2に挟み込んで表表紙3と裏表紙4とを閉じることにより前記用紙Pが前記円管5の周形状に倣って屈曲される用紙フォルダにおいて、背表紙2の両端に鳩目6又は切込7を設けて前記円管5に挿通した紐8の両側余長を前記鳩目6又は切込7に通して前記背表紙2の表側に回すことにより前記紐8の両端を結ぶようにし、また前記背表紙2の両端に設けられた切欠11又は途中位置から内側に突出して内方へ折り返された係止金具10を前記円管5の両端に挿通することによって該円管5を係止するようにした。
【選択図】図5

Description

本考案は、卒業証書、会員証、表彰状等の証書の他、図面や絵画等の用紙を整理又は展示するのに使用する用紙フォルダに関する。
卒業証書や表彰状等の証書を筒ケース等に入れて丸めて保管すると、それを展開して見るとき、湾曲状のくせがついてしまうため、平坦にするのに手間がかかり、またシワ等が付いてしまうという問題があった。そこで、従来から、このような証書をフォルダに挟むことによって、シワや折り目の付かない状態で保管することが行なわれていたが、大判の証書を平面の状態で保管するにはフォルダが大型になり、保管や持ち運びに不便なものとなっていた。
このような従来の問題点を解消するために案出された特許文献1のフォルダは、図13に示すように、背表紙33の内面側に沿って心棒34を配置し、心棒34の背表紙33側の横断面を円弧形状にし、心棒34と背表紙33との間に証書、図面、絵画などを挿入可能にして心棒34を背表紙33に取り付け、証書、図面、絵画などを心棒34と背表紙33との間に挿入して表表紙31と裏表紙32の内面に重ねたうえで、証書、図面、絵画などの中央部を心棒34の円弧形状に沿って曲げて、二つ折りにするようにしたものである。
実用新案登録第3064582号公報(第1頁、図1)
ところで、上記の特許文献1のフォルダにおいては、心棒34を円管にして、該円管を係止するために留め金35(図13参照)や紐36(図14参照)を用いる技術が開示されているが、これらの留め金35や紐36は円管に挿通された状態で背表紙33の両端から突出(突出部36a)して背表紙33の表側に回されるため、図14に示すように、このフォルダを閉じて自立させるとき、背表紙33の下端部に突出した留め金35或いは紐36(突出部36a)がフォルダの安定した自立を妨げて転倒するという欠点がある。
また、上記の特許文献1のフォルダにおいて、図15に示すように、背表紙33が円弧形状に形成されているため、証書、図面、絵画などの用紙Pを心棒と背表紙33との間に挿入する際、用紙Pの先端が背表紙33の境界を成す凸部や心棒34に当たって円滑に挿入できないという欠点があった。
本考案は、上記のような欠点を解消するためになされたもので、証書等の用紙を折れ目をつけることなく屈曲してフォルダ内に保持すると共に、フォルダの表表紙と裏表紙とを閉じて安定して自立することができ、さらには証書等の用紙を挟みこむとき、その作業を円滑に行うことができる用紙フォルダを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案の請求項1の用紙フォルダは、背表紙の内側に沿って設けられた長尺の円管で証書等の用紙を前記背表紙に挟み込んで表表紙と裏表紙とを閉じることにより前記用紙が前記円管の周形状に倣って屈曲される用紙フォルダにおいて、前記背表紙は断面が円弧形であって、前記背表紙の両端に鳩目又は切込を設けて前記円管に挿通した紐の両側余長を前記鳩目又は切込に通して前記背表紙の表側に回すことにより前記紐の両端を結ぶようにしたことを特徴とする。
本考案の請求項2の用紙フォルダは、背表紙の内側に沿って設けられた長尺の円管で証書等の用紙を前記背表紙に挟み込んで表表紙と裏表紙とを閉じることにより前記用紙が前記円管の周形状に倣って屈曲される用紙フォルダにおいて、前記背表紙は断面が平坦であって表表紙と裏表紙とが同様の厚さを有することにより、前記表表紙と前記裏表紙を開いた状態で前記表表紙と前記背表紙と前記裏表紙とのなす面が平坦になるようにし、前記背表紙の両端に鳩目又は切込を設けて前記円管に挿通した紐の両側余長を前記鳩目又は切込に通して前記背表紙の表側に回すことにより紐の両端を結ぶようにしたことを特徴とする。
本考案の請求項3の用紙フォルダは、背表紙の内側に沿って設けられた長尺の円管で証書等の用紙を前記背表紙に挟み込んで表表紙と裏表紙とを閉じることにより前記用紙が前記円管の周形状に倣って屈曲される用紙フォルダにおいて、前記円管に挿通した紐の両側余長を前記背表紙の両端に設けた鳩目に通して該鳩目に係止される結び目を作ることにより、前記紐が前記背表紙の前面を遮らないようにしたことを特徴とする。
本考案の請求項4の用紙フォルダは、請求項3において、前記鳩目に係止される結び目を被覆して該結び目が外から見えないようにしたことを特徴とする。
本考案の請求項5の用紙フォルダは、背表紙の内側に沿って設けられた長尺の円管で証書等の用紙を前記背表紙に挟み込んで表表紙と裏表紙とを閉じることにより前記用紙が前記円管の周形状に倣って屈曲される用紙フォルダにおいて、前記背表紙は断面が円弧形であって、前記背表紙の両端に設けられた切欠又は途中位置から内側に突出して内方へ折り返された係止金具を前記円管の両端に挿通することによって該円管を係止するようにしたことを特徴とする。
本考案の請求項6の用紙フォルダは、背表紙の内側に沿って設けられた長尺の円管で証書等の用紙を前記背表紙に挟み込んで表表紙と裏表紙とを閉じることにより前記用紙が前記円管の周形状に倣って屈曲される用紙フォルダにおいて、前記背表紙は断面が平坦であって表表紙と裏表紙とが同様の厚さを有することにより、表表紙と裏表紙を開いた状態で表表紙と背表紙と裏表紙とのなす面が平坦になるようにし、前記背表紙の両端に設けられた切欠又は途中位置から内側に突出して内方へ折り返された係止金具を前記円管の両端に挿通することによって該円管を係止するようにしたことを特徴とする。
以上の本考案の用紙フォルダによれば、いずれのものにおいても、長尺の円管で証書等の用紙を背表紙に挟み込んで表表紙と裏表紙とを閉じることにより、証書等の用紙が円管の周形状に倣って折目のない状態で屈曲されるため、その用紙を広げることによって、折り目のない元の平坦な用紙に復帰させることができる。
また、請求項1の用紙フォルダによれば、背表紙は断面が円弧形であって、背表紙の両端に鳩目又は切込を設けて円管に挿通した紐の両側余長を鳩目又は切込に通して背表紙の表側に回すことにより紐の両端を結ぶようにしてあり、紐は背表紙の両端から突出することなく背表紙の表側に回されるため、このフォルダを閉じて自立させたとき、背表紙と表表紙と裏表紙との各下端は一つの面上に揃って安定した自立状態を維持することができる。
請求項2の用紙フォルダによれば、背表紙は断面が平坦であって表表紙と裏表紙とが同様の厚さを有することにより、表表紙と裏表紙を開いた状態で表表紙と背表紙と裏表紙とのなす面が平坦になるようにしてあるため、用紙を円管と背表紙との間に差し込むと、用紙が進入するに従って円管が回転することにより用紙を円滑に送り出すことができる。
また、請求項2の用紙フォルダにおいもてまた、背表紙の両端に鳩目又は切込を設けて円管に挿通した紐の両側余長を鳩目又は切込に通して背表紙の表側に回すことにより紐の両端を結ぶようにしてあるため、このフォルダを閉じて自立させたとき、背表紙と表表紙と裏表紙との各下端は一つの面上に揃って安定した自立状態を維持することができる。
また、本考案の請求項3の用紙フォルダにおいては、円管に挿通した紐の両側余長を背表紙の両端に設けた鳩目に通して該鳩目に係止される結び目を作ることにより、紐が背表紙の前面を遮らないようにすることができ、背表紙に表題を記載した場合には、この表題が紐で遮られることなく完全に見えるものとなる。
さらに、背表紙の両端の鳩目に係止された結び目に適当なシール材を付着することで遮蔽することにより、この結び目が外から見えないようにすることができる。
また、請求項4の用紙フォルダによれば、背表紙の両端に設けられた切欠又は途中位置から内側に突出して内方へ折り返された係止金具を円管の両端に挿通することによって該円管を係止するようにしてあるため、両端の係止金具によって、円管は背表紙の内側に沿った定位置に保持され、円管の下に挟んだ用紙を押さえつけることができる。
また、このような用紙フォルダにおいて、係止金具は背表紙の両端から突出することがないため、このフォルダを閉じて自立させたとき、背表紙と表表紙と裏表紙の各下端は一つの面上に揃って安定した自立状態を維持することができる。
さらに、請求項5の用紙フォルダによれば、背表紙は断面が平坦であって表表紙と裏表紙とが同様の厚さを有することにより、表表紙と裏表紙を開いた状態で表表紙と背表紙と裏表紙とのなす面が平坦になるようにしてあるため、円管と背表紙との間に用紙を挿入するときには、用紙を円管と背表紙との間に差し込むと、用紙が進入するに従って円管が回転して用紙を円滑に送り出すことができる。
また、請求項5の用紙フォルダによれば、係止金具は背表紙の両端から突出することがないため、このフォルダを閉じて自立させたとき、背表紙と表表紙と裏表紙の各下端は一つの面上に揃って安定した自立状態を維持することができる。
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。
本実施例の用紙フォルダは、図1に示すように、背表紙2の両側に表表紙3と裏表紙4とを開閉自在に設け、背表紙2の内側に沿って設けられた長尺の円管5で証書等の用紙Pを背表紙2の上面に挟み込んで表表紙3と裏表紙4とを閉じることにより、図3(a)に示すように、証書等の用紙Pが円管5の周形状に倣って折目のない状態で屈曲されるようにしてある。このように証書等の用紙Pが円管5の周形状に倣って屈曲された場合、それを広げると、折り目のない元の平坦な用紙Pに復帰させることができる。
なお、以下に示すいずれの実施例においても、図1または図2に示すように、表表紙3と裏表紙4の内側面における角部に三角形状のコーナー具9が付設され、このコーナー具9に用紙Pの角部を挿入することによって、円管5で挟み込まれた用紙Pの角部を押え、用紙フォルダを開いているときでも、閉じているときでも、用紙Pにズレが生じることなく定位置に位置決めされた状態で保管及び展開を行うことができる。
本実施例の用紙フォルダは、図5又は図6に示すように、背表紙2の断面が円弧形に形成され、この背表紙2の両端近傍に鳩目6(図5(a)、図6(a)参照)、又は切込7(図5(b)、図6(b)参照)を設けて円管5に挿通した紐8の両側余長を鳩目6又は切込7に通して背表紙2の表側に回すことにより、図5(a)に示すように、紐8の両端を結ぶ(結び目8a)ようにしたものである。このような構成において、紐8を結んだことにより、円管5は背表紙2の内側に沿った定位置に保持され、円管5と背表紙2との間に用紙Pを挟持することができる。
上記の用紙フォルダにおいて、背表紙2の両端に、図5(a)、図6(a)に示す鳩目6を設けた場合でも、また図5(b)、図6(b)に示す切込7を設けた場合でも、これらの鳩目6又は切込7に紐8が通されると、紐8は背表紙2の両端から突出することなく背表紙2の表側に回されるため、紐8が背表紙2の端部から突出することがなく、図5(a)、(b)に示すように、このフォルダを閉じて自立させたとき、背表紙2と表表紙3と裏表紙4における各下端はすべての辺が一つの面上に揃って安定した自立状態を維持することができる。
本実施例の用紙フォルダは、図1に示した用紙フォルダと同様に、背表紙2の両側に表表紙3と裏表紙4とを設けて開閉可能とし、背表紙2の内側に沿って設けられた長尺の円管5で証書等の用紙Pを背表紙2に挟み込んで表表紙3と裏表紙4とを閉じることにより、図3(b)に示すように、証書等の用紙Pが円管5の周形状に倣って折目のない状態で屈曲されるようにしてある。従って、実施例1と同様に、円管5の周形状に倣って屈曲された用紙Pを広げると、折り目のない元の平坦な用紙Pに復帰させることができる。
上記の構成において、本実施例の用紙フォルダは、図8(a)、(b)に示すように、背表紙2の断面が平坦であって表表紙3と裏表紙4とを同様の厚さとすることにより、表表紙3と裏表紙4を開いた状態で表表紙3と背表紙2と裏表紙4とのなす面が連続した平坦になるようにしてある。従って、表表紙3と背表紙2と裏表紙4とのなす面に用紙Pの角が引っかかりやすい凸部や凹部がないため、円管5と背表紙2との間に用紙Pを挿入するときは、紐8を緩めたり、円管5を持ち上げて背表紙2との間に隙間をつくらなくても、用紙Pを円管5と背表紙2との間に差し込むと、用紙Pが進入するに従って円管5が回転して用紙Pを円滑に送り出すことができる。
また、本実施例の用紙フォルダは、上記のように背表紙2の断面が平坦であって表表紙3と裏表紙4とが同様の厚さを有する以外は、実施例1と同様であり、この背表紙2の両端に鳩目6(図7(a)、図8(a)参照)又は切込7(図7(b)、図8(b)参照)を設けて円管5に挿通した紐8の両側余長を鳩目6又は切込7に通して背表紙2の表側に回すことにより、図7(a)、(b)に示すように、紐8の両端を結ぶ(結び目8a)ようにしたものであり、紐8は鳩目6又は切込7に通されるため、紐8が背表紙2の端部から突出することなく背表紙2の表側に回される。従って、図7(a)、(b)に示すように、このような用紙フォルダを閉じて自立したとき、背表紙2と表表紙3と裏表紙4における各下端はすべての辺が一つの面上に揃って安定した自立状態を維持することができる。
本実施例の用紙フォルダは、図9(a)、(b)又は図10(a)、(b)に示すものであり、実施例1、2に示す用紙フォルダと同様に、背表紙2の内側に沿って設けられた長尺の円管5で証書等の用紙Pを背表紙2に挟み込んで表表紙3と裏表紙4とを閉じることにより用紙Pが円管5の周形状に倣って折目のない状態で屈曲される構成を有するものである。従って、実施例1と同様に、円管5の周形状に倣って屈曲された用紙Pを広げると、折り目のない元の平坦な用紙Pに復帰させることができる。
本実施例の用紙フォルダは、上記の構成において、円管5に挿通した紐8の両側余長を背表紙2の両端に設けた鳩目6、6に通して該鳩目6、6に係止される結び目8a、8aを作ることにより、紐8が背表紙2の前面を遮らないようにしてある。従って、この背表紙2に表題(例えば、図6に示す「卒業証書」)を記載した場合には、この表題が紐8で遮られることなく完全に見えるものとなる。
なお、このような構成においては、円管5に挿通した紐8を張った状態にして両側の鳩目6、6に係止される結び目8a、8aを作る必要があり、夫々の結び目から延長された余分な紐は切断しておくのが好ましい。
さらに、本実施例においては、上記のように背表紙2の両端の鳩目6、6に係止された結び目8a、8aは、そのままにしておけば、外方から見えるものであるが、図9(b)又は図10(b)に示すように、夫々の結び目8aに適当なシール材12或いは背表紙2と同様の素材等を付着することによって遮蔽することにより、この結び目8aが外から見えないようにすることができる。
なお、本実施例において、図9(a)、(b)に示す用紙フォルダは、背表紙2の断面が円弧形に形成され、図10(a)、(b)に示す用紙フォルダは、背表紙2の断面が平坦であって表表紙3と裏表紙4とを同様の厚さとすることにより、表表紙3と裏表紙4を開いた状態で表表紙3と背表紙2と裏表紙4とのなす面が連続した平坦になるようにしている。
従って、図10(a)、(b)に示すように、背表紙2の断面が平坦であって表表紙3と裏表紙4とを同様の厚さにした場合、実施例2と同様に、表表紙3と裏表紙4を開いた状態で表表紙3と背表紙2と裏表紙4とのなす面が連続した平坦になり、円管5と背表紙2との間に用紙Pを挿入するときは、紐8を緩めたり、円管5を持ち上げて背表紙2との間に隙間をつくらなくても、用紙Pを円管5と背表紙2との間に差し込むことにより、用紙Pが進入するに従って円管5が回転して用紙Pを円滑に送り出すことができる。
本実施例の用紙フォルダは、図2に示すように、背表紙2の両側に表表紙3と裏表紙4とを結合して開閉可能とし、背表紙2の内側に沿って設けられた長尺の円管5で証書等の用紙Pを背表紙2に挟み込んで表表紙3と裏表紙4とを閉じることにより、図4(a)に示すように、証書等の用紙Pが円管5の周形状に倣って屈曲されるようにしてある。従って、実施例1と同様に、円管5の周形状に倣って屈曲された用紙Pを広げると、折り目のない元の平坦な用紙Pに復帰させることができる。
上記の構成において、本実施例の用紙フォルダは、図11(a)、(b)に示すように、背表紙2の断面が円弧形に形成され、この背表紙2の両端に設けられた切欠11(図11(b)参照)又は途中位置(図11(b)参照)から内側に突出して内方へ折り返された係止金具10を円管5の両端に挿通することによって該円管5を係止するようにしている。このような構成により、両端の係止金具10、10によって、円管5は背表紙2の内側に沿った定位置に保持され、円管5の下に挟んだ用紙Pを挟み込むことができる。
また、このような用紙フォルダにおいて、係止金具10は背表紙2の両端から突出することがないため、このフォルダを閉じて自立させたとき、背表紙2と表表紙3と裏表紙4の各下端は一つの面上に揃って安定した自立状態を維持することが可能となる。
本実施例の用紙フォルダは、図2に示した用紙フォルダと同様に、背表紙2の両側に表表紙3と裏表紙4とを設けて開閉可能とし、背表紙2の内側に沿って設けられた長尺の円管5で証書等の用紙Pを背表紙2に挟み込んで表表紙3と裏表紙4とを閉じることにより、図4(b)に示すように、証書等の用紙Pが円管5の周形状に倣って屈曲されるようにしてある。従って、実施例1と同様に、円管5の周形状に倣って屈曲された用紙Pを広げると、折り目のない元の平坦な用紙Pに復帰させることができる。
また、本実施例の用紙フォルダは、図12(a)、(b)に示すように、背表紙2の断面が平坦であって表表紙3と裏表紙4と同様の厚さを有することにより、表表紙3と裏表紙4を開いた状態で表表紙3と背表紙2と裏表紙4とのなす面が連続した平坦になるようにしてある。従って、表表紙3と背表紙2と裏表紙4とのなす面に用紙Pの角が引っかかりやすい凸部や凹部がないため、円管5の下に用紙Pを挿入するときは、紐8を緩めたり、円管5を持ち上げて背表紙2との間に隙間をつくらなくても、用紙Pを円管5と背表紙2との間に差し込むと、用紙Pが進入するに従って円管5が回転して用紙Pを円滑に送り出すことができる。
また、本実施例の用紙フォルダは、上記のように背表紙2の断面が平坦であって表表紙3と裏表紙4とが同様の厚さを有する以外は、実施例3と同様であり、この背表紙2の両端に設けられた切欠11(図12(b)参照)又は途中位置(図12(a)参照)から内側に突出して内方へ折り返された係止金具10、10を円管5の両端に挿通することによって該円管5を係止するようにしている。従って、このような用紙フォルダにおいても、係止金具10は背表紙2の両端から突出することがないため、この用紙フォルダを閉じて自立させたとき、背表紙2と表表紙3と裏表紙4との各下端は一つの面上に揃って安定した自立状態を維持することが可能となる。
本考案の用紙フォルダは、証書等の用紙を折れ目をつけることなく屈曲してフォルダ内に保持すると共に、フォルダを閉じて安定して自立することができ、さらには証書等の用紙を挟みこむとき、その作業を円滑に行うことができるフォルダとして利用することができ、卒業証書等の証書のほか、会員証、表彰状、図面、絵画等の用紙を保持する際にも利用することができる。
本考案による実施例1、2、3に関する用紙フォルダを開いた状況を示す内側平面図である。 本考案による実施例4、5に関する用紙フォルダを開いた状況を示す内側平面図である。 (a)と(b)は、本考案の実施例1、2における用紙フォルダの円管に証書等の用紙を挟んだ屈曲状況を示す部分側面図である。 (a)と(b)は、本考案の実施例4、5における用紙フォルダの円管に証書等の用紙を挟んだ屈曲状況を示す部分側面図である。 (a)と(b)は、本考案による実施例1に関する用紙フォルダを自立させた状況を示す背表紙側の外観図である。 (a)と(b)は、本考案による実施例1に関する用紙フォルダの鳩目又は切込付近の状況を示す内側の部分斜視図である。 (a)と(b)は、本考案による実施例2に関する用紙フォルダを自立させた状況を示す背表紙側の外観図である。 (a)と(b)は、本考案による実施例2に関する用紙フォルダの鳩目又は切込付近の状況を示す内側の部分斜視図である。 (a)と(b)は、本考案による実施例3に関し、背表紙の断面が円弧形である用紙フォルダを自立させた状況を示す背表紙側の外観図である。 (a)と(b)は、本考案による実施例3に関し、背表紙の断面が平坦である用紙フォルダを自立させた状況を示す背表紙側の外観図である。 (a)と(b)は、本考案による実施例4に関する用紙フォルダの係止金具付近の状況を示す内側の部分斜視図である。 (a)と(b)は、本考案による実施例5に関する用紙フォルダの係止金具付近の状況を示す内側の部分斜視図である。 従来のフォルダを開いた状況を示す平面図である。 従来のフォルダを立てた際の下端部を示す部分斜視図である。 従来のフォルダを開いた状況における中心端部付近の側面図である。
符号の説明
2…背表紙
3…表表紙
4…裏表紙
5…円管
P…用紙
6…鳩目
7…切込
8…紐
8a…結び目
9…コーナー具
10…係止金具
11…切欠
12…シール材

Claims (6)

  1. 背表紙の内側に沿って設けられた長尺の円管で証書等の用紙を前記背表紙に挟み込んで表表紙と裏表紙とを閉じることにより前記用紙が前記円管の周形状に倣って屈曲される用紙フォルダにおいて、前記背表紙は断面が円弧形であって、前記背表紙の両端に鳩目又は切込を設けて前記円管に挿通した紐の両側余長を前記鳩目又は切込に通して前記背表紙の表側に回すことにより前記紐の両端を結ぶようにしたことを特徴とする用紙フォルダ。
  2. 背表紙の内側に沿って設けられた長尺の円管で証書等の用紙を前記背表紙に挟み込んで表表紙と裏表紙とを閉じることにより前記用紙が前記円管の周形状に倣って屈曲される用紙フォルダにおいて、前記背表紙は断面が平坦であって表表紙と裏表紙とが同様の厚さを有することにより、前記表表紙と前記裏表紙を開いた状態で前記表表紙と前記背表紙と前記裏表紙とのなす面が平坦になるようにし、前記背表紙の両端に鳩目又は切込を設けて前記円管に挿通した紐の両側余長を前記鳩目又は切込に通して前記背表紙の表側に回すことにより紐の両端を結ぶようにしたことを特徴とする用紙フォルダ。
  3. 背表紙の内側に沿って設けられた長尺の円管で証書等の用紙を前記背表紙に挟み込んで表表紙と裏表紙とを閉じることにより前記用紙が前記円管の周形状に倣って屈曲される用紙フォルダにおいて、前記円管に挿通した紐の両側余長を前記背表紙の両端に設けた鳩目に通して該鳩目に係止される結び目を作ることにより、前記紐が前記背表紙の前面を遮らないようにしたことを特徴とする用紙フォルダ。
  4. 前記鳩目に係止される結び目を被覆して該結び目が外から見えないようにしたことを特徴とする請求項3記載の用紙フォルダ。
  5. 背表紙の内側に沿って設けられた長尺の円管で証書等の用紙を前記背表紙に挟み込んで表表紙と裏表紙とを閉じることにより前記用紙が前記円管の周形状に倣って屈曲される用紙フォルダにおいて、前記背表紙は断面が円弧形であって、前記背表紙の両端に設けられた切欠又は途中位置から内側に突出して内方へ折り返された係止金具を前記円管の両端に挿通することによって該円管を係止するようにしたことを特徴とする用紙フォルダ。
  6. 背表紙の内側に沿って設けられた長尺の円管で証書等の用紙を前記背表紙に挟み込んで表表紙と裏表紙とを閉じることにより前記用紙が前記円管の周形状に倣って屈曲される用紙フォルダにおいて、前記背表紙は断面が平坦であって表表紙と裏表紙とが同様の厚さを有することにより、表表紙と裏表紙を開いた状態で表表紙と背表紙と裏表紙とのなす面が平坦になるようにし、前記背表紙の両端に設けられた切欠又は途中位置から内側に突出して内方へ折り返された係止金具を前記円管の両端に挿通することによって該円管を係止するようにしたことを特徴とする用紙フォルダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0545949U (ja) * 1991-11-22 1993-06-18 日本航空電子工業株式会社 ケーブル用コネクタ

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JPH0545949U (ja) * 1991-11-22 1993-06-18 日本航空電子工業株式会社 ケーブル用コネクタ

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