JP3101771B2 - 足蹴り操作式テレビジョンゲーム機 - Google Patents

足蹴り操作式テレビジョンゲーム機

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JP3101771B2
JP3101771B2 JP03120705A JP12070591A JP3101771B2 JP 3101771 B2 JP3101771 B2 JP 3101771B2 JP 03120705 A JP03120705 A JP 03120705A JP 12070591 A JP12070591 A JP 12070591A JP 3101771 B2 JP3101771 B2 JP 3101771B2
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辰美 西川
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株式会社電気工事西川組
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョンゲーム機に
関するものであり、詳しくは使用者が仰臥姿勢となった
状態において、足蹴り操作により足腰の運動を兼ねて使
用することができるテレビジョンゲーム機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
のテレビジョンゲーム機は、テレビなどの画面表示用の
ディスプレイ装置の前で使用者が床面あるいは椅子に座
り、床面上あるいは卓上に置いたコントローラのスイッ
チボタンを専ら指先で操作して使用するものであるが、
運動を兼ねて使用することができるものではなかった。
また、病床に寝ている傷病者にとって足腰の運動が適度
に必要な場合があるが、とりわけ仰臥姿勢における足腰
の運動は単調で辛いものであり、自ずと長続きしないこ
とが多く、このことから仰臥姿勢において楽しみながら
運動ができる運動器具兼用のゲーム機のようなものが切
望されていた。本発明は、このような従来の技術および
実情に着目してなされたものであり、仰臥姿勢において
楽しみながら、運動を兼ねて使用することのできるテレ
ビジョンゲーム機を提供せんとするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の足蹴り操作式テ
レビジョンゲーム機は、上記のような課題を解決するた
めに、ゲーム機本体および画像表示用のディスプレイ装
置、そしてコントローラとからなる従来のテレビジョン
ゲーム機について改良を加えたものであり、床面上ある
いは卓上に置いて使用するものであったコントローラを
床面から離し、ある程度の高さ位置に配置するものと
し、尚且つ床面からの高さ位置および取付固定角度を各
々調節自在としたものである。更に、専ら指先にて操作
するものであったコントローラの各スイッチボタンの大
きさ、および各スイッチボタン間の間隔を、足蹴り動作
によるスイッチ操作に対応する寸法サイズ、即ち足とい
うものの大きさに見合い、且つその動作に適した、従来
の指先専用の寸法サイズよりも大型の寸法サイズとした
ものである。また、コントローラのスイッチボタンをレ
バー型とすると共に、レバー先端部に足蹴り操作用に適
した操作部を設けたものである。
【0004】
【作用】本発明の足蹴り操作式テレビジョンゲーム機を
使用するにあたり、使用者は仰臥姿勢となり床面から離
して所定の高さ位置および取付角度に固定されたコント
ローラの各スイッチボタンを足で蹴るようにして操作す
る。この際に使用者の足は空中でスイッチ操作を続ける
ことになり、足腰の適度な運動を兼ねてゲームを楽しむ
ことができる。ゲームをしながら行う運動は単調な運動
とは異なり、緊張感を伴うと共に反射神経を駆使し、尚
且つ楽しさを味わいながら行うことができるため、運動
を長続きさせることができる。また、コントローラのス
イッチボタンをレバー型とし、このレバー先端部に足蹴
り操作用に適した操作部を設けた場合には、足によるス
イッチ操作が容易となり、更にゲームの楽しさを味わい
ながら運動を続けることができる。
【0005】
【実施例】本発明の実施例を以下、図面に基づいて説明
する。図1に示すのは、底板1に立設した支柱2に足蹴
り操作用のコントローラ3およびディスプレイ装置4を
それぞれ取付けたものである。コントローラ3は支柱2
にブラケット5にて取付られており、床面からの高さ位
置および取付固定角度が調節自在となっている。ディス
プレイ装置4は天板6に載置されており、この天板6の
角度も調節自在となっている。尚、このディスプレイ装
置4は専用のもの以外に一般のテレビジョン受像機を利
用しても良い。7はゲーム機本体、8は従来の指先操作
用のコントローラであり、ディスプレイ装置4、コント
ローラ3、およびコントローラ8はそれぞれゲーム機本
体7を中心にして配線されている。尚、この従来の指先
操作用のコントローラ8はゲーム機本体7の切替えスイ
ッチにより切替えて他の使用者も同時に、あるいは交互
に使用することができるようにされているものである。
【0006】そして、コントローラ3の各スイッチボタ
ン9の大きさ、および各スイッチボタン9間の間隔は、
足で蹴るようにして操作するために、足というものの大
きさに見合い、且つその動作に適した大型の寸法サイズ
となっている。
【0007】図2に示すのは他の実施例であり、先の実
施例に示すコントローラ3を2個連設したコントローラ
10である。このコントローラ10は仰臥姿勢となった
二人の使用者が同時に、あるいは交互に使用することが
できるようになっているものである。
【0008】図3に示すのはスイッチボタンをレバー型
としたコントローラ11であり、レバー12の先端部に
は足蹴り操作がより行い易いように球状の操作部13が
設けられている。この実施例では操作部13の形状を球
状としているが、この例に限らず例えば板状などにして
も良い。尚、このコントローラ11の3個のスイッチレ
バー12の内、左端は上下・左右に倒して操作するよう
になっており、右側の2つは全方向から触れることによ
り操作できるようになっている。
【0009】図4に示すのは本発明の足蹴り操作式テレ
ビジョンゲーム機の使用状態を示すものであり、使用者
は仰臥姿勢となり足を空中に浮かしてコントローラのス
イッチボタンあるいはスイッチレバーを操作することに
なり、ゲームを楽しみながら適度な運動をすることがで
きる。また、この実施例によれば、ディスプレイ装置4
は使用者の目から比較的遠い位置にあり、ゲームを楽し
むにあたって目の健康のためにも良いものである。更に
は足の裏にてスイッチボタンあるいはスイッチレバーを
操作することにより、足の裏のツボが刺激されることに
なり一層健康のために良いものである。また、従来の指
先操作用のコントローラを併用した場合や、二人用のコ
ントローラを使用した場合には複数でゲームを楽しむこ
とができるため、例えば病床に寝ている患者と介護人あ
るいは見舞い客とが同時に楽しみながらゲームや運動を
することができ、精神面での健康管理にも効果的なもの
である。
【0010】また、本発明の足蹴り操作式テレビジョン
ゲーム機を複数で使用するにあたっては、足蹴り操作用
のコントローラを使用する者と指先操作用のコントロー
ラを使用する者とのハンディキャップを解消するため
に、ゲームソフトを変更するなどして指先操作用のコン
トローラの反応を遅らせるなどの対策を講ずれば、より
一層効果的なものとなる。
【0011】
【発明の効果】本発明による足蹴り操作式テレビジョン
ゲーム機は、以上説明してきた如き内容のものであり、
使用者が仰臥姿勢においてゲームを楽しみながら適度な
運動を兼ねて使用することができるものである。ゲーム
をしながら行う運動は単調な運動とは異なり、緊張感を
伴うと共に反射神経を駆使し、尚且つ楽しさを味わいな
がら行うことができるため、運動を長続きさせることが
できる。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】 本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図3】 本発明の更に他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図4】 本発明の実施例の使用状態を示す概略側面図
である。
【符号の説明】
3、10、11……コントローラ 4……ディスプレイ装置 7……ゲーム機本体 8……従来のコントローラ 9……スイッチボタン 12……レバー 13……操作部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲーム機本体と、画像表示用のディスプレ
    イ装置と、そして仰臥姿勢で足を空中に浮かして操作可
    能とする為に床面からの高さ位置および取付固定角度が
    各々調節自在とされているコントローラとよりなり、上
    記コントローラの各スイッチボタンの大きさ、および各
    スイッチボタン間の間隔が、足蹴り動作によるスイッチ
    操作に対応する寸法サイズとされているものである足蹴
    り操作式テレビジョンゲーム機。
  2. 【請求項2】 コントローラのスイッチボタンをレバー
    型とすると共に、レバー先端部に足蹴り操作用の操作部
    を設けたものである請求項1に記載の足蹴り操作式テレ
    ビジョンゲーム機。
JP03120705A 1991-03-01 1991-03-01 足蹴り操作式テレビジョンゲーム機 Expired - Fee Related JP3101771B2 (ja)

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