JP2004073550A - 身体を動作させる装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ベットに仰臥した人体の各部毎に最適な角度、各速度等で揺動を与える快適な身体を動作させる装置を提供する。
【解決手段】複数に分割されたボトム部1と、人体背部を支持する背上げボトム部2および人体脚部を支持する脚上げボトム部3の各々を回動または揺動する背上げ駆動部4Aと脚上げ駆動部4Bとを備え、背上げボトム部2と脚上げボトム部3各々の揺動を起動から停止に至る1ステップ毎に行い、背上げボトム部2は、角度移動範囲10度以下、加速度0.05G以下、定速時の角速度0.1〜1度/秒で、脚上げボトム部3は、角度移動範囲30度以下、加速度0.20G以下、定速時の各速度0.1〜2度/秒の範囲で揺動し、この各ステップ間の停止時間を0〜10秒間とし、背上げボトム部2と脚上げボトム部3を連続的に揺動するよう背上げ駆動部4Aと脚上げ駆動部4Bを制御する構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】複数に分割されたボトム部1と、人体背部を支持する背上げボトム部2および人体脚部を支持する脚上げボトム部3の各々を回動または揺動する背上げ駆動部4Aと脚上げ駆動部4Bとを備え、背上げボトム部2と脚上げボトム部3各々の揺動を起動から停止に至る1ステップ毎に行い、背上げボトム部2は、角度移動範囲10度以下、加速度0.05G以下、定速時の角速度0.1〜1度/秒で、脚上げボトム部3は、角度移動範囲30度以下、加速度0.20G以下、定速時の各速度0.1〜2度/秒の範囲で揺動し、この各ステップ間の停止時間を0〜10秒間とし、背上げボトム部2と脚上げボトム部3を連続的に揺動するよう背上げ駆動部4Aと脚上げ駆動部4Bを制御する構成とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、寝室や病室で用いられ、その上に寝る人体を低速度で揺動させることで快適性を得ることのできる身体を動作させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、揺りかごや揺り椅子の存在があり、人体を揺らすことによって、リラックス効果を産み快適性が得られることが知られていた。そして、この種の身体を動作させる装置は、特開昭50−84371号公報、特開平4−307004号公報、特開平8−47437号公報、特開平11−137626号公報、実開平6−21447号公報、登録実用新案第3002460号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
特開昭50−84371号公報や特開平11−137626号公報に示されるものは、全身を揺りかごのように揺動させて人体をリラックスさせるものであり、特開平11−137626号公報に示されるものは、揺動の回数毎に応じて加速度を変化させ、リラックス効果を高めることを目的とするものであり、特開平4−307004号公報に示されるものは、人体を腰の部分を中心に上半身と下半身を逆方向に捻るように揺動するものである。さらに、特開平8−47437号公報、実開平6−21447号公報に示されるものは、複数に分割された複数のボトムの一部を上下に揺動させ、これに1/f揺らぎ揺動を加え、リラックス効果を高めることを目的とするものであり、登録実用新案第3002460号公報に示されるものは、ベッドに付属させた揺動アームで身体を縦方向に伸縮揺動させマッサージ効果を期待できるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の身体を動作させる装置では、人が横たわるマット支持台の全面が揺りかごのように揺動するものであり、上半身と下半身毎の腰を起点に揺動することが困難であり、人体の各部毎にそれぞれの最適な揺動の角度、角速度、加速度で制御を行うことが困難であり、背上げボトム部と脚上げボトム部では、人体に受ける感覚に差が生じ、背上げボトム部の揺動で快適と感じる同速度で脚上げボトム部を揺動した場合、物足りなさを感じ、また、人体を自らの意思でなく、ベッドの揺動によって誘引される血流の増加による鬱血解消効果も小さく、逆に、脚上げボトム部の揺動で快適と感じる同速度で背上げボトム部を揺動した場合、船酔いと同様の不快感を生じるという課題があった。
【0005】
また、現在では、日常の生活行動の中でストレスが蔓延し、これが安眠の妨げとなり、入眠障害を持つ人も増加しており、健康な人においても、時として入眠しづらい状態があり、これを解消してスムーズに入眠できる最適な入眠環境をつくりだすという課題がある。
【0006】
また、現在では読書やテレビ鑑賞をベッドやソファーの上で行う生活習慣が一般化しており、その際、長時間同一の姿勢を保つため血流の滞留を招き、疲労感を覚えることがあり、長時間に渡り同一姿勢においても疲労せず、快適な読書等が続けられるというリラックス環境をつくりだすという課題がある。
【0007】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、ベッド上に仰臥して緊張を解いた時の人体の各部毎に最適な角度、角速度、加速度で揺動を与え、快適性を得るため身体を動作させる装置を提供することを目的とする。
【0008】
また、揺動時の1ステップ内で角速度、加速度を変化制御することができ、より快適性を得るため身体を動作させる装置を提供することを目的とする。
【0009】
また、スムーズな入眠環境をつくりだすことができる身体を動作させる装置を提供することを目的とする。
【0010】
また本発明は、長時間に渡り、同一姿勢を保持しても疲労せず、快適な読書等が続けられるというリラックス環境をつくりだすことができる身体を動作させる装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の身体を動作させる装置は、複数に分割されたボトム部と、このボトム部の人体背部を支持する背上げボトム部と、人体脚部を支持する脚上げボトム部と、前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部を各々回動または揺動する駆動部と、さらに前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部各々の回動または揺動の起動から停止に至る1ステップ毎に、前記背上げボトム部において10度以下、前記脚上げボトム部においては30度以下の角度移動範囲で、起動、加速、定速、減速、停止し、前記加速、減速時の加速度が背上げボトム部において0.05G以下、脚上げボトム部において0.20G以下で加速、減速し、前記定速時の角速度が背上げボトム部において0.1度/秒〜1度/秒、脚上げボトム部においては0.1度/秒〜2度/秒の範囲で回動または揺動し、前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部のそれぞれの各ステップの間の停止時間を0〜10秒間とし、前記各ステップの回動または揺動を組み合わせ、前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部を連続的に回動または揺動するように前記駆動部を制御する制御手段とを備えたものである。
【0012】
また、本発明の身体を動作させる装置は、背上げボトム部の左右のサイドフレームを各々独立して回動または揺動する捻り駆動部を備え、前記左右のサイドフレーム各々の回動または揺動が1ステップ毎に、左右のサイドフレーム各々において20度以下の角度移動範囲で、起動、加速、定速、減速、停止し、前記加速、減速時の加速度が、0.20G以下で加速、減速し、定速時の角速度が0.1度/秒〜2度/秒の範囲で回動または揺動するように前記捻り駆動部を制御する構成としたものである。
【0013】
また、本発明の身体を動作させる装置は、左右のサイドフレームを各々独立して回動または揺動する時に、前記左右のサイドフレームの各々の回動または揺動方向を逆方向に上昇下降する動きを組み合わせたものである。
【0014】
また、本発明の身体を動作させる装置は、左右のサイドフレームを各々独立して回動または揺動する時に、前記左右のサイドフレームの各々の揺動角速度と、揺動角度範囲に差異を持たせる動きを組み合わせたものである。
【0015】
また、本発明の身体を動作させる装置は、背上げボトム部と脚上げボトム部を連続的に回動または揺動する時に、前記背上げボトムと前記脚上げボトム部の回動または揺動方向を逆方向に上昇下降する動きを組み合わせたものである。
【0016】
また、本発明の身体を動作させる装置は、背上げボトムを一旦水平、もしくは10度以下の水平に近い角度に回動または揺動し、その後、水平、もしくは10度以下の水平に近い角度で停止、または回動もしくは揺動し、その際、脚上げボトム部を1ステップの角度移動範囲が10度以下であるステップを組み合わせ制御する構成としたものである。
【0017】
また、本発明の身体を動作させる装置は、脚上げボトムを一旦水平、もしくは10度以下の水平に近い角度に回動または揺動し、その後、水平、もしくは10度以下の水平に近い角度で停止、または回動もしくは揺動し、その際、背上げボトム部を1ステップの角度移動範囲が5度以下であるステップを組み合わせ制御する構成としたものである。
【0018】
また、本発明の身体を動作させる装置は、背上げボトムを一旦30度〜50度の所定の角度に回動または揺動し、その後、30度〜50度の所定の角度で停止、または回動もしくは揺動し、その際、脚上げボトム部を連続的に回動または揺動する構成としたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、複数に分割されたボトム部と、このボトム部の人体背部を支持する背上げボトム部と、人体脚部を支持する脚上げボトム部と、前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部を各々回動または揺動する駆動部と、さらに前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部各々の回動または揺動の起動から停止に至る1ステップ毎に、前記背上げボトム部において10度以下、前記脚上げボトム部においては30度以下の角度移動範囲で、起動、加速、定速、減速、停止し、前記加速、減速時の加速度が背上げボトム部において0.05G以下、脚上げボトム部において0.20G以下で加速、減速し、前記定速時の角速度が背上げボトム部において0.1度/秒〜1度/秒、脚上げボトム部においては0.1度/秒〜2度/秒の範囲で回動または揺動し、前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部のそれぞれの各ステップの間の停止時間を0〜10秒間とし、前記各ステップの回動または揺動を組み合わせ、前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部を連続的に回動または揺動するように前記駆動部を制御する制御手段とを備えた構成とすることにより、人体の各部毎に最適な角度、角速度、加速度で揺動を与え、快適性を得るため身体を動作させるともに、加速度を変化制御することができ、より快適性を得るため身体を動作させることができる。
【0020】
請求項2に記載の発明は、特に請求項1に記載の身体を動作させる装置を、左右のサイドフレーム各々の回動または揺動が1ステップ毎に、左右のサイドフレーム各々において20度以下の角度移動範囲で、起動、加速、定速、減速、停止し、前記加速、減速時の加速度が、0.20G以下で加速、減速し、定速時の角速度が0.1度/秒〜2度/秒の範囲で回動または揺動するように、背上げボトム部の左右のサイドフレームを各々独立して回動または揺動する捻り駆動部を制御することにより、人体をより細分化した各部毎に揺動を与え、人体側に受ける運動として見れば、上半身と下肢部の上下運動に加え、さらに上半身を左右に揺らす運動と、上半身を捻る回動運動に各部毎に最適な角度、角速度、加速度、運動方向で揺動を与え、人体が快適性を得ることができる。
【0021】
請求項3に記載の発明は、特に請求項2に記載の身体を動作させる装置に、左右のサイドフレームを各々独立して回動または揺動する時に、前記左右のサイドフレームの各々の回動または揺動方向を逆方向に上昇下降する動きを組み合わせたことにより、人体側に受ける運動として見れば、上半身を捻る回動運動を大きくし、さらに、下肢部の上下運動を加えることで、人体が快適性を得ることができる。
【0022】
請求項4に記載の発明は、特に請求項2または3に記載の身体を動作させる装置に、左右のサイドフレームを各々独立して回動または揺動する時に、前記左右のサイドフレームの各々の揺動角速度と、揺動角度範囲に差異を持たせる動きを組み合わせたことにより、人体側に受ける運動として見れば、上半身を左右に揺らす運動を助長し、さらに、下肢部の上下運動を加えことで、人体が快適性を得ることができる。
【0023】
請求項5に記載の発明は、特に請求項1または2記載の身体を動作させる装置に、背上げボトム部と脚上げボトム部を連続的に回動または揺動する時に、前記背上げボトムと前記脚上げボトム部の回動または揺動方向を逆方向に上昇下降する動きを組み合わせたことにより、人体側に受ける運動として見れば、腰部を中心にして、揺りかごのように運動するので、人体が快適性を得ることができる。
【0024】
請求項6に記載の発明は 特に請求項1または2記載の身体を動作させる装置を、背上げボトムを一旦水平、もしくは10度以下の水平に近い角度に回動または揺動し、その後、水平、もしくは10度以下の水平に近い角度で停止、または回動もしくは揺動し、その際、脚上げボトム部を1ステップの角度移動範囲が10度以下であるステップを組み合わせ制御する構成としたことにより、脚上げボトム部の角度の上限を10度以内で揺動させ入眠しやすい環境をつくりだすことができる。
【0025】
請求項7に記載の発明は、特に請求項1または2記載の身体を動作させる装置を、脚上げボトムを一旦水平、もしくは10度以下の水平に近い角度に回動または揺動し、その後、水平、もしくは10度以下の水平に近い角度で停止、または回動もしくは揺動し、その際、背上げボトム部を1ステップの角度移動範囲が5度以下であるステップを組み合わせ制御する構成としたことにより、入眠しやすい環境をつくりだすことができる。
【0026】
請求項8記載の発明は、特に請求項1または2記載の身体を動作させる装置を、背上げボトムを一旦30度〜50度の所定の角度に回動または揺動し、その後、30度〜50度の所定の角度で停止、または回動もしくは揺動し、その際、脚上げボトム部を連続的に回動または揺動する構成としたことにより、リラックス運動スイッチを入力後、背上げボトムを一旦30度〜50度の所定の角度に揺動し、その後、30度〜50度の所定の角度で停止もしくは揺動し、その際、脚上げボトム部を連続揺動し、背上げボトムを読書やテレビ観賞に適する角度に起こすので、長時間に渡り、同一姿勢においても疲労せず、快適な読書等が続けられるというリラックス環境をつくりだすことができる。
【0027】
以下、本発明の実施例について、図1〜図10を参照しながら説明する。
【0028】
【実施例】
本発明の一実施例による身体を動作させる装置及び方法について各図面を用いて説明する。
【0029】
図1は、複数に分割されたボトム部1と、ボトム部1の人体背部を支持する背上げボトム部2と、人体脚部を支持する脚上げボトム部3と、背上げボトム部2と脚上げボトム部3を各々回動または揺動する背上げ駆動部4Aと脚上げ駆動部4Bとを備え、背上げボトム部2と脚上げボトム部3各々の揺動を起動から停止に至る1ステップ毎に行い、背上げボトム部2において10度以下、脚上げボトム部3においては30度以下の角度移動範囲で、起動、加速、定速、減速、停止し、前記加速、減速時の加速度が背上げボトム部2において0.05G以下、脚上げボトム部3において0.20G以下で加速、減速し、前記定速時の角速度が背上げボトム部2において0.1度/秒〜1度/秒、脚上げボトム部3においては0.1度/秒〜2度/秒の範囲で揺動し、この各ステップの間の停止時間を0〜10秒間とし、各ステップの揺動を組み合わせ、背上げボトム部2と脚上げボトム部3を連続揺動するよう背上げ駆動部4Aと脚上げ駆動部4Bを制御する制御手段5を備えたベッド6を構成している。
【0030】
上記構成により、腰部ボトム部7を起点とし、背上げボトム部2を背上げ駆動部4Aの揺動を介し、人体の上半身8を腰10を起点にして揺動し、その際、制御手段5を介し、背上げボトム部2を10度以下の揺動範囲と、0.1度/秒〜1度/秒の角速度と、人体に加わる加減速時の衝撃を0.05G以下にして1ステップ内で起動、加速、定速、減速、停止し、制御することができ、同様に、腰部ボトム部7を起点とし、脚上げボトム部3を脚上げ駆動部4Bを介し、人体の下半身9を腰10を起点にして揺動し、その際、制御手段5を介し、脚上げボトム部3を30度以下の揺動範囲と、0.1度/秒〜1度/秒の角速度と、人体に加わる加減速時の衝撃を0.20G以下にして1ステップ内で起動、加速、定速、減速、停止し、制御することができ、上半身8と下半身9を同時、個別、または一部同時に揺動することができ、人体各部毎の各ステップを終了し、例えば、上半身8の揺動を停止した後、下半身9の揺動の有無に関わらず、0〜10秒間の停止時間を持ち、上半身8を揺動する次のステップに移行するので、人体各部の揺動に伴う共振を減少、防止し、人体の各部毎にそれぞれの最適な揺動の角度、角速度、加速度で制御を行うことができる。
【0031】
またこの時、脚上げボトム部3は脚上げ時に膝の部分が屈曲しても、伸展しても良く、脚上げ時の膝の角度は問題にならない。
【0032】
以上の実施例によれば、、上半身と下半身では、人体に受ける感覚に差が生じ、背上げボトム部の揺動で快適と感じる角速度で脚上げボトム部を揺動した場合、物足りなさを感じ、また、血流の鬱血解消効果も小さく、逆に、脚上げボトム部の揺動で快適と感じる同速度で背上げボトム部を揺動した場合、船酔いと同様の不快感を生じるという課題や、1ステップ内で起動、加速、定速、減速、停止する時、人体に振動、衝撃として不快に感じる加速度も上半身と下半身では差があるという課題に対応することができ、また、停止時間を持ち、上半身8を揺動する次のステップに移行するので、人体各部の揺動に伴う人体組織の共振を減少、防止することができ、ショック感のない最適な快適性を求めることができ、図2の心電図のcvR−Rに示すように副交感神経が優位となり、揺動が終了しても、その効果が持続することを示している。心理指標においても被験者の快適性を訴えるところとなり、揺りかごというよりは、雲の上に横たわった感覚とか波間に漂う感覚といった声も聞かれ、従来の揺りかごの揺動より安息感が得られ心身の疲労回復を促進するという効果が得ることができる。
【0033】
次に、本発明の一実施例による身体を動作させる装置及び方法について説明する。
【0034】
図3〜図7に示すように、ベッドの基台部である架台13の上に長方形の枠体でマットレス等を載せるベッド枠14を載置する。ベッド枠14は人体の腰部が当たる辺りを境にして上半身を揺動する背上げボトム部2とし、背上げボトム部2は左右のサイドフレーム15Lとサイドフレーム15Rの間を背もたれパイプ16がサイドフレーム15L、15Rに固定された球状支持受け部17を介して複数本等間隔で並列にすのこ板状に遊びを有して係合し、腰部側の端はベッド枠14の左右の内側に支軸18によって回動自在に連結する。すなわち球状支持受け部17はボールヘッド19が段付ボルト20によってサイドフレーム15L、15Rに等間隔に並行してボールヘッド19が浮き上がった状態に固定される。一方、背もたれパイプ16は両端の外周の軸方向へ鍵穴状の長穴21を設けている。そして、長穴21の幅は段付ボルト20が遊動する大きさであり、長さはサイドフレーム15L、15Rの起伏角度差が最大時と最小時における左右両先端のボールヘッド19の有線距離に合わせた穴位置と共に決める。このとき、左右のサイドフレーム15Lとサイドフレーム15Rの平面状の間隔はベッド枠14の内側に規制されており変わらない。また、長穴21は内側の端にボールヘッド19がくぐれる軸穴部22を設けることによりボールヘッド19をくぐらせ、段付ボルト20が長穴21と係合し、球状支持受け部17と長穴21により自由支持手段23を形成する。
【0035】
また、架台13の背上げボトム部2の下に当たる左右の両内側には、先端にローラー24が付いたアーム25と、このアーム25を上下させる左捻り駆動部26Lと右捻り駆動部26Rを固定している。左捻り駆動部26L、右捻り駆動部26Rは同じ構造でモータ27L、27Rの回転をラック28L、28Rとピニオン(図示せず)により上下運動に変換するもので、ラック28L、28Rにはアーム25がそれぞれサイドフレーム15L、15Rの下側にローラー24が当接するように固定されている。そして、ラック28L、28Rのそれぞれの上下運動は制御部により行うように捻り駆動部手段29を構成している。
【0036】
さらに、背上げボトム部2の左右のサイドフレーム15L、15R各々の揺動が1ステップ毎に、左右のサイドフレーム15L、15Rにおいて20度以下の角度移動範囲で、起動、加速、定速、減速、停止し、前記加速、減速時の加速度が、0.20G以下で加速、減速し、定速時の角速度が0.1度/秒〜2度/秒の範囲で揺動し、各ステップの揺動を組み合わせ、左右のサイドフレーム15L、15Rを連続揺動するよう捻り駆動手段29を制御する構成としている。
【0037】
上記構成により、腰部ボトム部を起点とし、左右のサイドフレーム15L、15Rを捻り駆動手段の制御による揺動を介し、人体の上半身の左右端を腰を起点にして揺動する。その際、制御手段を介し、左右のサイドフレーム15L、15Rを各々20度以下の揺動範囲と、0.1度/秒〜2度/秒の角速度と、人体に加わる加減速時の衝撃を0.20G以下にして1ステップ内で起動、加速、定速、減速、停止し、制御することができ、上半身の左右端を同時、個別、または一部同時に揺動することができ、左右端部毎の各ステップを終了し、例えば、上半身右端の揺動を停止した後、上半身左端の揺動の有無に関わらず、0〜10秒間の停止時間を持ち、上半身右端を揺動する次のステップに移行するので、人体各部の揺動に伴う共振を減少、防止し、人体の各部毎にそれぞれの最適な揺動の角度、角速度、加速度で制御を行うことができる。
【0038】
以上の実施例によれば、上半身の左右を揺動する動きにおいて、前実施例に記載した上半身を上下に揺動する場合と比較し、上下に上半身を揺動されることにより、左右に揺動された場合、人体に受ける感覚に差が生じ、左右の揺動の方が、揺動範囲、角速度、加速度とも大きくしても不快感を生じることなく、血流の鬱血解消効果も大きく、さらに下半身の揺動を組み合わせた、3次元の連続的な揺動により、最適な快適性を求めることができ、雲の上に横たわった感覚とか波間に漂う感覚が助長され、従来の揺りかごの揺動より安息感が得られ心身の疲労回復を促進するという効果が得ることができる。
【0039】
次に、本発明の身体の動作させる方法について説明する。
【0040】
前記実施例で示した身体を動作させる装置及び方法について、上半身を左右に揺動する時、左右を逆方向に上昇下降し、上半身を左右に回動させるよう捻ることができ、さらに下半身の揺動を組み合わせた、3次元の連続的な揺動により、最適な快適性を求めることができ、雲の上に横たわった感覚とか波間に漂う感覚が助長され、従来の揺りかごの揺動より安息感が得られ心身の疲労回復を促進するという効果が得ることができる。
【0041】
また、背上げボトム部と脚上げボトム部を揺動する時、背上げボトム部と脚上げボトム部を逆方向に上昇下降させるような揺動を組み合わせる。これにより、船酔いのような不快感を感じやすい上半身の揺動を抑制しながら、人体全体としては、揺りかごのように大きく揺動し、血流の鬱血解消効果も大きく安息感が得られ心身の疲労回復を促進するという効果が得ることができる。
【0042】
また、図8に示すように、リモコン型の操作部30に入眠運動スイッチ31を備え、入眠運動スイッチ31を入力後、第1のステップとして、背上げボトムおよび脚上げボトムの位置角度に関わらず、背上げボトムおよび脚上げボトムを一旦水平、もしくは10度以下の水平に近い角度に揺動し、その後次のステップで、背上げボトムを水平、もしくは10度以下の水平に近い角度で停止もしくは揺動し、その際、脚上げボトム部を1ステップの角度移動範囲が10度以下であるステップを組み合わせて連続的に揺動を制御する。この動作により、図9に示すように、心理指標における覚醒水準が低下し、入眠しやすい生理心理状態をつくりだすことができる。図9を説明すると、縦軸に、各運動前後の設問形式による心理感性指標の得点の変化差を示し、点数の大きいほど、運動の効果が大きいことを表す。また、合計4本のバーを記入してあり、左2本は運動前後における覚醒水準の変化を示し、白枠のバーが、比較のための安静時データであり、斜線枠が各運動の評価値を示す。また、右2本のバーは運動前後における快適水準の変化を示し、比較のための安静時データが変化しなかったので、白枠のバーは0となっている。具体的には、入眠運動での覚醒水準が安静時と比較して感性指標変化が大きく、入眠効果のあることを証明している。ここで覚醒水準とは、覚醒している度合いを心理感性指標から得点化した値のことでいい、また快適水準とは、快適と感じる感覚の度合いを心理感性指標から得点化した値のことをいう。
【0043】
また、入眠運動スイッチ31を入力後、第1のステップとして、背上げボトムおよび脚上げボトムの位置角度に関わらず、背上げボトムおよび脚上げボトムを一旦水平、もしくは10度以下の水平に近い角度に揺動し、その後次のステップで、脚上げボトムを一旦水平、もしくは10度以下の水平に近い角度に揺動し、その際、背上げボトム部を1ステップの角度移動範囲が5度以下であるステップを組み合わせた連続揺動を制御する。この動作により、心理指標における覚醒水準が低下し、入眠しやすい生理心理状態をつくりだすことができる。
【0044】
また、 操作部30にリラックス運動スイッチ32を備え、リラックス運動スイッチ32を入力後、第1のステップとして、背上げボトムの位置角度に関わらず、背上げボトムを一旦30度〜50度の所定の角度に揺動し、その後次のステップで、30度〜50度の所定の角度で停止もしくは揺動し、その際、脚上げボトム部を連続揺動するのを制御する。この動作により、ベッドの上で、くつろぎ読書やテレビ観賞を実施しても、血流の鬱血等が緩和でき、図10に示すように、心理指標における快適性の向上をもたらし、リラックスした生理心理状態をつくりだすことができる。図10は、縦軸に図9と同様の感性指標変化差を示し、合計4本のバーを記入してありリラックス効果を説明している。具体的には、リラックス運動での覚醒水準の低下は安静時と比較して少ない割に、快適水準の感性指標変化が大きく、リラックス効果のあることを証明している。
【0045】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように本発明によれば、ベッド上に仰臥して緊張を解いた時の人体の各部毎に最適な角度、角速度、加速度で揺動を与え、快適性を得るため身体を動作させる装置を提供することができる。
【0046】
また、日常の生活行動の中でストレスが蔓延し、これが安眠の妨げとなり、入眠障害を持つ人も増加しており、健康な人においても、時として入眠しづらい状態があるという課題があり、スムーズな入眠環境をつくりだすことができる身体を動作させる装置を提供することができる。
【0047】
また、読書やテレビ鑑賞をベッドやソファーの上で行う生活習慣が一般化しており、その際、長時間同一の姿勢を保つため血流の滞留を招き、疲労感を覚えるという課題があり、長時間に渡り同一姿勢においても疲労せず、快適な読書等が続けられるというリラックス環境をつくりだす身体を動作させる装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の身体を動作させる装置の概要を示す外観図
【図2】同身体を動作させる装置を使用したときの生理評価を示すcvR−R図
【図3】同身体を動作させる装置の背上げボトム部を示す斜視図
【図4】同身体を動作させる装置の背上げボトム部の構成を示す斜視図
【図5】同身体を動作させる装置の背上げボトム部を示す部分断面図
【図6】同身体を動作させる装置の背もたれパイプを示す平面図
【図7】同身体を動作させる装置の背上げボトム部部分を示す断面図
【図8】同身体を動作させる装置の操作部を示す斜視図
【図9】同身体を動作させる装置を使用したときの入眠運動の心理評価図
【図10】同身体を動作させる装置を使用したときのリラックス運動の心理評価図
【符号の説明】
1 ボトム部
2 背上げボトム部
3 脚上げボトム部
4A 背上げ駆動部
4B 脚上げ駆動部
5 制御手段
15L 左サイドフレーム
15R 右サイドフレーム
26L 左捻り駆動部
26R 右捻り駆動部
【発明の属する技術分野】
本発明は、寝室や病室で用いられ、その上に寝る人体を低速度で揺動させることで快適性を得ることのできる身体を動作させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、揺りかごや揺り椅子の存在があり、人体を揺らすことによって、リラックス効果を産み快適性が得られることが知られていた。そして、この種の身体を動作させる装置は、特開昭50−84371号公報、特開平4−307004号公報、特開平8−47437号公報、特開平11−137626号公報、実開平6−21447号公報、登録実用新案第3002460号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
特開昭50−84371号公報や特開平11−137626号公報に示されるものは、全身を揺りかごのように揺動させて人体をリラックスさせるものであり、特開平11−137626号公報に示されるものは、揺動の回数毎に応じて加速度を変化させ、リラックス効果を高めることを目的とするものであり、特開平4−307004号公報に示されるものは、人体を腰の部分を中心に上半身と下半身を逆方向に捻るように揺動するものである。さらに、特開平8−47437号公報、実開平6−21447号公報に示されるものは、複数に分割された複数のボトムの一部を上下に揺動させ、これに1/f揺らぎ揺動を加え、リラックス効果を高めることを目的とするものであり、登録実用新案第3002460号公報に示されるものは、ベッドに付属させた揺動アームで身体を縦方向に伸縮揺動させマッサージ効果を期待できるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の身体を動作させる装置では、人が横たわるマット支持台の全面が揺りかごのように揺動するものであり、上半身と下半身毎の腰を起点に揺動することが困難であり、人体の各部毎にそれぞれの最適な揺動の角度、角速度、加速度で制御を行うことが困難であり、背上げボトム部と脚上げボトム部では、人体に受ける感覚に差が生じ、背上げボトム部の揺動で快適と感じる同速度で脚上げボトム部を揺動した場合、物足りなさを感じ、また、人体を自らの意思でなく、ベッドの揺動によって誘引される血流の増加による鬱血解消効果も小さく、逆に、脚上げボトム部の揺動で快適と感じる同速度で背上げボトム部を揺動した場合、船酔いと同様の不快感を生じるという課題があった。
【0005】
また、現在では、日常の生活行動の中でストレスが蔓延し、これが安眠の妨げとなり、入眠障害を持つ人も増加しており、健康な人においても、時として入眠しづらい状態があり、これを解消してスムーズに入眠できる最適な入眠環境をつくりだすという課題がある。
【0006】
また、現在では読書やテレビ鑑賞をベッドやソファーの上で行う生活習慣が一般化しており、その際、長時間同一の姿勢を保つため血流の滞留を招き、疲労感を覚えることがあり、長時間に渡り同一姿勢においても疲労せず、快適な読書等が続けられるというリラックス環境をつくりだすという課題がある。
【0007】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、ベッド上に仰臥して緊張を解いた時の人体の各部毎に最適な角度、角速度、加速度で揺動を与え、快適性を得るため身体を動作させる装置を提供することを目的とする。
【0008】
また、揺動時の1ステップ内で角速度、加速度を変化制御することができ、より快適性を得るため身体を動作させる装置を提供することを目的とする。
【0009】
また、スムーズな入眠環境をつくりだすことができる身体を動作させる装置を提供することを目的とする。
【0010】
また本発明は、長時間に渡り、同一姿勢を保持しても疲労せず、快適な読書等が続けられるというリラックス環境をつくりだすことができる身体を動作させる装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の身体を動作させる装置は、複数に分割されたボトム部と、このボトム部の人体背部を支持する背上げボトム部と、人体脚部を支持する脚上げボトム部と、前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部を各々回動または揺動する駆動部と、さらに前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部各々の回動または揺動の起動から停止に至る1ステップ毎に、前記背上げボトム部において10度以下、前記脚上げボトム部においては30度以下の角度移動範囲で、起動、加速、定速、減速、停止し、前記加速、減速時の加速度が背上げボトム部において0.05G以下、脚上げボトム部において0.20G以下で加速、減速し、前記定速時の角速度が背上げボトム部において0.1度/秒〜1度/秒、脚上げボトム部においては0.1度/秒〜2度/秒の範囲で回動または揺動し、前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部のそれぞれの各ステップの間の停止時間を0〜10秒間とし、前記各ステップの回動または揺動を組み合わせ、前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部を連続的に回動または揺動するように前記駆動部を制御する制御手段とを備えたものである。
【0012】
また、本発明の身体を動作させる装置は、背上げボトム部の左右のサイドフレームを各々独立して回動または揺動する捻り駆動部を備え、前記左右のサイドフレーム各々の回動または揺動が1ステップ毎に、左右のサイドフレーム各々において20度以下の角度移動範囲で、起動、加速、定速、減速、停止し、前記加速、減速時の加速度が、0.20G以下で加速、減速し、定速時の角速度が0.1度/秒〜2度/秒の範囲で回動または揺動するように前記捻り駆動部を制御する構成としたものである。
【0013】
また、本発明の身体を動作させる装置は、左右のサイドフレームを各々独立して回動または揺動する時に、前記左右のサイドフレームの各々の回動または揺動方向を逆方向に上昇下降する動きを組み合わせたものである。
【0014】
また、本発明の身体を動作させる装置は、左右のサイドフレームを各々独立して回動または揺動する時に、前記左右のサイドフレームの各々の揺動角速度と、揺動角度範囲に差異を持たせる動きを組み合わせたものである。
【0015】
また、本発明の身体を動作させる装置は、背上げボトム部と脚上げボトム部を連続的に回動または揺動する時に、前記背上げボトムと前記脚上げボトム部の回動または揺動方向を逆方向に上昇下降する動きを組み合わせたものである。
【0016】
また、本発明の身体を動作させる装置は、背上げボトムを一旦水平、もしくは10度以下の水平に近い角度に回動または揺動し、その後、水平、もしくは10度以下の水平に近い角度で停止、または回動もしくは揺動し、その際、脚上げボトム部を1ステップの角度移動範囲が10度以下であるステップを組み合わせ制御する構成としたものである。
【0017】
また、本発明の身体を動作させる装置は、脚上げボトムを一旦水平、もしくは10度以下の水平に近い角度に回動または揺動し、その後、水平、もしくは10度以下の水平に近い角度で停止、または回動もしくは揺動し、その際、背上げボトム部を1ステップの角度移動範囲が5度以下であるステップを組み合わせ制御する構成としたものである。
【0018】
また、本発明の身体を動作させる装置は、背上げボトムを一旦30度〜50度の所定の角度に回動または揺動し、その後、30度〜50度の所定の角度で停止、または回動もしくは揺動し、その際、脚上げボトム部を連続的に回動または揺動する構成としたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、複数に分割されたボトム部と、このボトム部の人体背部を支持する背上げボトム部と、人体脚部を支持する脚上げボトム部と、前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部を各々回動または揺動する駆動部と、さらに前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部各々の回動または揺動の起動から停止に至る1ステップ毎に、前記背上げボトム部において10度以下、前記脚上げボトム部においては30度以下の角度移動範囲で、起動、加速、定速、減速、停止し、前記加速、減速時の加速度が背上げボトム部において0.05G以下、脚上げボトム部において0.20G以下で加速、減速し、前記定速時の角速度が背上げボトム部において0.1度/秒〜1度/秒、脚上げボトム部においては0.1度/秒〜2度/秒の範囲で回動または揺動し、前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部のそれぞれの各ステップの間の停止時間を0〜10秒間とし、前記各ステップの回動または揺動を組み合わせ、前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部を連続的に回動または揺動するように前記駆動部を制御する制御手段とを備えた構成とすることにより、人体の各部毎に最適な角度、角速度、加速度で揺動を与え、快適性を得るため身体を動作させるともに、加速度を変化制御することができ、より快適性を得るため身体を動作させることができる。
【0020】
請求項2に記載の発明は、特に請求項1に記載の身体を動作させる装置を、左右のサイドフレーム各々の回動または揺動が1ステップ毎に、左右のサイドフレーム各々において20度以下の角度移動範囲で、起動、加速、定速、減速、停止し、前記加速、減速時の加速度が、0.20G以下で加速、減速し、定速時の角速度が0.1度/秒〜2度/秒の範囲で回動または揺動するように、背上げボトム部の左右のサイドフレームを各々独立して回動または揺動する捻り駆動部を制御することにより、人体をより細分化した各部毎に揺動を与え、人体側に受ける運動として見れば、上半身と下肢部の上下運動に加え、さらに上半身を左右に揺らす運動と、上半身を捻る回動運動に各部毎に最適な角度、角速度、加速度、運動方向で揺動を与え、人体が快適性を得ることができる。
【0021】
請求項3に記載の発明は、特に請求項2に記載の身体を動作させる装置に、左右のサイドフレームを各々独立して回動または揺動する時に、前記左右のサイドフレームの各々の回動または揺動方向を逆方向に上昇下降する動きを組み合わせたことにより、人体側に受ける運動として見れば、上半身を捻る回動運動を大きくし、さらに、下肢部の上下運動を加えることで、人体が快適性を得ることができる。
【0022】
請求項4に記載の発明は、特に請求項2または3に記載の身体を動作させる装置に、左右のサイドフレームを各々独立して回動または揺動する時に、前記左右のサイドフレームの各々の揺動角速度と、揺動角度範囲に差異を持たせる動きを組み合わせたことにより、人体側に受ける運動として見れば、上半身を左右に揺らす運動を助長し、さらに、下肢部の上下運動を加えことで、人体が快適性を得ることができる。
【0023】
請求項5に記載の発明は、特に請求項1または2記載の身体を動作させる装置に、背上げボトム部と脚上げボトム部を連続的に回動または揺動する時に、前記背上げボトムと前記脚上げボトム部の回動または揺動方向を逆方向に上昇下降する動きを組み合わせたことにより、人体側に受ける運動として見れば、腰部を中心にして、揺りかごのように運動するので、人体が快適性を得ることができる。
【0024】
請求項6に記載の発明は 特に請求項1または2記載の身体を動作させる装置を、背上げボトムを一旦水平、もしくは10度以下の水平に近い角度に回動または揺動し、その後、水平、もしくは10度以下の水平に近い角度で停止、または回動もしくは揺動し、その際、脚上げボトム部を1ステップの角度移動範囲が10度以下であるステップを組み合わせ制御する構成としたことにより、脚上げボトム部の角度の上限を10度以内で揺動させ入眠しやすい環境をつくりだすことができる。
【0025】
請求項7に記載の発明は、特に請求項1または2記載の身体を動作させる装置を、脚上げボトムを一旦水平、もしくは10度以下の水平に近い角度に回動または揺動し、その後、水平、もしくは10度以下の水平に近い角度で停止、または回動もしくは揺動し、その際、背上げボトム部を1ステップの角度移動範囲が5度以下であるステップを組み合わせ制御する構成としたことにより、入眠しやすい環境をつくりだすことができる。
【0026】
請求項8記載の発明は、特に請求項1または2記載の身体を動作させる装置を、背上げボトムを一旦30度〜50度の所定の角度に回動または揺動し、その後、30度〜50度の所定の角度で停止、または回動もしくは揺動し、その際、脚上げボトム部を連続的に回動または揺動する構成としたことにより、リラックス運動スイッチを入力後、背上げボトムを一旦30度〜50度の所定の角度に揺動し、その後、30度〜50度の所定の角度で停止もしくは揺動し、その際、脚上げボトム部を連続揺動し、背上げボトムを読書やテレビ観賞に適する角度に起こすので、長時間に渡り、同一姿勢においても疲労せず、快適な読書等が続けられるというリラックス環境をつくりだすことができる。
【0027】
以下、本発明の実施例について、図1〜図10を参照しながら説明する。
【0028】
【実施例】
本発明の一実施例による身体を動作させる装置及び方法について各図面を用いて説明する。
【0029】
図1は、複数に分割されたボトム部1と、ボトム部1の人体背部を支持する背上げボトム部2と、人体脚部を支持する脚上げボトム部3と、背上げボトム部2と脚上げボトム部3を各々回動または揺動する背上げ駆動部4Aと脚上げ駆動部4Bとを備え、背上げボトム部2と脚上げボトム部3各々の揺動を起動から停止に至る1ステップ毎に行い、背上げボトム部2において10度以下、脚上げボトム部3においては30度以下の角度移動範囲で、起動、加速、定速、減速、停止し、前記加速、減速時の加速度が背上げボトム部2において0.05G以下、脚上げボトム部3において0.20G以下で加速、減速し、前記定速時の角速度が背上げボトム部2において0.1度/秒〜1度/秒、脚上げボトム部3においては0.1度/秒〜2度/秒の範囲で揺動し、この各ステップの間の停止時間を0〜10秒間とし、各ステップの揺動を組み合わせ、背上げボトム部2と脚上げボトム部3を連続揺動するよう背上げ駆動部4Aと脚上げ駆動部4Bを制御する制御手段5を備えたベッド6を構成している。
【0030】
上記構成により、腰部ボトム部7を起点とし、背上げボトム部2を背上げ駆動部4Aの揺動を介し、人体の上半身8を腰10を起点にして揺動し、その際、制御手段5を介し、背上げボトム部2を10度以下の揺動範囲と、0.1度/秒〜1度/秒の角速度と、人体に加わる加減速時の衝撃を0.05G以下にして1ステップ内で起動、加速、定速、減速、停止し、制御することができ、同様に、腰部ボトム部7を起点とし、脚上げボトム部3を脚上げ駆動部4Bを介し、人体の下半身9を腰10を起点にして揺動し、その際、制御手段5を介し、脚上げボトム部3を30度以下の揺動範囲と、0.1度/秒〜1度/秒の角速度と、人体に加わる加減速時の衝撃を0.20G以下にして1ステップ内で起動、加速、定速、減速、停止し、制御することができ、上半身8と下半身9を同時、個別、または一部同時に揺動することができ、人体各部毎の各ステップを終了し、例えば、上半身8の揺動を停止した後、下半身9の揺動の有無に関わらず、0〜10秒間の停止時間を持ち、上半身8を揺動する次のステップに移行するので、人体各部の揺動に伴う共振を減少、防止し、人体の各部毎にそれぞれの最適な揺動の角度、角速度、加速度で制御を行うことができる。
【0031】
またこの時、脚上げボトム部3は脚上げ時に膝の部分が屈曲しても、伸展しても良く、脚上げ時の膝の角度は問題にならない。
【0032】
以上の実施例によれば、、上半身と下半身では、人体に受ける感覚に差が生じ、背上げボトム部の揺動で快適と感じる角速度で脚上げボトム部を揺動した場合、物足りなさを感じ、また、血流の鬱血解消効果も小さく、逆に、脚上げボトム部の揺動で快適と感じる同速度で背上げボトム部を揺動した場合、船酔いと同様の不快感を生じるという課題や、1ステップ内で起動、加速、定速、減速、停止する時、人体に振動、衝撃として不快に感じる加速度も上半身と下半身では差があるという課題に対応することができ、また、停止時間を持ち、上半身8を揺動する次のステップに移行するので、人体各部の揺動に伴う人体組織の共振を減少、防止することができ、ショック感のない最適な快適性を求めることができ、図2の心電図のcvR−Rに示すように副交感神経が優位となり、揺動が終了しても、その効果が持続することを示している。心理指標においても被験者の快適性を訴えるところとなり、揺りかごというよりは、雲の上に横たわった感覚とか波間に漂う感覚といった声も聞かれ、従来の揺りかごの揺動より安息感が得られ心身の疲労回復を促進するという効果が得ることができる。
【0033】
次に、本発明の一実施例による身体を動作させる装置及び方法について説明する。
【0034】
図3〜図7に示すように、ベッドの基台部である架台13の上に長方形の枠体でマットレス等を載せるベッド枠14を載置する。ベッド枠14は人体の腰部が当たる辺りを境にして上半身を揺動する背上げボトム部2とし、背上げボトム部2は左右のサイドフレーム15Lとサイドフレーム15Rの間を背もたれパイプ16がサイドフレーム15L、15Rに固定された球状支持受け部17を介して複数本等間隔で並列にすのこ板状に遊びを有して係合し、腰部側の端はベッド枠14の左右の内側に支軸18によって回動自在に連結する。すなわち球状支持受け部17はボールヘッド19が段付ボルト20によってサイドフレーム15L、15Rに等間隔に並行してボールヘッド19が浮き上がった状態に固定される。一方、背もたれパイプ16は両端の外周の軸方向へ鍵穴状の長穴21を設けている。そして、長穴21の幅は段付ボルト20が遊動する大きさであり、長さはサイドフレーム15L、15Rの起伏角度差が最大時と最小時における左右両先端のボールヘッド19の有線距離に合わせた穴位置と共に決める。このとき、左右のサイドフレーム15Lとサイドフレーム15Rの平面状の間隔はベッド枠14の内側に規制されており変わらない。また、長穴21は内側の端にボールヘッド19がくぐれる軸穴部22を設けることによりボールヘッド19をくぐらせ、段付ボルト20が長穴21と係合し、球状支持受け部17と長穴21により自由支持手段23を形成する。
【0035】
また、架台13の背上げボトム部2の下に当たる左右の両内側には、先端にローラー24が付いたアーム25と、このアーム25を上下させる左捻り駆動部26Lと右捻り駆動部26Rを固定している。左捻り駆動部26L、右捻り駆動部26Rは同じ構造でモータ27L、27Rの回転をラック28L、28Rとピニオン(図示せず)により上下運動に変換するもので、ラック28L、28Rにはアーム25がそれぞれサイドフレーム15L、15Rの下側にローラー24が当接するように固定されている。そして、ラック28L、28Rのそれぞれの上下運動は制御部により行うように捻り駆動部手段29を構成している。
【0036】
さらに、背上げボトム部2の左右のサイドフレーム15L、15R各々の揺動が1ステップ毎に、左右のサイドフレーム15L、15Rにおいて20度以下の角度移動範囲で、起動、加速、定速、減速、停止し、前記加速、減速時の加速度が、0.20G以下で加速、減速し、定速時の角速度が0.1度/秒〜2度/秒の範囲で揺動し、各ステップの揺動を組み合わせ、左右のサイドフレーム15L、15Rを連続揺動するよう捻り駆動手段29を制御する構成としている。
【0037】
上記構成により、腰部ボトム部を起点とし、左右のサイドフレーム15L、15Rを捻り駆動手段の制御による揺動を介し、人体の上半身の左右端を腰を起点にして揺動する。その際、制御手段を介し、左右のサイドフレーム15L、15Rを各々20度以下の揺動範囲と、0.1度/秒〜2度/秒の角速度と、人体に加わる加減速時の衝撃を0.20G以下にして1ステップ内で起動、加速、定速、減速、停止し、制御することができ、上半身の左右端を同時、個別、または一部同時に揺動することができ、左右端部毎の各ステップを終了し、例えば、上半身右端の揺動を停止した後、上半身左端の揺動の有無に関わらず、0〜10秒間の停止時間を持ち、上半身右端を揺動する次のステップに移行するので、人体各部の揺動に伴う共振を減少、防止し、人体の各部毎にそれぞれの最適な揺動の角度、角速度、加速度で制御を行うことができる。
【0038】
以上の実施例によれば、上半身の左右を揺動する動きにおいて、前実施例に記載した上半身を上下に揺動する場合と比較し、上下に上半身を揺動されることにより、左右に揺動された場合、人体に受ける感覚に差が生じ、左右の揺動の方が、揺動範囲、角速度、加速度とも大きくしても不快感を生じることなく、血流の鬱血解消効果も大きく、さらに下半身の揺動を組み合わせた、3次元の連続的な揺動により、最適な快適性を求めることができ、雲の上に横たわった感覚とか波間に漂う感覚が助長され、従来の揺りかごの揺動より安息感が得られ心身の疲労回復を促進するという効果が得ることができる。
【0039】
次に、本発明の身体の動作させる方法について説明する。
【0040】
前記実施例で示した身体を動作させる装置及び方法について、上半身を左右に揺動する時、左右を逆方向に上昇下降し、上半身を左右に回動させるよう捻ることができ、さらに下半身の揺動を組み合わせた、3次元の連続的な揺動により、最適な快適性を求めることができ、雲の上に横たわった感覚とか波間に漂う感覚が助長され、従来の揺りかごの揺動より安息感が得られ心身の疲労回復を促進するという効果が得ることができる。
【0041】
また、背上げボトム部と脚上げボトム部を揺動する時、背上げボトム部と脚上げボトム部を逆方向に上昇下降させるような揺動を組み合わせる。これにより、船酔いのような不快感を感じやすい上半身の揺動を抑制しながら、人体全体としては、揺りかごのように大きく揺動し、血流の鬱血解消効果も大きく安息感が得られ心身の疲労回復を促進するという効果が得ることができる。
【0042】
また、図8に示すように、リモコン型の操作部30に入眠運動スイッチ31を備え、入眠運動スイッチ31を入力後、第1のステップとして、背上げボトムおよび脚上げボトムの位置角度に関わらず、背上げボトムおよび脚上げボトムを一旦水平、もしくは10度以下の水平に近い角度に揺動し、その後次のステップで、背上げボトムを水平、もしくは10度以下の水平に近い角度で停止もしくは揺動し、その際、脚上げボトム部を1ステップの角度移動範囲が10度以下であるステップを組み合わせて連続的に揺動を制御する。この動作により、図9に示すように、心理指標における覚醒水準が低下し、入眠しやすい生理心理状態をつくりだすことができる。図9を説明すると、縦軸に、各運動前後の設問形式による心理感性指標の得点の変化差を示し、点数の大きいほど、運動の効果が大きいことを表す。また、合計4本のバーを記入してあり、左2本は運動前後における覚醒水準の変化を示し、白枠のバーが、比較のための安静時データであり、斜線枠が各運動の評価値を示す。また、右2本のバーは運動前後における快適水準の変化を示し、比較のための安静時データが変化しなかったので、白枠のバーは0となっている。具体的には、入眠運動での覚醒水準が安静時と比較して感性指標変化が大きく、入眠効果のあることを証明している。ここで覚醒水準とは、覚醒している度合いを心理感性指標から得点化した値のことでいい、また快適水準とは、快適と感じる感覚の度合いを心理感性指標から得点化した値のことをいう。
【0043】
また、入眠運動スイッチ31を入力後、第1のステップとして、背上げボトムおよび脚上げボトムの位置角度に関わらず、背上げボトムおよび脚上げボトムを一旦水平、もしくは10度以下の水平に近い角度に揺動し、その後次のステップで、脚上げボトムを一旦水平、もしくは10度以下の水平に近い角度に揺動し、その際、背上げボトム部を1ステップの角度移動範囲が5度以下であるステップを組み合わせた連続揺動を制御する。この動作により、心理指標における覚醒水準が低下し、入眠しやすい生理心理状態をつくりだすことができる。
【0044】
また、 操作部30にリラックス運動スイッチ32を備え、リラックス運動スイッチ32を入力後、第1のステップとして、背上げボトムの位置角度に関わらず、背上げボトムを一旦30度〜50度の所定の角度に揺動し、その後次のステップで、30度〜50度の所定の角度で停止もしくは揺動し、その際、脚上げボトム部を連続揺動するのを制御する。この動作により、ベッドの上で、くつろぎ読書やテレビ観賞を実施しても、血流の鬱血等が緩和でき、図10に示すように、心理指標における快適性の向上をもたらし、リラックスした生理心理状態をつくりだすことができる。図10は、縦軸に図9と同様の感性指標変化差を示し、合計4本のバーを記入してありリラックス効果を説明している。具体的には、リラックス運動での覚醒水準の低下は安静時と比較して少ない割に、快適水準の感性指標変化が大きく、リラックス効果のあることを証明している。
【0045】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように本発明によれば、ベッド上に仰臥して緊張を解いた時の人体の各部毎に最適な角度、角速度、加速度で揺動を与え、快適性を得るため身体を動作させる装置を提供することができる。
【0046】
また、日常の生活行動の中でストレスが蔓延し、これが安眠の妨げとなり、入眠障害を持つ人も増加しており、健康な人においても、時として入眠しづらい状態があるという課題があり、スムーズな入眠環境をつくりだすことができる身体を動作させる装置を提供することができる。
【0047】
また、読書やテレビ鑑賞をベッドやソファーの上で行う生活習慣が一般化しており、その際、長時間同一の姿勢を保つため血流の滞留を招き、疲労感を覚えるという課題があり、長時間に渡り同一姿勢においても疲労せず、快適な読書等が続けられるというリラックス環境をつくりだす身体を動作させる装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の身体を動作させる装置の概要を示す外観図
【図2】同身体を動作させる装置を使用したときの生理評価を示すcvR−R図
【図3】同身体を動作させる装置の背上げボトム部を示す斜視図
【図4】同身体を動作させる装置の背上げボトム部の構成を示す斜視図
【図5】同身体を動作させる装置の背上げボトム部を示す部分断面図
【図6】同身体を動作させる装置の背もたれパイプを示す平面図
【図7】同身体を動作させる装置の背上げボトム部部分を示す断面図
【図8】同身体を動作させる装置の操作部を示す斜視図
【図9】同身体を動作させる装置を使用したときの入眠運動の心理評価図
【図10】同身体を動作させる装置を使用したときのリラックス運動の心理評価図
【符号の説明】
1 ボトム部
2 背上げボトム部
3 脚上げボトム部
4A 背上げ駆動部
4B 脚上げ駆動部
5 制御手段
15L 左サイドフレーム
15R 右サイドフレーム
26L 左捻り駆動部
26R 右捻り駆動部
Claims (8)
- 複数に分割されたボトム部と、このボトム部の人体背部を支持する背上げボトム部と、人体脚部を支持する脚上げボトム部と、前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部を各々回動または揺動する駆動部と、さらに前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部各々の回動または揺動の起動から停止に至る1ステップ毎に、前記背上げボトム部において10度以下、前記脚上げボトム部においては30度以下の角度移動範囲で、起動、加速、定速、減速、停止し、前記加速、減速時の加速度が背上げボトム部において0.05G以下、脚上げボトム部において0.20G以下で加速、減速し、前記定速時の角速度が背上げボトム部において0.1度/秒〜1度/秒、脚上げボトム部においては0.1度/秒〜2度/秒の範囲で回動または揺動し、前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部のそれぞれの各ステップの間の停止時間を0〜10秒間とし、前記各ステップの回動または揺動を組み合わせ、前記背上げボトム部と前記脚上げボトム部を連続的に回動または揺動するように前記駆動部を制御する制御手段とを備えた身体を動作させる装置。
- 背上げボトム部の左右のサイドフレームを各々独立して回動または揺動する捻り駆動部を備え、前記左右のサイドフレーム各々の回動または揺動が1ステップ毎に、左右のサイドフレーム各々において20度以下の角度移動範囲で、起動、加速、定速、減速、停止し、前記加速、減速時の加速度が、0.20G以下で加速、減速し、定速時の角速度が0.1度/秒〜2度/秒の範囲で回動または揺動するように前記捻り駆動部を制御する構成とした請求項1記載の身体を動作させる装置。
- 左右のサイドフレームを各々独立して回動または揺動する時に、前記左右のサイドフレームの各々の回動または揺動方向を逆方向に上昇下降する動きを組み合わせた請求項2記載の身体を動作させる装置。
- 左右のサイドフレームを各々独立して回動または揺動する時に、前記左右のサイドフレームの各々の揺動角速度と、揺動角度範囲に差異を持たせる動きを組み合わせた請求項2または3記載の身体を動作させる装置。
- 背上げボトム部と脚上げボトム部を連続的に回動または揺動する時に、前記背上げボトムと前記脚上げボトム部の回動または揺動方向を逆方向に上昇下降する動きを組み合わせた請求項1または2記載の身体を動作させる装置。
- 背上げボトムを一旦水平、もしくは10度以下の水平に近い角度に回動または揺動し、その後、水平、もしくは10度以下の水平に近い角度で停止、または回動もしくは揺動し、その際、脚上げボトム部を1ステップの角度移動範囲が10度以下であるステップを組み合わせ制御する構成とした請求項1または2記載の身体を動作させる装置。
- 脚上げボトムを一旦水平、もしくは10度以下の水平に近い角度に回動または揺動し、その後、水平、もしくは10度以下の水平に近い角度で停止、または回動もしくは揺動し、その際、背上げボトム部を1ステップの角度移動範囲が5度以下であるステップを組み合わせ制御する構成とした請求項1または2記載の身体を動作させる装置。
- 背上げボトムを一旦30度〜50度の所定の角度に回動または揺動し、その後、30度〜50度の所定の角度で停止、または回動もしくは揺動し、その際、脚上げボトム部を連続的に回動または揺動する構成とした請求項1または2記載の身体を動作させる装置。
Priority Applications (1)
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JP2002239133A JP2004073550A (ja) | 2002-08-20 | 2002-08-20 | 身体を動作させる装置 |
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JP2002239133A JP2004073550A (ja) | 2002-08-20 | 2002-08-20 | 身体を動作させる装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010082205A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Panasonic Electric Works Co Ltd | リラックス装置 |
WO2010150646A1 (ja) * | 2009-06-25 | 2010-12-29 | パナソニック電工株式会社 | リラックス装置 |
CN112870526A (zh) * | 2021-02-05 | 2021-06-01 | 麒盛科技股份有限公司 | 一种助眠控制方法和装置 |
CN113100604A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-07-13 | 杭州云睡吧健康管理有限公司 | 一种电动床架数据库的建立方法和使用方法 |
-
2002
- 2002-08-20 JP JP2002239133A patent/JP2004073550A/ja active Pending
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