JP3101714B1 - 可逆的な親水性−疎水性変化を示す共重合体及びその製造方法 - Google Patents

可逆的な親水性−疎水性変化を示す共重合体及びその製造方法

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JP3101714B1 JP11130577A JP13057799A JP3101714B1 JP 3101714 B1 JP3101714 B1 JP 3101714B1 JP 11130577 A JP11130577 A JP 11130577A JP 13057799 A JP13057799 A JP 13057799A JP 3101714 B1 JP3101714 B1 JP 3101714B1
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Abstract

【要約】 【課題】 所定の温度以下においては水溶液になってい
るが、それよりも高い温度においては増粘して、初期の
形状を維持したままゲル化し、水を放出しながら寸法が
収縮し、固形化するという特異的な物性を有する、新規
な感熱性高分子材料を提供する。 【解決手段】 所定温度において可逆的に親水性−疎水
性変化を示す感熱性重合体又は共重合体において、その
分子鎖を構成する単量体単位の一部が、親水性基及び疎
水性基をもつ界面活性型単量体単位により置換された感
熱性高分子材料とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の温度以下に
おいては水溶液になっているが、それよりも高い温度に
おいては増粘して、初期の形状を維持したままゲル化
し、水を放出しながら寸法が収縮し、固形化する性質を
有する共重合体及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、温度によって水に対する挙動が可
逆的に変化する重合体及び共重合体(以下可逆的親水性
−疎水性変化を示す感熱性高分子化合物という)が機能
材料の1種として広く注目されるようになり、例えば非
イオン性界面活性剤の吸着剤、感温遮光剤、感温増粘
剤、防染剤、海洋防汚材料、人工筋肉、ドラッグデリバ
リーシステム材料などとしての用途開発が研究されてい
る。
【0003】そして、このような可逆的親水性−疎水性
変化を示す感熱性高分子材料の1種として、所定温度以
下においては水に可溶であるが、それ以上になると水に
不溶となる、いわゆる感熱性水溶性−水不溶性可逆変化
を示すN‐アルキルアミド系重合体又は共重合体が知ら
れている(特開昭58−78758号公報)。
【0004】また、N‐イソプロピルアクリルアミド
と、他のN‐置換アクリルアミドとの共重合体の水溶液
が、コイル・グロビュール転移に基づく相転移を起こす
性質を有し、転移温度以上において2相に分離して、共
重合体分子の濃度に不均一分布を生じ、微細なパターン
を形成するため強い光散乱を呈することも知られている
[「ジャーナル・オブ・フィジカル・ケミストリー
(J.Phys.Chem.)」,第93巻,第331
1ページ(1989年)、「高分子論文集」,第46
巻,第7号,第437ページ(1989年)、同誌,第
47巻,第6号,第467ページ(1990年)]。
【0005】ところで、ゲルを放置すると、自然に水分
を分離して容積が収縮する現象をシネレシス(Syne
resis)といい、ヨーグルトを長時間放置すると上
面に水が析出したり、寒天の表面に汗をかく現象として
知られている。本発明者は、ある種のN‐アルキルアク
リルアミド系の重合体又は共重合体が、このようなシネ
レシス現象を示すことを見出し、このような現象を利用
した感熱性離水剤を提案した(特開平11−35641
号公報)。しかしながら、この感熱性離水剤の製造に
は、カチオン性又はアニオン性界面活性剤を用いる必要
があり、反応終了後にはこれを煩雑な処理により除去し
なければならないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、所定の温度
以下においては水溶液になっているが、それよりも高い
温度においては増粘して、初期の形状を維持したままゲ
ル化し、水を放出しながら寸法が収縮し、固形化すると
いう特異的な物性を有する、新規な可逆的親水性−疎水
性変化を示す感熱性高分子化合物を提供することを目的
としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、特異的な物
性をもつ感熱性高分子化合物を開発するために鋭意研究
を重ねた結果、これまで知られている、所定温度におい
て可逆的に親水性−疎水性変化を示す感熱性重合体又は
共重合体の、分子鎖を構成する単量体単位の一部を反応
性界面活性剤単位で置換したものは、水溶液としたとき
にシネレシス現象を示し、しかもその初期の形状を維持
したままゲル化し、水を放出しながら寸法が収縮するこ
とを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至
った。
【0008】すなわち、本発明は、(A)N‐n‐プロ
ピルアクリルアミド、N‐イソプロピルアクリルアミド
及びN,N‐ジエチルアクリルアミドの中から選ばれた
少なくとも1種の単量体から誘導された構成単位、及び
所望に応じ(A′)上記の単量体と共重合可能な単量体
の少なくとも1種から誘導された構成単位と、(B)一
般式
【化10】
【化11】 又は
【化12】 (式中のRは高級アルキル基、R′は水素原子又はメチ
ル基、Xはアルキレン基、Mはアルカリ金属原子又はア
ンモニウム基、nは2〜20の整数である)で表わされ
る反応性界面活性剤から誘導された構成単位から成り、
(B)構成単位の含有割合が共重合体全量に基づき0.
001〜10モル%の範囲であり、質量平均分子量が
1,000,000〜10,000,000の範囲であ
ることを特徴とする、温度により可逆的な親水性−疎水
性変化を示す共重合体、及び(A)N‐n‐プロピルア
クリルアミド、N‐イソプロピルアクリルアミド及び
N,N‐ジエチルアクリルアミドの中から選ばれた少な
くとも1種の単量体又はこの単量体及び(A′)この単
量体と共重合可能な他の単量体の少なくとも1種との混
合物を含む水溶液に、(B)前記一般式(I)、(I
I)又は(III)で表わされる反応性界面活性剤の少
なくとも1種を、その臨界ミセル濃度以上の濃度で加
え、ラジカル重合開始剤の存在下、生成する共重合体の
親水性−疎水性転移温度以上の温度において、質量平均
分子量が1,000,000〜10,000,000の
範囲になるまでミセル内共重合させることを特徴とする
上記の、温度により可逆的な親水性−疎水性変化を示す
共重合体の製造方法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の可逆的親水性−疎水性変
化を示す感熱性高分子化合物は、従来知られている親水
性−疎水性熱可逆型重合体又は共重合体の構成単量体単
位の一部を反応性界面活性剤単位で置換した分子構造を
有する共重合体からなっている。このような共重合体
は、(A)単独で重合した場合に温度により可逆的な親
水性−疎水性変化を示す重合体を形成する単量体、すな
わちN‐n‐プロピルアクリルアミド、N‐イソプロピ
ルアクリルアミド及びN,N‐ジエチルアクリルアミド
の中から選ばれる少なくとも1種の単量体単独又は
(A)単量体及びこれと共重合可能な他の単量体との混
合物と、前記一般式(I)又は(II)で表わされる反
応性界面活性剤の少なくとも1種とを用いて製造するこ
とができる。
【0010】この際、場合によって(A)と併用される
(A′)単量体としては、(A)以外のアクリルアミド
誘導体、アクリル酸、メタクリル酸のような不飽和カル
ボン酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n
‐ブチルアクリレート、tert‐ブチルアクリレー
ト、2‐エチルヘキシルアクリレート、2‐アセトアセ
トキシエチルアクリレート、2‐アセトアセトキシプロ
ピルアクリレート、3‐アセトアセトキシプロピルアク
リレート、4‐シアノアセトアセトキシエチルアクリレ
ート、2‐ヒドロキシエチルアクリレート、3‐ヒドロ
キシプロピルアクリレートのようなアクリル酸エステル
類及び対応するメタクリル酸エステル類、アクリルアミ
ド、N‐メチロールアクリルアミド、N‐ヒドロキシプ
ロピルアクリルアミドのようなアクリルアミド類及び対
応するメタクリルアミド類、N‐アクリロイルベンズヒ
ドラジド類、N‐メタクリロイルベンズヒドラジドのよ
うな不飽和ヒドラジド、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリルのような不飽和ニトリル類、酢酸ビニル、塩化
ビニル、スチレン、α‐メチルスチレン、N‐ビニルイ
ミダゾール、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエー
テルのようなビニル化合物類を挙げることができる。こ
れらの単量体はそれぞれ単独で用いてもよいし、また2
種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0011】これらの単量体を用いる場合は、単独で重
合させた場合に、温度により可逆的な親水性−疎水性変
化を示す重合体を形成する単量体100質量部当り、7
0質量部を超えない割合で用いるのが好ましい。これよ
りも多くなると、可逆的に親水性−疎水性変化を示す共
重合体を与えることが困難になる。
【0012】次に、本発明の可逆的親水性−疎水性変化
を示す感熱性高分子化合物において、分子鎖の構成単位
の一部として導入される反応性界面活性剤単位は、前記
一般式(I)、(II)又は(III)で表わされる反
応性界面活性剤から誘導されるものである。前記一般式
(I)、(II)又は(III)で表わされる反応性界
面活性剤はいずれも公知であり、市販品として簡単に入
手しうる。例えば一般式(I)で表わされるグリセロー
ル‐1‐アリル‐3‐長鎖アルキルフェニル‐2‐ポリ
オキシアルキレン硫酸塩型反応性界面活性剤は、「アデ
カリアソープSE−5N」、「アデカリアソープSE−
10N」、「アデカリアソープSE−20N」[以上、
いずれも旭電化(株)製,商品名]として、一般式(I
I)で表わされる長鎖アルキルスルホコハク酸アルケニ
ルエステル塩型反応性界面活性剤は、「エレミノールJ
S−2」[(株)三洋化成製,商品名]として、一般式
(III)で表わされるポリオキシエチレン(メタ)ア
クリレート硫酸エステル塩型反応性界面活性剤は、「エ
レミノールRS−30」[(株)三洋化成製,商品名]
として、それぞれ市販されている。これらの反応性界面
活性剤は単独で用いてもよいし、また2種以上組み合わ
せて用いてもよい。
【0013】本発明の可逆的親水性−疎水性変化を示す
感熱性高分子化合物中における反応性界面活性剤単位
は、全単量体単位に基づき0.001〜10モル%、好
ましくは0.01〜8モル%の割合で含まれる。これよ
りも前記反応性界面活性剤単位が少ないと高分子量の重
合体又は共重合体が得られないし、これよりも多くなる
と、本来の性質である感熱性がそこなわれる。
【0014】本発明の可逆的親水性−疎水性変化を示す
感熱性高分子化合物は、水性媒質中で所定温度すなわち
転移温度以下では水溶液になっているが、それよりも高
い温度になると増粘して、初期形状を維持したままゲル
化し、水を放出しながら収縮し、固形化する性質を有し
ているが、このような性質を低濃度で示すためには、質
量平均分子量が1,000,000以上の高分子重合体
又は共重合体であることが必要である。しかしながら、
あまり分子量が高くなりすぎると、転移温度以下におい
ても高粘度になり、利用分野が制限されるので、10,
000,000以下にするのが好ましい。また、質量平
均分子量が1,000,000未満であっても高濃度の
水溶液として用いる場合は、前記した性質を示す。
【0015】本発明方法に従い、所望の可逆的親水性−
疎水性変化を示す感熱性高分子化合物を製造するには、
前記(A)成分と前記(B)成分とを含む水溶液を、従
来公知のラジカル重合方法によって重合させる。この場
合の水溶液の濃度としては、通常、単量体の合計量に基
づき2〜15質量%の範囲で選ばれるが、反応性界面活
性剤の濃度としては、ミセル内重合を行わせるために臨
界ミセル濃度以上の濃度を選ぶことが必要である。この
濃度範囲は、普通単量体合計量に対し、0.001〜1
0モル%、好ましくは0.01〜8モル%である。この
反応性界面活性剤は、所定の重合体又は共重合体を形成
する重合反応において乳化剤的役割を果たすものであ
る。従来は、これに相当するカチオン性界面活性剤又は
アニオン性界面活性剤を乳化剤として用いていたが、こ
れらは重合終了後、反応混合物中に残留し、生成した重
合体又は共重合体中に混入して汚染するおそれがあるた
め、特別に除去処理を行う必要があった。これに対し、
本発明においては、これが単量体単位の一部として分子
中に取り込まれるため、このような除去処理を行う必要
はない。
【0016】重合を開始する手段としては、従来公知の
手段、例えば放射線又は電子線を照射する方法、ラジカ
ル重合開始剤の存在下に加熱する方法、光増感剤の存在
下に光照射する方法などを用いることができるが、これ
らの方法の中でラジカル重合開始剤の存在下に加熱する
方法が好ましい。ラジカル重合開始剤としては、水溶性
のものであればよく、特に制限はない。例えば過硫酸ア
ンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素、tert‐
ブチルヒドロパーオキシドなど、あるいは亜硫酸塩、亜
硫酸水素塩、硝酸第二セリウムアンモニウムなどのレド
ックス系開始剤、さらには2,2′‐アゾビス‐2‐ア
ミジノプロパン塩酸塩、2,2′‐アゾビス‐2,4‐
ジメチルバレロニトリル、4,4′‐アゾビス‐4‐シ
アノバレリン酸及びその塩などのアゾ化合物などを用い
ることができる。これらのラジカル重合開始剤は単独で
用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。その使用量は、単量体の合計量に対して、通常0.
01〜100質量%、好ましくは0.05〜8質量%の
範囲である。
【0017】また、反応温度は、使用する単量体及び開
始剤の種類により異なるが、通常0〜100℃の範囲内
で選ばれる。この反応温度は、重合で生成する共重合体
水溶液の転移温度以上の温度であることが必要で、これ
よりも低い温度では、反応中に粘度が上昇し、重合が十
分に進行しない。この重合は、得られる共重合体の質量
平均分子量が1,000,000以上になるまで行う必
要がある。
【0018】このようにして反応させることにより、共
重合反応がミセル内で起こり、共重合体が効率よく得ら
れる。重合終了後、反応溶液を生成した共重合体の転移
温度より低い温度に冷却し、この水溶液を転移温度以上
に加熱すると高分子化合物が疎水化し、析出する。析出
した高分子化合物を純水に溶かし、加熱し、高分子化合
物を析出させる操作を繰り返すことにより、未反応単量
体が完全に除去された共重合体を得ることができる。
【0019】このようにして得られた共重合体が、その
分子鎖の構成単位として、反応性界面活性剤単位を含む
ことは、赤外吸収スペクトルにおいてその特性ピークが
認められること及び水による洗浄を繰り返しても共重合
体中の反応性界面活性剤含有量が低下しないことによっ
て確認されている。
【0020】本発明の可逆的親水性−疎水性変化を示す
感熱性高分子化合物は、転移温度以下では水溶性であ
り、転移温度よりも高い温度では増粘して、初期の形状
を維持したままゲル化し、さらに水を放出しながら収縮
し、固形化するという特異的な性質を有している。した
がって、重合反応により得られる反応溶液は、重合時の
温度すなわち生成する共重合体の転移温度以上に保持さ
れた状態では純水に近い粘度の青味がかった分散液とな
っているが、これを転移温度よりも低い温度に冷却する
と、ミセル構造が破壊され、水中に共重合体分子が溶解
し、透明な超高粘度の水溶液に変化する。この水溶液
は、再び加熱すると転移温度に達するまでは温度上昇と
ともに粘度が低下するが、転移温度を越えると、共重合
体分子の絡み合いを起こし、急激に粘度が増大する。そ
して、初期の形状例えば容器形状のままゲル化し、さら
に静置すると、その形状を維持したまま離水しながら凝
縮し、最後は不透明な固体になる。したがって、本発明
の可逆的親水性−疎水性変化を示す感熱性高分子化合物
は、温度変化を利用した離水剤として利用することがで
きる。本発明の可逆的親水性−疎水性変化を示す感熱性
高分子化合物の転移温度は、単量体混合物中の各成分比
を変えるか、あるいは媒質中に塩又はアルコールを添加
することにより調整することができる。
【0021】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。なお、各例中の共重合体の質量平均分子量は次
の方法により測定したものである。質量平均分子量の測
定;東ソー製HLC−8120GPCにより、分析カラ
ムとしてTSKgelHHRタイプGMHHR−Hを、溶離
液として50ミリモル%LiBrを含んだN,N‐ジメ
チルホルムアミドを用い、40℃において測定した。得
られた数値は、エチレングリコール及びポリエチレンオ
キシド換算値である。
【0022】実施例1 キャビラリー栓と冷却器を備えたU字管付500ミリリ
ットルの三角フラスコ中に、蒸留水200mlと、表1
に示す量のN‐イソプロピルアクリルアミド(NIPA
Am)、及びグリセロール‐1‐アリル‐3‐長鎖アル
キルフェニル‐2‐ポリオキシエチレン硫酸エステル塩
型反応性界面活性剤[旭電化(株)製,商品名「アデカ
リアソープSE−10N」]を仕込み、窒素ガスを30
分間激しく通じた。次いで、過硫酸アンモニウム(A
P)0.05gを加え、窒素気流下にかきまぜながら、
60℃に加熱して重合を開始した。60℃で2時間重合
を行ったのち、空気を吹き込んで重合を停止し、共重合
体を製造した。重合終了後、反応溶液を転移温度以下に
冷却してから加熱し、共重合体を析出させた。次いで、
析出した共重合体を純水に溶かし、凍結乾燥を行うこと
により、表1に示す反応性界面活性剤単位含有量の共重
合体を得た。
【0023】
【表1】
【0024】このようにして得た共重合体No.1を用
い、5質量%水溶液を調製した。この水溶液2.63g
を直径15mmの円筒状試料管に入れ、50℃の恒温槽
において2.5時間静置した。次いで、固液分離し、離
水量を測定したところ、2.15gであった。この際の
離水率は86%である。なお、No.1の共重合体につ
いて、温度と粘度との関係を示すグラフを図1に示す。
図中のaは純水の場合の粘度変化であり、bは60℃の
反応溶液を0℃まで冷却させた場合の粘度変化であり、
cはbの操作を行ったのちの水溶液を0℃から再び加熱
した場合の粘度変化である。
【0025】実施例2 キャビラリー栓と冷却器を備えたU字管付500ミリリ
ットルの三角フラスコ中に、蒸留水200g、N‐n‐
プロピルアクリルアミド27.61g、及び実施例1で
用いたのと同じ反応性界面活性剤0.70gを仕込み、
窒素ガスを30分間激しく通じた。次いで、過硫酸アン
モニウム0.05gを加え、窒素気流下にかきまぜなが
ら、60℃に加熱して重合を開始させた。60℃で2時
間重合を行ったのち、空気を吹き込んで重合を停止し
た。重合終了後、反応溶液を転移温度以下に冷却してか
ら再度加熱し、共重合体を析出させた。析出した固形分
を純水に溶かし、凍結乾燥を行うことにより、反応性界
面活性剤単位0.33モル%を含む共重合体28.2g
を得た。得られた共重合体の分子量は217万であっ
た。次に、この共重合体の5質量%水溶液3.04gを
直径1.5cmの円筒状の試料管に入れ、これを50℃
の恒温槽に3時間保ち、離水させた。試料管から離水し
た水の質量を測定したところ、2.24gであった。こ
の際の離水率は75%である。
【0026】実施例3 キャビラリー栓と冷却器を備えたU字管付500ミリリ
ットルの三角フラスコ中に、蒸留水200g、N,N‐
ジエチルアクリルアミド27.32g、及び実施例1で
用いたのと同じ反応性界面活性剤0.70gを仕込み、
窒素ガスを30分間激しく通じた。次いで、過硫酸アン
モニウム0.05gを加え、窒素気流下にかきまぜなが
ら、60℃に加熱して重合を開始させた。60℃で2時
間反応させたのち、空気を吹き込んで重合を停止させ
た。重合終了後、反応溶液を転移温度以下に冷却してか
ら加熱し、共重合体を析出させた。析出した固体を純水
に溶かし、凍結乾燥を行うことにより、反応性界面活性
剤単位0.34モル%を含む共重合体28.0gを得
た。得られた共重合体の分子量は216万であった。次
に、この共重合体の5質量%水溶液4.99gを直径
1.5cmの円筒状の試料管に入れ、これを50℃の恒
温槽に3時間保ち、離水させた。試料管から離水した水
の質量を測定したところ、3.46gであった。この際
の離水率は73%である。
【0027】実施例4 キャビラリー栓と冷却器を備えたU字管付500ミリリ
ットルの三角フラスコ中に、蒸留水200g、N‐イソ
プロピルアクリルアミド24.03g、N‐t‐ブチル
アクリルアミド3.00g及び実施例1で用いたのと同
じ反応性界面活性剤0.70gを仕込み、窒素ガスを3
0分間激しく通じた。次いで、2,2′‐アゾビス(2
‐アミジノプロパン)塩酸塩0.03gを加え、窒素気
流下にかきまぜながら、60℃に加熱して重合を開始さ
せた。60℃で3時間重合を行ったのち、空気を吹き込
んで重合を停止させた。重合終了後、反応溶液を転移温
度以下に冷却してから再び加熱し、共重合体を析出させ
た。析出した固体を純水に溶かし、凍結乾燥することに
より、反応性界面活性剤単位0.34モル%を含む共重
合体27.5gを得た。得られた共重合体の分子量は2
55万であった。次に、この共重合体の5質量%水溶液
4.99gを直径1.5cmの円筒状の試料管に入れ、
これを50℃の恒温槽に3時間保ち、離水させた。試料
管から離水した水の質量を測定したところ、4.08g
であった。この際の離水率は86.1%である。
【0028】実施例5 キャビラリー栓と冷却器を備えたU字管付500ミリリ
ットルの三角フラスコ中に、蒸留水200g、N‐イソ
プロピルアクリルアミド24.03g、N,N‐ジメチ
ルアクリルアミド2.38g及び実施例1で用いたのと
同じ反応性界面活性剤0.70gを仕込み、窒素ガスを
30分間激しく通じた。次いで、2,2′‐アゾビスイ
ソブチロニトリル0.06gを加え、窒素気流下にかき
まぜながら、60℃に加熱して重合を開始させた。60
℃で2時間反応を行ったのち、空気を吹き込んで重合を
停止させた。重合終了後、反応溶液を転移温度以下に冷
却してから加熱し、共重合体を析出させた。析出した固
体を純水に溶かし、凍結乾燥を行うことにより、反応性
界面活性剤単位0.34モル%を含む共重合体27.5
gを得た。得られた共重合体の分子量は248万であっ
た。次に、この共重合体の5質量%水溶液3.72gを
直径1.5cmの円筒状の試料管に入れ、これを50℃
の恒温槽に3時間保ち、離水させた。試料管から離水し
た水の質量を測定したところ、2.80gであった。こ
の際の離水率は79.3%であった。
【0029】実施例6 キャビラリー栓と冷却器を備えたU字管付2000ミリ
リットルの三角フラスコ中に、蒸留水200g、N‐イ
ソプロピルアクリルアミド32.56g、N‐ビニルイ
ミダゾール4.78g及び実施例1で用いたのと同じ反
応性界面活性剤1.40gを仕込み、窒素ガスを30分
間激しく通じた。次いで、過硫酸アンモニウム0.05
gを加え、窒素気流下にかきまぜながら、60℃に加熱
して重合を開始させた。60℃で3時間反応させたの
ち、空気を吹き込んで重合を停止させた。重合終了後、
反応溶液を転移温度以下に冷却してから加熱し、共重合
体を析出させた。析出した固体を純水に溶かし、凍結乾
燥を行うことにより、反応性界面活性剤単位0.46モ
ル%を含む共重合体38.1gを得た。得られた共重合
体の分子量は151万であった。次に、この共重合体の
5質量%水溶液5.17gを直径1.5cmの円筒状の
試料管に入れ、これを50℃の恒温槽に3時間保ち、離
水させた。試料管から離水した水の質量を測定したとこ
ろ、4.47gであった。この際の離水率は91%であ
る。
【0030】実施例7 キャビラリー栓と冷却器を備えたU字管付2000ミリ
リットルの三角フラスコ中に、蒸留水800g、N‐イ
ソプロピルアクリルアミド32.65g、アクリル酸
2.31g及び実施例1で用いたのと同じ反応性界面活
性剤1.40gを仕込み、窒素ガスを30分間激しく通
じた。次いで、過硫酸アンモニウム0.05gを加え、
窒素気流下にかきまぜながら、60℃に加熱して重合を
開始させた。60℃で2時間反応させたのち、空気を吹
き込んで重合を停止させた。重合終了後、反応溶液を転
移温度以下に冷却してから加熱し、共重合体を析出させ
た。析出した固体を純水に溶かし、凍結乾燥を行うこと
により、反応性界面活性剤単位0.50モル%を含む共
重合体36.30gを得た。得られた共重合体の分子量
は160万であった。次に、この共重合体の5質量%水
溶液5.02gを直径1.5cmの円筒状の試料管に入
れ、これを50℃の恒温槽に3時間保ち、離水させた。
試料管から離水した水の質量を測定したところ、4.1
0gであった。この際の離水率は86.0%である。
【0031】実施例8 キャビラリー栓と冷却器を備えたU字管付500ミリリ
ットルの三角フラスコ中に、蒸留水200g、N‐イソ
プロピルアクリルアミド9.08g、及び長鎖アルキル
スルホコハク酸アルケニルエステル塩型反応性界面活性
剤[三洋化成(株)製,商品名「エレミノールJS−
2」,有効成分38%]1.84gを仕込み、窒素ガス
を30分間激しく通じた。次いで、過硫酸アンモニウム
0.05gを加え、窒素気流下にかきまぜながら、60
℃に加熱して重合を開始させた。60℃で2時間反応さ
せたのち、空気を吹き込んで重合を停止させた。重合終
了後、反応溶液を転移温度以下に冷却してから加熱し、
共重合体を析出させた。析出した固体を純水に溶かし、
凍結乾燥を行うことにより、反応性界面活性剤単位1.
99モル%を含む共重合体9.60gを得た。得られた
共重合体の分子量は150万であった。次に、この共重
合体の5質量%水溶液5.20gを直径1.5cmの円
筒状の試料管に入れ、これを50℃の恒温槽に3時間保
ち、離水させた。試料管から離水した水の質量を測定し
たところ、4.21gであった。この際の離水率は8
5.2%である。
【0032】実施例9 キャビラリー栓と冷却器を備えたU字管付500ミリリ
ットルの三角フラスコ中に、蒸留水200g、N‐イソ
プロピルアクリルアミド9.08g及びポリオキシエチ
レン(メタ)アクリレート硫酸エステル塩型反応性界面
活性剤[三洋化成(株)製,商品名「エレミノールRS
−30」,有効成分50%]1.40gを仕込み、窒素
ガスを30分間激しく通じた。次いで、過硫酸アンモニ
ウム0.05gを加え、窒素気流下にかきまぜながら、
60℃に加熱して重合を開始させた。60℃で2時間反
応させたのち、空気を吹き込んで重合を停止させた。重
合終了後、反応溶液を転移温度以下に冷却してから加熱
し、共重合体を析出させた。析出した固体を純水に溶か
し、凍結乾燥を行うことにより、反応性界面活性剤単位
1.21モル%を含む共重合体9.78gを得た。得ら
れた共重合体の分子量は120万であった。次に、この
共重合体の5質量%水溶液4.50gを直径1.5cm
の円筒状の試料管に入れ、これを50℃の恒温槽に3時
間保ち、離水させた。試料管から離水した水の質量を測
定したところ、3.65gであった。この際の離水率は
85.5%である。
【0033】実施例10 キャビラリー栓と冷却器を備えたU字管付500ミリリ
ットルの三角フラスコ中に、蒸留水200g、N‐イソ
プロピルアクリルアミド16.31g、酢酸ビニル3.
09g及び長鎖アルキルスルホコハク酸アルケニルエス
テル塩型反応性界面活性剤[三洋化成(株)製,商品名
「エレミノールJS−2」,有効成分38%]0.70
gを仕込み、窒素ガスを30分間激しく通じた。次い
で、過硫酸アンモニウム0.05gを加え、窒素気流下
にかきまぜながら、60℃に加熱して重合を開始させ
た。60℃で2時間反応させたのち、空気を吹き込んで
重合を停止させた。重合終了後、反応溶液を転移温度以
下に冷却してから加熱し、共重合体を析出させた。析出
した固体を純水に溶かし、凍結乾燥を行うことにより、
反応性界面活性剤単位0.34モル%を含む共重合体1
8.65gを得た。得られた共重合体の分子量は180
万であった。次に、この共重合体の5質量%水溶液4.
2gを直径1.5cmの円筒状の試料管に入れ、これを
50℃の恒温槽に3時間保ち、離水させた。試料管から
離水した水の質量を測定したところ、3.36gであっ
た。この際の離水率は84.2%である。
【0034】実施例11 キャビラリー栓と冷却器を備えたU字管付500ミリリ
ットルの三角フラスコ中に、蒸留水200g、N‐イソ
プロピルアクリルアミド10.19g、モルホリノエチ
ルメタクリレート4.44g及び長鎖アルキルスルホコ
ハク酸アルケニルエステル塩型反応性界面活性剤[三洋
化成(株)製,商品名「エレミノールJS−2」,有効
成分38%]0.70gを仕込み、窒素ガスを30分間
激しく通じた。次いで、過硫酸アンモニウム0.05g
を加え、窒素気流下にかきまぜながら、60℃に加熱し
て重合を開始させた。60℃で2時間反応させたのち、
空気を吹き込んで重合を停止させた。重合終了後、反応
溶液を転移温度以下に冷却してから加熱し、共重合体を
析出させた。析出した固体を純水に溶かし、凍結乾燥を
行うことにより、反応性界面活性剤単位0.55モル%
を含む共重合体14.32gを得た。得られた共重合体
の分子量は151万であった。次に、この共重合体の5
質量%水溶液4.5gを直径1.5cmの円筒状の試料
管に入れ、これを50℃の恒温槽に3時間保ち、離水さ
せた。試料管から離水した水の質量を測定したところ、
3.73gであった。この際の離水率は88.2%であ
る。
【0035】実施例12 単量体としてN‐イソプロピルアクリルアミドとN‐t
‐ブチルアクリルアミドとの種々の割合の混合物を用
い、これに実施例1で用いたのと同じ反応性界面活性剤
を加え、実施例4と同じ条件の下で重合させることによ
り、共重合体を製造した。このようにして得られたN‐
イソプロピルアクリルアミドとN‐t‐ブチルアクリル
アミドとの混合物中のN‐t‐ブチルアクリルアミドの
含有割合[tBuAAm(モル%)として示す]と得ら
れた共重合体の転移温度(℃)の関係をグラフとして図
2に示す。この図から明らかなように単量体混合物中の
成分比を変えることにより転移温度を変えることができ
る。
【0036】応用例 実施例1で得た共重合体No.1の5質量%水溶液を表
2に示す量で、芋焼酎廃液(イ)、泡盛廃液(ロ)及び
黒糖廃液(ハ)にそれぞれほぼ同量加え、60℃まで加
熱後、その温度で3時間放置したところ、表2に示す量
の透明液を放出し、固形分を生成した。このようにし
て、本発明離水剤は廃液処理に用いることができる。
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明の感熱性高分子材料は、転移温度
以下では、ほとんど水と同じ粘度を示すが、転移温度を
越えると増粘し、その温度に保つと初期の形状を維持し
たまま水を放出しながら収縮し、固形化するという特異
的な性質を有しているので、例えば離水剤として、廃液
処理に好適に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の感熱性高分子材料の1例の温度と粘
度との関係を示すグラフ。
【図2】 本発明の感熱性高分子材料の単量体組成の変
化による転移温度の変化を示すグラフ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI (C08F 220/54 218:14) (C08F 220/54 220:38) (56)参考文献 特開 平4−298203(JP,A) 特開 昭61−210(JP,A) 特開 平9−278830(JP,A) 特開 昭61−283610(JP,A) 特開 平4−114011(JP,A) 特開 昭60−233182(JP,A) 特開 昭61−87717(JP,A) 特開 昭58−78758(JP,A) 特開 平11−35641(JP,A) 特開 平11−35698(JP,A) 特開 昭61−111951(JP,A) 特開 平9−136921(JP,A) 特開 昭63−196796(JP,A) 特開 昭60−233109(JP,A) 特表 平10−500148(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 220/00 - 220/70

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)N‐n‐プロピルアクリルアミ
    ド、N‐イソプロピルアクリルアミド及びN,N‐ジエ
    チルアクリルアミドの中から選ばれた少なくとも1種の
    単量体から誘導された構成単位と、(B)一般式 【化1】 【化2】 又は 【化3】 (式中のRは高級アルキル基、R′は水素原子又はメチ
    ル基、Xはアルキレン基、Mはアルカリ金属原子又はア
    ンモニウム基、nは2〜20の整数である)で表わされ
    る反応性界面活性剤から誘導された構成単位から成り、
    (B)構成単位の含有割合が共重合体全量に基づき0.
    001〜10モル%の範囲であり、質量平均分子量が
    1,000,000〜10,000,000の範囲であ
    ることを特徴とする、温度により可逆的な親水性−疎水
    性変化を示す共重合体。
  2. 【請求項2】 (A)N‐n‐プロピルアクリルアミ
    ド、N‐イソプロピルアクリルアミド及びN,N‐ジエ
    チルアクリルアミドの中から選ばれた少なくとも1種の
    単量体から誘導された構成単位、(A′)上記の単量体
    と共重合可能な他の単量体から誘導された構成単位と
    (B)一般式 【化4】 【化5】 又は 【化6】 (式中のRは高級アルキル基、R′は水素原子又はメチ
    ル基、Xはアルキレン基、Mはアルカリ金属原子又はア
    ンモニウム基、nは2〜20の整数である)で表わされ
    る反応性界面活性剤から誘導された構成単位から成り、
    (B)構成単位の含有割合が共重合体全量に基づき0.
    001〜10モル%の範囲であり、質量平均分子量が
    1,000,000〜10,000,000の範囲であ
    ることを特徴とする、温度により可逆的な親水性−疎水
    性変化を示す共重合体。
  3. 【請求項3】 (A)N‐n‐プロピルアクリルアミ
    ド、N‐イソプロピルアクリルアミド及びN,N‐ジエ
    チルアクリルアミドの中から選ばれた少なくとも1種の
    単量体又はこの単量体及び(A′)この単量体と共重合
    可能な他の単量体の少なくとも1種との混合物を含む水
    溶液に、(B)一般式 【化7】 【化8】 又は 【化9】 (式中のRは高級アルキル基、R′は水素原子又はメチ
    ル基、Xはアルキレン基、Mはアルカリ金属原子又はア
    ンモニウム基、nは2〜20の整数である)で表わされ
    る反応性界面活性剤の少なくとも1種を、その臨界ミセ
    ル濃度以上の濃度で加え、ラジカル重合開始剤の存在
    下、生成する共重合体の親水性−疎水性転移温度以上の
    温度において、質量平均分子量が1,000,000〜
    10,000,000の範囲になるまでミセル内共重合
    させることを特徴とする、請求項1又は2に記載の、温
    度により可逆的な親水性−疎水性変化を示す共重合体の
    製造方法。
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