JP3101545B2 - 油圧作業機の制振装置 - Google Patents
油圧作業機の制振装置Info
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Description
ダー等の油圧作業機における制振装置に関するものであ
る。
ショベルの外観を示すが、本機は、機体9と、この機体
9上に一体的に設けたキャブ10と、機体9を旋回可能に
支持した走行装置11と、機体9にブームフートピン12を
介し連結したフロント作業部13とからなり、このフロン
ト作業部13は、ブーム1、アーム2およびバケット3が
順次ピン結合されている。
ム1との間に介在するブームシリンダ4およびブーム1
とアーム2との間のアームシリンダ5、アーム2とバケ
ット3との間のバケットシリンダ6およびストラップ7
およびロッド8が設けられており、それらの構成部材が
互いにピン結合されている。
路を図4に示すが、前記各シリンダの中でブームシリン
ダ4はシリンダロッド4rの先端にフロント作業部13に相
当する質量負荷1aを分担しているが、このブームシリン
ダ4は、エンジンにより駆動される主油圧ポンプ21で生
成された高圧油が、制御弁22を経てブームシリンダ4の
油室4a,4bに供給されることにより伸縮し、掘削積込作
業が行なわれる。
弁22、ブームシリンダ4およびタンク23は、管路31,3
2,33,34,35で相互に連結された主回路を構成する。
この回路は、操作レバーに設けられた操作弁24の油圧パ
イロット動作指令により制御弁22を方向および流量制御
することにより、ブームシリンダ4の伸びあるいは縮み
動作を制御する。
み込み過程でブームシリンダ4の油室4a,4b内に圧油を
供給したり、圧油を排出する際にフロント作業部13およ
び機体9の全体が大きく振動し、キャブ10内に搭乗する
操縦者(オペレータ)の乗心地を大きく損なっている。
ブームシリンダ4との間の管路32,33には、圧油の流動
をスムーズにするために振動防止の油機が設けられてお
らず、その結果としてブームシリンダ4の伸縮動作時に
振動が発生する。
ント作業部13全体の慣性モーメントと、ブームシリンダ
4内の油の圧縮性に基づく油柱ばねとによって定まる固
有振動が、ブームシリンダ4の伸縮により励起され、特
に伸縮変化の大きな停止時に強い振動が生じる。
リフィス等の絞りを入れて減衰性能を上げることも考え
られるが、そのような場合は、フロント作業部13の重量
をブームシリンダ4で支持すると重力によりフロント作
業部13が自然落下する不具合がある。
減にはなるが、圧油の流動が阻害されるため、ブームシ
リンダ4の動作速度の低下を招き、ブームシリンダ本来
の性能が低下する。したがって、単なる従来の振動対策
はこの問題に対して有効ではなく、新たなる対策が必要
である。
ので、従来の油圧回路を大幅に変えることなく、かつ本
来の機能を防げることなく、油圧シリンダの伸縮に伴う
フロント作業部の振動に因る不快な機体振動を急速に減
衰させることができる油圧作業機の制振装置を提供し、
操縦者の乗心地などの改善を図ることを目的とするもの
である。
明は、オペレータにて操作される操作弁により油圧パイ
ロット制御される制御弁を経て主油圧回路から作動油を
供給される油圧シリンダによりフロント作業部を駆動す
る油圧作業機において、前記油圧シリンダの伸び側圧力
および縮み側圧力をそれぞれ検出する圧力センサと、前
記油圧シリンダのシリンダ変位を検出する変位センサ
と、前記圧力センサにて得られた油圧シリンダの伸び側
圧力と縮み側圧力とのシリンダ差圧と目標値との偏差を
処理して油圧シリンダの油柱による固有振動数近傍の周
波数帯域の信号だけを通過させることにより油圧シリン
ダの振動を早く収める動差圧制御信号を生成するバンド
パス形フィルタと、操作弁を中立に戻した時点で前記変
位センサにて得られたシリンダ変位を目標値としてこの
目標値と現在値との偏差を処理して油圧シリンダの変位
を操作弁を中立に戻した時点に保つ位置制御信号を生成
する位相遅れ補償フィルタと、前記バンドパス形フィル
タおよび位相遅れ補償フィルタを経た動差圧制御信号お
よび位置制御信号により制御されるサーボ弁と、このサ
ーボ弁を経て油圧シリンダに制振用の圧油を供給する制
振油圧回路とを具備した構成を有する油圧作業機の制振
装置である。
は、制御弁により圧油が油圧シリンダに送られると、油
圧シリンダは伸縮しようとするが、その動きは圧力セン
サにより観測され、電気信号が得られる。
と縮み側の油室とで別個に計測され、そのシリンダ差圧
と、目標値との偏差がバンドパス形フィルタに送られ
る。
中からシリンダの油柱による固有振動数近傍の周波数帯
域のものだけを通過させ、その他の静圧あるいは伸縮の
ような非常にゆっくりとした現象と、観測上の高周波の
雑音成分とを除外する。
ここでは動差圧とし、通常ゲインを 乗じてサーボ弁の駆
動信号とすることにより、動差圧が急速に零となる減衰
力が働き、油圧シリンダの振動が早く収まる。
ーボ弁内に油漏れなどがある場合はフロント作業部が自
然降下する不具合が生じるので、上記動差圧制御に加え
て、フロント作業部を空中に静止させるための位置制御
を行なう。
せる意図で操作弁を中立に戻した時点で変位センサにて
観測された変位を目標値として、この目標値と現在値と
の偏差を、非常に周波数の低い成分のみを通過させるこ
とにより動差圧制御に影響を与えない位相遅れフィルタ
に送る。
位の静成分のみであり、通常ゲインを乗じたものをサー
ボ駆動信号とし、サーボ弁を制御して制振油圧回路から
補正圧油を油圧シリンダに供給し、油圧シリンダの変位
を操作弁を中立に戻した時点に保つように制御する。
項1記載の油圧作業機の制振装置において、操作弁の油
圧パイロット回路にパイロット圧力センサを設け、この
パイロット圧力センサにより検出されたシリンダ運転状
態時は位相遅れ補償フィルタへの入力信号を無くしてバ
ンドパス形フィルタを経た動差圧制御のみを行うととも
に、シリンダ停止状態時はこの動差圧制御と位相遅れ補
償フィルタを経た位置制御との併用に切替える切替器
を、変位センサと位相遅れ補償フィルタとの間に設けた
構成である。
は、動差圧制御と、動差圧制御および位置制御の合併制
御との間での切替えを自動化するために、操作弁の油圧
パイロット回路の圧力をパイロット圧力センサにより計
測することによりオペレータの運転動作を判別し、
(i)シリンダ運転状態時の動差圧制御のみ、(ii)シ
リンダ停止状態時の動差圧制御および位置制御、の制御
則の切替えを行なうことにより、通常の運転状態を損な
うことなく安定した機械操作を行なう。
施した場合の一形態を、図1を参照して詳細に説明す
る。
伸縮する本来のシリンダ制御のために、車両搭載エンジ
ンにより駆動される主油圧ポンプ21と、方向制御および
流量調整機能を有する制御弁22と、ブームシリンダ4
と、タンク23とが、管路31,32,33,34,35により相互
に連結された主油圧回路を構成する。
れる操作弁24の油圧パイロット動作指令により制御弁22
を制御して、ブームシリンダ4の伸びあるいは縮み動作
を制御する。
ブームシリンダ4に対して並列的に振動制御用の制振油
圧回路を設ける。すなわち、制振油圧回路は、主油圧ポ
ンプ21と同様にエンジンにて駆動される副油圧ポンプ41
と、圧力設定用のリリーフ弁42と、電気信号に基づいて
油圧を制御する電気・油圧式サーボ弁43と、これらを結
合する管路51,52,53,54とにより構成されている。
入力部に対して、サーボ弁43を介してブームシリンダ4
にその振動を減衰させるように圧油を供給するための制
振用コントローラ55を設ける。
ンダ4の内部圧力を管路32,33に設けた圧力センサ61,
62により、ならびにブームシリンダ4のロッド伸縮変位
をブームシリンダ4に設けた変位センサ63により、さら
には操作弁24による油圧パイロット圧力をパイロット圧
力センサ81,82によりそれぞれ観測し、内部の信号処理
回路を経由して出力したサーボ駆動信号をサーボアンプ
69に供給することにより振動が急速に整定するように作
動する電気回路である。
ンダ4の振動を抑制するためにブームシリンダ4の油柱
による固有振動数近傍の周波数帯域の圧力信号だけを動
差圧として取出す動差圧制御回路と、ブームシリンダ4
の静止位置を一定に保つための位置制御回路とにより構
成する。
61で検出されたブームシリンダ4の伸び側圧力と、圧力
センサ62で検出されて受圧面積補正器64で補正されたブ
ームシリンダ4の縮み側圧力とから、差圧演算器71、差
圧偏差演算器72およびバンドパス形モーダルフィルタ
(モードフィルタともいう)65により動差圧制御信号を
生成する電気回路である。
出されたシリンダ変位信号から切替器66と記憶器67とに
よりシリンダ変位の目標値を設定し、変位偏差演算器73
および位相遅れ補償フィルタ68により位置制御信号を生
成する電気回路である。
1,82により検出されたパイロット圧力の差を演算する
パイロット信号演算器84と、その圧力差の絶対値を演算
する絶対値演算器83とにより得られる動作指令値を判定
部66a にて受け、(i)この判定部66a で判定基準電圧
Eよりも大きければオン、(ii)小さければオフの判定
を行ない、切替部66b を作動させて記憶器67へのシリン
ダ変位観測値の供給を断続させる。
となった場合は、シリンダ変位の現在値が目標値となる
から、変位偏差演算器73で演算される現在値と目標値と
の偏差は無く、位相遅れ補償フィルタ68から出力される
位置制御信号も零である。
となった場合は、オフになった時点でのシリンダ変位量
が目標値となり、その目標値を記憶器67により固定する
ので、変位偏差演算器73にて現在値と目標値との偏差が
生じ、位相遅れ補償フィルタ68より位置制御信号が生じ
る。
御信号はサーボ信号演算器74により加算され、サーボア
ンプ69に送られて、増幅された信号によりサーボ弁43が
駆動され、このサーボ弁43は、差圧および変位が目標値
に早く到達するようにブームシリンダ4の油室に圧油を
送り込む。その結果としてブームシリンダ4の振動が抑
制され、フロント作業部13のみならず機体全体の振動が
急速に低減される。
路を大幅に変えることなく振動を低減でき、また、オペ
レータの運転を防げることなく、操作レバーの動きとは
無関係に実作業時に発生する振動を低減できる。
を、図2に示された特性図および具体的数値を交えなが
ら説明する。
すると、油圧パイロットにより作動するスプール弁のス
トロークに応じた流量調整機能を有する制御弁22が開閉
し、圧油がブームシリンダ4に送られ伸縮しようとする
が、その動きは圧力センサ61,62と変位センサ63とによ
り観測され、各電気信号が得られる。
油室(受圧面積A1 )と縮み側の油室(受圧面積A2 )
とで別個に計測され、それぞれP1,P2とすると、次
の式(1)によってシリンダ差圧PLに変換され、目標
値(0)との偏差がバンドパス形モーダルフィルタ(モ
ードフィルタ)65に送られる。
からブームシリンダ4の油柱による固有振動数近傍の周
波数帯域(例えば、1〜6Hz)の信号だけを通過さ
せ、その他の静圧あるいは伸縮のような非常にゆっくり
とした現象の信号と、観測上の高周波の雑音成分とを除
外する。
バンドパス形モーダルフィルタ65の伝達関数GPLは、
次の式(2)によって表される。
のように設定することにより、1〜6Hz を通過帯域
とすることができる。
の周波数特性を、実線によって示す。
GPL)を通過するものをここでは動差圧とし、通常ゲ
インKpLを乗じてサーボ弁43の駆動信号とすることに
より、ブームシリンダ4の動差圧が急速に零となる減衰
力が働き、振動が早く収まる。
部13は重力を受けたサーボ弁43内の油の漏れ(リーク)
により自然降下する不具合が生じるので、次に、フロン
ト作業部13を空中に静止させる目的で、位置制御を行な
う。
を停止させる意図で操作レバー(操作弁24)を中立に戻
した時点で観測された変位を、切替器66および記憶器67
により目標値(Rd)とし、変位偏差演算器73にて求め
られた目標値と現在値との偏差を、非常に周波数の低い
成分のみを通過させ動差圧制御に影響を与えない位相遅
れ補償フィルタ68に送る。
dは、次の式(3)によって表される。
次のように設定することにより、図2のような折れ点周
波数1.59×10−2(Hz)で制振周波数域で−2
0dBの良好なフィルタが得られる。
特性を、点線によって示す。
のは変位の静成分のみであり、通常ゲインKdを乗じた
ものをサーボ駆動信号として、サーボ弁43へ入力する。
おいて、操作弁24の油圧パイロット回路の圧力をパイロ
ット圧力センサ81,82で計測し、そのパイロット圧力の
差をパイロット信号演算器84により演算して、その圧力
差の大きさのみを絶対値演算器83により演算し、切替器
66の判定部66a にて圧力差の電圧と判定基準電圧との大
小関係よりオペレータの運転動作を自動的に判別し、 (i)シリンダ運転状態時:動差圧制御のみ、 (ii)シリンダ停止状態時:動差圧制御+位置制御 の制御則の自動切替を行なうことによって、通常の運転
状態を損なうことなく安定した機械操作を行なうことが
できる。
型機)における振動低減効果に関する実験結果の一例
を、図3において制御無しの場合は点線で、制御有りの
場合は実線でそれぞれ示す。
作レバーに応じてブームシリンダ4の変位は本制御の有
無に関わらず基準の0cmから同じ様に伸びているが、
(C)に示されるバケット3の上下方向加速度および
(D)に示されるキャブ10の前後方向加速度では制御の
効果が明確に現れ、最大応答が小さくなるとともに振動
整定が非常に短縮されている。
の上下方向変位(浮き上がり)も制御により大きさ、回
数共に非常に小さくなっており、機体全体としての振動
対策の効果が実証されている。したがって、上述のよう
に本発明は機体の低振動化技術としてオペレータの乗心
地、作業性の向上に貢献できるものである。
ームシリンダに限定されるものではなく、例えば、ホイ
ールローダーのリフトシリンダなどにも適用できる。
圧シリンダに付設した圧力センサと、この圧力センサに
て得られた信号を処理するバンドパス形フィルタと、こ
のバンドパス形フィルタを経た情報により制御されるサ
ーボ弁と、このサーボ弁を経て油圧シリンダに制振用の
圧油を供給する制振油圧回路とによって動差圧制御を行
うことにより、油圧作業機の油圧シリンダの伸縮に伴う
フロント作業部の振動に起因する不快な機体振動を急速
に減衰させることができるので、操縦者の乗心地を改善
し、作業環境をも改善する効果がある。また、主油圧回
路とは別個の制振油圧回路を油圧シリンダに付加するこ
とによって、従来の油圧回路を大幅に変えることなく、
かつ本来の機能やオペレータの運転を防げることなく、
実作業時に操作弁の動きとは無関係に発生する振動を低
減できる効果がある。
フロント作業部が自然降下する不具合が生じるような場
合でも、上記動差圧制御に加えて、変位センサ、位相遅
れ補償フィルタおよびサーボ弁の制御系により、油圧シ
リンダに対しその変位を操作弁中立時点の状態に修正す
るように圧油を供給して、フロント作業部を定位置に位
置制御できる。
弁の油圧パイロット回路の圧力をパイロット圧力センサ
にて計測することによりオペレータのシリンダ運転動作
を判別し、切替器によって、(i)シリンダ運転状態時
の動差圧制御のみ、(ii)シリンダ停止状態時の動差圧
制御と位置制御の切替えを自動的に行なうことにより、
通常の運転状態を損なうことなく安定した機械操作を行
なうことができ、また、経験不足の操縦者でも操縦に際
して何ら配慮することなく、振動の少ない状態で作業で
きるので、オペレータの乗心地、作業性の向上に大きく
寄与できる。
振装置を示す回路図である。
波数特性を示す図であり、(A)はゲイン・周波数特性
を示す図、(B)は位相・周波数特性を示す図である。
を示す図であり、(A)はシリンダ変位の経時変化を示
す図、(B)は走行装置上下変位の経時変化を示す図、
(C)はバケットの上下方向加速度の経時変化を示す
図、(D)はキャブの前後方向加速度の経時変化を示す
図である。
圧回路を示す回路図である。
全体構成とフロント作業部の振動状態を示す説明図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 オペレータにて操作される操作弁により
油圧パイロット制御される制御弁を経て主油圧回路から
作動油を供給される油圧シリンダによりフロント作業部
を駆動する油圧作業機において、 前記油圧シリンダの伸び側圧力および縮み側圧力をそれ
ぞれ検出する圧力センサと、 前記油圧シリンダのシリンダ変位を検出する 変位センサ
と、前記 圧力センサにて得られた油圧シリンダの伸び側圧力
と縮み側圧力とのシリンダ差圧と目標値との偏差を処理
して油圧シリンダの油柱による固有振動数近傍の周波数
帯域の信号だけを通過させることにより油圧シリンダの
振動を早く収める動差圧制御信号を生成するバンドパス
形フィルタと、操作弁を中立に戻した時点で 前記変位センサにて得られ
たシリンダ変位を目標値としてこの目標値と現在値との
偏差を処理して油圧シリンダの変位を操作弁を中立に戻
した時点に保つ位置制御信号を生成する位相遅れ補償フ
ィルタと、 前記バンドパス形フィルタおよび位相遅れ補償フィルタ
を経た動差圧制御信号および位置制御信号により制御さ
れるサーボ弁と、 このサーボ弁を経て油圧シリンダに制振用の圧油を供給
する制振油圧回路とを具備したことを特徴とする油圧作
業機の制振装置。 - 【請求項2】 操作弁の油圧パイロット回路にパイロッ
ト圧力センサを設け、このパイロット圧力センサにより
検出されたシリンダ運転状態時は位相遅れ補償フィルタ
への入力信号を無くしてバンドパス形フィルタを経た動
差圧制御のみを行うとともに、シリンダ停止状態時はこ
の動差圧制御と位相遅れ補償フィルタを経た位置制御と
の併用に切替える切替器を、変位センサと位相遅れ補償
フィルタとの間に設けたことを特徴とする請求項1記載
の油圧作業機の制振装置。
Priority Applications (1)
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JP07194542A JP3101545B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 油圧作業機の制振装置 |
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JP07194542A Expired - Fee Related JP3101545B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 油圧作業機の制振装置 |
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- 1995-07-31 JP JP07194542A patent/JP3101545B2/ja not_active Expired - Fee Related
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