JP3101536U - 排便目視検査用受紙 - Google Patents
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Abstract
【課題】排便をよく観察することができる排便回視検査用受紙を提供する。
【解決手段】概ね楕円形をした紙を便器に貯留されている水面に浮かべて使用する。排便時に、便は、その上に落とすことが出来る。紙には3〜4分間は沈まない適当の浮力と、水に溶けて流れやすい性状を持たせる、これに依り排便を観察することができる。
【選択図】図9
【解決手段】概ね楕円形をした紙を便器に貯留されている水面に浮かべて使用する。排便時に、便は、その上に落とすことが出来る。紙には3〜4分間は沈まない適当の浮力と、水に溶けて流れやすい性状を持たせる、これに依り排便を観察することができる。
【選択図】図9
Description
本考案は、我々の保健衛生に関わる排便用便器に使用上付属させて用いる物に関し、特に、排便の目視による検査のために用いる物に関する。
現代の医学では、我々の排泄した便の検査というと、専ら寄生虫や病原菌、潜血の有無等の検査になるが、それ以外でも排便の量、固さ、色調、血液の付着程度、付着位置などから保健衛生上の種々の情報を得ることができる。
このように排便の外観を観察して、健康状態を把握することは古くから行われていたが、その方法は砂を入れた箱に排便しそれを典医が診るというもので、極く上級の貴人に限られていた。しかし現在は、浄化槽、下水道、及び水洗の陶器製便器の普及によりある程度は排便の状態を観察することができる。
現在、一般に使用されている便器には、洋式と和式とがある。既に周知のように洋式のものは便器に椅子にかけるように座るものである。課題のより多くはこの洋式の方にあり、またこの形式のものの需要が増加している。課題というのは、洋式においては椅子状にする便器の構造上、便器内おいて排便を受け、次の動作で流出させるまで溜めておく凹所が狭隘であるということである。これは又、最近叫ばれている節水の問題、マンション等での、トイレ使用時の騒音の問題もあり、流出させる水量を減らすため、皿状の凹所が小さいということである。その結果、図7に示すように、排便は、便器1の端部にある下水に連結する、より深い狭隘な部分3に落下し、目視観察することが困難である。和式においてはこの様な問題はほとんどないが、稀には端部の配管部に、排便が陥没することがある。
上記課題を解決するために、本考案では、便器の設定された水位のその水面の形状に合致した形状を有し、前記水面を覆うようにして浮かび、排便をその上面に受けた場合に支持する浮力を有する排便目視検査用受紙を提供する。
本考案による排便目視検査用受紙は、洋式和式を問わず、その便器内に、通常に貯留された水面の形状に合致する形状を有し、この水面をほとんど覆うようにして浮かび、その上面に排便を受けて、2〜3分間は沈まず、また破断もしない程度の浮力と強度を持つように製作される。この排便目視検査用受紙は、排便時にこれを便器の水面にその形状に合わせて浮かべて使用される。
また、排便目視検査用受紙は、3〜4分後、排便を下水に流す時には、通常のトイレットペーパーと同様に何らの支障もなく流れるよう柔軟で水に可溶性のものによって形成されている。
本考案による排便目視検査用受紙を使用することにより、排便の消失を防止することができる。また、排便が便器内の貯水中にある状態より明瞭、正確に観察することが可能である。その結果、保健衛生上の諸兆候を見いだすことができる。
本考案による排便目視検査用受紙は、使用後、通常のトイレット使用時と同様に下水に流すことができるという利点もある。
以下、図面を用いて具体的に説明する。
本考案の排便目視検査用受紙は、各人の健康上の理由から、各自自分の便通、特に糞便の状態を注意深く、観察する為に考案されたものである。即ち図1の平面図、図2の正面図、図3の側面図に示すように、一枚の紙からなり、現在一般家庭で使用されている、陶器製の便器1(図7)の設定された水位(吃水線2)のその水面を覆うように浮かび(図8参照)、その上面に排便を3〜4分程度は支持する浮力を持つものである。
本考案の排便目視検査用受紙は、各人の健康上の理由から、各自自分の便通、特に糞便の状態を注意深く、観察する為に考案されたものである。即ち図1の平面図、図2の正面図、図3の側面図に示すように、一枚の紙からなり、現在一般家庭で使用されている、陶器製の便器1(図7)の設定された水位(吃水線2)のその水面を覆うように浮かび(図8参照)、その上面に排便を3〜4分程度は支持する浮力を持つものである。
また、本考案による排便目視検査用受紙は、上述の性能を有する紙であるが、その柔軟性、水に対する可溶性については、現今、一般家庭にて通常使用されているトイレットペーパーと同様とし、排便と共に水で便器と連結した下水道に容易に流すことができる。
また、図4の平面図、図5の正面図、図6の側面図ならびに図9の適用例に示されるように、実際にこの排便目視検査用受紙を使用する時に、取り扱いが便利なように、突起した部分を2〜4カ所、本体と一体に形成すること、又は別の紙で作ったものを添付することができる。
本考案による排便目視検査用受紙は、その色を「白」「淡いピンク」「淡黄色」もしくは「淡い空色」として主目的である排便の目視による検査を妨げないようにする。
本考案による排便目視検査用受紙には消臭のため、及びさらに気分を快適にするような芳香を持たせる。
1…便器本体、
2…便器内に貯留している水の吃水線、
3…便器内の深奥部(便器が下水道管と接続する部分)、
4…便器内に適用された排便目視検査用受紙、
5…便器内に適用された排便目視検査用受紙(突起のあるもの)。
2…便器内に貯留している水の吃水線、
3…便器内の深奥部(便器が下水道管と接続する部分)、
4…便器内に適用された排便目視検査用受紙、
5…便器内に適用された排便目視検査用受紙(突起のあるもの)。
Claims (5)
- 本考案は各人の健康上の理由から各自、自分の便通、特に糞便の状態を注意深く、観察する為に考案されたもので、即ち、「図1平面図」に示すような一枚の紙から成り現在一般家庭で使用されている、陶器製の便器の設定された水位のその水面を覆うように浮かび、その上面に排便を3〜4分程度は支持する浮力を持つものである
- また本考案による(請求項1)に述べた性能を有する紙であるが、その柔軟性、水に対する可溶性について、現今、一般家庭にて通常使用されているトイレットペーパーと同様に排便と共に水で便器と連結した下水道に容易に流すことができる
- 本考案について、「図4平面図2」「図5側面図2」に示すように実際にこの考案した紙を使用する時、取り扱いが便利なように突起した部分を、2〜4カ所、本体と一体に形成すること、又は別の紙で作ったものを貼付することができる
- 本考案による紙についてその色は「白」「淡いピンク」「淡黄色」「淡い空色]とし主目的である排便の目視による検査を妨げないようにする
- 本考案による紙には消臭のため、及び更に気分を快適にするような芳香を持たせる
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003271762U JP3101536U (ja) | 2003-09-08 | 2003-09-08 | 排便目視検査用受紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003271762U JP3101536U (ja) | 2003-09-08 | 2003-09-08 | 排便目視検査用受紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3101536U true JP3101536U (ja) | 2004-06-17 |
Family
ID=43255104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003271762U Expired - Fee Related JP3101536U (ja) | 2003-09-08 | 2003-09-08 | 排便目視検査用受紙 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3101536U (ja) |
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2003
- 2003-09-08 JP JP2003271762U patent/JP3101536U/ja not_active Expired - Fee Related
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