JP3101390U - 身体障害者用用便紙箱 - Google Patents

Abstract

【課題】手の不自由な中、軽度身体障害者が、直接的介助を受けることなく、用便紙を取り出せる。
【解決手段】壁に取り付けた箱１の上面にテッシュペーパーボックス６を挿入するための開口を下面に用便用紙取り出しのためのスリット３を設け、片側側面下方に押し出し穴４を、他の側面下方に使用済みのボックス取り出し口を設ける。予め介助者がミシン目付カバーを取り去り、数枚の用紙を除去して紙端７を引き出したテイッシュペーパーボックス６をそのスリットを下向きにして開口より挿入しておくと、利用者はスリット３から容易に用紙を取り出すことができる。又用紙が終了した時は押し出し穴４より指でボックス６を押せば取り出し口５より容易に使用済ボックスを取り去ることが出来るとともに、上方より自重により予備のボックスが下方位置に移動し、次の使用に供することができる。
【選択図】図１

Description

この考案は便所内の壁に設置する身体障害者用の用便用紙のティッシュペーパーボックス収納箱に関するものである。

従来の１の方法は、用便用巻紙を専用巻紙取出し器具にセットし、巻紙端を引き出して適当な長さでちぎって使用していた。

従来２の方法は、用便用紙を上面にスリットを設けた箱の中に折り畳んで収納し、スリットより紙の端を引っ張って１枚づつ取り出すティッシュ（介護者も片手をふさがれる事が多く、ロール紙が特に不自由だった）ペーパーボックス方式である。

従来の１の方法は微妙な手さばきが必要で、健常者にとっては容易なことであるが、身体障害者の場合は、手元でちぎれたり、必要な場所で切れない等の困難がともなう。

従来２の方法も、微妙な手さばきが必要で、身体障害者にとっては、使用始めの数枚は先端でちぎれて取り出せないし、残りが少なくなると、先端部がボックスの中に落ち込んでしまって取り出せない。

この考案の目的は、身体障害者が介助者の助けを借りることなく、自力で用便用紙を取り出すことが出来るティッシュペーパーボックスの収納箱を提供することである。

この考案は壁に取り付けた箱の上面に開口を、下面にスリットを設け、片側面下方に押し出し孔を、他の側面下方に使用済みボックスの取出し口を設けたものである。

作用

水溶性の紙を入れたティッシュペーパーボックスのミシン目付スリットカバーを取り去り、次から容易に取り出せるように、数枚の紙を除去して紙端をスリットから出した状態のものを、複数個下方に、上面の開口部より収納箱に挿入しておけば、身体障害者は自力でスリットより紙を取り出すことが出来る。又ボックス内の紙がなくなっても、押出し孔に指を入れて空のボックスを押し、反対側の取り出し口に一部が突出した使用済ボックスを引き出せば、自動的に次のボックスが補充されて、引き続きしようが可能となる。

図１および図２に基ずいて説明する。
使用紙箱１は、便座横の壁にネジ釘またはフック８等により取付けた予備ボックス２個用を例と示す。

上面開口２は、使用するティッシュペーパーボックス６の縦横寸法より若干大きい寸法の開口である。用便紙７の取出し口であるスリット３は、ティッシュペーパーボックス６のスリットとほぼ同じ形状である。
押出し孔４は、径約３ｃｍの穴である。取出し口５の横幅は用便用紙１の内法に等しく、高さは使用するティッシュペーパーボックス６の高さは９ｃｍにしておくと全ての箱が網羅でき便利である。

上面開口２には、塵除けのための上蓋（図示せす）を取付ける。

この考案の実施例の左下方よりの斜視図 この考案の実施例の右上方よりの斜視図

符号の説明

１． 身体障害者用用便紙箱
２． 上面開口
３． 下面スリット
４． 押出し孔
５． 取出し口
６． ティッシュペーパーボックス
７． 用便用紙
８． ネジ釘又はフック

Claims (1)

1. 上面に開口を、下面にスリットを設け、片側面に押し出し孔を、反対側面に取り出し口を設けたことを特徴とするティッシュペーパーボックス収納箱。

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