JP3025770U - ティシュボックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、ティシュペーパーを上方に押し上
げる押上具を必要としないで容易にティシュペーパーを
取り出すことができるティシュボックスを提供する。 【解決手段】 ティシュボックス１０の箱体１２は厚紙
で箱状に形成されている。この箱体１２の上面板１４に
は箱体１２に内蔵されたティシュペーパー１６を取り出
す長円形状の開口１８が切り欠き形成されている。前記
箱体１２の側面板２０には箱体１２の周囲方向に向かっ
てミシン目２２が形成されている。従って、ミシン目２
２を切ることにより前記箱体１２を上箱部１２Ａと下箱
部１２Ｂに分離することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ティシュペーパーが少なくなっても容易にティシュペーパーを取り 出すことができるティシュボックスに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のティシュボックスは内蔵されているティシュペーパーが少なくなるとテ ィシュペーパーを取り出しにくいという不具合がある。 そこで、ティシュボックスの底部にティシュペーパーを上方へ押し上げる押上 具を配設したティシュボックスが提案されている。 しかし、このティシュボックスは別途に製造した押上具を内蔵する必要がある ため、ティシュボックスの製造工程が多くなると共に製品の価格が高くなるとい う不具合がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記事実に鑑みなされたものであり、ティシュペーパーを上方に押し 上げる押上具を必要としないで容易にティシュペーパーを取り出すことができる ティシュボックスを提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、ティシュペーパーが収容される箱体と、この箱体の上面に 形成されて前記ティシュペーパーを取り出す開口と、前記箱体の側面に箱体の周 囲方向に向かって形成されたミシン目と、を有してなることを特徴としている。 請求項２の考案は、ティシュペーパーが収容される箱体と、この箱体の上面に 形成されて前記ティシュペーパーを取り出す開口と、前記箱体の側面に箱体の周 囲方向に向かって形成された複数のミシン目と、これらミシン目とミシン目との 間に形成された箱体分離ベルトと、を有してなることを特徴としている。 請求項３の考案は、ティシュペーパーが収容される箱体と、この箱体の上面に 形成されて前記ティシュペーパーを取り出す開口と、前記箱体の側面に箱体の周 囲方向に向かって形成されて前記箱体を分離するスリットと、このスリットの上 に貼付されて箱体の分離を阻止する粘着テープと、を有してなることを特徴とし ている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１及び図２には本考案に係るティシュボックスの第１実施例が示されている 。 図１に示すように、ティシュボックス１０の箱体１２は厚紙で箱状に形成され ている。この箱体１２の上面板１４には箱体１２に内蔵されたティシュペーパー １６を取り出す長円形状の開口１８が切り欠き形成されている。 前記箱体１２の側面板２０には箱体１２の周囲方向に向かってミシン目２２が 形成されている。従って、ミシン目２２を切ることにより前記箱体１２を上箱部 １２Ａと下箱部１２Ｂに分離することができる。

【０００６】 次に、第１実施例の作用について説明する。 前記ティシュボックス１０からティシュペーパー１６を取り出す場合は開口１ ８から取り出す。 ティシュペーパー１６が少なくなって前記開口１８からティシュペーパー１６ が突出しなくなると箱体１２の中に手を入れる必要があるのでティシュペーパー １６を取り出しにくくなる。この場合、前記ミシン目２２を切ると箱体１２は上 箱部１２Ａと下箱部１２Ｂとに分離する。 そして、図２に示すように箱体１２の下箱部１２Ｂを上箱部１２Ａに嵌入させ る。これにより、テッシュペーパー１６が開口１８に近付くので、箱体１２の中 に手を入れたりせずにティシュペーパー１６を容易に取り出すことができる。 また、ティシュペーパー１６を組み合わせのまま取り出したいときは上部１２ Ａと下箱部１２Ｂを分離することにより自由に取り出すことができる。 しかも、ティシュペーパー１６の残存量によってティシュボックス１０をコン パクトにすることができる。

【０００７】 なお、高さの高い箱体１２の場合は図３に示すようにミシン目２２を上下に２ 本形成して箱体１２を上箱部１２Ａ，下箱部１２Ｂ，中箱部１２Ｃに分離できる ようにしてもよい。 従って、箱体１２の高さを高く設定できるので、ティシュペーパー１６の大き さに関係なく収容でき、従来のようにティシュペーパーは半畳組み合わせ収納に よる連続取り出しの関係でティシュペーパーの半サイズ以上に箱体の高さ設定が 出来なかった点を改良することができる。

【０００８】 図４には、ティシュボックスの第２実施例が示されている。 なお、第１実施例と同一の構成は同一の符号を用いてその説明を省略する。 図４に示すようにティシュボックス３０の箱体１２の側面板２０にはミシン目 ２２が間隔を狭くして２本形成されている。これによりミシン目２２間には箱体 １２を上箱部１２Ａと下箱部１２Ｂとに切り離す分離ベルト３２が形成される。 前記ティシュボックス３０はティシュペーパー１６が少なくなって前記箱体１ ２の上箱部１２Ａと下箱部１２Ｂを切り離す場合は分離ベルト３２を指等で１箇 所破いて分離ベルト３２を引っ張って剥すとミシン目２２，２２によって帯状に 箱体１２が破れ箱体１２は上箱部１２Ａと下箱部１２Ｂとに分離する。 そして、箱体１２の下箱部１２Ｂを上箱部１２Ａに嵌入させる。これにより、 テッシュペーパー１６が開口１８に近付くので、箱体１２の中に手を入れたりせ ずにティシュペーパー１６を容易に取り出すことができる。 他の構成及び作用は第１実施例と同一であるので説明は省略する。

【０００９】 なお、高さの高い箱体１２の場合は図５に示すようにミシン目２２で分離ベル ト３２を２本形成して箱体１２を上箱部１２Ａ，下箱部１２Ｂ，中箱部１２Ｃに 分離できるようにしてもよい。

【００１０】 図６には、ティシュボックスの第３実施例が示されている。 なお、第１実施例と同一の構成は同一の符号を用いてその説明を省略する。 図６に示すようにティシュボックス４０の箱体１２の側面板２０にはスリット ４２が１本形成されている。これにより前記箱体１２は上箱部１２Ａと下箱部１ ２Ｂとに分離されている。このスリット４２の上の側面板２０には粘着テープ４ ４が貼付されており、箱体１２が不用意に上箱部１２Ａと下箱部１２Ｂと分離す るのを防止している。 前記ティシュペーパー１６が少なくなって前記箱体１２の上箱部１２Ａと下箱 部１２Ｂを分離する場合は粘着テープ４４を引き剥せば箱体１２は上箱部１２Ａ と下箱部１２Ｂとによって分離されているので上箱部１２Ａと下箱部１２Ｂとに 分離する。そして、箱体１２の下箱部１２Ｂを上箱部１２Ａに嵌入させる。これ により、テッシュペーパー１６が開口１８に近付くので、箱体１２の中に手を入 れたりせずにティシュペーパー１６を容易に取り出すことができる。 他の構成及び作用は第１実施例と同一であるので説明は省略する。

【００１１】 なお、高さの高い箱体１２の場合は図７に示すようにスリット４２を２本形成 して箱体１２を上箱部１２Ａ，下箱部１２Ｂ，中箱部１２Ｃに分離できるように してもよい。

【００１２】 なお、箱体１２の上箱部１２Ａに下箱部１２Ｂや中箱部１２Ｃを嵌入し易いよ うに図８に示すように下箱部１２Ｂ（中箱部１２Ｃは図示せず）のコーナーに斜 めのミシン目５０や図９に示すようにＶ字状にミシン目５０を形成し、嵌入する 際にミシン目５０を切って嵌入し易くしてもよい。

【００１３】 なお、ミシン目２２，分離ベルト３２，スリット４２は３本以上形成してもよ いことは勿論である。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明した如く、本考案に係るティシュボックスは箱体を容易に分離するこ とができるので、箱体内のティシュペーパーが少なくなっても箱体を分離するこ とにより容易にティシュペーパーを取り出すことができるという優れた効果を有 する。 また、本考案に係るティシュボックスは箱体を容易に分離することができるの で、箱体の高さを高くできるため箱体に収容するティシュペーパーの量を多くで き、徳用サイズ及び業務用サイズの販売を可能にできるという優れた効果を有す る。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は第１実施例のティシュボックスの全体斜
視図である。

【図２】図２は第１実施例のティシュボックスの作用を
示す断面図である。

【図３】図３は第１実施例のティシュボックスの他の実
施例を示す全体斜視図である。

【図４】図４は第２実施例のティシュボックスの全体斜
視図である。

【図５】図５は第２実施例のティシュボックスの他の実
施例を示す全体斜視図である。

【図６】図６は第３実施例のティシュボックスの全体斜
視図である。

【図７】図７は第３実施例のティシュボックスの他の実
施例を示す全体斜視図である。

【図８】図８は本考案の他の実施例を示す全体斜視図で
ある。

【図９】図９は本考案の他の実施例を示す全体斜視図で
ある。 １０・・・ティシュボックス １２・・・箱体 １４・・・上面板 １６・・・ティシュペーパー １８・・・開口 ２０・・・側面板 ２２・・・ミシン目 ３０・・・ティシュボックス ３２・・・分離ベルト ４０・・・ティシュボックス ４２・・・スリット ４４・・・粘着テープ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ティシュペーパーが収容される箱体と、
   この箱体の上面に形成されて前記ティシュペーパーを取
   り出す開口と、前記箱体の側面に箱体の周囲方向に向か
   って形成されたミシン目と、を有してなることを特徴と
   するティシュボックス。
2. 【請求項２】 ティシュペーパーが収容される箱体と、
   この箱体の上面に形成されて前記ティシュペーパーを取
   り出す開口と、前記箱体の側面に箱体の周囲方向に向か
   って形成された複数のミシン目と、これらミシン目とミ
   シン目との間に形成された箱体分離ベルトと、を有して
   なることを特徴とするティシュボックス。
3. 【請求項３】 ティシュペーパーが収容される箱体と、
   この箱体の上面に形成されて前記ティシュペーパーを取
   り出す開口と、前記箱体の側面に箱体の周囲方向に向か
   って形成されて前記箱体を分離するスリットと、このス
   リットの上に貼付されて箱体の分離を阻止する粘着テー
   プと、を有してなることを特徴とするティシュボック
   ス。