JP3101187B2 - インクジェットヘッド - Google Patents
インクジェットヘッドInfo
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- JP3101187B2 JP3101187B2 JP22664995A JP22664995A JP3101187B2 JP 3101187 B2 JP3101187 B2 JP 3101187B2 JP 22664995 A JP22664995 A JP 22664995A JP 22664995 A JP22664995 A JP 22664995A JP 3101187 B2 JP3101187 B2 JP 3101187B2
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- Japan
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- ink
- chamber
- pressure
- fluid
- electrorheological fluid
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を飛翔さ
せて記録紙等の媒体上に高解像度で高精彩な記録を行な
うインクジェットプリンタのプリントヘッドに関するも
のであって、インク吐出の制御を電気粘性流体(以下、
ER流体という)によって行なうものである。
せて記録紙等の媒体上に高解像度で高精彩な記録を行な
うインクジェットプリンタのプリントヘッドに関するも
のであって、インク吐出の制御を電気粘性流体(以下、
ER流体という)によって行なうものである。
【0002】
【従来の技術】オリフィスを有する記録ヘッドに付設さ
れるピエゾ振動子への電気信号印加によりインク室内の
体積を減少させ圧力発生を行なわせ、インク吐出を行な
う方式が一般的に知られ、また採用されている。代表的
なものはUSP3,946,398であり、KEYSE
R方式と言われる。本方式では、各インク吐出チャンネ
ルに対応して同数のピエゾ振動子を付設する必要があ
り、小型化が困難なことから記録ヘッドのマルチ化や高
密度配列ができない等の問題があった。
れるピエゾ振動子への電気信号印加によりインク室内の
体積を減少させ圧力発生を行なわせ、インク吐出を行な
う方式が一般的に知られ、また採用されている。代表的
なものはUSP3,946,398であり、KEYSE
R方式と言われる。本方式では、各インク吐出チャンネ
ルに対応して同数のピエゾ振動子を付設する必要があ
り、小型化が困難なことから記録ヘッドのマルチ化や高
密度配列ができない等の問題があった。
【0003】前記問題を解決するためにER流体を用い
た特開平2−169253および特開平2−17274
6に代表される先行技術がある。いずれの特許もER流
体に黄,マゼンタ,シアン,黒等の染料である着色剤を
混入させER流体そのものを記録液として使用するとと
もに、その液に電圧印加を行ないインク吐出の制御を行
なっているものである。なお、ER流体は、誘電性固体
粒子,誘電性化合物を電気絶縁性液体中に分散させた液
体に電圧を印加することにより、液体の粘度が急激に変
化するウィンズロー効果を示す液体であって広く知られ
ている。
た特開平2−169253および特開平2−17274
6に代表される先行技術がある。いずれの特許もER流
体に黄,マゼンタ,シアン,黒等の染料である着色剤を
混入させER流体そのものを記録液として使用するとと
もに、その液に電圧印加を行ないインク吐出の制御を行
なっているものである。なお、ER流体は、誘電性固体
粒子,誘電性化合物を電気絶縁性液体中に分散させた液
体に電圧を印加することにより、液体の粘度が急激に変
化するウィンズロー効果を示す液体であって広く知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の公開公報に開示
された技術は、ER流体そのものを記録液として使用し
ているため、ER流体としての特性と記録液としての特
性を両立させなければならず記録液特性の不安定による
目詰まりの発生が生じる。また、着色剤の分散性劣化に
よる沈澱または目詰まりの発生が生じたり、記録液の電
圧印加により電極へ着色剤が付着したり、ER流体自身
の高価格により記録液が高価格化する等の問題があっ
た。
された技術は、ER流体そのものを記録液として使用し
ているため、ER流体としての特性と記録液としての特
性を両立させなければならず記録液特性の不安定による
目詰まりの発生が生じる。また、着色剤の分散性劣化に
よる沈澱または目詰まりの発生が生じたり、記録液の電
圧印加により電極へ着色剤が付着したり、ER流体自身
の高価格により記録液が高価格化する等の問題があっ
た。
【0005】本発明はER流体の本来の特性を利用し、
これを効率よくインク滴吐出制御のために使用し、記録
用としてはER流体とは別の従来から記録液体として使
用されている特性の良い記録液を利用すること、および
プリントヘッド部分を小型化にかつ簡単にすることを目
的とする。
これを効率よくインク滴吐出制御のために使用し、記録
用としてはER流体とは別の従来から記録液体として使
用されている特性の良い記録液を利用すること、および
プリントヘッド部分を小型化にかつ簡単にすることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
ヘッドは、インク吐出のためのオリフィスを有するイン
ク室を1個以上有し、圧力発生手段により加圧されイン
ク室にインクを供給する単独または共通のインク圧力室
と、これらのインク圧力室にインクを供給する単独また
は共通のインク供給路を備えており、各インク室の側壁
の一部に弾性膜を介して設けたER流体室にER流体を
収容し、ER流体室にはER流体への電圧印加手段を各
インク室に対応して設け、ER流体への電圧印加による
ER流体の粘度変化により、単独または共通のインク圧
力室からの圧力波をER流体へ吸収または反射させるこ
とにより、オリフィスからのインク滴吐出を制御するよ
うにした。
ヘッドは、インク吐出のためのオリフィスを有するイン
ク室を1個以上有し、圧力発生手段により加圧されイン
ク室にインクを供給する単独または共通のインク圧力室
と、これらのインク圧力室にインクを供給する単独また
は共通のインク供給路を備えており、各インク室の側壁
の一部に弾性膜を介して設けたER流体室にER流体を
収容し、ER流体室にはER流体への電圧印加手段を各
インク室に対応して設け、ER流体への電圧印加による
ER流体の粘度変化により、単独または共通のインク圧
力室からの圧力波をER流体へ吸収または反射させるこ
とにより、オリフィスからのインク滴吐出を制御するよ
うにした。
【0007】ER流体室の構造としては、ER流体の特
性を効率よく発揮させるため、その側壁に空気室を設け
たり、剛体を設けたり、圧力吸収体を設けたり、弾性体
を設けたりすることができる。
性を効率よく発揮させるため、その側壁に空気室を設け
たり、剛体を設けたり、圧力吸収体を設けたり、弾性体
を設けたりすることができる。
【0008】ER流体室は各インク室ごとに設ける場合
と複数のインク室に対し1個の場合とがある。
と複数のインク室に対し1個の場合とがある。
【0009】圧力発生手段も全体に対して1個の場合と
複数のインク室に対し1個ずつ設ける場合がある。
複数のインク室に対し1個ずつ設ける場合がある。
【0010】なお、前述の手段ではインク室のインクに
圧力を加え、ER流体はインク滴吐出のための制御に使
用されているが、インクの代わりにER流体に圧力をか
けてインク吐出のためのエネルギー供給と吐出の制御を
ともに行なわせることができる。この場合は圧力発生手
段によりER流体圧力室に加圧し、それに連通する圧力
伝達室をインク室と膜を介して接触させる。この場合の
圧力伝達室の各種の実施形態に関しては前述のインクに
圧力を加えた場合の手段と同様である。また、ER流体
圧力室、インク室、圧力発生手段等の組合せに対しても
前述のインクに加圧した場合の手段と同様である。
圧力を加え、ER流体はインク滴吐出のための制御に使
用されているが、インクの代わりにER流体に圧力をか
けてインク吐出のためのエネルギー供給と吐出の制御を
ともに行なわせることができる。この場合は圧力発生手
段によりER流体圧力室に加圧し、それに連通する圧力
伝達室をインク室と膜を介して接触させる。この場合の
圧力伝達室の各種の実施形態に関しては前述のインクに
圧力を加えた場合の手段と同様である。また、ER流体
圧力室、インク室、圧力発生手段等の組合せに対しても
前述のインクに加圧した場合の手段と同様である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態の
一部切欠き斜視図である。インクジェットヘッド3は金
属またはプラスチック等よりなる本体1と蓋2によって
構成されている。本体1には一方の端部に複数のオリフ
ィス10,10,…が開口し他方の端部は共通インク供
給路25が開口している。この間の空所には第1のフィ
ルタ突起22,22,…、第2のフィルタ突起23,2
3,…が設けられている。両者の間は共通インク圧力室
24となる。第1のフィルタ突起22とそれに隣接する
第1のフィルタ突起22との間にはオリフィス10の付
近で末広がりの形状のインク室隔壁4,4,…が設けら
れ、それらの間はインク室21,21,…となり、イン
ク室隔壁4とそれに隣接するインク室隔壁4の本体1の
端部の開口部がオリフィス10,10,…となる。共通
インク圧力室24上方の蓋2にはピエゾ振動子31が固
定され、これによりその下方の共通インク圧力室24内
のインクに圧力を加える。圧力発生手段にはピエゾ振動
子以外に、後述の加熱によりバブルを発生する手段もあ
る。蓋2の端部のインク室21,21,…の上方に対応
する部分にER流体室5が設けられ、その中にER流体
30が収容されている。ER流体室とインク室21との
間にはER流体30が出入せず圧力のみが伝達するよう
に、弾性の膜28で隔離され、ER流体室5の上方は圧
力を大気側へ逃がして吸収し、かつER流体が流出しな
い膜29で封止されている。その側壁には電圧を印加す
るため電極26,27が設けられる。この電極は各イン
ク室に対して1対が設けられる。
一部切欠き斜視図である。インクジェットヘッド3は金
属またはプラスチック等よりなる本体1と蓋2によって
構成されている。本体1には一方の端部に複数のオリフ
ィス10,10,…が開口し他方の端部は共通インク供
給路25が開口している。この間の空所には第1のフィ
ルタ突起22,22,…、第2のフィルタ突起23,2
3,…が設けられている。両者の間は共通インク圧力室
24となる。第1のフィルタ突起22とそれに隣接する
第1のフィルタ突起22との間にはオリフィス10の付
近で末広がりの形状のインク室隔壁4,4,…が設けら
れ、それらの間はインク室21,21,…となり、イン
ク室隔壁4とそれに隣接するインク室隔壁4の本体1の
端部の開口部がオリフィス10,10,…となる。共通
インク圧力室24上方の蓋2にはピエゾ振動子31が固
定され、これによりその下方の共通インク圧力室24内
のインクに圧力を加える。圧力発生手段にはピエゾ振動
子以外に、後述の加熱によりバブルを発生する手段もあ
る。蓋2の端部のインク室21,21,…の上方に対応
する部分にER流体室5が設けられ、その中にER流体
30が収容されている。ER流体室とインク室21との
間にはER流体30が出入せず圧力のみが伝達するよう
に、弾性の膜28で隔離され、ER流体室5の上方は圧
力を大気側へ逃がして吸収し、かつER流体が流出しな
い膜29で封止されている。その側壁には電圧を印加す
るため電極26,27が設けられる。この電極は各イン
ク室に対して1対が設けられる。
【0012】前述のインク室21の入口の第1のフィル
タ突起22と隣接する第1のフィルタ突起22との間の
通路は細く流路抵抗が大きくなるようにされている。ま
た、共通インク圧力室24の入口の第2のフィルタ突起
23は隣接する第2のフィルタ突起23との間の通路が
細く、共通インク圧力室24で発生し第1のフィルタ突
起21,21間で構成されるフィルタとなる通路を介し
てインク室21に伝達される圧力波が共通インク供給路
25側に逃げてしまわず効率よくインク吐出が行なわ
れ、かつ、共通インク供給路25よりインク供給が十分
に行なえるように構成される。
タ突起22と隣接する第1のフィルタ突起22との間の
通路は細く流路抵抗が大きくなるようにされている。ま
た、共通インク圧力室24の入口の第2のフィルタ突起
23は隣接する第2のフィルタ突起23との間の通路が
細く、共通インク圧力室24で発生し第1のフィルタ突
起21,21間で構成されるフィルタとなる通路を介し
てインク室21に伝達される圧力波が共通インク供給路
25側に逃げてしまわず効率よくインク吐出が行なわ
れ、かつ、共通インク供給路25よりインク供給が十分
に行なえるように構成される。
【0013】共通インク圧力室24のインク室側のフィ
ルタについて考察する。このフィルタは共通インク圧力
室24においてピエゾ振動子への電圧印加により発生す
る圧力が負荷条件(ER流体に電圧が印加されていると
きと、印加されていないときの比率)により変化するの
を少なくするために必要である。つまり、インク室側の
フィルタがなければ、インク室も圧力発生のための部屋
の一部となり、またその部屋の圧力吸収部分がインク吐
出チャンネル数に応じて変化するため、発生する圧力も
変化する。全インク室から吐出しているときが高く、全
く吐出していないときが低い。そのため吐出インク滴の
量およびスピードに変化が発生する。
ルタについて考察する。このフィルタは共通インク圧力
室24においてピエゾ振動子への電圧印加により発生す
る圧力が負荷条件(ER流体に電圧が印加されていると
きと、印加されていないときの比率)により変化するの
を少なくするために必要である。つまり、インク室側の
フィルタがなければ、インク室も圧力発生のための部屋
の一部となり、またその部屋の圧力吸収部分がインク吐
出チャンネル数に応じて変化するため、発生する圧力も
変化する。全インク室から吐出しているときが高く、全
く吐出していないときが低い。そのため吐出インク滴の
量およびスピードに変化が発生する。
【0014】図1では簡単化のため、フィルタ突起22
とインク室隔壁4との間の1本の通路でフィルタを形成
した例になっているが、通常の穴のあいたフィルタを使
用することもできる。実験結果によれば、フィルタを穴
径25ミクロン、長さ50ミクロンの穴5個で構成する
ことにより、前記負荷条件の最大/最小でも発生圧力の
差は1割以下の変化に抑えられ、かつER流体30が高
粘度のとき共通圧力室の1/3の圧力がインク室に現わ
れ、ER流体が低粘度のとき1/10の圧力しか現われ
なかった。
とインク室隔壁4との間の1本の通路でフィルタを形成
した例になっているが、通常の穴のあいたフィルタを使
用することもできる。実験結果によれば、フィルタを穴
径25ミクロン、長さ50ミクロンの穴5個で構成する
ことにより、前記負荷条件の最大/最小でも発生圧力の
差は1割以下の変化に抑えられ、かつER流体30が高
粘度のとき共通圧力室の1/3の圧力がインク室に現わ
れ、ER流体が低粘度のとき1/10の圧力しか現われ
なかった。
【0015】次に、共通インク圧力室24の共通インク
供給路側のフィルタと各インク室側のフィルタとの関係
について考察する。各インク室21と共通インク圧力室
24との間のフィルタの流路抵抗またはインク通路断面
積が、共通インク圧力室24と共通インク供給路25と
の間のフィルタの流路抵抗またはインク通路断面積より
大きくされる。これによって効率よくインクを吐出させ
ることができる。共通インク圧力室24で発生した圧力
波は、通路断面積の大きい方、すなわち流体の抵抗の少
ない方、換言すれば各インク室の方に伝達されやすいか
らである。なお、フィルタ突起23と23との間のフィ
ルタも通常の穴のあいたフィルタを使用できる。最外側
の部分は、本体1の側壁との間で各フィルタが構成され
ている。
供給路側のフィルタと各インク室側のフィルタとの関係
について考察する。各インク室21と共通インク圧力室
24との間のフィルタの流路抵抗またはインク通路断面
積が、共通インク圧力室24と共通インク供給路25と
の間のフィルタの流路抵抗またはインク通路断面積より
大きくされる。これによって効率よくインクを吐出させ
ることができる。共通インク圧力室24で発生した圧力
波は、通路断面積の大きい方、すなわち流体の抵抗の少
ない方、換言すれば各インク室の方に伝達されやすいか
らである。なお、フィルタ突起23と23との間のフィ
ルタも通常の穴のあいたフィルタを使用できる。最外側
の部分は、本体1の側壁との間で各フィルタが構成され
ている。
【0016】また、ER流体を封止する膜28,29と
しては、圧力伝達に影響はなく、化学的に安定なポリプ
ロピレン,ポリエチレン,ポリエチレンテレフタレート
等が使用される。
しては、圧力伝達に影響はなく、化学的に安定なポリプ
ロピレン,ポリエチレン,ポリエチレンテレフタレート
等が使用される。
【0017】図2は、この装置の動作の原理の説明図で
あって、(a)は非動作時、(b)は動作時である。イ
ンク室21のインクの流路に沿った断面図である。ピエ
ゾ振動子31への電圧印加により、ピエゾ振動子31が
撓み、蓋2の壁面板2−1とのバイモルフ現象により、
壁面が内面に撓み、共通インク圧力室24の体積が減少
し圧力が発生する。図(a)に示されるように、電極2
6,27に電圧が印加されないと、ER流体30の粘度
は低く、ピエゾ振動子31に電圧が印加されていてもそ
れからの圧力波は膜28からER流体30、膜29を経
て大気へ逃げて吸収され、オリフィス10からインクは
吐出しない。次に、図(b)に示されるように、電極2
6,27に電圧が印加されると、ER流体30の粘度は
高くなり、膜28はER流体30により堅牢な壁がイン
クに対して構成されたことになり、インク室21に伝達
された圧力波はそのままオリフィス10まで伝達され、
インク滴吐出が行なわれる。
あって、(a)は非動作時、(b)は動作時である。イ
ンク室21のインクの流路に沿った断面図である。ピエ
ゾ振動子31への電圧印加により、ピエゾ振動子31が
撓み、蓋2の壁面板2−1とのバイモルフ現象により、
壁面が内面に撓み、共通インク圧力室24の体積が減少
し圧力が発生する。図(a)に示されるように、電極2
6,27に電圧が印加されないと、ER流体30の粘度
は低く、ピエゾ振動子31に電圧が印加されていてもそ
れからの圧力波は膜28からER流体30、膜29を経
て大気へ逃げて吸収され、オリフィス10からインクは
吐出しない。次に、図(b)に示されるように、電極2
6,27に電圧が印加されると、ER流体30の粘度は
高くなり、膜28はER流体30により堅牢な壁がイン
クに対して構成されたことになり、インク室21に伝達
された圧力波はそのままオリフィス10まで伝達され、
インク滴吐出が行なわれる。
【0018】つまり、膜28,ER流体30,膜29は
ER流体30への電圧印加のときはER流体30は壁と
して構成され圧力波を反射し、電圧印加のないときはE
R流体30は壁として構成されず圧力波を吸収したりす
ることにより、インク吐出を制御させている。
ER流体30への電圧印加のときはER流体30は壁と
して構成され圧力波を反射し、電圧印加のないときはE
R流体30は壁として構成されず圧力波を吸収したりす
ることにより、インク吐出を制御させている。
【0019】図1に戻り、共通インク圧力室24に圧力
を加えるように設置したピエゾ振動子31によって発生
させたインク吐出のための圧力波を、インク室21に隣
接するER流体室5のER流体30に電極26,27に
電圧を印加したりまたは遮断することにより、反射また
は吸収して、オリフィス10からのインク吐出のための
圧力を伝達または遮断してインク吐出の制御を行ない、
記録に必要なインク滴を吐出させる。
を加えるように設置したピエゾ振動子31によって発生
させたインク吐出のための圧力波を、インク室21に隣
接するER流体室5のER流体30に電極26,27に
電圧を印加したりまたは遮断することにより、反射また
は吸収して、オリフィス10からのインク吐出のための
圧力を伝達または遮断してインク吐出の制御を行ない、
記録に必要なインク滴を吐出させる。
【0020】また、ピエゾ振動子および共通インク圧力
室は図1のように全インク室に対し1個の場合と、イン
ク室群ごとに複数個とする場合がある。
室は図1のように全インク室に対し1個の場合と、イン
ク室群ごとに複数個とする場合がある。
【0021】本発明はオリフィスが多数の場合特に効果
を発揮するものであるから、実施形態の説明としてはオ
リフィスが複数の場合について説明しているが、本発明
の実施形態としてはオリフィスが1個の場合もあり得
る。
を発揮するものであるから、実施形態の説明としてはオ
リフィスが複数の場合について説明しているが、本発明
の実施形態としてはオリフィスが1個の場合もあり得
る。
【0022】図3はピエゾ振動子を分割し複数のピエゾ
振動子31−1,31−1,…を設けた例の一部切欠き
斜視図である。インク吐出を行なわせるインク室に最も
近いピエゾ振動子31−1を振動させることにより、駆
動回路を簡略化し電力消費を減少できる。分割されたE
R流体室5−1,5−1,…は各インク室に対応して各
1個が設けられている。
振動子31−1,31−1,…を設けた例の一部切欠き
斜視図である。インク吐出を行なわせるインク室に最も
近いピエゾ振動子31−1を振動させることにより、駆
動回路を簡略化し電力消費を減少できる。分割されたE
R流体室5−1,5−1,…は各インク室に対応して各
1個が設けられている。
【0023】図4はピエゾ振動子および共通インク圧力
室を分割した例の一部切欠き斜視図である。インク室隔
壁4のうち一部のインク室隔壁4−1を第2のフィルタ
突起23まで延長し、共通インク圧力室24を分割し、
分割した共通インク圧力室24−1,24−1,…を形
成する。ER流体室5−1は各インク室に対し各1個が
設けられている。
室を分割した例の一部切欠き斜視図である。インク室隔
壁4のうち一部のインク室隔壁4−1を第2のフィルタ
突起23まで延長し、共通インク圧力室24を分割し、
分割した共通インク圧力室24−1,24−1,…を形
成する。ER流体室5−1は各インク室に対し各1個が
設けられている。
【0024】前述の図1,3,4の実施の形態では、E
R流体30は蓋2に設けられたER流体室5または5−
1の中に収容され、大気とは膜29を介して隣接し、イ
ンク室21とは膜28を介して隣接し、それらの空間内
に密閉されている。このようにすることにより、ER流
体系を他の系から独立して単独で作製し取扱うことが可
能となり、他の系とのアセンブリも容易になる。
R流体30は蓋2に設けられたER流体室5または5−
1の中に収容され、大気とは膜29を介して隣接し、イ
ンク室21とは膜28を介して隣接し、それらの空間内
に密閉されている。このようにすることにより、ER流
体系を他の系から独立して単独で作製し取扱うことが可
能となり、他の系とのアセンブリも容易になる。
【0025】図5はER流体室の他の実施形態の例の略
断面図である。図2(a)に対応し動作も同様である。
前述の図2の実施形態では、ER流体室5の左右の壁面
は蓋2の一部であるから金属またはプラスチック等の剛
体であるが、上下の膜28,29はポリプロピレン等の
弾性膜で構成されていた。本実施形態では上方の膜の代
わりに、たとえば蓋2の一部のような硬い物質により大
気との境界を形成し、その壁面とER流体30の表面と
の間に気室37を設け、この気室37内の空気により圧
力波を吸収させる。ER流体室5は、インク側以外の面
は剛体による密閉室になっているから、ここにER流体
30と空気を注入することにより、上方から不測の圧力
を加えられることはないから、気室37内の空気により
圧力波を吸収させ効果が安定する。
断面図である。図2(a)に対応し動作も同様である。
前述の図2の実施形態では、ER流体室5の左右の壁面
は蓋2の一部であるから金属またはプラスチック等の剛
体であるが、上下の膜28,29はポリプロピレン等の
弾性膜で構成されていた。本実施形態では上方の膜の代
わりに、たとえば蓋2の一部のような硬い物質により大
気との境界を形成し、その壁面とER流体30の表面と
の間に気室37を設け、この気室37内の空気により圧
力波を吸収させる。ER流体室5は、インク側以外の面
は剛体による密閉室になっているから、ここにER流体
30と空気を注入することにより、上方から不測の圧力
を加えられることはないから、気室37内の空気により
圧力波を吸収させ効果が安定する。
【0026】図6はER流体室の他の実施形態の例の略
断面図である。図2(a)に対応し動作も同様である。
図2と異なるところは、ER流体室5の上部には気室3
7が設けられ、その上部は膜29で封止され、さらにそ
の上方に剛体39が設けられていることである。膜2
9,剛体39を別に取付けることにより図5の場合より
組立が容易になる。上部の膜29は省略できる。
断面図である。図2(a)に対応し動作も同様である。
図2と異なるところは、ER流体室5の上部には気室3
7が設けられ、その上部は膜29で封止され、さらにそ
の上方に剛体39が設けられていることである。膜2
9,剛体39を別に取付けることにより図5の場合より
組立が容易になる。上部の膜29は省略できる。
【0027】図7はER流体室の他の実施形態の略断面
図である。これは図2(a)に対応し動作も同様であ
る。図2と異なるところは、ER流体室5の上方の壁面
は蓋2の一部になっており、ER流体30と壁面との間
には発泡スポンジのような圧力吸収部材38が介在して
いることである。圧力吸収部材38は図5または図6の
気室内の空気の代わりとなるものである。インク吐出を
行なわないとき圧力吸収部材38により圧力波を吸収す
る。
図である。これは図2(a)に対応し動作も同様であ
る。図2と異なるところは、ER流体室5の上方の壁面
は蓋2の一部になっており、ER流体30と壁面との間
には発泡スポンジのような圧力吸収部材38が介在して
いることである。圧力吸収部材38は図5または図6の
気室内の空気の代わりとなるものである。インク吐出を
行なわないとき圧力吸収部材38により圧力波を吸収す
る。
【0028】図8はER流体室の他の実施形態の略断面
図である。これも図2(a)に対応し動作も同様であ
る。図2と異なるところは、図2のER流体室5の上部
の膜29の代わりに、たとえばスポンジゴムのような圧
力吸収部材38を用いたことである。圧力吸収部材38
を大気とER流体30との間に介在させることにより、
圧力波の吸収の程度を調節できる。
図である。これも図2(a)に対応し動作も同様であ
る。図2と異なるところは、図2のER流体室5の上部
の膜29の代わりに、たとえばスポンジゴムのような圧
力吸収部材38を用いたことである。圧力吸収部材38
を大気とER流体30との間に介在させることにより、
圧力波の吸収の程度を調節できる。
【0029】図9はさらに他のER流体室の実施形態の
例の略断面図である。これも図2(a)に対応し動作も
同様である。図2と異なるところは、膜29とER流体
30との間に圧力吸収部材38を介在させ、膜29の表
面を剛体39で覆ったことである。図6の気室の代わり
に圧力吸収部材38を用いたことになる。膜29を省略
することもできる。
例の略断面図である。これも図2(a)に対応し動作も
同様である。図2と異なるところは、膜29とER流体
30との間に圧力吸収部材38を介在させ、膜29の表
面を剛体39で覆ったことである。図6の気室の代わり
に圧力吸収部材38を用いたことになる。膜29を省略
することもできる。
【0030】図10はER流体室5−1,5−1,…を
各インク室21,21,…にそれぞれ個々に対応して設
け、分割した共通インク圧力室24−1,24−1,…
を設け、圧力発生手段として電気熱変換体35,35,
…によりバブルを発生させるようにした例の一部の切欠
き斜視図である。ER流体室5−1を各インク室に個々
に対応して設けることにより、ER流体を効果的に動作
させインク吐出効果を高める。また各ユニットの取扱い
が容易で構造が簡単であるから製造が容易になる。
各インク室21,21,…にそれぞれ個々に対応して設
け、分割した共通インク圧力室24−1,24−1,…
を設け、圧力発生手段として電気熱変換体35,35,
…によりバブルを発生させるようにした例の一部の切欠
き斜視図である。ER流体室5−1を各インク室に個々
に対応して設けることにより、ER流体を効果的に動作
させインク吐出効果を高める。また各ユニットの取扱い
が容易で構造が簡単であるから製造が容易になる。
【0031】前述の図1においては、ER流体室を全イ
ンク室に対して1個とし、図3,4,9,10において
は個々のインク室に対しそれぞれER流体室を1個ずつ
設けた例を示しているが、図11に示すように複数のイ
ンク室ごとにER流体室5−2,5−2,…を設けるこ
とができる。
ンク室に対して1個とし、図3,4,9,10において
は個々のインク室に対しそれぞれER流体室を1個ずつ
設けた例を示しているが、図11に示すように複数のイ
ンク室ごとにER流体室5−2,5−2,…を設けるこ
とができる。
【0032】前述のピエゾ振動子を利用した実施形態
は、すべてピエゾ振動子を蓋の上面に接着し、蓋とのバ
イモルフ現象を利用した例について述べたが、ピエゾ振
動子の一端を蓋に固定し、他端の伸縮を利用し圧力を発
生させる方法もある。図12はその一例の一部切欠き斜
視図である。ピエゾ振動子以外の部分は図4と同様であ
る。図12においてピエゾ振動子31−2はその一端を
蓋2に固定されている。断面L字状の腕50はその一端
をピエゾ振動子31−2の他端に固定され、腕50の他
端は蓋2に固定される。ピエゾ振動子31−2に電圧を
印加するとこれは伸縮し、これに応じて蓋50は蓋2の
壁面を変形させ圧力を発生する。
は、すべてピエゾ振動子を蓋の上面に接着し、蓋とのバ
イモルフ現象を利用した例について述べたが、ピエゾ振
動子の一端を蓋に固定し、他端の伸縮を利用し圧力を発
生させる方法もある。図12はその一例の一部切欠き斜
視図である。ピエゾ振動子以外の部分は図4と同様であ
る。図12においてピエゾ振動子31−2はその一端を
蓋2に固定されている。断面L字状の腕50はその一端
をピエゾ振動子31−2の他端に固定され、腕50の他
端は蓋2に固定される。ピエゾ振動子31−2に電圧を
印加するとこれは伸縮し、これに応じて蓋50は蓋2の
壁面を変形させ圧力を発生する。
【0033】前述の図1〜12の実施形態においては、
共通インク圧力室のインクに圧力をかけ、これに連通す
る各インク室の圧力をこれに隣接するER流体室のER
流体の粘性を調節することにより反射または吸収させ
て、インク滴の吐出を制御していた。共通インク圧力室
のインクに圧力をかける代わりにER流体に圧力をか
け、これによってインクの吐出を制御することもでき
る。
共通インク圧力室のインクに圧力をかけ、これに連通す
る各インク室の圧力をこれに隣接するER流体室のER
流体の粘性を調節することにより反射または吸収させ
て、インク滴の吐出を制御していた。共通インク圧力室
のインクに圧力をかける代わりにER流体に圧力をか
け、これによってインクの吐出を制御することもでき
る。
【0034】図13はER流体に圧力をかけるようにし
た実施形態の一例の一部切欠き斜視図である。図1と比
較し、図13の本体1は共通インク圧力室が省略され、
共通インク供給路25が直接各インク室21と連通して
いる。その他は同様である。蓋2は図1と大きく異なっ
ている。蓋2の表面には共通のピエゾ振動子31が設け
られ、その下方には、この例では、インクジェットヘッ
ドのほぼ全幅にわたりER流体圧力室6が設けられてい
る。ER流体圧力室6の壁面の大部分は蓋2の内壁が使
用されている。各インク室21の上方に沿って櫛の歯状
に分岐されたER流体圧力室6−1,6−1,…が設け
られている。分岐されたER流体圧力室6−1,6−
1,…の先端は圧力伝達室6−2,6−2,…とされ、
その下方は膜47を介してインク室21のインクと接し
てインクに圧力を伝達し、その上方は膜48を介して大
気に圧力を逃がして圧力を吸収するようになっている。
ER流体30は圧力伝達室6−2の壁面に設けた電極4
4とこれに対向する電極45および46(これらの電極
の作用については図14によって後述される)に電圧を
印加することにより、各インク室に対応する圧力伝達室
6−2の内部のER流体の粘度を変化させることができ
る。各インク室21と共通インク供給路25との間に設
けられたフィルタ突起22とインク室隔壁4との間に形
成されるフィルタの管路は細く流体抵抗(流路抵抗)が
大きい。インク室21内で発生した圧力波が共通インク
供給路25側に逃げてしまわず、かつ共通インク供給路
25から各インク室21にインク供給が十分に行なえる
ように構成されている。膜47に関しては図1の膜28
と同様に圧力波伝達による影響がなく、化学的に安定の
膜が使用される。
た実施形態の一例の一部切欠き斜視図である。図1と比
較し、図13の本体1は共通インク圧力室が省略され、
共通インク供給路25が直接各インク室21と連通して
いる。その他は同様である。蓋2は図1と大きく異なっ
ている。蓋2の表面には共通のピエゾ振動子31が設け
られ、その下方には、この例では、インクジェットヘッ
ドのほぼ全幅にわたりER流体圧力室6が設けられてい
る。ER流体圧力室6の壁面の大部分は蓋2の内壁が使
用されている。各インク室21の上方に沿って櫛の歯状
に分岐されたER流体圧力室6−1,6−1,…が設け
られている。分岐されたER流体圧力室6−1,6−
1,…の先端は圧力伝達室6−2,6−2,…とされ、
その下方は膜47を介してインク室21のインクと接し
てインクに圧力を伝達し、その上方は膜48を介して大
気に圧力を逃がして圧力を吸収するようになっている。
ER流体30は圧力伝達室6−2の壁面に設けた電極4
4とこれに対向する電極45および46(これらの電極
の作用については図14によって後述される)に電圧を
印加することにより、各インク室に対応する圧力伝達室
6−2の内部のER流体の粘度を変化させることができ
る。各インク室21と共通インク供給路25との間に設
けられたフィルタ突起22とインク室隔壁4との間に形
成されるフィルタの管路は細く流体抵抗(流路抵抗)が
大きい。インク室21内で発生した圧力波が共通インク
供給路25側に逃げてしまわず、かつ共通インク供給路
25から各インク室21にインク供給が十分に行なえる
ように構成されている。膜47に関しては図1の膜28
と同様に圧力波伝達による影響がなく、化学的に安定の
膜が使用される。
【0035】以上のような構成であるから、ピエゾ振動
子31によりER流体圧力室6に発生される圧力波は、
各圧力伝達室6−2に伝達され、圧力伝達室6の電極4
4およびこれに対向する電極45,46に電圧を印加す
ると、その部分のER流体の粘度が増加し、これに対応
するインク室21のインクに圧力が伝えられ、オリフィ
ス10からインクが吐出する。電極に電圧を印加されて
いない圧力伝達室の圧力は上方の膜を介して大気に逃げ
るからインクは吐出しない。本体の構造は簡単になる
が、蓋の構造はやや複雑になる。なおER流体の圧力室
は各インク室に対して1個ずつ設けることができる。
子31によりER流体圧力室6に発生される圧力波は、
各圧力伝達室6−2に伝達され、圧力伝達室6の電極4
4およびこれに対向する電極45,46に電圧を印加す
ると、その部分のER流体の粘度が増加し、これに対応
するインク室21のインクに圧力が伝えられ、オリフィ
ス10からインクが吐出する。電極に電圧を印加されて
いない圧力伝達室の圧力は上方の膜を介して大気に逃げ
るからインクは吐出しない。本体の構造は簡単になる
が、蓋の構造はやや複雑になる。なおER流体の圧力室
は各インク室に対して1個ずつ設けることができる。
【0036】図14は図13の装置の動作原理の説明図
であって、図13のインク室のインク通路に沿った非動
作時の略断面図である。図2(a)に対応するものであ
る。
であって、図13のインク室のインク通路に沿った非動
作時の略断面図である。図2(a)に対応するものであ
る。
【0037】ER流体圧力室6では記録するべき時間
中、ピエゾ振動子31によりその駆動周波数で常時圧力
発生がなされており、その圧力波はER流体30を介し
て伝達されるが、電極44と電極45,46によるER
流体30への粘度制御により、圧力波をインク室21に
伝達しインク吐出を行なうか、インク室21に伝達せず
大気に逃がしインク吐出は行なわないかを決定する。
中、ピエゾ振動子31によりその駆動周波数で常時圧力
発生がなされており、その圧力波はER流体30を介し
て伝達されるが、電極44と電極45,46によるER
流体30への粘度制御により、圧力波をインク室21に
伝達しインク吐出を行なうか、インク室21に伝達せず
大気に逃がしインク吐出は行なわないかを決定する。
【0038】まず、電極44,45間に通電し、電極4
4,46間に通電しないと、インク室21に隣接する部
分の圧力伝達室6−2内のER流体30の粘度が高くな
るが、膜48を介して大気側に隣接するER流体30の
粘度はそのまま低粘度のため、圧力波はインク室21に
伝達されず大気に逃げてしまう。
4,46間に通電しないと、インク室21に隣接する部
分の圧力伝達室6−2内のER流体30の粘度が高くな
るが、膜48を介して大気側に隣接するER流体30の
粘度はそのまま低粘度のため、圧力波はインク室21に
伝達されず大気に逃げてしまう。
【0039】電極44,45間に通電せず、電極44,
46間に通電すると、大気に通じる部分のER流体30
の粘度が高くなり、インク室21に通じる部分のER流
体30の粘度はそのままの低粘度のため、圧力波はイン
ク室21に伝達されインク吐出が行なわれる。
46間に通電すると、大気に通じる部分のER流体30
の粘度が高くなり、インク室21に通じる部分のER流
体30の粘度はそのままの低粘度のため、圧力波はイン
ク室21に伝達されインク吐出が行なわれる。
【0040】つまり、ER流体圧力室6で発生し伝達さ
れてきた圧力波を電極44,45と電極44,46への
通電の有無によりインク室21へ圧力波の伝達を決定づ
け、インクの吐出制御を行なっている。
れてきた圧力波を電極44,45と電極44,46への
通電の有無によりインク室21へ圧力波の伝達を決定づ
け、インクの吐出制御を行なっている。
【0041】電極44,45と電極44,46への通電
がどちらか一方なのは、インク室21への圧力の伝達、
遮断の割合が必要吐出チャンネル数の変化により、ER
流体圧力室6より見たときの負荷状態の変化を防ぐため
で、負荷としては一方の電極が通電し他方が通電しない
ときでも、負荷は同じに構成されている。実際にはイン
ク室21のインクに圧力波を伝えながら動く膜47に比
べ、膜48が大気開放により動きやすく構成されている
ため、下記対応を行ない膜48の動きを拘束し同一の負
荷となるようにしている。
がどちらか一方なのは、インク室21への圧力の伝達、
遮断の割合が必要吐出チャンネル数の変化により、ER
流体圧力室6より見たときの負荷状態の変化を防ぐため
で、負荷としては一方の電極が通電し他方が通電しない
ときでも、負荷は同じに構成されている。実際にはイン
ク室21のインクに圧力波を伝えながら動く膜47に比
べ、膜48が大気開放により動きやすく構成されている
ため、下記対応を行ない膜48の動きを拘束し同一の負
荷となるようにしている。
【0042】(1) 膜48の面積を膜47より小さく
する。 (2) 膜48の膜厚を膜47より厚くする。
する。 (2) 膜48の膜厚を膜47より厚くする。
【0043】(3) 膜47と膜48の面積,膜厚は同
じでも、面積/膜の外周(拘束部分)の比を小さくす
る。
じでも、面積/膜の外周(拘束部分)の比を小さくす
る。
【0044】また、ER流体圧力室6から圧力伝達室6
−2に至る分岐されたER流体室6−1の管路を細くし
流体抵抗を高くすることにより、圧力伝達室6−2から
の圧力波がインク室21に伝達しやすくする。
−2に至る分岐されたER流体室6−1の管路を細くし
流体抵抗を高くすることにより、圧力伝達室6−2から
の圧力波がインク室21に伝達しやすくする。
【0045】図15は図13の方式の他の実施形態の一
例の一部切欠き斜視図である。図13と異なるところ
は、複数のインク室に対応する分割されたピエゾ振動子
31−1,31−1,…を有することである。
例の一部切欠き斜視図である。図13と異なるところ
は、複数のインク室に対応する分割されたピエゾ振動子
31−1,31−1,…を有することである。
【0046】図16は図13の方式のさらに他の実施形
態で、分割されたピエゾ振動子31−1,31−1,…
にそれぞれ対応するように分割された複数の圧力伝達室
に対応するER流体圧力室6−3,6−3,…を有す
る。図3,図4について述べたと同様に駆動回路が簡略
化される。
態で、分割されたピエゾ振動子31−1,31−1,…
にそれぞれ対応するように分割された複数の圧力伝達室
に対応するER流体圧力室6−3,6−3,…を有す
る。図3,図4について述べたと同様に駆動回路が簡略
化される。
【0047】次にER流体そのものに圧力を加えるよう
にした実施形態における圧力伝達室の各種形態の例につ
いて述べる。
にした実施形態における圧力伝達室の各種形態の例につ
いて述べる。
【0048】図17はその一例の略断面図であって、こ
れは気室を設けてインクに圧力をかけるようにした図5
に対応するものである。圧力伝達室6−2の上部は蓋2
の内壁となっており、ER流体30の上方には気室53
が設けられている。図13,14の場合は圧力伝達室6
−2の上部は膜48で封止され、これによって圧力を逃
がして吸収していたが、図16の場合は圧力伝達室6−
2の気室53の内部の空気により圧力波を吸収させてい
る。
れは気室を設けてインクに圧力をかけるようにした図5
に対応するものである。圧力伝達室6−2の上部は蓋2
の内壁となっており、ER流体30の上方には気室53
が設けられている。図13,14の場合は圧力伝達室6
−2の上部は膜48で封止され、これによって圧力を逃
がして吸収していたが、図16の場合は圧力伝達室6−
2の気室53の内部の空気により圧力波を吸収させてい
る。
【0049】図18は圧力伝達室の他の実施形態の略断
面図である。共通インク圧力室のインクに圧力をかける
方式の図6に対応するものである。圧力伝達室6−2の
大気側は剛体39で覆われ、その下面に膜48を介して
気室53がER流体30との間に設けられている。その
動作は図17と同様であるが、インク吐出を行なわない
とき気室53内の空気により圧力波を吸収する。剛体3
9の材質を適当に選択することにより膜48を省略でき
る。
面図である。共通インク圧力室のインクに圧力をかける
方式の図6に対応するものである。圧力伝達室6−2の
大気側は剛体39で覆われ、その下面に膜48を介して
気室53がER流体30との間に設けられている。その
動作は図17と同様であるが、インク吐出を行なわない
とき気室53内の空気により圧力波を吸収する。剛体3
9の材質を適当に選択することにより膜48を省略でき
る。
【0050】図19は圧力伝達室の他の実施形態の一例
の略断面図である。図7に対応する。圧力伝達室6−2
の上部は膜の代わりに蓋2の壁面で封止され、ER流体
30と蓋の壁面との間には圧力吸収部材38が設けられ
ており、これによってインク吐出を行なわないときの圧
力波の吸収を行なう。その動作は図17と同様である。
の略断面図である。図7に対応する。圧力伝達室6−2
の上部は膜の代わりに蓋2の壁面で封止され、ER流体
30と蓋の壁面との間には圧力吸収部材38が設けられ
ており、これによってインク吐出を行なわないときの圧
力波の吸収を行なう。その動作は図17と同様である。
【0051】図20は圧力伝達室のさらに他の実施形態
の一例の略断面図である。図9に対応する。図19と異
なるところは圧力伝達室6−2の上部の壁面の代わりに
他の剛体39を用いER流体30の液面との間に膜48
および圧力吸収部材38が介在していることである。な
お膜48は省略できる。その動作は図17と同様であ
る。
の一例の略断面図である。図9に対応する。図19と異
なるところは圧力伝達室6−2の上部の壁面の代わりに
他の剛体39を用いER流体30の液面との間に膜48
および圧力吸収部材38が介在していることである。な
お膜48は省略できる。その動作は図17と同様であ
る。
【0052】図21はER流体圧力室6−4,6−4,
…を各インク室に対し1個ずつ設けた例の一部切欠き斜
視図である。たとえば図3に対応する。圧力波源がピエ
ゾ振動子31の代わりに電気熱変換体35−1が複数の
ER流体圧力室6−4,6−4,…に対して1個ずつ設
けられている。その動作は図17と同様であるが、駆動
エネルギーを減少できる。インク吐出効率も向上でき
る。
…を各インク室に対し1個ずつ設けた例の一部切欠き斜
視図である。たとえば図3に対応する。圧力波源がピエ
ゾ振動子31の代わりに電気熱変換体35−1が複数の
ER流体圧力室6−4,6−4,…に対して1個ずつ設
けられている。その動作は図17と同様であるが、駆動
エネルギーを減少できる。インク吐出効率も向上でき
る。
【0053】図22はER流体圧力室6−4,6−4,
…を各インク室に対し1個ずつ設けた他の例の一部切欠
き斜視図である。圧力発生源としてピエゾ振動子30−
1,30−1,…が複数のER流体圧力室6−4に対し
1個ずつ設けられている。図22の場合は、図13,1
5,16,21の場合と異なり、フィルタ突起22,2
3の間に共通インク室36が設けられている。共通イン
ク室36はインク室隔壁4−1で隣の共通インク室と隔
離されている。図4の構造と類似する。この場合、ER
流体圧力室6−4を個々に設ける代わりに、図16に示
すように複数の圧力伝達室6−2,6−2,…に対して
共通のER流体圧力室6−3を設けることもできる。
…を各インク室に対し1個ずつ設けた他の例の一部切欠
き斜視図である。圧力発生源としてピエゾ振動子30−
1,30−1,…が複数のER流体圧力室6−4に対し
1個ずつ設けられている。図22の場合は、図13,1
5,16,21の場合と異なり、フィルタ突起22,2
3の間に共通インク室36が設けられている。共通イン
ク室36はインク室隔壁4−1で隣の共通インク室と隔
離されている。図4の構造と類似する。この場合、ER
流体圧力室6−4を個々に設ける代わりに、図16に示
すように複数の圧力伝達室6−2,6−2,…に対して
共通のER流体圧力室6−3を設けることもできる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ER流体
と記録液を別々に分離して使用しているから、ER流体
としての特性と記録液としての特性を有効に利用できる
効果があり、従来のように両者を混合した場合のよう
に、記録液特性の不安定による目詰まりが発生しない。
また、記録液の分散性劣化による沈澱,目詰まりが発生
しにくくなる。さらに記録液への電圧印加による電極へ
の着色剤の付着の発生を防止できる。ER流体自身を消
耗しないから、両者を混合した記録液を使用する場合に
比し、低価格のインクジェットプリンタが製作できる。
と記録液を別々に分離して使用しているから、ER流体
としての特性と記録液としての特性を有効に利用できる
効果があり、従来のように両者を混合した場合のよう
に、記録液特性の不安定による目詰まりが発生しない。
また、記録液の分散性劣化による沈澱,目詰まりが発生
しにくくなる。さらに記録液への電圧印加による電極へ
の着色剤の付着の発生を防止できる。ER流体自身を消
耗しないから、両者を混合した記録液を使用する場合に
比し、低価格のインクジェットプリンタが製作できる。
【0055】また圧力発生源を少なくできるから、イン
ク吐出のオリフィスを多数備えた記録ヘッドのマルチ化
や高密度配列に有効である。
ク吐出のオリフィスを多数備えた記録ヘッドのマルチ化
や高密度配列に有効である。
【図1】本発明の一実施形態の一部切欠き斜視図であ
る。
る。
【図2】(a)、(b)はそれぞれ本発明の非動作時お
よび動作時の説明図である。
よび動作時の説明図である。
【図3】本発明の他の実施形態の一例の一部切欠き斜視
図である。
図である。
【図4】本発明の他の実施形態の一例の一部切欠き斜視
図である。
図である。
【図5】ER流体室の一実施形態の略断面図である。
【図6】ER流体室の他の実施形態の一例の略断面図で
ある。
ある。
【図7】ER流体室の他の実施形態の一例の略断面図で
ある。
ある。
【図8】ER流体室の他の実施形態の一例の略断面図で
ある。
ある。
【図9】ER流体室の他の実施形態の一例の略断面図で
ある。
ある。
【図10】本発明の他の実施形態の一例の一部切欠き斜
視図である。
視図である。
【図11】本発明の他の実施形態の一例の一部切欠き斜
視図である。
視図である。
【図12】本発明の他の実施形態の一例の一部切欠き斜
視図である。
視図である。
【図13】本発明のさらに他の実施形態の一部切欠き斜
視図である。
視図である。
【図14】圧力伝達室の一実施形態の一例の略断面図で
ある。
ある。
【図15】本発明のさらに他の実施形態の一例の略断面
図である。
図である。
【図16】本発明のさらに他の実施形態の一例の略断面
図である。
図である。
【図17】圧力伝達室の一実施形態の一例の略断面図で
ある。
ある。
【図18】圧力伝達室の他の実施形態の一例の略断面図
である。
である。
【図19】圧力伝達室の他の実施形態の一例の略断面図
である。
である。
【図20】圧力伝達室の他の実施形態の一例の略断面図
である。
である。
【図21】本発明のさらに他の実施形態の一例の一部切
欠き斜視図である。
欠き斜視図である。
【図22】本発明のさらに他の実施形態の一例の一部切
欠き斜視図である。
欠き斜視図である。
3 インクジェットヘッド 4 インク室隔壁 5 ER流体室 6 ER流体圧力室 10 オリフィス 21 インク室 24 共通インク圧力室 25 共通インク供給路 26,27,24,45,46 電極 28,29,47,48 膜 30 ER流体 31 ピエゾ振動子 35 電気熱変換体 37,53 気室 38 圧力吸収部材 39 剛体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−62294(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/045 B41J 2/01
Claims (8)
- 【請求項1】 インク吐出のためのオリフィスを有する
インク室と、圧力発生手段により加圧されインク室にイ
ンクを供給するインク圧力室と、インク圧力室にインク
を供給するインク供給路と、インク室の側壁の一部に弾
性膜を介して接して設けた電気粘性流体を封止しかつこ
れに加えられた圧力を吸収する手段を備えた電気粘性流
体室と、インク室に対応する部分の電気粘性流体の粘度
を変化させるように電気粘性流体室の側壁に設けた電極
とを備え、電極に印加される印字情報信号により電気粘
性流体の粘度を変化させ、インク圧力室で発生した圧力
波を反射もしくは吸収させることにより、オリフィスか
らインク滴の吐出を制御することを特徴とするインクジ
ェットヘッド。 - 【請求項2】 複数のインク室と、複数のインク室にイ
ンクを供給する共通インク圧力室と、共通インク圧力室
にインクを供給する共通インク供給路を有することを特
徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。 - 【請求項3】 電気粘性流体室は複数のインク室にまた
がって設けられ、電極は各インク室に対応するように設
けられていることを特徴とする請求項1または2記載の
インクジェットヘッド。 - 【請求項4】 電気粘性流体室のインク室と接しない側
の一部は膜で封止されており、圧力を大気側へ逃がすこ
とができるようにされていることを特徴とする請求項
1,2または3記載のインクジェットヘッド。 - 【請求項5】 電気粘性流体室のインク室と接しない側
に気室を設けて剛体で封止されていることを特徴とする
請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェットヘッ
ド。 - 【請求項6】 共通インク圧力室とインク室との間の流
路抵抗は、共通インク圧力室と共通インク供給路との間
の流路抵抗より小であることを特徴とする請求項1〜5
のいずれかに記載のインクジェットヘッド。 - 【請求項7】 インク吐出のためのオリフィスを有する
インク室と、インク室にインクを供給するインク供給路
と、圧力発生手段により加圧される電気粘性流体を封止
しかつこれに加えられた圧力を吸収する手段を備えた電
気粘性流体圧力室と、電気粘性流体圧力室と連通しイン
ク室の側壁の一部に弾性膜を介して接して設けた圧力伝
達室と、圧力伝達室のインク室に接する側とインク室に
接しない側のそれぞれの電気粘性流体の粘度を変化させ
るように圧力伝達室の側壁に設けた電極とを備え、電極
に印加される印字情報信号により圧力伝達室内の電気粘
性流体の粘度を変化させ電気粘性流体圧力室で発生した
圧力波をインク室に伝達または遮断することにより、オ
リフィスからのインク滴の吐出を制御することを特徴と
するインクジェットヘッド。 - 【請求項8】 複数のインク室と、複数のインク室にイ
ンクを供給する共通インク供給路と、複数のインク室の
それぞれに対応する圧力伝達室を有する共通電気粘性流
体圧力室を有することを特徴とする請求項7記載のイン
クジェットヘッド。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22664995A JP3101187B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | インクジェットヘッド |
DE69601607T DE69601607T2 (de) | 1995-09-04 | 1996-08-30 | Tintenaustragsteuerung in einem Tintenstrahldruckkopf mittels elektroviskoser Flüssigkeit |
EP96113940A EP0760285B1 (en) | 1995-09-04 | 1996-08-30 | Ink jet head utilizing electroviscous fluid for control of ink discharge |
US08/711,946 US5903291A (en) | 1995-09-04 | 1996-09-04 | Ink jet head utilizing electroviscous fluid for control of ink discharge |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22664995A JP3101187B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | インクジェットヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0970975A JPH0970975A (ja) | 1997-03-18 |
JP3101187B2 true JP3101187B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=16848497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22664995A Expired - Fee Related JP3101187B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | インクジェットヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3101187B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6213815B2 (ja) * | 2013-07-12 | 2017-10-18 | 株式会社リコー | 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置 |
-
1995
- 1995-09-04 JP JP22664995A patent/JP3101187B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0970975A (ja) | 1997-03-18 |
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