JP3100910U - 烏賊のスライス片 - Google Patents

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Abstract

【課題】 烏賊肉材から荒皮のみ剥ぎ取り、薄皮をそのまま残すことにより、烏賊肉材の加工費を大幅に削減して、刺し身や寿司ネタ等の商品価格を安くでき、また肉材を極力薄くスライスすることにより柔らかさが飛躍的に増すと共に、薄皮を残すことで食感が良くなり、更に薄皮剥き取り作業の排除によって水分の吸収が極力抑えられて、「水っぽさ」が無くなり、粘度を大幅に高めることが出来る烏賊のスライス片を提供する。
【解決手段】 スライス片6は、最外層部の厚い荒皮を剥ぎ取り、その内側にある薄皮部3を残したままの烏賊の肉材5を1〜3mmの厚さtにスライスして形成される。
【選択図】図2

Description

本考案は、刺し身や寿司ネタあるいはシャブシャブ等として使用される烏賊(イカ)のスライス片に関するものである。
図1の(a) には烏賊を示し、同図の(b) は烏賊の中でも非常に肉が分厚い樽烏賊の胴部をその内蔵物を除去した状態で示す拡大横断面図である。図1の(b) から分かるように、烏賊の肉部1は、その殆どを占める白身部2と、この白身部2の内周部と外周部に夫々形成された薄皮部3と、内周側及び外周側の薄皮部3,3のうち外周側薄皮部3の外側に形成された、厚くて硬い荒皮4とからなるもので、内周側及び外周側の各薄皮部3は、更に内側薄皮部3aと外側薄皮部3bとの二重薄皮部からなる。
従来より、烏賊の刺し身や寿司ネタには、上記樽烏賊の他に紋甲烏賊も使用されるが、そのような烏賊の肉材をスライスするにあたっては、先ず肉部1の最外層部の荒皮4を剥き、更にその内側にある薄皮部3を剥いて、白身部2のみからなる肉材を準備し、而してこの肉材をスライスして刺し身や寿司ネタのスライス片を形成している。
図2の(B)は紋甲烏賊のスライス片16を示す。このスライス片16は、薄皮部3を剥いた、白身部2のみからなる、肉厚Tが5〜20mm、肉幅Wが50〜150mmの紋甲烏賊の肉材15を、厚さtが5〜20mmになるようにスライスしたものである。そして、図3の(B)は樽烏賊のスライス片18を示し、このスライス片18は、上記同様に薄皮部3を剥いた、白身部2のみからなる、肉厚Tが10〜50mm、肉幅Wが50〜150mmの樽烏賊の肉材17を、厚さtが5〜20mmになるようにスライスしたものである。
上記のように烏賊の刺し身や寿司ネタとして、スライス片16,18の厚みtを5〜20mmとするのは、肉材15,17全体が白身部2のみからなる柔らかい物であるので、食する時に独特の歯ごたえを残すために5mm以上の厚みとするのが一般的であり、この時に食する人は適度な歯ごたえを感じ取り、「美味しい」と感じることが多く、20mm以上では口に入れるのに大き過ぎて不適当だからである。
上記のように烏賊の刺し身や寿司ネタ等を作るにあたって、最外層部の厚い荒皮の剥ぎ取り作業は比較的容易であるが、薄皮の剥き取り作業には高度の熟練を要することから、人件費が非常に高くついて、刺し身や寿司等の商品の価格が高騰する要因となっていた。また、薄皮の剥き取り作業は100パーセント手作業によることから、殺菌・洗浄行程を何度も繰り返す場合が多く、そのため加工時間も長くなって、加工中に烏賊肉材が水分を吸い易く、「水っぽく」なり易かった。
本考案は、上記の課題に鑑み、烏賊肉材から荒皮のみ剥ぎ取り、薄皮はそのまま残しておくことにより、烏賊肉材の加工費を大幅に削減して、刺し身や寿司ネタ等の商品価格を安くできるようにし、また肉材を極力薄くスライスすることによって柔らかさが飛躍的に増すと共に、薄皮を残すことで食感が良くなり、更には薄皮剥き取り作業の排除によって水分の吸収が極力抑えられ、それにより「水っぽさ」が無くなって、粘度を大幅に高めることが出来るような烏賊のスライス片を提供することを目的とする。
請求項1に係る考案の烏賊のスライス片6、8は、最外層部の厚い荒皮4を剥ぎ取り、その内側にある薄皮部3を残したままの烏賊の肉材5,7を1〜3mmの厚さtにスライスして形成されることを特徴とする。
この請求項1に係る考案において、スライス片6、8の厚さtを1〜3mmしたのは、厚さtが1mm以下では実際に切断加工(スライス加工)が非常に困難又は不可能であるからであり、またスライス片6、8には白身部2よりも硬い薄皮部3が付いているため、厚さtが1〜3mmと、薄くても、食する人は適度な歯ごたえを感じることが出来るが、3mm以上の厚さtでは歯ごたえが有り過ぎて、返って食感が悪くなるからである。
請求項2は、請求項1に記載の烏賊のスライス片において、烏賊は紋甲烏賊又は樽烏賊からなることを特徴とする。
請求項1に係る考案の烏賊のスライス片は、最外層部の厚い荒皮を剥ぎ取り、その内側にある薄皮部を残したままの烏賊の肉材を1〜3mmの厚さにスライスして形成されるものであって、烏賊の肉材を作るのに、荒皮のみ剥ぎ取ればよいから、烏賊肉材の加工費を大幅に削減出来て、刺し身や寿司ネタ等の商品価格を安くすることが出来る。また薄皮剥き取り作業が排除されるため、水分の吸収が極力抑えられ、それにより従来より問題とされていた「水っぽさ」が無くなって、粘度を大幅に高めることが出来る。また、烏賊の肉材を厚さ1〜3mmと薄くスライスすることによって、柔らかさが飛躍的に増すと共に、薄皮を残すことにより適度な歯ごたえを感じることが出来て、食感が良くなる。
請求項2に係る考案によれば、烏賊が紋甲烏賊又は樽烏賊からなるものの場合には、他の烏賊に比べて、肉材の薄切りが容易となり、スライス片を一層安く提供することが出来る。
図2の(A)は紋甲烏賊の肉材5及びこれをスライスしたスライス片6を示している。このスライス片6は、図1の(B)に示されるような烏賊の肉部1からその最外層部の厚い荒皮4を同図の仮想線で示すようにして剥ぎ取ったものから、片面側のみに薄皮部3が残るような、肉厚Tが5〜20mm、肉幅Wが50〜150mm程度の紋甲烏賊の肉材5を形成し、この矩形体状の紋甲烏賊肉材5を、1〜3mmの厚さtにスライスしたものである。
この紋甲烏賊のスライス片6は、図4の(a) に示すようなスライサー21を使用することによって形成される。このスライサー21は、肉材送りコンベヤ22と、このコンベヤ22上の定位置に着脱可能に装備されたマルチカッター23とからなり、マルチカッター23は、同図の(b) にも示すように、回転軸24に多数の円板カッター25を一定ピッチPで取り付けたもので、回転軸24は、軸受装置により軸架されていると共に、駆動装置によって回転駆動されるようになっている。
このスライサー21は、主として、肉材の肉厚T(図2参照)が30mm以下の場合に使用されるものであって、各円板カッター25の厚さVは例えば1mm、隣合う円板カッター25,25の間隔Sは例えば1mm、そして隣合う円板カッター25,25の先端切刃部間の間隔は2mmである。而して、このスライサー21により紋甲烏賊の肉材5をスライスするには、図4の(a) に示すように、マルチカッター23を同図の矢印方向に回転させながら、肉材送りコンベヤ22の搬送体26上に紋甲烏賊の肉材5を載せて同図の矢印方向に搬送させると、この肉材5はマルチカッター23によりスライスされ、例えば2mmの厚さのスライス片6が一度に多数形成される。この場合、紋甲烏賊の肉材5は、生の状態(又は解凍した状態)でスライスすることができる。
1mmの厚さのスライス片6を形成する場合は、隣合う円板カッター25,25の先端切刃部間の間隔が1mmに設定されたマルチカッター23を使用すればよく、また3mmの厚さのスライス片6を形成する場合は、隣合う円板カッター25,25の先端切刃部間の間隔が3mmに設定されたマルチカッター23を使用すればよい。尚、このスライサー21では、1mm以下の厚さにはスライスすることが出来ない。
図3の(A)には樽烏賊の肉材7及びこれをスライスしたスライス片8を示している。このスライス片8も、図1の(B)に示される樽烏賊の肉部1からその最外層部の厚い荒皮4を同図の仮想線で示すようにして剥ぎ取ったものから、片面側のみに薄皮部3が残るような、肉厚Tが10〜50mm、肉幅Wが50〜150mm程度の樽烏賊の肉材7を形成し、この矩形体状の樽烏賊肉材7を1〜3mmの厚さtにスライスしたものである。
この樽烏賊のスライス片8は、図5に示すようなスライサー31を使用することによって形成される。このスライサー31は、肉材送り装置32の所定位置に設けてある切断部CPにて肉材5,7を切断する三枚の回転刃33を備えたカッター34からなるもので、肉材送り装置32によって樽烏賊の肉材7を所定の速度で図中の矢印方向に送りながら、切断部CPでカッター34の一枚の回転刃33によって肉材7を1〜3mmの所定厚さにスライスするようになっている。このスライサー31では、肉材7は生(又は解凍)の状態では薄く切ることが難しいので、冷凍又は半解凍の状態で切るのが良い。
以上説明したような実施形態の説明において、スライス片6、8の厚さtを1〜3mmしたのは、厚さt1mm以下では、実際に切断加工(スライス加工)が非常に困難であるか又は不可能であるからである。また、スライス片6、8には白身部2よりも硬い薄皮部3が付いていることから、スライス片6、8の厚さtが、従来の厚さ5〜20mmに比べて、1〜3mmと薄くても、食する人は十分に歯ごたえを感じることが出来るけれども、3mm以上の厚さでは歯ごたえが有り過ぎて、返って食感が悪くなるからである。
図6には、図2 の(A)に示すようなスライス幅の狭い紋甲烏賊のスライス片6、及び図3の(A)に示すようなスライス幅の広い樽烏賊のスライス片8とを夫々刺身として、皿10に盛り付け下した状態を示している。この図6において、11は刺身用ケン、12はワサビを示す。
また、上述の実施形態では、刺し身や寿司ネタとしてのスライス片6,8についてのみ説明したが、本考案のスライス片は、シャブシャブ用としても好適である。また、烏賊として紋甲烏賊及び樽烏賊以外の烏賊も使用出来ることは勿論である。
図1の(a) には烏賊を示し、同図の(b) は烏賊の中でも非常に肉が分厚い樽烏賊の胴部をその内蔵物を除去した状態で示す拡大横断面図である。 (A)は本考案に係る紋甲烏賊スライス片を示す斜視図であり、(B)は従来の紋甲烏賊スライス片を示す斜視図である。 (A)は本考案に係る樽烏賊スライス片を示す斜視図であり、(B)は従来の樽烏賊スライス片を示す斜視図である。 (a) はスライサーを示す斜視図、(b) は同スライサーにおけるマルチカッターの一部拡大正面図である。 他のスライサーを示す斜視図である。 烏賊のスライス片を刺身として皿に盛り付けた状態の斜視図である。
符号の説明
1 烏賊の肉部
2 白身部
3 薄皮部
4 荒皮
5,7 肉材
6,8 スライス片

Claims (2)

  1. 最外層部の厚い荒皮を剥ぎ取り、その内側にある薄皮を残したままの烏賊の肉材を1〜3mmの厚さにスライスして形成される烏賊のスライス片。
  2. 烏賊は紋甲烏賊又は樽烏賊からなる請求項1に記載の烏賊のスライス片。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018147356A1 (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 渡辺 絢子 寿司及びその製造方法

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